JPH09101937A - コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム - Google Patents

コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム

Info

Publication number
JPH09101937A
JPH09101937A JP7258920A JP25892095A JPH09101937A JP H09101937 A JPH09101937 A JP H09101937A JP 7258920 A JP7258920 A JP 7258920A JP 25892095 A JP25892095 A JP 25892095A JP H09101937 A JPH09101937 A JP H09101937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comment
window
display
displayed
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7258920A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Hayashi
俊光 林
Keiko Takahara
桂子 高原
Yoshiyuki Nakayama
良幸 中山
Takeshi Ishizaki
健史 石▲崎▼
Yoshinobu Tanigawa
嘉伸 谷川
Masami Kameda
正美 亀田
Toru Hoshi
徹 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7258920A priority Critical patent/JPH09101937A/ja
Publication of JPH09101937A publication Critical patent/JPH09101937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】任意のアプリケーションプログラム(AP)が
ウインドウに表示したファイルまたはデータににコメン
トを添付する。 【解決手段】マルチウインドウシステムと、AP実行手
段と、入力手段と、表示手段とを備える情報処理装置に
おいて、出力されているデータの識別情報(ファイル名
など)と、該情報に付加されるコメントとの関係を保持
し、第1の情報が、AP実行手段により表示されると、
保持した関係にしたがってコメントを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】マルチウインドウシステムを
有し、少なくとも一つのウインドウを表示する手段を備
える情報処理装置、または、該情報処理装置を複数備え
る情報処理装置システムに用いられる共同作業支援シス
テムに係り、特に、打合せや会議を行なう場合に適す
る、1つの情報処理装置で行なわれた入力操作が、他の
情報処理装置上の対応するウインドウの表示内容に反映
される共同作業支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ファイルにコメントを付けることができ
る技術としては、つぎのような技術が既に知られてい
る。マッキントッシュ(Macintosh)社製のパーソナル
コンピュータでは、ファイルの情報としてコメントを付
ける事ができる。特開平1−270167号公報には、
メモ付き文書編集方式として、文章にメモ文章を添付す
る方式が記載されている。特開平1−111268号公
報には、電子メモ帳システムとして、文書データとメモ
との対応を記憶し、文書データの一部が指定されたこと
に応じて、メモを表示する技術が記載されている。特開
平5−73543号公報に記載された電子化文書の取扱
方法及び装置では、文書に文字データ、アンダーライン
等のメモを入力し、メモ入力付き/不付を指定して文書
を出力することができる。
【0003】また、共同作業支援システムに関するもの
としては、特開平2−176976号公報記載の図形描
画消去方法が知られていいる。この方法では、一つの情
報処理装置で描画した図形を、ネットワークを介して接
続された他の情報処理装置における対応するウインドウ
の表示内容に反映させる。また、「日立評論」第71巻
第9号(1989年9月)第109〜114頁には、対
話者間で互いに操作可能なアプリケーション(以下、A
P)のウインドウ上に書き込むことができるテレライテ
ィング機能を備える電子対話システムが記載されてい
る。さらに、「日経コンピュータ」1995年1月9日
号第87〜93頁には、(株)日立製作所製のデスクト
ップ会議システム「アソシア(ASSOCIA)」が、共同作
業モードのウインドウに情報を付加することができるコ
メントリンカという機能が備えていることが記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】文書データは、さまざ
まなアプリケーションで表示、編集することができる。
しかし、これらの従来技術では、ファイルまたは文章に
コメントまたはメモを添付する手段は、当該ファイルま
たは文章を作成したアプリケーションに備えられている
ため、他のアプリケーションを用いてコメントまたはメ
モを添付したり参照したりすることはできない。すなわ
ち、メモを付けたアプリケーション以外のアプリケーシ
ョンを用いても文章は表示できるが、該文章に付加され
ているメモを参照することはできない。上述の図形描画
消去方法やコメントリンカ機能では、他のアプリケーシ
ョンが表示しているウインドウ上に図形を描画したり、
コメントを付けたりすることはできない。
【0005】なお、上述のテレライティング機能では、
他のアプリケーションにより表示されたウインドウにメ
モを書き込むことができる。すなわち、他のアプリケー
ションにより作成された文章の表示画面に、メモを書き
込むことができる。しかし、このテレライティング機能
は、文章にメモを付すものではなく、表示画面に入力さ
れたメモを表示するに過ぎない。したがって、文章の表
示に際して、以前に付加されたメモを再表示するといっ
たことはできない。
【0006】また、共同作業支援システムに関する上記
従来技術では、表示画面にコメントを書き込むことはで
きるが、アプリケーションが表示している内容と書き込
まれたコメントとを対応付けて保存していないため、表
示内容に応じてコメントを再表示することはできない。
【0007】そこで、本発明は、作成および表示したア
プリケーションプログラムに拘りなく、表示された情報
に対して、コメントの入力を受け付け、入力されたコメ
ントを当該情報に関連付けて保存し、必要に応じて表示
するコメント添付システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、マルチウインドウシステムと、少なく
とも一つのウインドウを表示するアプリケーションプロ
グラム実行手段と、入力手段と、表示手段とを備える情
報処理装置におけるコメント添付方法において、出力さ
れている第1の情報の識別情報と、該情報に付加される
第2の情報との関係を保持し、上記第1の情報が、上記
アプリケーションプログラム実行手段により表示される
と、上記保持した関係にしたがって、上記第2の情報を
表示することを特徴とするコメント添付方法と、この方
法を用いたコメント添付システムおよび共同作業支援シ
ステムとが提供される。
【0009】なお、識別情報としては、ファイル名、お
よび、第1の情報のイメージまたは文字情報の、いずれ
を用いることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のコメント添付システムの
一態様としては、ファイル名と、コメントと、コメント
表示位置とを、対応付けて保持するためのコメントデー
タ記憶手段と、コメントおよびコメント表示位置の入力
を受け付けるコメント受け付け手段と、上記コメントの
入力を受け付けた時点で、上記アプリケーションプログ
ラム実行手段により上記表示手段に表示されていたファ
イルのファイル名を取得するファイル名取得手段と、上
記取得したファイル名と、上記入力されたコメントおよ
びコメント表示位置とを、対応付けて上記コメントデー
タ記憶手段に格納する手段と、ファイル名の指定を受け
付けて、上記アプリケーションプログラム実行手段によ
り上記ファイルの内容が表示されている上記ウインドウ
の、該ファイル名に対応して上記コメントデータ記憶手
段に保持されたコメント表示位置に、該ファイル名に対
応して上記コメントデータ記憶手段に保持されたコメン
トを表示するコメント表示手段とを備えるものがある。
【0011】また、ファイル名ではなく、データのイメ
ージまたは文字列にコメントを対応付けてもよい。
【0012】なお、コメント表示手段は、コメント表示
位置には、コメントが添付されていることを示すコメン
トマークを表示し、コメントは、コメント用ウインドウ
に表示するようにすれば、コメントを添付することによ
り覆い隠される表示を少なくすることができる。この場
合、コメントマークの表示と、コメント用ウインドウの
表示とを、線で結べば、これらが関連付けられているこ
とをはっきりつ示すことができる。
【0013】コメントマークは、ファイルの内容が表示
されているウインドウに重ねて表示される、背景色が透
明または半透明であるコメントマーク用ウインドウに表
示するか、あるいは、コメントマークの輪郭を覆う非矩
形ウインドウにより表示する。
【0014】コメントマーク用ウインドウを用いる場合
には、このウインドウとAPが表示したウインドウとを
重ねた状態で、APが表示したウィンドウへの入力と、
上記マークを表示するためのウィンドウへの入力との切
り換えを行なう手段を有することが望ましい。
【0015】また、コメントマークとそのマークに対応
付けられたコメントとの保存時に、APが表示していた
ファイルの名前、APの名前または保存日時などの情報
を保存する手段と、APが表示していたファイルを再び
表示する時に、上記情報からファイルの表示状態が保存
時の表示状態と異なる(上記APと異なるAPで表示さ
れる、ファイルが更新されている、など)ことを判定す
る手段と、異なっていた場合に、ファイルの名前を保存
していたことを示すマークを表示する手段を有するよう
にしてもよい。
【0016】なお、コメントマークに対応付けられたコ
メントを提示するウィンドウの、当該計算機の表示装置
への表示および非表示を、当該計算機の利用者の操作に
応じて切り替える表示切り替え手段APがウィンドウに
表示していたファイルを再び表示したときに、コメント
マークを再び表示したファイルと同時に表示する手段を
有するようにしてもよい。また、APが表示していたフ
ァイルを再び表示したときに、表示したファイル名を記
憶し、コメントマークを自動的に表示する手段を有する
ようにしてもよい。
【0017】また、上述の共同作業支援システムにおい
て、前記各情報処理装置のコメント添付システム間に論
理的通信路を確立する手段と、上記通信路を介して制御
命令を送ることにより、前記接続された任意の情報処理
装置上で行われた当該情報処理装置の表示装置に表示さ
れたコメント添付システムの表示内容の更新を、各情報
処理装置上の上記コメント添付システムの表示内容に反
映する表示制御手段を有するようにしてもよい。
【0018】この場合、通信路を介して送られてきた制
御命令により、コメント添付システムへの入力が行われ
た場合に、上記制御命令を送ってきた情報処理装置また
はその情報処理装置の使用者を特定できる情報を表示す
る手段を有するようにしてもよい。また、接続された各
情報処理装置のコメント添付システム間に論理的通信路
を確立する手段と、保存されたコメントを持つファイル
を前記接続された情報処理装置から入力可能な上記AP
に表示した時に、コメントを各情報処理装置にも表示す
る手段とを有するようにすることが望ましい。
【0019】上記コメントの入力を受け付け、また、そ
れらを関連付けられている表示情報とともに表示するた
めには、透明ウインドウ(表示画面にすでに表示されて
いる画像に重ねて表示される領域であって、背景色が透
明なもの、すなわち、既に表示されている画像がそのま
ま背景として表示されるもの)を用いることが、使い勝
手の観点から好ましい。
【0020】本発明によれば、コメントと一緒に、ファ
イル名あるいはデータと、位置情報とを保存し、それら
の保存情報を元にコメントを表示する手段により、その
ファイルが再び表示される時に、上記ファイルに添付し
たコメントを保存した時と同じ位置に表示することがで
きる。
【0021】また、本発明は、コメントが入力された時
点で表示されていた、ファイルの内容が表示されている
ウインドウの、少なくとも一部のイメージを保存する手
段と、コメント表示時にそれを表示する手段とを備える
ため、コメントを保存した状態と同じ位置に、コメント
を再表示していることが、ユーザから確認できる。
【0022】さらに、本発明は、コメントをコメント用
ウインドウに表示することにより、コメントを付けたフ
ァイルが、コメントを付けた時と異なるアプリケーショ
ンで表示された場合や、ファイルが更新され、コメント
を付けた状態と異なる場合でも、ファイルと同時にコメ
ントを見ることができる。
【0023】また、本発明をもち入れば、ファイルの情
報としてコメントを付けた場合、そのファイルの内容に
関するコメントを付けても、ファイルのどの部分に対応
しているのか容易に認識できる。また、本発明は、文書
を作成したアプリケーションに拘りなく、その文書ファ
イルに添付したコメントを表示できる。さらに、本発明
によれば、共同作業に用いたファイルに添付したコメン
トを、共同作業後に上記ファイルを表示した時に、コメ
ントも同時に表示できる。
【0024】
【実施例】
<実施例1>図1に、本実施例のコメント添付システム
であるパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)10
の概要を示す。パソコン10は、複数のウィンドウを同
時に表示することができるマルチウインドウシステムの
実現手段を有している。ここでは、計算機の例として、
パソコン10を用いているが、ワークステーション等、
マルチウインドウの機能を有する他の計算機を用いても
よい。また、パソコン10には、キーボード20、マウ
ス30およびディスプレイ40が接続され、さらにネッ
トワーク50を介して、他のパソコンと物理的に接続さ
れている。このネットワークとしては、LAN(Local A
rea Network)またはWAN(Wide Area Network)などが
考えられる。なお、図1のディスプレイ40の表示画面
には、複数のウインドウが表示された表示画像例とし
て、コメント添付用ユーザインタフェースウインドウ
(コメント添付用UI)90の例と、コメントを添付し
たことを表すコメントマーク70およびコメントの内容
を表示しているコメントウインドウ80の例とが図示さ
れている。
【0025】パソコン10のハードウェアのブロック図
を図2に示す。本実施例のパソコン10において、中央
演算処理装置(CPU)210はメインメモリ200に
格納されているプログラムを実行し、キーボード20と
マウス30の操作や、ネットワーク50を介して他の端
末から送られるデータに応じて各種処理を行う。
【0026】ここで、キーボード20からの入力はキー
ボードドライバ150によって、マウス30からの入力
はマウスドライバ160によってそれぞれ解析された
後、CPU210に送られる。ネットワーク50からの
データは、通信インターフェース220において所定の
変換がなされた後、CPU210へ送られる。また、C
PU210は、必要に応じて、ディスクコントローラ1
90を介してディスク記憶装置230に格納されている
データの読み出しや書き込みを行う。
【0027】また、CPU210は、表示内容を示す処
理結果をフレームメモリ170に書き込み、ディスプレ
イコントローラ180が、この表示内容をディスプレイ
40に表示させる。本実施例のコメント添付システム
は、メインメモリ200にあらかじめ保持されたコメン
ト添付プログラムを、CPU210が実行することによ
り実現される。
【0028】次に、本実施例のコメント添付システムの
利用手順および動作の概要を図1、図3および図4を用
いて説明する。
【0029】図3に、本実施例のシステムの利用手順を
示す。この図は、既にパソコン10が起動されており、
マルチウインドウシステムも動作していることを前提と
している。この状態でコメント添付プログラム(以下、
コメント添付AP)を起動すると、コメント添付システ
ムは、作業に用いる記憶領域の確保、各種変数の初期化
などの初期化処理を行う(ステップ300)。さらに、
このステップ300において、コメント添付システム
は、図4に図示したコメント添付APデータ格納領域3
90を、メインメモリ200の作業領域に確保する。
【0030】そして、コメント添付システムは、コメン
トを添付したいファイル名、または、添付したコメント
を見たいファイル名の入力を受け付ける(ステップ31
0)。この時に、コメント添付システムは、入力された
ファイル名をファイル名格納領域391(図4に図示)
に格納する。なお、入力方法としては、入力用の新しい
ウインドウをディスプレイ40の表示画面に表示し、こ
の入力用ウインドウへの入力によりファイル名を認識す
ることが考えられる。
【0031】次に、ユーザが、パソコン10に上記ファ
イルを表示できるアプリケーションプログラム(以下、
資料表示用AP)の起動を指示し、そのファイルの表示
を指示すると、ディスプレイ40の表示画面のウインド
ウ60に、指示されたファイルに保持された情報が表示
される(ステップ320)。なお、図1に示した例で
は、資料表示用APは表計算ソフトである。このステッ
プ320においてファイル内容を表示するアプリケーシ
ョンプログラム(以下、AP)には、表示したいファイ
ルを作成したものがあればそれで良く、作成したAPが
なくても、そのファイルを表示できるAPがあればそれ
を用いることができる。なお、このステップ320の状
態では、APの機能に応じて、表示されたファイル内容
を編集することができる。また、ステップ320におい
て、コメント添付システムは、入力された資料表示用A
P名を、資料表示用AP名格納領域392に格納する。
【0032】そして、コメント添付システムは、ファイ
ルを表示しているウインドウ60、即ち、資料表示用A
Pが表示したウインドウのデータ(ウインドウの位置、
幅、高さなど)を得る(ステップ330)。ここで、コ
メント添付システムは、図4に図示したウインドウ識別
子(ID)格納領域393、ウインドウ位置格納領域3
94およびウインドウサイズ格納領域395に、それぞ
れ取得した値を格納する。
【0033】このウインドウのデータを得る方法は、ウ
インドウシステムにより異なる。他のAP(資料表示用
AP)の表示したウインドウのデータを問い合わせるこ
とができるウインドウシステムを用いている場合には、
コメント添付システムがウインドウシステムに直接問い
合わせることによりウインドウのデータを取得する。こ
のような機能のないウインドウシステムを用いている場
合には、使用者からのウインドウの位置情報の入力を受
け付けて、ウインドウのデータを取得する。なお、この
ウインドウの位置情報の入力方法としては、コメント添
付システムが、「ファイルを表示しているウインドウを
選択して下さい」というメッセージを表示し、その後に
ウインドウの選択を受け付けることなどがある。このよ
うにすれば、ウインドウを一意に定めることができる。
通常、マルチウインドウシステムでは、ウインドウを一
意に定めることができれば、そのウインドウの配置デー
タを知ることができる。
【0034】その後、上記ファイルに関連付けられたコ
メントがすでに保持されていれば(ステップ340)、
コメント添付システムは、あらかじめ保存されていたコ
メントの表示処理を行う(ステップ350)。また、上
記ファイルに関連付けられたコメントが未だ保持されて
いなければ(ステップ340)、コメント添付システム
は、ステップ330で得たウインドウのデータを元に、
コメント添付用ウインドウを上記ファイルを表示してい
るウインドウの上に重ねて表示する(ステップ36
0)。
【0035】なお、ファイルに関連付けられたコメント
が保持されているかどうかは、コメントデータファイル
1050(図13に図示)のファイル名格納領域105
1を調べることで判定できる。コメント添付システム
は、ステップ310において入力されたファイル名を、
該領域1051に保持するコメントデータファイル10
50がパソコン10に保持されていれば、該ファイルに
関連付けられたコメントがあると判断し、そのようなコ
メントデータファイル1050がパソコン10に保持さ
れていなければ、該ファイルに関連付けられたコメント
はまだないと判断する。
【0036】ここで、図5を使って、ステップ360に
おいて表示されるコメント添付用ウインドウについて説
明しておく。コメント添付用ウインドウ405は、コメ
ントマーク70を表示するためのウインドウである。コ
メントマークとは、コメントを添付する対象の位置を示
すために表示画面に表示されるマークである。なお、本
実施例では、コメントマーク70は旗の形をしている
が、特に形を限定する必要はなく、どんな形でもよい。
通常、ウインドウシステムでは、ウインドウを通して入
力を受け付けるため、本実施例では、コメントの添付位
置の入力の受け付けや、コメントマークの表示に、この
ようなコメント添付ウインドウを用いる。
【0037】本実施例では、コメント添付用ウインドウ
405は、背景色が透明なウインドウであるが、図5で
は、分かりやすいように、枠に斜線を引いて表してい
る。図1および図5(a)に示したように、表示画面上
では、コメントマーク70はファイル内容の表示に重ね
て表示されるが、実際には、資料表示用APの表示した
ウインドウ400(図5(b)に図示)にではなく、該
ウインドウ400上に重ねて表示された透明なコメント
添付用ウインドウ405(図5(c))に表示される。
ただし、本実施例では、ファイル編集時などの資料表示
用APの操作を妨げないように、通常はコメント添付用
ウインドウ上の入力はそのまま資料表示用APウインド
ウへの入力となるようにしている。
【0038】なお、本実施例では、コメント添付用ウイ
ンドウ405の背景色を透明にしているが、色を付けて
半透明にし、コメント添付用ウインドウ405を見える
ようにすれば、コメント添付が可能であることがユーザ
に分かりやすくなる。
【0039】また、この例では全てのコメントマークを
1つのウインドウ405上に表示するものとして説明す
るが、もし、コメントマーク1個をそれぞれ1つのウイ
ンドウで表示する場合は、このステップ360は必要と
しない。コメントマークを表示する際に、そのコメント
マークが表示できる大きさのウインドウを作ればよい。
その時作られたウインドウは、ここで説明したコメント
添付用ウインドウ405と同様の機能を持たなければな
らない。
【0040】次に、コメント添付システムは、コメント
添付用ユーザインタフェースウインドウ(コメント添付
用UI)を表示し(ステップ370)、そのコメント添
付用UIの処理を行って(ステップ380)、処理を終
了する。
【0041】図6に、コメント添付用UIの処理(ステ
ップ380)の流れを示す。本実施例のコメント添付用
UI90は、図1に示すように、選択領域として、添付
ボタン91、操作ボタン92および削除ボタン93を備
える。
【0042】ステップ370において、コメント添付用
UIを表示すると、コメント添付システムは、入力待ち
状態となり、ボタン91〜93の選択を受け付ける(ス
テップ410)。
【0043】コメント添付システムは、コメント添付用
UI90のボタン91〜93の中から、添付ボタン91
が選択されると(ステップ420)、コメント添付処理
(ステップ430)を、削除ボタン93が選択されると
(ステップ440)、コメント削除処理(ステップ45
0)を、操作ボタン92が選択されると(ステップ46
0)、コメント操作処理(ステップ470)を、それぞ
れ行う。また、コメント添付システムは、ステップ41
0において受け取った入力が、コメントの「添付」、
「削除」、「操作」のいずれの選択でもない場合(ステ
ップ460,No)には、処理を入力待ち状態(ステッ
プ410)に戻す。
【0044】図7に、コメント添付処理(ステップ43
0)を説明したフローチャートを、図8に、コメントを
添付した時に記録されるコメントデータの構成を示す。
コメント添付用UI90の添付ボタン91が選択される
と、図7に示すように、コメント添付システムは、ま
ず、コメント添付用ウインドウ405(図5に図示)へ
の入力を受け付ける(ステップ510)。なお、上述し
たように、通常はコメント添付用ウインドウ上の入力は
そのまま資料表示用APウインドウへの入力となるよう
にしている。そこで、ステップ510において、コメン
ト添付システムは、コメント添付用ウインドウ405上
への入力を受け取れる状態にする。また、この時、コメ
ント添付システムは、コメントデータ格納領域600
(図8に図示)をメインメモリ200に確保し、ステッ
プ310においてファイル名格納領域391に格納した
ファイル名をファイル名格納領域620に格納し、ステ
ップ320において資料表示用AP名格納領域392に
格納した資料表示用APの名称を資料表示用AP名格納
領域630に格納する。
【0045】つぎに、コメント添付システムは、マウス
カーソルをコメントマークの形に変更し(ステップ51
0)、添付する位置の入力を受け付ける(ステップ53
0)。ここで、使用者は、コメントマークの形で表示さ
れたマウスカーソルを、コメントを付けたい場所まで移
動し、そこでマウスをクリックする。これにより、コメ
ントマークの位置が固定され、コメントを添付する位置
が指定される。このコメント添付位置の入力を受け付け
ると、コメント添付システムは、コメントデータ格納領
域600(図8に図示)内のコメント番号格納領域61
0に、何番目のコメントかを示す番号を、位置情報格納
領域640に、添付したウインドウのウインドウIDと
ウインドウ上の座標とを、それぞれ格納する。なお、位
置情報としては、現在表示しているページ番号、スクロ
ールしている場合はその幅、拡大縮小の倍率、表であれ
ばそのセル番号および拡大縮小の倍率、テキストであれ
ば行幅、行間、文字間、文字の大きさおよび文字フォン
ト、などその値が変わればウインドウ内の表示位置が変
わるものが考えられるが、ここでは座標のみを考える。
【0046】コメントマーク70の位置指定が終わる
と、コメント添付システムは、図1に示すように、その
コメントマーク70と直線71で結ばれたコメントウイ
ンドウ80をディスプレイ40に表示し(ステップ54
0)、そのウインドウ80へのコメントの入力を受け付
ける(ステップ550)。そして、コメント添付システ
ムは、コメントウインドウ80のメニューの「ファイ
ル」の中の「閉じる」が選択されると(ステップ56
0)、コメントウインドウを閉じられる。この時、コメ
ント添付システムは、入力されたコメント内容を、コメ
ント内容格納領域660(図8に図示)に格納する(ス
テップ570)。以上の処理により、入力されたコメン
トのデータがメインメモリ200に保存されることにな
る。
【0047】図9に、コメント削除処理(ステップ45
0)を説明したフローチャートを示す。図9に示すよう
に、コメント添付システムは、ステップ410におい
て、コメント添付用UI90の削除ボタン93の選択を
受け付けると、まず、コメント添付用ウインドウ405
(図5に図示)への入力を受け付ける(ステップ71
0)。なお、ここで、コメント添付システムは、ステッ
プ510の場合と同様に、コメント添付用ウインドウ4
05上への入力を受け取れる状態にする。その状態で、
コメント添付システムは、マウスでピックするなどの方
法を用いたコメントマークの選択を受け付ける(ステッ
プ720)。
【0048】コメントマークが選択されると、コメント
添付システムは、「このコメントを削除してよろしいで
すか?」などの削除確認の為のメッセージと、「OK」
ボタンおよび「キャンセル」ボタンとを備えるウインド
ウ(確認ウインドウ)を表示し、これらのボタンの選択
を受け付ける(ステップ730)。ここで、「OK」ボ
タンが選択されれば(ステップ740)、コメント添付
システムは、コメントマークをコメント添付用ウインド
ウから消し(ステップ750)、メインメモリ200に
確保されていたコメントデータ格納領域600のうち、
ステップ720で選択されたコメントマークに係るもの
を、メインメモリ200から消去する(ステップ76
0)。即ち、コメント添付システムは、確保していたそ
のコメントデータ分のメモリを開放する。なお、ステッ
プ730において確認ウインドウで「キャンセル」が選
択されるか、ステップ760までの処理が終われば、コ
メント添付システムは、コメント削除処理450を終了
する。
【0049】図10に、コメント操作処理(ステップ4
70)を説明したフローチャートを示し、図11に、コ
メント操作処理中の表示画面例を示す。図10に示すよ
うに、コメント添付システムは、ステップ410におい
て、コメント添付用UI90の操作ボタン92の選択を
受け付けると、まず、コメント操作用ユーザインタフェ
ースウインドウ(コメント操作用UI)910(図11
に図示)を表示する(ステップ810)。コメント操作
用UI910は、コメント操作ボタンとして、「開く」
ボタン930、「移動」ボタン940、「キャンセル」
ボタン950および「終了」ボタン960を備える。コ
メント添付システムは、このコメント操作用UI910
を表示すると、このウインドウ910の各コメント操作
ボタンの選択待ち状態となり、入力を受け付ける(ステ
ップ820)。
【0050】ここで、「開く」ボタン930が選択され
ると(ステップ830)、上述のコメント削除処理(ス
テップ450)と同様、コメント添付システムは、コメ
ント添付用ウインドウ405(図5に図示)への入力を
受け付ける(ステップ831)。なお、ここで、コメン
ト添付システムは、ステップ510の場合と同様に、コ
メント添付用ウインドウ405上への入力を受け取れる
状態にする。その状態で、コメント添付システムは、マ
ウスでピックするなどの方法を用いたコメントマークの
選択を受け付け(ステップ832)、選択されたコメン
トマークのコメントを、コメントウインドウ80(図1
1に図示)を使って表示して(ステップ833)、入力
待ち状態(ステップ820)に戻る。
【0051】ステップ820において、「移動」ボタン
940の選択を受け付けると(ステップ840)、コメ
ント添付システムは、上述の「開く」の処理と同様、コ
メント添付用ウインドウ405を入力待ちにし(ステッ
プ841)、コメントマークの選択を受け付け(ステッ
プ842)、さらに、移動先の位置の入力を受け付けて
(ステップ843)、移動先として入力された位置にコ
メントマークを表示し(ステップ844)、入力待ち状
態(ステップ820)に戻る。
【0052】本実施例におけるここでの使用者の操作と
しては、選択するコメントマークの位置にマウスカーソ
ルを合わせて、マウスのクリックボタンを押下し、押し
た状態のままでマウスを動かしてマウスカーソルを移動
先の位置に合わせてクリックボタンを離すという操作が
考えられる。コメント添付システムは、クリックボタン
の押下された際にマウスカーソルの位置していた箇所の
コメントマークが選択されたものとして認識し(ステッ
プ842)、クリックボタンが押下されたままでマウス
カーソルが移動すると、その動きに沿ってコメントマー
クも移動させ、クリックボタンが離されたのを検出する
と、その位置を移動先の位置として認識し(ステップ8
43)、そこにコメントマークを表示する(ステップ8
44)。
【0053】ステップ820において「キャンセル」ボ
タン950が選択されると、コメント添付システムは、
コメント操作用UI910を消去し(ステップ85
1)、コメント操作処理を終了する。
【0054】ステップ820において、「終了」ボタン
960が選択されると、コメント添付システムは、終了
時の処理(ステップ870)を行い、コメント添付AP
を終了する。この終了時の処理(ステップ870)を、
図12に示す。また、図13に、コメント添付AP終了
時に作られるコメント添付APデータファイル(データ
ファイル)1050の構造を模式的に示す。
【0055】ステップ820において「終了」ボタン9
60が選択されると、コメント添付システムは、まず、
「コメントを保存しますか?」という表示と、「保存」
ボタンおよび「終了」のボタンとを備えるウインドウを
表示する(ステップ1010)。つまり、その時添付し
ているコメントを保存するかどうかを使用者に問う。こ
こで、「保存」ボタンが選択された場合(ステップ10
20)、コメント添付システムは、ステップ310にお
いて入力されたファイルに関するデータファイル105
0がまだ作成されていなければ作成して、コメントデー
タ記憶領域600の内容を、データファイル1050に
保存する(ステップ1021)。このデータファイル1
050(図13に図示)は、コメントが添付されたファ
イル毎に一つ作成され、ディスク記憶装置230に保存
される。
【0056】ステップ1021において、コメント添付
システムは、データファイル1050の1行目には、そ
のコメントを添付したファイル名1051を、2行目に
は、そのファイルを表示していた資料表示用APの名称
1052を、それぞれ格納する。さらに、コメント添付
システムは、3行目および4行目には、このファイルの
更新日1053とコメントの個数1054とを格納し、
6行目以降に、各コメントの情報1056を格納する。
このコメントの情報1056としては、図8に示したコ
メントデータ格納領域600の中の、位置情報640、
作成日時650およびコメント内容660があり、これ
らが、一つのコメントの情報として、1行に並べて格納
される。
【0057】このステップ1021が終わるか、ステッ
プ1020において「終了」ボタンが選択されると、コ
メント添付システムは、表示した各種ウインドウを消去
し(ステップ1030)、メモリの解放など、その他の
処理を行い(ステップ1040)、終了する。
【0058】なお、選択されたファイルに関連付けられ
たコメントがすでに保持されていると、ステップ340
において判断された場合に行なわれる保存コメントの表
示処理(ステップ350)は、このステップ1021に
おいてデータファイル1050に保存された情報を用い
て、コメントを表示する処理である。この処理(ステッ
プ350)の流れを、図14に示す。
【0059】この処理において、コメント添付システム
は、まず、ステップ310で入力されたファイル名のフ
ァイルに対応するコメントデータファイル1050を開
き(ステップ1110)、データを読み込むことができ
る状態にする。つぎに、コメント添付システムは、ステ
ップ330で得たウインドウのデータを元に、コメント
添付用ウインドウを資料表示用APウインドウの上に重
ねて表示する(ステップ1120)。そして、コメント
添付システムは、ステップ1110で開いたデータファ
イル1050の内容を読み込み、データファイル105
0の保持する位置情報(コメント内容格納領域1056
に保持されている)に従い、コメントマークを表示する
(ステップ1130)。なお、コメント内容格納領域1
056には、複数の位置情報が保持されている場合があ
るが、コメント添付システムは、保持されているすべて
の位置情報について、それぞれ、該情報により示される
位置にコメントマークを表示する。この位置情報は、コ
メントマークを表示する位置を表すものであれば、どの
ような形式の情報でもよいが、本実施例ではコメント添
付ウインドウ上の座標とする。したがって、その座標毎
にコメントマークが表示されることになる。
【0060】この実施例1によれば、資料表示用のアプ
リケーションプログラムやファイルを変更することな
く、表示したファイルにコメントを添付し、そのコメン
トを、表示されていたファイルに関連付けて保存するこ
とができる。例えば、表計算のソフトウェアを使って資
料を作っている場合に、ちょっと書き留めたいことがあ
れば、それをコメントとして添付することができ、紙な
どに書く必要がない。また、コメントを保存しておけ
ば、次にファイルを開いた場合にも、そのコメントが表
示されるため、見落とすことがなくなる。
【0061】本実施例で用いたウインドウシステムは、
透明ウインドウを作成、表示できる。そこで、本実施例
では、あたかも、資料表示用APの表示したウインドウ
上に直接付けているかのようにコメントマーク70を表
示するため、コメント添付用ウインドウ405を、コメ
ントマーク70のみが有色であり、背景色が透明な(す
なわち、下のウインドウの表示がそのまま表示されてい
る)透明ウインドウとして表示する。ここで、透明ウイ
ンドウについて説明しておく。
【0062】図39に、透明ウインドウの表示例を示
す。本実施例のウインドウシステムでは、通常のシステ
ムと同様に、さまざまなウインドウの属性(背景色、前
面色、文字色、枠の色、など)を設定できるが、その色
の指定として、本実施例のシステムでは“透明”が指定
できる。
【0063】この透明ウインドウ3400の特徴は、図
39にあるように、背景が透けて見え、下にあるウイン
ドウの変化が見えることである。すなわち、ウインドウ
システムは、透明ウインドウがないものとして、下のウ
インドウへの表示を行なう。また、本実施例のウインド
ウシステムでは、透明ウインドウ上でのマウスからの入
力やキーボードからの入力を受け取るか否かを設定でき
る。これらの指定は、ウインドウ作成時または、表示中
も属性変更ができる。なお、透明ウインドウ上での入力
を受け取らない場合には、ウインドウシステムは、透明
ウインドウ上に入力があれば、その下にある非透明ウイ
ンドウへの入力として認識する。
【0064】図39の透明ウインドウ3400では、タ
イトルや枠は透明になっていないが、この部分も透明に
することができ、また、タイトルや枠の表示、非表示も
属性により変更可能である。この例では、透明とした
が、半透明の場合も表示イメージの単純な加工により、
表示可能である。すなわち、透明ウインドウの下になる
領域の表示について、表示色を薄くしすれば、あたかも
透明ウインドウが半透明であるかのように見せることが
できる。これにより、下の非透明ウインドウの表示が妨
げられないという透明ウインドウの使い勝手は維持した
まま、透明ウインドウの存在を認識しやすくすることが
できる。
【0065】本実施例によれば、背景やウインドウ全体
を透明にすることができ、他のウインドウの表示を背景
としたい場合にそのまま表示すれば良く、他のウインド
ウのイメージを背景とする必要がない。また、ウインド
ウが重なった場合は、下になった部分は完全に見えない
が、透明または半透明ウインドウを用いれば、下にある
ウインドウの表示を見ることができる。
【0066】<実施例2>実施例1では、図5に示すよ
うに、透明ウインドウであるコメント添付用ウインドウ
405上にコメントマーク70を表示したが、本実施例
では、図38に示すように、コメントマーク70ごと
に、該マーク70の輪郭に沿った非矩形ウインドウ33
00を作成し、このウインドウ3300をファイル表示
ウインドウ400の上に重ねて表示することによりコメ
ントマーク70を表示する。コメントマークウインドウ
3300は、コメントマーク70と同じ形のウインドウ
である。
【0067】本実施例のコメント添付システムは、ステ
ップ360において、コメント添付用ウインドウ405
を表示せず、ステップ510のコメント添付用ウインド
ウ405を入力待ちにする処理は行なわない。また、ス
テップ530においてコメントを添付する位置が入力さ
れると、本実施例のコメント添付システムは、あらかじ
め記憶されたコメントマーク70のイメージの形の非矩
形ウインドウであるコメントマークウインドウ3300
を、コメント添付を指定された場所に表示する。なお、
コメントマークウインドウ3300は、常にファイル表
示ウインドウ400の上に表示されるように、あらかじ
め設定されている。
【0068】なお、コメントマーク70だけでなく、自
由曲線や文字などの描画データも同様に非矩形ウインド
ウで表示することができる。自由曲線の場合、コメント
添付システムは、まず、ファイル表示ウインドウ400
の上に直接自由曲線の描画を受け付け、その描画された
自由曲線のイメージから、そのイメージの形の非矩形ウ
インドウを描画された位置に表示する。
【0069】本実施例によれば、コメントマークウイン
ドウ3300以外のところにはウインドウが無いため、
マウスからの入力を、直接下にある資料表示用APが受
け取ることになる。したがって、コメント添付用ウイン
ドウ405を用いる実施例1のように、入力切り替えを
行う必要がない。
【0070】<実施例3>実施例1では、コメントデー
タ600のコメント内容格納領域640(図8に図示)
中の位置情報として、コメント添付ウインドウ上の座標
を格納していたが、資料表示用APによっては、それだ
けでは位置が確定できない場合がある。例えば、ウイン
ドウがスクロールする場合や、ページが変わる場合など
がそうである。このような場合、実施例1では、一度保
存したコメントを、同じ座標にコメントマークを表示し
ても、全く違うところに表示される可能性がある。
【0071】そこで、本実施例では、図15に示すよう
に、保存したコメントを表示する場合に、コメント添付
ウインドウ1210を資料表示用APウインドウ60の
横に設けられたコメントマーク表示領域1240に表示
される。コメント添付システムは、ステップ350にお
けるステップ1120において、この資料表示用APウ
インドウ60の横に設けられたコメントマーク表示領域
1240にコメント添付用ウインドウを表示し、ステッ
プ1130において、各コメントマーク70のコメント
データにある座標を参照して、座標が上のものから順
に、領域1230に並べて表示する。
【0072】また、本実施例では、コメント添付用UI
90を表示する代わりに、コメント添付ウインドウ12
10にメニュー1220を設け、このメニュー1220
の選択により各操作ができるようにする。または、図1
6に示すように、コメント表示ウインドウ1230を設
け、そこにコメントを表示しても良い。
【0073】この実施例3によれば、保存したコメント
が全く異なる場所に表示されることを防ぐことができ、
資料表示用APの横に並べることで、添付したファイル
とコメントマークまたはコメントを同時に見ることがで
きる。したがって、ファイル全体に対するコメントな
ど、コメントの添付位置を明確にする必要がない場合に
は、このようにすれば使い勝手がよい。
【0074】<実施例4>つぎに、コメントを保存する
際に、コメントを添付した位置を確定するために、コメ
ント保存時のファイル表示ウインドウ400(図5に図
示)のイメージを用いる実施例を示す。本実施例のコメ
ント添付システムは、図10に示した、コメント操作ウ
インドウにおいて「終了」ボタンが選択された場合に実
行される処理(ステップ870)と、すでに保存されて
いるコメントを表示する処理(ステップ350)とが異
なる以外は、実施例1のそれと同様の構成を備える。
【0075】本実施例における終了時の処理(ステップ
870)は、図17に示すように、実施例1の終了時の
処理(図12に図示)のステップ1021に後に、資料
添付APウインドウのイメージを保存する処理(ステッ
プ1310)を追加したものである。すなわち、本実施
例のコメント添付システムは、コメントを保存する際、
コメントデータ600をファイル1050に保存(ステ
ップ1021)した後、資料添付APウインドウ400
のイメージを保存する(ステップ1310)。保存する
イメージは、コメントを添付している範囲だけで十分で
あるが、本実施例では、コメント添付用ウインドウ40
5を表示している部分のイメージを保存することにす
る。
【0076】資料添付APウインドウ400のイメージ
が保存してある場合の、保存コメント表示処理(ステッ
プ350)は、図18に示すように、実施例1のステッ
プ350の処理(図14に図示)に、資料添付APウイ
ンドウのイメージに関する処理(ステップ1320〜1
360)が追加されているものである。つぎに、この処
理(ステップ350)を、図19を用いて説明する。
【0077】まず、コメント添付システムは、コメント
データファイルを開き(ステップ1110)データを得
ることができる状態にした後、図19(a)に示すよう
に、保存していた資料添付APウインドウのイメージ1
410を表示したウインドウ(イメージウインドウ)を
表示する(ステップ1320)。なお、このイメージウ
インドウの背景(通常は白)は、無色とする。即ち、図
19(a)のイメージデータ1410のように、ウイン
ドウの後ろに隠れた部分が透けて見えるようにする。
【0078】つぎに、コメント添付システムは、実施例
1と同様に、コメント添付用ウインドウ405を重ねて
表示し(ステップ1120)、その上にコメントマーク
を表示する(ステップ1130)。ただし、本実施例で
は、コメント添付用ウインドウ405は、表示されてい
る資料添付APウインドウのイメージ1410の上に重
ねて表示される。本実施例では、このイメージ1410
とコメント添付用ウインドウ405とを一体として扱
う。なお、図19ではコメント添付用ウインドウ405
を、輪郭部分に斜線を付して表現している。以上によ
り、コメントを保存した時点で表示されていた内容が、
表示画面上に再現されたことになる。
【0079】次に、コメント添付システムは、移動指示
の入力を受け付け、この入力に応じてこれら(イメージ
データ1410およびコメント添付用ウインドウ40
5)を移動させ、ファイル表示ウインドウ400と重ね
る(ステップ1370)。ここでのユーザの操作は、イ
メージデータ1410の部分でマウスのクリックボタン
を押し、そのままマウスを動かすことによりマウスカー
ソルを移動させ(この移動に沿ってコメント添付システ
ムはイメージデータ1410およびウインドウ405を
移動させる)、イメージデータ1410およびウインド
ウ405とファイル表示ウインドウ400とが重なった
ところでマウスのクリックボタンを離す(これを検出す
ると、コメント添付システムは、イメージデータ141
0およびウインドウ405の移動を停止する)。
【0080】イメージデータ1410およびコメント添
付用ウインドウ405と、ファイル表示ウインドウ40
0とが重なると、コメント添付システムは、「OK」ボ
タンと「キャンセル」ボタンとを備える確認ウインドウ
を表示し(ステップ1380)、これらのボタンの選択
を受け付ける。
【0081】ここで、「OK」ボタンが選択されれば
(ステップ1390)、コメント添付システムは、イメ
ージデータ1410を消す(ステップ1400)。これ
により、図19(b)に示すように、ファイル表示ウイ
ンドウ400の上に、コメント添付ウインドウ405が
重なり、コメントマークが表示された状態になる。ま
た、確認ウインドウで「キャンセル」ボタンが選択され
れば(ステップ1390)、コメント添付システムは、
表示画面をステップ1130終了時の画面に戻し、処理
をステップ1370に戻す。
【0082】なお、ステップ1330における、イメー
ジデータ1410とコメント添付用ウインドウ405を
ファイル表示ウインドウ400と重ねる作業は、コメン
ト添付システムが自動的に行っても良い。ただし、イメ
ージデータとファイル表示ウインドウが全く同じ表示だ
とは限らないため、イメージデータが同じであれば、こ
の処理をコメント添付システムが行ない、同じでなけれ
ば、本実施例のように移動指示の入力に応じて行なうよ
うにすることが望ましい。
【0083】この実施例4によれば、コメントを保存し
た時の添付したファイルの表示画面とコメントマークの
表示とを、ユーザが確認でき、それをユーザが同じ表示
位置へ移動させることができるため、保存した位置と同
じ位置にコメントマークを表示することができるととも
に、それをユーザが容易に認識できる。例えば、ファイ
ル表示ウインドウ400に保存時と違うページが表示さ
れている場合や、スクロールされていた場合でも、ユー
ザが、コメントを保存した時の添付したファイルの表示
画面とコメントマークの表示とを確認し、ファイル表示
ウインドウ400におけるスクロール位置や頁位置を、
コメントを添付した表示に戻した上で、コメント添付ウ
インドウを重ねることで、保存した位置にコメントマー
クを表示することができる。
【0084】<実施例5>本実施例5では、コメント添
付ウインドウ405に、コメントマーク70の他、図形
等が表示できるようにした例を示す。本実施例により表
示される画面の例を、図20に示す。なお、図20で
は、コメント添付用ウインドウの輪郭を、輪郭線に斜線
を付すことで表現したが、実際には、コメント添付用ウ
インドウの輪郭は無色であり、視認できない。
【0085】テレライティング1520は、クリックボ
タンを押ている間のマウスカーソルの軌跡により描かれ
る図形、あるいは、キーボードから入力された符号(文
字など)である。これらの表示方法は、コメント添付ウ
インドウの背景色が無色だということを除けば、通常の
図や絵などを作成できるシステムと同様である。なお、
図20に示した例では、コメントマーク70も表示して
いるが、テレライティングのみを表示するようにしても
よく、それらのいずれを表示するか選択できるようにし
てもよい。
【0086】本実施例のコメント添付ウインドウ151
0の機能は、実施例1と同様であり、入力を受け付ける
か否かの指定をすることができる。すなわち、コメント
添付システムは、資料表示用APを操作する時には入力
を受け付けないように指定し、テレライティング152
0やコメントマーク70に関する操作をする時には、入
力を受け付けるように指定する。
【0087】また、これまでの実施例では、ファイル表
示ウインドウ400とコメント添付用ウインドウ405
との大きさを同じにしたが、本実施例のコメント添付シ
ステムは、このコメント添付用ウインドウ1510の大
きさの変更指示を受け付け、該指示にしたがって、その
大きさを変更する。なお、このウインドウの大きさの変
更処理は、周知のウインドウシステムにおいて行なわれ
ている処理と同様にすればよい。例えば、図20に示す
ように、コメント添付用ウインドウ1510の方がファ
イル表示ウインドウ400より大きくすれば、テレライ
ティング1520を入力する領域を広くできて好まし
い。なお、このようにファイル表示ウインドウ400と
コメント添付用ウインドウ405との大きさが異なる
と、コメント添付用ウインドウ1510とファイル表示
ウインドウ400の座標が異なる場合があるが、実施例
4の表示方法を用いれば、保存したテレライティング1
520やコメントマーク70を同じ位置に表示すること
ができる。
【0088】この実施例5によれば、コメント添付用ウ
インドウ1510にコメントマーク70以外の図形等を
書き込めるようにしたことで、ちょっとしたコメントな
らば一見してその内容が分かるように表示できる。テレ
ライティング1520のみでは、長いコメントなどを書
いた場合、下に表示しているファイル表示ウインドウが
見えなくなるが、本実施例5では、実施例1と同様にし
てコメントを添付する(コメントマークのみ表示し、コ
メントは別ウインドウに表示する)こともできるため、
幅広い入力が可能となる。また、ファイル表示ウインド
ウ400の上にテレライティング1520を直接書き込
んだ場合は、下に表示しているファイル内容が見辛くな
ることがあるが、本実施例では、コメント添付用ウイン
ドウ1510の大きさを変更できるので、このウインド
ウ1510の大きさを大きくし、ファイル表示ウインド
ウの外にも書き込むことができるようにすれば、ファイ
ル内容を見やすくすることができる。
【0089】<実施例6>本実施例6では、共同作業支
援システムにおけるコメント添付システムの利用例につ
いて説明する。ここでは、地点Aと地点Bとに設置され
た2台のパソコン10−Aおよび10−Bを用いて通信
を行ないながら、これら2地点で共同作業が行われてい
るものとする。
【0090】図21に、本実施例の共同作業支援システ
ムの概要を示す。本実施例の動作環境には、は、図21
に示すように、A地点のパソコンシステムおよび電話2
060−Aと、B地点のパソコンシステムおよび電話2
060−Bと、これらを接続する通信ネットワーク50
および電話回線2070とが備えられている。なお、図
21内の符合に付けられた添字「−A」,「−B」は、
その構成が存在する地点がA地点であるか、あるいはB
地点であるかを示すものであるが、その存在地点を区別
しない場合には、説明においてその添字を省略する。
【0091】各地点のパソコンシステムは、それぞれ、
パソコン10、キーボード20、マウス30、およびデ
ィスプレイ40を備える。パソコン10、キーボード2
0、マウス30、ディスプレイ40およびネットワーク
50は、実施例1と同様である。パソコン10のメイン
メモリ200には、共同作業に用いるアプリケーション
(以下、共同作業用AP)のプログラムがあらかじめ保
持されており、このプログラムをCPU210が実行す
ることにより、本実施例のコメント添付システムが実現
される。このコメント添付システムは、実施例1のコメ
ント添付システムと同様の構成を有し、さらに、共同作
業支援のための手段を備える。また、共同作業支援シス
テムを構成する各情報処理装置は、アプリケーションプ
ログラムを共有する手段などの、共同作業支援のための
手段を備える。
【0092】パソコン10の横には電話機2060が設
置されており、この電話機2060は電話回線網207
0と接続されている。なお、電話機2060とパソコン
10とを回線により接続し、パソコン10が電話器20
60の各種操作(ダイヤリング等)を行えるようにして
も良い。
【0093】つぎに、共同作業支援システムの利用手順
および動作概要を説明する。図22に、本実施例におけ
る共同作業支援システムの利用手順を示す。なお、この
図22においては、既にパソコン10−Aおよび10−
Bが起動されていて、それらのパソコンにおいてマルチ
ウインドウシステムが動作していることを前提としてい
る。
【0094】この状態で、まず、ユーザは、共同作業を
行なう相手に電話をして、共同作業の開始を伝える(ス
テップ2110)。次に、ユーザは、共同作業に用いる
資料を示すために、その資料を表示できるアプリケーシ
ョンプログラム(以下、資料表示用AP)を起動する
(ステップ2120)。これにより、図21に示した資
料表示用APウインドウ2010が表示される。この資
料表示用APは、資料を使う前であればいつ起動しても
良いが、本実施例では、共同作業に用いるアプリケーシ
ョン(以下、共同作業用AP)を起動する前に資料表示
用APを起動することにする。
【0095】そして、ユーザは、共同作業用APを起動
する(ステップ2130)。これにより、図21に示す
共同作業用APウインドウ2030−Aおよび2030
−Bが各ディスプレイ40に表示され、共同作業用AP
の処理(ステップ2140)が開始される。後で詳しく
述べるが、共同作業用APウインドウ2030の表示内
容は、この共同作業用APの処理によりパソコン10−
Aおよび10−B間で互いに反映されるようになってい
る。すなわち、パソコン10−Aにおいて共同作業用A
Pウインドウ上に描画されたイメージは相手パソコン1
0−Bに送られ、各ディスプレイ40の共同作業用ウイ
ンドウ2030に表示される。
【0096】共同作業終了後、ユーザは、共同作業用A
Pの処理を終了し(ステップ2150)、資料表示用A
Pの処理を終了し(ステップ2160)、電話を切る
(ステップ2170)。この3つの手順はどの順に行っ
ても良く、特に、資料表示用APの終了は、資料を参照
した後であればいつ行ってもよい。
【0097】以下では、上記の共同作業用APの処理
(ステップ2140)を、より具体的に説明していく。
なお、図23に、共同作業用APの処理(ステップ21
40)を示し、図24に、共同作業用APウインドウ2
030のメニューの表示例を示す。
【0098】共同作業用APの処理が開始されると、ま
ず、各パソコンのCPU210により実現されるコメン
ト添付システムは、作業に用いるメモリの確保、各種変
数の初期化、他のパソコンからの接続を受けれるように
接続待ち状態にする等の初期化処理を行なう(ステップ
2210)。そして、共同作業用APウインドウを表示
し(ステップ2220)、相手のパソコンと通信するた
めの接続処理を行なう(ステップ2230)。その接続
が完了すると、コメント添付システムは、入力待ち状態
となる(ステップ2240)。
【0099】ここで、例えば、メニュー2031(図2
4に図示)のオプションのプルダウンメニュー2033
から、マウス30等で「AP共有」が選択された場合
(ステップ2250)、コメント添付システムは、AP
共有の処理(ステップ2260)を行なう。なお、「A
P共有」とは、異なるパソコン10の間で、一つのアプ
リケーションを共有することをいう。また、プルダウン
メニュー2033から、「テレポインティング」が選択
された場合(ステップ2270)、コメント添付システ
ムは、テレポインティング処理(ステップ2280)を
行なう。このように、コメント添付システムは、終了コ
マンド以外のコマンドが選択されると、選択されたコマ
ンドに対応する処理を行った後、入力受取の処理(ステ
ップ2240)に戻る。
【0100】また、プルダウンメニュー2032から
「終了」が選択された場合は(ステップ2290)、コ
メント添付システムは、終了時の処理(ステップ230
0)を行ない、共同作業用APの処理を終了する。
【0101】図25に、接続処理(ステップ2230)
の流れを示す。この図25に示す処理において、プルダ
ウンメニュー2033(図24)の「接続」が選ばれる
と、コメント添付システムは、接続対象のパソコンを指
定するためのウインドウ(図省略)を表示し(ステップ
2231)、そのウインドウへの接続対象の名称等の入
力を受け付ける(ステップ2232)。この接続対象の
名称は、接続対象のパソコン10のIDでも良いし、各
パソコンが、パソコン10とその利用者の対応を認識で
きる機能を持っていれば、相手の人名などでも良い。
【0102】名称の入力を受けると、コメント添付シス
テムは、接続対象のパソコン10にネットワーク50を
介して接続要求を出す(ステップ2233)。このと
き、接続対象のパソコン10が接続待ち状態であれば、
そのパソコンから接続の許可を示す応答が返される。こ
の接続許可応答を確認すると(ステップ2234)、コ
メント添付システムは、接続したことをユーザに知らせ
る表示を行なう(ステップ2235)。本実施例におい
ては、電話を用いて共同作業の相手と連絡が取れるた
め、接続時には、電話で、相手にパソコンを接続待ちの
状態にするように指示すればよい。
【0103】図26に、終了時の処理(ステップ230
0)を示す。このステップ2300の処理において、ユ
ーザからの終了の要求を受け付けると、コメント添付シ
ステムは、まず、共同作業用ウインドウ2030(図2
1)に表示してあるものを消し(ステップ2301)、
そのウインドウを閉じる(ステップ2302)。そし
て、相手のパソコン10との接続を切り(ステップ23
03)、共同作業用APの処理を終了する。
【0104】図27に、AP共有の処理(ステップ22
60)を示す。ここでは、パソコン10−Aの表計算A
Pが、パソコン10−BとAP共有されるものとし、接
続元をパソコン10−B、接続先をパソコン10−Aと
して説明する。また、このステップ2260の説明で
は、特に指定を明記しない限り、コメント添付システム
は、接続元のそれを示す。なお、図27では、パソコン
を「PC」と略す。
【0105】まず、コメント添付システムは、共有する
APの指定を受け付ける(ステップ2410)。指定方
法としては、APのウインドウを指定しても良いし、そ
の時起動しているAPの一覧を表示し、その中から選択
してもよい。本実施例では、表計算APのウインドウを
選択することにより、共有するAPを指定する。
【0106】次に、コメント添付システムは、AP共有
ウインドウ2040(図21に図示)を表示する(ステ
ップ2420)。このAP共有ウインドウ2040は、
資料表示用APウインドウを表示するためのもので、A
P共有で表示されるAPのウインドウが、パソコン10
−Bで起動されたAPとは異なることを示すために表示
するものである。
【0107】そして、コメント添付システムは、資料表
示用AP共有ウインドウ2050(図21に図示)をA
P共有ウインドウ2040の中に表示する(ステップ2
430)。この資料表示用AP共有ウインドウ2050
は、パソコン10−Aに表示している資料表示用APウ
インドウ2010のイメージを、通信ネットワーク50
を介してパソコン10−Bのコメント添付システムが受
け取り、これを表示したものである。
【0108】つぎに、コメント添付システムは、コメン
ト添付機能の基本処理(ステップ2440)を行なう。
コメント添付機能の基本処理(ステップ2440)につ
いては、後で詳述するが、この処理の結果、コメント添
付用ウインドウと、コメント添付用UIとが、表示画面
に表示される。この処理を行なった後、コメント添付シ
ステムは、入力待ち状態となり(ステップ2450)、
受け付けた入力に応じて、以下の処理を行なう。なお、
終了コマンド以外の入力があった場合、コメント添付シ
ステムは、対応する処理を行なった後、入力受取の処理
(ステップ2450)に戻る。
【0109】ステップ2450において、コメント添付
用UI90への入力を受け取ると(ステップ246
0)、コメント添付システムは、コメント添付用UIの
処理(ステップ2470)を行なう。
【0110】ステップ2450において受け取った入力
が、資料表示用APを持たないパソコン(パソコン10
−B)から資料表示用APへの入力の場合(ステップ2
480)、コメント添付システムは、まず、受け取った
入力を通信ネットワーク50を介して資料表示用APを
持つパソコン(パソコン10−A)へ送る(ステップ2
481)。それを受け取ったパソコン(パソコン10−
A)のコメント添付システムは、入力データを変換して
(ステップ2482)、処理をステップ2491に進め
る。入力データの変換は、パソコン10−Bで入力され
たデータを、パソコン10−Aからの入力データにする
ためのものである。即ち、そのデータを受け取る資料表
示用APが、パソコン10−Aから入力されたものとし
て処理することができるように、データを加工する。
【0111】ステップ2450において受け取った入力
が、資料表示用APを持つパソコン(パソコン10−
A)からの入力の場合(ステップ2490)、または、
ステップ2482における入力データの変換が終了した
場合、コメント添付システムは、その入力データを資料
表示用APへ渡す(ステップ2491)。
【0112】その入力データに対する資料表示用APの
処理(ステップ2492)の結果、資料表示用APウイ
ンドウ2010(図21に図示)が更新された場合、パ
ソコン10−Aのコメント添付システムは、その更新さ
れたウインドウのイメージを通信ネットワーク50を介
して他のパソコン(パソコン10−B)へ送る(ステッ
プ2493)。これを受け取ったパソコン(パソコン1
0−B)のコメント添付システムは、受け取ったイメー
ジの情報を用いて、資料表示用AP共有ウインドウ20
50を更新する(ステップ2494)。この処理によ
り、パソコン10−Aおよびパソコン10−Bにおいて
行なわれた操作の効果を、互いの表示に反映させ、パソ
コン10−Aの資料表示用APウインドウ2010とパ
ソコン10−Bの資料表示用AP共有ウインドウ205
0との表示内容を一致させることができる。
【0113】ステップ2450において受け取った入力
が、終了のコマンドの場合(ステップ2500)、コメ
ント添付システムは、図28に示す終了時の処理(ステ
ップ2510)を行なう。このステップ2510におい
て、コメント添付システムは、接続先のパソコン10−
Aのコメント添付システムに、終了を通知した後(ステ
ップ2511)、コメント添付の終了処理(ステップ2
512)を行い、各ウインドウを消去する(ステップ2
513)。コメント添付の終了処理(ステップ251
1)は、図12に示した終了時の処理(ステップ87
0)と同様である。また、終了の通知を受けたパソコン
10−Aのコメント添付システムは、ステップ2511
を除いて、パソコン10−Bのコメント添付システムと
同様の終了時処理を行なう。すなわち、パソコン10−
Aのコメント添付システムは、コメント添付の終了処理
(ステップ2512)を行い、各ウインドウを消去する
(ステップ2513)。これにより、パソコン10−A
および10−Bの両方において、それぞれ、終了時の処
理が行なわれたことになる。
【0114】また、ステップ2450において受け取っ
た入力が上記のいずれでもない場合には、コメント添付
システムは、入力内容に応じた処理(例えば、入力デー
タが誤っているあることを表示する処理など)を行な
い、入力待ち(ステップ2450)に戻る(ステップ2
520)。
【0115】図29に、コメント添付機能の基本処理
(ステップ2440)を説明したフローチャートを示
す。このコメント添付機能の基本処理(ステップ244
0)は、図3に示した実施例1のコメント添付処理とほ
ぼ同じである。
【0116】ステップ2440において、コメント添付
システムは、まず、資料表示用APウインドウ2010
(図21に図示)に表示しているファイル名の入力を受
け付け(ステップ2441)、ファイル表示ウインドウ
2020(図21に図示)のウインドウデータを取得す
る(ステップ2442)。
【0117】つぎに、コメント添付システムは、ステッ
プ2441において指定されたファイルに添付されたコ
メントが保存してあれば(ステップ2443)、保存コ
メントの表示処理(ステップ2550)を行なう。この
コメントは、ファイル表示ウインドウ2020に表示し
たファイルを保持するパソコン10のコメントデータフ
ァイル1050に保存されているものである。したがっ
て、ステップ2550は、ステップ2441において指
定されたファイルを持っているパソコン(図21ではパ
ソコン10−A)のみで行われる処理である。
【0118】ここで、保存コメントの表示処理(ステッ
プ2550)を、図30のフローチャートを使って説明
する。保存コメントがあった場合、コメント添付システ
ムは、まず、接続している他のパソコンにコメントデー
タファイル1050を送る(ステップ1551)。図2
1に示した例では、パソコン10−Aからパソコン10
−Bへ送られる。つぎに、コメント添付システムは、コ
メントデータファイル1050を開き(ステップ255
2)、コメント添付用ウインドウを表示し(ステップ2
553)、保存されている各コメントの座標にコメント
マークを表示する(ステップ2554)。
【0119】また、ステップ1551によるコメントデ
ータファイル1050の転送を受けた、接続先のパソコ
ン10(図21に示した例ではパソコン10−B)も、
上述のステップ2552〜2554の処理を行なう。す
なわち、パソコン10−Bのコメント添付システムは、
転送されたファイルを開き(ステップ2552)、コメ
ント添付用ウインドウを表示し(ステップ2553)、
保存されている各コメントの座標にコメントマークを表
示する(ステップ2554)。これにより、接続された
全てのパソコン(図21のパソコン10−Aおよび10
−B)において、同じ位置にコメントが表示されること
になる。
【0120】ステップ2443において、保存されたコ
メントがなかった場合、コメント添付システムは、ファ
イル表示ウインドウ2020の上に、コメント添付用ウ
インドウ405を表示する(ステップ2444)。この
ステップ2444において、コメント添付システムは、
接続している他のパソコン10のコメント添付システム
に、同様の処理、すなわち、該パソコン10のファイル
表示ウインドウ2020の上に、コメント添付用ウイン
ドウ405を表示する処理を行なわせる。
【0121】保存コメント表示処理(ステップ255
0)またはステップ2444が終わると、コメント添付
システムは、コメント添付用UI90(図21に図示)
を表示する(ステップ2445)。このステップ244
5において、コメント添付システムは、接続している他
のパソコン10のコメント添付システムに、同様の処
理、すなわち、該パソコン10の表示画面にコメント添
付用UI90を表示する処理を行なわせる。
【0122】つぎに、図23に図示したコメント添付用
UIの処理(ステップ2470)の詳細を、図31を用
いて説明する。本実施例のコメント添付用UIの処理
(ステップ2470)は、実施例1のステップ380
(図6に図示)と同様の処理である。ただし、本実施例
のコメント添付システムは、コメント添付用UI90に
情報が入力されると、通信ネットワーク50を介して、
接続された他のパソコン10に送る。また、コメント添
付システムは、通信ネットワーク50を介してこのコメ
ント添付用UI90への入力情報を受け取った場合も、
みずからの表示したコメント添付用UI90への入力情
報として扱う。したがって、コメント添付用UI90へ
の入力情報には、みずから表示したコメント添付用UI
90に直接入力された情報と、他のパソコン10から通
信ネットワーク50を介して通知された情報とがあるこ
とになる。
【0123】そこで、本実施例のコメント添付用UIの
処理(ステップ2470)は、入力情報を他のパソコン
10に通知する処理(ステップ2472〜2473)が
挿入されている点が、実施例1のステップ380と異な
っている。
【0124】すなわち、本実施例のコメント添付システ
ムは、実施例1の場合と異なり、コメント添付用UI9
0への入力を、通信ネットワーク50および入力装置を
介して受け付け(ステップ2471)、いずれかからの
入力情報を受け取ると、これらのいずれの入力情報であ
るか判断し(ステップ2472)、当該パソコン10か
らの入力(ネットワークを通じて送られてきた入力では
ない)の場合は、ネットワーク50を介して接続してい
るパソコン10へ、その入力情報を送る(ステップ24
73)。
【0125】その後、本実施例のコメント添付システム
は、入力情報に関する処理(ステップ420〜470)
を行なう。これらの処理は、実施例1のコメント添付用
UIの処理(ステップ380)と同様である。
【0126】ただし、実施利1では、ステップ410に
おいて受け取った入力が、「添付」、「削除」、「操
作」のいずれの選択でもない場合(ステップ460,N
o)、コメント添付システムは、処理をステップ410
に戻し、再度、コメント添付用UIへの入力を受け付け
るが、本実施例のコメント添付システムは、ステップ2
471で受け取った入力が、「添付」、「削除」、「操
作」のいずれの選択でもない場合(ステップ460,N
o)、コメント添付用UIの処理(ステップ380)を
終了する。これにより、コメント添付システムは、図2
7に示すように、AP共有処理(ステップ2260)の
入力待ち状態(ステップ2450)に戻ることになる。
【0127】なお、本実施例では、コメント添付処理
(ステップ430)、コメント削除処理(ステップ45
0)、およびコメント操作処理(ステップ470)のい
ずれかの処理が終了するか、あるいは、これらのいずれ
の処理も選択されなかった場合に、コメント添付システ
ムは、AP共有処理(ステップ2260)の入力待ち状
態(ステップ2450)に戻って、再入力を受け付ける
が、これらの処理(ステップ430,450,470)
の処理中でも、ステップ2450における入力を受け取
れるようにすれば、接続しているパソコン10からの資
料表示用APへの入力を受け取ることができるので好ま
しい。このようにすれば、パソコン10−Aにおいて、
コメント添付用UI90を操作し、パソコン10−Bに
おいて、資料表示用APを操作するといった作業形態が
可能となる。
【0128】つぎに、図23に示したテレポインティン
グの処理(ステップ2280)の詳細を、図32を用い
て説明する。なお、テレポインティングの処理(ステッ
プ2280)は、テレポインタ2080(図21に図
示)の操作を行なうための処理である。なお、テレポイ
ンタ2080は、接続されたパソコン10の間で相互に
連動して移動し、共同作業中のウインドウ(図21に示
した例では、共同作業用APウインドウ2030および
資料表示用APウインドウ2010)内の同じ位置を差
し示すポインタであり、図21に示した例では、矢印の
形状で表示される。本実施例では、このように連動する
ポインタを用いることにより、異なるパソコン10のユ
ーザが、共通のポインタを操作することができる。
【0129】テレポインティング開始のコマンドを受け
取ると、コメント添付システムは、まず、テレポインタ
2080を互いのパソコン10−A、10−Bに表示し
て(ステップ2281)、入力を受け付ける(ステップ
2282)。すなわち、テレポインティング開始のコマ
ンドを、入力装置を介して受け取ったコメント添付シス
テムは、みずからのディスプレイ40にテレポインタ2
080を表示するとともに、接続している他のパソコン
10に対して、ネットワーク50を介してテレポインテ
ィング開始を指示した後、入力待ち状態になる。この指
示を受け取った他のパソコン10のコメント添付システ
ムは、みずからのディスプレイ40にテレポインタ20
80を表示する。
【0130】なお、最初にテレポインタを表示する場所
は、共同作業用APウインドウ上であれば、どこでもよ
い。また、ステップ2282では、コメント添付システ
ムは、マウスによるクリックが行なわれた時点で、マウ
スカーソルが表示されていた位置を、入力情報として受
け付ける。ただし、入力された位置情報が、共同作業用
APウインドウ2030内か、AP共有中の資料表示用
APウインドウ2010内の位置でなければ、コメント
添付システムは、入力を受け付けず、これらのウインド
ウ内の位置が入力されるまで、入力を待つ。
【0131】共同作業中のウインドウの位置が入力され
ると、コメント添付システムは、その位置の座標を求め
(ステップ2283)、該座標情報を、通信ネットワー
ク50を介して、接続中のパソコン10へ通知して、通
知先のコメント添付システムは、通知された座標の位置
にテレポインタ2080を表示させた後(ステップ22
84)、該座標の位置にテレポインタ2080を表示し
て(ステップ2285)、入力待ち状態(ステップ22
82)に戻る。
【0132】本実施例6で説明したように、AP共有が
可能な共同作業支援システムにコメント添付システムを
適用すれば、AP共有中のウインドウ上へのコメントを
互いに付けることや、参照することができる。また、共
同作業中に付けたコメントを保存すれば、共同作業で用
いたファイルを再び表示した場合に、そのコメントを見
ることができるため、共同作業中に出た意見、注意書き
等をそのファイルの内容の表示に重ねて見ることができ
る。
【0133】<実施例7>上記各実施例では、ファイル
内のデータにコメントを付ける場合、該データの表示位
置と、コメントとを対応付けたが、本実施例では、デー
タ名そのものにコメントを関連付けることができる。こ
こでは、データベースに格納されたデータにコメントを
添付、保存、表示する場合を例に、その手順について説
明する。
【0134】本実施例におけるコメント添付処理は、実
施例1におけるそれ(図3に図示)と同様である。ただ
し、本実施例のコメント添付システムは、実施例1の保
存コメントの表示処理(ステップ350)の代わりに、
図36に示す保存コメント表示処理(ステップ321
0)を行ない、実施例1のコメント添付処用UIの処理
(ステップ380)におけるコメント添付処理430の
代わりに、図33にしめすデータへのコメント添付処理
(ステップ3010)を行なう点が、実施例1とは異な
っている。
【0135】まず、データへのコメント添付処理(ステ
ップ3010)について、図33を用いて説明する。な
お、図34に、本実施例のコメントデータ格納領域31
50の構造例を、図35に、データ指定表示の表示画像
例を、それぞれ示す。
【0136】図1のコメント添付用UI90の添付ボタ
ン91(図1に図示)が押されると(ステップ302
0)、添付対象選択ダイアログを表示する(ステップ3
030)。この添付対象ダイアログとは、添付する対象
を表示しているファイルか、表示しているデータかを指
定するものである。このダイアログには[ファイル]、
[データ]のボタンがあり、[ファイル]を選択した場
合は(ステップ3040、No)、本実施例のコメント
添付システムは、実施例1のコメント添付処理430
(図7に図示)と同様の処理を行う。
【0137】[データ]が選択された場合(ステップ3
040、Yes)、コメント添付システムは、データ名
入力ダイアログを表示し(ステップ3050)、コメン
トを関連付けるデータのデータ名の入力を受け付け、該
データ名を、メインメモリ200に確保されたコメント
データ格納領域3150(図34に図示)のデータ名格
納領域3152に格納する(ステップ3060)。な
お、データ名は、データの種別やデータファイル名な
ど、あらかじめ定められたデータの識別情報であり、例
えば、人名、所属、住所、電話番号、などユーザが分か
り易い名前を用いるようにする。
【0138】つぎに、コメント添付システムは、コメン
トの添付位置(データ指定枠)の指定を受け付け、この
データ指定枠3180(図35に図示)の中に表示され
ているデータを、コメントデータ格納領域3150のデ
ータ格納領域3154に格納して(ステップ307
0)、指定された添付位置にコメントマーク70を表示
し、コメントウインドウ80を表示する(ステップ30
80)。なお、ステップ3070では、本実施例では、
マウスのクリックボタンを押下したままの状態でのマウ
スカーソルの軌跡により囲まれた領域(図35における
データ指定枠3180)を添付位置として受け付ける。
ここで、データの形は、そのままのイメージでも良い
し、文字が確認できれば、文字コードでもよい。
【0139】続いて、コメント添付システムは、実施例
1と同様に、コメントの入力を受け付け(ステップ55
0)、[ファイル]メニューの[閉じる]が選択される
と(ステップ560)、コメントデータを保存して(ス
テップ570)、終了する。
【0140】つぎに、保存コメント表示処理(ステップ
3210)について、図36を用いて説明する。なお、
データの比較処理の説明図を図37に示す。ここでは、
コメントの添付されたデータが、既に何らかのアプリケ
ーションにより表示されているあるものとして、説明す
る。
【0141】まず、コメント添付システムは、データ名
の入力を受け付ける(ステップ3220)。入力は、入
力用の新しいウインドウを表示し、ここへのファイル名
の入力を受け付けることにより行なう。そして、コメン
ト添付システムは、表示中のデータの位置指定の入力を
受け付ける(ステップ3240)。この位置指定は、デ
ータが表示されている範囲をあらかじめ絞るためのもの
である。本実施例では、マウスのクリックボタンを押下
したままの状態でのマウスカーソルの軌跡により囲まれ
た領域(図37(a)に図示した資料表示用APウイン
ドウ60におけるデータ指定枠3190)を、ステップ
3240における添付位置として受け付ける。
【0142】このようにしてデータ指定枠3190が指
定されると、コメント添付システムは、指定された範囲
の中で、コメントデータ格納領域3150のデータ格納
領域3154に保持されているデータと同じもの(イメ
ージまたは文字データ)を検索する(ステップ325
0)。検索方法は、保持されているデータがイメージデ
ータならば、そのイメージを、1ドットづつずらしなが
ら指定された範囲内のイメージと比較して、同じイメー
ジがあるかどうか調べる。また、保持されているデータ
が文字データならば、それをイメージにして比較する。
すなわち、保持されていたデータ(図37(b)に示し
た例では「阿部正敏」)と、指定枠3190内のデータ
とを、図37(b)のデータ比較例3191〜3193
のように比較していき、データ比較例3194のように
一致するところを探す。なお、一致の検査に、形状のみ
でなく、色など、表示属性をもかみしてもよい。
【0143】一致する箇所が検出されれば、コメント添
付システムは、その位置に、コメントマーク70を表示
する(ステップ3260)。ステップ3220において
入力されたデータ名に対する保存コメントとして、未処
理のものが未だ残っていれば、コメント添付システム
は、ステップ3250に戻って処理を繰り返し(ステッ
プ3270,No)、未処理の保存コメントがもうなけ
れば(ステップ3270,Yes)、終了する。
【0144】本実施例によれば、ファイル名以外のデー
タと共にコメントを保存することができる。したがっ
て、データベースなどから読み込んだデータにコメント
を付けることができる。これにより、ある人名にコメン
トを付けた場合は、そのファイルに限らずその人名がデ
ィスプレイに表示された場合、その人名に添付したコメ
ントを表示することができる。また、本実施例の方法を
使えば、ディスプレイに表示されたものであれば、どれ
にでもコメントを添付することができ、コメントを添付
したもののイメージと共に保存することができる。保存
していたコメントを表示する場合でも、ディスプレイ上
の表示に保存していたイメージと同じものがあれば、そ
こにコメントを添付して表示することができる。
【0145】ただし、本実施例では、検索範囲が狭けれ
ば検索は早くなるが、検索範囲が広い場合は、検索に時
間がかかることになる。そこで、検索範囲の狭い場合に
用いることが望ましい。また、検索対象データをイメー
ジデータとした場合、文字のフォントや大きさが異なる
場合は検索できない。そこで、イメージデータを検索す
る場合には、表示文字のフォントや大きさを同じにする
ことが望ましい。ただし、コメントデータ格納領域31
50(図34に図示)のデータ格納領域3154に保持
されているデータが文字データならば、現在表示中の文
字のフォントおよび大きさに拘りなく検索が可能であ
る。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、コメントを、前期ファ
イルの名前と位置情報と共に保存することにより、上記
ファイルを再び表示した時に、コメントを保存時と同じ
位置に表示することができる。また、共同作業中に付け
たコメントも、共同作業後に見ることができ、指摘され
た内容や、付け加えたコメントなどを忘れることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のコメント添付システムの全体図で
ある。
【図2】 パソコンのハードウェア構成図である。
【図3】 コメント添付システムの処理を示したフロー
チャートである。
【図4】 コメント添付APデータのデータ構成図であ
る。
【図5】 コメント添付用ウインドウの説明図である。
【図6】 コメント添付用ユーザインタフェースウイン
ドウの処理を示したフローチャートである。
【図7】 コメント添付の処理を示したフローチャート
である。
【図8】 コメントデータのデータ構成図である。
【図9】 コメント削除の処理を示したフローチャート
である。
【図10】 コメント操作の処理を示したフローチャー
トである。
【図11】 コメント添付システムのユーザインタフェ
ースの例を示す説明図である。
【図12】 終了時の処理を示したフローチャートであ
る。
【図13】 コメントデータファイルの構成を示す模式
図である。
【図14】 保存コメントの表示時の処理を示したフロ
ーチャートである。
【図15】 実施例3におけるファイルに添付されたコ
メントの表示例1を示す模式図である。
【図16】 実施例3におけるファイルに添付されたコ
メントの表示例2を示す模式図である。
【図17】 実施例4の終了時の処理を示したフローチ
ャートである。
【図18】 実施例4の保存コメントの表示時の処理を
示したフローチャートである。
【図19】 実施例4におけるイメージデータ表示例を
示す説明図である。
【図20】 実施例5の描画機能付コメント添付システ
ムの表示例を示す説明図である。
【図21】 共同作業支援システムの概要を示す説明図
である。
【図22】 実施例6における共同作業の手順を示した
フローチャートである。
【図23】 共同作業AP処理を示したフローチャート
である。
【図24】 共同作業用APウインドウの表示例を示す
説明図である。
【図25】 共同作業APの接続処理を示すフローチャ
ートである。
【図26】 実施例6における終了時の処理を示したフ
ローチャートである。
【図27】 アプリケーション共有処理を示したフロー
チャートである。
【図28】 アプリケーション共有終了時の処理を示し
たフローチャートである。
【図29】 コメント添付機能の基本処理を示したフロ
ーチャートである。
【図30】 実施例6における保存コメント表示処理を
示したフローチャートである。
【図31】 実施例6におけるコメント添付用UIの処
理を示したフローチャートである。
【図32】 テレポインティングの処理を示したフロー
チャートである。
【図33】 実施例7におけるコメント添付処理を示し
たフローチャートである。
【図34】 実施例7におけるデータにコメントを添付
する場合の、コメントデータのデータ構造図である。
【図35】 実施例7における資料表示用APウインド
ウの表示例を示した説明図である。
【図36】 実施例7における保存コメント表示処理を
示したフローチャートである。
【図37】 実施例7におけるデータ指定比較例を示し
た説明図である。
【図38】 実施例2におけるコメントマーク表示方法
の説明図である。
【図39】 透明ウインドウの説明図である。
【符号の説明】
10…パソコン、20…キーボード、30…マウス、4
0…ディスプレイ、50…通信ネットワーク、60…資
料表示用APウインドウ、70…コメントマーク、80
…コメントウインドウ、90…コメント添付用UI、3
90…コメント添付APデータテーブル、400…ファ
イル表示ウインドウ、405…コメント添付用ウインド
ウ、600…コメントデータテーブル、910…コメン
ト操作用UI、1050…コメントデータファイル形
式、1410…イメージデータ、1520…テレライテ
ィング、2030…共同作業用APウインドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石▲崎▼ 健史 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 谷川 嘉伸 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 亀田 正美 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 星 徹 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチウインドウシステムと、少なくとも
    一つのウインドウを表示するアプリケーションプログラ
    ム実行手段と、入力手段と、表示手段とを備える情報処
    理装置におけるコメント添付システムにおいて、 ファイル名と、コメントと、コメント表示位置とを、対
    応付けて保持するためのコメントデータ記憶手段と、 コメントおよびコメント表示位置の入力を受け付けるコ
    メント受け付け手段と、 上記コメントの入力を受け付けた時点で、上記アプリケ
    ーションプログラム実行手段により上記表示手段に表示
    されていたファイルのファイル名を取得するファイル名
    取得手段と、 上記取得したファイル名と、上記入力されたコメントお
    よびコメント表示位置とを、対応付けて上記コメントデ
    ータ記憶手段に格納する手段と、 ファイル名の指定を受け付けて、上記アプリケーション
    プログラム実行手段により上記ファイルの内容が表示さ
    れている上記ウインドウの、該ファイル名に対応して上
    記コメントデータ記憶手段に保持されたコメント表示位
    置に、該ファイル名に対応して上記コメントデータ記憶
    手段に保持されたコメントを表示するコメント表示手段
    とを備えることを特徴とするコメント添付システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記コメント表示手段は、 上記コメント表示位置には、コメントが添付されている
    ことを示すコメントマークを表示し、 上記コメントは、コメント用ウインドウに表示すること
    を特徴とするコメント添付システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記コメントマークの表示と、上記コメント用ウインド
    ウの表示とは、線で結ばれていることを特徴とするコメ
    ント添付システム。
  4. 【請求項4】請求項2において、 上記コメント用ウインドウは、背景色が透明または半透
    明であるウインドウであることを特徴とするコメント添
    付システム。
  5. 【請求項5】請求項2において、 上記コメントマークは、 上記ファイルの内容が表示されているウインドウに重ね
    て表示されるコメントマーク用ウインドウに表示され、 上記コメントマーク用ウインドウは、背景色が透明また
    は半透明であるウインドウであることを特徴とするコメ
    ント添付システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、 上記ファイル名取得手段は、 上記ファイル名の入力を受け付ける手段であることを特
    徴とするコメント添付システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、 上記ファイル名取得手段は、 上記ファイル名を、上記マルチウインドウシステムに問
    い合わせる手段であることを特徴とするコメント添付シ
    ステム。
  8. 【請求項8】請求項1において、 上記コメント表示手段は、 上記ファイルの内容が表示されているウインドウの外
    に、コメントが添付されていることを示すコメントマー
    クを表示し、 上記コメントは、上記ファイルの内容が表示されている
    ウインドウの外に設けられたコメント用ウインドウに表
    示する手段であり、 上記コメントマークが複数ある場合、該コメントマーク
    は、該コメントマークの示す上記コメントのコメント表
    示位置の相対的位置関係に応じた位置に表示されること
    を特徴とするコメント添付システム。
  9. 【請求項9】請求項1において、 上記コメントが入力された時点で表示されていた、上記
    ファイルの内容が表示されているウインドウの、少なく
    とも一部のイメージを保存する手段をさらに備え、 上記コメント表示手段は、上記保存したイメージを表示
    する手段をさらに備えることを特徴とするコメント添付
    システム。
  10. 【請求項10】マルチウインドウシステムと、少なくと
    も一つのウインドウを表示するアプリケーションプログ
    ラム実行手段と、入力手段と、表示手段とを備える情報
    処理装置におけるコメント添付システムにおいて、 データと、コメントと、コメント表示位置とを、対応付
    けて保持するためのコメントデータ記憶手段と、 コメントおよびコメント表示位置の入力を受け付けるコ
    メント受け付け手段と、 上記コメントの入力を受け付けた時点で、上記アプリケ
    ーションプログラム実行手段により上記表示手段に表示
    されていたデータのうち、コメントと関連付けるデータ
    の指示を受け付ける手段と、 上記指示されたデータと、上記入力されたコメントおよ
    びコメント表示位置とを、対応付けて上記コメントデー
    タ記憶手段に格納する手段と、 上記アプリケーションプログラム実行手段により上記ウ
    インドウに表示されているデータから、上記指示された
    データを検出し、該指示されたデータに対応して上記コ
    メントデータ記憶手段に保持されたコメント表示位置
    に、該指示されたデータに対応して上記コメントデータ
    記憶手段に保持されたコメントを表示するコメント表示
    手段とを備えることを特徴とするコメント添付システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項1または10において、 上記コメント受け付け手段は、 描画データの形式でコメントを受け付ける手段を備える
    ことを特徴とするコメント添付システム。
  12. 【請求項12】請求項11において、 上記コメント受け付け手段は、 上記アプリケーションプログラム実行手段により上記表
    示手段に表示されていたウインドウに重ねて、コメント
    入力用ウインドウを設け、 上記コメント入力用ウインドウへの入力を受け付ける手
    段であることを特徴とするコメント添付システム。
  13. 【請求項13】請求項12において、 上記コメント入力用ウインドウは、背景色が透明または
    半透明であることを特徴とするコメント添付システム。
  14. 【請求項14】請求項11において、 上記コメント表示手段は、 上記ファイルの内容が表示されているウインドウに重ね
    て表示されるコメント用ウインドウを設け、該ウインド
    ウ上に、上記描画データを用いて描画することにより、
    コメントを表示することを特徴とするコメント添付シス
    テム。
  15. 【請求項15】請求項14において、 上記コメント用ウインドウは、背景色が透明または半透
    明であることを特徴とするコメント添付システム。
  16. 【請求項16】マルチウインドウシステム、少なくとも
    一つのウインドウを表示するアプリケーションプログラ
    ム実行手段、入力手段、および、表示手段を備える複数
    の情報処理装置と、それらの情報処理装置を相互に接続
    する通信ネットワークとを有し、前記各情報処理装置の
    表示装置の各々に同じアプリケーションプログラム実行
    手段の行なった表示内容を表示する手段と、前記各情報
    処理装置のうちの任意の情報処理装置上で行われた、表
    示内容の更新を、上記各情報処理装置における表示内容
    に反映する表示制御手段とを備えた共同作業支援システ
    ムにおいて、 上記各情報処理装置は、 ファイル名と、コメントと、コメント表示位置とを、対
    応付けて保持するためのコメントデータ記憶手段と、 コメントおよびコメント表示位置の入力を受け付けるコ
    メント受け付け手段と、 上記コメントの入力を受け付けた時点で、上記アプリケ
    ーションプログラム実行手段により上記表示手段に表示
    されていたファイルのファイル名を取得するファイル名
    取得手段と、 上記取得したファイル名と、上記入力されたコメントお
    よびコメント表示位置とを、対応付けて上記コメントデ
    ータ記憶手段に格納する手段と、 ファイル名の指定を受け付けて、上記アプリケーション
    プログラム実行手段により上記ファイルの内容が表示さ
    れている上記ウインドウの、該ファイル名に対応して上
    記コメントデータ記憶手段に保持されたコメント表示位
    置に、該ファイル名に対応して上記コメントデータ記憶
    手段に保持されたコメントを表示するコメント表示手段
    とを備えることを特徴とする共同作業支援システム。
  17. 【請求項17】マルチウインドウシステム、少なくとも
    一つのウインドウを表示するアプリケーションプログラ
    ム実行手段、入力手段、および、表示手段を備える複数
    の情報処理装置と、それらの情報処理装置を相互に接続
    する通信ネットワークとを有し、前記各情報処理装置の
    表示装置の各々に同じアプリケーション実行手段の行な
    った表示内容を表示する手段と、前記各情報処理装置の
    うちの任意の情報処理装置上で行われた、表示内容の更
    新を、上記各情報処理装置における表示内容に反映する
    表示制御手段とを備えた共同作業支援システムにおい
    て、 上記各情報処理装置は、 データと、コメントと、コメント表示位置とを、対応付
    けて保持するためのコメントデータ記憶手段と、 コメントおよびコメント表示位置の入力を受け付けるコ
    メント受け付け手段と、 上記コメントの入力を受け付けた時点で、上記アプリケ
    ーションプログラム実行手段により上記表示手段に表示
    されていたデータのうち、コメントと関連付けるデータ
    の指示を受け付ける手段と、 上記指示されたデータと、上記入力されたコメントおよ
    びコメント表示位置とを、対応付けて上記コメントデー
    タ記憶手段に格納する手段と、 上記アプリケーションプログラム実行手段により上記ウ
    インドウに表示されているデータから、上記指示された
    データを検出し、該指示されたデータに対応して上記コ
    メントデータ記憶手段に保持されたコメント表示位置
    に、該指示されたデータに対応して上記コメントデータ
    記憶手段に保持されたコメントを表示するコメント表示
    手段とを備えることを特徴とする共同作業支援システ
    ム。
  18. 【請求項18】マルチウインドウシステムと、少なくと
    も一つのウインドウを表示するアプリケーションプログ
    ラム実行手段と、入力手段と、表示手段とを備える情報
    処理装置におけるコメント添付方法において、 出力されている第1の情報の識別情報と、該情報に付加
    される第2の情報との関係を保持し、 上記第1の情報が、上記アプリケーションプログラム実
    行手段により表示されると、上記保持した関係にしたが
    って、上記第2の情報を表示することを特徴とするコメ
    ント添付方法。
  19. 【請求項19】請求項18において、 上記識別情報は、ファイル名であることを特徴とするコ
    メント添付方法。
  20. 【請求項20】請求項18において、 上記識別情報は、上記第1の情報のイメージまたは文字
    情報であることを特徴とするコメント添付方法。
JP7258920A 1995-10-05 1995-10-05 コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム Pending JPH09101937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7258920A JPH09101937A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7258920A JPH09101937A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09101937A true JPH09101937A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17326879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7258920A Pending JPH09101937A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09101937A (ja)

Cited By (88)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10322331A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Fujitsu Ltd 会議支援システム及び記録媒体
WO2000003331A1 (fr) * 1998-07-10 2000-01-20 Fujitsu Limited Systeme de traitement d'informations et support d'enregistrement
US6542165B1 (en) 1998-07-10 2003-04-01 International Business Machines Corp. System, apparatus and method of relating annotation data to an application window
JP2005228107A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Konan Gakuen オンラインコミュニケーションシステム及びオンラインコミュニケーション方法
JP2006119762A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Pioneer Electronic Corp コンピュータネットワークシステム及びオーバーレイ方法
JP2006146629A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Hitachi Ltd 画面共有システム及び情報処理装置
JP2008282231A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Hitachi Ltd 情報資産管理装置
JP2009098727A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Taito Corp 画像表示装置、画像ビューアプログラム
JP2009266041A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Fuji Xerox Co Ltd プログラム及び情報処理装置
US8015494B1 (en) 2000-03-22 2011-09-06 Ricoh Co., Ltd. Melded user interfaces
US8040388B2 (en) 2008-02-05 2011-10-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Indicator method, system, and program for restoring annotated images
JP2013058104A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Asahi Gakuen Group:Kk 時間軸を軌道として売買ポイントを判断するために用いるプログラム及び装置
WO2013116365A1 (en) * 2012-01-30 2013-08-08 Box, Inc Extended applications of multimedia content previews in the cloud-based content management system
US8793589B2 (en) 2000-03-22 2014-07-29 Ricoh Co., Ltd. Melded user interfaces
US8868574B2 (en) 2012-07-30 2014-10-21 Box, Inc. System and method for advanced search and filtering mechanisms for enterprise administrators in a cloud-based environment
US8892679B1 (en) 2013-09-13 2014-11-18 Box, Inc. Mobile device, methods and user interfaces thereof in a mobile device platform featuring multifunctional access and engagement in a collaborative environment provided by a cloud-based platform
US8914900B2 (en) 2012-05-23 2014-12-16 Box, Inc. Methods, architectures and security mechanisms for a third-party application to access content in a cloud-based platform
US8990307B2 (en) 2011-11-16 2015-03-24 Box, Inc. Resource effective incremental updating of a remote client with events which occurred via a cloud-enabled platform
US8990151B2 (en) 2011-10-14 2015-03-24 Box, Inc. Automatic and semi-automatic tagging features of work items in a shared workspace for metadata tracking in a cloud-based content management system with selective or optional user contribution
US9015601B2 (en) 2011-06-21 2015-04-21 Box, Inc. Batch uploading of content to a web-based collaboration environment
US9019123B2 (en) 2011-12-22 2015-04-28 Box, Inc. Health check services for web-based collaboration environments
US9021099B2 (en) 2012-07-03 2015-04-28 Box, Inc. Load balancing secure FTP connections among multiple FTP servers
US9027108B2 (en) 2012-05-23 2015-05-05 Box, Inc. Systems and methods for secure file portability between mobile applications on a mobile device
US9054919B2 (en) 2012-04-05 2015-06-09 Box, Inc. Device pinning capability for enterprise cloud service and storage accounts
US9063912B2 (en) 2011-06-22 2015-06-23 Box, Inc. Multimedia content preview rendering in a cloud content management system
US9098474B2 (en) 2011-10-26 2015-08-04 Box, Inc. Preview pre-generation based on heuristics and algorithmic prediction/assessment of predicted user behavior for enhancement of user experience
US9117087B2 (en) 2012-09-06 2015-08-25 Box, Inc. System and method for creating a secure channel for inter-application communication based on intents
US9135462B2 (en) 2012-08-29 2015-09-15 Box, Inc. Upload and download streaming encryption to/from a cloud-based platform
JP2015197713A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 株式会社日立メディコ 画面処理システム
US9197718B2 (en) 2011-09-23 2015-11-24 Box, Inc. Central management and control of user-contributed content in a web-based collaboration environment and management console thereof
US9195519B2 (en) 2012-09-06 2015-11-24 Box, Inc. Disabling the self-referential appearance of a mobile application in an intent via a background registration
US9195636B2 (en) 2012-03-07 2015-11-24 Box, Inc. Universal file type preview for mobile devices
US9213684B2 (en) 2013-09-13 2015-12-15 Box, Inc. System and method for rendering document in web browser or mobile device regardless of third-party plug-in software
US9237170B2 (en) 2012-07-19 2016-01-12 Box, Inc. Data loss prevention (DLP) methods and architectures by a cloud service
US9292833B2 (en) 2012-09-14 2016-03-22 Box, Inc. Batching notifications of activities that occur in a web-based collaboration environment
US9311071B2 (en) 2012-09-06 2016-04-12 Box, Inc. Force upgrade of a mobile application via a server side configuration file
US9369520B2 (en) 2012-08-19 2016-06-14 Box, Inc. Enhancement of upload and/or download performance based on client and/or server feedback information
US9396216B2 (en) 2012-05-04 2016-07-19 Box, Inc. Repository redundancy implementation of a system which incrementally updates clients with events that occurred via a cloud-enabled platform
US9396245B2 (en) 2013-01-02 2016-07-19 Box, Inc. Race condition handling in a system which incrementally updates clients with events that occurred in a cloud-based collaboration platform
US9413587B2 (en) 2012-05-02 2016-08-09 Box, Inc. System and method for a third-party application to access content within a cloud-based platform
US9483473B2 (en) 2013-09-13 2016-11-01 Box, Inc. High availability architecture for a cloud-based concurrent-access collaboration platform
US9495364B2 (en) 2012-10-04 2016-11-15 Box, Inc. Enhanced quick search features, low-barrier commenting/interactive features in a collaboration platform
US9507795B2 (en) 2013-01-11 2016-11-29 Box, Inc. Functionalities, features, and user interface of a synchronization client to a cloud-based environment
US9519886B2 (en) 2013-09-13 2016-12-13 Box, Inc. Simultaneous editing/accessing of content by collaborator invitation through a web-based or mobile application to a cloud-based collaboration platform
US9519526B2 (en) 2007-12-05 2016-12-13 Box, Inc. File management system and collaboration service and integration capabilities with third party applications
US9535924B2 (en) 2013-07-30 2017-01-03 Box, Inc. Scalability improvement in a system which incrementally updates clients with events that occurred in a cloud-based collaboration platform
US9535909B2 (en) 2013-09-13 2017-01-03 Box, Inc. Configurable event-based automation architecture for cloud-based collaboration platforms
US9553758B2 (en) 2012-09-18 2017-01-24 Box, Inc. Sandboxing individual applications to specific user folders in a cloud-based service
US9558202B2 (en) 2012-08-27 2017-01-31 Box, Inc. Server side techniques for reducing database workload in implementing selective subfolder synchronization in a cloud-based environment
US9575981B2 (en) 2012-04-11 2017-02-21 Box, Inc. Cloud service enabled to handle a set of files depicted to a user as a single file in a native operating system
US9602514B2 (en) 2014-06-16 2017-03-21 Box, Inc. Enterprise mobility management and verification of a managed application by a content provider
US9628268B2 (en) 2012-10-17 2017-04-18 Box, Inc. Remote key management in a cloud-based environment
US9633037B2 (en) 2013-06-13 2017-04-25 Box, Inc Systems and methods for synchronization event building and/or collapsing by a synchronization component of a cloud-based platform
US9652741B2 (en) 2011-07-08 2017-05-16 Box, Inc. Desktop application for access and interaction with workspaces in a cloud-based content management system and synchronization mechanisms thereof
US9665349B2 (en) 2012-10-05 2017-05-30 Box, Inc. System and method for generating embeddable widgets which enable access to a cloud-based collaboration platform
US9691051B2 (en) 2012-05-21 2017-06-27 Box, Inc. Security enhancement through application access control
US9705967B2 (en) 2012-10-04 2017-07-11 Box, Inc. Corporate user discovery and identification of recommended collaborators in a cloud platform
US9712510B2 (en) 2012-07-06 2017-07-18 Box, Inc. Systems and methods for securely submitting comments among users via external messaging applications in a cloud-based platform
US9729675B2 (en) 2012-08-19 2017-08-08 Box, Inc. Enhancement of upload and/or download performance based on client and/or server feedback information
US9756022B2 (en) 2014-08-29 2017-09-05 Box, Inc. Enhanced remote key management for an enterprise in a cloud-based environment
US9773051B2 (en) 2011-11-29 2017-09-26 Box, Inc. Mobile platform file and folder selection functionalities for offline access and synchronization
US9792320B2 (en) 2012-07-06 2017-10-17 Box, Inc. System and method for performing shard migration to support functions of a cloud-based service
US9794256B2 (en) 2012-07-30 2017-10-17 Box, Inc. System and method for advanced control tools for administrators in a cloud-based service
US9805050B2 (en) 2013-06-21 2017-10-31 Box, Inc. Maintaining and updating file system shadows on a local device by a synchronization client of a cloud-based platform
JP2018018493A (ja) * 2016-07-14 2018-02-01 カシオ計算機株式会社 作業支援装置及びプログラム
US9894119B2 (en) 2014-08-29 2018-02-13 Box, Inc. Configurable metadata-based automation and content classification architecture for cloud-based collaboration platforms
US9904435B2 (en) 2012-01-06 2018-02-27 Box, Inc. System and method for actionable event generation for task delegation and management via a discussion forum in a web-based collaboration environment
US9953036B2 (en) 2013-01-09 2018-04-24 Box, Inc. File system monitoring in a system which incrementally updates clients with events that occurred in a cloud-based collaboration platform
US9959420B2 (en) 2012-10-02 2018-05-01 Box, Inc. System and method for enhanced security and management mechanisms for enterprise administrators in a cloud-based environment
US9965745B2 (en) 2012-02-24 2018-05-08 Box, Inc. System and method for promoting enterprise adoption of a web-based collaboration environment
US9978040B2 (en) 2011-07-08 2018-05-22 Box, Inc. Collaboration sessions in a workspace on a cloud-based content management system
US10038731B2 (en) 2014-08-29 2018-07-31 Box, Inc. Managing flow-based interactions with cloud-based shared content
US10110656B2 (en) 2013-06-25 2018-10-23 Box, Inc. Systems and methods for providing shell communication in a cloud-based platform
US10200256B2 (en) 2012-09-17 2019-02-05 Box, Inc. System and method of a manipulative handle in an interactive mobile user interface
US10229134B2 (en) 2013-06-25 2019-03-12 Box, Inc. Systems and methods for managing upgrades, migration of user data and improving performance of a cloud-based platform
US10235383B2 (en) 2012-12-19 2019-03-19 Box, Inc. Method and apparatus for synchronization of items with read-only permissions in a cloud-based environment
US10452667B2 (en) 2012-07-06 2019-10-22 Box Inc. Identification of people as search results from key-word based searches of content in a cloud-based environment
US10509527B2 (en) 2013-09-13 2019-12-17 Box, Inc. Systems and methods for configuring event-based automation in cloud-based collaboration platforms
US10530854B2 (en) 2014-05-30 2020-01-07 Box, Inc. Synchronization of permissioned content in cloud-based environments
US10554426B2 (en) 2011-01-20 2020-02-04 Box, Inc. Real time notification of activities that occur in a web-based collaboration environment
US10574442B2 (en) 2014-08-29 2020-02-25 Box, Inc. Enhanced remote key management for an enterprise in a cloud-based environment
US10599671B2 (en) 2013-01-17 2020-03-24 Box, Inc. Conflict resolution, retry condition management, and handling of problem files for the synchronization client to a cloud-based platform
US10725968B2 (en) 2013-05-10 2020-07-28 Box, Inc. Top down delete or unsynchronization on delete of and depiction of item synchronization with a synchronization client to a cloud-based platform
US10846074B2 (en) 2013-05-10 2020-11-24 Box, Inc. Identification and handling of items to be ignored for synchronization with a cloud-based platform by a synchronization client
US10866931B2 (en) 2013-10-22 2020-12-15 Box, Inc. Desktop application for accessing a cloud collaboration platform
US10915492B2 (en) 2012-09-19 2021-02-09 Box, Inc. Cloud-based platform enabled with media content indexed for text-based searches and/or metadata extraction
US11210610B2 (en) 2011-10-26 2021-12-28 Box, Inc. Enhanced multimedia content preview rendering in a cloud content management system
US11232481B2 (en) 2012-01-30 2022-01-25 Box, Inc. Extended applications of multimedia content previews in the cloud-based content management system

Cited By (109)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10322331A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Fujitsu Ltd 会議支援システム及び記録媒体
WO2000003331A1 (fr) * 1998-07-10 2000-01-20 Fujitsu Limited Systeme de traitement d'informations et support d'enregistrement
GB2354616A (en) * 1998-07-10 2001-03-28 Fujitsu Ltd Information processing system and recording medium
US6542165B1 (en) 1998-07-10 2003-04-01 International Business Machines Corp. System, apparatus and method of relating annotation data to an application window
US8015494B1 (en) 2000-03-22 2011-09-06 Ricoh Co., Ltd. Melded user interfaces
US8793589B2 (en) 2000-03-22 2014-07-29 Ricoh Co., Ltd. Melded user interfaces
JP2005228107A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Konan Gakuen オンラインコミュニケーションシステム及びオンラインコミュニケーション方法
JP2006119762A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Pioneer Electronic Corp コンピュータネットワークシステム及びオーバーレイ方法
JP4517827B2 (ja) * 2004-11-22 2010-08-04 株式会社日立製作所 画面共有システム及び情報処理装置
JP2006146629A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Hitachi Ltd 画面共有システム及び情報処理装置
JP2008282231A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Hitachi Ltd 情報資産管理装置
JP2009098727A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Taito Corp 画像表示装置、画像ビューアプログラム
US9519526B2 (en) 2007-12-05 2016-12-13 Box, Inc. File management system and collaboration service and integration capabilities with third party applications
US8040388B2 (en) 2008-02-05 2011-10-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Indicator method, system, and program for restoring annotated images
JP2009266041A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Fuji Xerox Co Ltd プログラム及び情報処理装置
US10554426B2 (en) 2011-01-20 2020-02-04 Box, Inc. Real time notification of activities that occur in a web-based collaboration environment
US9015601B2 (en) 2011-06-21 2015-04-21 Box, Inc. Batch uploading of content to a web-based collaboration environment
US9063912B2 (en) 2011-06-22 2015-06-23 Box, Inc. Multimedia content preview rendering in a cloud content management system
US9978040B2 (en) 2011-07-08 2018-05-22 Box, Inc. Collaboration sessions in a workspace on a cloud-based content management system
US9652741B2 (en) 2011-07-08 2017-05-16 Box, Inc. Desktop application for access and interaction with workspaces in a cloud-based content management system and synchronization mechanisms thereof
JP2013058104A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Asahi Gakuen Group:Kk 時間軸を軌道として売買ポイントを判断するために用いるプログラム及び装置
US9197718B2 (en) 2011-09-23 2015-11-24 Box, Inc. Central management and control of user-contributed content in a web-based collaboration environment and management console thereof
US8990151B2 (en) 2011-10-14 2015-03-24 Box, Inc. Automatic and semi-automatic tagging features of work items in a shared workspace for metadata tracking in a cloud-based content management system with selective or optional user contribution
US9098474B2 (en) 2011-10-26 2015-08-04 Box, Inc. Preview pre-generation based on heuristics and algorithmic prediction/assessment of predicted user behavior for enhancement of user experience
US11210610B2 (en) 2011-10-26 2021-12-28 Box, Inc. Enhanced multimedia content preview rendering in a cloud content management system
US9015248B2 (en) 2011-11-16 2015-04-21 Box, Inc. Managing updates at clients used by a user to access a cloud-based collaboration service
US8990307B2 (en) 2011-11-16 2015-03-24 Box, Inc. Resource effective incremental updating of a remote client with events which occurred via a cloud-enabled platform
US10909141B2 (en) 2011-11-29 2021-02-02 Box, Inc. Mobile platform file and folder selection functionalities for offline access and synchronization
US9773051B2 (en) 2011-11-29 2017-09-26 Box, Inc. Mobile platform file and folder selection functionalities for offline access and synchronization
US11537630B2 (en) 2011-11-29 2022-12-27 Box, Inc. Mobile platform file and folder selection functionalities for offline access and synchronization
US11853320B2 (en) 2011-11-29 2023-12-26 Box, Inc. Mobile platform file and folder selection functionalities for offline access and synchronization
US9019123B2 (en) 2011-12-22 2015-04-28 Box, Inc. Health check services for web-based collaboration environments
US9904435B2 (en) 2012-01-06 2018-02-27 Box, Inc. System and method for actionable event generation for task delegation and management via a discussion forum in a web-based collaboration environment
US11232481B2 (en) 2012-01-30 2022-01-25 Box, Inc. Extended applications of multimedia content previews in the cloud-based content management system
WO2013116365A1 (en) * 2012-01-30 2013-08-08 Box, Inc Extended applications of multimedia content previews in the cloud-based content management system
US10713624B2 (en) 2012-02-24 2020-07-14 Box, Inc. System and method for promoting enterprise adoption of a web-based collaboration environment
US9965745B2 (en) 2012-02-24 2018-05-08 Box, Inc. System and method for promoting enterprise adoption of a web-based collaboration environment
US9195636B2 (en) 2012-03-07 2015-11-24 Box, Inc. Universal file type preview for mobile devices
US9054919B2 (en) 2012-04-05 2015-06-09 Box, Inc. Device pinning capability for enterprise cloud service and storage accounts
US9575981B2 (en) 2012-04-11 2017-02-21 Box, Inc. Cloud service enabled to handle a set of files depicted to a user as a single file in a native operating system
US9413587B2 (en) 2012-05-02 2016-08-09 Box, Inc. System and method for a third-party application to access content within a cloud-based platform
US9396216B2 (en) 2012-05-04 2016-07-19 Box, Inc. Repository redundancy implementation of a system which incrementally updates clients with events that occurred via a cloud-enabled platform
US9691051B2 (en) 2012-05-21 2017-06-27 Box, Inc. Security enhancement through application access control
US8914900B2 (en) 2012-05-23 2014-12-16 Box, Inc. Methods, architectures and security mechanisms for a third-party application to access content in a cloud-based platform
US9552444B2 (en) 2012-05-23 2017-01-24 Box, Inc. Identification verification mechanisms for a third-party application to access content in a cloud-based platform
US9280613B2 (en) 2012-05-23 2016-03-08 Box, Inc. Metadata enabled third-party application access of content at a cloud-based platform via a native client to the cloud-based platform
US9027108B2 (en) 2012-05-23 2015-05-05 Box, Inc. Systems and methods for secure file portability between mobile applications on a mobile device
US9021099B2 (en) 2012-07-03 2015-04-28 Box, Inc. Load balancing secure FTP connections among multiple FTP servers
US9792320B2 (en) 2012-07-06 2017-10-17 Box, Inc. System and method for performing shard migration to support functions of a cloud-based service
US9712510B2 (en) 2012-07-06 2017-07-18 Box, Inc. Systems and methods for securely submitting comments among users via external messaging applications in a cloud-based platform
US10452667B2 (en) 2012-07-06 2019-10-22 Box Inc. Identification of people as search results from key-word based searches of content in a cloud-based environment
US9473532B2 (en) 2012-07-19 2016-10-18 Box, Inc. Data loss prevention (DLP) methods by a cloud service including third party integration architectures
US9237170B2 (en) 2012-07-19 2016-01-12 Box, Inc. Data loss prevention (DLP) methods and architectures by a cloud service
US9794256B2 (en) 2012-07-30 2017-10-17 Box, Inc. System and method for advanced control tools for administrators in a cloud-based service
US8868574B2 (en) 2012-07-30 2014-10-21 Box, Inc. System and method for advanced search and filtering mechanisms for enterprise administrators in a cloud-based environment
US9729675B2 (en) 2012-08-19 2017-08-08 Box, Inc. Enhancement of upload and/or download performance based on client and/or server feedback information
US9369520B2 (en) 2012-08-19 2016-06-14 Box, Inc. Enhancement of upload and/or download performance based on client and/or server feedback information
US9558202B2 (en) 2012-08-27 2017-01-31 Box, Inc. Server side techniques for reducing database workload in implementing selective subfolder synchronization in a cloud-based environment
US9135462B2 (en) 2012-08-29 2015-09-15 Box, Inc. Upload and download streaming encryption to/from a cloud-based platform
US9450926B2 (en) 2012-08-29 2016-09-20 Box, Inc. Upload and download streaming encryption to/from a cloud-based platform
US9117087B2 (en) 2012-09-06 2015-08-25 Box, Inc. System and method for creating a secure channel for inter-application communication based on intents
US9195519B2 (en) 2012-09-06 2015-11-24 Box, Inc. Disabling the self-referential appearance of a mobile application in an intent via a background registration
US9311071B2 (en) 2012-09-06 2016-04-12 Box, Inc. Force upgrade of a mobile application via a server side configuration file
US9292833B2 (en) 2012-09-14 2016-03-22 Box, Inc. Batching notifications of activities that occur in a web-based collaboration environment
US10200256B2 (en) 2012-09-17 2019-02-05 Box, Inc. System and method of a manipulative handle in an interactive mobile user interface
US9553758B2 (en) 2012-09-18 2017-01-24 Box, Inc. Sandboxing individual applications to specific user folders in a cloud-based service
US10915492B2 (en) 2012-09-19 2021-02-09 Box, Inc. Cloud-based platform enabled with media content indexed for text-based searches and/or metadata extraction
US9959420B2 (en) 2012-10-02 2018-05-01 Box, Inc. System and method for enhanced security and management mechanisms for enterprise administrators in a cloud-based environment
US9495364B2 (en) 2012-10-04 2016-11-15 Box, Inc. Enhanced quick search features, low-barrier commenting/interactive features in a collaboration platform
US9705967B2 (en) 2012-10-04 2017-07-11 Box, Inc. Corporate user discovery and identification of recommended collaborators in a cloud platform
US9665349B2 (en) 2012-10-05 2017-05-30 Box, Inc. System and method for generating embeddable widgets which enable access to a cloud-based collaboration platform
US9628268B2 (en) 2012-10-17 2017-04-18 Box, Inc. Remote key management in a cloud-based environment
US10235383B2 (en) 2012-12-19 2019-03-19 Box, Inc. Method and apparatus for synchronization of items with read-only permissions in a cloud-based environment
US9396245B2 (en) 2013-01-02 2016-07-19 Box, Inc. Race condition handling in a system which incrementally updates clients with events that occurred in a cloud-based collaboration platform
US9953036B2 (en) 2013-01-09 2018-04-24 Box, Inc. File system monitoring in a system which incrementally updates clients with events that occurred in a cloud-based collaboration platform
US9507795B2 (en) 2013-01-11 2016-11-29 Box, Inc. Functionalities, features, and user interface of a synchronization client to a cloud-based environment
US10599671B2 (en) 2013-01-17 2020-03-24 Box, Inc. Conflict resolution, retry condition management, and handling of problem files for the synchronization client to a cloud-based platform
US10846074B2 (en) 2013-05-10 2020-11-24 Box, Inc. Identification and handling of items to be ignored for synchronization with a cloud-based platform by a synchronization client
US10725968B2 (en) 2013-05-10 2020-07-28 Box, Inc. Top down delete or unsynchronization on delete of and depiction of item synchronization with a synchronization client to a cloud-based platform
US9633037B2 (en) 2013-06-13 2017-04-25 Box, Inc Systems and methods for synchronization event building and/or collapsing by a synchronization component of a cloud-based platform
US10877937B2 (en) 2013-06-13 2020-12-29 Box, Inc. Systems and methods for synchronization event building and/or collapsing by a synchronization component of a cloud-based platform
US11531648B2 (en) 2013-06-21 2022-12-20 Box, Inc. Maintaining and updating file system shadows on a local device by a synchronization client of a cloud-based platform
US9805050B2 (en) 2013-06-21 2017-10-31 Box, Inc. Maintaining and updating file system shadows on a local device by a synchronization client of a cloud-based platform
US10110656B2 (en) 2013-06-25 2018-10-23 Box, Inc. Systems and methods for providing shell communication in a cloud-based platform
US10229134B2 (en) 2013-06-25 2019-03-12 Box, Inc. Systems and methods for managing upgrades, migration of user data and improving performance of a cloud-based platform
US9535924B2 (en) 2013-07-30 2017-01-03 Box, Inc. Scalability improvement in a system which incrementally updates clients with events that occurred in a cloud-based collaboration platform
US9704137B2 (en) 2013-09-13 2017-07-11 Box, Inc. Simultaneous editing/accessing of content by collaborator invitation through a web-based or mobile application to a cloud-based collaboration platform
US9213684B2 (en) 2013-09-13 2015-12-15 Box, Inc. System and method for rendering document in web browser or mobile device regardless of third-party plug-in software
US9519886B2 (en) 2013-09-13 2016-12-13 Box, Inc. Simultaneous editing/accessing of content by collaborator invitation through a web-based or mobile application to a cloud-based collaboration platform
US8892679B1 (en) 2013-09-13 2014-11-18 Box, Inc. Mobile device, methods and user interfaces thereof in a mobile device platform featuring multifunctional access and engagement in a collaborative environment provided by a cloud-based platform
US11822759B2 (en) 2013-09-13 2023-11-21 Box, Inc. System and methods for configuring event-based automation in cloud-based collaboration platforms
US10044773B2 (en) 2013-09-13 2018-08-07 Box, Inc. System and method of a multi-functional managing user interface for accessing a cloud-based platform via mobile devices
US9483473B2 (en) 2013-09-13 2016-11-01 Box, Inc. High availability architecture for a cloud-based concurrent-access collaboration platform
US9535909B2 (en) 2013-09-13 2017-01-03 Box, Inc. Configurable event-based automation architecture for cloud-based collaboration platforms
US10509527B2 (en) 2013-09-13 2019-12-17 Box, Inc. Systems and methods for configuring event-based automation in cloud-based collaboration platforms
US11435865B2 (en) 2013-09-13 2022-09-06 Box, Inc. System and methods for configuring event-based automation in cloud-based collaboration platforms
US10866931B2 (en) 2013-10-22 2020-12-15 Box, Inc. Desktop application for accessing a cloud collaboration platform
JP2015197713A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 株式会社日立メディコ 画面処理システム
US10530854B2 (en) 2014-05-30 2020-01-07 Box, Inc. Synchronization of permissioned content in cloud-based environments
US9602514B2 (en) 2014-06-16 2017-03-21 Box, Inc. Enterprise mobility management and verification of a managed application by a content provider
US10708321B2 (en) 2014-08-29 2020-07-07 Box, Inc. Configurable metadata-based automation and content classification architecture for cloud-based collaboration platforms
US11146600B2 (en) 2014-08-29 2021-10-12 Box, Inc. Configurable metadata-based automation and content classification architecture for cloud-based collaboration platforms
US9894119B2 (en) 2014-08-29 2018-02-13 Box, Inc. Configurable metadata-based automation and content classification architecture for cloud-based collaboration platforms
US10708323B2 (en) 2014-08-29 2020-07-07 Box, Inc. Managing flow-based interactions with cloud-based shared content
US10038731B2 (en) 2014-08-29 2018-07-31 Box, Inc. Managing flow-based interactions with cloud-based shared content
US9756022B2 (en) 2014-08-29 2017-09-05 Box, Inc. Enhanced remote key management for an enterprise in a cloud-based environment
US10574442B2 (en) 2014-08-29 2020-02-25 Box, Inc. Enhanced remote key management for an enterprise in a cloud-based environment
US11876845B2 (en) 2014-08-29 2024-01-16 Box, Inc. Configurable metadata-based automation and content classification architecture for cloud-based collaboration platforms
JP2018018493A (ja) * 2016-07-14 2018-02-01 カシオ計算機株式会社 作業支援装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09101937A (ja) コメント添付システム、コメント添付方法および共同作業支援システム
JP4076239B2 (ja) 情報表示方法及びウィンドウ管理装置
US8689125B2 (en) System and method for automatic information compatibility detection and pasting intervention
US6907580B2 (en) Selection paradigm for displayed user interface
US5734901A (en) Electronic mail information associated with native application data
US7310781B2 (en) System and method for content and information transfer between program entities
US7503012B2 (en) Invoking user designated actions based upon selected computer content
KR101159390B1 (ko) 페이지 매겨진 콘텐트를 디스플레이하고 이와 대화하기위한 방법 및 시스템
US20020026323A1 (en) Method and system for annotating a window shared by remote hosts
US20040257346A1 (en) Content selection and handling
JPH0816514A (ja) 共同作業支援システム
JPH11134327A (ja) 電子メモ処理装置、電子メモ処理方法、および電子メモ処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JPH08185301A (ja) 直接操作のための補助装置及び方法
KR101273396B1 (ko) 통신단말장치 및 이를 이용한 통신시스템
JPS6162170A (ja) 複合文書編集方法
JPH11161405A (ja) ウィンドウ表示制御装置
EP0477173B1 (en) Apparatus for document annotation and manipulation using images from a window source
JPH06242886A (ja) 電子メールシステム
JP2003131988A (ja) ホームページ更新装置、ホームページ更新方法、ホームページ更新プログラム記録媒体およびホームページ更新プログラム
EP0996072A1 (en) A method for sharing data among a plurality of applications in a hand-held device
JPH09258950A (ja) スクロール同期システム及び記録媒体
JPH09258948A (ja) コメント添付・保存システムとそれを用いた共同作業支援システム
JP3183660B2 (ja) ユーザインタフェース作成装置
JP2886704B2 (ja) アイコン化装置
JP2934754B2 (ja) データ管理方式