JPH06223147A - 図形表示処理システム - Google Patents

図形表示処理システム

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Publication number
JPH06223147A
JPH06223147A JP5011717A JP1171793A JPH06223147A JP H06223147 A JPH06223147 A JP H06223147A JP 5011717 A JP5011717 A JP 5011717A JP 1171793 A JP1171793 A JP 1171793A JP H06223147 A JPH06223147 A JP H06223147A
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JP
Japan
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graphic
drawing information
display
processing unit
instruction
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Withdrawn
Application number
JP5011717A
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English (en)
Inventor
Yuji Wada
裕二 和田
Munenori Maeda
宗則 前田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to US08/109,265 priority patent/US5448694A/en
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T13/00Animation

Abstract

(57)【要約】 【目的】図形を表示する図形表示処理システムに関し,
視覚的な表示を支援する高機能な図形表示に関するツー
ルを提供し,コンピュータ・グラフィックスやアニメー
ションなどの応用プログラムを容易に構築できるように
することを目的とする。 【構成】図形の表示指示に含まれる図形の描画情報を図
形の識別子によって管理する描画情報管理部15を,応用
処理部11とは切り離して持つとともに,変身を含む図形
の操作に関する図形操作指示手段12によって,応用処理
部11から図形表示処理部13への指示を与え, 特に変身指
示の処理要求に対しその描画情報が持つ形状情報を,変
身後の形状情報に更新し,簡単に表示対象図形の形状を
変化させることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,図形を表示する図形表
示処理システムに関するものである。計算機技術の発展
に伴い,計算機を用いてグラフィカルな表示を行い視覚
的効果を高めることに重点を置く応用プログラムが開発
されるようになってきている。例えば,コンピュータ・
グラフィックスやアニメーションなどがこれに当たる。
これらの応用プログラムでは,視覚的効果を高めるため
に,ディスプレイなどの出力装置に複雑で工夫を凝らし
た表示を行わなければならず,その実現(コーディン
グ)は容易ではない。
【0002】このような状況に於いて,視覚的な表示を
支援する高機能な図形表示に関するツールが提供されれ
ば,コンピュータ・グラフィックスやアニメーションな
どの応用プログラムを容易に構築することが可能とな
り,その役割は重大である。
【0003】
【従来の技術】図12(イ)は,従来の図形表示処理シ
ステムの例を示している。表示装置103は,CRTデ
ィスプレイなどの図形の出力装置である。応用処理部1
00は,図形を表示するための表示指示を生成し,その
表示指示を図形表示処理部102に送る応用プログラム
などの処理手段である。図形表示処理部102は,応用
処理部100から送られてくる表示指示に従って,図形
を表示装置103に表示する処理手段である。図形表示
処理部102は,例えばプログラム・ライブラリまたは
ウインドウ・システムなどの各種の形態で提供され,現
在のグラフィカル・ユーザインタフェース構築の中心を
なすものである。表示指示とは,図形の表示・消去・移
動・拡大・縮小などを行うための,図形表示処理部10
2に対する指示である。
【0004】このような図形表示処理システムでは,図
形表示処理部102は表示指示に従って図形を表示する
ことが可能であり,応用処理部100から複数の表示指
示を送ることによって複数の図形を表示装置103に表
示することが可能である。しかし,一般に従来の図形表
示処理システムでは,図形の形状・位置・大きさなどの
描画情報101を応用処理部100が管理し,表示指示
とともにそれらの詳細な描画情報101を,図形表示処
理部102に通知する必要があった。そのため,以下の
ような問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(問題−1)図形を表示するために必要な情報(描画情
報)を管理する機能に欠けている。
【0006】例えば,閉空間中をランダムに運動してい
る粒子を表示する場合を考える。図12の(ロ)に示す
ように,粒子を表示する際には,高速で運動している粒
子を○,それ以外の粒子を◇で表示する。さらに,大き
な質量を持つ粒子ほど大きな図形(○または◇)で表示
するとする。このような場合,粒子同士の衝突や粒子と
壁との衝突などにより,粒子の運動速度や質量が時間毎
に変化する。そのため,粒子の表示形式が時間毎に変化
する。
【0007】従来の図形表示処理部102を用いてこの
ような表示を行う場合には,応用処理部100は,一般
に以下のように振る舞う必要があった。 ・運動(移動)の表示 例えば,位置P0 の粒子○が位置P1 に移動する場合を
考える。
【0008】(1) P0 にある○を消去するための表示指
示を,図形表示処理部102に送る。 (2) P1 に○を表示するための表示指示を,図形表示処
理部102に送る。 ・速度変化の表示 例えば,○を◇に変化させる場合を考える。
【0009】(1) ○を表示している位置を保存する。 (2) ○を消去するための表示指示を,図形表示処理部1
02に送る。 (3) 保存しておいた位置に◇を表示するための表示指示
を,図形表示処理部102に送る。 ・質量変化の表示 例えば,半径5の○を半径10の○に変化させる場合を
考える。
【0010】(1) 半径5の○を表示している位置を保存
する。 (2) 半径5の○を消去するための表示指示を,図形表示
処理部102に送る。 (3) 保存しておいた位置に半径10の○を表示するため
の表示指示を,図形表示処理部102に送る。
【0011】以上の三例における,従来の図形表示処理
部102を用いた場合の応用処理部100の振舞いをま
とめると,以下のようになる。 (1) 消去したい図形の描画情報(例えば,形状・位置・
大きさ)を所定の記憶領域に保存する。
【0012】(2) 図形を消去するための表示指示を,図
形表示処理部102に送る。 (3) 保存しておいた情報を元に,新たな図形の形状と表
示位置を決定する。 (4) 新たな図形を表示するための表示指示を,図形表示
処理部102に送る。
【0013】このように,図形表示処理部102が図形
を表示するために必要な情報である描画情報101の管
理を,応用処理部100が行わなければならなかった。 (問題−2)図形の形状を変化させる機能が十分でな
い。
【0014】上述した(問題−1)の粒子の速度変化を
表示する例のように,表示装置103に表示されている
図形の形状を変化させることは,高度に視覚的な応用プ
ログラムを作成するうえで有用である。しかし,このよ
うな機能は,従来の図形表示処理部102では提供され
ていない。すなわち,表示装置103に表示されている
図形に関して,その描画情報101に含まれる図形の形
状を変更する機能が提供されていない。 (問題−3)図形の形状の変化に伴い,その振舞いを変
化させる機能に欠けている。
【0015】上述した(問題−1)の例と同様に,○を
◇に変化させる場合を考える。図形の形状が○の時に
は,その図形に対する表示指示として,円の半径の変更
・中心点の移動などの指示を図形表示処理部102に送
ることは自然である。ところが,◇に変化した後は,こ
れらの表示指示を図形表示処理部102に送ることは自
然ではない。このように,図形の形状に依存して,図形
表示処理部102に送ることが可能なその図形に対する
表示指示が変化してしまう。このような図形の形状の変
化とそれに伴う振舞いの変化を実現する機能は,従来の
図形表示処理システムでは提供されていない。(なお,
ここではこのような図形の形状の変化とそれに伴う振舞
いの変化を“図形の変身”と呼ぶ。) (問題−4)複数の図形をまとめて複合図形として扱う
機能に欠けている。
【0016】例えば,図12の(ハ)に示すように,地
球が太陽の回りを回転し,月が地球の回りを回転する様
子を表示する場合を考える。この場合,以下のように考
えることができる。
【0017】(1) 地球は太陽の回りを回転している。 (2) 月は太陽の回りを地球と同じ速度で回転している。 (3) 月は地球の回りを回転している。 これに対応した,従来の図形表示処理部102を用いた
場合の応用処理部100の振舞いは,以下のようにな
る。
【0018】(1) 地球が太陽の回りを回転する動きに対
応して,地球を表す図形を移動させる表示指示を図形表
示処理部102に送る。 (2) 月が太陽の回りを回転する動きに対応して,月を表
す図形を移動させる表示指示,すなわち(1) と同じだけ
移動させる表示指示を図形表示処理部102に送る。
【0019】(3) 月が地球の回りを回転する動きに対応
して,月を表す図形を移動させる表示指示を図形表示処
理部102に送る。 上記(1) と(2) では,異なる図形が同じ動きをする様子
を表示する。しかし,従来の図形表示処理部102には
異なる図形を一つの図形として扱う機能がないため,応
用処理部100は以下のような簡潔な振舞いを行うこと
ができない。
【0020】(1) 地球と月が太陽の回りを回転する動き
に対応して,地球を表す図形と月を表す図形を移動させ
る表示指示を図形表示処理部102に送る。 (2) 月が地球の回りを回転する動きに対応して,月を表
す図形を移動させる表示指示を図形表示処理部102に
送る。
【0021】本発明は上記問題点の解決を図り,図形の
表示指示に含まれる図形の描画情報を管理する手段を,
応用処理部とは別に用意し,図形の形状や振舞いを簡単
に変化させることができるようにすることを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成例を
示す。処理装置10は,CPUおよびメモリを備え,プ
ログラムされた命令の実行によりデータを処理する装置
である。入力装置16は,キーボードやポインティング
・デバイスなどのデータや位置情報を入力する装置であ
る。表示装置17は,CRTや液晶ディスプレイなどの
図形を表示することのできる装置である。
【0023】応用処理部11は,ユーザの要求に応じて
図形の表示を伴う処理を行う応用プログラムなどによっ
て構成される処理手段である。図形表示処理部13は,
応用処理部11からの指示により,表示装置17への図
形の表示処理を行う処理手段である。描画情報管理部1
5は,表示装置17に表示する図形の識別子とその図形
の形状および位置情報を含む描画情報とを対応させて管
理し,図形の識別子をもとに描画情報を検索する手段お
よび描画情報を変更する手段を持つものである。図形操
作指示手段12は,応用処理部11から図形表示処理部
13への指示を与える,少なくとも図形の作成,消滅,
表示,消去および変身を含む図形の操作に関する指示手
段であって,応用処理部11に対して関数またはコマン
ドなどの形で提供されるものである。
【0024】そして,図形表示処理部13は,図形操作
指示手段12による応用処理部11からの処理要求に応
じて,描画情報管理部15により描画情報を検索し,そ
の描画情報に基づき図形の形状と振舞いとを決定して表
示装置17への表示処理を行うとともに,特に変身指示
の処理要求に対しその描画情報が持つ形状情報を変身後
の形状情報に変換する手段を持つ。
【0025】請求項2記載の発明では,さらに図形表示
処理部13は,図形操作指示手段12による応用処理部
11からの図形の形状に応じて描画情報を変更する指示
に対し,その指示が適当なものであるか否かを判断し選
別する表示指示フィルタリング部14を持ち,表示指示
が適当なものでない場合に所定のエラー処理を起動する
手段を持つ。
【0026】また,請求項3記載の発明では,描画情報
管理部15は,複数の描画情報から構成される複合図形
に対して与えられた図形の識別子により,複数の描画情
報をまとめて扱う管理手段を持ち,図形表示処理部13
は,図形操作指示手段12による応用処理部11からの
指示に含まれる図形の識別子が複合図形に関する識別子
である場合に,その識別子によって定まる複数の描画情
報に基づいて,指示された処理を複数の図形に対して行
うように構成される。
【0027】
【作用】本発明で扱う図形は,その図形を他の図形と区
別するための識別子とその図形の形状・大きさなどの描
画情報との組{識別子,描画情報}で表される。描画情
報の一つである図形の形状としては,例えば以下のよう
な種類がある。 (図形−1)形状のないもの。 (図形−2)点・直線・円弧・円・楕円・多角形など。 (図形−3)アルファベット・数字・記号・平仮名・片
仮名・漢字などの文字列。 (図形−4)ビットマップデータなどによって表現され
た絵や模様。
【0028】本発明により,前述した従来技術の問題点
は次のように解決される。 (解決−1)描画情報を管理する機能に欠けている。本
発明では,この問題を解決するために,描画情報管理部
15を用いている。描画情報管理部15は,図形の持つ
識別子と描画情報を一括して管理する手段であり,通常
のデータベースシステムと同等の機能を有する。すなわ
ち,ある図形の識別子を元に(キーとして)その図形の
描画情報を検索する手段を有する。
【0029】例えば,図形Aの描画情報を変更する表示
指示が図形表示処理部13に送られた場合,以下のよう
に処理される。 (1) 図形表示処理部13は,描画情報管理部15に図形
Aの描画情報の変更を伝える。
【0030】(2) 描画情報管理部15は,管理している
描画情報から図形Aの描画情報を検索し,それを変更す
る。 (3) 描画情報管理部15は,変更後の図形Aの描画情報
を図形表示処理部13に送る。
【0031】(4) 図形表示処理部13は,図形Aの描画
情報を元にして図形Aを表示装置17に表示する。描画
情報管理部15が管理する描画情報では,例えば図形の
形状が円の場合,中心点の位置・半径などを管理する。
また,図形の形状が文字列の場合,位置・フォント種別
・表示する文字列などを管理する。これによって,応用
処理部11が図形の描画情報を管理することが不要とな
る。 (解決−2)図形の形状を変化させる機能が十分でな
い。
【0032】本発明では,この問題を解決するために,
以下の方法を用いる。 ・描画情報管理部15が管理する描画情報に含まれる図
形の形状を,表示指示により変更可能にする。 ・図形の形状が変更された際には,描画情報の変換を行
う。
【0033】例えば,図形の形状が円から三角形に変更
される場合を考える。形状が円の図形に対しては,表示
装置17に円を表示するための描画情報として中心点の
位置や半径などが必要である。また,形状が三角形の図
形に対しては,三頂点の位置などが必要である。そのた
め,図形の形状が変更される際には,描画情報の変換処
理機能が必要である。 (解決−3)図形の形状の変化に伴い,その振舞いを変
化させる機能に欠けている。
【0034】本発明では,この問題点を解決するため
に,表示指示フィルタリング部14を用いる。表示指示
フィルタリング部14とは,図形の形状に応じて描画情
報を変更する表示指示を選別(フィルタリング)する手
段である。描画情報を変更する表示指示が図形表示処理
部13に送られた場合,以下のように処理される。
【0035】(1) 応用処理部11から送られてくる表示
指示は,表示指示フィルタリング部14が受ける。 (2) 表示指示フィルタリング部14は,描画情報管理部
15が管理する描画情報を参照しその図形の形状を考慮
して,その表示指示が適当なものであるかを判断する。
適当なものであるなら,その表示指示を図形表示処理部
13による表示指示の実行に入る。そうでなければ,そ
の表示指示はエラーとして扱い,不正表示指示として無
視する,またはエラーメッセージを出力するなどの処理
を実行する。
【0036】(3) 図形表示処理部13は,送られてくる
表示指示を処理する。 (解決−4)複数の図形をまとめて扱う機能に欠けてい
る。本発明では,この問題を解決するために,以下の方
法を用いる。
【0037】・描画情報管理部15に,図形の識別子と
描画情報の他に,まとめて扱うべき複数の図形の識別子
を管理させる。 ・図形表示処理部13の機能に,複数の図形をまとめて
表示装置17に表示する機能を追加する。
【0038】例えば,直線・円・文字列の三つの図形を
まとめて移動するような場合,次のような指示によって
処理される。 (1) 応用処理部11は,直線・円・文字列をまとめて扱
うためのグループ化の指示を図形表示処理部13に送
る。すると,図形表示処理部13は,直線・円・文字列
をまとめて扱うべき図形(複合図形)として登録する。
【0039】(2) 応用処理部11は,複合図形を移動さ
せる表示指示を図形表示処理部13に送る。これによ
り,図形表示処理部13は,複合図形として登録されて
いる各図形を移動させる。
【0040】本発明では,図形表示処理部13の機能を
上記のように拡張することにより,通常の図形(複合図
形でない図形)と同様に複合図形を扱う。そのため,複
合図形に対しても形状を与えたり,複合図形の形状を変
更することが可能である。具体的には,複合図形とは以
下のような機能を持つ図形である。
【0041】・まとめて扱うべき複数の図形を登録す
る。 ・通常の図形と同様に,形状を変更することができる。 ・形状がない状態(つまり,“形状がない”という形状
の時)では,登録されている図形が表示される。
【0042】・形状がある状態(例えば,三角形)で
は,その形状(この場合,三角形)が表示される。この
時,登録されている図形は表示されない。
【0043】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図2は本発明の実施例に係る描画情報の
管理説明図である。
【0044】図形は,その図形を他の図形と区別するた
めの識別子(図形の名前)とその図形の形状・大きさな
どの描画情報との組{識別子,描画情報}で表される。
描画情報管理部15は,図2に示すように図形の持つ識
別子と描画情報を一括して管理し,例えば,「円1」と
いう図形の名前(識別子)の検索要求に対し,結果とし
て「円1の描画情報」を返却する。応用処理部11は,
図形の名前だけを意識した表示指示を出せばよく,これ
らの検索処理は,図形表示処理部13と描画情報管理部
15との間で行われる。
【0045】図3はその描画情報の検索処理フローを示
す。応用処理部11からの図形の識別子を指定した何ら
かの指示に対し,図形表示処理部13は,検索する図形
の識別子をキーとする検索要求を描画情報管理部15へ
送る。これに対し,描画情報管理部15は,管理してい
る描画情報からキーを識別子とするものを探す(図3
(a) )。
【0046】処理(b) の判定により,識別子が一致する
描画情報を発見した場合,処理(c)により検索成功とし
て描画情報を返す。該当する描画情報がなかった場合,
処理(d) により検索失敗としてその旨を通知する。
【0047】図4は複合図形を持つ場合の描画情報の管
理説明図である。描画情報管理部15では,複合図形と
して,複数の図形の識別子を管理する描画情報を持つこ
とができるようにし,それに図形の識別子を付与するこ
とにより,複数の図形をまとめて扱う機能を提供する。
複合図形の識別子は,通常の図形の識別子と同様に扱わ
れ,例えば図4に示すように,「複合図形1」をキーと
する検索要求に対して,「複合図形1の描画情報,登録
されている図形の識別子情報」等が結果として返却され
る。
【0048】図5はその複合図形の表示処理フローを示
している。点線で囲んだ部分は,特に複合図形に関係し
た部分の処理である。 (a) 例えば応用処理部11から図形の識別子(ID)と
表示指示の命令(INS)を指定した表示処理要求があ
ると,図形表示処理部13は,描画情報管理部15によ
りIDが一致する描画情報を検索する。
【0049】(b) 検索結果により,指定されたIDを持
つ図形は複合図形であるかどうかを判定する。複合図形
である場合,処理(d) へ進む。 (c) 指定されたIDの描画情報をもとに,表示装置17
にその図形を表示し,表示処理を終了する。
【0050】(d) 図形が複合図形である場合,命令IN
Sは,表示するための表示指示であるかどうかを判定す
る。そうでない場合,処理(f) へ移る。 (e) 命令INSが表示するための表示指示である場合,
指定されたIDの描画情報には形状があるかどうかを判
定する。形状がある場合,処理(c) へ移り,その形状の
図形を表示する。形状がない場合,処理(f) へ進む。
【0051】(f) 指定されたIDでもって登録されてい
る図形の集合をAとする。 (g) Aが空になるまで,以下の処理(h) 〜(j) を繰り返
す。Aが空になったならば,表示処理を終了する。
【0052】(h) Aが空でない場合,Aから要素を取り
出して,それをaとする。 (i) 表示指示の命令INSを元にaに適した命令IN
S’を作る。 (j) aに対してINS’を実行する指示を出す。すなわ
ち,リカーシブ・コールにより<表示処理(a,IN
S’)>の処理を実行する。終了したならば,処理(g)
へ戻って処理を繰り返す。
【0053】次に,本発明の実施例による図形の変身に
ついて説明する。図6はその図形の変身説明図,図7は
図形表示処理部13による変身処理フローを示す。例え
ば,図形の形状を円から三角形に変更する場合を考え
る。本実施例では,応用処理部11は,その円の図形の
識別子と,変身後の「三角形」の形状を指定するだけ
で,描画情報を自動的に変更することができる。この変
身機能により,例えば図12の(ロ)に示したような形
状が変化する粒子の運動を示すアニメーション等を容易
に作成することができる。
【0054】図6の(イ)に示すように,形状が円の図
形に対しては,表示装置17に円を表示するための描画
情報として中心点の位置や半径などが必要である。ま
た,形状が三角形の図形に対しては,三頂点の位置など
が必要である。そのため,図形の形状を変身する指示に
対して,描画情報における位置や大きさを形状の特性に
合わせて変換する処理を行う。
【0055】円の描画情報を三角形の描画情報に変換す
る場合,三角形の3頂点の位置を決めるために,円に内
接する三角形を計算し,その頂点の座標P1,P2,P
3を決める。デフォルトの規則では,頂点の1つが円の
中心の真上にある正三角形が変換対象となる。変身戦略
としてユーザが規則を指定し,例えば横向きの三角形,
円に外接する三角形というように,変身後の形状を選択
可能とすることもできる。
【0056】図6の(ロ)は,三角形を四角形に変身さ
せるときの位置決めの例を示している。まず変身前の三
角形Aを包含する領域として外接円Oを用いる,そし
て,変身後の四角形Bは三角形Aの外接円Oに内接する
四角形とする。
【0057】この処理は,例えば図7に示す処理によっ
て行われる。以下,円の図形を三角形に変身する場合を
例に,図7に示す処理(a) 〜(f) を説明する。 (a) 変身指示では,円の図形の識別子(ID)と変身す
る形状(SHAPE=三角形)が指定される。図形表示
処理部13は,指定されたIDの描画情報を描画情報管
理部15により検索する。その描画情報の領域名をここ
ではINFOとして説明する。
【0058】(b) 変身後の形状SHAPEを表示するた
めに必要な描画情報を生成し,その領域をINFO’と
する。 (c) INFO’の中の図形の形状をSHAPE=三角形
に初期化する。
【0059】(d) IDの図形(円)を包含する領域Oを
求める。 (e) 求めたOの領域内にSHAPEが表示できるように
INFO’の中の位置と大きさを初期化する。
【0060】(f) IDで指定される描画情報としてIN
FO’の描画情報を,描画情報管理部15に依頼し再登
録する。 例えば,図形の形状が円の場合であって,中心点の位置
や半径以外の描画情報を変更するなどの,円に対して不
適切な指示があった場合,その指示情報に従ってそのま
ま描画情報に指示を反映すると,適切な図形の表示がで
きなくなる。また,図形の形状が文字列の場合であっ
て,位置・フォント種別・表示する文字列以外の描画情
報を変更するなどの,文字列に対して不適切な指示があ
った場合にも,同様に不都合が生じる。すなわち,描画
情報の変更では,形状の異なる図形ごとに異なる振舞い
が必要となる。
【0061】そのため,図1に示す表示指示フィルタリ
ング部14を用い,図形の形状に応じて描画情報を変更
する指示を選別(フィルタリング)する。図8は,その
表示指示フィルタリング部14の処理フローを示してい
る。
【0062】(a) 描画情報を変更するような表示指示を
受けたならば,描画情報管理部15により描画情報を参
照する。 (b) 描画情報を変更する表示指示であるかどうかを判定
し,描画情報を変更する指示でない場合,処理(d) へ進
む。
【0063】(c) 描画情報を変更する表示指示である場
合,図形の形状から判断して適当な変更指示であるどう
かを判断する。適当な変更指示である場合,処理(d) へ
進み,不適当である場合,処理(e) へ進む。
【0064】(d) 指定された表示指示を実行し,処理を
終了する。 (e) 不適当な変更指示である場合,指示を無視する,ま
たはエラーメッセージを出力するなどのエラー処理を実
行して,処理を終了する。
【0065】図1に示すように,応用処理部11から図
形表示処理部13への処理要求は,図形操作指示手段1
2を用いて行われるが,この図形操作指示手段12は,
例えばコマンド,関数,マクロ命令その他の応用プログ
ラム等にとって利用可能な種々の形で実現することがで
きる。これを関数呼出しとして実現する場合の具体例を
以下に説明する。
【0066】関数のフォーマットは,関数名(引数1,
引数2,…)であり,関数実行部(図形表示処理部1
3)への入力として,引数が渡される。以下の説明で
は,関数の仕様として, 出力:関数がどのような値を返すのか, 処理:どのような処理を行うのか, について説明する。これらの説明から実際に関数の実行
部をインプリメントすることは容易である。もちろん,
本発明の実施は,これに限られるわけではなく,種々の
変更が可能であることは言うまでもない。
【0067】〔図形を操作するための関数〕図形を操作
するための関数は,応用処理部11が用いることによ
り,図形表示処理部13によって実行される。例えば,
以下の関数がある。
【0068】・作成(図形の形状,描画情報の初期化) −出力:引数で描画情報が初期化された図形の名前(識
別子)。 −処理:その図形の描画情報を作成させ,それを引数に
よって初期化させる。
【0069】・消滅(図形の名前) −出力:消滅に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形の描画情報を消滅させる。
【0070】・表示(図形の名前) −出力:表示に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を画面上に表示させる。
【0071】・消去(図形の名前) −出力:消去に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を画面上から消去させる。
【0072】・移動(図形の名前,移動先) −出力:移動に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を絶対座標で指定された移動先に移動
させる。
【0073】 ・移動(図形の名前,現在地点からの移動量) −出力:移動に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を相対座標で指定された現在地点から
の移動量だけ移動させる。
【0074】 ・点滅(図形の名前,点滅速度,点滅回数) −出力:点滅に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を点滅速度に従い点滅回数だけ点滅さ
せる。
【0075】 ・点対称移動(図形の名前,基準となる点の座標) −出力:点対称移動に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を基準となる点に対して対称に移動さ
せる。
【0076】 ・軸対称移動(図形の名前,基準となる軸の方程式) −出力:軸対称移動に成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その図形を基準となる軸に対して対称に移動さ
せる。
【0077】・描画情報の変更(図形の名前,変更する
描画情報の種類,変更値) −出力:変更前の値。 −処理:その図形の描画情報中の,指定された描画情報
の値を変更する。
【0078】例えば,直線の傾き・直線の両端点の位置
・線パターン・円の中心点の位置・円の半径・三角形の
3辺の長さ・三角形の3頂点の位置・前景色・背景色・
塗りつぶしパターン・文字列のフォントの種類・文字列
の内容(表示する文字列)・ビットマップデータなどで
表現された絵や模様の内容などを変更することができ
る。
【0079】 ・変身(図形の名前,変身後の形状・変身戦略) −出力:変更前の形状。 −処理:その図形を変身させる。それに伴い,描画情報
も変換する。描画情報の変換は,変身戦略が与えられた
場合にはそれに従う。変身戦略とは,変身のし方を示す
ルールやユーザが組み込んだルーチンの指定であり,ユ
ーザが変身のし方を選択できるようにするための機構で
ある。必要なルールの処理機構またはユーザが作成した
描画情報の変換ルーチンを,例えば関数実行部からの出
口ルーチンとして登録することにより,変身に関するカ
スタマイズが可能である。変身戦略が与えられない場合
には,デフォルトの規則に従う。
【0080】・グループへの追加(複合図形の名前,追
加する図形の名前リスト) −出力:追加が成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その複合図形が管理する図形の中に,与えられ
た図形を追加する。
【0081】・グループからの削除(複合図形の名前,
削除する図形の名前リスト) −出力:削除が成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その複合図形が管理する図形の中から,与えら
れた図形を削除する。
【0082】・グループからの検索(複合図形の名前,
検索する図形の名前) −出力:検索が成功したかどうかを示すフラグ。 −処理:その複合図形が管理する図形の中に,与えられ
た図形が存在するかどうかを調べる。
【0083】以上の関数が応用処理部11の利用のため
に提供されるが,他に図形表示処理部13が描画情報管
理部15へ処理を依頼するときのために,内部的に次の
ような変身のための関数,描画情報を管理するための関
数,複合図形のための関数が設けられている。これらに
ついて説明する。
【0084】〔変身のための関数〕 ・描画情報の変換(図形の名前,変身後の形状) −出力:変換が成功したかどうかを示すフラグ。
【0085】−処理:その図形の描画情報をデータベー
スから検索し,変身後の形状を表示するために必要な描
画情報に変換する。古い描画情報をデータベースから削
除し,新しい描画情報をデータベースに追加する。
【0086】 ・フィルタリング(図形の名前,表示指示) −出力:その図形にとってその表示指示が妥当かどうか
を示すフラグ。 −処理:その図形の描画情報をデータベースから検索
し,その形状を調べる。図形の形状をもとに,表示指示
の妥当性を判定する。
【0087】〔描画情報を管理するための関数〕 ・描画情報の追加(図形の名前,追加する描画情報) −出力:追加が成功したかどうかを示すフラグ。
【0088】−処理:その図形の描画情報をデータベー
スに追加する。 ・描画情報の削除(図形の名前) −出力:削除が成功したかどうかを示すフラグ。
【0089】−処理:その図形の描画情報をデータベー
スから削除する。 ・描画情報の検索(図形の名前) −出力:検索された描画情報の名前。
【0090】−処理:その図形の描画情報をデータベー
スから検索する。発見した場合,その描画情報の名前を
返す。発見できない場合,検索失敗を示す特別な値を返
す。
【0091】〔複合図形のための関数〕 ・スケジューリング(複合図形の名前,表示指示) −出力:スケジューリングが成功したかどうかを示すフ
ラグ。
【0092】−処理:その図形の描画情報をデータベー
スから検索し,管理する図形の名前を調べる。管理する
図形に対して,適切な表示指示を送る。図9はこれらの
関数を用いた応用処理部11による応用例,図10およ
び図11は,図9に示す関数列の実行例を示す図であ
る。
【0093】図9に示すように応用処理部11が関数呼
び出しを行うと,図形表示処理部13および描画情報管
理部15よって,図10および図11に示すようにその
処理が実行される。
【0094】1)circle=作成(円,P0,
R);このステートメントは,中心がP0で半径がRの
円の描画情報を作成し,その図形の名前(識別子)を変
数circleに返却することを指示している。
【0095】これに対し,図10の1)に示すような処
理が行われる。すなわち,円の描画情報を格納するめた
めの領域(INFO)を確保し,INFOの中の形状を
円,位置をP0,半径をRとして初期化する。そのIN
FOを描画情報管理部15における描画情報のデータベ
ースに追加する。
【0096】2)character=作成(文字列,
P1,”文字列”);このステートメントは,P1の位
置に内容が”文字列”という文字列の描画情報を作成
し,その図形の名前(識別子)を変数characte
rに返却することを指示している。なお,本実施例で
は,文字列についても図形の形状の一種として扱われる
ようになっている。
【0097】これに対し,図10の2)に示すような処
理が行われる。すなわち,文字列の描画情報を格納する
めための領域(INFO’)を確保し,INFO’の中
の形状を文字列,位置をP1,表示文字列を”文字列”
として初期化する。そのINFO’を描画情報管理部1
5における描画情報のデータベースに追加する。
【0098】3)表示(circle);circle
で指定された識別子を持つ図形を表示することを指示し
ている。これに対し,図10の3)に示すように,ci
rcleをキーとしてデータベースから描画情報(それ
をCIRC_INFOとする)を検索する。検索したC
IRC_INFOに基づいて,画面上に円の図形を表示
する。
【0099】4)表示(character);これは
characterで指定された識別子を持つ図形を表
示することを指示している。これに対し,図10の4)
に示すように,characterをキーとしてデータ
ベースから描画情報(それをCHAR_INFOとす
る)を検索する。検索したCHAR_INFOに基づい
て,画面上に”文字列”の図形を表示する。
【0100】5)変身(circle,点);circ
leで指定された識別子を持つ図形を,形状が点の図形
に変換することを指示している。
【0101】これに対し,図11の5)に示すような処
理が行われる。まず,circleをキーとしてデータ
ベースから描画情報(それをCIRC_INFO’とす
る)を検索する。また,点の描画情報を格納するための
領域(P_INFO)を確保する。検索したCIRC_
INFO’をP_INFOに変換する。具体的には,形
状を円から点に変更し,P0の位置はそのままにして,
半径Rをクリアする。データベースから元のCIRC_
INFOを削除する。そして,circleの描画情報
として,P_INFOを追加する。最後に,画面上に変
換した点の図形を表示する。
【0102】6)移動(character,P2);
これはcharacterで指定された識別子を持つ図
形を,P2の位置へ移動することを指示している。これ
に対し,図10の6)に示すように,characte
rをキーとして,データベースから描画情報(それをC
HAR_INFO’とする)を検索する。検索したCH
AR_INFO’の中の位置をP2に変更する。画面上
のP1に表示されている文字列を消去する。そして,画
面上のP2の位置に”文字列”の図形を表示する。
【0103】従来の図形表示処理システムでは,同じよ
うな処理を行おうとした場合,応用処理部側で,例えば
図10ないし図11に示すような各処理を実行する必要
があったが,本実施例では,単に図9に示すような表示
指示によって,簡単に図形を作成・表示・変更すること
ができるようになる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
・図形の描画情報を管理する,・図形の形状を変化させ
る,・図形の振舞いを変化させる,・複合図形を扱う,
というような処理を,応用処理部が容易に実現できるよ
うになる。従って,応用処理部を作成する者に過度な負
担を掛けることなく,表示装置上に高度に視覚的な表示
を行うことが可能となる。これにより,コンピュータ・
グラフィックスやアニメーションなどの高度なグラフィ
カル・ユーザインタフェースを必要とする応用プログラ
ムの構築の支援に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係る描画情報の管理説明図で
ある。
【図3】本発明の実施例による描画情報の検索処理フロ
ーを示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る複合図形を持つ場合の描
画情報の管理説明図である。
【図5】本発明の実施例による複合図形の表示処理フロ
ーを示す図である。
【図6】本発明の実施例に係る図形の変身説明図であ
る。
【図7】図形表示処理部による変身処理フローを示す図
である。
【図8】表示指示フィルタリング部の処理フローを示す
図である。
【図9】本発明の応用例を示す図である。
【図10】図9に示す関数列の実行例を示す図である。
【図11】図9に示す関数列の実行例を示す図である。
【図12】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 処理装置 11 応用処理部 12 図形操作指示手段 13 図形表示処理部 14 表示指示フィルタリング部 15 描画情報管理部 16 入力装置 17 表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを処理する処理装置(10)と,図形
    を表示する表示装置(17)とを備えた図形表示処理システ
    ムにおいて,ユーザの要求に応じて図形の表示を伴う処
    理を行う応用処理部(11)と,その応用処理部(11)からの
    指示により,前記表示装置(17)への図形の表示処理を行
    う図形表示処理部(13)と,前記表示装置(17)に表示する
    図形の識別子とその図形の形状および位置情報を含む描
    画情報とを対応させて管理し,図形の識別子をもとに描
    画情報を検索する手段および描画情報を変更する手段を
    持つ描画情報管理部(15)と,前記応用処理部(11)から前
    記図形表示処理部(13)への指示を与える,少なくとも図
    形の作成,消滅,表示,消去および変身を含む図形の操
    作に関する図形操作指示手段(12)とを備え,前記図形表
    示処理部(13)は,前記図形操作指示手段(12)による前記
    応用処理部(11)からの処理要求に応じて,前記描画情報
    管理部(15)により描画情報を検索し,その描画情報に基
    づき図形の形状と振舞いとを決定して前記表示装置(17)
    への表示処理を行うとともに,特に変身指示の処理要求
    に対しその描画情報が持つ形状情報を変身後の形状情報
    に変換する手段を持つことを特徴とする図形表示処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の図形表示処理システムに
    おいて,前記図形表示処理部(13)は,前記図形操作指示
    手段(12)による前記応用処理部(11)からの図形の形状に
    応じて描画情報を変更する指示に対し,その指示が適当
    なものであるか否かを判断し選別する表示指示フィルタ
    リング部(14)を持ち,表示指示が適当なものでない場合
    に所定のエラー処理を起動することを特徴とする図形表
    示処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の図形表示
    処理システムにおいて,前記描画情報管理部(15)は,複
    数の描画情報から構成される複合図形に対して与えられ
    た図形の識別子により,複数の描画情報をまとめて扱う
    管理手段を持ち,前記図形表示処理部(13)は,前記図形
    操作指示手段(12)による前記応用処理部(11)からの指示
    に含まれる図形の識別子が複合図形に関する識別子であ
    る場合に,その識別子によって定まる複数の描画情報に
    基づいて,指示された処理を複数の図形に対して行うこ
    とを特徴とする図形表示処理システム。
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