JPH0554114A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH0554114A
JPH0554114A JP3213311A JP21331191A JPH0554114A JP H0554114 A JPH0554114 A JP H0554114A JP 3213311 A JP3213311 A JP 3213311A JP 21331191 A JP21331191 A JP 21331191A JP H0554114 A JPH0554114 A JP H0554114A
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Yoji Furuya
陽二 古谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横方向及び縦方向に無限大の2次元の広がり
を持ったメートル単位で目盛られた論理平面を考え、そ
の平面上に図形要素群を配置することにより、ユーザが
自由に縮小・拡大表示することを可能にするとともに描
画作業をも可能にした画像表示装置を提供することを目
的とする。 【構成】 画像データの画像要素の表示位置を2次元座
標系で決定し、その時の画像データの拡大率と共に記憶
しておき、その記憶手段に記憶された前記画像要素を、
現在の拡大率に応じて表示画面上に再表示するように動
作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、描画ができると共に、
その描画データの拡大・縮小表示ができる画像表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータ等に搭載
されて実行される描画ソフトには、拡大・縮小して表示
する機能が設けられているものもあるが、一般的には、
標準表示(標準モード)とレイアウト表示(縮小表示)
の2段階しかない場合が多い。このような場合は、ユー
ザによる図形要素の追加は標準モードでの表示中に行
い、図形全体を見渡したい場合は、レイアウト表示にす
る方法をとっている。このようなレイアウト表示は、印
刷の用紙1ページのイメージを1画面中に表示するもの
である。この場合、図形要素の位置座標は、ディスプレ
イ上でドット単位で規定される座標位置として定められ
ている。このディスプレイ上に表示する場合、ディスプ
レイの左上隅を原点とする横方向2000ドット、縦方
向3000ドット程度の矩形領域を定め、その領域内に
さまざまな図形要素を置くような形式で描画作業を進め
て行く。この時のディスプレイ表示は、上記矩形領域の
4分の1程度の範囲を実際に表示していて、ユーザの指
示により表示領域を、その矩形領域の中でスクロールさ
せる方法をとる。
【0003】また、標準表示、レイアウト表示モードの
他に拡大表示モードを備えた描画ソフトウェアが販売さ
れているが、この拡大表示モードでは、上述したドット
単位の矩形領域の一部を拡大して、ユーザによる細かな
部分の描画作業を可能にしている。このとき、一つ一つ
のドットは小さな正方形の一つ一つに直してディスプレ
イ上に拡大表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来例
では、標準表示、レイアウト表示及び拡大表示の3つの
倍率だけが存在するだけで、例えばユーザの指示によっ
て、2倍,5倍,10倍,100倍,1000倍等とい
うように、自由な拡大率で拡大表示して描画作業をする
等ということはできなかった。また、(1/2)倍,
(1/5)倍,(1/10)倍,(1/100)倍,
(1/1000)倍等というように、ユーザの指示によ
り自由な縮小率で縮小表示することもできなかった。
【0005】また従来は、横方向2000ドット、縦方
向3000ドット等の矩形領域に、直線、円等の図形要
素が配置されているだけであったので、例えば、その一
部を100倍、1000倍等に拡大したとしても、1つ
のドットを示す正方形が画面上にいくつか並ぶといった
形になるだけで、その表示されている図形を拡大して表
示することによる効果が得られなかった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、横方向及び縦方向に無限大の2次元の広がりを持っ
たメートル単位で目盛られた論理平面を考え、その平面
上に図形要素群を配置することにより、ユーザが自由に
縮小・拡大表示することを可能にするとともに描画作業
をも可能にした画像表示装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像表示装置は以下のような構成を備える。
即ち、画像データを変倍して表示できる画像表示装置で
あって、画像データの画像要素の表示位置を2次元座標
系で決定し、その時の画像データの拡大率と共に記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像要素
を、現在の拡大率に応じて表示画面上に再表示する再表
示手段とを有する。
【0008】
【作用】以上の構成において、画像データの画像要素の
表示位置を2次元座標系で決定し、その時の画像データ
の拡大率と共に記憶しておき、その記憶手段に記憶され
た前記画像要素を、現在の拡大率に応じて表示画面上に
再表示するように動作する。
【0009】
【実施例】この実施例では、横方向及び縦方向に無限大
の2次元の広がりを持った、メートル単位で目盛られた
論理平面を考え、その論理平面上に、第1段階として現
在ディスプレイに表示中の画面に相当する表示枠を設定
し、この表示枠の位置をメートル形の絶対単位で決め
る。このとき同時に表示の拡大率も記録しておく。そし
て第2段階として、その表示枠中に図形要素を配置して
行く。このとき、図形要素の位置は、表示枠内のドット
の単位で決められている。“表示枠内のドット”とは、
例えばハードウェアとしてディスプレイ画面が横400
0ドット、縦2000ドットの解像度を持っているな
ら、2次元の広がりを持った論理平面上に設置された表
示枠の内部も、横4000ドット、縦2000ドットの
ドットで埋めつくされていると考える。つまり、前述の
従来例では、単純に「図形要素の位置指定をドット単位
で行う」ものであったのに対し、この実施例では「第1
に表示枠の位置指定をメートル系の絶対単位で行い、第
2に、その表示枠の中で図形要素の位置指定をドット単
位で行う」2段階の形にした。
【0010】これによって、DADソフト等で既に実施
されている可能性のある絶対単位だけでデータ保存する
技術と異なり、メートル系の絶対単位と、ドット単位の
組み合わせによって図形要素の位置指定を行うので、デ
ータ量の増大を防ぐこともできる。
【0011】なお、上記の表示枠と、その単位の表示枠
内に所属する図形要素群とは1つのグループを形成して
いる。そして、それらのグループがいくつも集まって、
つまり図形要素を追加した際の表示枠がいくつも集まっ
て、2次元の広がりの中に図形群が設定される形にな
る。
【0012】以下、添付図面を参照して本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の画像表示装置
の概略構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、1は中央処理装置(以下C
PUと呼ぶ)、2は表示用のCRTディスプレイ、3
は、文字や各種機能指示等を入力するためのキーボー
ド、4は、ポインティングデバイスとしてのマウス、5
は、プログラムメモリ(ROM)6やワークエリアとし
てのRAM7及びビデオRAM(以下VRAMと呼ぶ)
8等を備えるメモリである。このROM6内には、表示
用の文字フォントや、このマシンの基本的入出力制御を
行うソフトウェアであるオペレーティングシステム(以
下OSと呼ぶ)の一部が含まれている。またRAM7に
は、OSや描画ソフト等がロードされて動作する。VR
AM8はCRTディスプレイ2に表示するデータを記憶
している表示用メモリである。
【0015】9はハードディスク等の外部記憶装置であ
って、多量のソフトウェアやデータ等がファイル形式で
蓄積されている。その中には、描画ソフトウェア本体の
ファイル10や、実際に表示される画像データを記憶し
ている描画データファイル11が含まれている。12は
印刷用のプリンタである。
【0016】図2は、外部記憶装置9の描画ソフトウェ
アがRAM7にロードされて実行される時のRAM7の
メモリマップを示す図である。
【0017】20はオペレーティングシステム領域を示
し、21は描画ソフト本体、22は描画データを示して
いる。この描画ソフト本体21は、外部記憶装置9内の
描画ソフト本体ファイルからRAM7上の、この位置に
ロードされて処理が開始される。22は描画データで、
描画ソフト本体21がRAM7にロードされると、それ
に引き続き、外部記憶装置9内の描画データファイル1
1からRAM7上にロードされる。又、この描画ソフト
本体21により、図形要素データの追加や削除更には描
画データ22に含まれる図形群のCRTディスプレイ2
上への表示などが行われる。23はRAM7上の空き領
域であって、OS20、描画ソフト本体21のワークエ
リアとして用いられる。
【0018】図3は描画ソフト本体21によるCRTデ
ィスプレイ2への画面表示例を示す図である。
【0019】30はCRTディスプレイ2の画面枠、3
1は図形32の表示枠、32は表示中の図形を示してい
る。33は縦方向のスクロールバー、34は横方向のス
クロールバーを示している。ユーザが、表示中の図形3
2のさらに上の方向の部分を見たい場合は、マウス4を
用いてマウスカーソル40を縦方向スクロールバー33
の下向きの矢印部分に合わせてマウス4のボタンを押す
と、押している間だけ表示中の図形32全体が下方向に
スクロール移動表示される。これにより、表示枠31の
上部分に新しい図形が次々に現れることになる。そし
て、ユーザがマウスボタンを離せば、図形32の下方向
へのスクロール移動表示が停止される。
【0020】同様に、ユーザが表示中の図形32の更に
右の方向の部分を見たい場合は、マウスカーソル40を
横方向スクロールバー34の左端の左向きの矢印の部分
に合わせてマウスボタンを押す。これによりマウス4の
ボタンを押している間だけ、表示中の図形32全体が左
方向にスクロール移動表示され、表示枠31の右の部分
に新しい図形が次々に現れることになる。
【0021】35は実行中のソフトウェアの表題、36
は終了マークで、ユーザがマウスカーソル40を、この
終了マーク36に合わせてマウス4のボタンを押して離
すことにより、描画ソフト本体21の処理が終了し、C
RTディスプレイ2上はOS20のプロンプト表示に戻
る。なお、以下では、ある項目にマウスカーソル40を
合わせてマウス4のボタンを押して離す動作を“選択す
る”と呼ぶことにする。37はメニュー欄で、ここでは
「ファイル」「編集」「拡大」「縮小」の4つのメニュ
ーが設けられている。いま、ここで「ファイル」を選択
すると、プルダウンメニューが現れる。このメニューを
選択することにより、ユーザの指示による描画データフ
ァイル11からRAM7の描画データ22への描画デー
タの呼び込みや、編集中の描画データ22を外部記憶装
置9の描画データファイル11へ保存することができ
る。
【0022】次に「編集」を選択するとプルダウンメニ
ューが現れ、ユーザの指示により表示中の図形32の部
分的な切り取りや、貼り付け、図形の回転などの編集処
理ができる。更に、ユーザがマウスカーソル40を「拡
大」に合わせてマウス4のボタンを押すと、押している
間だけ表示中の図形32の拡大率が増加し、表示中の図
形32も連続して拡大表示される。このとき、座標・拡
大率欄39の中の拡大率の表示値も連続的に増加して表
示される。そして、ユーザがマウス4のボタンを離すこ
とにより、拡大率が増大しながら表示されていた図形3
2の表示の変化も停止する。
【0023】また、ユーザがマウスカーソル40を「縮
小」に合わせてマウス4のボタンを押すと、押している
間だけ表示中の図形32の拡大率が減少し、表示中の図
形32も連続して縮小表示される。このとき、座標・拡
大率欄39の中の拡大率の表示値も連続的に減少して表
示される。そして、ユーザがマウス4のボタンを離せば
表示中の図形32の縮小表示も停止する。
【0024】なお、座標・拡大率欄39における中心点
座標値は、表示枠31の中心点の“論理座標”上の座標
値を表している。この“論理座標”については、後述の
図4及び図5で説明する。いま、ユーザが縦方向スクロ
ールバー33或いは横方向スクロールバー34を用い
て、表示中の図形32の縦方向スクロール表示或いは横
方向スクロール表示を行えば、表示枠31の中心点の
“論理座標”上の座標値も変化する。これに従って、座
標・拡大率欄39中の中心点座標値表示も変化すること
になる。
【0025】38は図形要素選択欄で、ユーザがマウス
カーソル40で選択することにより表示枠31の中に追
加する図形要素の種類を選ぶことができる。これら図形
要素としては、ここでは直線、円、四角、楕円、折れ
線、自由線、文字列の7種類が用意されている。
【0026】ところで、図3は表示中の図形32とし
て、「トンネルの坑内」が表示されており、ユーザによ
り、トンネルの坑内にランプに相当する小さな円41〜
43が追加されているときの状態を示している。なお、
この状態で拡大を指示すれば、「トンネルの奥の部分」
が次々に拡大されて表示される。
【0027】図4は、図3に示した画面表示例が実際に
CRTディスプレイ2に表示される際の、表示枠31の
ドットサイズ等を説明する図である。
【0028】表示枠31はCRTディスプレイ2上で横
40cm、縦20cmであり、これは横4000ドッ
ト、縦2000ドットのサイズに相当している。これに
より、ドット密度は1mm当たり10ドットとなる。い
ま、表示枠31の中心44の座標を(0,0)とする
と、x軸方向(横方向)のドットによる座標値は、x=
−2000ドットからx=+2000ドットの範囲にあ
る。又、y方向(縦方向)のドットによる座標値は、y
=−1000ドットからy=+1000ドットの範囲に
あることになる。また、この範囲の値であるなら、コン
ピュータ上ではx方向2バイト、y方向2バイトのデー
タとして扱うことができる。
【0029】図5は論理座標と表示枠の関係を説明する
ための図である。
【0030】まず、メートル系で目盛られた無限に広が
る2次元平面を考え、これを論理座標系とする。そし
て、この平面上に様々な図形要素を並べておき、この2
次元平面の1部を矩形で切り取って、この範囲の図形要
素群をCRTディスプレイ2上に表示するのが基本概念
である。なお、平面の1部を切り取るための矩形は、表
示枠31と相似形であって、大きさが様々である。ま
た、以下では、この矩形を論理座標系における“表示
枠”と称する場合もあるので注意する必要がある。
【0031】この2次元平面上で、この矩形が小さいこ
とは、CRTディスプレイ2上への表示の拡大率が大き
いことを示し、反対に、平面上でこの矩形が大きいこと
は、CRTディスプレイ2上への表示の拡大率が小さい
ことを示している。なお、上述したのは、2次元の平面
上に記録済の図形要素を、CRTディスプレイ2上に表
示する際の概念を説明したものだが、図形要素を2次元
平面上に記録する際には以下の様になる。
【0032】まず、図5(A)に示すように、51は記
録時の表示枠を示し、その時の拡大率をaとする。又、
52は現在の表示枠で、その拡大率はa’である。い
ま、表示枠31に相当する2次元平面上の点線の矩形5
1のメートル系で計った中心の座標(x0 )と拡大率
(a)とを記録し、次にその表示枠31上のドットの単
位で規定される図形要素である直線53の座標値を記録
する。図5(A)では、図形要素として直線53を定
め、その始点座標、終点座標をドット単位で記録してい
る。このように、図形要素の記録は、2段階に分かれて
いる。第1段階は、表示枠のメートル系による座標値の
記録であり、第2段階は、その枠内でのドット単位での
図形要素の位置の記録である。つまり、絶対値での記録
と相対値での記録との組み合わせにより図形要素の記録
が完了する。なお、図5(A)では、1つの点線の矩形
51の中で、図形要素として直線53だけを記録する場
合を示しているが、実際には、1つの点線の矩形51の
中に同時に多数の図形要素を記録することができること
はもちろんである。
【0033】図5(B)は、記録済の図形要素の直線5
3(図5(A))をCRTディスプレイ2上に表示しよ
うとする際に、直線53の始点のx座標(x)を表示デ
ィスプレイ2のドット値に換算する式をあらわしてい
る。この式に従えば、CRTディスプレイ2の表示の拡
大率がどの様なものであっても、図形要素座標の表示デ
ィスプレイ2のドット座標値が即座に得られるので、ユ
ーザは表示拡大・縮小を自由に行うことができる。
【0034】図6は、2次元平面の論理座標系内に、細
長い図形を作成・記録した際の作業手順を示したもの
で、ユーザは平面上のある点に表示枠61を定めて、細
長い図形の元の部分を作成し、次にスクロールバーを用
いて表示枠を移して細長い図形のより先の部分を作成す
るというように、次々と図形のより先の部分を作って行
く。そして、細長い図形の先端に行くほど表示枠の拡大
率を大きくして(表示枠を小さくして)、細長い図形の
先端近くの細かい部分まで詳細にユーザが作成すること
ができる。
【0035】図7は、描画データ22としての記録済の
表示枠及び図形要素の具体的データフォーマットを示す
図である1行目は、図形要素を記録した時の表示枠デー
タを示し、拡大率[倍]、中心点x座標[m]、中心点
y座標[m]で構成される。これら3つの数値は、図8
で示す浮動小数点数値で記録される。中心点座標とは、
図5(A)で示したように、メートル系で目盛られた2
次元の無限の広がりを持つ論理座標系中での表示枠位置
を示したものである。また拡大率とは、図4で示した現
実の表示枠のメートル単位での大きさと、論理座標上で
のメートル単位での記録時の表示枠の大きさとが一致し
た時を1.0倍と定義した倍率である。例えば、論理座
標系上での表示枠の大きさが図4に示す現実の大きさの
1/2になったとすれば、拡大率は2.0倍となる。反
対に、論理座標系上での表示枠の大きさが、図4での現
実の大きさの2倍になったとすれば、拡大率は、0.5
倍となる。
【0036】図7において、2行目以下は1行目の表示
枠状態を示し、追加記録した図形要素のデータフォーマ
ットを示している。1つ目のデータは直線のデータであ
るが、この直線データは、線種、線の太さ、始点のx座
標、始点のy座標、終点のx座標、終点のy座標等で構
成されている。なお、線の太さ及び各点の座標は、ドッ
ト単位で決定される。つまり、拡大率がどのようであっ
ても、表示枠内は常に図4で示す様に横方向4000ド
ット、縦方向2000ドットで構成されているものと考
えて、ドット単位で図形要素の座標値等が決定されてい
る。
【0037】この直線データの次には、図形要素として
円が記録されている。この円データは、線種、線の太
さ、塗りつぶしパタン、半径、中心のx座標、中心のy
座標で構成されている。線の太さ、半径、中心の座標
は、前述の直線の場合と同様に、表示枠中のドット単位
で表される。そして、直線、円以外にも、1行の表示枠
のグループとして、その他の図形要素が記録される。さ
らにそれ以下には、別の位置の表示枠の時に記録した図
形要素のグループが続く。表示枠のデータ、次に図形要
素として、矩形、だ円のデータが続いていることを示し
ている。つまりここでは、記録時の表示枠データ毎に図
形要素群がグループ化されていることを表している。な
お、図7では、表示枠データ、各図形要素データがバラ
バラに分離して記載されているが、実際には描画データ
22として、1行目以下、連続した1続きのデータとし
て記録されている。
【0038】図8は、図7に示す表示枠のデータ中で、
拡大率、中心点、座標の数値として使用される浮動小数
点数値の詳細を示した図で、小数部は小数点以下10
桁、10の累乗の指数部2桁で構成されている。なお、
データ量としては、2桁あたり1バイトとして、+、−
の符号を含めて、浮動小数点数値の1数値あたり8バイ
トを必要としている。
【0039】次に、図9及び図10のフローチャートに
従って本実施例の画像表示装置の主要な部分の動作を説
明する。
【0040】図9は、描画ソフト本体21内での図形要
素の追加・記録ルーチンの動作を示すフローチャートで
ある。このルーチンは、ユーザが何らかの描画動作をす
るたびに呼び出される構造になっており、まずステップ
S1で、ユーザが画面上で図形要素の追加動作をしたか
を調べ、追加動作をしない時にはこのルーチンからリタ
ンする。もしステップS1で追加動作が行われた時はス
テップS2に進み、現在の表示枠の拡大率、中心点座標
は記録済かどうかチェックする。そうでなければステッ
プS3に進み、現在の表示枠の拡大率と中心点座標を記
録してステップS4に進む。ステップS2で記録済みで
あればステップS4に進み、ユーザが追加した図形要素
のデータを記録する。2つのルーチンが連続して働くこ
とで、同一の表示枠データ以下に多数の図形要素データ
が追加されて、1つのグループを形成する。こうしてユ
ーザが表示枠を移動して図形要素群を追加して行けば、
別のグループが形成される。
【0041】図10は、描画ソフトウェア本体21内
の、記録済みの図形要素の表示ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。このルーチンは、描画ソフトウェ
ア本体起動直後、あるいはユーザが縦方向スクロールバ
ー3或いは横方向スクロールバー34或いはメニュー欄
37中の拡大ボタン或いは縮小ボタン等を用いて、表示
中の図形32の縦或いは横スクロール表示或いは表示中
の図形32の拡大或いは縮小を指示した場合等に起動さ
れるものである。つまり、何らかの表示状態の変更の指
示があった場合に起動されるルーチンである。
【0042】まず、ステップS10では、現在の表示枠
の拡大率、中心点座標値から、論理座標系(メートル単
位)上の新しい表示領域を決定し、ステップS11で、
上記表示領域にかかる記録済の表示枠データを抜き出
す。そしてステップS12に進み、このようにして抜き
出した表示枠データのグループに属する図形要素群か
ら、上記表示領域にかかる図形要素を抜き出す。最後に
ステップS13に進み、その抜き出した図形要素をCR
Tディスプレイ2に表示してもとの処理に戻る。その
際、図形要素のCRTディスプレイ2への表示位置(ド
ット単位)、大きさ等は、現在の表示枠の拡大率、中心
点座標と、記録済表示枠の拡大率、中心点座標等の値か
ら算出する。これらの計算方法は、図5(A)(B)を
参照して前述した通りである。
【0043】以上説明したように本実施例によれば、図
形要素データの記録方法として、まず、メートル単位に
目盛られた2次元の無限の広がりを持った論理座標系を
考え、その中にディスプレイの表示枠相当の矩形の表示
枠を仮定する。そして、第1段階として、その枠の位置
(メートル単位)と拡大率を記録し、第2段階として、
その枠中に所属する形で図形要素群を追加するように
し、その図形要素の位置を表示枠のドット単位で記録し
た。これによって、位置関連データ量を増やすことな
く、10の累乗の大きさの範囲で大量の図形要素群を定
義して、記録することができる。
【0044】尚、前述の実施例においては、記録済の図
形要素は、表示する時或いは記録した時の拡大率にかか
わらず全て表示されていた。例えば、ある拡大率で表示
している時、更に小さな微細な構造部分の図形要素を表
示しようとすると、余りに小さいので、結果的にCRT
ディスプレイ2上に黒いドットが1点だけ加わるだけと
いうこともあり得た。この表示のための処理時間は、全
く無駄と言わざるを得ない。そこで、図10に示した表
示ルーチンの中の、例えばステップS11の直後に「現
在の表示枠の拡大率に比べ、余りに小さな記録済表示枠
データは、表示対象から外す」と言うステップを追加す
れば、余分な表示処理を実行しなくて済む。
【0045】又、余りに小さな構造の図形要素の表示の
場合の表示処理を省くだけでなく、反対に、余りに大き
な構造の図形要素の1部を、表示処理から省くこともで
きる。この場合も、図10に示した表示処理ルーチンの
中の、例えばステップS11の直後に「現在の表示枠に
比べ、余りに大きな記録済表示枠データは、表示対象か
ら外す」と言うステップを追加すれば良い。この表示処
理が有用な例としては以下のような場合が考えられる。
【0046】いま、この描画ソフトを用いて日本全国の
地図を作ったとする。しかも、1画面に、日本列島をす
べて表示することもできれば、拡大ボタンを用いて表示
の拡大を続け、ある県の中のある郡の、更に小さな村の
地図についても表示できるものとする。しかし、このと
き、県名を表す巨大な文字の1部が表示の邪魔をして小
さな村の地図が見えないことが起こり得る。従って、こ
れを防止するために、地図の拡大を続けて村の地図を表
示している時は、日本全国図で表示されていた県名の文
字等は表示されないといった処理を行う。
【0047】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0048】以上説明したように本実施例によれば、描
画ソフトにおいて、メートル単位で目盛られた2次元の
無限の広がりを持つ論理座標系を仮定し、10の累乗の
範囲のさまざまな大きさの図形要素群をこの平面上に配
置する概念を用いることにより、ユーザが10の累乗の
範囲の自由な拡大率で図形要素を表示でき、或いは自由
な拡大率で図形要素を追加、削除できる効果がある。
【0049】なお、本実施例においては、図形要素の論
理座標系への記録は2段階に分かれていることは説明し
た通りである。つまり、第1段階は表示枠の位置をメー
トル単位に記録し、同時に拡大率も記録する。更に第2
段階として、図形要素位置を表示枠のドットを単位とし
て記録する。これによって、図形要素の位置に関するデ
ータのデータ量も減少させることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、横
方向及び縦方向に無限大の2次元の広がりを持ったメー
トル単位で目盛られた論理平面を考え、その平面上に図
形要素群を配置することにより、ユーザが自由に縮小・
拡大表示することを可能にするとともに描画作業をも可
能にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の画像表示装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像表示装置のRAMのメモリマッ
プを示す図である。
【図3】本実施例の画像表示装置にロードされた描画ソ
フトによる画面表示例を示す図である。
【図4】本実施例の画像表示装置に表示される表示枠及
びドットサイズ説明するための図である。
【図5A】
【図5B】本実施例の画像表示装置における論理座標と
表示枠の関係を説明するための図である。
【図6】表示枠を用いた図形作成手順を説明するための
図である。
【図7】本実施例の画像表示装置における表示枠、図形
要素のデータフォーマットを示す図である。
【図8】本実施例の画像表示装置における浮動小数点数
値を説明する図である。
【図9】本実施例の画像表示装置における記録処理を示
すフローチャートである。
【図10】本実施例の画像表示装置における表示処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 CRTディスプレイ 3 キーボード 4 マウス 5 メモリ 6 ROM 7 RAM 8 VRAM 9 外部記憶装置 10 描画ソフト本体ファイル 11 描画データファイル 20 OS(オペレーティング・システム) 21 描画ソフト本体 22 描画データ 23 空き領域 30 画面枠 31 表示枠 33 縦方向スクロールバー 34 横方向スクロールバー 38 図形要素選択欄 40 マウスカーソル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを変倍して表示できる画像表
    示装置であって、 画像データの画像要素の表示位置を2次元座標系で決定
    し、その時の画像データの拡大率と共に記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶された前記画像要素を、現在の拡大
    率に応じて表示画面上に再表示する再表示手段と、 を有することを特徴とする画像表示装置。
JP3213311A 1991-08-26 1991-08-26 画像表示装置 Withdrawn JPH0554114A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3213311A JPH0554114A (ja) 1991-08-26 1991-08-26 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3213311A JPH0554114A (ja) 1991-08-26 1991-08-26 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0554114A true JPH0554114A (ja) 1993-03-05

Family

ID=16637039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3213311A Withdrawn JPH0554114A (ja) 1991-08-26 1991-08-26 画像表示装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08171471A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Canon Inc 時系列データの表示方法及びそれを実現する情報処理装置
JPH0962478A (ja) * 1995-08-18 1997-03-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コンピュータ・システム
JPH1063257A (ja) * 1996-08-26 1998-03-06 Sony Corp 画像拡大装置
US7639254B2 (en) 1994-12-16 2009-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Intuitive hierarchical time-series data display method and system

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