JP7303603B2 - 学習教材 - Google Patents

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Description

本発明は、困っている身体障害者への対応を学習するのに用いる学習教材に関する。
近年、道路、駅、各種施設での点字ブロックの敷設やバリアフリー化、あるいは、交差点での音響装置付き信号機による通行報知、など、視覚障害者や肢体障害者などの身体障害者に対する環境整備がある程度進んできている。なお、身体障害者への対応を学習するのに用いる学習教材に関して、特に開示すべき特許文献はありません。
上記のように身体障害者に対する環境整備がある程度進んできた現状においても、実際には身体障害者が困ることも多く、このような状況に遭遇した場合、手助けしたいと思っても、どのように対応したらいいか分らず、声をかけそびれて、やり過ごしてしまいがちとなる。
本発明は、このような点に鑑みて為されたものであって、身体障害者に対して、どのような状況で、どのように対応したらよいかを学校や職場などで学習して、実際に役立てるのに有効な学習教材を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明に係る学習教材は、身体障害者が遭遇し得る場面を表示した状況表示シートと、前記場面に遭遇した身体障害者に対する対応を受講者が記入して前記状況表示シートに貼り付ける対応シールとを備えている。
本発明に係る学習教材によると、受講者は状況表示シートに表示された場面を見て、その場面に表示された身体障害者に対して必要と思われる対応、例えば、声をかけたり、身振りや手振りで問いかけるといった対応を考え、対応シールに記入し、状況表示シートに貼り付けて提示することで、他の受講者や指導者の意見などを聴くことができる。これによって、身体障害者に対する対応を効率よく学習することができ、実際に身体障害者が困っている現場に遭遇した場合でも、速やかに適切な対応をとることができるようになる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記対応シールが、前記場面に遭遇した身体障害者に対するメッセージを前記受講者が記入して前記状況表示シートに貼り付ける声かけシールである。
この実施態様によると、受講者は状況表示シートに表示された場面を見て、その場面に表示された視覚障害者や肢体障害者などの身体障害者に対して必要と思われるメッセージを考えて声かけシールに記入し、状況表示シートに貼り付けて提示することで、他の受講者や指導者の意見などを聴くことができる。これによって、身体障害者に対する適切な声かけを効率よく学習することができ、実際に身体障害者が困っている現場に遭遇した場合でも、速やかに適切な声かけを行うことができるようになる。
(3)本発明の一実施態様では、前記状況表示シートに表示された場面に遭遇した身体障害者に関して気づいた事項を、受講者が記入して状況表示シートに貼り付ける気づきシールを備えている。
この実施態様によると、状況表示シートに表示された場面を見た受講者は、場面に表示された身体障害者に関して気づいた事項、例えば、身体障害者が困っている事項などを気づきシールに記入して状況表示シートの該当場面に貼り付けて提示することで、気づきシールの記入内容に基づいて、適切な声かけのメッセージを、他の受講者や指導者と共に考えることができ、効率的に学習することができる。
(4)本発明の他の実施態様では、前記状況表示シートは、身体障害者が遭遇し得る複数の場面を1枚のシートに並列表示すると共に、場面毎に切り離し可能である。
この実施態様によると、状況表示シートをホワイトボードや黒板などに貼り付けることで、複数の遭遇場面を同時に表示することができ、身体障害者が遭遇する数多くの状況を一挙に観察して、効率よく多人数で学習することができる。また、状況表示シートから切り離した遭遇場面をテーブルなどの上に展開して、少人数の受講者でグループ学習することもできる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、身体障害者に関する各種情報を記載した受講者用プリントと、当該学習教材の使い方を記載した指導者用の使い方ガイドとを備えている。
この実施態様によると、受講者用プリントに、身体障害者が困っているときの様子やしぐさ、手伝う際の注意事項等の身体障害者に関わる各種情報を記載しておくことで、実際に、身体障害者が困っている現場に遭遇した際の対応に有効に活用することができる。また、指導者は、使い方ガイドに基づいて受講者を指導することで、当該学習教材を適切に利用した効率的な学習指導を行うことができる。
(6)本発明の一実施態様では、前記状況表示シートに表示されている一場面が、横断歩道の近くに身体障害者が居る状況である。
この実施態様によると、横断歩道において身体障害者が困っている状況等に応じた種々の声かけを学習することができる。
(7)本発明の他の実施態様では、前記状況表示シートに表示されている一場面が、障害物が置かれた点字ブロックの近くに視覚障害者が居る状況である。
この実施態様によると、点字ブロックに沿って移動しようとする視覚障害者の状況等に応じた声かけを学習することができる。
(8)本発明の更に他の実施態様では、前記状況表示シートに表示されている一場面が、工事現場や踏切などの危険箇所の近くに身体障害者が居る状況である。
この実施態様によると、身体障害者に危害が及ばないようするための種々の声かけを学習することができる。
(9)本発明の一実施態様では、前記状況表示シートに表示されている一場面が、昇降用の移動手段、あるいは、交通機関の乗降箇所近くに身体障害者が居る状況である。
この実施態様によると、エレベータやエスカレータなどの昇降用の移動手段や、バスや電車などの交通機関を、身体障害者が安全に利用できるようにするための種々の声かけを学習することができる。
(10)本発明の他の実施態様では、前記状況表示シートに表示されている一場面が、自動販売機の近くに身体障害者が居る状況である。
この実施態様によると、身体障害者が自動販売機を利用できるようにするための種々の声かけを学習することができる。
(11)本発明の更に他の実施態様では、前記身体障害者が視覚障害者であり、受講者が着用する目隠し用ゴーグルを備えている。
この実施態様によると、受講者が目隠し用ゴーグルを着用して、目が見えない状況を体験することで、視覚障害者にとって望ましい声かけを効率的に学習することができる。
このように、本発明による学習教材を用いることで、身体障害者に対して、状況に応じて、どのように対応したらよいかを学校や職場などで学習して、実際に役立てることができるようになる。
図1は、本発明の一実施形態に係る学習教材の1セットを示す斜視図である。 図2は図1の状況表示シートの表面図である。 図3は図1の他の状況表示シートの表面図である。 図4は図1の気づきシールの表面図である。 図5は図1の声かけシールの表面図である。 図6は図1の目隠し用ゴーグルの正面図である。 図7は図1の受講者用プリントの表面図である。 図8は図1の受講者用プリントの裏面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に一実施形態に係る1セットの学習教材が示されている。この例の学習教材は、身体障害者として視覚障害者に対応した教材である。
この学習教材は、視覚障害者が遭遇し得る場面を表示した状況表示シート1と、状況表示シート1に表示された場面における視覚障害者に関して受講者が気づいた事項を記入して状況表示シート1に貼り付ける気づきシール2と、前記場面における視覚障害者に対する対応、具体的には視覚障害者に対するメッセージを受講者が記入して状況表示シート1に貼り付ける対応シールとしての声かけシール3と、体験学習用の目隠し用ゴーグル4と、受講者用プリント5と、指導者用の使い方ガイド6とを備えている。
上記の各教材の構成を以下に説明する。
〔状況表示シート1〕
状況表示シート1は、紙材や樹脂材で形成されており、主として、ホワイトボード、黒板、壁、等に貼り付けて、受講者に向けて開示するものである。この例では、横長シート材からなる2枚の状況表示シート1が用意されている。2枚の内の1枚の状況表示シート1の表面には、図2に示されるように、視覚障害者が遭遇し得る3つの場面(A)~(C)が印刷表示されている。また、他の1枚の状況表示シート1には、図3に示されるように、視覚障害者が遭遇し得る3つの場面(D)~(F)が印刷表示されている。なお、各場面は、境界に形成されたミシン目7において分離可能となっている。また、状況表示シート1の表面には、気づきシール2や声かけシール3の貼付けや剥離ができるように表面処理がなされている。
次に、状況表示シート1に示された各場面の具体例を説明する。
図2に示される状況表示シート1の左側の場面(A)では、歩道橋15の手前にある信号機付きの横断歩道16の前に視覚障害者Pが立っている。歩道橋15の階段に連なる点字ブロック17上には、自転車18が放置されている。
図2の状況表示シート1の中央の場面(B)では、バス停に数人の人が並んで待っており、そのバス停前の道路の点字ブロック19上に視覚障害者Pが立っている。この視覚障害者Pの前方における点字ブロック19の近くには、ゴミ箱20があり、その周囲の点字ブロック19上には、ペットボトル21等が放置されている。
図2の状況表示シート1の右側の場面(C)では、自動車22が通過している踏切23の前の歩道に、視覚障害者Pが踏切23に向かって立っている。この視覚障害者Pの近くの歩道に道路工事箇所を示すロードコーン24が設置されている。
図3に示される状況表示シート1の左側の場面(D)では、エレベータホールに置かれたベンチ25に、スマートフォンを操作している女性P1が座っている。エレベータ26の横には、男性化粧室27と女性化粧室28の出入り口があり、男性の視覚障害者Pが女性化粧室28の入り口の前あたりに立っている。
図3の状況表示シート1の中央の場面(E)では、登りエスカレータ29の横に設置された自動販売機30の前に視覚障害者Pが立っている。登りエスカレータ29の手前には、スーツケース31を点字ブロック32の上に置いた旅行者らしき人P2が立っている。
図3の状況表示シート1の右側の場面(F)では、電車33が停車している駅のプラットフォームに、乗客が列を作って並んでいる。その列の最後尾近くに視覚障害者Pが立っており、近くに駅員P3が立っている。
〔気づきシール2〕
気づきシール2は、状況表示シート1の上記場面を見た受講者が、視覚障害者に関して気づいた事項、例えば、視覚障害者が困っていることなど、気づいた事項を記入し、状況表示シート1の該当する場面に貼り付けて使用するものである。
気づきシール2は、その裏面が粘着面となっており、図1中に示すように、複数枚(この例では3枚)の気づきシール2が台紙8に貼り付けられて提供される。この気づきシール2は、1枚ずつ台紙8から剥がして使用することができる。また、図4に示すように、この例では、気づきシール2自体は、外周が波形の横長楕円形に形成されると共に、外周近くに注意を喚起するマーク9を備え、かつ、外周部を着色した縁取りが施されたものとなっている。
〔声かけシール3〕
声かけシール3は、状況表示シート1の上記場面を見た受講者が、気づいた事項に対応して視覚障害者にどのような声かけをすればよいかを考え、その声かけのメッセージを記入して状況表示シート1の該当する場面に貼り付けて使用する。
声かけシール3も、その裏面が粘着面となっており、図1中に示すように、複数枚(この例では3枚)が台紙10に貼り付けられて提供される。この声かけシール3は、1枚ずつ台紙10から剥がして使用することができる。また、この例では、図5に示すように、声かけシール3自体は、横長楕円形に形成されると共に、外周近くにひらめきマーク11を備えたものとなっている。
〔目隠し用ゴーグル4〕
図6に示される目隠し用ゴーグル4は、紙材や樹脂シート材を打抜き裁断して形成されている。この目隠し用ゴーグル4は、体験学習用であり、例えば、座学の前に、受講者に装着してもらって、目が見えない状態を実際に体験してもらうためのものである。このように座学の前に、目が見えない状態を体験することで、視覚障害者の立場で深く考えることができる。
〔受講者用プリント5〕
受講者用プリント5の表面と裏面が図7、図8に示されている。このプリント5には、視覚障害者が困っているときの様子やしぐさ、手伝う際の注意事項、視覚障害者に関わる各種情報、等が、見やすい色刷りのイラスト入りで記載されている。
〔使い方ガイド6〕
使い方ガイド6は指導者用のものであって、各教材の使い方や、指導要領などが記載されている。
本実施形態に係る学習教材は以上のように構成されており、次に、その使用形態について説明する。
この学習教材を用いた学習は、主として複数の受講者を対象に行われるものである。この学習は、ホワイトボード、黒板、壁面などに状況表示シート1を掲示して、受講者に各場面を観察してもらい、場面ごとに視覚障害者が困っている事項等を考え、気づいた事項を気づきシール2に記入して、状況表示シート1に表示されている場面における該当適所に貼り付けてもらう。また、気づきシール2の記入事項などを参考にして、視覚障害者に対して考えられる声かけのメッセージを声かけシール3に記入して該当する場面に貼り付けてもらう。
なお、状況表示シート1を場面ごとに切り離してテーブルの上に拡げ、テーブルを囲んで少人数でグループ学習することもできる。
また、例えば、座学に先立って、目隠し用ゴーグル4を受講者が着用して、目が見えないことによって生じる様々に問題点を実際に体験してもらい、どのような手助けが必要かを深く考えてもらう。
次に、上記状況表示シート1の上記各場面(A)~(F)における具体的な「気づき」及び「声かけ」について説明する。
先ず、図2に示される状況表示シート1の各場面について説明する。
図2の状況表示シート1の左側の場面(A)において、受講者が、視覚障害者Pが点字ブロック17に沿って歩いて自転車18にぶつかる虞があると気づいたとする。その受講者は、気づきシール2に、例えば、「自転車にぶつかりそう」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の、例えば、自転車18やその近傍に貼り付ける。
また、受講者が、横断歩道16の信号機が音響装置の付いていない信号機であって、視覚障害者Pが、横断歩道16を渡るタイミングが分らないと気づいたとする。その受講者は、気づきシール2に、例えば、「横断歩道を渡るタイミングが分らない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の、例えば、横断歩道16やその近傍に貼り付ける。
また、受講者が、視覚障害者Pが歩道橋15に向かっており、歩道橋15の階段でつまずく虞があると気づいたとする。その受講者は、気づきシール2に、例えば、「歩道橋の階段につまずきそう」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の、例えば、歩道橋15の階段やその近傍に貼り付ける。
このようにして、受講者は、状況表示シート1の場面(A)を見て、また、他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者Pに関して気づいた事項、例えば、困っていることや起こりそうな不都合な事態を、気づきシール2に記入し、状況表示シート1の場面(A)に貼り付ける。
次に、受講者は、状況表示シート1の場面(A)に貼り付けられた気づきシール2の記入内容や他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者にどのような声かけをしたらよいかを主体的に考え、適切と考える声かけのメッセージを声かけシール3に記入する。記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の対応する箇所に貼り付ける。
上記の「自転車にぶつかりそう」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『止まって下さい。前方に自転車があります。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
また、上記の「横断歩道を渡るタイミングが分らない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『今、信号は青です。一緒に渡りましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
また、上記の「歩道橋の階段につまずきそう」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『階段があります。一緒に行きましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(A)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
図2の状況表示シート1の中央の場面(B)において、受講者が、視覚障害者Pがバス34に乗ろうとしているが、視覚障害者Pは、どこに並んだらよいか分らないと気づいたとする。その受講者は、気づきシール2に、例えば、「どこに並べばよいか分らない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(B)の、例えば、視覚障害者Pの近傍に貼り付ける。
このようにして、受講者は、状況表示シート1の場面(B)を見て、また、他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者Pに関して気づいた事項を、気づきシール2に記入し、状況表示シート1の場面(B)に貼り付ける。
次に、受講者は、状況表示シート1の場面(B)に貼り付けられた気づきシール2の記入内容や他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者にどのような声かけをしたらよいかを主体的に考え、適切と考える声かけのメッセージを声かけシール3に記入する。
上記の「どこに並べばよいか分らない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『バスに乗られますか。待っている人の列に一緒に並びましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(B)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
図2の状況表示シート1の右側の場面(C)において、受講者が、視覚障害者Pが道路工事箇所を認識していないことに気づいたとする。その受講者は、気づきシール2に、例えば、「道路工事箇所を認識していない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(C)の、例えば、道路工事箇所やその近傍に貼り付ける。
また、受講者が、視覚障害者Pが踏切23を渡ろうとしていること気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「踏切を渡ろうとしている」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(C)の、例えば、踏切23やその近傍に貼り付ける。
このようにして、受講者は、状況表示シート1の場面(C)を見て、また、他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者Pに関して気づいた事項を、気づきシール2に記入し、状況表示シート1の場面(C)に貼り付ける。
次に、受講者は、状況表示シート1の場面(C)に貼り付けられた気づきシール2の記入内容や他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者にどのような声かけをしたらよいかを主体的に考え、適切と考える声かけのメッセージを声かけシール3に記入する。
上記の「道路工事箇所を認識していない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『後方で工事をしています。一緒に歩きましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(C)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
また、上記の「踏切を渡ろうとしている」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『一緒に渡りましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(C)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
次に、図3に示される状況表示シート1の各場面について説明する。
図3の状況表示シート1の左側の場面(D)において、受講者が、視覚障害者Pがエレベータ26の乗口を探していると気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「エレベータの乗口を探している」、あるいは、「エレベータの乗口が分らない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(D)の、例えば、エレベータ26やその近傍に貼り付ける。
また、受講者が、視覚障害者Pが化粧室の入口を探していると気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「化粧室の入口を探している」、あるいは、「化粧室の入口が分らない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(D)の、例えば、男性化粧室27やその近傍に貼り付ける。
また、受講者が、視覚障害者Pが疲れて休みたそうにしていると気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「疲れて休みたそう」、あるいは、「休める場所が分らない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(D)の、例えば、ベンチ25やその近傍に貼り付ける。
このようにして、受講者は、状況表示シート1の場面(D)を見て、また、他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者Pに関して気づいた事項を、気づきシール2に記入し、状況表示シート1の場面(D)に貼り付ける。
次に、受講者は、状況表示シート1の場面(D)に貼り付けられた気づきシール2の記入内容や他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者にどのような声かけをしたらよいかを主体的に考え、適切と考える声かけのメッセージを声かけシール3に記入する。
上記の「エレベータの乗口を探している」、あるいは、「エレベータの乗口が分らない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『一緒に乗りましょうか。何階ですか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(D)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
また、上記の「化粧室の入口を探している」、あるいは、「化粧室の入口が分らない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『男性化粧室に案内しましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(D)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
また、上記の「疲れて休みたそう」、あるいは、「休める場所が分らない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『座る場所をお探しですか。ここにベンチがあります。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(D)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
図3の状況表示シート1の中央の場面(E)において、受講者が、視覚障害者Pが自動販売機30を利用しようとしていると気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「自動販売機を利用したい」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(E)の、例えば、自動販売機30やその近傍に貼り付ける。
また、受講者が、視覚障害者Pがエスカレータ29に乗ろうとしていると気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「エスカレータに乗りたい」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(E)の、例えば、エスカレータ29やその近傍に貼り付ける。
このようにして、受講者は、状況表示シート1の場面(E)を見て、また、他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者Pに関して気づいた事項を、気づきシール2に記入し、状況表示シート1の場面(E)に貼り付ける。
次に、受講者は、状況表示シート1の場面(E)に貼り付けられた気づきシール2の記入内容や他の受講者の意見を参考するなどしながら、視覚障害者にどのような声かけをしたらよいかを主体的に考え、適切と考える声かけのメッセージを声かけシール3に記入する。
上記の「自動販売機を利用したい」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『何かお困りですか。お手伝いしましょうか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(E)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
また、上記の「エスカレータに乗りたい」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『一緒に乗りましょうか。肘をつかんで下さい。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(E)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
図3の状況表示シート1の右側の場面(F)において、受講者が、視覚障害者Pが電車33に乗ろうとしていると気づいたとすると、その受講者は、気づきシール2に、例えば、「電車に乗りたい」、あるいは、「どこに並べばよいか分らない」と記入し、記入した気づきシール2を台紙8から剥がして、状況表示シート1の場面(F)の、例えば、電車33やその近傍に貼り付ける。
このようにして、受講者は、状況表示シート1の場面(F)を見て、また、他の受講者の意見を参考にするなどしながら、視覚障害者Pに関して気づいた事項を、気づきシール2に記入し、状況表示シート1の場面(F)に貼り付ける。
次に、受講者は、状況表示シート1の場面(F)に貼り付けられた気づきシール2の記入内容や他の受講者の意見を参考するなどしながら、視覚障害者にどのような声かけをしたらよいかを主体的に考え、適切と考える声かけのメッセージを声かけシール3に記入する。
上記の「電車に乗りたい」、あるいは、「どこに並べばよいか分らない」と記入された気づきシール2に対して、例えば、『一緒に並びましょうか。行先はどこですか。』といった声かけのメッセージを考えた受講者は、そのメッセージを、声かけシール3に記入し、記入した声かけシール3を台紙10から剥がして、状況表示シート1の場面(F)の対応する気づきシール2の近傍に貼り付ける。
以上のように、受講者は、状況表示シート1に表示された各場面を観察し、視覚障害者が困っている事項や適切な声かけのメッセージなどを主体的に考え、気づきシール2と声かけシール3に記入して状況表示シート1の該当場面に貼り付けて受講者同士での意見交換を行う。また、指導者は、受講者が見落とした事項の説明や、模範的な対応の提示などを行って、各種場面での身体障害者に対する好ましい対応を受講者に学習させる。
なお、学校での学習においては、気づきシール2と声かけシール3を貼り付けた状況表示シート1を、学習が終了した後にも掲示しておき、学習内容を生徒がいつでも閲覧確認できるようにしておくとよい。
上記の気づきシール2を省略し、気づきシール2への記入や状況表示シート1への気づきシール2の貼り付けの過程を無くして効率的な学習を行うようにしてもよい。
上記の例では、身体障害者は、視覚障害者であったが、肢体障害者の場合にも基本的に同様に学習することができる。
例えば、急な傾斜や段差のある歩道に、車椅子に乗った肢体障害者が居る場面、地下鉄の地下のホームへ車椅子で行ける経路が分らない肢体障害者か居る場面、あるいは、自動販売機を利用できない車椅子に乗った肢体障害者が居る場面等の種々の場面が想定され、場面に応じて、例えば、「どうされましたか。」、「お手伝いしましょうか。」、「駅員さんを呼んできましょうか。」といった声かけが考えられる。
また、身体障害者が、聴覚障害者である場合には、例えば、交通機関で車内アナウンスや緊急放送が聞こえないために、不安そうに周囲を見回している聴覚障害者が居る場面などが想定され、このような場合には、「どうされましたか。」といった声かけを行うことが考えられるが、聴覚障害者が聞き取れる、あるいは、唇の動きから読取れるように、ゆっくりと声かけを行う。
声かけが困難であるときには、身振りや手振りを交えて、「筆談で伝えましょうか。」といった対応とることが考えられ、声かけではなく、身振りや手振り、あるいは、筆談による対応をとることになる。このように聴覚障害者に対する対応を学習することもできる。
[その他の実施形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)気づきシール2と声かけシール3は使い捨て仕様でもよいが、消去可能なペンを用いて記入し、再使用できるように表面処理した仕様で実施してもよい。
(2)状況表示シート1の各場面を背景のみ表示すると共に、身体障害者(上記の例では視覚障害者)のイラストを別ピースで形成し、各種場面の適所に貼り付けて使用するようにしてもよい。これによると、一つの場面において、数多くの状況を作ることができる。また、指導者が身体障害者ピースを任意に貼り付けて場面設定を変更することができる。あるいは、受講者が身体障害者ピースを任意に貼り付けることで、受講者自身が場面設定を考えるようにすることができる。
(3)状況表示シート1の各場面を、当初から枚葉に形成して提供してもよい。
(4)状況表示シート1の各場面は、実際の現場を撮影した写真としてもよい。
1 状況表示シート
2 気づきシール
3 声かけシール
4 目隠し用ゴーグル
5 受講者用プリント
6 使い方ガイド

Claims (11)

  1. 身体障害者が遭遇し得る場面を表示した状況表示シートと、前記場面に遭遇した身体障害者に対する対応を受講者が記入して前記状況表示シートに貼り付ける対応シールとを備える、
    ことを特徴とする学習教材。
  2. 前記対応シールが、前記場面に遭遇した身体障害者に対するメッセージを前記受講者が記入して前記状況表示シートに貼り付ける声かけシールである、
    請求項1に記載の学習教材。
  3. 前記状況表示シートに表示された場面に遭遇した身体障害者に関して気づいた事項を、受講者が記入して状況表示シートに貼り付ける気づきシールを備える、
    請求項1または2に記載の学習教材。
  4. 前記状況表示シートは、身体障害者が遭遇し得る複数の場面を1枚のシートに並列表示すると共に、場面毎に切り離し可能である、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の学習教材。
  5. 身体障害者に関する各種情報を記載した受講者用プリントと、当該学習教材の使い方を記載した指導者用の使い方ガイドとを備える、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の学習教材。
  6. 前記状況表示シートに表示されている一場面が、横断歩道の近くに身体障害者が居る状況である、
    請求項1ないし5のいずれか一項に記載の学習教材。
  7. 前記状況表示シートに表示されている一場面が、障害物が置かれた点字ブロックの近くに視覚障害者が居る状況である、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の学習教材。
  8. 前記状況表示シートに表示されている一場面が、工事現場や踏切などの危険箇所の近くに身体障害者が居る状況である、
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載の学習教材。
  9. 前記状況表示シートに表示されている一場面が、昇降用の移動手段、あるいは、交通機関の乗降箇所近くに身体障害者が居る状況である、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の学習教材。
  10. 前記状況表示シートに表示されている一場面が、自動販売機の近くに身体障害者が居る状況である、
    請求項1ないし9のいずれか一項に記載の学習教材。
  11. 前記身体障害者が視覚障害者であり、
    受講者が着用する目隠し用ゴーグルを備える、
    請求項1ないし10のいずれか一項に記載の学習教材。
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