JP2005199646A - フォトプリンタ - Google Patents

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敏勝 塚本
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Abstract

【課題】定着時におけるロール紙の搬送モータの騒音を低減したフォトプリンタを提供する。
【解決手段】フォトプリンタ1は、イエロー用定着ランプ14を点灯させ、露光を開始する。フォトプリンタ1は、イエロー用定着ランプ14を点灯させてから一定時間経過すると、ロール紙11を給紙側にL2だけ搬送する。このL2は、イエロー用定着ランプ14による露光領域の搬送方向の長さである。これにより、イエロー用定着ランプ14の露光領域で露光し、イエロー画像を定着した印画領域がイエロー用定着ランプ14の露光領域よりも給紙側に位置し、このイエロー画像を定着した印画領域に連続する印画領域がイエロー用定着ランプ14の露光領域で露光される。この状態で、一定時間露光しイエロー用定着ランプ14の露光領域に位置している印画領域におけるイエロー画像を定着する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層が形成されたロール紙やカット紙にカラー画像を印刷するフォトプリンタに関する。
従来、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層が形成されたロール紙やカット紙にカラー画像を印刷するフォトプリンタがあった。従来のロール紙にカラー画像を印刷する一般的なフォトプリンタは、サーマルヘッド、マゼンタ画像定着用ランプ、イエロー用画像定着ランプをロール紙の搬送路に配置している。ロール紙に対するカラー画像の印刷は、
(1)ロール紙を画像形成開始位置まで排紙側に繰り出し、
(2)ロール紙を給紙側に引き戻しながら、サーマルヘッドによる感熱温度を第1の温度(マゼンタ、およびシアンの完熱発色層が発色しない温度)にして、イエローの感熱発色層に画像を印画し、
(3)ロール紙をイエロー画像の定着開始位置まで排紙側に繰り出し、
(4)ロール紙を給紙側に引き戻しながら、イエロー用画像定着ランプで露光し、(2)で印画したイエロー画像を定着し、
(5)ロール紙を画像形成開始位置まで排紙側に繰り出し、
(6)ロール紙を給紙側に引き戻しながら、サーマルヘッドによる感熱温度を第1の温度よりも高温の第2の温度(シアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、マゼンタの感熱発色層に画像を印画し、
(7)ロール紙をマゼンタ画像の定着終了位置まで排紙側に繰り出しながら(6)で印画したマゼンタ画像をマゼンタ用画像定着ランプで露光し、このマゼンタ画像を定着し、
(8)ロール紙を給紙側に引き戻しながら、サーマルヘッドによる感熱温度を第2の温度よりも高温の第3の温度にして、シアンの感熱発色層に画像を印画し、
(9)上記ロール紙を排紙側に繰り出し、今回カラー画像を印刷した部分をロール紙から切り離して排紙し、
(10)ロール紙を給紙側に引き戻す、
という、上記(1)〜(10)の工程からなる。
上記画像形成開始位置は今回カラー画像を印刷する画像形成領域の後端がサーマルヘッドよりも排紙側に位置するように設定されており、イエロー画像の定着開始位置は今回カラー画像を印刷する画像形成領域の後端がイエロー用画像定着ランプの露光領域よりも排紙側に位置するように設定されており、マゼンタ画像の定着終了位置は今回カラー画像を印刷する画像形成領域の後端がマゼンタ用画像定着ランプの露光領域に位置するように設定されている。
また、定着時に定着用ランプの照度に応じてロール紙の搬送速度を決定するフォトプリンタが特許文献1で提案されている。
特開2000−177157号公報
しかしながら、従来のフォトプリンタでは、ロール紙を搬送しながらイエロ−画像やマゼンタ画像を定着している。具体的には、イエロ−画像やマゼンタ画像を印画した印画領域が定着ランプの露光領域を通過しているときの露光により定着している。この方式では、印画したイエロー画像やマゼンタ画像を定着するのに十分な露光を行うには、定着ランプの露光領域における印画領域の通過速度を遅くしなければならない。このため、定着時にロール紙を搬送する搬送モータを低速で回転させており、搬送モータが共振する等、搬送モータによる騒音が大きいという問題があった。
この発明の目的は、定着時におけるロール紙の搬送モータの騒音を低減したフォトプリンタを提供することにある。
この発明のフォトプリンタは、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
イエロー、マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が形成されたロール紙を、サーマルヘッド、マゼンダ画像定着ランプ、およびイエロー画像定着ランプを配置した用紙搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエローの感熱発色層に対して前記サーマルへッドでイエロー画像を印画し、且つイエロー画像を印画した印画領域を前記イエロー画像定着ランプの露光領域で露光し、このイエロー画像を定着するイエロー画像形成手段と、
前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエロー画像形成手段がイエロー画像を形成した印画領域のマゼンタの感熱発色層に対して前記サーマルヘッドでマゼンタ画像を印画し、且つマゼンタ画像を印画した印画領域を前記マゼンタ画像定着ランプの露光領域で露光し、このマゼンダ画像を定着するマゼンタ画像形成手段と、
前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記マゼンタ画像形成手段がマゼンダ画像を形成した印画領域のシアンの感熱発色層に対して、前記サーマルヘッドでシアン画像を印画するシアン画像形成領域と、を備えたフォトプリンタにおいて、
前記イエロー画像形成手段、および前記マゼンダ画像形成手段は、それぞれイエロー画像、マゼンダ画像の定着時に、前記搬送手段によるロール紙の搬送、停止を繰り返して前記印画領域全体を定着ランプの露光領域に位置させて露光する手段であり、ロール紙の1回の搬送量を、定着ランプの露光領域における搬送方向の長さ以下としたことを特徴とする。
この構成では、イエロー画像やマゼンタ画像の定着時に、ロール紙の搬送、停止を繰り返すことにより、イエロー画像やマゼンタ画像を印画した印画領域を順々に定着ランプの露光領域に位置させて露光する。定着ランプの露光領域に位置している印画領域に対する露光量は、ロール紙の搬送を停止している時間で調整できる。言い換えれば、ロール紙を搬送しているときに定着に必要な露光が行えなくても、搬送を停止している時間の調整で定着に必要な露光が行える。したがって、定着時におけるロール紙の搬送速度を高速にしても、印画したイエロー画像やマゼンタ画像の定着が行える。したがって、定着時にロール紙を搬送する搬送モータを高速で回転させてもよいので、搬送モータの共振等を避けることができる。これにより、定着時におけるロール紙の搬送モータによる騒音が低減できる。
また、ロール紙の1回の搬送量は、定着ランプの露光領域における搬送方向の長さ以下であるので、イエロー画像やマゼンタ画像を印画した印画領域において定着ランプの露光領域で停止しない領域が生じることはなく、印画領域全体に対して十分な露光が行え、印画したイエロー画像やマゼンタ画像の定着が行える。
また、ロール紙の1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さにした場合、今回画像を印画していない領域(未印画領域)が定着ランプの露光領域に位置しているときに定着ランプを消灯しておくことで、この未印画領域が露光されるのを防止でき、従来のフォトプリンタのように未印画領域が露光されるのを防止するためのシャッタを設けなくてもよい。これにより、シャッタにかかる制御が不要となり、カラー画像の形成時における動作制御も簡単になる。
また、1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さの半分にすれば、印画領域全体を露光領域の異なる位置で2回ずつ露光することになり、露光領域における定着ランプの露光量のばらつきによる定着ムラが抑えられる。
この発明によれば、定着時にロール紙を搬送する搬送モータを高速で回転させてもよいので、搬送モータの共振等を避けることができる。これにより、定着時におけるロール紙の搬送モータによる騒音が低減できる。
また、ロール紙の1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さにすることで、今回画像を印画していない領域が露光されるのを防止するために設けていたシャッタが不要になり、カラー画像の形成時における動作制御を簡単にできる。
また、ロール紙の1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さの半分にすることで、定着ムラを抑えることができる。
図1は、この発明の実施形態であるフォトプリンタの構成を示す図である。フォトプリンタ1は、本体の動作を制御する制御部2と、印刷するカラー画像の入力を受け付ける印刷画像入力部3と、本体にセットされているロール紙を搬送する搬送部4と、本体にセットされているロール紙にカラー画像を印刷する印刷部5と、を備えている。印刷画像入力部3は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてきた画像を印刷画像として受け付ける構成であってもよいし、セットされたメモリカード等の記録媒体に記憶されている画像を印刷画像として読み出す構成であってもよい。搬送部4は、ロール紙を排紙側、 図2は、この実施形態のフォトプリンタにおける印刷部を示す図である。図2において、11は給紙部にセットされたロール紙である。ロール紙11は、イエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層が形成された、所謂TAペーパである。12はロール紙11のイエロー、マゼンタ、シアンの感熱発色層毎に感熱温度を変えて感熱記録を行うサーマルヘッド、13はマゼンタの感熱発色層に形成された画像を定着させるマゼンタ用定着ランプ(この発明で言うマゼンダ画像定着ランプ)、14はイエローの感熱発色層に形成された画像を定着させるイエロー用定着ランプ(この発明で言うイエロー画像定着ランプ)である。
図示していないプラテンローラがロール紙11を挟んでサーマルヘッド12に対向配置されている。マゼンタ用定着ランプ13、イエロー用定着ランプ14は、それぞれ下面および側面を囲むリフレクタ13a、14aに収納されている。16は、ロール紙11をカットするカッタである。カッタ16は、ロール紙11の幅方向(紙面に対して垂直方向)に移動し、ロール紙11をカットする。17、18は、排紙ローラである。
リフレクタ13aの上面である開口面がマゼンタ用定着ランプ13の露光領域であり、リフレクタ14aの上面である開口面がイエロー用定着ランプ14の露光領域である。リフレクタ13a、14aの形状は、露光領域の露光量を略均一にする形状である。また、この発明で言う露光領域における搬送方向の長さは図2中に示すL1、L2であり、L1はマゼンタ用定着ランプ13による露光領域における搬送方向の長さであり、L2はイエロ用定着ランプ14による露光領域における搬送方向の長さである。
なお、図2においては、ロール紙11を搬送する搬送ローラについては図示を省略しているが、上述のように搬送部4はロール紙11を排紙側、および給紙側の両方向に搬送できるように配置されている。また、この実施形態のフォトプリンタ1は、従来の装置に設けていた、今回のカラー画像の印刷に使用しない未印画領域がマゼンタ用定着ランプ13や、イエロー用定着ランプ14により露光されるのを防止するためのシャッタを有していない。
次に、この実施形態のフォトプリンタにおけるカラー画像の印刷時の動作について説明する。
フォトプリンタ1は、カラー画像の印刷を行っていない待機時、図3に示すようにロール紙11が巻き取られた状態である。フォトプリンタ1は、入力された1枚のカラー画像について印刷の要求があると、ロール紙11を画像形成位置まで繰り出し、ロール紙11の搬送を停止する(図4参照)。この画像形成位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙11の印画領域後端部がサーマルヘッド12よりも排紙側に位置するところに設定されている。
次に、フォトプリンタ1は、ロール紙11を給紙側に引き戻しながら、サーマルヘッド12による感熱温度をイエローの感熱発色層に画像を印画する第1の温度(マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙11にイエロー画像を印画する(図5参照)。フォトプリンタ1は、イエロー画像の印画が完了すると、ロール紙11の搬送を停止する(図6参照)。その後、ロール紙11をイエロー画像の定着開始位置まで繰り出すと、ロール紙11の搬送を停止する(図7参照)。このイエロー画像の定着開始位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙11の印画領域後端部がイエロー用定着ランプ14の露光領域の給紙側の端部に位置するところに設定されている。
図8を参照しながら、ロール紙11に印画したイエロー画像の定着にかかる処理について説明する。図中に示す未印画領域は、今回のカラー画像の印刷に使用されない領域である。この未印画領域と、今回イエロー画像を印画した領域との境界である印画領域後端部を、イエロー用定着ランプ14による露光領域の給紙側の端部に位置させて、イエロー画像の定着を開始する。まず、フォトプリンタ1は、イエロー用定着ランプ14を点灯させ、露光を開始する(図8(A)参照)。このとき、ロール紙11の未印画領域は、イエロー用定着ランプ14の露光領域に位置していないので、未印画領域が露光されることはない。フォトプリンタ1は、イエロー用定着ランプ14を点灯させてから一定時間経過すると、ロール紙11を給紙側にL2だけ搬送する(図8(B)参照)。このL2は、上述したように、イエロー用定着ランプ14による露光領域の搬送方向の長さである。これにより、イエロー用定着ランプ14の露光領域で露光し、イエロー画像を定着した印画領域がイエロー用定着ランプ14の露光領域よりも給紙側に位置し、このイエロー画像を定着した印画領域に連続する印画領域がイエロー用定着ランプ14の露光領域で露光される。この状態で、一定時間露光しイエロー用定着ランプ14の露光領域に位置している印画領域におけるイエロー画像を定着する。
フォトプリンタ1は、上述のロール紙11を給紙側にL2だけ搬送し、一定時間ロール紙の搬送を停止する処理を繰り返すことで(図8(C)参照)、印画領域全体をイエロー用定着ランプ14の露光領域に位置させて一定時間露光し、イエロー画像を定着する。
また、イエロー用定着ランプ14による露光では、露光不足による未定着の問題だけでなく、過露光による過定着の問題もある。そこで、印画領域の先端部をイエロー用定着ランプ14の露光領域に位置させるときに、イエロー用定着ランプ14の露光領域に位置させていない未処理領域の長さがL2よりも短い場合も、ロール紙11を給紙側にL2だけ搬送し、一定時間停止する(図8(D)参照)。この場合、イエロー用定着ランプ14の露光領域に印画領域が位置しない部分が生じるが、このことが特に問題になることはなく、逆に印画領域全体が略均一に露光でき、未定着領域や過定着領域が発生するのを防止できる。
また、イエロー画像の定着においては、ロール紙11の搬送を停止している一定時間をイエロー画像の定着に必要な露光量に基づいて決定している。具体的には、イエロー画像の定着に必要な露光量がAであり、露光位置における単位時間当たりの露光量がBである場合、ロール紙11の搬送を停止する一定時間は、
一定時間=A/B
である。また、ロール紙11をL2だけ搬送するときの搬送モータの回転数は、搬送モータが共振する回転数を避けた回転数に設定している。したがって、イエロー画像の定着時におけるロール紙11の搬送モータによる騒音が低減できる。
フォトプリンタ1は、ロール紙11における今回イエロー画像が印画された全領域をイエロー用定着ランプ14で露光すると、イエロー用定着ランプ14を消灯する(図9参照)。
次にフォトプリンタ1は、ロール紙11を画像形成位置まで繰り出し、ロール紙11の搬送を停止する(図10参照)。この画像形成位置は、上述したように今回カラー画像を印刷するロール紙11の印画領域後端部がサーマルヘッド12よりも排紙側に位置するところに設定されている。
そして、ロール紙11を給紙部に引き戻しながら、サーマルヘッド12による感熱温度をマゼンダの感熱発色層にマゼンタ画像を印画する第2の温度(シアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙11にマゼンダ画像を印画する。第2の温度は、第1の温度よりも高温である。フォトプリンタ1は、マゼンダ画像の印画が完了すると、ロール紙11の搬送を停止する(図11参照)。その後、ロール紙11をマゼンダ画像の定着開始位置まで繰り出すと、ロール紙11の搬送を停止する(図12参照)。このマゼンダ画像の定着開始位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙11の印画領域先端部がマゼンダ用定着ランプ14の露光領域の排紙側の端部に位置するところに設定されている
図13を参照しながら、ロール紙11に印画したマゼンタ画像の定着にかかる処理について説明する。フォトプリンタ1は、印画領域先端部がマゼンダ用定着ランプ13の露光領域の排紙側の端部に位置させた状態で、マゼンタ用定着ランプ13を点灯し、マゼンタ画像の定着を開始する(図13(A)参照)。マゼンタ用定着ランプ13を点灯させてから一定時間経過すると、ロール紙11を排紙側にL1だけ搬送する(図13(B)参照)。このL1は、上述したように、マゼンタ用定着ランプ13による露光領域の搬送方向の長さである。これにより、マゼンタ用定着ランプ13の露光領域で露光し、マゼンタ画像を定着した印画領域がマゼンタ用定着ランプ13の露光領域よりも排紙側に位置し、このマゼンタ画像を定着した印画領域に連続する印画領域がマゼンタ用定着ランプ13の露光領域で露光される。この状態で、一定時間露光しマゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置している印画領域におけるマゼンタ画像を定着する。
フォトプリンタ1は、上述のロール紙11を給紙側にL1だけ搬送し、一定時間ロール紙の搬送を停止する処理を繰り返すことで(図13(C)参照)、印画領域全体をマゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置させて一定時間露光し、マゼンタ画像を定着する。
また、マゼンタ用定着ランプ13による露光では、露光不足による未定着の問題はあるが、過露光による過定着の問題はない。そこで、印画領域の後端部をマゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置させるときに、マゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置させていない未定着領域の長さがL1よりも短い場合、ロール紙11を排紙側にL1搬送するのではなく、未定着領域の長さだけ搬送する。これにより、図13(D)に示すように、マゼンタ用定着ランプ13の露光領域に、前回露光された印画領域が位置し再露光されるが、上述したようにマゼンタ用定着ランプ13による露光では過露光による過定着の問題がないので、特に問題は生じない。一方、未印画領域がマゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置させることがないので、未印画領域が露光されるのを防止できる。
このマゼンタ画像の定着も、上記イエロー画像の定着と同様に、ロール紙11の搬送を停止している一定時間をマゼンタ画像の定着に必要な露光量に基づいて決定している。具体的には、マゼンタ画像の定着に必要な露光量がCであり、露光位置における単位時間当たりの露光量がDである場合、ロール紙11の搬送を停止する一定時間は、
一定時間=C/D
である。また、ロール紙11をL1だけ搬送するときの搬送モータの回転数は、搬送モータが共振する回転数を避けた回転数に設定している。したがって、マゼンタ画像の定着時におけるロール紙11の搬送モータによる騒音が低減できる。
フォトプリンタ1は、ロール紙11における今回マゼンダ画像を印画した印画領域全体をマゼンダ用定着ランプ13で露光すると、マゼンダ用定着ランプ13を消灯する(図14参照)。
フォトプリンタ1は、マゼンタ画像の定着後ロール紙11を給紙側の引き戻しながら、サーマルヘッド12による感熱温度をシアンの感熱発色層に画像を印画する第3の温度にして、ロール紙11にシアン画像を印画する。第3の温度は、第2の温度よりも高温である。フォトプリンタ1は、シアン画像の印画が完了すると、ロール紙11の搬送を停止する。そして、ロール紙11を排紙側に繰り出し、印画領域後端部が、カッタ16によるカット位置よりも排紙側に位置すると、ロール紙11の搬送を停止し、カッタ16をロール紙11の幅方向に移動させて、今回カラー画像を印刷した領域をロール紙11から切り離す。ここで切り離された部分は、排紙ローラ17、18により排紙される。その後、フォトプリンタ11は、ロール紙1を給紙側に引き戻し、図3に示す状態までロール紙11を引き戻すと、本動作を終了する。
このように、この実施形態のフォトプリンタ1は、イエロー画像、およびマゼンタ画像の定着時に、ロール紙11の搬送、停止を繰り返し、停止している時間の調整で定着に必要な露光を行うようにしたので、定着時におけるロール紙11の搬送速度を高速にしても、印画したイエロー画像やマゼンタ画像の定着が行える。したがって、定着時にロール紙を搬送する搬送モータを高速で回転させてもよいので、搬送モータの共振等を避けることができる。これにより、定着時におけるロール紙11の搬送モータによる騒音が低減できる。また、従来のようにシャッタを設けなくても、未印画領域が露光されるのを防止できるので、シャッタにかかる動作制御が不要になる。これにより、カラー画像の印刷における制御を簡単にできる。
次に、この発明の別の実施形態について説明する。上記実施形態では、イエロー画像、及びマゼンダ画像の定着時にロール紙をL1,L2ずつ搬送するとしたがこの実施形態ではロール紙を(L1)/2、(L2)/2ずつ搬送する点で上記実施形態と異なる。
また、イエロー画像およびマゼンダ画像の定着にかかる工程以外は前の実施形態と同じであるのでここでは説明を省略する。
まず、図15を参照しながら、ロール紙11に印画したイエロー画像の定着にかかる処理について説明する。図中に示す未印画領域は、今回のカラー画像の印刷に使用されない領域である。この未印画領域と、今回イエロー画像を印画した領域との境界である印画領域後端部を、イエロー用定着ランプ14による露光領域の真中に位置させて、イエロー画像の定着を開始する。まず、フォトプリンタ1は、イエロー用定着ランプ14を点灯させ、露光を開始する(図15(A)参照)。フォトプリンタ1は、イエロー用定着ランプ14を点灯させてから一定時間経過すると、ロール紙11を給紙側に1/2L2だけ搬送する(図15(B)参照)。
フォトプリンタ1は、このロール紙11を給紙側に(L2)/2だけ搬送し、一定時間ロール紙の搬送を停止する処理を繰り返すことで(図15(C)参照)、印画領域全体をイエロー用定着ランプ14の露光領域に位置させて一定時間露光し、イエロー画像を定着する。これにより、印画領域は、イエロー用定着ランプ14の露光領域の異なる位置で2回停止され、露光される。また、印画領域の先端部をイエロー用定着ランプ14の露光領域に位置させるときも、ロール紙11を給紙側に(L2)/2だけ搬送し、一定時間停止する(図15(D)参照)。これにより未定着領域や過定着領域が発生するのを防止できる。
また、印画領域をイエロー用定着ランプ14の露光領域に2回停止させて露光することから、この場合の一定時間は、上記実施形態の半分になる。具体的には、イエロー画像の定着に必要な露光量がAであり、露光位置における単位時間当たりの露光量がBである場合、ロール紙11の搬送を停止する一定時間は、
一定時間=A/(B×2)
である。また、ロール紙11を(L2)/2だけ搬送するときの搬送モータの回転数は、搬送モータが共振する回転数を避けた回転数に設定している。したがって、イエロー画像の定着時におけるロール紙11の搬送モータによる騒音が低減できる。また、ロール紙の1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さの半分にしたので露光領域における露光量のバラツキによる定着ムラを抑えることができる。
フォトプリンタ1は、ロール紙11における今回イエロー画像が形成された全領域をイエロー用定着ランプ14で露光すると、ロール紙11の給紙側への搬送を停止し、イエロー用定着ランプ14を消灯する(図16参照)。
次に、図17を参照しながら、ロール紙11に印画したマゼンタ画像の定着にかかる処理について説明する。フォトプリンタ1は、印画領域先端部がマゼンダ用定着ランプ13の露光領域の真中に位置させた状態で、マゼンタ用定着ランプ13を点灯し、マゼンタ画像の定着を開始する(図17(A)参照)。マゼンタ用定着ランプ13を点灯させてから一定時間経過すると、ロール紙11を排紙側に(L1)/2だけ搬送する(図17(B)参照)。
フォトプリンタ1は、上述のロール紙11を給紙側に(L1)/2だけ搬送し、一定時間ロール紙の搬送を停止する処理を繰り返すことで(図17(C)参照)、印画領域全体をマゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置させて一定時間露光し、マゼンタ画像を定着する。これにより、印画領域は、マゼンだ用定着ランプ13の露光領域の異なる位置で2回停止され、露光される。
印画領域の後端部がマゼンタ用定着ランプ13の露光領域に位置すると、一定時間の2倍経過するのをまってランプを消灯する(図17(D)参照)。
このマゼンタ画像の定着も、上記イエロー画像の定着と同様に、ロール紙11の搬送を停止している一定時間をマゼンタ画像の定着に必要な露光量に基づいて決定している。具体的には、マゼンタ画像の定着に必要な露光量がCであり、露光位置における単位時間当たりの露光量がDである場合、ロール紙11の搬送を停止する一定時間は、
一定時間=C/(D×2)
である。また、ロール紙11を1/2L1だけ搬送するときの搬送モータの回転数は、搬送モータが共振する回転数を避けた回転数に設定している。したがって、マゼンタ画像の定着時におけるロール紙11の搬送モータによる騒音が低減できる。また、ロール紙の1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さの半分にしたので、イエロー画像の定着と同様にマゼンタ用定着ランプ13の露光領域の異なる位置で一定時間ずつ2回露光している。これにより、定着ムラを抑えることができる。
フォトプリンタ1は、ロール紙11における今回マゼンダ画像が形成された全領域をマゼンダ用定着ランプ13で露光すると、ロール紙11の給紙側への搬送を停止し、マゼンダ用定着ランプ13を消灯する(図18参照)。
なお、上記実施形態では、ロール紙1回の搬送量を露光領域における搬送方向の長さ、またはその半分としたが、露光領域における搬送方向の長さ以下であれば、同様の効果を奏する。
この発明の実施形態であるフォトプリンタの構成を示す図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタの印刷部を示す図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。 この発明の実施形態であるフォトプリンタにおける印画工程を説明する図である。
符号の説明
1−フォトプリンタ
2−印刷部
3−印刷画像入力部
4−搬送部
5−印刷部
11−ロール紙
12−サーマルヘッド
13−マゼンタ用定着ランプ
14−イエロー用定着ランプ
15−シャッタ
16−カッタ

Claims (3)

  1. イエロー、マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が形成されたロール紙を、サーマルヘッド、マゼンダ画像定着ランプ、およびイエロー画像定着ランプを配置した用紙搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエローの感熱発色層に対して前記サーマルへッドでイエロー画像を印画し、且つイエロー画像を印画した印画領域を前記イエロー画像定着ランプの露光領域で露光し、このイエロー画像を定着するイエロー画像形成手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエロー画像形成手段がイエロー画像を形成した印画領域のマゼンタの感熱発色層に対して前記サーマルヘッドでマゼンタ画像を印画し、且つマゼンタ画像を印画した印画領域を前記マゼンタ画像定着ランプの露光領域で露光し、このマゼンダ画像を定着するマゼンタ画像形成手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記マゼンタ画像形成手段がマゼンダ画像を形成した印画領域のシアンの感熱発色層に対して、前記サーマルヘッドでシアン画像を印画するシアン画像形成領域と、を備えたフォトプリンタにおいて、
    前記イエロー画像形成手段、および前記マゼンダ画像形成手段は、それぞれイエロー画像、マゼンダ画像の定着時に、前記搬送手段によるロール紙の搬送、停止を繰り返して前記印画領域全体を定着ランプの露光領域に位置させて、露光する手段であり、ロール紙の1回の搬送量を、定着ランプの露光領域における搬送方向の長さとしたフォトプリンタ。
  2. イエロー、マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が形成されたロール紙を、サーマルヘッド、マゼンダ画像定着ランプ、およびイエロー画像定着ランプを配置した用紙搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエローの感熱発色層に対して前記サーマルへッドでイエロー画像を印画し、且つイエロー画像を印画した印画領域を前記イエロー画像定着ランプの露光領域で露光し、このイエロー画像を定着するイエロー画像形成手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエロー画像形成手段がイエロー画像を形成した印画領域のマゼンタの感熱発色層に対して前記サーマルヘッドでマゼンタ画像を印画し、且つマゼンタ画像を印画した印画領域を前記マゼンタ画像定着ランプの露光領域で露光し、このマゼンダ画像を定着するマゼンタ画像形成手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記マゼンタ画像形成手段がマゼンダ画像を形成した印画領域のシアンの感熱発色層に対して、前記サーマルヘッドでシアン画像を印画するシアン画像形成領域と、を備えたフォトプリンタにおいて、
    前記イエロー画像形成手段、および前記マゼンダ画像形成手段は、それぞれイエロー画像、マゼンダ画像の定着時に、前記搬送手段によるロール紙の搬送、停止を繰り返して前記印画領域全体を定着ランプの露光領域に位置させて露光する手段であり、ロール紙の1回の搬送量を定着ランプの露光領域における搬送方向の長さ以下としたフォトプリンタ。
  3. イエロー、マゼンタ、およびシアンの感熱発色層が形成されたロール紙を、サーマルヘッド、マゼンダ画像定着ランプ、およびイエロー画像定着ランプを配置した用紙搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエローの感熱発色層に対して前記サーマルへッドでイエロー画像を印画し、且つイエロー画像を印画した印画領域を前記イエロー画像定着ランプの露光領域で露光し、このイエロー画像を定着するイエロー画像形成手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記イエロー画像形成手段がイエロー画像を形成した印画領域のマゼンタの感熱発色層に対して前記サーマルヘッドでマゼンタ画像を印画し、且つマゼンタ画像を印画した印画領域を前記マゼンタ画像定着ランプの露光領域で露光し、このマゼンダ画像を定着するマゼンタ画像形成手段と、
    前記ロール紙を前記搬送手段により搬送し、前記マゼンタ画像形成手段がマゼンダ画像を形成した印画領域のシアンの感熱発色層に対して、前記サーマルヘッドでシアン画像を印画するシアン画像形成領域と、を備えたフォトプリンタにおいて、
    前記イエロー画像形成手段、および前記マゼンダ画像形成手段は、それぞれイエロー画像、マゼンダ画像の定着時に、前記搬送手段によるロール紙の搬送、停止を繰り返して前記印画領域全体を定着用ランプの露光領域に位置させて露光する手段であり、ロール紙の1回の搬送量を、定着用ランプの露光領域における搬送方向の長さの半分としたフォトプリンタ。
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