JP3933074B2 - 連続紙プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続紙に印字を行う連続紙プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のページが長尺方向に連続した連続紙(連続用紙ともいう。)に印字を行う連続紙プリンタが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。これらの連続紙プリンタには、搬送系として、用紙搬送方向上流側から下流側に向けて、トラクタ、サクションベルト、中間ローラ対、および排紙ローラ対が設けてある。トラクタは、連続紙に設けた送り孔に係合する突起を有するベルトで、回転駆動するとサクションベルトの上流側に位置する転写領域に用紙を送り込む。転写領域でトナー画像が転写されると、連続紙は、サクションベルトに吸引された状態で下流側に搬送され、続いて、サクションベルトに対向した定着器によりトナー画像が定着された後、中間ローラ対および排紙ローラ対の各ニップ部を通ってプリンタ外に排出される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−103710号公報
【特許文献2】
特開2002−224647号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記連続紙プリンタにおいて、トラクタと中間ローラ対との間の搬送経路が比較的長い場合、連続紙が初期位置に置かれた状態(例えば、用紙先端がトラクタと転写領域の間の所定の位置にセットされた状態)で、印刷ページ数が比較的少ない印刷ジョブを実行する場合、該ジョブ終了時点で、用紙先端がトラクタと中間ローラの間に位置する可能性がある。次ジョブとの時間間隔があると、用紙先端が安定しない状態で搬送経路に留まり、定着器などに接触して画質の劣化、用紙の損傷、火災などを引き起こす恐れがある。また、次ジョブを実行する際に、ジャムが発生する恐れがある。次ジョブまでの間においてサクションベルトで連続紙を吸引することで連続紙を安定して保持する方法も考えられるが、ランニングコストが高くなる。
【0005】
また、一度に比較的多数のページの印刷を行うプリンタにおいては、画像形成部での画像安定化制御、寿命による部品の交換、トナーの補給などのために、ジョブを実行中に印刷動作を中断させる必要が生じる可能性があるが、用紙先端がトラクタと中間ローラの間に位置する状態で連続紙が停止することになると、上記のような問題が発生する恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、連続紙を安定して保持した状態で印刷の中断を行うことができる連続紙プリンタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明に係る連続紙プリンタの第1の態様は、
印字位置で連続紙に画像を形成する画像形成手段と、
連続紙を保持搬送し、連続紙の搬送方向に関して印字位置の上流側および下流側にそれぞれ配置された第1および第2の搬送手段と、
受けた印刷ジョブに応じて画像形成手段、第1および第2の搬送手段を制御する制御部であって、所定の中断情報を受けると画像形成手段による画像形成を中断させるものとを備えた連続紙プリンタにおいて、
制御部は、連続紙が第2の搬送手段により保持されていない状態で上記中断情報を受けた場合、画像形成手段による画像形成を続行しながら、第1および第2の搬送手段を制御して連続紙が第2の搬送手段により保持されるまで連続紙を上記搬送方向に沿って搬送し、その後、画像形成を中断することを特徴とする。
【0008】
かかる連続紙プリンタでは、用紙先端が第2の搬送手段に到達しない状態で中断情報を受けた場合に、直ぐには画像形成を中断せずに連続紙を搬送し、連続紙が第1および第2の搬送手段で保持された状態で画像形成を中断するため、中断時には連続紙は安定して保持されることになり、上述の問題の発生を避けることができる。
【0009】
一実施形態では、上記所定の中断情報は、連続紙の搬送方向に沿った総印字長さが所定の値に達したことを示す情報であり、制御部は、画像形成の中断時に、画像形成手段により形成される画像の安定化を行う。
搬送方向に沿って複数のページ(単位印字長さ)が連続した連続紙の場合、総印字長さは、単位印字長さの累計で、1ずつ増加する整数値である。
【0010】
印刷ジョブ終了時に連続紙が第2の搬送手段により保持されてない場合、制御部は、印刷済みの連続紙部分の後に白紙部分をつけて連続紙をさらに搬送方向に沿って搬送し、連続紙を第2の搬送手段により保持させた後に、画像安定化を行うようにしてもよい。
【0011】
別の実施形態では、上記所定の中断情報は、ユーザからの印刷中断指令である。また、別の実施形態では、画像形成手段で画像を形成するのに用いる現像剤の補給が必要となったことを表す信号である。
【0012】
本発明に係る連続紙プリンタの第2の態様は、
印字位置で連続紙に画像を形成する画像形成手段と、
連続紙を保持搬送し、連続紙の搬送方向に関して印字位置の上流側および下流側にそれぞれ配置された第1および第2の搬送手段と、
受けた印刷ジョブに応じて画像形成手段、第1および第2の搬送手段を制御するとともに、連続紙の上記搬送方向に沿った単位印字長さの累計が少なくとも所定の値L1に到達した場合に画像形成手段により形成される画像の安定化を行う制御部とを備えた連続紙プリンタにおいて、
制御部は、
印刷ジョブ終了時点の単位印字長さの累計がL1以上所定の閾値L2以下の場合、連続紙の搬送方向に沿った単位印字長さの累計が所定の長さL1に到達した時点では画像形成を中断せず、印刷ジョブ終了後に画像安定化を行い、
印刷ジョブ終了時点の単位印字長さの累計が閾値L2より大きい場合、上記単位印字長さの累計が閾値L2に到達した時点で画像形成を中断するとともに連続紙の搬送を停止して画像の安定化を行い、
閾値L2は、
L2=L1+L3−1
ここで、L3は、連続紙の先端近傍が第1の搬送手段に保持された初期位置から印刷ジョブを開始して、連続紙が第2の搬送手段に保持されるのに必要な単位印字長さの個数
に設定されることを特徴とする。
【0013】
かかる連続紙プリンタでは、印刷ジョブ終了時点の単位印字長さの累計が閾値L2より大きい場合、単位印字長さの累計が閾値L2に達した際に、直ぐに画像形成を中断しても、用紙先端が第2の搬送手段に既に到達しているため、上述の問題を避けることができる。
【0014】
印刷ジョブ終了時点の単位印字長さの累計がL1以上所定の閾値L2以下の場合で且つ該印刷ジョブ終了時に連続紙が第2の搬送手段により保持されない場合、制御部は、印刷ジョブ終了後に、印刷済みの連続紙部分の後に白紙部分をつけて連続紙をさらに搬送方向に沿って搬送し、連続紙を第2の搬送手段により保持させた後に、画像安定化を行うの好ましい。
【0015】
この場合、印刷ジョブ終了時点の単位印字長さの累計が閾値L2に達していない場合に、連続紙を安定して保持してから画像安定化を行うので、上述の問題を避けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。なお、本願明細書では、方向を表す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、およびこれらの用語を含む別の用語)を用いるが、説明に用いる図面中の方向を示すだけのものであって、これらの用語によって本発明が限定的に解釈されるべきでない。また、本願では、説明の簡易さのため、連続紙の各用紙の単位を「ページ」と称するが、各用紙の単位を「連続紙の搬送方向に沿った単位印字長さ」とするのと実質的に同等である。
【0017】
<連続紙プリンタの構成>
図1を参照して、全体を符号2で表す連続紙プリンタは、その内部の略中央部に、無端状の中間転写ベルト3を備えている。中間転写ベルト3は、右端部に位置するローラ4および左端部に位置するローラ5等の外周部に支持された状態で、図中反時計回り方向に回転駆動されるようになっている。
【0018】
中間転写ベルト3の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット6Y,6M,6C,6Kが中間転写ベルト3に沿って並んで配置され、画像形成部を形成している。
【0019】
詳細は省略するが、各作像ユニット6Y,6M,6C,6Kは、感光体ドラムをそれぞれ有している。各感光体ドラムの周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電器、プリントヘッド部、現像器、中間転写ベルト3を挟んで各感光体ドラムと対向する一次転写ローラ、およびクリーナがそれぞれ配置されている。各作像ユニット6Y,6M,6C,6Kの現像器にはトナー容器8Y,8M,8C,8Kからイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーがそれぞれ供給されるようになっている。
【0020】
中間転写ベルト3のローラ4で支持された部分には、転写チャージャ10が対向して配置されている。転写チャージャ10と中間転写ベルト3との間が二次転写領域(印字位置)となっている。なお、転写チャージャ10に代えて転写ローラを用いてもよい。
【0021】
中間転写ベルト3のローラ5で支持された部分には、二次転写後に中間転写ベルト3上に残留するトナーを掻き取って廃トナーボックス11内に回収するためのベルトクリーナ(図示せず)が圧接されている。
【0022】
連続紙プリンタ2は、その下部に給紙スタッカ12を備えている。給紙スタッカ12には、ミシン目で各ページが区切られた連続紙Pが積載収容される。本実施形態では、二次転写領域の直下に給紙スタッカ12が配置される。
【0023】
二次転写領域と給紙スタッカ12の間には、トラクタ(第1の搬送手段)14が配置されている。トラクタ14は、一定間隔で配列された多数のトラクタピンを有するベルトユニット(図の例では2つ)を備えている、各ベルトユニットは、回転駆動可能となっており、トラクタピンが連続紙Pの幅方向両側縁部に一定ピッチで形成された送り穴に係合した状態で、連続紙Pを二次転写領域に送るようになっている。また、トラクタ14は、正逆回転可能であり、トラクタベルトの回転数によって連続紙Pの搬送量(停止位置)を制御できるようになっている。
【0024】
なお、本実施形態では連続紙Pの送り機構(第1の搬送手段)として図2(a)に示すようなトラクタ14を用いたが、これに代えて図2(b)に示すようなスプロケット141を用いてもよいし、あるいは、図2(c)に示すような表面に多数の微細突起(例えば直径0.03mm、高さ0.07mm)を有するグリップローラ対142を用いてもよい。
【0025】
二次転写領域とトラクタ14との間には、一対の転写前ガイド16が設けてある。このガイド対16は、下方に位置するトラクタ14によりガイド対16の間に送られてきた連続紙Pを、中間転写ベルト3に押し付けながら二次転写領域を通過させるためのものである。連続紙Pを手動でトラクタ14にセットすると、連続紙Pの先端は、転写前ガイド16の上流端部近傍の位置に自動的にセットされるようになっている(本願では、この状態での連続紙Pの位置あるいは先端の位置を初期位置という。)。
【0026】
転写チャージャ10の真上には、2つのローラによって回転駆動可能に支持された無端状の搬送ベルト18が縦方向に沿って配置されている。搬送ベルト18には多数の穴が形成されており、搬送ベルト18の側方に配置された吸引ファン20(図の例では2つ)を作動させると、連続紙Pは搬送ベルト18の表面に吸着されるようになっている。この状態で搬送ベルト18を回転することで、連続紙Pは、用紙搬送方向(矢印Z)に沿って搬送される。
【0027】
なお、連続紙Pはトラクタ14が逆転駆動されることにより矢印Z方向とは反対方向に移動できるが、該移動の際にトラクタ14、転写チャージャ10および転写前ガイド対16は点線で示す位置まで退避可能になっており、このように退避することで連続紙Pが逆方向に搬送される際に中間転写ベルト3と接触しないようになっている。
【0028】
搬送ベルト18の内周面には、面状ヒータ22(図の例では2つ)が接触して配置されており、印刷待機中には面状ヒータ22で加熱しながら搬送ベルト18を回転させることによって搬送ベルト18の温度を所定温度以上に保つことができるようになっている。
【0029】
搬送ベルト18の用紙吸着面側に対向してプレヒータ24とフラッシュ定着装置26とが並んで配置されている。プレヒータ24は、用紙搬送方向Zに関してフラッシュ定着装置26の上流側に配置されている。プレヒータ24は、搬送ベルト18を加熱する面状ヒータ22と協働して、カラートナー画像を定着させるのに必要な熱量を補うために連続紙Pを温めるためのもので、例えばハロゲンランプが用いられる。一方、フラッシュ定着装置26は、非接触式の定着器で、定期的にフラッシュ発光するごとに連続紙P上のトナー画像を所定長さずつ定着させるものである。
【0030】
フラッシュ定着装置26の側方には、定着工程により気化したトナーを除去するための脱臭ファン27が設けてある。
【0031】
搬送ベルト18の上方には、上流側から下流側に向けて、中間ローラ対(第2の搬送手段)28、排紙ガイド対30および排紙ローラ対32が順次配置されており、これらを介して連続紙Pは連続紙プリンタ2の外部に排出されるようになっている。連続紙プリンタ2から排出された連続紙Pは、連続紙プリンタ2の下部に付設された排紙スタッカ34に積載収容されるようになっている。ここで、印字位置の下流側に位置する第2の搬送手段は、連続紙Pを保持搬送するものであればローラ形状に限らない。
【0032】
排紙ローラ対32の上流側近傍には、バースタ36が配置されている。バースタ36は、排紙ガイド対30により形成された搬送路に進出可能な切断用円盤を備える。この円盤は、図1の紙面表裏方向に移動可能となっている。必要であれば、例えば印刷ジョブ終了後の最終ページの後端をなすミシン目を円盤の通過位置に合わせて連続紙Pを停止させた後、円盤を連続紙Pに押し当てながら移動させることで、連続紙Pを切断することができる。
【0033】
図3は、連続紙プリンタ2の制御ブロック図を示す。符号50は連続紙プリンタ全体を制御するための制御部であり、マイクロプロセッサ等のCPU52、CPU52の制御プログラムや各種データを記憶するROM54、CPU52のワークエリアとして使用されるRAM56、プリンタコントローラ58から送られた1ページ毎の画像データを記憶する画像メモリ60、各作像ユニット6(6Y,6M,6C,6K)により中間転写ベルト3に一次転写されるトナー画像の安定化を行うための画像安定化回路62、累積ページ数を記憶するための記憶部63等を備えている。画像安定化および累積ページ数については後述する。
【0034】
プリンタコントローラ58は、連続紙プリンタ2にネットワーク(例えばLAN)を介して接続された外部端末(例えばパソコン)から送信された印刷ジョブ、印刷ページ数、各種設定モード、ユーザからの印刷中断指令などを受け付けるためのもので、CPU66、CPU66の制御プログラムや各種データを記憶するROM67、CPU66のワークエリアとして使用されるRAM68、取り込んだ画像データを記憶するための画像メモリ69、該画像データに対し各種画像処理を施すための画像処理部70、外部端末と通信を行うための通信制御部71等を備えている。
【0035】
ユーザの各種指令は、連続紙プリンタ2側に設けた操作パネル78を介しても入力できるようになっている。
【0036】
なお、図3に示すように、定着部80(フラッシュ定着装置26やその電源等を含む。)、転写部82(転写チャージャ10およびその電源等を含む。)、および搬送部84(トラクタ14、搬送ベルト18、中間ローラ対28、排紙ローラ対32やそれらの駆動源等を含む。)は、制御部50により制御信号を受けて作動する。
【0037】
<連続紙プリンタの印刷動作>
次に、図1,3を参照して、連続紙プリンタ2の印刷動作の概略について説明する。
【0038】
まず、外部端末から連続紙プリンタ2のプリンタコントローラ58に所定のページ数分の画像信号が送信されると(すなわち、プリンタ2が印刷ジョブの要求を受け付けると)、画像処理部70では1ページ毎にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したカラー画像データを作成し、画像メモリ69に記憶する。プリンタコントローラ58は、1ページ毎にカラー画像データを制御部50に出力し、カラー画像データは画像メモリ60に記憶される。制御部50は、画像メモリ60に記憶されたカラー画像データに基づいて、制御信号を各作像ユニット6のプリントヘッド部に伝達し、各プリントヘッド部は感光体ドラムにレーザ光を照射して露光を行う。これにより、各作像ユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体ドラムの表面には、各色用の静電潜像がそれぞれ形成される。
【0039】
各感光体ドラム上に形成された静電潜像は、各現像器によりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。そして、各色のトナー画像は、各一次転写ローラの作用により、図1の反時計回り方向に移動する中間転写ベルト3上に順次重ね合わせて一次転写される。
【0040】
このようにして中間転写ベルト3上に形成された重ね合わせトナー画像は、中間転写ベルト3の移動にしたがって二次転写領域に達する。この二次転写領域において、重ね合わされた各色トナー画像は、転写チャージャ10の作用により、トラクタ14により給紙スタッカ12から送られてきた連続紙P上に一括転写される。
【0041】
トナー画像が二次転写された連続紙Pは、搬送ベルト18によって上方に搬送され、この搬送過程において面状ヒータ22で加熱された搬送ベルト18やプレヒータ24によって温められるとともにフラッシュ定着装置26のフラッシュ発光を受けることによってトナー画像が定着される。そして、連続紙Pは、中間ローラ対28、排紙通路30、および排紙ローラ対32を介してプリンタ2外に排出され、排紙スタッカ34に積載収容される。
【0042】
<印刷動作の第1の制御方法>
ところで、連続紙プリンタ2では、高階調性を維持するために、所定のページ数(例えば100ページ)を印刷する毎に画像品質の安定化を行う。具体的には、ROM54に記憶されたテスト画像データに基づいて中間転写ベルト3に階調画像を形成し、階調画像の濃度を画像濃度センサ78(図3参照。図1では図示を省略)で読み取る。この読み取り値と、テスト画像データに対応する基準の階調画像濃度とに基づいて、画像安定化回路62は、各作像ユニット6のプリントヘッド部でのレーザ光の出力を補正する。前回の画像安定化から現在まで印刷したページの累計(累積ページ数)は、累積ページ数記憶部63に記憶される。この累積ページ数が上記所定のページ数に到達すると、画像安定化回路62は、画像安定化制御を行う。
【0043】
このような画像安定化は、印刷ジョブの実行中にも行われるため(一回の画像安定化制御に、例えば30〜50秒程度要する。)、用紙先端が転写前ガイド16の上流端部近傍の初期位置にセットされた状態で印刷を開始する場合に、印刷中断時に、用紙先端がトラクタ14と中間ローラ28との間に位置する可能性がある。この場合、連続紙Pが安定して保持されず、プレヒータ24やフラッシュ定着装置26に接触して画質劣化が生じたり、印刷再開時にジャムが発生するなどの恐れがある。
【0044】
そこで、本実施形態では、図4に示すような印刷動作の制御を行う。まず、用紙先端が初期位置にセットされた状態で、ステップS401で、ページ数N0(例えば10ページ)の印刷ジョブの要求を受けると、ステップS402で、連続紙Pは、二次転写領域を介して1ページ分搬送されて印刷が行われる。ステップS403で、累積ページ数N1のインデックス(初期値0)をインクリメントする。ステップS404で、累積ページ数N1が所定のページ数N2(例えば100ページ)に到達していなければ、画像安定化制御は行われず、フローはステップS405に進む。未印刷のページが残っていれば、該ページの印刷を行うが、N0ページ分印刷しても、累積ページ数N1が所定の値N2に到達しなければ、そのまま印刷ジョブは終了し、フローが終了する。
【0045】
ステップS404で、累積ページN1がN2に到達した場合、フローはステップS406に進む。ステップS406で、用紙先端が中間ローラ28に到達していなければ(すなわち、連続紙Pがトラクタ14と中間ローラ28で保持されていない。)、直ぐには画像安定化制御を行わず、ステップS407で、連続紙Pの先端が中間ローラ28に到達するのに必要なページ数N3を演算する。ステップS408で、N3ページ分印刷を行って、連続紙Pの先端が中間ローラ28に到達すれば、ステップS409で、印刷を中断して画像安定化制御を行う。その後、ステップS410で累積ページ数N1をリセットし、ステップS402に戻って、未印刷のページの印刷を行う。
【0046】
このように、用紙が安定して保持されていない状態で累積ページ数が所定の値(画像安定化を行う頻度に相当)に到達した場合、画像安定化制御を延期し、用紙を搬送しながら印刷を続け、用紙が安定して保持された時点で、印刷を中断して画像安定化制御を行う。その結果、上述したジャムなどの問題は発生しない。
【0047】
なお、連続紙Pの先端が中間ローラ28に到達したか否かは、連続紙Pの搬送量に対応するトラクタ14のベルトの回転数、あるいは、用紙が中間ローラ対28のニップ部を通過するのを検出する用紙検出センサ(図示せず)からの検出信号に基づいて判断できる。
【0048】
ステップS406で、連続紙Pの先端が中間ローラ28に到達していれば、ステップS409に進み、印刷を中断して画像安定化制御を行う。このように、連続紙Pがトラクタ14と中間ローラ28により安定的に保持されていれば、直ぐに画像安定化制御を行っても、上述したジャムなどの問題は発生しない。
【0049】
一例として、画像安定化制御をN2=100ページに一度行うものとし、初期位置から印刷を開始して連続紙Pがトラクタ14と中間ローラ28により安定的に保持されるのに必要な最小印刷ページ数N4を6ページ(単位印字長さの個数が6)とし(例えば、各ページの長さ(搬送方向の印字単位長さ)が3.5インチで、用紙先端の初期位置と中間ローラ対28のニップ部との距離が530mm)、前ジョブを終了した時点での累積ページ数N1が98ページの状態で、プリンタ2がN0=10ページの印刷ジョブを受け付けたものとする。2ページを印刷しても、用紙先端が中間ローラ28に届かないため、上述の制御方法にしたがって、さらにN3=4ページ印刷を続けて、連続紙Pを安定的に保持してから画像安定化制御を行う。その後、残りの4ページ分を印刷する。
【0050】
図4のフローチャートでは、累積ページ数N1が所定の値N2に到達しても画像安定化制御を行わず、用紙先端が中間ローラ28に到達するまでのページ数を演算し(ステップS407)、該ページ数分だけ印刷を行ってから(S408)、画像安定化制御を行った(ステップS409)。代わりに、累積ページ数が所定の値に到達した時点で演算を行わずに、さらに、最小印刷ページ数N4だけ印刷を行ってから、画像安定化制御を行うようにしてもよい。上の例では、この最小ページ数N4は6ページであり、最初に2ページを印刷して累積ページ数N1が100ページに到達してから、さらに6ページ印刷を行ってから(すなわち、ジョブ開始から8ページ印刷してから)、画像安定化制御を行う。
【0051】
印刷ページ数が最小ページ数N4より少ない印刷ジョブ(上記例において、N0が例えば4ページ)を実行する場合で、且つ、画像安定化が必要となった場合では、ジョブ終了時点では用紙先端が中間ローラ28に到達していないため、ジョブ終了後も、印刷されたページの後に白紙部分をつけて連続紙Pの搬送を続行し、連続紙Pが安定的に保持された時点で搬送を停止し、その後、画像安定化制御を行う。そして、次ジョブを受け付けるまで待機する。代わりに、連続紙PをZ方向に搬送して、終了したジョブの最終ページの後端のミシン目をバースタ36で切断し、残りの部分を初期位置まで逆方向に搬送するようにしてもよい。
【0052】
印刷中断の要因は、画像安定化制御に限らず、例えば、(1)ユーザが、外部端末あるいは操作パネル78を介して中断指令を行う場合、(2)トナー容器8Y,8M,8C,8K内のトナーが空になったことまたは残り少なくなったことを検出した場合、(3)連続紙プリンタ2の部品の寿命を検出した場合、(4)廃トナーボックス11のトナーが満杯になったことを検出した場合、等が挙げられる。
【0053】
(1)の場合、例えば1ページ印刷後に中断指令を行っても、最小印刷ページ数N4だけは印刷を行ってから印刷を中断する。
【0054】
(2)の場合、用紙先端が中間ローラ28に到達していない状態で制御部50がトナー容器8Y,8M,8C,8Kのトナー量を検出するセンサ(図示せず)からトナー補給指令を表す信号を受信しても、最小印刷ページ数N4だけは印刷を行って用紙先端が中間ローラ28に到達してから印刷を中断する。なお、トナー補給指令信号は、最低でも最小印刷ページ数N4分は印刷できる状態で送信するように設定することで、該信号を送信後に印刷された画質は保証される。
【0055】
(3),(4)の場合は、(2)と同様で、用紙先端が中間ローラ28に到達していない状態で制御部50がトナー補給指令信号や廃棄トナーフル信号を受信しても、最小印刷ページ数N4だけは印刷を行って用紙先端が中間ローラ28に到達してから印刷を中断する。
【0056】
また、印刷ページ数が最小ページ数N4より少ない印刷ジョブ(上記例において、N0が例えば4ページ)を実行する場合、該ジョブ終了時点で、連続紙Pの先端がトラクタと中間ローラの間に位置する可能性があり、この場合も上述のような問題が発生する恐れがある。
【0057】
したがって、この場合、ジョブ終了後も、印刷されたページの後に白紙部分をつけて連続紙Pの搬送を続行し、連続紙Pが安定的に保持された時点で搬送を停止する。そして、次ジョブを受け付けるまで待機する。代わりに、連続紙PをZ方向に搬送して、終了したジョブの最終ページの後端のミシン目をバースタ36で切断し、残りの部分を初期位置まで逆方向に搬送するようにしてもよい。
【0058】
<印刷動作の第2の制御方法>
図5は、印刷動作の別の制御方法を示すフローチャートである。この方法では、ジョブの要求を受けた時点でジョブ終了時点での累積ページ数を算出し、該算出値に応じて画像安定化のタイミングを異ならせている。
【0059】
具体的に、まず、用紙先端が初期位置にセットされた状態で、ステップS501で、累積ページ数がある値(例えば98ページ)において、N0ページ分の印刷ジョブの要求とともに、印刷ページ数N0を示す信号を受けると、ステップS502で、ジョブ終了時点の累積ページ数が閾値N5より大きいか否かを判断する。この閾値N5(L2とも表す。)は、N2(画像安定化を行う頻度;L1とも表す。)+N4(初期位置から印刷を開始して連続紙Pがトラクタ14と中間ローラ28により安定的に保持されるのに必要な最小印刷ページ数;L3とも表す。)−1(例えば、N2が100ページ、N4が6ページであれば、N5は105ページ)である。この閾値の意味するところは後述する。
【0060】
ジョブ終了時点の累積ページ数が閾値N5以下であれば、フローはステップS503に進む。ステップS503では、ジョブ終了時点の累積ページ数がN2(例えば100)以上であるか否かを判断する。
【0061】
ステップS503で、ジョブ終了時点の累積ページ数がN2未満であれば、ステップS504で、連続紙Pは、二次転写領域を介して1ページ分搬送されて印刷が行われ、ステップS505で、累積ページ数N1のインデックスをインクリメントする。ステップS504,S505の動作を繰り返して、所定のページ数分の印刷を行うと、印刷ジョブが終了し(ステップS506)、フローは終了する。ジョブ途中および終了時に画像安定化制御を行うことはない。
【0062】
ステップS503で、ジョブ終了点の累積ページ数がN2以上の場合、ステップS507で、連続紙Pは、二次転写領域を介して1ページ分搬送されて印刷が行われ、ステップS508で、累積ページ数N1のインデックスをインクリメントする。ステップS507,S508の動作を繰り返して、所定のページ数印刷を行うと、印刷ジョブは終了する(ステップS509)。その後、ステップS510で画像安定化制御を行い、ステップS511で累積ページ数N1をリセットし、フローを終了する。このように、ジョブ終了時点での累積ページ数が比較的少ない(N2〜N5=N2+N4−1)の場合(これは、用紙先端が中間ローラ28に到達した時点からの印刷すべきページが比較的少ないことを意味する。)には、ジョブ終了後に画像安定化制御を行う。
【0063】
ステップS502で、ジョブ終了時点の累積ページ数が閾値N5より大きい場合、ステップS512で、連続紙Pは、二次転写領域を介して1ページ分搬送されて印刷が行われ、ステップS513で、累積ページ数N1のインデックスをインクリメントする。N1=N5となるまでステップS512,S513の動作を繰り返した後(ステップS514)、ステップS515に進み、印刷を中断して画像安定化制御を行い、ステップS516で累積ページ数N1をリセットする。フローはその後、ステップS502に戻り、残りのページを印刷する。このように、ジョブ終了時点での累積ページ数が比較的多い場合(これは、用紙先端が中間ローラ28に到達した時点からの印刷すべきページが比較的多いことを意味する。)には、後半に出力される画像の品質が低下する可能性があるので、画質を一定に保持するために、印刷ジョブの途中で画像安定化制御を行う。
【0064】
閾値N5がN2+N4−1に設定されているのは、初期位置から最小ページ数N4分の印刷ジョブを実行する場合に、画像安定化制御(ステップS509,S515)が、用紙先端が中間ローラ28に到達して安定して保持された状態で行われるようにするためである。
【0065】
初期位置にある用紙先端を中間ローラ28に到達させるには、少なくとも最小ページ数N4(例えば6ページ)分印刷する必要があるが、N5がN2(例えば100ページ)+N4−1(105ページ)より小さい、例えばN2+N4−2(104ページ)に設定されていると、累積ページ数N1がN2−1ページ(99ページ)からジョブを開始してN4−1ページ(5ページ)を印刷後に印刷を中断することになり(ステップS515)、その状態では、連続紙Pは安定して保持されないことになる。したがって、N5は、N2+N4−1以上に設定する必要があるが、N5が大きいと、ステップS515での画像安定化制御を行う前に画像品質が低下する可能性があるので、N5は、N2+N4−1に設定するのが好ましい。
【0066】
N5をN2+N4−1に設定すれば、初期位置から最小ページ数N4分の印刷ジョブを実行する場合、ステップS510でジョブ終了後の画像安定化を行う時点で、用紙先端は中間ローラ28に到達している。
【0067】
一方、初期位置から最小ページ数N4より少ないページ数の印刷ジョブを実行する場合、ステップS510で印刷ジョブ終了後の画像安定化を行う時点で(なお、ステップS515の印刷ジョブ途中での画像安定化が行われることはない。)、用紙先端は中間ローラ28に到達していない。この状態で画像安定化制御を行うと、ジャムなどの問題が発生する恐れがあるので、これを避けるために、印刷ジョブ終了後に、印刷されたページの後に白紙部分をつけて連続紙Pを搬送し、連続紙Pが安定的に保持された時点で搬送を停止し、その後、画像安定化制御を行う。そして、次ジョブを受け付けるまで待機する。代わりに、連続紙PをZ方向に搬送して、終了したジョブの最終ページの後端のミシン目をバースタ36で切断し、残りの部分を初期位置まで逆方向に搬送するようにしてもよい。
【0068】
このように、本実施形態に係る連続紙プリンタ2では、連続紙Pは、待機状態において、先端が初期位置にある状態か、トラクタ14と中間ローラ28で保持された状態のいずれかである。連続紙Pがトラクタ14と中間ローラ28で保持されていれば、印刷ジョブを受けても図4または図5に示す制御は行われず、通常の印刷動作が行われる。
【0069】
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明はこれらに限らず種々改変可能である。例えば、上記実施形態では、ミシン目でページが区切られた連続紙Pに適用した例について説明したが、本発明に係る連続紙プリンタは、単位印字長さ毎にミシン目で区切られていない例えばロール紙に対しても適用可能である。この場合、印字動作の制御方法としては、上述の第1の方法が採用される。
【0070】
また、上記実施形態では、連続紙プリンタ2の動作を、フルカラー画像を形成する場合を例にとって説明したが、ブラック作像ユニット16Kだけを作動させてモノクロ画像を形成する場合でも同様に制御することができる。
【0071】
なお、本発明は、上記実施形態と同様に、連続紙Pを鉛直方向に搬送しながら印刷を行うために、画像安定化制御などで印刷が中断する際に用紙先端が中間ローラに到達していないと用紙が不安定となるような形態に特に効果的であるが、例えば特許文献1,2に示すような連続紙を水平方向に搬送する形態にも有用である。その理由は、連続紙を水平方向に搬送する場合、印刷中断時に中間ローラで用紙を保持しなくても用紙は自重により搬送路上に留まるが、ロール紙のような場合は先端がカールし易いため、他の部材(例えばフラッシュ定着装置)と接触する可能性があるからである。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、連続紙が安定して保持されない状態で搬送経路に留まることがなく、したがって画質の低下やジャムなどが発生しにくい高信頼性の連続紙プリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る連続紙プリンタの一実施形態を示す全体構成図。
【図2】 (a)は図1のトラクタの拡大図、(b),(c)は用紙送り機構の別の例を示す。
【図3】 図1の連続紙プリンタの制御ブロック図。
【図4】 図1の連続紙プリンタによる印刷動作の制御方法を示すフローチャート。
【図5】 図1の連続紙プリンタによる印刷動作の別の制御方法を示すフローチャート。
【符号の説明】
2:連続紙プリンタ
6Y,6M,6C,6K:作像ユニット
10:転写チャージャ
14:トラクタ(第1の搬送手段)
18:搬送ベルト
26:フラッシュ定着装置
28:中間ローラ対(第2の搬送手段)
Claims (5)
- 印字位置で連続紙に画像を形成する画像形成手段と、
連続紙を保持搬送し、連続紙の搬送方向に関して印字位置の上流側および下流側にそれぞれ配置された第1および第2の搬送手段と、
受けた印刷ジョブに応じて画像形成手段、第1および第2の搬送手段を制御する制御部であって、所定の中断情報を受けると画像形成手段による画像形成を中断させるものとを備えた連続紙プリンタにおいて、
上記制御部は、連続紙が第2の搬送手段により保持されていない状態で上記中断情報を受けた場合、画像形成手段による画像形成を続行しながら、第1および第2の搬送手段を制御して連続紙が第2の搬送手段により保持されるまで連続紙を上記搬送方向に沿って搬送し、その後、画像形成を中断することを特徴とする連続紙プリンタ。 - 上記所定の中断情報は、連続紙の上記搬送方向に沿った総印字長さが所定の値に達したことを示す情報であり、
上記制御部は、画像形成の中断時に、画像形成手段により形成される画像の安定化を行うことを特徴とする請求項1の連続紙プリンタ。 - 上記印刷ジョブ終了時に連続紙が第2の搬送手段により保持されてない場合、制御部は、連続紙をさらに上記搬送方向に沿って搬送し、連続紙を第2の搬送手段により保持させた後に、画像安定化を行うことを特徴とする請求項2の連続紙プリンタ。
- 印字位置で連続紙に画像を形成する画像形成手段と、
連続紙を保持搬送し、連続紙の搬送方向に関して印字位置の上流側および下流側にそれぞれ配置された第1および第2の搬送手段と、
受けた印刷ジョブに応じて画像形成手段、第1および第2の搬送手段を制御するとともに、連続紙の上記搬送方向に沿った単位印字長さの累計が少なくとも所定の値L1に到達した場合に画像形成手段により形成される画像の安定化を行う制御部とを備えた連続紙プリンタにおいて、
上記制御部は、
上記印刷ジョブ終了時点の上記単位印字長さの累計がL1以上所定の閾値L2以下の場合、連続紙の上記搬送方向に沿った単位印字長さの累計が所定の長さL1に到達した時点では画像形成を中断せず、上記印刷ジョブ終了後に画像安定化を行い、
上記印刷ジョブ終了時点の上記単位印字長さの累計が閾値L2より大きい場合、上記単位印字長さの累計が閾値L2に到達した時点で画像形成を中断するとともに連続紙の搬送を停止して画像の安定化を行い、
閾値L2は、
L2=L1+L3−1
ここで、L3は、連続紙の先端近傍が第1の搬送手段に保持された初期位置から上記印刷ジョブを開始して、連続紙が第2の搬送手段に保持されるのに必要な単位印字長さの個数
に設定されることを特徴とする連続紙プリンタ。 - 上記印刷ジョブ終了時点の上記単位印字長さの累計がL1以上所定の閾値L2以下の場合で且つ該印刷ジョブ終了時に連続紙が第2の搬送手段により保持されない場合、制御部は、上記印刷ジョブ終了後に連続紙をさらに上記搬送方向に沿って搬送し、連続紙を第2の搬送手段により保持させた後に、画像安定化を行うことを特徴とする請求項4の連続紙プリンタ。
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