JP2005224952A - フォトプリンタ - Google Patents

フォトプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005224952A
JP2005224952A JP2004032918A JP2004032918A JP2005224952A JP 2005224952 A JP2005224952 A JP 2005224952A JP 2004032918 A JP2004032918 A JP 2004032918A JP 2004032918 A JP2004032918 A JP 2004032918A JP 2005224952 A JP2005224952 A JP 2005224952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll paper
image
fixing
fixing lamp
magenta
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004032918A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ueda
英男 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004032918A priority Critical patent/JP2005224952A/ja
Publication of JP2005224952A publication Critical patent/JP2005224952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】 イエロー画像およびマゼンタ画像の定着を1種類の定着ランプで行うことで、装置本体を小型化し、且つ装置本体の保守管理にかかる手間を削減したフォトプリンタを提供する。
【解決手段】 定着ランプ13は、イエロー画像を定着する419nmの波長の光、およびマゼンタ画像を定着する365nmの波長の光を発する。フォトプリンタ1は、イエロー画像を定着するときには、ロール紙11と定着ランプ13との間に365nmの波長の光を遮光する遮光フィルタ16を位置させ、ロール紙11が365nmの波長の光で露光されるのを防止する。また、マゼンタ画像を定着するときには、ロール紙11と定着ランプ13との間に365nmの波長の光を遮光する遮光フィルタ16を位置させない。
【選択図】 図2

Description

この発明は、イエロー、マゼンダ、シアンの感熱発色層が形成されたロール紙にカラー画像を印刷するフォトプリンタに関する。
従来、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層が形成されたロール紙にカラー画像を印刷するフォトプリンタがあった。カラー画像の印刷工程は、以下の(1)〜(6)である。
(1)サーマルヘッドによる感熱温度を第1の温度(マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙のイエローの感熱発色層にイエロー画像を印画する。
(2)(1)の工程でイエロー画像を印画した領域を、419nmの光を発するイエロー用定着ランプで露光し、印画したイエロー画像を定着する。
(3)サーマルヘッドによる感熱温度を第2の温度(シアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、(1)の工程でイエロー画像を印画した領域のマゼンタの感熱発色層にマゼンタ画像を印画する。
(4)(3)の工程でマゼンタ画像を印画した領域を、365nmの光を発するマゼンタ用定着ランプで露光し、印画したマゼンタ画像を定着する。
(5)サーマルヘッドによる感熱温度を第2の温度よりも高温の第3の温度にして、(1)、(3)の工程でイエロー画像、マゼンタ画像を印画した領域のシアンの感熱発色層にシアン画像を印画する。
(6)イエロ、マゼンタ、シアンの各画像を重ねて印画した領域、すなわち今回カラー画像を印刷した印刷領域、をロール紙から切り離して排紙する。
従来の一般的なフォトプリンタは、イエロー用定着ランプ、およびマゼンタ用定着ランプの2種類の定着ランプをロール紙の搬送方向に並べて配置した構成であった。この構成では、2種類の定着ランプを配置するスペースをロール紙の搬送方向に確保しなければならず、本体がロール紙の搬送方向に長く、大型であるという問題があった。そこで、ロール紙のカラー画像の印刷面に対して垂直方向に2種類の定着ランプを並べて配置したランプハウスを設け、このランプハウスを回転させることで、ロール紙のカラー画像の印刷面に対向する定着ランプ(ロール紙を露光する定着ランプ)を切り替える構成を採用することで、定着ランプの配置に必要なロール紙の搬送方向のスペースを抑えたフォトプリンタが特許文献1で提案されている。
特開平10−29328号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている構成も、イエロー用定着ランプ、およびマゼンタ用定着ランプの2種類の定着ランプを配置するスペースが本体内部に必要であり、装置本体が大型であった。また、ユーザは2種類の定着ランプの劣化状況を個別に管理し、交換等を含めた装置の保守管理を行わなければならず、装置本体の保守管理に手間がかかるという問題があった。
この発明の目的は、イエロー画像およびマゼンタ画像の定着を1種類の定着ランプで行うことで、装置本体を小型化し、且つ装置本体の保守管理にかかる手間を削減したフォトプリンタを提供することにある。
この発明のフォトプリンタは、上記課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)給紙部にセットされた、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層を形成したロール紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段が搬送路に沿って搬送しているロール紙に対して、このロール紙の搬送方向に沿って配置したサーマルヘッド、および定着ランプを用いて、本体に入力されたカラー画像を印刷する印刷手段と、を備え、
前記印刷手段は、前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を第1の温度にして、このロール紙のイエローの感熱発色層にイエロー画像を印画する第1の工程、
前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記第1の工程でイエロー画像を印画した印画領域を前記定着ランプの露光領域で露光する第2の工程、
前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を前記第1の温度よりも高温の第2の温度にして、このロール紙の前記第1の工程でイエロー画像を印画した印画領域のマゼンタの感熱発色層にマゼンタ画像を重ねて印画する第3の工程、
前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記第3の工程でマゼンタ画像を印画した印画領域を前記定着ランプの露光領域で露光する第4の工程、および、
前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を前記第2の温度よりも高温の第3の温度にして、このロール紙の前記第1の工程、第3の工程でイエロー画像、マゼンタ画像を重ねて印画した印画領域のシアンの感熱発色層にシアン画像を重ねて印画する第5の工程を実行するフォトプリンタにおいて、
前記定着ランプは、前記イエロー画像、およびマゼンタ画像を定着させる2種類の波長の光を発する定着ランプであり、
前記第2の工程で前記イエロー画像を定着するとき、前記定着ランプとロール紙との間にマゼンタ画像を定着する波長の光をカットする遮光フィルタを位置させる露光制限手段を備えている。
この構成では、定着ランプがイエロ画像を定着させる波長の光と、マゼンタ画像を定着させる波長の光を発する。イエロ画像の定着時においては、露光制限手段がマゼンタ画像を定着させる波長の光をカットする遮光フィルタを定着ランプとロール紙との間に位置させる。したがって、イエロー画像の定着時に、マゼンタ画像を定着させる波長の光でロール紙を露光し、マゼンタの感熱発色層の発色特性を低下させることがない。
なお、マゼンタ画像の定着時には、定着ランプとロール紙との間に遮光フィルタを位置させずに露光を行うので、ロール紙がマゼンタ画像を定着させる波長の光だけでなく、イエロー画像を定着させる波長の光にも露光されることになるが、このときには既にイエロー画像の印画、および定着が完了しているので、このことによって何ら問題が生じることはない。
このように、イエロー画像、およびマゼンタ画像の定着を1種類の定着ランプで行うので、装置本体における定着ランプの配置に必要なスペースを低減でき、その結果、装置本体の小型にできる。また、交換等を含めた定着ランプの保守管理にかかるユーザの手間も低減することができ、ユーザの使い勝手の向上が図れる。さらに、定着ランプの点灯回路も1つでよいので、装置本体のコストダウンが図れる。
(2)前記印刷手段は、前記第2の工程で前記イエロー画像の定着を開始するときに前記定着ランプを点灯し、前記第4の工程で前記マゼンタ画像の定着を完了するまで前記定着ランプの点灯状態を保持する。
この構成では、定着ランプを点灯させる点灯回数を抑えることができる。定着ランプは、点灯中にかかる負荷よりも、点灯させるときにかかる負荷が極めて大きい。このように、定着ランプを点灯させる点灯回数を抑えたので、定着ランプの寿命を伸ばし、定着ランプの交換にかかる費用を低減できる。
(3)前記露光制限手段は、今回カラー画像の印刷に使用しないロール紙の未使用領域が前記定着ランプの露光領域を通過するとき、この未使用領域と前記定着ランプとの間に前記定着ランプが発する光を遮光するシャッタを位置させる。
この構成では、ロール紙において、定着ランプによる露光が原因で発色特性が低下し、カラー画像の印刷に使用することなく破棄する部分が生じるのを防止できる。したがって、ロール紙をカラー画像の印刷に有効に使用できる。
この発明によれば、イエロー画像、およびマゼンタ画像の定着を1種類の定着ランプで行うので、装置本体における定着ランプの配置に必要なスペースを低減でき、その結果、装置本体の小型にできる。また、交換等を含めた定着ランプの保守管理にかかるユーザの手間も低減することができ、ユーザの使い勝手の向上が図れる。さらに、定着ランプの点灯回路も1つでよいので、装置本体のコストダウンが図れる。
以下、この発明の実施形態であるフォトプリンタについて説明する。
図1は、この発明の実施形態であるフォトプリンタの構成を示す図である。フォトプリンタ1は、本体の動作を制御する制御部2と、印刷するカラー画像の入力を受け付ける印刷画像入力部3と、本体にセットされているロール紙を搬送する搬送部4と、本体にセットされているロール紙にカラー画像を印刷する印刷部5と、定着ランプによるロール紙の露光を制限する露光制限部6と、を備えている。印刷画像入力部3は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてきた画像を印刷画像として受け付ける構成であってもよいし、セットされたメモリカード等の記憶媒体に記憶されている画像を印刷画像として読み出す構成であってもよい。搬送部4は、ロール紙を排紙側、および給紙側の両方向に搬送できる。
図2は、この実施形態のフォトプリンタにおける印刷部、および露光制限部を示す図である。図2において、11は給紙部にセットされたロール紙である。ロール紙11は、イエロー、マゼンダ、シアンの感熱発色層が形成された、所謂TAペーパである。12はロール紙11のイエロー、マゼンダ、シアンの感熱発色層毎に感熱温度を変えて感熱記録を行うサーマルヘッド、13はイエローの感熱発色層に印画されたイエロー画像、およびマゼンタの感熱発色層に印画されたマゼンタ画像を定着させる定着ランプである。図示していないが、プラテンローラがロール紙11を挟んでサーマルヘッド12に対向配置されている。定着ランプ13は、イエロー画像を定着させる419nmの波長の光、およびマゼンタ画像を定着させる365nmの波長の光を発する蛍光管であり、下面および側面を囲むリフレクタ14に収納されている。
15は定着ランプ13が発する2波長の光を遮光するシャッタであり、16は定着ランプ13が発する365nmの波長の光を遮光し、419nmの波長の光を透過する遮光フィルタである。遮光フィルタ16は、例えば390nm以下の波長の光を遮光するフィルタである。シャッタ15、および遮光フィルタ16は、リフレクタ14の上面よりも少し大きいサイズであり、それぞれリフレクタ14の上面を完全に覆った位置(図2(A)に示す位置)と、リフレクタ14の上面を全く覆っていないロール紙11側の位置(図2(B)に示す位置)と、の間で移動自在に取り付けられている。露光制限部6は、シャッタ15、および遮光フィルタ16を個別に移動し、定着ランプ13によるロール紙11の露光を制限する。17は、ロール紙11をカットするカッタである。カッタ17は、ロール紙11の幅方向(紙面に対して垂直方向)に移動し、ロール紙11をカットする。20、21は、排紙ローラである。
なお、図2においては、ロール紙11を搬送する搬送ローラについては図示を省略しているが、上述のように搬送部4はロール紙11を排紙側、および給紙側の両方向に搬送できるように構成されている。また、図2では、遮光フィルタ16よりもシャッタ15をロール紙11側に位置させた例を示しているが、遮光フィルタ16をロール紙11側に位置させてよい(シャッタ15と遮光フィルタ16の上下方向の位置関係を逆にしてもよい。)。
次に、この実施形態のフォトプリンタ1における入力されたカラー画像の印刷にかかる動作について説明する。フォトプリンタ1は、カラー画像の印刷を行っていない待機時、図3(A)に示すようにロール紙11を巻き取った状態である。また、図3(A)では、シャッタ15および遮光フィルタ16を、リフレクタ14の上面を完全に覆った位置に示しているが、シャッタ15および遮光フィルタ16の位置はこの位置でなくてもよい。
フォトプリンタ1は、印刷画像入力部3において印刷するカラー画像の入力を受け付けると、ロール紙11を画像形成位置まで繰り出し、ロール紙11の搬送を停止する(図3(B)参照)。フォトプリンタ1は、搬送部4によるロール11の繰り出しを開始すると、搬送路に設けた図示していない先端検知センサによりロール紙11の先端を検知し、ここで検知した先端位置を基準にして、ロール紙11を画像形成位置まで繰り出す。この画像形成位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙11の後端部(印刷領域後端部)がサーマルヘッド12よりも排紙側に位置するところである。
なお、このとき定着ランプ13は点灯しておらず、シャッタ15、および遮光フィルタ16の位置は特に制限されておらず、図3(B)に示すようにリフレクタ14の上面を完全に覆った位置であってもよいし、全く覆っていない位置であってもよい。
次に、フォトプリンタ1は、サーマルヘッド12による感熱温度をイエローの感熱発色層にイエロー画像を印画する第1の温度(マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙11を給紙側に引き戻しながらイエローの感熱発色層にイエロー画像を印画する(図3(C)参照)。フォトプリンタ1は、イエロー画像の印画が完了すると、ロール紙11の搬送を停止する(図4(A)参照)。また、フォトプリンタ1は、このイエロー画像の印画を実行しているときに、シャッタ15をリフレクタ14の上面を全く覆っていない位置に移動させ、且つ遮光フィルタ16をリフレクタ14の上面を完全に覆った位置に移動させている。
フォトプリンタ1は、イエロー画像の印画が完了すると、定着ランプ13を点灯させ、ロール紙11を排紙側に繰り出し(図4(B)参照)、このイエロー画像の定着を開始する。このとき、シャッタ15はリフレクタ14の上面を全く覆っていない位置にあり、遮光フィルタ16はリフレクタ14の上面を完全に覆った位置にある。ロール紙11は、リフレクタ14の上面に位置する部分が定着ランプ13により露光される。このとき、定着ランプ13とロール紙11との間に遮光フィルタ16を位置させているので、ロール紙11をマゼンタ画像を定着させる365nmの波長の光で露光し、マゼンタの感熱発色層の発色特性を低下させることはない。
フォトプリンタ1は、ロール紙11の印刷領域後端部がリフレクタの上面を全く覆っていないシャッタ15の排紙側の端部に達すると(図4(C)参照)、シャッタ15をロール紙11の搬送速度と同じ速度で排紙側に移動させる(図5(A)参照)。これにより、今回イエロー画像を印画していない部分がリフレクタ14の上面を通過するときに、イエロー画像を定着する419nmの波長の光で露光されることがなく、今回のカラー画像の印刷に使用していない未使用領域における、イエロの感熱発色層の発色特性を低下させることはない。
フォトプリンタ1は、ロール紙11の印刷領域後端部がリフレクタ14の排紙側の端部に達すると(図5(B)参照)、ロール紙11の繰り出しを停止する。これにより、今回イエロー画像を印画した領域全体がリフレクタ14の上面を通過し、印画したイエロー画像の定着が完了する。フォトプリンタ1は、イエロ画像の定着が完了しても定着ランプ13を消灯しない。フォトプリンタ1は、サーマルヘッド12による感熱温度をマゼンタの感熱発色層にマゼンタ画像を印画する第2の温度(シアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙11を給紙側に引き戻しながらイエロー画像を定着した領域に、マゼンタ画像を重ね合わせて印画する(図5(C)参照)。フォトプリンタ1は、ロール紙11の先端がシャッタ15の排紙側の先端に達すると(図6(A)参照)、シャッタ15、および遮光フィルタ16をロール紙11の搬送速度と同じ速度で排紙側に移動させながら(図6(B)参照)、マゼンタ画像を印画を行う。フォトプリンタ1は、マゼンタ画像の印画が完了すると、ロール紙11の搬送を停止する(図6(C)参照)。このマゼンタ画像の印画が完了したとき、シャッタ15および遮光フィルタ16は、図6(C)に示すように、リフレクタ14の上面を全く覆っていない位置に移動している。また、定着ランプ13は点灯している。
フォトプリンタ1は、マゼンタ画像の印画が完了すると、ロール紙11を排紙側に繰り出し(図7(A)参照)、このマゼンタ画像の定着を開始する。このとき、フォトプリンタ1は、シャッタ15、および遮光フィルタ16をリフレクタ14の上面を全く覆っていない位置から移動させない。ロール紙11は、リフレクタ14の上面に位置する部分が定着ランプ13により露光される。このとき、遮光フィルタ16を定着ランプ13とロール紙11との間に位置させていないで、定着ランプ13が発するイエロー画像を定着させる419nmの波長の光と、マゼンタ画像を定着させる365nmの波長の光とで、ロール紙11が露光される。しかし、今回露光される領域については、すでにイエロ画像の印画、定着にかかる処理が完了した領域であるので、何ら問題は生じない。また、今回の露光により、印画されたマゼンタ画像が定着される。
フォトプリンタ1は、ロール紙11の印刷領域後端部がリフレクタの上面を全く覆っていないシャッタ15の排紙側の端部に達すると(図7(B)参照)、シャッタ15をロール紙11の搬送速度と同じ速度で排紙側に移動させる(図7(C)参照)。これにより、今回イエロー画像、およびマゼンタ画像を印画していない部分がリフレクタ14の上面を通過するときに、イエロー画像を定着する419nmの波長の光、およびマゼンタ画像を定着する365nmの波長の光で露光されることがなく、今回のカラー画像の印刷に使用していない未使用領域における、イエロ、およびマゼンタの感熱発色層の発色特性を低下させることはない。
フォトプリンタ1は、ロール紙11の印刷領域後端部がリフレクタ14の排紙側の端部に達すると(図8(A)参照)、ロール紙11の繰り出しを停止する。これにより、今回マゼンタ画像を印画した領域全体がリフレクタ14の上面を通過し、印画したマゼンタ画像の定着が完了する。フォトプリンタ1は、マゼンタ画像の定着が完了すると定着ランプ13を消灯する(図8(B)参照)。フォトプリンタ1は、サーマルヘッド12による感熱温度をシアンの感熱発色層にシアン画像を印画する第3の温度にして、ロール紙11を給紙側に引き戻しながらイエロー画像、およびマゼンタ画像を定着した領域に、シアン画像を重ね合わせて印画する(図8(C)参照)。フォトプリンタ1は、シアン画像の印画が完了すると、ロール紙11の搬送を停止する(図9(A)参照)。このシアン画像の印画時においては、シャッタ15および遮光フィルタ16を移動させない。
フォトプリンタ1は、シアン画像の印画完了すると、ロール紙11を排紙側に繰り出し、印刷領域項端部をカッタ17によるカット位置に位置させ(図9(B)参照)、今回カラー画像を印刷した領域をロール紙11から切り離し、排紙する。そして、ロール紙11を給紙側に巻き戻し(図9(C)参照)、カラー画像の印刷を完了する。
このように、この実施形態のフォトプリンタ1は、1種類の定着ランプ13でイエロー画像、およびマゼンタ画像の定着を行うので、装置本体における定着ランプ13の配置に必要なスペースを低減でき、その結果、装置本体の小型にできる。また、交換等を含めた定着ランプ13の保守管理にかかるユーザの手間も低減することができ、ユーザの使い勝手の向上が図れる。さらに、定着ランプの点灯回路も1つでよいので、装置本体のコストダウンが図れる。
また、カラー画像の印刷工程において、定着ランプ13を点灯させる回数を1回にしたので、定着ランプ13にかかる点灯時の負荷を抑え、定着ランプ13の寿命を伸ばすことができる。これにより、ランニングコストの低減が図れる。
さらに、今回カラー画像の印刷に使用していない未使用領域が、定着ランプ13で露光されるのをシャッタ15の移動制御により防止したので、ロール紙11を無駄なく、有効に使用できる。
この発明の実施形態であるフォトプリンタの構成を示す図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタの印刷部を示す図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印刷工程を説明する図である。
符号の説明
1−フォトプリンタ
2−制御部
3−印刷画像入力部
4−搬送部
5−印刷部
11−ロール紙
12−サーマルヘッド
13−定着ランプ
14−リフレクタ
15−シャッタ
16−遮光フィルタ

Claims (4)

  1. 給紙部にセットされた、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層を形成したロール紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送路に沿って搬送しているロール紙に対して、このロール紙の搬送方向に沿って配置したサーマルヘッド、および定着ランプを用いて、本体に入力されたカラー画像を印刷する印刷手段と、を備え、
    前記印刷手段は、前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を第1の温度にして、このロール紙のイエローの感熱発色層にイエロー画像を印画する第1の工程、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記第1の工程でイエロー画像を印画した印画領域を前記定着ランプの露光領域で露光する第2の工程、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を前記第1の温度よりも高温の第2の温度にして、このロール紙の前記第1の工程でイエロー画像を印画した印画領域のマゼンタの感熱発色層にマゼンタ画像を重ねて印画する第3の工程、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記第3の工程でマゼンタ画像を印画した印画領域を前記定着ランプの露光領域で露光する第4の工程、および、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を前記第2の温度よりも高温の第3の温度にして、このロール紙の前記第1の工程、第3の工程でイエロー画像、マゼンタ画像を重ねて印画した印画領域のシアンの感熱発色層にシアン画像を重ねて印画する第5の工程を実行するフォトプリンタにおいて、
    前記定着ランプは、前記イエロー画像、およびマゼンタ画像を定着させる2種類の波長の光を発する定着ランプであり、
    前記第2の工程で前記イエロー画像を定着するとき、前記定着ランプとロール紙との間にマゼンタ画像を定着する波長の光をカットする遮光フィルタを位置させるとともに、今回カラー画像の印刷に使用しないロール紙の未使用領域が前記定着ランプの露光領域を通過するとき、この未使用領域と前記定着ランプとの間に前記定着ランプが発する光を遮光するシャッタを位置させる露光制限手段を備え、
    さらに、前記印刷手段は、前記第2の工程で前記イエロー画像の定着を開始するときに前記定着ランプを点灯し、前記第4の工程で前記マゼンタ画像の定着を完了するまで前記定着ランプの点灯状態を保持するフォトプリンタ。
  2. 給紙部にセットされた、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層を形成したロール紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送路に沿って搬送しているロール紙に対して、このロール紙の搬送方向に沿って配置したサーマルヘッド、および定着ランプを用いて、本体に入力されたカラー画像を印刷する印刷手段と、を備え、
    前記印刷手段は、前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を第1の温度にして、このロール紙のイエローの感熱発色層にイエロー画像を印画する第1の工程、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記第1の工程でイエロー画像を印画した印画領域を前記定着ランプの露光領域で露光する第2の工程、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を前記第1の温度よりも高温の第2の温度にして、このロール紙の前記第1の工程でイエロー画像を印画した印画領域のマゼンタの感熱発色層にマゼンタ画像を重ねて印画する第3の工程、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記第3の工程でマゼンタ画像を印画した印画領域を前記定着ランプの露光領域で露光する第4の工程、および、
    前記搬送手段によりロール紙を搬送路に沿って搬送し、前記サーマルヘッドによる感熱温度を前記第2の温度よりも高温の第3の温度にして、このロール紙の前記第1の工程、第3の工程でイエロー画像、マゼンタ画像を重ねて印画した印画領域のシアンの感熱発色層にシアン画像を重ねて印画する第5の工程を実行するフォトプリンタにおいて、
    前記定着ランプは、前記イエロー画像、およびマゼンタ画像を定着させる2種類の波長の光を発する定着ランプであり、
    前記第2の工程で前記イエロー画像を定着するとき、前記定着ランプとロール紙との間にマゼンタ画像を定着する波長の光をカットする遮光フィルタを位置させる露光制限手段を備えたフォトプリンタ。
  3. 前記印刷手段は、前記第2の工程で前記イエロー画像の定着を開始するときに前記定着ランプを点灯し、前記第4の工程で前記マゼンタ画像の定着を完了するまで前記定着ランプの点灯状態を保持する請求項2に記載のフォトプリンタ。
  4. 前記露光制限手段は、今回カラー画像の印刷に使用しないロール紙の未使用領域が前記定着ランプの露光領域を通過するとき、この未使用領域と前記定着ランプとの間に前記定着ランプが発する光を遮光するシャッタを位置させる請求項2、または3に記載のフォトプリンタ。
JP2004032918A 2004-02-10 2004-02-10 フォトプリンタ Pending JP2005224952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032918A JP2005224952A (ja) 2004-02-10 2004-02-10 フォトプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032918A JP2005224952A (ja) 2004-02-10 2004-02-10 フォトプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005224952A true JP2005224952A (ja) 2005-08-25

Family

ID=35000049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004032918A Pending JP2005224952A (ja) 2004-02-10 2004-02-10 フォトプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005224952A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008062474A (ja) プリンタ
JP2007008159A (ja) プリンタ、プリンタ両面印刷の制御方法、イメージ形成装置、イメージ形成装置の制御器、及びイメージ形成装置の制御方法
JP2006334953A (ja) プリンタ
JP6469456B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP2013237168A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP2005224952A (ja) フォトプリンタ
JP3932126B2 (ja) フォトプリンタ
JP2004114441A (ja) 感熱プリンタ
US7084892B2 (en) Photoprinter taking shortened time for printing
JP2005199647A (ja) フォトプリンタ
JP6016553B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3882647B2 (ja) 画像記録装置
JP7117682B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2004142356A (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
JP2005262585A (ja) 記録紙の側端縁位置検出装置及びプリンタ
JP2004151806A (ja) プリント優先順位決定システム
JP2005199646A (ja) フォトプリンタ
JP2005007671A (ja) プリント方法
JP2005349744A (ja) プリンタ
JP2009063790A (ja) カラープリンタ
JPH10133285A (ja) 写真焼付現像装置
JP2021079655A (ja) サーマルプリンタ
JP2006305985A (ja) 感熱プリンタ
JP2005047147A (ja) 両面印刷装置
JP2005028667A (ja) 感熱プリンタ