JPH10133285A - 写真焼付現像装置 - Google Patents

写真焼付現像装置

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JPH10133285A
JPH10133285A JP8285127A JP28512796A JPH10133285A JP H10133285 A JPH10133285 A JP H10133285A JP 8285127 A JP8285127 A JP 8285127A JP 28512796 A JP28512796 A JP 28512796A JP H10133285 A JPH10133285 A JP H10133285A
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Japan
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paper
exposure
unit
digital
analog
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JP8285127A
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English (en)
Inventor
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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    • G03D13/003Film feed or extraction in development apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナログ露光手段とデジタル露光手段を印画紙
の搬送路途中に配設するように構成するときに、全体を
小型化することができ、特にデジタル露光手段を備えた
増設部分を任意に増設する。 【解決手段】 乳剤面上への露光焼付け後の印画紙を、
現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵した各処理槽内を
順次搬送し、乾燥し排出ために、アナログ露光手段10
6に対して印画紙を供給する第1の供給手段103−
1、150と、アナログ露光手段を挟んで略対称位置に
配設されるとともにアナログ露光手段に印画紙を供給す
る第2の供給手段103−2と、第2の供給手段の上方
に配設されるデジタル露光手段2と、アナログ露光手段
106とデジタル露光手段2に対して第2の供給手段1
03−2から供給される印画紙を選択的に搬送する切換
手段1とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真焼付現像装置に
係り、特にデジタル記録信号からの露光焼付けを印画紙
(以下ペーパーと呼ぶ)に露光可能にでき、しかも従来
からのフィルムのアナログ画像写真と混在した写真焼付
現像を実現可能にした写真焼付現像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ペーパーに原画フィルムの画
像の露光焼付けを行い、現像等の処理液を内蔵した処理
槽内を順次通過するように搬送し、乾燥して外部に排出
するように構成した写真焼付現像装置が実用化されてい
る。
【0003】例えば、米国特許番号5、307、114
号に開示されている写真焼付現像装置によれば、ペーパ
ーマガジン内に光を遮断して内蔵された連続ロールペー
パーをカッターユニットにより、所望のカットサイズに
予め切断した後に、乳剤面を上にしてフィルムスキャナ
ーを備えるアナログ露光焼付け部に搬送し、フィルムス
キャナーにセットされたフィルムの画像を所望サイズに
拡大して、アナログ露光焼付けを行った後に、さらに下
流に搬送し、現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵した
処理槽中を順次搬送し、乾燥してから外部に排出する装
置が提案されている。この装置によれば、上記のように
所望サイズにアナログ露光する際に、例えば横長画面か
ら縦長画面となる場合には、露光焼付け部においてペー
パー90度回転してから露光焼き付けする機能がさらに
備わっており、所望のカットサイズに予め切断する機能
を最大に利用している。
【0004】また、上記のような機能を備える一方で、
ペーパーマガジンに内蔵されている連続ロールペーパー
をカッターユニットで所望サイズに予め切断した後に、
アナログ露光焼付けを行ってから、下流側の各処理液槽
に搬送するときの処理能力の向上を図るための装置を、
本願出願人は例えば実公平6−30765号で提案して
いる。この提案によれば、所望のカットサイズに予め切
断されたペーパーを、左右の搬送路に振り分けるための
振り分け手段を搬送路途中に配置しておき、ペーパを左
右の2列になるように連続搬送して、各処理液槽におけ
る処理速度の向上を図るものである。
【0005】以上のように、セットされた原画フィルム
画像を所望サイズに拡大してアナログ露光焼付けを行っ
た後に、下流に搬送し、現像、漂白、水洗用の処理液体
を内蔵した処理槽中を順次搬送して、乾燥し、外部に排
出するように構成された写真焼付現像装置は、数多く普
及している。
【0006】一方、近年の半導体技術の進歩により固体
撮像素子の記録密度が飛躍的に向上し、これら固体撮像
素子を内蔵した所謂デジタルスチルカメラや多数の静止
画像を記録する機能を有するデジタルムービーが一般に
普及しつつある。
【0007】これらのデジタルスチルカメラ等は従来か
らの銀塩フィルム使用のカメラとの比較において、使用
如何では遜色ない場合もあり、またパーソナルコンピュ
ータで処理できることから、次第に普及しつつある。デ
ジタルスチルカメラの使用例としてはパソコンと接続し
たディスプレイに表示したり、デジタルスチルカメラ内
蔵のフラッシュメモリに記録されたデジタル画像データ
を種々の形式の専用プリンタを使用してプリントする等
している。
【0008】このような専用プリンタの多くは、パソコ
ン用のカラー印刷装置としての使用を前提として開発さ
れたものが多く、例えば色の3原色のインクリボンを使
用して、デジタルスチルカメラの記録手段に記録された
デジタル画像からのデジタル信号に基づき、ラインサー
マルヘッドを選択通電する昇華式熱記録方式のものや、
3原色のインクをインクヘッドから吐出して記録を行う
インクジェット記録方式のものや、カラートナーを用い
る電子写真記録方式によるもの等が知られている。
【0009】これらの専用プリンタは、一般家庭用とし
ては、(a)カートリッジに内蔵されたインクリボンな
どを使用するのでランニングコストが高く、また、専用
プリンタは高価でありイニシャルコストがかかる、
(b)3色(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)重ね合
わせてカラー写真とするので、斜め上側から観察すると
最後に印刷し以上の印刷色が盛り上がる、また色剤はラ
ボに比べて制限がある等の理由から、通常のラボによる
写真との比較で違和感があることは否めない。このよう
な理由から、未だ数多く普及していない。
【0010】そこで、写真焼付現像装置にデジタルカメ
ラを含む画像記録手段に記録されたデジタル画像データ
のデジタル信号に基づきデジタル露光するためのデジタ
ル露光手段を搭載できることができれば、上記の各問題
点を全て解消することができることとなる。具体的に
は、アナログ露光手段と、R、G、Bの各色を発光する
デジタル露光手段をペーパーの搬送路途中において、例
えば直列に配設しておき、適宜露光するように構成する
ことが考られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように単純にアナログ露光手段とデジタル露光手段をペ
ーパーの搬送路途中に直列に単純に配設することは、大
型化を招くので好ましくない。特に、アナログ露光手段
の露光による処理量が圧倒的に大きな写真焼付現像装置
においてデジタル露光手段は任意に増設可能な所謂オプ
ション設定とすることが望まれる。
【0012】さらに、上記のようにペーパーマガジンに
内蔵されている連続ロールペーパーをカッターユニット
で所望サイズに予め切断した後に、下流側の各処理液槽
に搬送するときに、小型のサイズのペーパーを左右の2
列になるように連続搬送して、各処理液槽における処理
速度の向上を図るようにした高性能写真焼付現像装置に
対して、デジタル露光手段をオプション設定することは
運用面上で非常に意味がある。
【0013】つまり、高性能写真焼付現像装置は処理能
力的に十分な余裕があるので、アナログ露光とデジタル
露光とを混在するように構成すれば、例えばデジタル画
像をプリントする年賀状のように、年末に多く殺到する
顧客の注文にも対応できるようになる。
【0014】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、アナログ露光手段とデジタル
露光手段を印画紙の搬送路途中に配設するように構成す
るときに、全体を小型化することができ、特にデジタル
露光手段を備えた増設部分を任意に増設することができ
る写真焼付現像装置の提供をその目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、感光材を露光
現像処理する写真焼付現像装置であって、アナログ露光
手段に対して印画紙を供給する第1の供給手段と、前記
アナログ露光手段を挟んで前記第1の供給手段と略対称
位置に配設されるとともに前記アナログ露光手段に印画
紙を供給する第2の供給手段と、前記第2の供給手段の
上方に配設されるデジタル露光手段と、前記アナログ露
光手段と前記デジタル露光手段に対して前記第2の供給
手段から供給される印画紙を選択的に搬送する切換手段
とを具備し、前記第2の供給手段から供給される印画紙
を前記アナログ露光手段に向けて搬送し前記各処理槽に
向けて搬送する第1の搬送状態と、前記デジタル露光手
段に向けて搬送後に前記各処理槽に向けて搬送する第2
の搬送状態とに前記切換手段で切り換えるように構成す
ることを特徴としている。
【0016】また、好ましくは乳剤面上への露光焼付け
後の印画紙を、現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵し
た各処理槽内を順次搬送し、乾燥し排出する写真焼付現
像装置であって、アナログ露光手段に対して所定サイズ
に切断後の印画紙を供給するために前記各処理槽の下方
部位に配設されるとともに第1の切断手段を備えた第1
の供給手段と、前記アナログ露光手段を挟んで前記第1
の供給手段と略対称位置に配設されるとともに前記アナ
ログ露光手段に対して所定サイズに切断後の印画紙を供
給する第2の切断手段を備えた第2の供給手段と、前記
第2の供給手段の上方に配設されるデジタル露光手段
と、前記アナログ露光手段と前記デジタル露光手段に対
して前記第2の供給手段から供給される印画紙の端部を
選択的に搬送する切換手段とを具備し、前記第2の供給
手段からの印画紙の端部を前記アナログ露光手段に向け
て搬送する第1の搬送状態と、前記デジタル露光手段に
向けて搬送する第2の搬送状態になるように前記切換手
段を切り換えるように構成することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて添付の各図面を参照して述べると、先ず、図1は
写真焼付現像装置100の全体構成の要部を示すために
図中の二点鎖線で図示される筐体102に対して着脱自
在に設けられるカバー類を全て取り外して示した外観斜
視図である。また、オプション設定されるペーパーマガ
ジン左収納部102aを設けた増設部200を増設した
後の様子を示しており、また完成写真の排出部について
は省略して示してある。また、増設部200を一体構成
してもよいことは言うまでもない。
【0018】さて、本図から明らかなように、装置10
0は縦長偏平に構成することで、極力占有面積を取らな
いようにする一方で、作業者が装置前面から主要な各部
分に簡単にアクセスできるように配慮されている。この
結果、特に我が国における狭い店内等において壁面に対
してかなり近接するように装置100を設置した場合で
あっても、日常行われるべき種々の作業である、例えば
各種処理液の交換乃至補充の際に、簡単に使用できるよ
うにするとともに、装置100の背面側に対するアクセ
スを極力不要にしている。
【0019】また、図中の二点鎖線で示されたペーパー
マガジン左収納部102aを設けている増設部200
は、図中の矢印Yで示された装置100の側面から分離
可能に取付けられるものであり、カッターユニット10
4とともに増設できるようにして、図示のように左右2
個のペーパーマガジン103−1、103−2を同時に
装填できるようにしている。
【0020】このようにして、ペーパーマガジン103
−2を設けた増設部200を適宜増設できるようにし
て、ペーパーマガジン右収納部102bのみを配設した
状態の写真焼付現像装置100を、最初にラボや写真館
等に導入しておき、導入後の使用頻度とパノラマ写真を
含むペーパーの消費量及び今後需要が期待されるデジタ
ル露光の有無に基づき、適宜ペーパーマガジン左収納部
102aを設けた増設部200を増設可能に構成してい
る。
【0021】一方、写真焼付面側にYMCの発色乳剤を
予め塗設した印画紙(以下ペーパーと呼ぶ)は、所定幅
寸法(例えば、89、102、127、152、203
mm幅)の連続した長尺ロールペーパーとして捲回状態
であって、かつ光を完全に遮断した状態でぞれぞのペー
パーマガジン103−1、103−2内で回転自在に内
蔵されている。
【0022】これらのペーパーマガジン103−1、1
03−2は、ペーパーマガジン左収納部102aとペー
パーマガジン右収納部102bで共通に使用できるよう
にするために、図示のように左右対称の形状とされると
ともに、表裏面の両方の壁面において取出し装填用のハ
ンドル103aが夫々設けられている。また、内蔵のロ
ールペーパーをマガジン103−1、103−2の外部
に排出する際の開口部の自動開閉機構を構成するために
シャッター板が設けられており、ペーパーマガジン右収
納部102bとペーパーマガジン左収納部102aのい
ずれに挿入した場合でも同じように自動的に開閉するよ
うに構成される一方で、構成部品の共通化を図り、さら
に使い勝手を向上させている。
【0023】また、ペーパーマガジン103−1に近接
して設けられるカッターユニット104は後述するよう
に、連続搬送されるペーパーPをアナログ露光部におい
て焼付けする前に、所望サイズに切断するためのもので
ある。このために、このカッターユニット104により
所定のカットサイズに切断されたペーパーPは、先ず暗
箱107内に設けられたアナログ焼付部105に向けて
搬送されて、テーブル108上において一時的に吸着固
定される。これでアナログ露光焼付けのための準備が整
い、二点鎖線で図示の露光部106に対してフィルムF
を順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系10
6aを自動または手動にて調整して所望のサイズの像を
ペーパーP上に結像してアナログ焼付けする。
【0024】このアナログ焼付け動作の後に、カッター
ユニット104の上方に配設された副搬送部109に向
けてパーパーPを搬送し、続いて上方の主搬送部110
に搬送する。この主搬送部110にはペーパーPの搬送
途中において挨拶文等を写真に焼付けるためのグリーテ
ィングユニット111が簡単に着脱自在になるように設
けられている。このために、主搬送部110へは頻繁に
アクセスする必要があり、主搬送部110は筐体102
の手前側に簡単に引き出せるように構成されている。
【0025】また、この主搬送部110の下流側にはア
ナログ露光焼付けと、後述するデジタル露光焼付け後の
ペーパーPの現像処理、漂白、水洗を順次行うための処
理槽112が図示のように下流に向けて高くなるように
階段状に設けられており、各処理槽112の間に設けら
れた反転ロール113によりペーパーPを方向転換して
乾燥ユニット117に送り込むようにし、乾燥後に、最
終的に装置100の外部に排出するように構成されてい
る。
【0026】一方、処理槽112の中段の下方部位には
処理液の補充用の補充タンク115が設けられており、
下方のドレイン114を介して使用済みの処理液を回収
できるようにして、前面のカバー(不図示)のみを開く
ことで、日常必要となる作業が全てできるように配慮さ
れている。
【0027】そして、乾燥ユニット117の下方の空間
を占める筐体102内には必要な電力供給を行うための
電源部119が設けられるとともに、この電源部119
の上には上記の各処理槽112に関係する種々の制御を
行うためのプロセッサー制御ユニット118が配設され
ており、上記の暗箱107の左側面に固定されたペーパ
ー搬送を司る主制御ユニット116との間で種々の制御
データの交換を行いつつ装置全体の制御を行うように構
成されている。
【0028】次に、図2は図1におけるペーパーの搬送
の様子を示した正面図であり、本図において、図1で既
に説明済みの構成には同一符号を付して説明を割愛して
述べると、先ず、ペーパーマガジン103−1内のペー
パーはカッターユニット104で切断され、テーブル1
50上に穿設された多数の孔部の吸着作用により隙間な
くテーブル側に吸引された状態で略中央位置まで搬送さ
れる。また、このテーブル150の下方には旋回モータ
により回転可能な吸着部108が搬送方向に往復移動可
能に設けられており、図示の位置においてペーパーPを
保持してアナログ露光焼き付けを行う。
【0029】より詳しくは、切断後のペーパをアナログ
焼付け位置において保持するための吸着部108は旋回
モータ上に搭載されているが、この吸着部にはバキュー
ムバルブが接続されており、さらに配管を介して真空ポ
ンプに接続されている。また、吸着部と旋回モータはキ
ャリッジに搭載されており、モータの出力プーリとタイ
ミングプーリとの間に張設されているタイミングベルト
によりキャリッジを往復駆動するように構成されてい
る。また、ファンはテーブルに穿設された吸引孔におい
て負圧を発生するためにテーブル150の下方の気密室
内に設けられている。
【0030】このアナログ焼き付け後に、ペーパーPは
矢印B6方向の上方に向けて主搬送部110に搬送さ
れ、搬送途中で、大判PLであるか否かの判断がされ、
この後にさらに下流に搬送され、ペーパーサイズが小型
(127×89mm)のときは左右(ただし、紙面の前
後方向)に振り分けて搬送するようにして、処理槽11
2内を2列で搬送する。このように2列で搬送するよう
にして、処理速度をアップできるようにしている。ま
た、パノラマ写真(254×89mm)のように縦長の
場合も同じように2列で搬送する。
【0031】一方、露光サイズに対応させるため露光部
106に装填される原画フィルムの搬送方向に対して直
交するように焼付けを行いたい場合には、旋回モータを
90度駆動してアナログ露光焼付けを行えるようにし
て、同一種類のペーパーのままで、複数種類の異なるサ
イズを全て焼付け処理できるように構成されている。
【0032】以上のようにして搬送されたペーパーは、
最後側最後の反転ロール113によりペーパーPを下方
に矢印B7方向になるように方向転換されて乾燥ユニッ
ト117に送り込まれてから乾燥された後に、装置10
0の排出部20に矢印B8方向に排出されて順番に整え
られる。
【0033】一方、ペーパーマガジン103−2から出
されたペーパーは、そのままアナログ露光のために切断
された後に矢印B5方向に搬送されてから、テーブル1
50上に搬送され、アナログ露光後に、矢印B6方向に
搬送され、各処理槽112内を通過して、写真を完成す
る第1の搬送状態と、後述する切換機構1の作用によ
り、図示のように、ペーパーの先端が先ず矢印B1方向
に沿って上方に向かう。露光部(読み取り部)106に
おいて、原画をスキャニングしたデータに基づいて、デ
ジタル画像露光部2のラインイメージ露光部に搬送され
た後に、下方の矢印B4方向に向かい、切換機構1の反
転作用により矢印B5方向に搬送されて、テーブル15
0上に搬送され、矢印B6方向に搬送されて、各処理槽
112内を通過して、写真を完成する第2の搬送状態と
に適宜選択される。
【0034】また、各ペーパーマガジン103−1、1
03−2の外観面には内蔵のペーパーサイズ、種類等を
記録した例えばバーコード等の表示がなされており、各
マガジンを装填するときに、装置本体側に配設されてい
るマガジン検知部30−1、30−2によりバーコード
を読み取り、内容を主制御部に送るようにして、後述の
ように所望のサイズの写真を得るようにしている。
【0035】続いて、図3は増設部200の概略構成図
である。本図において、既に説明済みの構成には同一符
号を付して説明を割愛して述べると、ロールペーパーを
内蔵したマガジン103−2のロールペーパーRPの駆
動を行うためにロールペーパーRPのコアに設けられた
ギアに対して噛合するドライブギア24を駆動するため
に、ロールペーパー駆動源であるステッピングモータか
らなるモータ23が筐体側に固定されている。このモー
タ23の所定パルス数の正逆方向の回転駆動によって、
ロールペーパーRPの直径を自動計測するとともに、図
示のようにペーパーのたるみを積極的に発生するように
して、ペーパー搬送時における負荷を低減して、正確な
搬送が行えるようにしている。
【0036】また、クラッチ付きドライブローラ12、
13にはアイドルローラ14、15が同時に回転するよ
うに当接状態で回動自在に設けられている。尚、これ以
降説明する各ドライブローラは筐体に固定される不図示
の基部において回動自在に設けられる一方で、各アイド
ルローラはドライブローラと共に同時に回転するように
当接状態で回動自在に設けられているが、以降は単純に
名称のみで説明する。これらのクラッチ付きドライブロ
ーラ12、13にはステッピングモータのモータ22に
連結されており、制御回路からのパルス数に応じたモー
タ駆動により、各ドライブローラを駆動するように構成
されている。
【0037】ペーパーマガジン103−2から出された
ペーパーを搬送するために駆動されるドライブローラ1
1にはアイドルローラ21が当接状態で設けられてお
り、搬送力を与える一方で、このドライブローラ11の
回転軸回りに矢印d4方向に駆動され図中の実線と破線
図示の位置において停止するように構成された可動式ガ
イド板10が設けられており、上記の第1の搬送状態に
おいてペーパーをB2方向に案内するとともに、破線図
示の位置において上記の第2の搬送状態を行えるように
している。
【0038】このガイド板10の直近の下流側には、ペ
ーパー先端をそのまま矢印B5方向に搬送する状態と、
矢印B3方向に切り替える切換機構1が配設されてい
る。このためにこの切換機構1にはモータ25から動力
を得ることで時計方向に回転駆動されるドライブローラ
8と、このドライブローラ8の回りにおいて図中の矢印
d3方向に回動自在であり、かつドライブローラ8に対
して当接状態と離間する状態に維持されるように図中の
矢印d2方向に駆動されるニップローラ9が設けられて
いる。
【0039】この切換機構1の各ローラ8、9により形
成されるペーパー搬送路であって、ペーパー自体の有す
る剛性により決定されるペーパー搬送路に沿うように、
ステップモータ7で駆動されるドライブローラ5と、ア
イドルローラ6が配設されているが、このドライブロー
ラ5には、アイドルローラ6が図中の実線において当接
して追動するとともに、破線図示の位置に不図示のソレ
ノイド機構により駆動されることで矢印d1に適宜移動
されてペーパー搬送力を発生する状態と、解除する状態
に設定される。
【0040】これらのローラ5、6により形成されるペ
ーパー搬送路に沿うように、ラインイメージ露光部3が
配置される。このラインイメージ露光部3にはプラテン
機構4であって、軸体4b回りに回動軸支される本体4
cが自重の分力により当接力を得るようにするととも
に、不図示のバネを設けたパッド部4dを備えたプラテ
ン機構4が設けられており、ペーパー乳剤面側をライン
イメージ露光部3の発光部に所定圧で当接するように構
成されている。
【0041】切換機構1の下流側には上記のモータ25
から駆動力を得るようにしたドライブローラ16、17
が夫々アイドルローラ18、19を設けるようにして配
設される。
【0042】また、これらのローラ間にはカッターユニ
ット20が配設される一方で、このカッタユニット20
の下流には上記のカッターユニット104が並設されて
おり、後述の重なり露光部を切断するように構成されて
いる。これらのカッターユニットは回転刃をカッター駆
動用モータの回転により駆動して切断するものであり、
回転刃の位置検出をドグ検出用センサで行うようにし
て、高速化を図るようにしている。
【0043】次に、図4は図3のA‐A矢視断面図であ
って切換機構1の具体的構成例を装置本体側から取り外
して示している。
【0044】本図において、切換機構1の基部40は所
定厚さの金属板(SPCC)を用いて板金プレス及びス
ポット溶接加工して構成されており、図示のように、所
定強度を得る形状に構成されるとともに、基部40の両
側面において、別部品からなるサブ基部41が固定され
ている。
【0045】これらのサブ基部41には、上記のドライ
ブローラ8の両端の軸端部8bを回動自在に軸支するア
キシャルベアリング(同軸軸受)42が設けられてい
る。また、これらのアキシャルベアリング(同軸軸受)
42は、上記のニップローラ9の軸端部9bを夫々回動
自在に軸支するニップローラ基部44を揺動自在に支持
した回動基部43をドライブローラ8の軸芯回りに回動
自在に同軸状態で軸支している。
【0046】一方、基部40にはドライブギア47を出
力軸に固定したギアードモータ46が固定されており、
上記の回動基部43に固定されたドリブンギア48に対
してこのドライブギア47を噛合するように構成して、
ギアードモータ46の所定方向の駆動にともない、左右
の回動基部43を略90度回動駆動するようにして、ニ
ップローラ9をドライブローラ8回りに駆動するように
している。
【0047】また、ドライブローラ8の右側の軸端部8
bには上記のモータ25から駆動力を得るためのカップ
リング57が固定されており、図中の二重矢印方向に切
換機構1を挿入して装填することで、不図示の相手側カ
ップリングに噛合するように構成されている。さらに、
センサ39は回動基部43が90度回動したときに、回
動基部に設けられたアクチエータにより光軸が遮断され
ることで、回動終了状態を検知して、モータ駆動を停止
するために設けられている。
【0048】さらに、図4の左側面図である図5(a)
を参照して、ニップローラ基部44は、回動基部43に
植設されたピン52回りに揺動自在に設けられる一方
で、ニップローラ基部44のフック部44bと回動基部
43のフック部43b間において張設される引っ張りバ
ネ45の作用により、ニップローラ9が常時、ドライブ
ローラ8に当接する状態に維持される。
【0049】また、基部40の両側面に夫々固定される
ラッチ型ソレノイド49のプランジャー54にはピン5
6が設けられており、サブ基部41上に植設されたピン
51回りに回動自在に保持されるとともにトーションバ
ネ55の作用により図示の位置に移動するように付勢さ
れたアーム部材50の孔部に対してピン56が潜入する
ようにしている。
【0050】この構成において、ギアードモータ46へ
の通電が行われて、回動基部43が矢印d3方向に約9
0度の角度分回動されて、図5(b)に示す状態になる
と、ソレノイド49への通電が行われて、プランジャー
54が図5(b)に示すように矢印d10方向に吸引さ
れこの状態がラッチ型ソレノイド49に内蔵のマグネッ
トにより保持される。
【0051】これにともない、アーム部材50が矢印d
11方向にトーションバネ55の付勢力に抗して移動さ
れることにより、揺動基部44に植設されたピン53に
作用端50bが当接して、ニップローラ9がドライブロ
ーラ8から距離h分離間する状態になる。また、上記の
逆の動作により、図5(a)に図示の状態に適宜復帰さ
れる。
【0052】図6(a)〜(f)は切換機構1の動作説
明図であって、デジタル画像露光部2とペーパーマガジ
ン103−2と各ローラ他の構成とともに示した模式図
である。
【0053】先ず、本図の図6(a)において、回動ガ
イド板10は上昇位置において不動状態に維持され、ま
た切換機構1のニップローラ9はドライブローラ8に対
して当接するように維持されている。また、ドライブロ
ーラ5からアイドルローラ6は離間した状態に維持され
ている。この状態において、ペーパーPの先端がマガジ
ンから外部に送り出されて、回動ガイド板10上を案内
されて、切換機構1のニップローラ9とドライブローラ
8の間で発生する搬送力により挟持されて、続いて矢印
B5方向に搬送され、上記の第1の搬送状態が確保され
る。以上一連の動作により、ペーパーマガジン103−
2に内蔵された所定幅寸法のロールペーパーを使用した
通常のアナログ露光焼付けを行うことができる。
【0054】一方、デジタル露光焼付けを行う場合に
は、図6(a)の状態から、先ず、回動ガイド板10が
矢印d4方向に約90度分回動され、これに前後して、
切換機構1のギアードモータ46の起動が行われて、ニ
ップローラ9がドライブローラ8回りに約90度反時計
方向(矢印d3方向)に駆動されて、ペーパー先端が上
に向く状態にする。これに続き、ペーパーマガジン10
3−2からペーパーが送り出されて、図6(b)に示す
状態にして、図示の破線で示すように下方に向かう弛み
を確保する。
【0055】この後に、図6(c)に図示のように、ド
ライブローラ8とニップローラ9による搬送力により、
ペーパー先端がその剛性により矢印B3方向に所定サイ
ズ分搬送されて、デジタル露光の準備が整う。
【0056】これに続き、図6(d)に示すように、切
換機構1のニップローラ9がドライブローラ8から離間
され、また、ドライブローラ5に対してアイドルローラ
6が当接する状態に維持される。この後に、デジタル露
光部2に対してR、G、Bの各色の色信号を送り、1ラ
イン分のイメージを露光するためのラインイメージ露光
部において主走査しつつ、ドライブローラ5とアイドル
ローラ6による搬送量の同期をとりつつ複走査(矢印B
4方向の搬送)して、ペーパー乳剤面上に潜像を形成す
る。
【0057】このようにして、潜像が形成されると、図
6(e)に図示のように、ドライブローラ5からアイド
ルローラ6が離間する状態に維持され、同時に切換機構
1のニップローラ9がドライブローラ8に当接すること
で、ドライブローラ8の反時計方向の駆動が行われて、
弛みが下方に発生する状態に維持される。
【0058】この後に、図6(f)に図示のように、切
換機構1のニップローラ9が時計方向に駆動(矢印d3
方向)される。以上で、デジタル露光焼付けの一連の動
作が終了して、ドライブローラ8の時計回りの駆動にと
もないペーパー先端が下流に搬送される。
【0059】図7(a)は切換機構の変形構成の一部を
拡大して示した側面図、(b)は要部断面図であって、
既に説明済みの構成には同一符号を付して説明を割愛し
て。相違する部分について述べる。
【0060】本図において、キアードモータ46の出力
軸46bにはピン60bを一端に設けたクランク部材6
0が固定されている。また、回動基部43にはピン63
bを一体形成したスタッド63が植設されている。これ
らのピン63b、60bの間にはコネクテイングロッド
62が図示のように設けられている。
【0061】以上の構成において、ギアードモータ46
の起動にともない、矢印K方向にクランク部材60が回
転駆動されることにより、コネクテイングロッド62が
一点鎖線で図示される位置に移動することで、回動基部
43が回動される結果、破線図示の位置にニップローラ
9が移動することになる。このようなクランク機構によ
り切換機構1を構成することで、部品点数を削減できる
のでより安価に構成でき、またギアードモータ46の回
転方向は前述の切換機構1のように正転と逆転に切り替
える必要がなく、一方向にすることができるのでモータ
の駆動制御回路を簡単に構成できる利点がある。
【0062】次に、図8は、上記の増設部200に関す
るブロック図である。本図において既に説明済みの構成
には同一符号を付して説明を割愛して、未説明部分に限
定して述べると、増設部200には上述の主制御部11
6に対して接続されるバスライン76が配線される一方
で、主制御部70による分散処理によりデジタル露光の
制御を司るようにしている。
【0063】このために、このバスライン76には、オ
ペレータの操作でデジタイザ等の画像範囲指定をも行え
るようにした操作部71と、デジタルカメラ等の画像デ
ータを入力する画像入力部72と、後述する所望サイズ
とデジタル露光部に対するペーパー送り量Lの間の関係
を記憶したデータ格納部73と、読み込み画像の表示を
行う表示部74と、上記のモータ駆動制御を行うドライ
バー部75と、マガジンセンサ部30と、デジタル露光
部2が接続されており、各ローラ8、9、5、6の駆動
制御を図6の動作説明図で述べたように行うように構成
されている。以上説明の構成において、図9の制御フロ
ーチャートを参照して、制御例を述べると、先ず装置の
起動が行われて準備が整うと、ステップS1において、
マガジンセンサ30によりマガジンに内蔵のペーパーP
の幅Wの検知が行われて、主制御部70に一時記憶され
る。
【0064】これに続き、ステップS2でデジタル露光
の要求が操作部71から行われたか否かの判定が行われ
て、無しの場合には、ステップS3に進み、通常のアナ
ログ露光焼付けのためのルーチンが実行されて、再度の
指示があるまでこれを実行し、ステップS4でリターン
する。
【0065】一方、ステップS2において、デジタル露
光焼付け有りが入力されると、ステップS5に進み、デ
ジタル画像データの入力が行なわれて、操作部71から
所望のサイズと、所望の枚数の入力が行なわれる。これ
に続き、ステップS7に進み、上記のように一時記憶さ
れているペーパーPの幅Wと、所望のペーパーサイズが
合致するかどうかの判断がステップS7で実行されて、
ステップS8に進み、合致する場合には、デジタル露光
が可能であるのでステップS10に進む。
【0066】また、ステップS8で、サイズが合致しな
いと判断されると、ステップS9においてアラームを発
生するなどして、オペレータにマガジンの交換を促す
か、サイズ変更を求めるように表示部74に表示して終
了する。
【0067】一方、ステップS10では所望のサイズと
枚数から搬送量Lをデータ格納部73から得ることで、
演算する。これに続き、ステップS11において、一枚
のシングルプリントまたは複数枚数の連続プリントを図
6の動作説明図で述べたように実行し、デジタル露光焼
付けを終了する。
【0068】図10(a)〜(d)は、図9のステップ
S10における具体的な制御フローチャートである。図
10に図6を参照して、先ず、図10(a)において、
操作部71から152×102サイズの入力が行われ、
またペーパーマガジン103−2の内部に幅寸法Wが1
52mmのロールペーパーPが収納されていることが図
9のフローチャートのステップS1で判断されると、完
成後に短辺の寸法となるべきペーパー長さ分となる10
2mmに後述するオーバーラップM分の1.5mmを長
さに加えた103.5mm分の搬送動作であって、図6
(a)〜(c)に示した一連の搬送動作を実行する。
【0069】この後に、図10(a)のステップS22
に進み図6(d)に示したように矢印B4方向の戻し露
光のためにローラ5、6による搬送動作に同期してデジ
タル露光部3における主走査を行い、露光を終了して、
図6(e)に示した状態にする。これに続き、図6
(f)に示すように搬送し、所定長さになるようにオー
バーラップMをカッターユニット20で切断し、下流に
搬送し完成写真を得る。
【0070】次に、図10(b)において、操作部71
から大サイズである203×305の所謂「六つ切りサ
イズ」の入力が行われ、またペーパーマガジン103−
2の内部に幅寸法Wが203mmのロールペーパーPが
収納されていることが図9のフローチャートのステップ
S1で判断されると、完成後に短辺の寸法となるべきペ
ーパー長さ分となる305mmにオーバーラップM分の
1.5mmを長さに加えた306.5mm分の搬送動作
であって、図6(a)〜(c)に示した一連の搬送動作
を実行し、以下、図10(a)のステップS22に進み
図6(d)に示したように矢印B4方向の戻し露光のた
めにローラ5、6による搬送動作に同期してデジタル露
光部3における主走査を行い、露光を終了して、図6
(e)に示した状態にする。これに続き、図6(f)に
示すように搬送し、所定長さになるようにオーバーラッ
プMをカッターユニット20で切断し、下流に搬送し完
成写真を得る。
【0071】また、図10(c)において、操作部71
から所望サイズであるポストカードサイズの152×1
02の3枚分の入力が行われ、またペーパーマガジン1
03−2の内部に幅寸法Wが152mmのロールペーパ
ーPが収納されていることが図9のフローチャートのス
テップS1で判断されると、完成後に短辺の寸法となる
べきペーパー長さ分となる306mmに5箇所分のオー
バーラップM分の7.5mmを長さに加えた313.5
mm分の搬送動作であって、図6(a)〜(c)に示し
た一連の搬送動作を実行し、以下、図10(a)のステ
ップS22に進み図6(d)に示したように矢印B4方
向の戻し露光のためにローラ5、6による搬送動作に同
期してデジタル露光部3における主走査を夫々行い、露
光を終了して、図6(e)に示した状態にする。これに
続き、図6(f)に示すように搬送し、所定長さになる
ようにオーバーラップMをカッターユニット20で切断
し、下流に搬送して完成写真を得る。
【0072】そして、図10(d)において、操作部7
1から所望サイズであるLサイズの127×89の3枚
分の入力が行われ、またペーパーマガジン103−2の
内部に幅寸法Wが127mmのロールペーパーPが収納
されていることが図9のフローチャートのステップS1
で判断されると、完成後に短辺の寸法となるべきペーパ
ー長さ分となる89×3=267mmに5箇所分のオー
バーラップM分の7.5mmを長さに加えた274.5
mm分の搬送動作であって、図6(a)〜(c)に示し
た一連の搬送動作を実行して以下同様に処理して完成写
真を得る。
【0073】図11(a)〜(d)は図6(c)乃至
(d)に示した状態をデジタル露光部3の正面側から見
た模式図である。
【0074】先ず、図11(a)において、上述の図1
0(b)のフローチャートで説明した「六つ切りサイ
ズ」の写真1枚分をデジタル露光する様子が示されてお
り、本図において、ペーパー端部Ptをデジタル露光部
3(一点鎖線で図示)から306.5mm分矢印B3方
向に進めてから、矢印B4方向に搬送しつつデジタル露
光するために、露光幅が203mmより3mm分長いデ
ジタル露光部3を用いて、4辺全てに1.5mm分の大
きな画像Gをデジタル露光する。
【0075】このように4辺全てに1.5mm分の大き
な画像Gをデジタル露光することにより、ペーパーP上
にデジタル露光されない未露光部分が発生しないように
できる。
【0076】図11(c)は、上述の図10(c)のフ
ローチャートで説明したサイズの写真3枚分をデジタル
露光する様子が示されており、本図において、ペーパー
端部Ptをデジタル露光部3(一点鎖線で図示)から3
13.5mm分矢印B3方向に進めてから、矢印B4方
向に搬送しつつデジタル露光するために、4辺全てに
1.5mm分の大きな画像Gをデジタル露光して、ペー
パーP上にデジタル露光されない未露光部分が発生しな
いようにし、隣り会うオーバーラップ2M分を切断す
る。
【0077】同様に、図11(b)、(d)に示したよ
うに、シングルまたは連続プリントするが、このように
露光するための共通条件として、最大320mm以下に
なるように搬送することを条件とする。この搬送長さ制
限内において、適宜戻し露光することにより、例えば図
11(b)に示した場合において、一枚毎に露光を行う
場合に比べて25%分の時間短縮を達成できた。また、
図11(c)の場合において、3枚分を露光する場合
は、一枚毎に露光を行う場合に比べて50%分の時間短
縮を達成でき、そして図11(d)の場合には55%の
時間短縮を実現できることが確認できた。
【0078】また、このように戻り露光は、露光に必要
な搬送分のみを搬送するようにできるので、例えば図6
(c)で説明したように矢印B3方向に複走査のための
搬送を行いながら主走査しつつデジタル露光する場合と
の比較において搬送の無駄がなくなり非常に有利とな
る。
【0079】尚、以上の説明は増設部200にデジタル
露光部他を設けた場合について述べたが、これに限定さ
れず種々の構成が可能であり、増設部200を一体的に
設けるように構成できることは無論である。また、デジ
タル画像については、通信回線などを通じて送ることが
できることから、例えば遠隔地からラボに所望のデジタ
ル画像を送信して、完成写真を郵送等でユーザーに発送
するような全く新規なサービスが可能となり、その応用
範囲は多岐に渡る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ露光手段とデジタル露光手段を印画紙の搬送路
途中に配設するように構成するときに、全体を小型化す
ることができる。また、デジタル露光手段を備えた増設
部分を任意に増設することで、アナログ露光手段とデジ
タル露光手段の混在を可能にできる写真焼付現像装置を
提供することができる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】 写真焼付現像装置100の全体構成の要部を
示すために筐体102に対して一部着脱自在に設けられ
るカバーを全て取り外して示し、オプションとして設定
された増設部200を増設した様子を示した外観斜視図
である。
【図2】 図1の概略構成を示した正面図である。
【図3】 図2の増設部の要部構成図である。
【図4】 図3のA‐A矢視断面図であって、切換機構
1の正面図である。
【図5】 図4の左側面である。
【図6】 切換機構1の動作説明図である。
【図7】 別構成の切換機構1の動作説明の側面図であ
る。
【図8】 デジタル露光のためのブロック図である。
【図9】 デジタル露光のための制御フローチャートで
ある。
【図10】図9のステップS10の制御フローチャート
である。
【図11】ペーパー搬送の具体例の模式図である。
【符号の説明】
1…切換機構、2…デジタル露光部、3…ラインイメー
ジ露光部(デジタル画像主走査用)、4…プラテン機
構、5…ドライブローラ(デジタル画像復走査用)、6
…アイドルローラ、7…パルスモータ、8…ドライブロ
ーラ、9…ニップローラ、10…回動ガイド板、100
…写真焼付現像装置、102…筐体、102a…ペーパ
ーマガジン右収納部、102b…ペーパーマガジン左収
納部、103−1…ペーパーマガジン、103−2…ペ
ーパーマガジン、104…カッターユニット、105…
アナログ露光焼き付け部、106…露光部(原画フィル
ムスキャナー)、107…暗箱、109…副搬送部、1
10…主搬送部、111…グリーティングユニット、1
12…処理槽、113…反転ロール、114…ドレン、
115…補充タンク、116…主制御部、117…乾燥
ユニット、P…ペーパー(印画紙)、RP…ロールペー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材を露光現像処理する写真焼付現像
    装置であって、 アナログ露光手段に対して印画紙を供給する第1の供給
    手段と、 前記アナログ露光手段を挟んで前記第1の供給手段と略
    対称位置に配設されるとともに前記アナログ露光手段に
    印画紙を供給する第2の供給手段と、 前記第2の供給手段の上方に配設されるデジタル露光手
    段と、 前記アナログ露光手段と前記デジタル露光手段に対して
    前記第2の供給手段から供給される印画紙を選択的に搬
    送する切換手段とを具備し、 前記第2の供給手段から供給される印画紙を前記アナロ
    グ露光手段に向けて搬送し前記各処理槽に向けて搬送す
    る第1の搬送状態と、前記デジタル露光手段に向けて搬
    送後に前記各処理槽に向けて搬送する第2の搬送状態と
    に前記切換手段で切り換えるように構成することを特徴
    とする写真焼付現像装置。
  2. 【請求項2】 乳剤面上への露光焼付け後の印画紙を、
    現像、漂白、水洗用の処理液体を内蔵した各処理槽内を
    順次搬送し、乾燥し排出する写真焼付現像装置であっ
    て、 アナログ露光手段に対して所定サイズに切断後の印画紙
    を供給するために前記各処理槽の下方部位に配設される
    とともに第1の切断手段を備えた第1の供給手段と、 前記アナログ露光手段を挟んで前記第1の供給手段と略
    対称位置に配設されるとともに前記アナログ露光手段に
    対して所定サイズに切断後の印画紙を供給する第2の切
    断手段を備えた第2の供給手段と、 前記第2の供給手段の上方に配設されるデジタル露光手
    段と、 前記アナログ露光手段と前記デジタル露光手段に対して
    前記第2の供給手段から供給される印画紙の端部を選択
    的に搬送する切換手段とを具備し、 前記第2の供給手段からの印画紙の端部を前記アナログ
    露光手段に向けて搬送する第1の搬送状態と、前記デジ
    タル露光手段に向けて搬送する第2の搬送状態になるよ
    うに前記切換手段を切り換えるように構成することを特
    徴とする写真焼付現像装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の供給手段と、前記デジタル露
    光手段と、前記切換手段は増設可能なように一体構成さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    写真焼付現像装置。
  4. 【請求項4】 前記切換手段は、 基部において正逆方向に駆動される駆動ローラと、 該駆動ローラの外周面回りに略90度分回動されるとと
    もに前記駆動ローラに対する当接状態と離間状態とに設
    定されるニップローラとから構成されることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の写真焼付現
    像装置。
JP8285127A 1996-10-28 1996-10-28 写真焼付現像装置 Withdrawn JPH10133285A (ja)

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