JP2005028667A - 感熱プリンタ - Google Patents

感熱プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005028667A
JP2005028667A JP2003194570A JP2003194570A JP2005028667A JP 2005028667 A JP2005028667 A JP 2005028667A JP 2003194570 A JP2003194570 A JP 2003194570A JP 2003194570 A JP2003194570 A JP 2003194570A JP 2005028667 A JP2005028667 A JP 2005028667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
thermal
fixing
fixing device
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003194570A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hirasawa
耕一 平澤
Katsuya Inena
克哉 稲名
Seisuke Muroki
成介 室木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2003194570A priority Critical patent/JP2005028667A/ja
Priority to US10/886,680 priority patent/US20050007439A1/en
Publication of JP2005028667A publication Critical patent/JP2005028667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00214Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using UV radiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/30Embodiments of or processes related to thermal heads
    • B41J2202/34Thermal printer with pre-coating or post-processing

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】定着時間の短縮を図ることのできる感熱プリンタを提供する。
【解決手段】マゼンタ用定着器19は、カラー感熱記録紙10の幅方向に沿って配置された紫外線ランプ21と、この紫外線ランプ21を覆うように設けられたリフレクタ23とからなり、紫外線ランプ21の中心位置とリフレクタ23の図中左端との距離D1が、紫外線ランプ21の中心位置とリフレクタ23の図中右端との距離D2より短くなるように構成されている。このように構成することにより、図中グラフに示すように定着エリアの図中左端側の照度を従来よりも高めることができる。したがって、従来と同じ発光強度を有する紫外線ランプを用いた場合に、停止定着時に記録エリアの端部に従来より多くの紫外線を照射することが可能になり、停止定着時間を短縮することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱プリンタに関し、さらに詳しくは、定着時間を短縮した感熱プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
支持体上に、少なくとも3種類の感熱発色層、例えばシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層を順に層設したカラー感熱記録紙を用いて、フルカラー画像をプリントするカラー感熱プリンタが知られている。
【0003】
カラー感熱プリンタは、プリントに際してサーマルヘッドをカラー感熱記録紙に押し付け、プリントデータに応じて発熱させることで各感熱発色層を発色させる。具体的には、熱感度が最も高いイエロー感熱発色層にイエロー画像を1ラインずつ熱記録し、その直後にイエロー感熱発色層を定着する。次にマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を熱記録してから、これを定着する。最後に、シアン感熱発色層にシアン画像を熱記録してフルカラー画像が得られる。
【0004】
イエロー感熱発色層とマゼンタ感熱発色層との定着には、プリンタ内に組み込まれた定着器が使用される。定着器は、特許文献1及び2に開示されているように、イエロー感熱発色層用とマゼンタ感熱発色層用との2種類の棒状の紫外線ランプの背後にリフレクタを配したものを用いることが一般的であり、各感熱発色層に特有な波長域の紫外線を照射して定着を行っている。なお、シアン感熱発色層の熱感度は、プリントの通常の使用範囲では発色しないレベルであるため、定着性は付与されていない。
【0005】
定着器によるカラー感熱記録紙の定着方法として、代表的なものに通過定着方法と停止定着方法とがある。通過定着方法では、定着器に対して一定速度で通過するようにカラー感熱紙を搬送し、この搬送中に紫外線を照射して特定の感熱発色層を定着する。もしくは、カラー感熱記録紙の記録エリアの全域に一定な照射量の紫外線を照射するために、搬送速度を制御しつつ定着を行う場合もある。長尺のカラー感熱紙に対して通過定着方法を用いる場合には、カラー感熱記録紙の搬送に合わせて移動して、定着ランプとカラー感熱記録紙との間を遮蔽するシャッタ板が用いられる。このシャッタ板は、先頭の記録エリアの後端部が定着エリアを通過する際に、次にプリントされる記録エリアを定着器から遮蔽して定着されるのを防止する。この通過定着方法は、カラー感熱記録紙の記録エリアの全域に一定な照射量の紫外線を照射することができ、過定着や定着不足が問題となるイエロー感熱発色層の定着に使用されている。
【0006】
停止定着方法は、定着器に対面する位置でカラー感熱記録紙の搬送を停止させ、紫外線を所定時間だけ照射することで感熱発色層の定着を行う。実際のカラー感熱プリンタでは、カラー感熱記録紙の搬送方向の記録エリアの長さの方が定着器の定着エリアよりも長いため、途中まではカラー感熱記録紙を搬送しながら紫外線を照射する通過定着を行う。そして、先頭の記録エリアの後端部が定着器に対面する位置、すなわち、次の記録エリアの先端部が定着器に対面しない位置でカラー感熱記録紙の搬送を停止させ、先に通過定着が行われた部分と同等の照射量となるように、紫外線を所定時間照射する停止定着を行っている。この停止定着方法は、所定量以上の紫外線を照射しても、次に熱記録されるシアン感熱発色層への影響がないマゼンタ感熱発色層の定着に使用されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−118689号公報
【特許文献2】
特開2001−246768号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記停止定着方法は、通過定着方法に比べて感熱発色層の定着に時間がかかる。これは、従来使用されている定着器の副走査方向の紫外線照射範囲において、両端部の照度が中央部の照度と比べて低いことに起因している。図6(A)に示すように、従来の定着器の定着エリアの端部には、中央部よりも照度の低い低照度エリアが広い範囲で存在している。停止定着方法を用いてカラー感熱記録紙の記録エリアの全域を完全に定着するには、低照度エリアに対面する部分を完全に定着する必要があり、このために停止定着時間が長くかかっていた。
【0009】
上記問題を解決するために、図6(B)に示すようにリフレクタを小さくすることによって低照度エリアを小さくしようとすると、紫外線ランプから放射された紫外線がリフレクタ内部で干渉する率が高くなり、カラー感熱記録紙に向けて照射される紫外線の総量が少なくなってしまう。このため、同様に長い定着時間が必要となってしまう。
【0010】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、定着時間の短縮を図ることのできる感熱プリンタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の感熱プリンタは、定着器を、副走査方向の電磁線照射範囲の一端側の照度が他端側の照度よりも高くなるように構成したことを特徴とする。
【0012】
また、前記定着器を、棒状の紫外線ランプと、前記紫外線ランプを覆い、所定の開口範囲を有する反射板とから構成し、前記紫外線ランプの中心位置と前記反射板の開口範囲の中心位置とが副走査方向で異なるように配置することが好ましい。また、前記定着器を、主走査方向及び副走査方向に沿って複数列及び複数行に配列された複数個の発光素子から構成し、前記複数個の発光素子を副走査方向の一端側と他端側とで密度が異なるように配列することも好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。このカラー感熱プリンタでは、記録媒体として長尺のカラー感熱記録紙10が用いられる。カラー感熱記録紙10は、ロール状に巻かれた記録紙ロール11の形態でカラー感熱プリンタにセットされる。
【0014】
記録紙ロール11の外周には、給紙ローラ12が当接されている。給紙ローラ12は、搬送用モータ(図示せず)によって両方向に回転される。そして、当接する記録紙ロール11を回転させて、カラー感熱記録紙10の送出しと巻戻しとを行う。
【0015】
記録紙ロール11の近傍で、カラー感熱記録紙10の送出し方向の下流側には、カラー感熱記録紙10を挟み込んで搬送する搬送ローラ対13が配置されている。この搬送ローラ対13は、搬送用モータによって回転駆動されるキャプスタンローラ14と、このキャプスタンローラ14に圧接するニップローラ15とからなり、カラー感熱記録紙10を図中右方の送出し方向と、図中左方の巻戻し方向とに往復搬送する。
【0016】
カラー感熱記録紙10は、周知のように支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。第2の感熱発色層であるマゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。カラー感熱記録紙10に、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にしてもよい。
【0017】
図2に示すように、カラー感熱記録紙10には、先端側から所定長さごとに記録エリア40a,40b…が設定され、これら記録エリア40a,40b…間には必要に応じて余白部41a,41b…が設定される。カラー感熱記録紙10への印画及び定着は、各記録エリア40a,40b…毎に行われる。
【0018】
搬送ローラ対13の送出し方向の下流側には、サーマルヘッド16とプラテンローラ17とがカラー感熱記録紙10の搬送経路を挟み込むように配置されている。サーマルヘッド16は、カラー感熱記録紙10の搬送経路の下方に配置されており、多数の発熱素子をカラー感熱記録紙の搬送方向と直交する方向にライン状に配列している。プラテンローラ17は、サーマルヘッド16に対面する位置で、搬送経路の上方に配置されている。また、サーマルヘッド16は、上下方向で移動自在とされており、図示しないバネによってプラテンローラ17に圧接する方向に付勢されている。
【0019】
サーマルヘッド16は、搬送ローラ対13によって搬送されるカラー感熱記録紙10に圧接し、ライン状に配列された発熱素子を所定の温度に発熱させて各感熱発色層を発色させる。プラテンローラ17は、カラー感熱記録紙10の搬送に応じて従動回転して、カラー感熱記録紙10と発熱素子との摺接を行いやすくする。
【0020】
サーマルヘッド16の送出し方向の下流側には、カラー感熱記録紙10の記録面に対面して、マゼンタ用定着器19とイエロー用定着器20とが配置されている。
【0021】
これらマゼンタ用定着器19とイエロー用定着器20とは、カラー感熱記録紙10の幅方向に沿って配置された紫外線ランプ21,22と、これらの紫外線ランプ21,22を覆うように設けられたリフレクタ23,24とからなる。マゼンタ用定着器19の紫外線ランプ21は、発光ピークが365nmの紫外線を放射し、カラー感熱記録紙10のマゼンタ感熱発色層を定着する。イエロー用定着器20の紫外線ランプ22は、発光ピークが420mmの近紫外線を放出し、イエロー感熱発色層を定着する。リフレクタ23,24は、各紫外線ランプ21,22から放射された紫外線をカラー感熱記録紙10に向けて反射し、リフレクタ23,24の幅が感熱発色層を定着する定着エリアとなる。
【0022】
図3に示すように、マゼンタ用定着器19は、紫外線ランプ21の中心位置とリフレクタ23の図中左端との距離D1が、紫外線ランプ21の中心位置とリフレクタ23の図中右端との距離D2より短くなるように構成されている。このように構成することにより、図中グラフに示すように定着エリアの図中左端側の照度を従来よりも高めることができる。したがって、従来と同じ発光強度を有する紫外線ランプを用いた場合に、停止定着時に記録エリアの端部に従来より多くの紫外線を照射することが可能になり、停止定着時間を短縮することができる。また、リフレクタ23の開口幅を十分にとることができるため、紫外線ランプ21から放射された紫外線がリフレクタ23内部で干渉する率が高くなることもなく、カラー感熱記録紙10に向けて照射される紫外線の総量を十分確保することができる。
【0023】
マゼンタ用定着器19とイエロー用定着器20の上方のスペースには、イエロー用定着器20から放射される紫外線を透過しない材質で形成されたシャッタ板26が配置されている。シャッタ板26は、シャッタ駆動機構25により、イエロー用定着器20とカラー感熱記録紙10との間を遮蔽する遮蔽位置と、イエロー用定着器20とカラー感熱記録紙10との間を開放する開放位置との間で移動される。なお、シャッタ駆動機構25は、シャッタ板26が自由に移動してしまうことのないよう、必要に応じてシャッタ板26を遮蔽位置でロックするように構成されている。
【0024】
シャッタ板26の移動スペースの上方には、紫外線を透過する材質、例えばアクリル板で形成された記録紙ガイド27が取り付けられている。この記録紙ガイド27は、カラー感熱紙10の搬送をガイドするとともに、紫外線を透過してカラー感熱記録紙10に照射させる。
【0025】
イエロー用定着器20の送出し方向の下流側には、長尺のカラー感熱用紙10を記録エリアごとにカットするカッター28が設けられている。このカッター28の下流側には、カットされた印画済みのカラー感熱記録紙10をプリンタの外に排出する排紙口29が設けられている。
【0026】
次に、上記実施形態の作用について、図4のフローチャートを参照して説明する。図1に示すように、カラー感熱プリンタ10においてプリント開始操作がなされると、搬送用モータの駆動により給紙ローラ12が反時計方向に回転する。これにより、記録紙ロール11が時計方向に回転され、カラー感熱記録紙10が記録紙ロール11から送出される。
【0027】
送出し方向に送出されたカラー感熱記録紙10は、キャプスタンローラ14とニップローラ15との間に到達する。このときに給紙ローラ12によるカラー感熱記録紙10の搬送がいったん停止される。その後、ニップローラ15がキャプスタンローラ14に圧接し、カラー感熱記録紙10を挟み込む。
【0028】
搬送ローラ対13は、搬送用モータの駆動によって回転し、カラー感熱記録紙10を送出し方向に搬送する。サーマルヘッド16に対して、記録エリア1面分の長さだけカラー感熱記録紙10が送出し方向に搬送されると、搬送ローラ対13によるカラー感熱記録紙10の搬送がいったん停止され、サーマルヘッド16が上昇してプラテンローラ17との間でカラー感熱記録紙10を挟み込む。
【0029】
その後、搬送ローラ対13は、カラー感熱記録紙10を巻戻し方向に向けて搬送する。カラー感熱記録紙10の先頭の記録エリア40aの巻戻し方向先端がサーマルヘッド16に達すると、サーマルヘッド16はイエロー感熱発色層にイエロー画像を熱記録する。
【0030】
イエロー画像の熱記録が終了すると、搬送ローラ対13による巻戻し方向への搬送が停止され、サーマルヘッド16が下降してカラー感熱記録紙10の挟み込みが解除される。搬送ローラ対13は、再びカラー感熱記録紙10を送出し方向に向けて搬送する。
【0031】
カラー感熱記録紙10の先頭の記録エリア40aの巻戻し方向先端がイエロー用定着器20の定着エリアの送出し方向の先端に達すると、搬送ローラ対13による送出し方向への搬送が停止される。その後、搬送ローラ対13は、再びカラー感熱記録紙10を巻戻し方向に向けて搬送する。このときにイエロー用紫外線ランプ22が点灯し、先頭の記録エリアのイエロー感熱発色層に通過定着を行う。
【0032】
この通過定着の際には、シャッタ駆動機構が作動して遮蔽位置にあるシャッタ板26をカラー感熱記録紙10と同速度で巻戻し方向に移動させる。これにより、次の記録エリア40bを定着させずに、先端の記録エリア40aの全域をイエロー用紫外線ランプ22に対して通過させることができ、一定量の紫外線を照射してイエロー感熱発色層を適切に定着させることができる。
【0033】
イエロー感熱発色層の定着完了後、搬送ローラ対13は、再びカラー感熱記録紙10を送出し方向に向けて搬送する。このとき、シャッタ駆動機構により、開放位置にあるシャッタ板26が再び遮蔽位置へと復帰される。サーマルヘッド16に対して、記録エリア1面分の長さだけカラー感熱記録紙10が送出し方向に搬送されると、搬送ローラ対13によるカラー感熱記録紙10の搬送がいったん停止され、サーマルヘッド16が上昇してプラテンローラ17との間でカラー感熱記録紙10を挟み込む。
【0034】
その後、搬送ローラ対13は、カラー感熱記録紙10を巻戻し方向に向けて搬送する。カラー感熱記録紙10の先頭の記録エリア40aの巻戻し方向先端がサーマルヘッド16に達すると、サーマルヘッド16はマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を熱記録する。このとき、シャッタ板26が開放位置に向けて移動することのないよう、シャッタ駆動機構25はシャッタ板26を遮蔽位置でロックする。また、このロックは、マゼンタ感熱発色層の停止定着が完了した後に解除される。
【0035】
マゼンタ画像の熱記録が終了すると、搬送ローラ対13による巻戻し方向への搬送が停止され、サーマルヘッド16が下降してカラー感熱記録紙10の挟み込みを解除する。搬送ローラ対13は、カラー感熱記録紙10を送出し方向に向けて搬送する。これと同時に、マゼンタ用紫外線ランプ21が点灯を開始する。
【0036】
記録エリア40aの送出し方向後端がマゼンタ用定着器19の定着エリアに到達すると、カラー感熱記録紙10の搬送が停止される。そして、紫外線の積算照射量の最も少ない記録エリア40aの送出し方向後端に、通過定着が行われた他の部分と同等の積算照射量となるように停止定着が行われる。
【0037】
このとき、マゼンタ用定着器19は、定着エリアの送出し方向後端側の照度が従来よりも高くなるように構成されている。したがって、対面する記録エリア40aの送出し方向後端に従来より多くの紫外線を照射することが可能になり、停止定着時間を短縮することができる。
【0038】
マゼンタ感熱発色層の定着後、搬送ローラ対13はカラー感熱記録紙10を巻戻し方向に搬送し、記録エリア40aの巻戻し方向先端がサーマルヘッド16に到達すると、カラー感熱記録紙10の搬送を停止し、サーマルヘッド16を上昇させてプラテンローラ17との間でカラー感熱記録紙10を挟み込む。次いで、搬送ローラ対13はカラー感熱記録紙10を巻戻し方向に向けて搬送する。サーマルヘッド16は、シアン感熱発色層にシアン画像を熱記録する。
【0039】
シアン画像の熱記録が終了すると、サーマルヘッド16は下方に退避し、搬送ローラ対13はカラー感熱記録紙10を送出し方向に搬送する。この搬送中に、カッター28がカラー感熱記録紙10の記録エリア40aの送出し方向先端と後端とをカットする。これにより、余白部41aが切り落とされたシート状のカラープリントが作成され、排紙口29から排出される。
【0040】
なお、上記実施形態では、紫外線ランプとリフレクタとから構成される定着器を用いているが、定着光源として、紫外線ランプのかわりにLEDを用いることもできる。この場合、例えば図5に示すように、マゼンタ用定着器50を、基板51と、基板51上に主走査方向及び副走査方向に沿って複数行及び複数列にわたって配列されたマゼンタ用LED52とから構成し、副走査方向の図中左端側にマゼンタ用LED52の配列密度の高い高密度域を設け、図中右端側にマゼンタ用LED52の配列密度の低い低密度域を設けるようにすれば、図中グラフに示すように定着エリアの図中左端側の照度を高めることができる。したがって、従来と同数個のマゼンタ用LED52を用いた場合に停止定着時に記録エリアの端部に従来より多くの紫外線を照射することが可能になり、停止定着時間を短縮することができる。
【0041】
また、上記実施形態では本発明による定着器の構成をマゼンタ用定着器にのみ適用しているが、イエロー用定着器についてもマゼンタ用定着器と同様の構成を適用してもよい。このようにすれば、イエロー用定着器とマゼンタ用定着器で部品の共通化を図ることができる。
【0042】
また、上記実施形態では、長尺のカラー感熱記録紙を用い、プリント後に切断してシート状のカラープリントを作成するカラー感熱プリンタを例に説明したが、シート状のカラー感熱記録紙を連続搬送してプリントを行うカラー感熱プリンタにも採用することができる。また、大径のプラテンドラムにカラー感熱記録紙を巻きつけて熱記録を行うカラー感熱プリンタにも採用することができる。さらに、光定着性を備えたモノクロ感熱記録紙を使用する感熱プリンタにも用いることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の感熱プリンタによれば、定着器を、副走査方向の電磁線照射範囲の一端側の照度が他端側の照度よりも高くなるように構成したので、停止定着時に記録エリアの定着器と対面する部分に従来より多くの電磁線を照射することが可能になり、停止定着時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。
【図2】カラー感熱記録紙の記録エリアを示す説明図である。
【図3】本発明によるマゼンタ用定着器の構成を示す説明図である。
【図4】プリント時の動作順序を示すフローチャートである。
【図5】別の実施形態のマゼンタ用定着器の構成を示す説明図である。
【図6】従来の定着器の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録紙
19 マゼンタ用定着器
21 紫外線ランプ
23 リフレクタ
50 マゼンタ用定着器
52 マゼンタ用LED

Claims (3)

  1. 特有な電磁線に反応して定着される感熱発色層が設けられた長尺の感熱記録紙を副走査方向へ搬送させる搬送手段と、感熱記録紙の先頭の記録エリアに熱記録を行う主走査方向に配置されたサーマルヘッドと、熱記録後に記録エリアに電磁線を照射して感熱発色層を定着する定着器と、搬送手段により感熱記録紙を搬送させつつ電磁線を照射して記録エリアへの定着を行い、さらに記録エリアの搬送方向の後端部が定着器に対面する位置で感熱記録紙の搬送を停止し、搬送中に照射された照射量と同等となるように記録エリアの後端部に電磁線を照射して定着を行う制御部とを備え、
    前記定着器を、副走査方向の電磁線照射範囲の一端側の照度が他端側の照度よりも高くなるように構成したことを特徴とする感熱プリンタ。
  2. 前記定着器は、棒状の紫外線ランプと、前記紫外線ランプを覆い、所定の開口範囲を有する反射板とから構成され、前記紫外線ランプの中心位置と前記反射板の開口範囲の中心位置とが副走査方向で異なるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の感熱プリンタ。
  3. 前記定着器は、主走査方向及び副走査方向に沿って複数列及び複数行に配列された複数個の発光素子から構成され、前記複数個の発光素子は副走査方向の一端側と他端側とで密度が異なるように配列されていることを特徴とする請求項1記載の感熱プリンタ。
JP2003194570A 2003-07-09 2003-07-09 感熱プリンタ Pending JP2005028667A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003194570A JP2005028667A (ja) 2003-07-09 2003-07-09 感熱プリンタ
US10/886,680 US20050007439A1 (en) 2003-07-09 2004-07-09 Thermal printer adapted to shorten a fixing time

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003194570A JP2005028667A (ja) 2003-07-09 2003-07-09 感熱プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005028667A true JP2005028667A (ja) 2005-02-03

Family

ID=33562519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003194570A Pending JP2005028667A (ja) 2003-07-09 2003-07-09 感熱プリンタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050007439A1 (ja)
JP (1) JP2005028667A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7661807B2 (en) * 2004-07-21 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Ultraviolet rays emitter
CN113135044A (zh) * 2021-04-28 2021-07-20 容大合众(厦门)科技集团股份公司 一种磁吸式的打印头片

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3490803B2 (ja) * 1995-06-19 2004-01-26 富士写真フイルム株式会社 カラー感熱プリンタ用光定着器及びカラー感熱プリンタ
JP2003103809A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd 光定着器及び感熱プリンタ
JP2003285456A (ja) * 2002-01-28 2003-10-07 Fuji Photo Film Co Ltd 光定着器及びその照度補正方法並びに感熱プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
US20050007439A1 (en) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3590201B2 (ja) カラーサーマルプリンタ
US6850261B2 (en) Photo fixer and thermal printer having the same
JP2005028667A (ja) 感熱プリンタ
JP2001239687A (ja) 感熱プリンタ
JPH0679893A (ja) サーマルプリント方法
JP2003145812A (ja) 定着器
JP2004098696A (ja) カラーサーマルプリンタ
JPH0872270A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2004042669A (ja) カラーサーマルプリンタ
JP3745837B2 (ja) カラー感熱プリンタの排紙装置
JP3487814B2 (ja) カラー印刷方法及びカラーサーマルプリンタ
JP2004050696A (ja) 光定着装置
JPH07314805A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2005262844A (ja) カラー感熱プリント方法
JP2004142214A (ja) 光定着器
JP2001054957A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2002046296A (ja) カラー感熱記録方法及びカラー感熱プリンタ
JP2003246087A (ja) 感熱プリンタ
JP2004322537A (ja) カラー感熱プリント方法
JP2002283596A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2004181835A (ja) サーマルプリンタ
JP2004291451A (ja) 光定着器
JP2006069128A (ja) 光定着器の制御方法及びプリンタ
JP2006001101A (ja) 光源、およびカラー感熱プリンタ
JP2005271472A (ja) 感熱プリンタ