JPH04326476A - 図形作成装置 - Google Patents

図形作成装置

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JPH04326476A
JPH04326476A JP9711191A JP9711191A JPH04326476A JP H04326476 A JPH04326476 A JP H04326476A JP 9711191 A JP9711191 A JP 9711191A JP 9711191 A JP9711191 A JP 9711191A JP H04326476 A JPH04326476 A JP H04326476A
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JP
Japan
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data
intersection
road
line
crossing
Prior art date
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Pending
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JP9711191A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Fujita
安彦 藤田
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばワードプロセ
ッサの1機能として搭載され、地図等の図形を作成する
際に利用される図形作成装置に係り、特に地図上の交差
路(平面および立体)を作成するのに好適な図形作成方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばワードプロセッサを使用し
て地図等を作成する場合には、図形作成機能が利用され
る。
【0003】即ち、ワードプロセッサの動作モードを図
形作成モードに指示設定し、図形作成プログラムを起動
させる。次に、描画すべく所望の図形種類(直線、曲線
、折れ線、円、楕円等)、その図形線の種類・太さ(線
種)等を選択した後、カーソル(例えば十字カーソル)
を移動操作して表示画面上での図形描画範囲(描画開始
位置並びに描画終了位置)を指定する。すると、上記カ
ーソル指示された図形描画範囲に対応して、所望の図形
パターンが表示されることになる。
【0004】このようにして、例えば地図上の道路(道
図形、即ち一定幅を保って相対向する2本の線からなる
幅線図形)は、直線や曲線の図形種類(線図形)を組合
せることにより、また、建物や目印等は、四角,円,楕
円等の他の図形種類を組合せることより描画することが
できる。
【0005】さて、地図上には、複数の道路(道図形)
が同一平面で十字に交差する十字路や、立体的に交差す
る立体交差路がある。従来、このような交差路を持つ道
路、例えば図4(b)に示すような平面で交差する2本
の道路を描画するには、地図作成者(利用者)が交差部
分の形状を意識して、8つの線図形(8本の線分)をそ
れぞれ作成して組合せるのが一般的であった。同様に、
図4(c)または(d)に示すような立体交差する2本
の道路を描画するには、6つの線図形をそれぞれ作成し
て組合せるのが一般的であった。
【0006】この際、線図形の描画開始位置(始点)並
びに描画終了位置(終点)は、利用者のカーソル移動操
作によりドット単位で指定可能である。しかし、所望の
ドット位置を指定することは困難であり、数ドットの範
囲でずれるのが通常である。このため従来は、交差路を
持つ道路(道図形)を描画する場合に、交差部分の頂点
をなすべき線図形の端点(始点または終点)が、その頂
点からずれてしまい、出来上がった地図の見栄えが悪く
なる虞があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来は
、ワードプロセッサ等の持つ図形作成機能により例えば
地図上の交差路を描画するのに、交差路を示す図形を構
成する全ての線図形を、別々に描画しなければならず、
操作が煩雑であった。
【0008】また従来は、交差路を正しく描画するには
、交差部分の頂点位置をドット単位で正しく指定しなけ
ればならないため、作業能率が悪かった。しかも、ドッ
ト単位で正しく位置指定することは至難の技であり、し
たがって見栄えの良い交差路を描画することは困難であ
った。
【0009】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、地図上の十字路や立体交差路で代表され
るような交差部分を有する幅線図形が、簡単な操作によ
り正確に描画できる図形作成装置を提供することにある
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、一定幅を保
って相対向する2本の線からなる幅線図形を示す幅線図
形データを作成する幅線作成手段と、幅線図形データを
記憶するための第1の記憶手段と、この第1の記憶手段
に記憶された各幅線図形データのうち、そのデータの示
す幅線図形が他の幅線図形と交わる幅線図形データを検
索する検索手段と、上記検索された幅線図形データをも
とに、複数の幅線図形が交わる交差部分の交差状態を示
す交差状態データを作成する交差状態データ作成手段と
、上記作成された交差状態データを記憶するための第2
の記憶手段と、第1、第2の記憶手段に記憶された幅線
図形データ、交差状態データをもとに、イメ一ジ編集上
不要な交差部分を持つ幅線図形を検出して、同交差部分
を取除いたイメ一ジ化用線図形を示すイメ一ジ化用線図
形データを作成するイメ一ジ化用線図形データ作成手段
と、任意の交差部分の交差状態の切替えを指定する切替
え指定手段と、この切替え指定手段の指定毎に、指定さ
れた交差部分の交差状態を示す交差状態データを、現交
差状態によって決定される次の交差状態を示すように再
作成する交差状態データ訂正手段と、上記再作成された
交差状態データをもとに、該当するイメ一ジ化用線図形
データを再作成するイメ一ジ化用線図形データ訂正手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、交差部分(交差路)を形
成する複数の幅線図形(道図形)を、利用者がその交差
部分(交差路)を全く意識せずに作成しても、その交差
部分の交差状態を示す交差状態データが交差状態データ
作成手段により自動作成され、この交差状態データおよ
び幅線図形データをもとに、イメ一ジ編集上不要な交差
部分を持つ幅線図形が検出されて、同交差部分を取除い
たイメ一ジ化用線図形を示すイメ一ジ化用線図形データ
が作成されるため、このイメ一ジ化用線図形データをも
とにイメ一ジを生成することにより、例えば同一面で交
差する2つの道路を示す2つの幅線図形(道図形)で形
成される交差路を図4(b)のように正しく描画するこ
とができる。
【0012】しかも、例えばカーソル操作により任意の
交差部分を位置指示し、切替え指定手段により交差状態
切替えを指定すると、指定された交差部分の交差状態を
示す交差状態データが、現交差状態によって決定される
次の交差状態を示すように自動的に再作成される。この
ため、例えば図4(b)の交差状態で切替えを指定した
ならば、その交差状態が例えば図4(c)のような立体
交差に切替わり、再び切替えが指定されると、その交差
状態が図4(d)のような別の立体交差に切替わり(上
下が逆になり)、更に切替えが指定されると、図4(b
)の交差状態に戻るような交差状態の切替え制御が可能
となり、切替え指定だけで所望の交差状態を実現できる
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係る図形作成装
置の構成を示すブロック図である。この図1の構成は、
地図作成・編集用の図形作成装置に実施した場合を示し
たものである。なお、図1の図形作成装置は、専用装置
であっても、文書作成装置やパーソナルコンピュータに
搭載された図形作成機能によって実現されるものであっ
てもよい。
【0014】図1において、1はキーボード、2はキー
ボード制御部である。キーボード1は、利用者のキー操
作を受けて、図形作成・編集等に必要な入力情報をキー
ボード制御部2を介して入力するためのものである。
【0015】キーボード1には、各種文字キー、各種機
能項目の指定や図形編集時の位置または領域(範囲)の
指定等をカーソルを移動により行うための上下左右のカ
ーソルキー等に加えて、文書入力時のかな(読み)から
漢字への変換の指示や次候補処理の実行を指示するため
の[変換/次候補]キー、各種設定の確定を指示するた
めの[選択/実行]キー、各種設定内容の訂正を指示す
るための[訂正]キー、処理の中断や確定前の入力の取
消し等を指示するための[取消し]キー等を含む各種の
ファンクションキーが設けられている。更に、他のキー
との組合せにより各種の機能が実現できる[機能1]キ
ー並びに[機能2]キーと称する特別のファンクション
キーも設けられている。
【0016】3は表示器、例えば液晶表示器(以下、L
CDと称する)、4はLCD制御部である。LCD制御
部4は、後述するデータ表示制御部82の制御のもとで
LCD3の表示制御を行うものである。
【0017】5は地図図形作成・編集処理によって作成
・編集された地図図形データ等を記憶するための制御用
データバッファ、6は表示用データバッファである。表
示用データバッファ6は、制御用データバッファ5の内
容をもとに作成された直線、曲線、円等の基本図形を示
す表示用の地図図形データ(表示用データ)を記憶する
ためのものである。制御用データバッファ5および表示
用データバッファ6は、例えば主記憶を構成するRAM
(図示せず)に設けられる。
【0018】制御用データバッファ5には、一定幅を保
って相対向する2本の線からなる道図形(幅線図形)を
示す道データ(幅線図形データ)を格納するための道デ
ータバッファ部51と、交差点データバッファ部52と
が設けられる。交差点データバッファ部52は、道デー
タバッファ部51に格納されている道図形データの示す
道図形の交差点(交差路)の状態を示す交差状態データ
を格納するためのものである。
【0019】7はキーボード1からキーボード制御部2
を介して入力されるデータに従う地図の作成・編集を司
る地図編集制御部、8は制御用データバッファ5の内容
をもとに、地図表示用のデータを作成して表示イメ一ジ
に展開する編集表示制御部である。地図編集制御部7お
よび編集表示制御部8は、主として、フロッピーディス
ク装置またはハードディスク装置からRAMにローディ
ングされた、或はROMに固定記憶されている地図作成
・編集、表示制御用のプログラムと、同プログラムに従
う処理を行うCPU(いずれも図示せず)によって実現
される機能ブロックである。
【0020】地図編集制御部7は、道データの作成を司
る道作成制御部71と交差点検索部72を持つ。交差点
検索部72は、道作成制御部71によって道データが作
成された際に制御用データバッファ5を参照し、同デー
タの示す道図形(幅線図形)と交わる(重なる)他の道
図形に関する道データまたは交差点データを検索するも
のである。
【0021】地図編集制御部7はまた、交差点データ作
成部73を持つ。この交差点データ作成部73は、交差
点検索部72により道図形データが検索された場合には
、同データと作成された道図形データとをもとに、2つ
の道図形が交わる交差部分の交差状態を示す交差状態デ
ータを作成し、交差点データが検索された場合には、こ
の交差点データと作成された道図形データとをもとに、
この交差点データを新たな交差状態を示すように作成し
直すようになっている。交差点データ作成部73はまた
、キーボード1の操作により、ある交差部分(交差点部
分)の交差状態の訂正(切替え)が指定された場合に、
その交差状態が現交差状態で決まる次の状態に切替わる
ように、制御用データバッファ5内の該当する交差点デ
ータを作成し直すようになっている。
【0022】編集表示制御部8は、制御用データバッフ
ァ5の内容をもとに地図表示用のデータを作成する表示
用データ作成制御部81と、データ表示制御部82を持
つ。データ表示制御部82は、表示用データバッファ6
に格納されている表示用データ(表示用の地図図形デー
タ)をもとに、その図形イメ一ジを生成してLCD制御
部4に出力するようになっている。
【0023】図2(a)は図1に示す制御用データバッ
ファ5内の道データバッファ部51に格納される道デー
タの基本構造を示す。本実施例で適用される道データは
、同データを識別するための例えばデータ作成順を示す
道番号と、対応する道図形を構成する線(線図形)の種
類と太さを示す線種データと、道図形の基準となる基準
線(ここでは中心線)の始点並びに終点の座標(曲線の
場合には更に幾つかの通過点の座標)を示す位置データ
と、道図形の幅(道幅)を示す道幅データとを持つ。 なお図2(a)には、基準線が直線または曲線のいずれ
であるかを示す図形種類データなどは省略されている。
【0024】図2(b)は図2(a)の形式の道データ
により基準線の始点,終点がA,Bで道幅がdである場
合の道図形を示す。図から明らかなように、本実施例で
は、一定幅dを保って相対向する2本の直線(線図形)
a1 b1,a2 b2 からなる道図形が、1本の基
準線ABと幅dによって指定できるものである。
【0025】図3は図1に示す制御用データバッファ5
内の交差点データバッファ部52に格納される交差点デ
ータの基本構造を示す。本実施例で適用される交差点デ
ータは、1つの交差点(交差点部分)を形成する複数の
道図形のうちの2つの道図形同士が交わる(重なる)面
(交差面)についての交差状態を示す面データを、この
複数の道図形の全ての組合せについて持つ。交差点デー
タは更に、面データ数と、この面データ数で示される数
の面データによって決定される、複数の道図形全体の交
差形態を示すための交差形態タイプを持つ。
【0026】上記面データは、対応する交差面(交差領
域)を識別するための面識別子Mijと、面座標(基準
線が直線の例では、平行四辺形の4つの頂点の座標)と
、面属性Zからなる。面識別子Mijのi,jは、対応
する2つの道図形のうちの、それぞれ先に作成された道
図形の道番号,後から作成された道図形の道番号である
。したがって、面識別子Mijをもとに、対応する2つ
の道図形の道データを参照する(取出す)ことができる
【0027】面属性Zは、0,1,2の3種である。Z
=0は2つの道図形が同一平面で交差する十字路交差を
示し、Z=1は先に作成された道図形が上になる立体交
差を示し、Z=2は後から作成された道図形が上になる
立体交差を示す。
【0028】図4は2つの道図形により交差部分が形成
される場合の、面属性Zと交差形態タイプを説明するた
めの図である。まず、図4(a)に示すように、道図形
R1が作成されている状態で、この道図形R1と交差す
る別の道図形R2が作成された場合、両図形R1,R2
が交差する交差面M12が生じ、その部分の交差形態は
、図4(b)〜(d)の3通りをとり得る。
【0029】図4(b)は面M12の面属性Z(これを
、面属性Z(M12)で表現)が「0」の十字路交差を
示すもので、この交差形態タイプをAT0とする。図4
(c)は面属性Z(M12)が「1」の立体交差を示す
もので、この交差形態タイプをAT1とする。図4(d
)は面属性Z(M12)が「2」の立体交差を示すもの
で、この交差形態タイプをAT2とする。このように、
2つの道図形の交差においては、その交差点部分の面デ
ータは1つの交差面のみによって形成され、その面の面
属性Zがそのまま交差形態タイプATiを表わす。
【0030】なお、本実施例では、道図形R1が作成さ
れている状態で、この道図形R1と交差する別の道図形
R2が作成されると、図4(b)に示す十字路交差形態
が一意に決定される。以後、利用者の操作により、その
交差面M12をカーソル指定して交差形態の切替えが要
求される毎に、交差形態タイプ(および面属性)が、図
4(b)→図4(c)→図4(d)→図4(b)→…の
ように、予め定められた順序で順に切替えられる。
【0031】図5は2つの道図形により交差面が形成さ
れている状態で、その交差面と一部が交差する別の道図
形が作成された場合の、面属性Zの決定方式と交差形態
タイプを説明するための図である。
【0032】まず、道図形R1,R2が例えば先の図4
(c)のような交差状態にあるときに、図5(a)に示
すようにその交差面M12と一部が交差する別の道図形
R3が作成された場合、道図形R1〜R3により形成さ
れる交差面は、M12の他に、新たにM13,M23の
2つが生じる。ここで、3つの交差面M12,M13,
M23が相互に交わっているとき(即ち共通の重なり部
分を持つ場合)、交差面M12,M13,M23を持つ
1つの交差点部分が形成されているものとする。
【0033】さて、図5(a)に示すように、道図形R
1,R2により交差面M12が形成されている状態で、
その交差面M12と一部が交差して新たな交差面M13
,M23を形成する別の道図形R3が作成された場合、
3つの道図形R1〜R3で形成される交差点部分の交差
形態は、図5(b)に示す状態に一意に決定される。こ
の図5(および先の図4)から明らかなように、本実施
例では、作成済みの道図形と交差する新たな道図形が作
成された状態では、この道図形は、その交差部分を形成
する作成済み道図形のうち最も後から作成された道図形
と十字路交差するものとして扱われて、各面属性Z、交
差形態タイプが決定されるものである。
【0034】図5の例では、道図形R1,R2により形
成されていた交差面M12の面属性Z(M12)が「1
」であることから(即ち、道図形R1が道図形R2の上
になって立体交差していることから)、道図形R3が道
図形R2と十字路交差しているものとして扱うと、図5
(b)に示すように、Z(M12)=1の他に、Z(M
13)=1、Z(M23)=0の2つの面属性が新たに
生成され、対応する交差形態タイプが決定される。この
交差形態タイプは、道図形R3作成前の該当交差点部分
の交差形態タイプによっても決定可能である。
【0035】さて、3つの道図形R1〜R3によって形
成される交差点部分の交差形態は、図6(a),(b)
、図7(a)〜(f)、および図8(a)〜(e)に示
すように、タイプBT0〜BT12の13通りをとり得
る。なお、図中のR1〜R3の関係を示す記号“=”は
、例えばRi=Rjであれば、道図形Ri,Rjが十字
路交差していることを示し、記号“>”は、例えばRi
>Rjであれば、道図形Riが道図形Rjの上になる立
体交差を示す。
【0036】ここで、道図形R1,R2の交差点部分が
図4(b)に示すタイプAT0の交差形態にある状態で
、新規作成の道図形R3がその交差点部分と交わった場
合には、図6(a)に示すタイプBT0の交差形態とな
る。同様に、R1,R2の交差点部分が図4(c)に示
すタイプAT1の交差形態にある状態で、新規作成のR
3がその交差点部分と交わった場合には、図5(b)と
同じ図6(b)に示すタイプBT1の交差形態となる。 同様に、R1,R2の交差点部分が図4(d)に示すタ
イプAT2の交差形態にある状態で、新規作成のR3が
その交差点部分と交わった場合には、図7(a)に示す
タイプBT2の交差形態となる。
【0037】さて、3つの道図形R1〜R3が1つの交
差点部分を形成している場合、この交差点部分の交差形
態タイプBTi(i=0〜12)は、利用者の操作によ
り、その交差点部分をカーソル指定して交差形態の切替
えが要求される毎に、BTi→BT(i+1)→……→
BT12→BT0→BT1→…のように、予め定められ
た順序で順に切替えられる。
【0038】次に、この発明の一実施例の動作を、図9
乃至図11のフローチャートを適宜参照して説明する。 まず、利用者が、キーボード1を操作して図1の図形作
成装置を道図形作成モードに設定した状態で、キーボー
ド1を再び操作して、道図形を構成する2本の線(線図
形)の線種(例えば、線の種類=実線、太さ=中線)、
道図形の幅を指定入力する。また、図2(b)に示すよ
うに、道図形の基準線(ここでは、道図形の中心線)の
始点Aにカーソルを合せて位置指示操作(キーボード1
上の[選択/実行]キー操作)をし、この状態でカーソ
ルを移動して基準線の終点Bに合せて再び位置指示操作
をすることで、基準線の始点A,終点Bを指定入力する
。以上の指定入力データは、キーボード制御部2により
逐次地図編集制御部7に渡される。
【0039】地図編集制御部7内の道作成制御部71は
、以上の指定入力データを受けると、最新の道番号を付
して図2(a)に示す形式の道データを作成し、制御用
データバッファ5に書込むと共に、地図編集制御部7内
の交差点検索部72に対して道データの作成を通知する
【0040】これにより交差点検索部72は、まず制御
用データバッファ5内の交差点データバッファ部52を
参照して、道作成制御部71によって新規に作成された
道データの示す道図形(新規作成道図形)と交わる交差
点部分(の交差面)を示す交差点データを検索する(図
9ステップS1)。
【0041】もし、求める交差点データが無いならば、
交差点検索部72は制御用データバッファ5内の道デー
タバッファ部51を参照して、上記新規作成道図形と交
わる作成済み道図形を示す道データを検索する(図9ス
テップS2,S3)。もし、求める道データが有ったな
らば、交差点検索部72は、同データを新規作成道デー
タと共に交差点データ作成部73に渡す(図9ステップ
S4,S5)。
【0042】これを受けて交差点データ作成部73は、
渡された作成済み道データ並びに新規作成道データの示
す2つの道図形が交わる面の検出を行い、その面につい
ての面データが交差点データバッファ部52に存在しな
い場合には(即ち作成済みでない場合には)、その面の
面データ(面識別子Mij、面座標および値が「0」の
面属性Zからなる面データ)を作成する(図9ステップ
S6〜S8)。
【0043】そして交差点データ作成部73は、図4(
b)に示したような交差点部分の状態を示すための、面
データ数(=1)、作成した面データ、交差形態タイプ
(=AT0)からなる交差点データを交差点データバッ
ファ部52に書込み(図9ステップS9)、交差点検索
部72に制御を渡して道データ検索ステップS3を再度
実行させる。ここで、求める道データが新たに見付けら
れなかったならば、交差点検索部72はその旨を交差点
データ作成部73に通知し、交差点データ作成を終了さ
せる。
【0044】一方、ステップS1の交差点データの検索
で、求める交差点データが見付けられた場合、即ち新規
作成道図形と交わる交差点部分を持つ少なくとも2つの
作成済み道図形が存在していた場合には、交差点検索部
72は、その交差点データ、および同データ中の面識別
子で示される道番号の道図形(即ち、同データで示され
る交差点部分を形成している作成済み道図形)のデータ
(道データ)を制御用データバッファ5から取出し、新
規作成道データと共に交差点データ作成部73に渡す(
図9ステップS2,S10)。
【0045】これを受けて交差点データ作成部73は、
渡された交差点データで示される交差点部分を形成して
いる少なくとも2つの作成済み道図形と新規作成道図形
がそれぞれ交わる面毎に、面識別子Mij、面座標およ
び面属性Zからなる面データを作成する(図9ステップ
S11)。ここで、作成済み道図形のうち、道番号が最
も大きい道図形(最も最近に作成された道図形)と、新
規作成道図形とが交わる面の面属性Zは、前記したよう
に十字路交差を示す「0」に設定される。
【0046】次に、交差点データ作成部73は、作成し
た面データを全て、交差点データバッファ部52内の該
当する交差点データ中に追加し、そのデータ内の面デー
タ数を更新する(図9ステップS12)。そして交差点
データ作成部73は、該当交差点データ中の全ての面デ
ータをもとに交差形態タイプを決定し、同データ中の交
差形態タイプを変更する(図9ステップS13)。
【0047】なお、上記ステップS13において、現交
差形態タイプをもとに新たな交差形態タイプを決定する
ようにしてもよい。例えば、現交差形態タイプが図4(
b)に示すAT0であるならば、図6(a)に示すタイ
プBT0に変更し、現交差形態タイプが図4(c)に示
すAT1であるならば、図6(b)に示すタイプBT1
に変更し、現交差形態タイプが図4(d)に示すAT2
であるならば、図7(a)に示すタイプBT2に変更す
る。
【0048】交差点データ作成部73は、交差点データ
中の交差形態タイプを変更すると、交差点検索部72に
制御を渡して交差点データ検索ステップS1を再度実行
させる。このステップS1で、求める交差点データが新
たに見付けられなかったならば、交差点検索部72は前
記したように道データ検索ステップS3に進む。このス
テップS3で、新規作成道図形と交わる作成済み道図形
を示す道図形が新たに見付けられても、その交差面の面
データが作成済みの場合、即ち、その交差面を含む交差
点データが既に存在し、先のステップS11〜S13で
更新済みの場合には、ステップS7から道データ検索ス
テップS3に戻る。
【0049】次に、編集表示制御部8内の表示用データ
作成制御部81による表示用データの作成処理について
、図11のフローチャートを参照して説明する。まず表
示用データ作成制御部81は、制御用データバッファ5
の道データバッファ部51から表示対象とする道データ
を1つ取出すと共に、その道データの示す道図形に関係
する全ての交差点データを制御用データバッファ5の交
差点データバッファ部52から取出す(図11ステップ
S21,S22)。
【0050】次に表示用データ作成制御部81は、表示
対象とする道データの示す道図形を構成する線図形から
、取出した各交差点データで示される非表示部分を除い
た表示用線図形データを次のようにして作成する(図1
1ステップS23)。
【0051】まず表示用データ作成制御部81は、取出
した各交差点データの面データの中から、表示対象とす
る道データの示す道図形と別の道図形とで形成される交
差面に関する面データを全て探す。次に表示用データ作
成制御部81は、探した面データの面属性Zをもとに、
表示対象道図形が、同図形とそれぞれ交わる各道図形に
対して上、下、或いは同一面のいずれに位置するかを判
別する。そして表示用データ作成制御部81は、表示対
象道図形が下、または同一面に位置することを示す面デ
ータのみを一時記憶し、その面データ中の面座標で示す
交差面の部分を全て非表示部分として、もとの道図形を
構成する線図形から除いた表示用線図形データを作成す
る。これにより、図4のR1を表示対象とする場合であ
れば、図4(b),(d)の例では、R1を構成する2
つの線図形から面M12の部分が除かれて、新たに4つ
の表示用線図形のデータが作成され、図4(c)の例で
は、R1を構成する2つの線図形のデータがそのまま表
示用線図形データとして作成される。
【0052】表示用データ作成制御部81は、道データ
バッファ部51から取出した表示対象道図形データに対
応する表示用線図形データを上記のようにして作成する
と、同データを表示用データバッファ6に書込む(図1
1ステップS24)。そして表示用データ作成制御部8
1は、道データバッファ部51内に未だ表示対象とすべ
き道図形(表示用データが作成されていない道図形)が
有るか否かを調べ(図11ステップS25)、有るなら
ばステップS21に戻って上記した表示用線図形データ
の作成処理を行い、無ければ処理を終了する。
【0053】データ表示制御部82は、表示用データバ
ッファ6に書込まれている表示用データを取出して対応
する表示イメ一ジを作成し、LCD制御部4に設けられ
ている図示せぬビデオRAMに書込む動作を、各表示用
データについて実行する。この結果、ビデオRAMの内
容が、LCD制御部4の制御によってLCD3に表示さ
れる。
【0054】次に、利用者操作による交差形態タイプの
切替えについて、図10のフローチャートを参照して説
明する。利用者は、複数の道図形が交わる交差点部分の
交差形態タイプを切替えたい場合には、道図形作成モー
ドにおいて所望の交差点部分にカーソルを合せてキーボ
ード1の[訂正]キーを押す。
【0055】これにより、地図編集制御部7は交差点デ
ータ作成部73を起動して交差形態タイプの切替処理を
要求する。交差点データ作成部73は、カーソル指定位
置の交差点部分の交差点データを交差点データバッファ
部52から取出し、同データ中の交差形態タイプを、(
例えば状態遷移テーブルなどにより)現タイプによって
自動的に決定される次の交差形態タイプに切替える(図
10ステップS31〜S33)。即ち交差点データ作成
部73は、例えば現タイプがAT0であればAT1に、
AT1であればAT2に、そしてAT2であればAT0
に切替える。また交差点データ作成部73は、現タイプ
がBT0であればBT1に、BT1であればBT2に、
BT2であればBT3に、以下同様にBT12であれば
BT01に切替える。
【0056】さて、交差点データ作成部73は、指定交
差点部分の交差点データ中の交差形態タイプを切替える
と、切替え後の交差形態タイプをもとに同データ中の面
データ(面属性Z)を変更し、変更後の交差点データを
交差点データバッファ部52に書き戻す(図10ステッ
プS34)。そして交差点データ作成部73は、その交
差点データについての交差形態タイプの切替えを表示用
データ作成制御部81に通知し、交差形態切替処理を終
了する(ステップS35)。この処理は、道図形作成モ
ードにおいて[訂正]キーが押される毎に行われる。な
お、他の特定キーとの組合せにより、交差形態タイプの
切替方向を逆にすることも可能であり、所望の交差形態
タイプを直接に選択指定させることも可能である。
【0057】表示用データ作成制御部81は、交差点デ
ータ作成部73から交差形態タイプの切替えが通知され
ると、該当する交差点データの示す交差点部分を形成す
る複数の道図形について、対応する表示用線図形データ
を再作成し、表示用データバッファ6内の該当する元の
表示用線図形データと入替える。これにより、表示画面
上でも交差形態タイプが切替えられることになる。
【0058】なお、前記実施例では、基準線が直線であ
る場合について説明したが、これに限るものではなく、
曲線(スプライン曲線)の場合にも適用可能である。ま
た、基準線と幅とによる幅線図形の指定に変えて、幅線
を構成する2本の線を個々に指定することも、操作性は
低下するものの可能である。但し、この指定方式を適用
する場合には、幅線を構成する2本の線を1つの組とし
て管理する必要がある。
【0059】また、前記実施例では、最大3つの道図形
が交わる場合について説明したが、本発明は4つ以上の
道図形が交わる場合にも適用できることは勿論である。 更に前記実施例では、図形表示の場合について説明した
が、印刷の場合にも同様に適用できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
利用者が、地図上の十字路や立体交差路で代表されるよ
うな交差部分を形成する複数の幅線図形(道図形)を、
その交差部分を全く意識せずに作成しても、その交差部
分を自動的に検出することにより、交差形態を表現する
交差点データを自動的に生成し、その交差形態を表示ま
たは印刷するのに不要となる部分が取除かれた線図形デ
ータを作成することができ、しかも、利用者の切替操作
毎に交差形態を自動的に切替えることができるため、利
用者が望む形態の交差部分を有する幅線図形を、簡単な
操作により正確に描画することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる図形作成装置の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例で適用される道データの構造と、この
道データで示される道図形との関係を示す図。
【図3】同実施例で適用される交差点データの構造を示
す図。
【図4】2つの道図形が交わって形成される交差点部分
の面属性並びに交差形態タイプを説明するための図。
【図5】2つの道図形により形成される交差点部分にも
う1つの道図形が交わった際の面属性の決定方式並びに
交差形態タイプを説明するための図。
【図6】3つの道図形が交わって形成される交差点部分
の面属性並びに交差形態タイプの一例を説明するための
図。
【図7】3つの道図形が交わって形成される交差点部分
の面属性並びに交差形態タイプの他の一例を説明するた
めの図。
【図8】3つの道図形が交わって形成される交差点部分
の面属性並びに交差形態タイプの更に他の一例を説明す
るための図。
【図9】1つの道データが作成された際の交差点データ
作成処理を説明するためのフローチャート。
【図10】交差形態タイプの切替えが指定された場合の
交差形態切替処理を説明するためのフローチャート。
【図11】制御用データバッファ5の内容に従う表示用
データの作成処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…キーボード(切替指定手段)、3…LCD(液晶表
示器)、5…制御用データバッファ、6…表示用データ
バッファ、7…地図編集制御部、8…編集表示制御部、
51…道データバッファ部(第1の記憶手段)、52…
交差点データバッファ部(第2の記憶手段)、71…道
作成制御部(幅線作成手段)、72…交差点検索部(検
索手段)、73…交差点データ作成部(交差状態データ
作成手段、交差状態データ訂正手段)、81…表示用デ
ータ作成制御部(イメ一ジ化用線図形データ作成手段、
イメ一ジ化用線図形データ訂正手段)、82…データ表
示制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一定幅を保って相対向する2本の線か
    らなる幅線図形を示す幅線図形データを作成する幅線作
    成手段と、この幅線作成手段によって作成された幅線図
    形データを記憶するための第1の記憶手段と、この第1
    の記憶手段に記憶された各幅線図形データのうち、その
    データの示す幅線図形が他の幅線図形と交わる幅線図形
    データを検索する検索手段と、この検索手段により検索
    された幅線図形データをもとに、複数の幅線図形が交わ
    る交差部分の交差状態を示す交差状態データを作成する
    交差状態データ作成手段と、この交差状態データ作成手
    段によって作成された交差状態データを記憶するための
    第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段に記憶された幅
    線図形データおよび上記第2の記憶手段に記憶された交
    差状態データをもとに、イメ一ジ編集上不要な交差部分
    を持つ幅線図形を検出して、同交差部分を取除いたイメ
    一ジ化用線図形を示すイメ一ジ化用線図形データを作成
    するイメ一ジ化用線図形データ作成手段と、任意の交差
    部分の交差状態の切替えを指定する切替指定手段と、こ
    の切替指定手段の指定毎に、指定された交差部分の交差
    状態を示す交差状態データを、現交差状態によって決定
    される次の交差状態を示すように再作成する交差状態デ
    ータ訂正手段と、この交差状態データ訂正手段によって
    再作成された交差状態データをもとに、該当する上記イ
    メ一ジ化用線図形データを再作成するイメ一ジ化用線図
    形データ訂正手段と、を具備し、上記イメ一ジ化線図形
    データをもとにイメ一ジを生成して表示または印刷する
    ようにしたことを特徴とする図形作成装置。
JP9711191A 1991-04-26 1991-04-26 図形作成装置 Pending JPH04326476A (ja)

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JP9711191A JPH04326476A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 図形作成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002029441A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Mitsubishi Electric Corp 電動式ステアリング装置の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002029441A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Mitsubishi Electric Corp 電動式ステアリング装置の制御装置

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