JP2005047147A - 両面印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して両面印刷が行える、小型で且つ安価な両面印刷装置を提供する。
【解決手段】 サーマルヘッド21による感熱紙10への加熱温度を、一方の面に画像が形成でき、且つ他方の面において発色が起こらない温度で、この感熱紙10の一方の面に画像を形成し、定着ランプ22、23により紫外線を照射して、この画像を定着する。次に、サーマルヘッド21による感熱紙への加熱温度を、他方の面において発色が起こる温度で、すなわち一方の面に対する画像の形成時よりも高温で、他方の面に画像を形成し、他方の面側に配置した定着22、23ランプにより紫外線を照射して、この画像を定着する。したがって、1つのサーマルヘッド21で感熱紙の両面に画像を形成することができるので、装置の小型化が図れるとともに、装置のコストダウンが図れる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、両面に感熱発色層が設けられ、少なくとも一方の面が加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層である感熱紙の両面に文字や画像を印刷する両面印刷装置に関する。
従来、加熱により文字や画像(以下、単に画像と言う。)が形成される感熱発色層を設けた用紙(感熱紙)に文字や画像を形成する印刷装置が実用化されている。加熱により単色の色(主に黒色)を発色するロイコ系の感熱発色層を形成した感熱紙や、加熱によりイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の発色が生じる感熱発色層を積層し、カラー画像を形成できる感熱紙(所謂TAペーパ)がある。TAペーパへのカラー画像の形成は、周知のようにYの感熱発色層に対するY画像の印字、紫外線の照射によるY画像の定着、Mの感熱発色層に対するM画像の印字、紫外線の照射によるM画像の定着、Cの感熱発色層に対するC画像の印字の5つのステップにより行われる。また、Y画像、M画像、C画像を印字する際の加熱温度は、この順に高い。また、Y画像の定着時に照射する紫外線の波長(419nm)と、M画像の定着時に照射する紫外線の波長(365nm)と、は異なる。また、C画像については、その定着に紫外線の照射を必要としない。画像が定着された感熱発色層は、その後加熱されても発色しないので、例えばM画像の印字の際にYの感熱発色層において発色が起こることはない。
また、特許文献1、2等で、両面に感熱発色層を設けた用紙に両面印刷を行う両面印刷装置が提案されている。従来の両面印刷装置は、用紙の一方の面(以下、表面と言う。)側、および他方の面(以下、裏面と言う。)側に、それぞれ用紙を加熱し、画像を形成するサーマルヘッドを配置している。また、特許文献1は、Y、M、Cの感熱発色層を両面に設けた用紙に対して、両面にカラー画像を形成する装置であることから、用紙の一方の面(以下、表面と言う。)側、および他方の面(以下、裏面と言う。)側に、それぞれ用紙に形成したY画像、M画像の定着に使用する定着ランプを配置している。
特開平9−58034号公報 特開平11−286147号公報
しかしながら、従来の両面印刷装置は、用紙の表面、および裏面側にそれぞれサーマルヘッドを配置した構成であることから、装置本体が大型であるとともに、高価であるという問題があった。
この発明の目的は、感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して両面印刷が行える、小型で且つ安価な両面印刷装置を提供することにある。
この発明の両面印刷は、上記課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を形成する両面印刷装置において、
上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
上記感熱紙の一方の面側、および他方の面側のそれぞれに配置され、上記感熱紙の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、この感熱紙の一方の面側に配置した上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
上記第1の印刷手段による上記感熱紙の一方の面側における画像の定着後に、上記サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、上記第1の印刷手段の時よりも高温して、この感熱紙の他方の面側に画像を形成するとともに、この感熱紙の他方の面側に配置した上記定着ランプにより紫外線を照射して、この他方の面側に形成した画像を定着させる第2の印刷手段と、を備えている。
この構成では、印刷に使用される感熱紙の両面には、加熱により文字や画像(以下、単に画像と言う。)が形成され、紫外線の照射によりこの画像が定着される感熱発色層が設けられている。感熱紙は、カット紙であってもよいし、ロール紙であってもよい。サーマルヘッドは感熱紙の一方の面側にのみ設けられている。サーマルヘッドにより形成された画像を定着する定着ランプは、感熱紙の一方の面側、および他方の面側に設けられている。
第1の印刷手段が、サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、一方の面に画像が形成でき、且つ他方の面において発色が起こらない温度で、感熱紙の一方の面に画像を形成する。その後、一方の面側に配置した定着ランプにより紫外線を照射して、一方の面に形成した画像を定着する。ここで、感熱紙に設けられている発色層がイエロー(Y)の感熱発色層、マゼンタ(M)の感熱発色層、シアン(C)の感熱発色層を積層し、カラー画像の印刷が行える感熱発色層である場合、Yの感熱発色層に対するY画像の印字、紫外線の照射によるY画像の定着、Mの感熱発色層に対するM画像の印字、紫外線の照射によるM画像の定着、Cの感熱発色層に対するC画像の印字の5つのステップを行い、一方の面にカラー画像を形成する。
次に、第2の印字手段が、サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、他方の面において発色が起こる温度で、すなわち第1の印刷手段における加熱温度よりも高温で、他方の面に画像を形成する。このとき、サーマルヘッドが一方の面側から感熱紙を加熱することになるが、すでに第1の印刷手段により一方の面については紫外線が照射されて画像が定着されているので、一方の面に設けられた感熱発色層において発色が起こることはない。そして、他方の面側に配置した定着ランプにより紫外線を照射して、他方の面に形成した画像を定着する。また、第1の印刷手段と同様に、感熱紙に設けられている発色層がY、M、Cの感熱発色層を積層した3層構造の感熱発色層である場合、Yの感熱発色層に対するY画像の印字、紫外線の照射によるY画像の定着、Mの感熱発色層に対するM画像の印字、紫外線の照射によるM画像の定着、Cの感熱発色層に対するC画像の印字の5つのステップを行い、他方の面にもカラー画像を形成する。
このように、1つのサーマルヘッドで感熱紙の両面に画像を形成することができるので、装置の小型化が図れるとともに、装置のコストダウンが図れ、安価にできる。
(2)加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を一方の面に設け、紫外線の照射を必要としない感熱発色層を他方の面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を印刷する両面印刷装置において、
上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の一方の面側の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、この感熱紙の一方の面側に配置した上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
上記第1の印刷手段による上記感熱紙の一方の面側における画像の定着後に、上記サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、上記第1の印刷手段の時よりも高温して、この感熱紙の他方の面側に画像を形成する第2の印刷手段と、を備えている。
この構成では、印刷に使用される感熱紙の一方の面には、加熱により画像が形成され、紫外線の照射によりこの画像が定着される感熱発色層が設けられており、他方の面には紫外線の照射を必要としない感熱発色層が設けられている。感熱紙はカット紙であってもよいし、ロール紙であってもよい。サーマルヘッドは感熱紙の一方の面側にのみ設けられており、サーマルヘッドにより形成された画像を定着するために紫外線を照射する定着ランプも感熱紙の一方の面側にのみ設けられている。
第1の印刷手段が、上記(1)と同様の工程で、サーマルヘッドによる画像の形成、および定着ランプによる画像の定着を行って、一方の面に画像を形成する。次に、第2の印字手段が、サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、他方の面において発色が起こる温度で、すなわち第1の印刷手段における加熱温度よりも高温で、他方の面に画像を形成する。このとき、上記(1)と同様に、サーマルヘッドが一方の面側から感熱紙を加熱することになるが、すでに第1の印刷手段により一方の面については紫外線が照射されて画像が定着されているので、一方の面において発色が起こることはなく、他方の面に画像が形成できる。
このように、1つのサーマルヘッドで感熱紙の両面に画像を形成することができるので、上記(1)と同様に、装置の小型化が図れるとともに、装置のコストダウンが図れる。
(3)加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を印刷する両面印刷装置において、
上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
上記第1の印刷手段による上記感熱紙の一方の面側における画像の定着後に、この感熱紙の表裏を反転させる表裏反転手段と、
上記表裏反転手段による感熱紙の表裏反転後に、上記サーマルヘッドにより感熱紙の他方の面側に画像を形成するとともに、上記定着ランプにより紫外線を照射して、この他方の面側に形成した画像を定着させる第2の印刷手段と、を備えている。
この構成では、印刷に使用される感熱紙の両面には、加熱により画像が形成され、紫外線の照射によりこの画像が定着される感熱発色層が設けられている。感熱紙は、カット紙であってもよいし、ロール紙であってもよい。サーマルヘッドは感熱紙の一方の面側にのみ設けられており、サーマルヘッドにより形成された画像を定着する定着ランプも感熱紙の一方の面側にのみ設けられている。
第1の印刷手段が、上記(1)と同様の工程で、サーマルヘッドによる画像の形成、および定着ランプによる画像の定着を行って、一方の面に画像を形成する。感熱紙がロール紙である場合、一方の面に画像を形成すると、画像を形成した用紙部分をロール紙からカットする。そして、表裏反転手段が感熱紙の表裏を反転する。これにより、感熱紙の画像が形成されていない面がサーマルヘッドに対向するので、上記第1の印刷手段と同様の処理で、感熱紙の裏面に画像を形成することができる。
このように、サーマルヘッド、および定着ランプを感熱紙の一方の面側に設けるだけで、感熱紙の両面に画像を形成することができるので、装置の一層の小型化が図れるとともに、装置の一層のコストダウンが図れる。
このように、本願発明は、感熱発色層が両面に形成された感熱紙に対して、単一のサーマルヘッドで文字や画像を両面に形成することができるるので、装置本体の小型化が図れるとともに、コストダウンが図れる。
以下、この発明の実施形態である両面印刷装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である両面印刷装置の主要部の構成を示す図である。この実施形態の両面印刷装置1は、本体の動作を制御する制御部2と、パーソナルコンピュータ等の外部機器から印刷する画像の入力を受け付ける画像入力部3と、画像入力部3に入力された画像を印刷する印刷部4と、を備えている。この実施形態の両面印刷装置1は、両面に感熱発色層が形成された感熱紙の両面に文字や画像(以下、単に画像と言う。)を印刷する。画像入力部3には、感熱紙の一方の面に印刷する画像(以下、表面画像と言う。)と、他方の面に印刷する画像(以下、裏面画像と言う。)とが印刷画像として入力される。この2つの画像は、通常異なる画像であるが、同じ画像であっても特に問題はない。また、画像を印刷する感熱紙はカット紙であってもよいし、ロール紙であってもよい。感熱紙10は、図2に示すように、基材11の両面にイエロ(Y)の感熱発色層12、マゼンタ(M)の感熱発色層13、シアン(C)の感熱発色層14を、この順に積層したものであり、感熱紙10の両面にそれぞれカラー画像の印刷が行える用紙、所謂TAペーパ、である。
ここで、感熱紙10に画像を印刷する印刷部4について説明する。図3は、印刷部の概略の構成を示す図である。印刷部4は、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10を加熱するサーマルヘッド21が、用紙搬送路20の上方に配置されている。また、Yの感熱発色層に形成された画像を定着させる際に照射する紫外線を発する定着ランプ22、およびMの感熱発色層に形成された画像を定着させる際に照射する紫外線を発する定着ランプ23が用紙搬送路20を挟んで両側に配置されている。
なお、ここではサーマルヘッド21は用紙搬送路20の上方に配置されているとしたが、下方に配置されていてもよい。
また、この図3では、左側が給紙側であり、右側が排紙側である。ここでは、用紙搬送路20における感熱紙10の搬送を制御する搬送ローラ等については図示を省略しているが、用紙搬送路20は排紙側方向、および給紙側方向の両方向に感熱紙10を搬送可能に構成されている。また、感熱紙21がロール紙である場合に、画像が形成されていない領域(今回画像を形成しない領域)に、定着ランプ22、23による紫外線の照射を防止するシャッタ(不図示)を、用紙搬送路20を挟んで両側に設けている。
次に、この両面印刷装置1における画像の両面印刷にかかる動作について説明する。
両面印刷装置1は、画像入力部3に入力された感熱紙10の一方の面(サーマルヘッド21に対向する面)に表面画像の印刷を行う。具体的には、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された表面画像に基づいて感熱紙10のYの感熱発色層12にY画像を形成する。そして、定着ランプ22により紫外線を照射し、Yの感熱発色層12に形成したY画像を定着させる。次に、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された表面画像に基づいて感熱紙10のMの感熱発色層13にM画像を形成する。そして、定着ランプ23により紫外線を照射し、Mの感熱発色層13に形成したM画像を定着させる。さらに、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された表面画像に基づいて感熱紙10のCの感熱発色層14にC画像を形成する。サーマルヘッド21による感熱紙10への加熱温度は、Yの感熱発色層12へのY画像の形成、Mの感熱発色層13へのM画像の形成、Cの感熱発色層14へのC画像の形成、の順に高くなる。また、Yの感熱発色層12へのY画像の形成、Mの感熱発色層13へのM画像の形成、Cの感熱発色層14へのC画像の形成の際に、基材11を通して感熱紙10の他方の面側にもサーマルヘッド21により加熱された熱が伝わるが、この熱の殆どが基材11で吸収され、感熱紙10の他方の面に形成されているYの感熱発色層12、Mの感熱発色層13、Cの感熱発色層14に表面画像が形成されることはない(発色が生じることはない。)。
なお、上記感熱紙10の一方の面に対する表面画像の印刷にかかる処理は、周知のTAペーパにカラー画像を印刷する処理と同じであり、感熱紙10を排紙側、および給紙側に繰り返し搬送している。
両面印刷装置1は、上記の処理により感熱紙10の一方の面に表面画像を形成すると、画像入力部3に入力された感熱紙10の他方の面(サーマルヘッド21に対向しない面)に裏面画像の印刷を行う。具体的には、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された裏面画像に基づいて感熱紙10の他方の面に設けられたYの感熱発色層12にY画像を形成する。言い換えれば、サーマルヘッド21による感熱紙10への加熱温度を、上記一方の面に対する表面画像の形成時よりも高温にし、基材11を通して他方の面に設けられたYの感熱発色層12を発色させる。このとき、感熱紙10の一方面においては、すでに紫外線照射により画像が定着されているので、裏面画像が形成されることはない。
なお、感熱紙10の一方の面に設けられたCの感熱発色層14については、裏面画像の形成時に発色する可能性が少しあるので、感熱紙10の一方の面に対向する側に、Cの感熱発色層14に形成した画像を定着させる定着ランプを設け、上記一方の面におけるC画像の形成後に、この定着ランプにより、C画像を定着してもよい。このようにすれば、感熱紙10の他方の面に対する裏面画像の形成時に、一方の面に設けられたCの感熱発色層が発色するのを確実に防止できる。
そして、この画像を形成したYの感熱発色層12に対して、感熱紙10の他方の面に対向する定着ランプ22により紫外線を照射し、他方の面におけるYの感熱発色層12に形成したY画像を定着させる。次に、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された裏面画像に基づいて感熱紙10の他方の面におけるMの感熱発色層13にM画像を形成する。そして、感熱紙10の他方の面に対向する定着ランプ23により紫外線を照射し、Mの感熱発色層13に形成したM画像を定着させる。さらに、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された裏面画像に基づいて感熱紙10の他方の面におけるCの感熱発色層14にC画像を形成する。これにより、感熱紙10の他方の面に対するカラー画像の印刷が完了する。両面印刷装置1は、感熱紙10の両面に対するカラー画像の印刷を完了すると、この感熱紙10を排紙側に搬送し、本体から排紙する。
なお、感熱紙10がロール紙である場合、今回表面画像、および裏面画像を形成した部分をロール紙から切り離し、本体から排紙する。
このように、感熱紙10の一方の面側に配置したサーマルヘッド21で、感熱紙10の両面に画像を形成することができるので、感熱紙10の他方の面側にサーマルヘッド21を配置する必要がなく、本体の小型化が図れるとともに、コストダウンが図れ、安価にできる。
次に、この発明の別の実施形態にかかる両面印刷装置1について説明する。この実施形態の両面印刷装置1は、図1に示す構成である。また、使用する感熱紙10は、図4に示すように、一方の面は上記実施形態と同様に、Yの感熱発色層12、Mの感熱発色層13、Cの感熱発色層14が基材11に積層されているが、他方の面はロイコ系の染料の発色により画像が形成され、紫外線の照射による画像の定着を必要としない単色感熱発色層15を1層形成したものである。また、この実施形態にかかる両面印刷装置1の印刷部4は、図5に示すように、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10を加熱するサーマルヘッド21が、用紙搬送路20の上方に配置されている。また、Yの感熱発色層に形成されたY画像を定着させる定着ランプ22、およびMの感熱発色層に形成されたM画像を定着させる定着ランプ23が用紙搬送路20の上方に配置されている。上記実施形態の装置と異なり、定着ランプ22、23は、用紙搬送路20の下方に配置されていない。
次に、この実施形態の両面印刷装置1における画像の両面印刷にかかる動作について説明する。
両面印刷装置1は、画像入力部3に入力された感熱紙10の一方の面(サーマルヘッド21に対向する面)に印刷する表面画像について、上記実施形態の装置と同じ処理により、感熱紙10の一方の面に形成する。この画像は、カラー画像である。また、この表面画像の形成において、基材11を通して感熱紙10の他方の面側にもサーマルヘッド21により加熱された熱が伝わるが、殆どが基材11で吸収され、感熱紙10の他方の面側に設けられている単色感熱発色層15が発色することはない。
両面印刷装置1は、上記の処理により感熱紙10の一方の面に表面画像を形成すると、感熱紙10の他方の面(サーマルヘッド21に対向しない面)への裏面画像の印刷を行う。この裏面画像は、カラー画像ではなく、単色の画像である。両面印刷装置1は、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10の一方の面にサーマルヘッド21を当接させ、入力された裏面画像に基づいて感熱紙10の他方の面に設けられた単色感熱発色層15に画像を形成する。言い換えれば、サーマルヘッド21による感熱紙10への加熱温度を、上記一方の面に対する画像の形成時よりも高温にし、基材11を通して他方の面に設けられた単色感熱発色層15を発色させて画像を形成する。このとき、感熱紙10の一方面においては、すでに紫外線照射により画像が定着されているので、裏面画像が形成されることはない。これにより、感熱紙10の他方の面に対する画像の印刷が完了する。両面印刷装置1は、感熱紙10の両面に対する画像の印刷を完了すると、この感熱紙10を排紙側に搬送し、本体から排紙する。
なお、上記実施形態の装置で説明したように、感熱紙10の一方の面に設けられたCの感熱発色層14については、裏面画像の形成時に発色する可能性が少しあるので、感熱紙10の一方の面に対向する側に、Cの感熱発色層14に形成した画像を定着させる定着ランプを設け、上記一方の面におけるC画像の形成後に、この定着ランプにより、C画像を定着してもよい。このようにすれば、感熱紙10の他方の面に対する裏面画像の形成時に、一方の面に設けられたCの感熱発色層が発色するのを確実に防止できる。また、感熱紙10がロール紙である場合、今回表面画像、および裏面画像を形成した部分をロール紙から切り離し、本体から排紙する。
このように、感熱紙10の一方の面側に配置したサーマルヘッド21で、感熱紙10の両面に画像を形成することができるので、上記実施形態の装置と同様に、感熱紙10の他方の面側にサーマルヘッド21を配置する必要がなく、本体の小型化が図れるとともに、コストダウンが図れ、安価にできる。
さらに、この発明の別の実施形態にかかる両面印刷装置1について説明する。この実施形態の両面印刷装置1は、図1に示す構成である。また、使用する感熱紙10は、図2に示すものである。また、この実施形態にかかる両面印刷装置1の印刷部4は、図6に示すように、用紙搬送路20を搬送されている感熱紙10を加熱するサーマルヘッド21を用紙搬送路20の上方に配置している。また、Yの感熱発色層に形成された画像を定着させる定着ランプ22、およびMの感熱発色層に形成された画像を定着させる定着ランプ23を用紙搬送路20の上方に配置し、用紙搬送路20の下方に定着ランプ22、23を配置していない。また、用紙搬送路21には、感熱紙10の表裏を反転する表裏反転経路25がサーマルヘッド21よりも給紙側に設けられている。感熱紙10は、表裏反転経路25において、図6に矢示する方向に搬送され、表裏が反転される。通常時は、フラッパ25aにより感熱紙10がこの表裏反転経路25に入らないように制限している。フラッパ25aは、感熱紙10が表裏反転経路25に入らないように制限した状態と、感熱紙10を表裏反転経路25に導く状態と、の間で回動自在に取り付けられている。
次に、この実施形態の両面印刷装置1における画像の両面印刷にかかる動作について説明する。両面印刷装置1は、画像入力部3に入力された感熱紙10の一方の面(サーマルヘッド21に対向する面)に対して、上記実施形態の装置と同じ処理により、表面画像を形成する。この表面画像は、カラー画像である。また、この表面画像の形成において、基材11を通して感熱紙10の他方の面側にもサーマルヘッド21により加熱された熱が伝わるが、この熱の殆どが基材11で吸収され、感熱紙10の他方の面に形成されているYの感熱発色層12、Mの感熱発色層13、Cの感熱発色層14に表面画像が形成されることはない(発色が生じることはない。)。
両面印刷装置1は、上記の処理により感熱紙10の一方の面に表面画像を形成すると、フラッパ25aを回動し、感熱紙10を表裏反転経路25に導き、この感熱紙10の表裏を反転させる。また、感熱紙10がロール紙である場合、一方の面に表面画像を形成したときに、この表面画像を形成した部分をロール紙から切り離し、ここで切り離した部分を表裏反転経路25に導いて、表裏を反転させる。
両面印刷装置1は、感熱紙10の表裏を反転すると、この時点においてサーマルヘッド21に対向している面に裏面画像を形成する。この裏面画像の形成は、表面画像の形成と同じ処理である。裏面画像は、感熱紙10における表面画像と同じ向きに形成される。両面印刷装置1は、裏面画像を形成すると、この感熱紙10を排紙側に搬送し、本体から排紙する。
このように、感熱紙10の一方の面側にのみ、サーマルヘッド21、および定着ランプ22、23を配置するだけで、感熱紙10の両面にカラー画像を印刷することができるので、装置本体の一層の小型化が図れるとともに、一層のコストダウンが図れ、安価にできる。
この発明の実施形態である両面印刷装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である両面印刷装置で使用する感熱紙を説明する図である。 この発明の実施形態である両面印刷装置の印刷部の概略の構成を示す図である。 この発明の別の実施形態である両面印刷装置で使用する感熱紙を説明する図である。 この発明の別の実施形態である両面印刷装置の印刷部の概略の構成を示す図である。 この発明の別の実施形態である両面印刷装置の印刷部の概略の構成を示す図である。
符号の説明
1−両面印刷装置
2−制御部
3−画像入力部
4−印刷部
10−感熱紙
11−基材
12−イエロの感熱発色層(Yの感熱発色層)
13−マゼンタの感熱発色層(Mの感熱発色層)
14−シアンの感熱発色層(Cの感熱発色層)
15−単色感熱発色層
21−サーマルヘッド
22、23−定着ランプ
25−表裏反転経路
25a−フラッパ

Claims (5)

  1. 加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を印刷する両面印刷装置において、
    上記感熱紙は、ロール紙であり、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
    上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
    上記第1の印刷手段により画像が定着された用紙部分を、カットしてロール紙本体から切り離すカット手段と、
    上記カット手段によりカットされ、ロール紙本体から切り離された用紙部分について、その表裏を反転させる表裏反転手段と、
    上記表裏反転手段による感熱紙の表裏反転後に、上記サーマルヘッドにより感熱紙の他方の面側に画像を形成するとともに、上記定着ランプにより紫外線を照射して、この他方の面側に形成した画像を定着させる第2の印刷手段と、を備えた両面印刷装置。
  2. 加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を形成する両面印刷装置において、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
    上記感熱紙の一方の面側、および他方の面側のそれぞれに配置され、上記感熱紙の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
    上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、この感熱紙の一方の面側に配置した上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
    上記第1の印刷手段による上記感熱紙の一方の面側における画像の定着後に、上記サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、上記第1の印刷手段の時よりも高温して、この感熱紙の他方の面側に画像を形成するとともに、この感熱紙の他方の面側に配置した上記定着ランプにより紫外線を照射して、この他方の面側に形成した画像を定着させる第2の印刷手段と、を備えた両面印刷装置。
  3. 加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を一方の面に設け、紫外線の照射を必要としない感熱発色層を他方の面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を印刷する両面印刷装置において、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の一方の面側の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
    上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、この感熱紙の一方の面側に配置した上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
    上記第1の印刷手段による上記感熱紙の一方の面側における画像の定着後に、上記サーマルヘッドによる感熱紙への加熱温度を、上記第1の印刷手段の時よりも高温して、この感熱紙の他方の面側に画像を形成する第2の印刷手段と、を備えた両面印刷装置。
  4. 加熱によって形成された画像が紫外線の照射により定着される感熱発色層を両面に設けた感熱紙に対して、その両面に文字や画像を印刷する両面印刷装置において、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層を加熱して画像を形成するサーマルヘッドと、
    上記感熱紙の一方の面側に配置され、上記感熱紙の感熱発色層に形成された画像を定着させる紫外線を照射する定着ランプと、
    上記サーマルヘッドにより感熱紙の一方の面側に画像を形成するとともに、上記定着ランプにより紫外線を照射して、この一方の面側に形成した画像を定着させる第1の印刷手段と、
    上記第1の印刷手段による上記感熱紙の一方の面側における画像の定着後に、この感熱紙の表裏を反転させる表裏反転手段と、
    上記表裏反転手段による感熱紙の表裏反転後に、上記サーマルヘッドにより感熱紙の他方の面側に画像を形成するとともに、上記定着ランプにより紫外線を照射して、この他方の面側に形成した画像を定着させる第2の印刷手段と、を備えた両面印刷装置。
  5. 上記感熱紙は、ロール紙であり、
    上記第1の印刷手段により画像が定着された用紙部分を、カットしてロール紙本体から切り離すカット手段を備え、
    上記表裏反転手段は、上記カット手段によりカットされ、ロール紙本体から切り離された用紙部分について、その表裏を反転させる請求項4に記載の両面印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544403A (ja) * 2005-06-23 2008-12-04 エヌ・シー・アール・コーポレイション 両面熱印刷されるレシート

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