JP2572441B2 - 帳票固有図形作成装置 - Google Patents
帳票固有図形作成装置Info
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- JP2572441B2 JP2572441B2 JP1097457A JP9745789A JP2572441B2 JP 2572441 B2 JP2572441 B2 JP 2572441B2 JP 1097457 A JP1097457 A JP 1097457A JP 9745789 A JP9745789 A JP 9745789A JP 2572441 B2 JP2572441 B2 JP 2572441B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 定型パターンを作成する帳票固有図形作成装置に関
し、 複数の線分で構成される定型パターンを、個々の線分
データの集合としてでなく、1つの図形として認識し、
処理することを目的とし、 線分を含む複数の図形データから構成される帳票固有
の図形を表わす定型パターンを作成する装置であって、
該定型パターンの認識を容易にするために、該定型パタ
ーンを構成する全図形データを連続するアドレス上に記
憶する図形データ記憶手段と、該図形データ記憶手段上
での前記定型パターン、構成データの先頭アドレスを示
す先頭アドレス指示手段とを有するように構成する。
し、 複数の線分で構成される定型パターンを、個々の線分
データの集合としてでなく、1つの図形として認識し、
処理することを目的とし、 線分を含む複数の図形データから構成される帳票固有
の図形を表わす定型パターンを作成する装置であって、
該定型パターンの認識を容易にするために、該定型パタ
ーンを構成する全図形データを連続するアドレス上に記
憶する図形データ記憶手段と、該図形データ記憶手段上
での前記定型パターン、構成データの先頭アドレスを示
す先頭アドレス指示手段とを有するように構成する。
本発明は、例えばCADを用いた帳票の作成方式に係
り、さらに詳しくは例えば長方形のように複数の線分か
ら構成される帳票固有図形、すなわち定型パターンを作
成する帳票固有図形作成装置に関する。
り、さらに詳しくは例えば長方形のように複数の線分か
ら構成される帳票固有図形、すなわち定型パターンを作
成する帳票固有図形作成装置に関する。
最近では帳票を作成する際にCAD方式を利用すること
が多い。例えば、帳票の見出しや罫線などの固定部分を
利用者がディスプレイ画面と対話しながら作成すること
を可能とするためのツールとして、SX/G FORM/OVDがあ
る。このようなツールを用いて帳票を作成するにあた
り、帳票固有の図形としての定型パターンや定型パター
ンを丸めた図形が必要とされることが多い。第8図は定
型パターンの例である。このように定型パターンは一般
に複数の線分から構成されることが多い。
が多い。例えば、帳票の見出しや罫線などの固定部分を
利用者がディスプレイ画面と対話しながら作成すること
を可能とするためのツールとして、SX/G FORM/OVDがあ
る。このようなツールを用いて帳票を作成するにあた
り、帳票固有の図形としての定型パターンや定型パター
ンを丸めた図形が必要とされることが多い。第8図は定
型パターンの例である。このように定型パターンは一般
に複数の線分から構成されることが多い。
第9図に定型パターンを含む帳票の例を示す。図にお
いてJEFはCADの名称である。図のように、帳票は一般に
文字列、線、円、定型パターン、および網がけ等を用い
て作成される。同図において、登録コードと氏名を示す
欄には、長方形の上に張出た部分があり、このような欄
を作成する際に定型パターンが必要となる。
いてJEFはCADの名称である。図のように、帳票は一般に
文字列、線、円、定型パターン、および網がけ等を用い
て作成される。同図において、登録コードと氏名を示す
欄には、長方形の上に張出た部分があり、このような欄
を作成する際に定型パターンが必要となる。
従来は、第8図のような定型パターンを描く場合に
は、1本1本の線分をバラバラな線分データとして定義
する必要があった。またこれらの図形を編集する場合に
も冗長な手順が必要であり、個々の線分を逐一指定しな
ければならないという問題があった。例えば定型パター
ンの角を丸める場合には、交点を作る2本の線分を選択
し、その後丸めコマンド(処理)を実行する必要があ
り、また複写/移動/削除などでは、対象となる線分デ
ータを全て選択してから必要なコマンド(処理)を実行
していた。
は、1本1本の線分をバラバラな線分データとして定義
する必要があった。またこれらの図形を編集する場合に
も冗長な手順が必要であり、個々の線分を逐一指定しな
ければならないという問題があった。例えば定型パター
ンの角を丸める場合には、交点を作る2本の線分を選択
し、その後丸めコマンド(処理)を実行する必要があ
り、また複写/移動/削除などでは、対象となる線分デ
ータを全て選択してから必要なコマンド(処理)を実行
していた。
本発明は、例えば複数の線分で構成される定型パター
ンを、個々の線分データの集合としてでなく、1つの図
形として認識し、処理することを目的とする。
ンを、個々の線分データの集合としてでなく、1つの図
形として認識し、処理することを目的とする。
第1図に本発明の原理ブロック図を示す。同図(a)
は第1の発明である帳票固有図形作成装置の原理ブロッ
ク図である。同図において、図形データ記憶手段は1は
例えば帳票固有図形作成装置内に設けられるバッファで
あり、線分を含む複数の図形データから構成される帳票
固有の図形を表わす定型パターンの作成や編集時におけ
る定型パターンの認識を容易にするために、定型パター
ンを構成する全図形データを連続するアドレス上に記憶
する。また先頭アドレス指示手段2は、例えばレジスタ
であり、図形データ記憶手段1上での定型パターン構成
データの先頭アドレスを指示する。CPU3は図形データ記
憶手段1と先頭アドレス指示手段2を制御するものであ
る。またCPU3にはディスプレイ4が、ディスプレイ4に
はマウス5、キーボード6が接続されている。
は第1の発明である帳票固有図形作成装置の原理ブロッ
ク図である。同図において、図形データ記憶手段は1は
例えば帳票固有図形作成装置内に設けられるバッファで
あり、線分を含む複数の図形データから構成される帳票
固有の図形を表わす定型パターンの作成や編集時におけ
る定型パターンの認識を容易にするために、定型パター
ンを構成する全図形データを連続するアドレス上に記憶
する。また先頭アドレス指示手段2は、例えばレジスタ
であり、図形データ記憶手段1上での定型パターン構成
データの先頭アドレスを指示する。CPU3は図形データ記
憶手段1と先頭アドレス指示手段2を制御するものであ
る。またCPU3にはディスプレイ4が、ディスプレイ4に
はマウス5、キーボード6が接続されている。
第1図(b)は第2の発明である帳票固有図形のデー
タ形式の原理構成ブロック図である。同図において、例
えば長方形のように複数の線分を含む各種の図形データ
から構成される、帳票固有の図形としての定型パターン
のデータ形式を示している。同図において7は定型パタ
ーンデータの開始を示す開始要素であり、例えばダミー
な図形の要素である。8a、8b、・・・は開始要素7に続
く複数の図形要素であり、例えば線分要素の場合には線
分の幅、色などの属性要素と位置を示す出力基本要素と
からなる。9は複数の図形要素8a、8b、・・・に続き定
型パターンデータの終了を示す終了要素であり、これも
開始要素7と同様に例えばダミーな図形要素である。ま
た識別子10は開始要素7、例えばダミーな図形要素内に
設けられ、定型パターンの外形や構成要求の種類を示
し、定型パターンの種類などを認識するロジックを簡略
化するためのものである。
タ形式の原理構成ブロック図である。同図において、例
えば長方形のように複数の線分を含む各種の図形データ
から構成される、帳票固有の図形としての定型パターン
のデータ形式を示している。同図において7は定型パタ
ーンデータの開始を示す開始要素であり、例えばダミー
な図形の要素である。8a、8b、・・・は開始要素7に続
く複数の図形要素であり、例えば線分要素の場合には線
分の幅、色などの属性要素と位置を示す出力基本要素と
からなる。9は複数の図形要素8a、8b、・・・に続き定
型パターンデータの終了を示す終了要素であり、これも
開始要素7と同様に例えばダミーな図形要素である。ま
た識別子10は開始要素7、例えばダミーな図形要素内に
設けられ、定型パターンの外形や構成要求の種類を示
し、定型パターンの種類などを認識するロジックを簡略
化するためのものである。
第1図(b)の形式の定型パターンがディスプレイ4
の画面上に既に表示されているとき、例えばその定型パ
ターンを複写する場合について、本発明の作用を説明す
る。ディスプレイ4の画面上において、ユーザから例え
ばマウス5などによって指定される複写対象範囲内に複
数の図形があり、その中に定型パターンが含まれている
とする。複写範囲内にある図形は複写対象として選択さ
れたことになり、先頭アドレス指示手段2の指示、例え
ば選択された図形へのポインタによって、既に図形デー
タ記憶手段1、例えばシステムのバッファ内に格納され
ている内部データ、すなわち複写対象図形データの先頭
アドレスが指示される。既に作成され、画面上に表示さ
れている図形に対するデータは既にバッファ内に格納さ
れており、その図形データがポインタにより指示される
ことになる。
の画面上に既に表示されているとき、例えばその定型パ
ターンを複写する場合について、本発明の作用を説明す
る。ディスプレイ4の画面上において、ユーザから例え
ばマウス5などによって指定される複写対象範囲内に複
数の図形があり、その中に定型パターンが含まれている
とする。複写範囲内にある図形は複写対象として選択さ
れたことになり、先頭アドレス指示手段2の指示、例え
ば選択された図形へのポインタによって、既に図形デー
タ記憶手段1、例えばシステムのバッファ内に格納され
ている内部データ、すなわち複写対象図形データの先頭
アドレスが指示される。既に作成され、画面上に表示さ
れている図形に対するデータは既にバッファ内に格納さ
れており、その図形データがポインタにより指示される
ことになる。
ポインタによって指示される内部データの先頭アドレ
スに定型パターンの開始要素7がある場合には、識別子
10を含む開始要素7の内容がバッファ内の内部データの
最後に複写されるとともに、開始要素7に引続く複数の
図形要素8a、8b、・・・に複写の変位が加えられ、新規
に図形が作成される。その後定型パターンの終了を示す
終了要素9がバッファ内の内部データの最後に複写さ
れ、定型パターン全体の複写が終了する。
スに定型パターンの開始要素7がある場合には、識別子
10を含む開始要素7の内容がバッファ内の内部データの
最後に複写されるとともに、開始要素7に引続く複数の
図形要素8a、8b、・・・に複写の変位が加えられ、新規
に図形が作成される。その後定型パターンの終了を示す
終了要素9がバッファ内の内部データの最後に複写さ
れ、定型パターン全体の複写が終了する。
以上のように、本発明においては、例えば複写の際に
定型パターンを構成する線分を全て選択し、その後各線
分の複写処理を行うという冗長の手順が不要となり、定
型パターンをあたかも一つの図形データと同様に取扱う
ことが可能となる。
定型パターンを構成する線分を全て選択し、その後各線
分の複写処理を行うという冗長の手順が不要となり、定
型パターンをあたかも一つの図形データと同様に取扱う
ことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第2図は本発明における定型パターンデータの一実施
例図である。同図において、ダミー要素11は第1図
(b)の開始要素7に相当し、定型パターン、すなわち
セグメントの開始を示す要素である。そしてこの中には
識別子10が設定されるが、その詳細については後述す
る。線分要素12a、12b、12cは定型パターンを構成する
線分のデータであり、第1図(b)における図形要素8
a、8b、・・・に相当する。各線分要素は線分の幅、線
種(実線、破線等)、色などを示す属性要素と、その線
分の位置、すなわち座標を示す出力基本要素とからな
る。そして定型パターンの最後にはセグメントの終了を
示すダミー要素13が設けられる。ダミー要素13の内部に
は、セグメント開始を示すダミー要素11におけると同様
に識別子10が設定されるが、本発明においては使用され
ない。
例図である。同図において、ダミー要素11は第1図
(b)の開始要素7に相当し、定型パターン、すなわち
セグメントの開始を示す要素である。そしてこの中には
識別子10が設定されるが、その詳細については後述す
る。線分要素12a、12b、12cは定型パターンを構成する
線分のデータであり、第1図(b)における図形要素8
a、8b、・・・に相当する。各線分要素は線分の幅、線
種(実線、破線等)、色などを示す属性要素と、その線
分の位置、すなわち座標を示す出力基本要素とからな
る。そして定型パターンの最後にはセグメントの終了を
示すダミー要素13が設けられる。ダミー要素13の内部に
は、セグメント開始を示すダミー要素11におけると同様
に識別子10が設定されるが、本発明においては使用され
ない。
第3図は識別子10の形式とその内容を示す一実施例で
ある。この識別子10は、前述のように定型パターンの開
始要素7の中に設定されるものであり、定型パターンの
外形や構成要素の種類を示し、定型パターンの認識ロジ
ックの簡略化のために用いられる。同図(a)に示すよ
うに定型パターンの形式は〜の部分の計16ビットで
構成され、その他にで示されるリザーブ、すなわち空
の部分が例えば2バイトである。同図(b)は(a)の
〜の部分の内容を示し、例えばの変位、すなわち
最下位ビットからの相対アドレスが3〜0の部分には、
定型パターンを含むセグメントの種別を表わすデータが
格納され、4ビット内のどの位置に1が立っているかに
より繰返し、定型パターンの丸めあり、・・・などのセ
グメント種別が表される。
ある。この識別子10は、前述のように定型パターンの開
始要素7の中に設定されるものであり、定型パターンの
外形や構成要素の種類を示し、定型パターンの認識ロジ
ックの簡略化のために用いられる。同図(a)に示すよ
うに定型パターンの形式は〜の部分の計16ビットで
構成され、その他にで示されるリザーブ、すなわち空
の部分が例えば2バイトである。同図(b)は(a)の
〜の部分の内容を示し、例えばの変位、すなわち
最下位ビットからの相対アドレスが3〜0の部分には、
定型パターンを含むセグメントの種別を表わすデータが
格納され、4ビット内のどの位置に1が立っているかに
より繰返し、定型パターンの丸めあり、・・・などのセ
グメント種別が表される。
、すなわち変位7〜4の部分には、セグメント種別
が繰返しの場合の図形種別が表わされる。ここで、繰返
しのセグメント種別は例えば何個も繰返して作成された
図形の移動処理などのために用いられるもので、定型パ
ターンの繰返しはセグメント化されない。これはセグメ
ントの入れ子ができないためである。
が繰返しの場合の図形種別が表わされる。ここで、繰返
しのセグメント種別は例えば何個も繰返して作成された
図形の移動処理などのために用いられるもので、定型パ
ターンの繰返しはセグメント化されない。これはセグメ
ントの入れ子ができないためである。
さらにの変位B〜8の部分には、矩形、および定型
パターンの場合の直線部分の状態が表わされ、例えば第
7図の最も左上の定型パターン(片仮名のコの字を左右
反対にした形)に対してはその内容は‘1011'となる。
すなわち変位F〜Cの部分には矩形、および定型パタ
ーンのコーナー部分の状態、例えば丸めがあるか否かが
示される。
パターンの場合の直線部分の状態が表わされ、例えば第
7図の最も左上の定型パターン(片仮名のコの字を左右
反対にした形)に対してはその内容は‘1011'となる。
すなわち変位F〜Cの部分には矩形、および定型パタ
ーンのコーナー部分の状態、例えば丸めがあるか否かが
示される。
第4図は、例えば複写などのためにユーザが画面上に
表示されている図形を選択した場合の先頭アドレス指示
手段2、例えばレジスタの内容としての選択図形アドレ
ス表(制御表)と、図形データ記憶手段1、例えばシス
テムのバッファ内に既に展開されている内部データの展
開構成の実施例を示す。同図において、バッファ内に
は、内部データとして、ユーザがディスプレイ4の画面
と対話しながら作成した帳票画面上の図形である線、文
字列、定型パターン、網がけ等のデータが連続的に展開
されている。そして全ての図形データは属性要素、例え
ば線の場合には色、幅等、および出力基本要素、すなわ
ち位置を示す座標から構成されている。
表示されている図形を選択した場合の先頭アドレス指示
手段2、例えばレジスタの内容としての選択図形アドレ
ス表(制御表)と、図形データ記憶手段1、例えばシス
テムのバッファ内に既に展開されている内部データの展
開構成の実施例を示す。同図において、バッファ内に
は、内部データとして、ユーザがディスプレイ4の画面
と対話しながら作成した帳票画面上の図形である線、文
字列、定型パターン、網がけ等のデータが連続的に展開
されている。そして全ての図形データは属性要素、例え
ば線の場合には色、幅等、および出力基本要素、すなわ
ち位置を示す座標から構成されている。
ユーザがディスプレイ4の画面上で複写すべき領域
を、例えばマウス5などによって指示すると、その範囲
内の図形のバッファ内部データの先頭アドレスを示すポ
インタが第4図の選択図形アドレス表(制御表)内に設
定される。これにより複写すべき図形のデータの先頭ア
ドレスが指示される。同図のアドレス表の内容はユーザ
により指示された領域内に線、文字列、定型パターン、
および網がけ各1個含まれる場合に対応する。
を、例えばマウス5などによって指示すると、その範囲
内の図形のバッファ内部データの先頭アドレスを示すポ
インタが第4図の選択図形アドレス表(制御表)内に設
定される。これにより複写すべき図形のデータの先頭ア
ドレスが指示される。同図のアドレス表の内容はユーザ
により指示された領域内に線、文字列、定型パターン、
および網がけ各1個含まれる場合に対応する。
第5図はユーザによって指示された範囲内にある定型
パターンの移動/複写処理のフローチャートの実施例で
ある。同図において、移動/複写処理が開始されると、
まずS14で、第4図の選択図形アドレス表に設定されて
いるポインタが指している図形が定型パターンの開始要
素、すなわちセグメント開始要素であるか否かが判定さ
れる。開始要素である場合には、S15でその要素の内容
がシステムのバッファ内にある内部データの最後に転写
される。そしてS16でセグメント、すなわち定型パター
ンを構成する次の図形要素に処理対象が位置づけられS1
7でその図形データの出力基本要素、すなわち座標値に
移動/複写の変位が加えられ、新しい図形データが作成
される。
パターンの移動/複写処理のフローチャートの実施例で
ある。同図において、移動/複写処理が開始されると、
まずS14で、第4図の選択図形アドレス表に設定されて
いるポインタが指している図形が定型パターンの開始要
素、すなわちセグメント開始要素であるか否かが判定さ
れる。開始要素である場合には、S15でその要素の内容
がシステムのバッファ内にある内部データの最後に転写
される。そしてS16でセグメント、すなわち定型パター
ンを構成する次の図形要素に処理対象が位置づけられS1
7でその図形データの出力基本要素、すなわち座標値に
移動/複写の変位が加えられ、新しい図形データが作成
される。
次にS18で、セグメント、すなわち定型パターン内の
次の図形要素がセグメント終了要素であるか否かが判定
される。終了要素でない場合には、次の要素に対する移
動/複写処理を実行するためにS16からの処理が繰返さ
れる。S18で終了要素と判定された場合には、S19でセグ
メト終了要素の内容がバッファ内の内部データの最後に
複写される。またS14で選択図形アドレス表に設定され
ているポインタが指している図形がセグメント開始要素
でないと判定された場合には、ポインタが指している図
形は定型パターンでなく単なる一つの図形、例えば1本
の線であることになるので、直ちにS17でその図形の図
表値に移動/複写の変位が加えられ、新しい図形が作成
される。
次の図形要素がセグメント終了要素であるか否かが判定
される。終了要素でない場合には、次の要素に対する移
動/複写処理を実行するためにS16からの処理が繰返さ
れる。S18で終了要素と判定された場合には、S19でセグ
メト終了要素の内容がバッファ内の内部データの最後に
複写される。またS14で選択図形アドレス表に設定され
ているポインタが指している図形がセグメント開始要素
でないと判定された場合には、ポインタが指している図
形は定型パターンでなく単なる一つの図形、例えば1本
の線であることになるので、直ちにS17でその図形の図
表値に移動/複写の変位が加えられ、新しい図形が作成
される。
その後S20で移動処理か否か、すなわち複写処理と移
動処理のいずれであるかが判定され、移動処理である場
合にはS21で図形の連続状態(チェーン構造)が変更さ
れ、編集対象図形が削除される。すなわち、図形データ
は内部構造として次のアドレスを示すネクストポインタ
を持っているので、そのポインタの張替えが行われた後
に移動対象図形が削除される。そしてS22で選択図形ア
ドレス表に設定されている次のポインタが終わりを示す
‘−1'であるか否かが判定され、‘−1'でない場合には
S14以降の処理が再び繰返される。S20で移動処理でな
い、すなわち複写処理の場合にはS21の処理は行われ
ず、直ちにS22の処理に移行する。そしてS22で次のポイ
ンタが‘−1'と判定された時点で移動/複写処理は終了
する。
動処理のいずれであるかが判定され、移動処理である場
合にはS21で図形の連続状態(チェーン構造)が変更さ
れ、編集対象図形が削除される。すなわち、図形データ
は内部構造として次のアドレスを示すネクストポインタ
を持っているので、そのポインタの張替えが行われた後
に移動対象図形が削除される。そしてS22で選択図形ア
ドレス表に設定されている次のポインタが終わりを示す
‘−1'であるか否かが判定され、‘−1'でない場合には
S14以降の処理が再び繰返される。S20で移動処理でな
い、すなわち複写処理の場合にはS21の処理は行われ
ず、直ちにS22の処理に移行する。そしてS22で次のポイ
ンタが‘−1'と判定された時点で移動/複写処理は終了
する。
第6図は定型パターンの角を丸める機能としての丸め
の処理のフローチャートの実施例である。ユーザによっ
て指定された丸め処理の対象としての、例えば定型パタ
ーンへのポインタが第4図の選択図形アドレス表に設定
された後に丸め処理が開始されると、S23でそのポイン
タが指している図形がセグメント開始要素であるか否か
が判定される。開始要素でない場合には丸め処理の対象
とならないために、処理は直ちに終了する。セグメント
開始要素である場合には、S24で識別子10の内容から、
丸めが指定された点が丸め可能であるか否かが判定され
る。
の処理のフローチャートの実施例である。ユーザによっ
て指定された丸め処理の対象としての、例えば定型パタ
ーンへのポインタが第4図の選択図形アドレス表に設定
された後に丸め処理が開始されると、S23でそのポイン
タが指している図形がセグメント開始要素であるか否か
が判定される。開始要素でない場合には丸め処理の対象
とならないために、処理は直ちに終了する。セグメント
開始要素である場合には、S24で識別子10の内容から、
丸めが指定された点が丸め可能であるか否かが判定され
る。
ここでは識別子の内容から、指定された点が既に丸め
られているか否かを確認するのみで、円弧の半径と直線
部の長さによる丸め可否の詳細な判断は、後述するよう
に円弧を描く段階で行われる。指定された点がまだ丸め
られていない場合には、S25でセグメントを構成する次
の図形要素に処理対象が位置づけられ、S26でその要素
がセグメント終了要素か否かが判定され、終了要素であ
る場合には直ちに処理は終了する。またS24で指定され
た点が丸め不能の場合にも直ちに処理が終わる。
られているか否かを確認するのみで、円弧の半径と直線
部の長さによる丸め可否の詳細な判断は、後述するよう
に円弧を描く段階で行われる。指定された点がまだ丸め
られていない場合には、S25でセグメントを構成する次
の図形要素に処理対象が位置づけられ、S26でその要素
がセグメント終了要素か否かが判定され、終了要素であ
る場合には直ちに処理は終了する。またS24で指定され
た点が丸め不能の場合にも直ちに処理が終わる。
S26でセグメント終了要素でないと判別されたときに
は、S27でその要素が丸めが指定されている点に接する
ものであるか否かが判定され、接する線要素でない場合
には次の図形要素に対してS25以降の処理が繰返され
る。
は、S27でその要素が丸めが指定されている点に接する
ものであるか否かが判定され、接する線要素でない場合
には次の図形要素に対してS25以降の処理が繰返され
る。
S27で丸めが指定されている点に接する線要素である
ときには、S28でその線要素の値が保持される。次にS29
で、保持された線要素の値により、丸め対象となる交点
ができたか否かが判別される。すなわち、保持されてい
る2つの線要素の値が比較され、交点ができているか否
かが判別される。交点ができていない場合には、次の線
要素に対してS25以降の処理が繰返される。交点ができ
た場合には、S30で丸めの半径と直線部の長さにより丸
めの可否の詳細な判断が行われ、丸め可の確認後に、そ
の角において指定された丸め半径の円弧が作成され、線
要素の値が補正され、処理が終了する。
ときには、S28でその線要素の値が保持される。次にS29
で、保持された線要素の値により、丸め対象となる交点
ができたか否かが判別される。すなわち、保持されてい
る2つの線要素の値が比較され、交点ができているか否
かが判別される。交点ができていない場合には、次の線
要素に対してS25以降の処理が繰返される。交点ができ
た場合には、S30で丸めの半径と直線部の長さにより丸
めの可否の詳細な判断が行われ、丸め可の確認後に、そ
の角において指定された丸め半径の円弧が作成され、線
要素の値が補正され、処理が終了する。
第7図は端点変更処理のフローチャートの実施例であ
る。端点変更処理とは、定型パターンを構成する線分の
うちで、例えば交点を作る線分の交点位置を変更する機
能である。端点変更処理対象としてユーザにより選択さ
れた図形へのポインタが、第4図の選択図形アドレス表
に設定された後に処理が開始されると、まずS31でその
ポインタが指している図形がセグメント開始要素である
か否かが判定され、開始要素でない場合には端点変更処
理は行われず、直ちに処理は終了する。
る。端点変更処理とは、定型パターンを構成する線分の
うちで、例えば交点を作る線分の交点位置を変更する機
能である。端点変更処理対象としてユーザにより選択さ
れた図形へのポインタが、第4図の選択図形アドレス表
に設定された後に処理が開始されると、まずS31でその
ポインタが指している図形がセグメント開始要素である
か否かが判定され、開始要素でない場合には端点変更処
理は行われず、直ちに処理は終了する。
セグメント開始要素である場合には、S32で識別子の
内容から、端点変更が指定された点を端点変更すること
ができるか否かが判定される。できない場合には直ちに
処理は終了する。変更することができる場合には、S33
でセグメントを構成する次の図形要素に処理対象が位置
づけられ、S34でその要素がセグメント終了要素である
か否かが判定される。終了要素である場合には直ちに処
理は終了する。
内容から、端点変更が指定された点を端点変更すること
ができるか否かが判定される。できない場合には直ちに
処理は終了する。変更することができる場合には、S33
でセグメントを構成する次の図形要素に処理対象が位置
づけられ、S34でその要素がセグメント終了要素である
か否かが判定される。終了要素である場合には直ちに処
理は終了する。
終了要素でない場合には、S35で、その要素が端点変
更されている点に接する線要素であるか否かが判定さ
れ、接する線要素でない場合には次の要素に対するS33
以降の処理が繰返される。指定点に接する線要素である
場合には、S36でその線要素の値が保持され、S37で保持
された線要素の値によって端点変更の対象となる交点が
できたか否かを判別するために、保持された2つの線要
素の値が比較される。交点ができていない場合には次の
要素に対してS33以降の処理が繰返され、交点ができた
場合にはS38で端点変更先の点に線要素の1点が位置づ
けられ、必要に応じて線分の移動が行われて処理が終了
する。
更されている点に接する線要素であるか否かが判定さ
れ、接する線要素でない場合には次の要素に対するS33
以降の処理が繰返される。指定点に接する線要素である
場合には、S36でその線要素の値が保持され、S37で保持
された線要素の値によって端点変更の対象となる交点が
できたか否かを判別するために、保持された2つの線要
素の値が比較される。交点ができていない場合には次の
要素に対してS33以降の処理が繰返され、交点ができた
場合にはS38で端点変更先の点に線要素の1点が位置づ
けられ、必要に応じて線分の移動が行われて処理が終了
する。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、線分な
どの複数の図形要素によって構成される定型パターンを
セグメント化することにより、それらの複数図形を一固
まりとして扱うことが可能となる。またセグメント化さ
れた定型パターンデータの内部に、定型パターン図形の
外形や構成要素の種類を示す識別子を設定することによ
って、定型パターンを構成する個々の要素の認識が不要
となり、移動、複写、削除、丸め等の編集処理ロジック
の簡略化に寄与するところが大きい。
どの複数の図形要素によって構成される定型パターンを
セグメント化することにより、それらの複数図形を一固
まりとして扱うことが可能となる。またセグメント化さ
れた定型パターンデータの内部に、定型パターン図形の
外形や構成要素の種類を示す識別子を設定することによ
って、定型パターンを構成する個々の要素の認識が不要
となり、移動、複写、削除、丸め等の編集処理ロジック
の簡略化に寄与するところが大きい。
第1図(a)は、第1の発明の原理ブロック図、 第1図(b)は、第2の発明の原理構成ブロック図、 第2図は、本発明の定型パターンデータの一実施例を示
す図、 第3図(a),(b)は、識別子の形式とその内容の一
実施例を示す図、 第4図は、選択図形アドレス表とバッファ内部データの
展開構成の一実施例を示す図、 第5図は、定型パターンの移動/複写処理のフローチャ
ート、 第6図は、丸め処理のフローチャート、 第7図は、端点変更処理のフローチャート、 第8図は、従来の定型パターンの例を示す図、 第9図は、定型パターンを含む帳票を例を示す図であ
る。 1……図形データ記憶手段、 2……先頭アドレス指示手段、 7……開始要素、 8a、8b……図形要素、 9……終了要素、 10……識別子.
す図、 第3図(a),(b)は、識別子の形式とその内容の一
実施例を示す図、 第4図は、選択図形アドレス表とバッファ内部データの
展開構成の一実施例を示す図、 第5図は、定型パターンの移動/複写処理のフローチャ
ート、 第6図は、丸め処理のフローチャート、 第7図は、端点変更処理のフローチャート、 第8図は、従来の定型パターンの例を示す図、 第9図は、定型パターンを含む帳票を例を示す図であ
る。 1……図形データ記憶手段、 2……先頭アドレス指示手段、 7……開始要素、 8a、8b……図形要素、 9……終了要素、 10……識別子.
Claims (2)
- 【請求項1】線分を含む複数の図形要素から構成される
帳票固有の図形を表わす定型パターンを作成する装置で
あって、 該定型パターンを構成する全図形要素をダミー要素を挟
んで連続するアドレス上に記憶する図形データ記憶手段
(1)と、 該図形データ記憶手段(1)上での前記定型パターン
の、構成データの先頭アドレスを指示することにより、
前記ダミー要素で挟まれた全図形要素に対する処理を一
括して行う処理手段(3)とを有することを特徴とする
帳票固有図形作成装置。 - 【請求項2】線分を含む複数の図形要素から構成される
帳票固有の図形を表わす定型パターンのデータが、 定型パターンの開始を示す開始要素(7)と、 該開始要素に続く複数の図形要素(8a、8b、・・・)
と、 該複数の図形要素(8a、8b、・・・)に続き、前記定型
パターンの終了を示す終了要素(9)とからなり、 前記開始要素(7)内に、前記定型パターンの認識ロジ
ックを簡略化するために、該定型パターンの外形および
構成要素の種類の少なくとも一方を表す識別子(10)を
備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
帳票固有図形作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1097457A JP2572441B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 帳票固有図形作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1097457A JP2572441B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 帳票固有図形作成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02277173A JPH02277173A (ja) | 1990-11-13 |
JP2572441B2 true JP2572441B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=14192838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1097457A Expired - Fee Related JP2572441B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 帳票固有図形作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572441B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4531004B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2010-08-25 | 日本碍子株式会社 | 加熱装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0664595B2 (ja) * | 1985-12-06 | 1994-08-22 | 大日本印刷株式会社 | 帳票デザインシステム |
-
1989
- 1989-04-19 JP JP1097457A patent/JP2572441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02277173A (ja) | 1990-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |