JP5888777B2 - ロール紙供給方法、及びロール紙供給装置 - Google Patents

Description

本発明は、文字や画像等からなる情報を転写材に転写して印刷出力するデジタルプリンタ，あるいはアナログ複写機に装着され、サイズや紙質の異なるシート材をロール状に巻き付けたロール紙を種類別に複数の給紙デッキに収納して複数段設けたロール紙供給装置において文字や画像等からなる情報に基づいて各給紙デッキから効率よくロール紙を供給することのできるロール紙供給方法、及びロール紙供給装置に関する。

一般に、複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、コロナ帯電器によって感光ドラム上に均一に帯電を行い、光学投影装置によって画像データを感光ドラム上に投影して画像等の潜像を形成し、この画像等の潜像を現像装置によって現像してトナー像を形成している。
そして、カラー画像形成装置においては、複数の現像装置（ブラック現像装置、シアン現像装置、マゼンタ現像装置、イエロー現像装置）を備えており、各現像装置によってそれぞれ異なる色の可視画像（トナー像）を形成し、これらトナー像を最終的に同一の転写材に重ねて転写する構成となっているものが主流である。

このようなカラー画像形成装置においては、例えば、特許文献１に示されるように、複数のウエブの給送の可否を簡易かつ確実に行うウエブ搬送装置（給紙ユニット）を備えたものとなっている。
特許文献１のウエブ搬送装置である給紙ユニット１は、レーザプリンタ２の一部として形成され、レーザプリンタ２の装置本体３に対して個々にスライド自在な第一・第二の給紙カセット４，５として形成されている。装置本体３の用紙搬送路６には、第一の給紙カセット４のウエブ搬送路である用紙搬送路７，８が連通するように構成され、第一の給紙カセット４の用紙搬送路７，８に、第二の給紙カセット５のウエブ搬送路である用紙搬送路８が連通するように構成されている。

また、ロール状に巻回された４個の連続紙９〜１２を給送自在に個々に保持するウエブ保持部材である４個のスプール軸１３〜１６で保持された連続紙９〜１２が順次搬送される用紙搬送路７，８が所定形状のウエブガイド１７，１８によって形成されている。
この給紙ユニット１には、用紙搬送路８が一体に連通した用紙搬送路７に４個の連続紙９〜１２を共通に順次給送する４組のフィードローラ１９〜２２が、スプール軸１３〜１６と個々に対向する用紙搬送路７，８の給紙位置２３〜２６に設けられている。

また、第一・第二の前記給紙カセット４，５の用紙搬送路７，８の所定位置には、連続紙９〜１２を手動操作で切断する手動カッタ２９，３０が一個ずつ設けられており、第一の前記給紙カセット４の用紙搬送路７の所定位置には、連続紙９〜１２を自動的に切断するオートカッタ３１が設けられている。
そして、給紙ユニット１は、所定タイミングで４組のフィードローラ１９〜２２の一つを選択的に駆動する給送駆動手段が、駆動モータや駆動制御回路などで形成されており、この給送駆動手段が駆動するフィードローラ１９〜２２で搬送される４個の前記連続紙９〜１２の先端を検知する先端検知センサ３２が、第一の前記給紙カセット４の手動カッタ２９とオートカッタ３１との中間で用紙搬送路７に配置された１個の反射型光センサで形成されている。

特開２００３−３４０５９号公報

このような特許文献１の給紙ユニット１には、第一・第二の前記給紙カセット４，５に用紙幅の異なるサイズのシート材、紙質の異なるシート材をロール状に巻き付けたシート材からなる連続紙（ロール紙）９〜１２が収納される。
この特許文献１の給紙ユニット１には、第一・第二の給紙カセット４，５の用紙搬送路７，８の所定位置に、連続紙（ロール紙）９〜１２を手動操作で切断する手動カッタ２９，３０が１個ずつ設けられており、第一の前記給紙カセット４の用紙搬送路７の所定位置には、連続紙（ロール紙）９〜１２を自動的に切断するオートカッタ３１が設けられている。

レーザプリンタ２においては、給紙ユニット１の第一・第二の給紙カセット４，５のスプール軸１３〜１６に連続紙（ロール紙）９〜１２をセットし、手動で回転させるフィードローラ１９〜２１で連続紙（ロール紙）９〜１２を用紙搬送路７、８に挿入し、この用紙搬送路７、８に挿入した連続紙（ロール紙）９〜１２のそれぞれの先端を手動カッタ２９で切断して連続紙（ロール紙）９〜１２の先端形状を整えている。
そこで、レーザプリンタ２を用いて印刷する場合、給紙ユニット１において、給送駆動手段によって選択された第一の給紙カセット４に収納されている連続紙（ロール紙）９を引き出すフィードローラ１９を選択駆動して連続紙（ロール紙）９のみを用紙搬送路７に給送する。

連続紙（ロール紙）９は、フィードローラ１９によって引き出され、用紙搬送路７に送出する。この連続紙（ロール紙）９の先端は、先端検知センサ３２によって検出される。この先端検知センサ３２によって検出された連続紙（ロール紙）９は、所定の大きさ（例えば、Ａ０，Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４等の規格定型サイズ）の長さ検出信号に基づいて所定の長さ寸法に連続紙（ロール紙）９を裁断する。
この特許文献１の給紙ユニット１においては、先端検知センサ３２が連続紙（ロール紙）９の先端を検知する用紙搬送路７を４個の連続紙（ロール紙）９〜１２が共通に搬送されるようになっているため、先端検知センサ３２による先端の検知が完了した連続紙（ロール紙）９は、給送準備手段が給送駆動手段でフィードローラ１９を逆方向に一定量だけ回転駆動することで、他の連続紙（ロール紙）１０〜１２と干渉することなく給送自在な初期位置に配置されるようになっている。

このような従来の給紙ユニットにあっては、１回の印刷を行う毎に連続紙（ロール紙）９〜１２を給送駆動手段でフィードローラ１９〜２１を逆方向に一定量だけ回転駆動して、他の連続紙と干渉することなく給送自在な初期位置に配置している。
このため、例えば、連続紙（ロール紙）９を選択して印刷した後に、同一の連続紙（ロール紙）９を用いて印刷を行う場合、フィードローラ１９を改めて選択駆動して連続紙（ロール紙）９のみを用紙搬送路７に給送し、連続紙（ロール紙）９の先端を、先端検知センサ３２によって検出して所望の大きさに裁断している。

このように１回の印刷を行う毎に連続紙（ロール紙）９〜１２を給送駆動手段によって用紙搬送路７に給送、逆方向に一定量だけ回転駆動して給送自在な初期位置に戻して配置するという動作を行っている。
このため、従来の給紙ユニットにあっては、プリンタによって同一用紙に連続して印刷を行う場合など、次のプリントを行う際の連続紙（ロール紙）を供給する給紙デッキの準備を効率的に行えないという問題点を有している。

本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、文字や画像等からなる情報に基づいて各給紙デッキから効率よくロール紙を供給することのできるロール紙供給方法、及びロール紙供給装置を提供することにある。

上記課題を解決するためなされた請求項１に記載のロール紙供給方法は、サイズや紙質の異なるシート材をロール状に巻き付けたロール状転写材を各種類別に給紙デッキに収納し該給紙デッキを複数段設け、ユーザーがホストコントローラに入力したプリント速度であるプリントモードとプリント用紙データと画像データとからなる印刷データ情報に基づいて該ホストコントローラからプリンタ側に送信された前記印刷データ情報に基づいて前記各給紙デッキから特定のロール状転写材を選択して、感光ドラムに形成されたトナー像を転写して前記ロール状転写材上にトナー像を形成する画像形成部に前記ロール状転写材を供給するロール紙供給方法において、
前記各種類別に設けられる給紙デッキに収納されるそれぞれのロール状転写材の先端をロール紙供給ローラ近傍に待機させておき、
前記ホストコントローラから前記プリンタ側にロール状転写材に印刷するモードを特定するプリントモードを設定し、
前記プリントモードを同一にする前記プリント用紙データが複数シートに渡ってある場合、前記プリントモードを設定した後、該プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における複数シートに渡る前記各プリント用紙データを前記プリンタ側に連続して送信し、
前記プリンタ側では、前記ホストコントローラから送信された前記プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における複数シートに渡る前記各プリント用紙データを連続して記憶し、
前記プリンタ側において前記ロール状転写材を走行し該ロール状転写材の先端を検出する先端位置検出センサによって該ロール状転写材の先端位置が検出され、該ロール状転写材の先端がレジストローラの位置まで搬送されると前記感光ドラムにトナー像を形成し前記ロール状転写材に転写してトナー像を形成する印刷を開始し、
前記ホストコントローラから前記プリンタ側に前記レジストローラの位置まで搬送された前記ロール状転写材の前記画像形成部における感光ドラムに静電潜像を形成する画像データを送信し、
前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写する印刷を開始し該ロール状転写材の後端が前記先端位置検出センサによって検出されると、次のプリント用紙データの前記ロール状転写材を走行し該ロール状転写材の先端を検出する先端位置検出センサによって該ロール状転写材の先端位置が検出され、該ロール状転写材の先端がレジストローラの位置まで搬送し、
前記プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における前記複数シートに渡ってロール状転写材を順次連続して間断なく供給することを特徴としている。

上記課題を解決するためなされた請求項２に記載のロール紙供給方法は、請求項１に記載のロール紙供給方法において、プリントモードは、デフォルト（通常モード）、カラープリントモード、モノクロプリントモード、カラー厚紙プリントモード、カラー副走査倍密度プリントモードのいずれかであることを特徴としている。

上記課題を解決するためなされた請求項３に記載のロール紙供給方法は、請求項１又は２に記載のロール紙供給方法において、プリント用紙データは、用紙ナンバー、用紙幅データ、用紙の長さデータ、用紙の質データ、用紙の厚さデータであることを特徴としている。

上記課題を解決するためなされた請求項４に記載のロール紙供給装置は、サイズや紙質の異なる転写材をロール状に巻き付けたロール状転写材を各種類別に給紙デッキに収納し該給紙デッキを複数段設け、ユーザーがホストコントローラに入力したプリント速度であるプリントモードとプリント用紙データと画像データとからなる印刷データ情報に基づいて該ホストコントローラからプリンタ側に送信された前記印刷データ情報に基づいて前記各給紙デッキから特定のロール状転写材を選択して、感光ドラムに形成されたトナー像を転写して前記ロール状転写材上にトナー像を形成する画像形成部に前記ロール状転写材を供給するロール紙供給装置において、
前記各給紙デッキから特定のロール状転写材を前記画像形成部に案内する搬送経路を設け、
前記給紙デッキに収納される前記ロール状転写材の取り出し部近傍に該ロール状転写材から前記搬送経路上に転写材を引き出し送り出すロール紙供給ローラを設け、
前記ロール紙供給ローラの前方に前記ロール紙供給ローラから供給される前記ロール状転写材の先端を搬送路内に送出する送出搬送ローラを設け、
前記ロール紙供給ローラと前記送出搬送ローラとの間に前記ロール状転写材を指定のサイズに切断するカッターを設け、
前記送出搬送ローラから送出される前記ロール状転写材を前記搬送路内を搬送する走行搬送ローラを設け、
前記走行搬送ローラの前方で前記画像形成部との間に前記ロール状転写材を該画像形成部の手前で待機させ所定のタイミングで該画像形成部に送出するレジストローラを設け、
前記レジストローラと前記画像形成部との間に前記ロール状転写材の先端位置を検出する先端位置検出センサを設け、
前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写する印刷を開始し該ロール状転写材の後端が前記先端位置検出センサによって検出されると、次のプリント用紙データの前記ロール状転写材を走行し該ロール状転写材の先端を検出する先端位置検出センサによって該ロール状転写材の先端位置が検出され、該ロール状転写材の先端を前記レジストローラの位置まで搬送して待機させて、前記プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における前記複数シートに渡ってロール状転写材を順次連続して間断なく供給することを特徴としている。

上記課題を解決するためなされた請求項５に記載のロール紙供給装置は、請求項４に記載のロール紙供給装置において、前記ホストコントローラから前記プリンタ側に送信された用紙データに基づいて特定される前記ロール状転写材が収納されている前記各給紙デッキに設けられる前記ロール紙供給ローラは、
前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写する印刷の開始によって記ロール状転写材を引き出し、前記先端位置検出センサによって前記ロール状転写材の先端位置を検出されるまで駆動して停止し、前記ロール状転写材の先端を前記レジストローラ近傍において待機させる機能を有するものであることを特徴としている。

上記課題を解決するためなされた請求項６に記載のロール紙供給装置は、請求項５に記載のロール紙供給装置において、前記感光ドラムに形成されたトナー像の転写が開始されている前記ロール状転写材の次に前記ホストコントローラから前記プリンタ側に送信された用紙データに基づいて特定される前記ロール状転写材が収納されている前記各給紙デッキに設けられる前記ロール紙供給ローラは、
前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写実行しているロール状転写材の後端が前記先端位置検出センサによって検出されたときに駆動し、前記次に選択されたロール状転写材の先端位置が前記先端位置検出センサによって検出されるまで駆動して停止し、前記ロール状転写材の先端を前記レジストローラ近傍において待機させる機能を有するものであることを特徴としている。

本発明によれば、プリントに必要な情報（給紙、プリント長など）を前もって複数シート分プリンタへ送信した後に、プリントを開始するため、次のプリントを行う給紙デッキの準備を効率的に行なえ、文字や画像等からなる情報に基づいて各給紙デッキから効率よくロール状転写材を供給することができる。

本発明のロール紙供給方法、及びロール紙供給装置の適用される画像形成装置の全体構成図である。 図１に図示のロール紙供給装置の制御回路図である。 図１に図示のロール紙供給装置の１シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図である。 図１に図示のロール紙供給装置の３シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図である。 図１に図示のロール紙供給装置の３シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図である。 図１に図示のロール紙供給装置の３シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図である。

以下、本発明を実施するための形態の実施例１について図１〜図６を用いて説明する。
図１は本発明のロール紙供給方法、及びロール紙供給装置の適用される画像形成装置の全体構成図、図２は図１に図示のロール紙供給装置の制御回路図、図３は図１に図示のロール紙供給装置の１シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図、図４〜図６は図１に図示のロール紙供給装置の３シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図である。

図１には、本発明に係るロール紙供給方法、及びロール紙供給装置の適用されるカラー画像形成装置の一例を示す概略図が示されている。
図において、複写機、プリンター等のカラー画像形成装置１は、大別してカラー画像形成部２と、ロール紙供給装置３によって構成されている。
なお、本実施例においては、ロール状転写材をロール紙として説明する。

カラー画像形成部は、感光ドラムを中心に、感光ドラムの表面を一様に帯電させる一次帯電器、スキャナー等によって読み込まれた画像データをＬＥＤ等により投射して感光ドラム上に潜像を形成させる光学投影装置（露光装置）、この潜像を現像する現像ローラ、異なるサイズのシート材をロール状に巻き付けたロール状転写材を装填した給紙デッキから送られるロール状転写材に現像されたトナー像を転写する転写コロナ放電器とを有し、これらが順次に感光ドラムに作用するように配置されており、ロール状転写材にトナー像の形成が行われる。

このようなカラー画像形成部２は、複数の画像形成ユニットを有し、ブラックユニットＫ、シアンユニットＣ、マゼンタユニットＭ、イエローユニットＹからなり、それぞれ静電潜像担持体としての円筒型の感光体（感光ドラム）を有している。
すなわち、カラー画像形成部２は、図１に示す如く、ブラック感光体（感光ドラム）４と、シアン感光体（感光ドラム）５と、マゼンタ感光体（感光ドラム）６と、イエロー感光体（感光ドラム）７とを有している。
このブラック感光体（感光ドラム）４と、シアン感光体（感光ドラム）５と、マゼンタ感光体（感光ドラム）６と、イエロー感光体（感光ドラム）７は、それぞれ矢印方向Ａへ回転可能に支持されている。

一次帯電器は、ＬＥＤヘッドで各感光ドラム４、５、６、７の表面を一様に帯電させるものである。
また、ＬＥＤ露光装置（ＬＥＤヘッド）は、一次帯電器に対し、各感光ドラム４、５、６、７の回転方向Ａの下流側において各感光ドラム４、５、６、７を露光するものである。そして、このＬＥＤ露光装置（ＬＥＤヘッド）は、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）等の外部に接続された端末装置から入力された画像データを各感光ドラム４、５、６、７の表面に投射して各感光ドラム４、５、６、７上に潜像を形成させるものである。
これら各感光ドラム４、５、６、７を縦貫して搬送ベルト８が配設されている。

搬送ベルト８は、駆動ローラ９と、従動ローラ１１０の２本のローラに張架され、駆動ローラ９によって駆動するように構成されており、給紙デッキから送出されてくるロール状転写材を駆動ローラ９側から従動ローラ１１０側に向かって搬送するものである。
また、搬送ベルト８の内側には、各感光ドラム４、５、６、７と対向する位置に、搬送ベルト８を挟むようにして転写ロール１１，１２，１３，１４が配設されている。
この搬送ベルト８は、無端状ベルトによって構成されている。

この転写ロール１１，１２，１３，１４は、各感光ドラム４、５、６、７に現像ローラによって現像され形成されたトナー像をロール状転写材に転写するものである。
１５は、定着装置で、転写ロール１１，１２，１３，１４によってロール状転写材に転写されたトナー像が容易に剥離しないように定着するものである。

ロール紙供給装置３は、複数の給紙デッキ１６，１７，１８が多段に設けられている。本実施例においては、給紙デッキは、３段設けられているが、必ずしも３段である必要はなく、２段以上であれば何段でもよい。この給紙デッキ１６，１７，１８には、それぞれシート状の転写材をロール状に巻き付けたロール状転写材１９，２０，２１が収納されている。
この各給紙デッキ１６，１７，１８に収納されるロール状転写材１９，２０，２１は、同一のものでも良く、異なるサイズ（用紙幅の異なる）の転写材をロール状に巻き付けたものでも良く、紙質の異なる（用紙の厚さの異なる）転写材をロール状に巻き付けたものでも良く、紙の材質の異なる（用紙の材料の異なる）転写材をロール状に巻き付けたものでも良い。
各給紙デッキ１６，１７，１８に同一のロール状転写材を収納するよりも種類の異なるロール状転写材を収納する方が多様性を持たせることができる。

給紙デッキ１６には、ロール状転写材１９がロール状に巻き付けられて収納されている。このロール状転写材１９の取り出し部の近傍には、ロール紙供給ローラ２２が設けられている。このロール紙供給ローラ２２は、一対のローラ２２ａ，２２ｂによって構成され、この一対のローラ２２ａ，２２ｂによってロール状転写材１９の先端を挟んで引き出すようになっている。
また、ロール紙供給ローラ２２の前方には、送出搬送ローラ２３が設けられている。この送出搬送ローラ２３は、一対のローラ２３ａ，２３ｂによって構成され、この一対のローラ２３ａ，２３ｂによってロール状転写材１９を挟んで送出する作用を有している。

ロール紙供給ローラ２２の下流側には、ロール状転写材１９を送出搬送ローラ２３を介してカラー画像形成部２に搬送する搬送路２４が設けられている。この搬送路２４は、ロール紙供給ローラ２２によって引き出されたロール状転写材１９をカラー画像形成部２に搬送し、転写ロール１１，１２，１３，１４に形成されたトナー像をロール状転写材１９に転写するための搬送ベルト８に導くためのものである。
このロール紙供給ローラ２２と送出搬送ローラ２３との間には、ロール状転写材１９を指定のサイズ（例えば、Ａ０，Ａ１，Ａ２，Ａ３等）に切断するカッター２５が設けられている。

したがって、ロール紙供給ローラ２２は、給紙デッキ１６にロール状に巻き付けられて収納されているロール状転写材１９の先端を引き出して、送出搬送ローラ２３に送り、この送出搬送ローラ２３では、ロール紙供給ローラ２２から送られてきたロール状転写材１９の先端を搬送路２４に送出する。このようにして、給紙デッキ１６にロール状に巻き付けられて収納されているロール状転写材１９は、ロール紙供給ローラ２２、送出搬送ローラ２３を介して搬送路２４に送り込む。

給紙デッキ１７には、ロール状転写材２０がロール状に巻き付けられて収納されている。このロール状転写材２０の取り出し部の近傍には、ロール紙供給ローラ２６が設けられている。このロール紙供給ローラ２６は、一対のローラ２６ａ，２６ｂによって構成され、この一対のローラ２６ａ，２６ｂによってロール状転写材２０の先端を挟んで引き出すようになっている。
また、ロール紙供給ローラ２６の前方には、送出搬送ローラ２７が設けられている。この送出搬送ローラ２７は、一対のローラ２７ａ，２７ｂによって構成され、この一対のローラ２７ａ，２７ｂによってロール状転写材２０を挟んで送出する作用を有している。

ロール紙供給ローラ２６の下流側には、ロール状転写材２０を送出搬送ローラ２７を介してカラー画像形成部２に搬送する搬送路２４が設けられている。この搬送路２４は、ロール紙供給ローラ２２によって引き出されたロール状転写材１９をカラー画像形成部２に搬送し転写ロール１１，１２，１３，１４に形成されたトナー像をロール状転写材１９に転写するための搬送ベルト８に導くとともに、ロール紙供給ローラ２６によって引き出されたロール状転写材２０をカラー画像形成部２に搬送し転写ロール１１，１２，１３，１４に形成されたトナー像をロール状転写材２０に転写するための搬送ベルト８に導くためのものである。
このロール紙供給ローラ２６と送出搬送ローラ２７との間には、ロール状転写材２０を指定のサイズ（例えば、Ａ０，Ａ１，Ａ２，Ａ３等）に切断するカッター２８が設けられている。

したがって、ロール紙供給ローラ２６は、給紙デッキ１７にロール状に巻き付けられて収納されているロール状転写材２０の先端を引き出して、送出搬送ローラ２７に送り、この送出搬送ローラ２７では、ロール紙供給ローラ２６から送られてきたロール状転写材２０の先端を搬送路２４に送出する。このようにして、給紙デッキ１７にロール状に巻き付けられて収納されているロール状転写材２０は、ロール紙供給ローラ２６、送出搬送ローラ２７を介して搬送路２４に送り込む。

給紙デッキ１８には、ロール状転写材２１がロール状に巻き付けられて収納されている。このロール状転写材２１の取り出し部の近傍には、ロール紙供給ローラ２９が設けられている。このロール紙供給ローラ２９は、一対のローラ２９ａ，２９ｂによって構成され、この一対のローラ２９ａ，２９ｂによってロール状転写材２１の先端を挟んで引き出すようになっている。
また、ロール紙供給ローラ２９の前方には、送出搬送ローラ３０が設けられている。この送出搬送ローラ３０は、一対のローラ３０ａ，３０ｂによって構成され、この一対のローラ３０ａ，３０ｂによってロール状転写材２１を挟んで送出する作用を有している。

ロール紙供給ローラ２９の下流側には、ロール状転写材２１を送出搬送ローラ３０を介してカラー画像形成部２に搬送する搬送路２４が設けられている。
この搬送路２４は、ロール紙供給ローラ２２によって引き出されたロール状転写材１９をカラー画像形成部２に搬送し転写ロール１１，１２，１３，１４に形成されたトナー像をロール状転写材１９に転写するための搬送ベルト８に導くとともに、ロール紙供給ローラ２６によって引き出されたロール状転写材２０をカラー画像形成部２に搬送し転写ロール１１，１２，１３，１４に形成されたトナー像をロール状転写材２０に転写するための搬送ベルト８に導き、さらに、ロール紙供給ローラ２９によって引き出されたロール状転写材２１をカラー画像形成部２に搬送し、転写ロール１１，１２，１３，１４に形成されたトナー像をロール状転写材２１に転写するための搬送ベルト８に導くためのものである。

このロール紙供給ローラ２９と送出搬送ローラ３０との間には、ロール状転写材２１を指定のサイズ（例えば、Ａ０，Ａ１，Ａ２，Ａ３等）に切断するカッター３１が設けられている。
したがって、ロール紙供給ローラ２９は、給紙デッキ１８にロール状に巻き付けられて収納されているロール状転写材２１の先端を引き出して、送出搬送ローラ３０に送り、この送出搬送ローラ３０では、ロール紙供給ローラ２９から送られてきたロール状転写材２１の先端を搬送路２４に送出する。このようにして、給紙デッキ１８にロール状に巻き付けられて収納されているロール状転写材２１は、ロール紙供給ローラ２９、送出搬送ローラ３０を介して搬送路２４に送り込む。

図中、３３は、給紙デッキ１６内に設けられ、送出搬送ローラ２３から送出されてきたロール状転写材１９をカラー画像形成部２側に搬送する搬送ローラである。また、３４は、給紙デッキ１７内に設けられ、送出搬送ローラ２７から送出されてきたロール状転写材２０をカラー画像形成部２側に搬送する搬送ローラである。さらに、３４は、給紙デッキ１７内に設けられ、送出搬送ローラ３０から送出されてきたロール状転写材２１をカラー画像形成部２側に搬送する搬送ローラである。

給紙デッキ１６，１７，１８の搬送ローラ３２，３３，３４の下流側、送給紙デッキ１６，１７，１８の外側の搬送路２４には、給紙デッキ１６，１７，１８の搬送ローラ３２，３３，３４から送られてきたロール状転写材１９，２０，２１を走行搬送させる走行搬送ローラ３５が設けられている。
この走行搬送ローラ３５は、送出搬送ローラ２３，２７，３０から送出されるロール状転写材１９，２０，２１が搬送路２４内を走行搬送させるためのものである。

この走行搬送ローラ３５の下流側の搬送路２４には、ロール状転写材１９，２０，２１をカラー画像形成部２の手前で待機させ所定のタイミングでカラー画像形成部２に送出するレジストローラ３６が設けられている。
このレジストローラ３６の下流側には、ロール状転写材１９，２０，２１の先端が到達したことを検出する先端位置検出センサ３７が設けられている。

このカラー画像形成部２とロール紙供給装置３の動作制御は、図２に示される制御回路によって行われる。
図２において、制御回路４０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）４１を有しており、このＣＰＵ４１によってあらゆる演算が行われる。
このＣＰＵ４１には、バスラインを介してＲＯＭ（Read Only Memory）４２と、ＲＡＭ（Random Access Memory）３３とが接続されている。また、ＣＰＵ４１には、バスラインを介してＩ／Ｏポート（Input/Output Port）４４が接続されており、このＩ／Ｏポート４４には、先端位置検出センサ３７と、給紙デッキ選定手段４６が接続されている。

ＣＰＵ４１は、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）等の外部に接続された端末装置からの入力された印刷データ情報に基づいてカラー画像形成部２とロール紙供給装置３の制御を行なっている。
ＲＯＭ４２には、ＣＰＵ４１を駆動するプログラム、すなわち、カラー画像形成部２とロール紙供給装置３の制御駆動する制御回路の駆動プログラムが収納されている。

ＲＡＭ４３には、ＲＯＭ４２の駆動プログラムにしたがって駆動（露光）させ、各感光ドラム４、５、６、７に静電潜像を形成するためのＬＥＤ露光装置（ＬＥＤヘッド）の露光タイミングデータが収納されている。
また、このＲＡＭ４３には、ＬＥＤ露光装置（ＬＥＤヘッド）の駆動によって各感光ドラム４、５、６、７に形成された静電潜像に基づいて現像装置で現像されて得た各色のトナー像によってロール状転写材１９，２０，２１にカラートナー像を形成する。

Ｉ／Ｏポート４４は、入出力インターフェイスで、外部機器とＣＰＵ４１とのデータの授受を行っている。このＩ／Ｏポート４４を介して先端検知センサ４５と、送給紙デッキ選定手段４６が接続されている。
先端位置検出センサ３７は、レジストローラ３６を通過してロール状転写材１９，２０，２１の先端がレジストローラ３６に到達したことを検出するものである。また、この先端位置検出センサ３７は、カッター２５，２８，３１で裁断されたロール状転写材１９，２０，２１の端末をも検出する機能を有している。

給紙デッキ選定手段４６は、ＣＰＵ４１のプログラムに従ってプリントされるロール状転写材１９，２０，２１が収納されている給紙デッキ１６，１７，１８を選定するもので、予め入力されたプリントモードとプリント用紙データと画像データとからなる印刷データ情報に基づいて決定されるものである。
この予め入力されたプリントモードとプリント用紙データと画像データとからなる印刷データ情報に基づいて、プリントされるロール状転写材１９，２０，２１が選定され、このロール状転写材１９，２０，２１が収納されている給紙デッキ１６，１７，１８が選定されるようになっている。

４７は、タイマで、ＣＰＵ４１に接続されている。このタイマ４７は、ロール紙供給装置３から送られるロール状転写材１９，２０，２１の先端が先端位置検出センサ３７によってレジストローラ３６を通過してロール状転写材１９，２０，２１の先端がレジストローラ３６に到達したことを検出すると、この検出信号がＩ／Ｏポート４４を介してＣＰＵ４１に入力され、このＣＰＵ４１によってＯＮする。
このタイマ４７は、作動している間、搬送ベルト８が懸架されている駆動ローラ９を駆動させる作用を有しており、従動ローラ１０に送り出すロール状転写材１９，２０，２１の長さを予め入力された印刷データ情報に基づいて決定している。
４８は、スイッチで、このスイッチ４８は、カラー画像形成部２とロール紙供給装置３の制御駆動する制御回路をスタートするもので、プリントを開始するスイッチである。

次に、本発明に係るロール紙供給方法、及びロール紙供給装置に基づいて実行される動作シーケンスについて図３〜図６を用いて説明する。
図３は図１に図示のロール紙供給装置の１シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図、図４〜図６は図１に図示のロール紙供給装置の３シートカラー印刷の場合の動作シーケンスを示す図である。

図３には、図１に図示のロール紙供給装置の１シートカラー印刷の場合の動作シーケンスが示めされている。
図において、ステップ１００において、ホストコントローラ５０は、プリンタ６０が使用状態であるか否かを判定する。このステップ１００においてプリンタ６０が使用状態であり通信ができないと判定すると、このシーケンスを終了する。また、ステップ１００においてプリンタ６０が使用状態でなく通信が可能であると判定すると、ステップ１０１において、シートナンバーとタスクナンバーの入力を可能にする。そして、ステップ１０２において、プリントするプリントモードの設定を行う。ステップ１０２においては、プリントモード１（カラープリントモード）と設定する。これは、プリントのスピードを設定するものである。このプリントモードのデータは、ホストコントローラ５０からプリンタ６０に送信される。

次に、シートナンバー１に対してプリントするプリント用紙データの設定を行う。
まず、ステップ１０３において、プリント用紙データの内、シートナンバー（用紙ナンバー）とタスクナンバー（設定の有無）の入力を行う。ここでは、シートナンバー１と、タスクナンバー０（設定開始）を入力する。そして、ステップ１０４において、プリント用紙データの内、用紙幅データ、用紙の長さデータ、用紙の質データ、用紙の厚さデータ等を設定する。
次に、ステップ１０５において、ホストコントローラ５０にシートナンバー１と、タスクナンバー１（設定終了）を設定する。そして、ステップ１０６において、ホストコントローラ５０からプリンタ６０にシートナンバー１と、タスクナンバー１（設定終了）を送信する。
その後、シートナンバー１のイメージテータ（画像データ）をホストコントローラ５０からプリンタ６０に送信し、プリントを行う。

図４〜図６には、図１に図示のロール紙供給装置の３シートカラー印刷の場合の動作シーケンスが示めされている。
図において、ステップ２００において、ホストコントローラ５０は、プリンタ６０が使用状態であるか否かを判定する。このステップ２００においてプリンタ６０が使用状態であり通信ができないと判定すると、このシーケンスを終了する。また、ステップ２００においてプリンタ６０が使用状態でなく通信が可能であると判定すると、ステップ２０１において、シートナンバーとタスクナンバーの入力を可能にする。そして、ステップ２０２において、プリントするシートナンバーのプリントモードの設定を行う。ステップ２０２においては、プリントモード１（カラープリントモード）と設定する。これは、プリントのスピードを設定するものである。このプリントモードのデータは、、ホストコントローラ５０からプリンタ６０に送信される。

次に、シートナンバー１に対してプリントするプリント用紙データの設定を行う。
まず、ステップ２０３において、プリント用紙データの内、シートナンバー（用紙ナンバー）とタスクナンバー（設定の有無）の入力を行う。ここでは、シートナンバー１と、タスクナンバー０（設定開始）を入力する。そして、ステップ２０４において、プリント用紙データの内、用紙幅データ、用紙の長さデータ、用紙の質データ、用紙の厚さデータ等の設定を行う。
次に、ステップ２０５において、ホストコントローラ５０にシートナンバー１と、タスクナンバー１（設定終了）を設定する。

次に、シートナンバー２に対してプリントするプリント用紙データの設定を行う。
ステップ２０６において、プリント用紙データの内、シートナンバー（用紙ナンバー）とタスクナンバー（設定の有無）の入力を行う。ここでは、シートナンバー２と、タスクナンバー０（設定開始）を入力する。そして、ステップ２０７において、プリント用紙データの内、用紙幅データ、用紙の長さデータ、用紙の質データ、用紙の厚さデータ等の設定を行う。
次に、ステップ２０８において、ホストコントローラ５０にシートナンバー２と、タスクナンバー１（設定終了）を設定する。

次に、シートナンバー２に対してプリントするプリント用紙データの設定を行う。
ステップ２０９において、プリント用紙データの内、シートナンバー（用紙ナンバー）とタスクナンバー（設定の有無）の入力を行う。ここでは、シートナンバー３と、タスクナンバー０（設定開始）を入力する。そして、ステップ２１０において、プリント用紙データの内、用紙幅データ、用紙の長さデータ、用紙の質データ、用紙の厚さデータ等の設定を行う。
次に、ステップ２１１において、ホストコントローラ５０にシートナンバー３と、タスクナンバー１（設定終了）を設定する。

その後、ステップ２１２において、ホストコントローラ５０からプリンタ６０にシートナンバー１をセットする。その後、ステップ２１３において、シートナンバー１のイメージテータ（画像データ）をホストコントローラ５０からプリンタ６０に送信し、プリントを行う。
そして、ステップ２１４において、プリンタ６０の状態をチェックして次の処理に移る。

次に、ステップ２１５において、ホストコントローラ５０からプリンタ６０にシートナンバー２をセットする。その後、ステップ２１６において、シートナンバー２のイメージテータ（画像データ）をホストコントローラ５０からプリンタ６０に送信し、プリントを行う。
そして、ステップ２１７において、プリンタ６０の状態をチェックして次の処理に移る。
次に、ステップ２１８において、ホストコントローラ５０からプリンタ６０にシートナンバー３をセットする。その後、ステップ２１６において、シートナンバー２のイメージテータ（画像データ）をホストコントローラ５０からプリンタ６０に送信し、プリントを行う。

このように、本実施例においては、プリントモードが同一プリントモードである間は、印刷データ情報の内、プリント用紙データを順次入力記憶させ、プリントモードが変更になると、それまで入力したプリント用紙データを順次出力しながら画像データを入力してプリントを行っている。
このプリントの際、感光ドラム４、５、６、７に形成されたトナー像をロール状転写材１９，２０，２１に転写する印刷を開始し、ロール状転写材１９，２０，２１の後端が先端位置検出センサ３７によって検出されると、次のプリント用紙データのロール状転写材１９，２０，２１を走行して、ロール状転写材１９，２０，２１の先端が先端位置検出センサ３７によって検出されるとロール状転写材１９，２０，２１の先端をレジストローラ３６の位置まで搬送して待機させている。

すなわち、プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間では、
複数シートに渡ってロール状転写材１９，２０，２１を順次連続して間断なく供給している。
これによって最初のロール状転写材に対するのプリント用紙データと画像データを順次入力してプリントし、次のロール状転写材に対するプリント用紙データと画像データを順次入力してプリントするという動作よりも、最初のロール状転写材を印刷中に次のロール状転写材の準備を行うことができ、給紙効率を向上することができる。

本実施例においては、３シートについて説明しているが、４シート、５シート、６シートというように同一プリントモードの場合は、メモリ容量が許す範囲で複数シートの印刷データ情報の内、プリント用紙データを順次先に入力記憶させることができる。

１……………………………………カラー画像形成装置
２……………………………………カラー画像形成部
３……………………………………ロール紙供給装置
４……………………………………ブラック感光ドラム
５……………………………………シアン感光ドラム
６……………………………………マゼンタ感光ドラム
７……………………………………イエロー感光ドラム
８……………………………………搬送ベルト
９……………………………………駆動ローラ
１０…………………………………従動ローラ
１１，１２，１３，１４…………転写ロール
１５…………………………………定着装置
１６，１７，１８…………………給紙デッキ
１９，２０，２１…………………ロール状転写材
２２，２６，２９…………………ロール紙供給ローラ
２３，２７，３０…………………送出搬送ローラ
２４…………………………………搬送路
２５，２８，３１…………………カッター
３５…………………………………走行搬送ローラ
３６…………………………………レジストローラ
３７…………………………………先端位置検出センサ

Claims (6)

1. サイズや紙質の異なるシート材をロール状に巻き付けたロール状転写材を各種類別に給紙デッキに収納し該給紙デッキを複数段設け、ユーザーがホストコントローラに入力したプリント速度であるプリントモードとプリント用紙データと画像データとからなる印刷データ情報に基づいて該ホストコントローラからプリンタ側に送信された前記印刷データ情報に基づいて前記各給紙デッキから特定のロール状転写材を選択して、感光ドラムに形成されたトナー像を転写して前記ロール状転写材上にトナー像を形成する画像形成部に前記ロール状転写材を供給するロール紙供給方法において、
   前記各種類別に設けられる給紙デッキに収納されるそれぞれのロール状転写材の先端をロール紙供給ローラ近傍に待機させておき、
   前記ホストコントローラから前記プリンタ側にロール状転写材に印刷するモードを特定するプリントモードを設定し、
   前記プリントモードを同一にする前記プリント用紙データが複数シートに渡ってある場合、前記プリントモードを設定した後、該プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における複数シートに渡る前記各プリント用紙データを前記プリンタ側に連続して送信し、
   前記プリンタ側では、前記ホストコントローラから送信された前記プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における複数シートに渡る前記各プリント用紙データを連続して記憶し、
   前記プリンタ側において前記ロール状転写材を走行し該ロール状転写材の先端を検出する先端位置検出センサによって該ロール状転写材の先端位置が検出され、該ロール状転写材の先端がレジストローラの位置まで搬送されると前記感光ドラムにトナー像を形成し前記ロール状転写材に転写してトナー像を形成する印刷を開始し、
   前記ホストコントローラから前記プリンタ側に前記レジストローラの位置まで搬送された前記ロール状転写材の前記画像形成部における感光ドラムに静電潜像を形成する画像データを送信し、
   前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写する印刷を開始し該ロール状転写材の後端が前記先端位置検出センサによって検出されると、次のプリント用紙データの前記ロール状転写材を走行し該ロール状転写材の先端を検出する先端位置検出センサによって該ロール状転写材の先端位置が検出され、該ロール状転写材の先端がレジストローラの位置まで搬送し、
   前記プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における前記複数シートに渡ってロール状転写材を順次連続して間断なく供給する
   ことを特徴とするロール紙供給方法。
2. 請求項１に記載のロール紙供給方法において、
   前記プリントモードは、
   デフォルト（通常モード）、カラープリントモード、モノクロプリントモード、カラー厚紙プリントモード、カラー副走査倍密度プリントモードのいずれかである
   ことを特徴とするロール紙供給方法。
3. 請求項１又は２に記載のロール紙供給方法において、
   前記プリント用紙データは、
   用紙ナンバー、用紙幅データ、用紙の長さデータ、用紙の質データ、用紙の厚さデータである
   ことを特徴とするロール紙供給方法。
4. サイズや紙質の異なる転写材をロール状に巻き付けたロール状転写材を各種類別に給紙デッキに収納し該給紙デッキを複数段設け、ユーザーがホストコントローラに入力したプリント速度であるプリントモードとプリント用紙データと画像データとからなる印刷データ情報に基づいて該ホストコントローラからプリンタ側に送信された前記印刷データ情報に基づいて前記各給紙デッキから特定のロール状転写材を選択して、感光ドラムに形成されたトナー像を転写して前記ロール状転写材上にトナー像を形成する画像形成部に前記ロール状転写材を供給するロール紙供給装置において、
   前記各給紙デッキから特定のロール状転写材を前記画像形成部に案内する搬送経路を設け、
   前記給紙デッキに収納される前記ロール状転写材の取り出し部近傍に該ロール状転写材から前記搬送経路上に転写材を引き出し送り出すロール紙供給ローラを設け、
   前記ロール紙供給ローラの前方に前記ロール紙供給ローラから供給される前記ロール状転写材の先端を搬送路内に送出する送出搬送ローラを設け、
   前記ロール紙供給ローラと前記送出搬送ローラとの間に前記ロール状転写材を指定のサイズに切断するカッターを設け、
   前記送出搬送ローラから送出される前記ロール状転写材を前記搬送路内を搬送する走行搬送ローラを設け、
   前記走行搬送ローラの前方で前記画像形成部との間に前記ロール状転写材を該画像形成部の手前で待機させ所定のタイミングで該画像形成部に送出するレジストローラを設け、
   前記レジストローラと前記画像形成部との間に前記ロール状転写材の先端位置を検出する先端位置検出センサを設け、
   前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写する印刷を開始し該ロール状転写材の後端が前記先端位置検出センサによって検出されると、次のプリント用紙データの前記ロール状転写材を走行し該ロール状転写材の先端を検出する先端位置検出センサによって該ロール状転写材の先端位置が検出され、該ロール状転写材の先端を前記レジストローラの位置まで搬送して待機させて、前記プリントモードが変更になるまでの同一プリントモード間における前記複数シートに渡ってロール状転写材を順次連続して間断なく供給する
   ことを特徴とするロール紙供給装置。
5. 請求項４に記載のロール紙供給装置において、
   前記ホストコントローラから前記プリンタ側に送信された用紙データに基づいて特定される前記ロール状転写材が収納されている前記各給紙デッキに設けられる前記ロール紙供給ローラは、
   前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写する印刷の開始によって記ロール状転写材を引き出し、前記先端位置検出センサによって前記ロール状転写材の先端位置を検出されるまで駆動して停止し、前記ロール状転写材の先端を前記レジストローラ近傍において待機させる機能を有するものである
   ことを特徴とするロール紙供給装置。
6. 請求項５に記載のロール紙供給装置において、
   前記感光ドラムに形成されたトナー像の転写が開始されている前記ロール状転写材の次に前記ホストコントローラから前記プリンタ側に送信された用紙データに基づいて特定される前記ロール状転写材が収納されている前記各給紙デッキに設けられる前記ロール紙供給ローラは、
   前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記ロール状転写材に転写実行しているロール状転写材の後端が前記先端位置検出センサによって検出されたときに駆動し、前記次に選択されたロール状転写材の先端位置が前記先端位置検出センサによって検出されるまで駆動して停止し、前記ロール状転写材の先端を前記レジストローラ近傍において待機させる機能を有するものである
   ことを特徴とするロール紙供給装置。

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