JP2001242760A - 用紙後処理装置、画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

用紙後処理装置、画像形成装置および画像形成方法

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JP2001242760A
JP2001242760A JP2000053877A JP2000053877A JP2001242760A JP 2001242760 A JP2001242760 A JP 2001242760A JP 2000053877 A JP2000053877 A JP 2000053877A JP 2000053877 A JP2000053877 A JP 2000053877A JP 2001242760 A JP2001242760 A JP 2001242760A
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JP2000053877A
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Keiichi Taguchi
恵一 田口
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループット低下を招くことなく、無用な電
力を消費を抑えて省電力化を図ることができる用紙後処
理装置、画像形成装置および画像形成方法を提供する。 【解決手段】 連続的にマルチビンユニット内部に搬入
されてくる用紙のうち最後尾の用紙がマルチビンユニッ
トのビンに排出されると、メインモータへの電力供給が
完全に停止される。また、画像形成装置の定着ユニット
を通過すると、用紙検出センサからマルチビンユニット
への用紙搬送が検出され、その旨を示す信号がマルチビ
ンユニット3に送られる。この信号を受けたマルチビン
ユニットでは、メインモータへの電力供給規制を解除し
てマルチビンユニット3を元の状態に復帰させる。この
ようにメインモータへの電力供給を画像形成態様に応じ
て一部規制しているため、メインモータは部分的に作動
して消費電力が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成された
用紙を束状にまとめる処理、その用紙束に対してステイ
プルを施すステイプル処理、また画像形成された用紙を
ソーティングするソーティング処理などの後処理を実行
する装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置な
どの画像形成装置では、画像を用紙に形成し、当該用紙
を装置に設けられた標準排出トレイに排出するのである
が、比較的多量の用紙を取り扱う場合、画像形成装置の
排出側にフィニッシャやソータなどの用紙後処理装置を
連結したり、あるいは画像形成装置内に用紙後処理装置
を組み込むことが従来より提案されている。
【0003】このように画像形成装置をシステム中心に
据え、その周辺機器として用紙後処理装置を連結した画
像形成システムが従来より数多く存在する。この従来の
画像形成システムでは、例えばステイプル処理やソーテ
ィング処理などを迅速に行うために、画像形成装置の通
電と同時に、用紙後処理装置に対しても通電を開始し、
しかも、その通電状態は常時維持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置は種々の画像形成態様で画像形成を行っており、画像
形成態様によってはステイプル処理やソーティング処理
などの後処理を必要としない場合もある。この場合、従
来のように用紙後処理装置を常時通電していたのでは、
電力を無駄に消費してしまうという問題がある。
【0005】また、後処理を実行する場合であっても、
用紙への画像形成に比較的長い時間がかかることがあ
り、上記と同様の問題が生じる。例えば、カラー画像を
用紙に印字する画像形成態様では、カラー画像を形成す
るためにイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタ
トナー像およびブラックトナー像をそれぞれ作成し、そ
れらを重ね合わす必要がある。また、両面印字を実行す
る画像形成態様では、片面に画像が形成された用紙を表
裏反転させた後、もう一方面に画像を形成する必要があ
る。したがって、印字開始から用紙後処理装置に用紙が
搬入されるまでに比較的長い時間がかかることがあり、
その間の通電によって電力が無駄に消費されることとな
る。
【0006】ここで、消費電力の低減を図るためには、
例えば特開平9−26730号公報に記載されたよう
に、各用紙後処理装置に電力を個々に供給する電力供給
手段を画像形成装置側に設け、使用されない用紙後処理
装置に対する電力供給を停止することが考えられる。し
かしながら、一度電力供給を停止した状態から用紙後処
理装置を使用すべく再度電力供給した場合には、電力供
給再開と同時に用紙後処理装置に対してイニシャル処理
を実行する必要がある。このため、画像形成装置はイニ
シャル処理の完了まで次の画像形成を実行することがで
きず、スループット低下を招いてしまう。
【0007】また、イニシャル処理の完了を待たずに画
像形成を開始し、イニシャル処理の完了した直後に画像
形成済みの用紙が用紙後処理装置に搬送されるように制
御することでスループットの低下を抑制することも考え
られるが、この場合、次のような問題が生じる。例え
ば、用紙後処理装置内で用紙ジャムが発生していたり、
用紙後処理装置のカバーが開いているなどの原因のため
に、用紙後処理装置が後処理を実行できるステータスに
ないことがある。したがって、再度の電力供給によって
用紙後処理装置が常に後処理を実行できるステータスに
戻るとの前提に立って画像形成タイミングを設定しまう
と、用紙ジャムなどが生じている場合には、イニシャル
処理と並行して実行された画像形成動作および用紙が無
駄となってしまうことがある。
【0008】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、スループット低下を招くことなく、無用な電力を
消費を抑えて省電力化を図ることができる用紙後処理装
置、画像形成装置および画像形成方法を提供することを
第1の目的とする。
【0009】また、この発明は、上記第1の目的を達成
した上で、さらに用紙後処理装置が後処理を実行するこ
とができないとき、その旨を知らせて無駄な画像形成お
よび用紙の発生を未然に防止することを第2の目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる用紙後
処理装置は、種々の画像形成態様で用紙に画像を形成す
る画像形成装置に対して連結配置され、前記画像形成装
置から排出される画像形成済の用紙を装置内部に搬入
し、所定の後処理を施す用紙後処理装置であって、上記
第1の目的を達成するため、電力供給を受けて作動する
複数の電気作動部を有し、これらの電気作動部を作動さ
せることで前記後処理を実行する後処理手段と、画像形
成態様に応じて前記後処理手段への電力供給を一部規制
して前記後処理手段を部分的に作動させる制御手段とを
備えている。
【0011】画像形成装置では、種々の画像形成態様で
画像形成が行われるが、画像形成態様によっては、後処
理を必要とせず、用紙後処理装置に排出する必要がない
場合や印字開始から用紙後処理装置への用紙排出までに
比較的長い時間がかかることがある。このような画像形
成態様では、制御手段が後処理手段への電力供給を一部
規制して後処理手段を部分的に作動させて消費電力を抑
制する。また、電力供給を部分的に規制しているのみで
あるため、かかる電力供給規制を解除すると、直ちに後
処理が実行可能となる。そのため、スループットの低下
を防止することができる。
【0012】ここで、後処理を実行可能なステータスに
あるか否かを検出する検出センサについては、画像形成
態様にかかわらず通電状態を維持しておけば、電力供給
規制中においても、常時ステータスが監視される。した
がって、上記第2の目的が達成される。すなわち、画像
形成装置がホストコンピュータなどの外部装置から後処
理を伴う画像形成指令を受けた場合であっても、印字開
始前に用紙後処理装置が後処理可能か否かという情報が
確実に画像形成装置に与えることができる。その結果、
用紙後処理装置が後処理を実行できないにもかかわら
ず、画像形成装置側で後処理を伴う画像形成が実行され
てしまうという不具合を未然に防止することができる。
【0013】また、電力供給規制を開始する条件として
は、例えば画像形成装置の動作と関連して次のように設
定してもよい。例えば、画像形成装置が画像形成態様に
応じてn枚(n≧1)連続して画像形成を行いながら、
これらの用紙を連続的に前記用紙後処理装置に排出する
とき、連続的に用紙後処理装置内部に搬入されてくる用
紙のうち最後尾の用紙が装置内部の所定位置に搬送され
たことを上記条件とすることができる。
【0014】一方、電力供給規制を解除する条件として
は、用紙が用紙後処理装置に向けて搬送されることを示
す信号(例えば、定着された用紙を定着部の下流側で検
出した信号)が制御手段に与えられたことを、上記条件
としてもよい。
【0015】また、この発明にかかる画像形成装置は、
種々の画像形成態様で用紙に画像を形成する画像形成手
段と、前記画像形成手段から搬送されてくる用紙に所定
の後処理を施す後処理手段と、前記画像形成手段および
前記後処理手段を制御する制御手段とを備えた画像形成
装置であって、上記第1の目的を達成するため、前記後
処理手段を、電力供給を受けて作動する複数の電気作動
部を有し、これらの電気作動部を作動させることで前記
後処理を実行するように構成し、しかも、前記制御手段
によって、画像形成態様に応じて前記後処理手段への電
力供給を一部規制して前記後処理手段を部分的に作動さ
せている。
【0016】さらに、この発明にかかる画像形成方法
は、種々の画像形成態様で用紙に画像を形成しながら、
電力供給を受けて作動する複数の電気作動部を作動させ
ることで画像形成済の用紙に対して所定の後処理を施す
画像形成方法であって、上記第1の目的を達成するた
め、画像形成態様に応じて前記複数の電気作動部への電
力供給を一部規制して前記複数の電気作動部を部分的に
作動させている。
【0017】このように構成された画像形成装置および
方法では、上記用紙後処理装置と同様に、画像形成態様
に応じて後処理手段への電力供給が一部規制されて後処
理手段が部分的に作動して消費電力が抑制される。ま
た、電力供給を部分的に規制しているのみであるため、
かかる電力供給規制を解除すると、直ちに後処理が実行
可能となる。そのため、スループットの低下を防止する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる画像形
成装置を備えた画像形成システムの一例を示す図であ
る。この画像形成システムは、本発明の一実施形態たる
画像形成装置1と、この画像形成装置1に隣接配置され
るフィニッシャ2と、この画像形成装置1の上方位置に
配置されたマルチビンユニット3と、画像形成装置1の
下方位置に配置されたオプション給紙カセット4とで構
成されている。このように、画像形成装置1は後述する
用紙後処理装置として機能するフィニッシャ2およびマ
ルチビンユニット3と連結可能に構成されている。
【0019】この画像形成装置1は、イエロー(Y)、
シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色
のトナーを重ね合わせてフルカラー画像を用紙に印字し
たり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画
像を用紙に印字するものであり、同図に示すように、ケ
ース11内部に、感光体ユニット12、露光ユニット1
3、転写ユニット14、定着ユニット15および給排紙
ユニット16が設けられている。
【0020】この感光体ユニット12は、同図紙面にお
いて反時計方向に回転可能な感光体121を備えてお
り、さらに感光体121の周りにその回転方向に沿っ
て、帯電手段としての帯電ローラ122、現像手段とし
ての現像器123Y,123C,123M,123K、
およびクリーニング部124がそれぞれ配置されてい
る。そして、帯電ローラ122によって帯電された感光
体121の外周面に向けて露光ユニット13からレーザ
光が照射されて後述するように装置外部から与えられる
画像形成指令に対応する静電潜像が形成される。
【0021】こうして形成された静電潜像は現像部によ
ってトナー現像される。すなわち、この実施形態では現
像部として、イエロー用の現像器123Y、シアン用の
現像器123C、マゼンタ用の現像器123M、および
ブラック用の現像器123Kがこの順序で感光体121
に沿って配置されている。これらの現像器123Y,1
23C,123M,123Kは、それぞれ感光体121
に対して接離自在に構成されており、後で詳述するサブ
コントローラからの指令に応じて、上記4つの現像器1
23Y、123M、123C、123Bのうちの一の現
像器が選択的に感光体121に当接して感光体121上
の静電潜像を顕在化する。このように感光体ユニット1
2は、画像形成指令に対応するトナー像を感光体121
上に形成する。
【0022】現像部で現像されたトナー像は、ブラック
現像器123Kとクリーニング部124との間に位置す
る一次転写領域で転写ユニット14の中間転写ベルト1
41上に一次転写される。
【0023】この転写ユニット14は、複数のローラ
と、これらローラに掛け渡された中間転写ベルト141
と、この中間転写ベルト141に転写されたカラートナ
ー像を用紙に二次転写する二次転写ローラ142とを備
えている。なお、この実施形態では、中間転写ベルト1
41上に最大A3サイズのトナー像を転写可能に構成さ
れており、A4サイズなら2枚、またはがきサイズなら
4枚を同時に転写可能となっている。
【0024】また、ローラの近傍には、同期用読取セン
サS11とが配置されている。この同期用読取センサS11
は中間転写ベルト141の基準位置を検出するためのセ
ンサであり、主走査方向とほぼ直交する副走査方向にお
ける同期信号、つまり垂直同期信号VSYNCを得るための
垂直同期用読取センサとして機能する。そして、中間転
写ベルト141が1回転するごとに1パルスの信号を出
力する。
【0025】カラー画像を用紙に転写する場合には、感
光体121上に形成される各色のトナー像を中間転写ベ
ルト141上に重ね合わせてカラー像を形成するととも
に、給排紙ユニット16の給紙部161によってカセッ
ト162、手差しトレイ163あるいはオプション給紙
カセット4から用紙を取出し、ゲートローラ166を介
して二次転写領域に搬送する。そして、この用紙に、カ
ラー像を二次転写してフルーカラー画像を得る。また、
モノクロ画像を用紙に転写する場合には、感光体121
上にブラックトナー像のみを中間転写ベルト141上に
形成し、カラー画像の場合と同様にして二次転写領域に
搬送されてきた用紙に転写してモノクロ画像を得る。こ
のように、この実施形態では、感光体ユニット12、露
光ユニット13および転写ユニット14によって用紙に
画像を形成する画像形成手段が構成されている。なお、
ゲートローラ166の近傍には、用紙を検出するための
ゲート用紙検出センサS12が配置されている。
【0026】また、転写ユニット14によってトナー像
が転写された用紙は、給排紙ユニット16の給紙部16
1によって所定の給紙経路(2点鎖線)に沿って二次転
写領域の下流側に配設された定着ユニット15に搬送さ
れ、搬送されてくる用紙上のトナー像を用紙に定着す
る。そして、当該用紙はさらに給紙経路に沿って排紙部
164に搬送される。また、このように定着ユニット1
5を通過してきた用紙を検出するために、用紙搬送方向
において定着ユニット15の下流側に用紙検出センサS
13が配置されており、この用紙検出センサS13からの用
紙検出信号に基づき排紙部164への用紙の搬送が後で
説明する各コントローラによって検出される。
【0027】この排紙部164は2つの排紙経路164
a,164bを有しており、一方の排紙経路(第2排紙
経路)164aは定着ユニット15から標準排出トレイ
に延びるとともに、他方の排紙経路(第1排紙経路)1
64bは排紙経路164aとほぼ平行に、再給紙部16
5とマルチビンユニット3との間に延びている。これら
の排紙経路164a,164bに沿って3組のローラ対
が設けられており、定着済みの用紙を標準排出トレイ、
フィニッシャ2あるいはマルチビンユニット3に向けて
排出したり、両面印字のために再給紙部165側に搬送
したりする。
【0028】この再給紙部165は、図1に示すよう
に、上記のように排紙部164から反転搬送されてきた
用紙を再給紙経路(2点鎖線)に沿って給紙部161の
ゲートローラ166に搬送するものであり、再給紙経路
に沿って配設された3つの再給紙ローラ対で構成されて
いる。このように、排紙部164から搬送されてきた用
紙を再給紙経路に沿ってゲートローラ166に戻すこと
によって給紙部161において用紙の非画像形成面が中
間転写ベルト141を向いて当該面に画像を二次転写可
能となる。
【0029】図2は、図1の画像形成システムを構成す
るフィニッシャを示す図である。このフィニッシャ2
は、本発明の「用紙後処理装置」として機能するもので
あり、以下のように構成されている。
【0030】このフィニッシャ2は、図2に示すよう
に、複数枚の用紙が収納可能な中間トレイ21を備えて
おり、画像形成装置1からフィニッシャ2に搬入された
用紙を中間トレイ21で一時的に収納した後、この中間
トレイ21に収納されている用紙をメイントレイ22に
排出するように構成されている。以下、フィニッシャ2
の各部の構成について、同図を参照しつつさらに詳述す
る。
【0031】このフィニッシャ2の側面部には、画像形
成装置1から排出される用紙を受け入れるための給紙口
201が設けられている。また、この給紙口201の近
傍に用紙にパンチ孔を穿設するためのパンチ部23が設
けられるとともに、後述するようにフィニッシャ2への
用紙の搬入を検出するための搬入検出センサS21が給紙
口201の直下流位置に配置されている。ここで、搬入
検出センサS21としては、例えば反射型の光センサを用
いることができ、用紙が給紙口201を介してフィニッ
シャ2内に搬入されると、その用紙によって搬入検出セ
ンサS21からの光が反射され、これを検出することで用
紙の搬入を示す用紙検知信号が搬入検出センサS21から
出力される。例えば用紙検知信号の出力レベルの変化を
検出することで、用紙の先端検知や後端検知などを行う
ことができる。
【0032】フィニッシャ2に搬入された用紙は、パス
P1に沿って分岐爪202に搬送される。この分岐爪2
02は揺動自在となっており、同図の破線位置に位置す
ることでパスP1に沿って搬送されてきた用紙をノンソ
ート用トレイ24に搬送する一方、同図の実線位置に位
置することで搬送機構25側に搬送する。
【0033】この搬送機構25には、分岐爪202を通
過してきた用紙をさらに中間トレイ21側に送り込むロ
ーラ対251が分岐爪202の直下流位置に配設されて
いる。また、搬送機構25では、用紙を中間トレイ21
側に案内する経路として互いに平行に2つのパス、つま
りメインパスPmおよびサブパスPsが設けられており、
分岐爪252を2つのポジションの間で揺動すること
で、中間トレイ21への搬送経路を選択的に切換えるこ
とができるようになっている。すなわち、分岐爪252
を図2の実線位置に位置決めすると、用紙はメインパス
Pmを介して中間トレイ21に搬送される一方、同図の
破線位置に位置決めすると、用紙はサブパスPsを介し
て中間トレイ21に搬送される。
【0034】また、この搬送機構25には、メインパス
PmとサブパスPsに沿って、用紙搬送方向上流側から下
流側に向けて順に4組の分岐ローラ253(253a、
253b、253c、253d)と、3個の分岐爪25
4(254a、254b、254c)が配列されてい
る。各分岐爪254は用紙サイズに応じて揺動し、用紙
を矢印Da、Db、Dc、Ddのいずれかの方向から上
記中間トレイ21に搬送する。各分岐爪254の揺動位
置は、動作開始直後のモードスタンバイ時に、用紙の搬
送方向長さに応じて設定され、例えばA4用紙の場合に
は矢印Dd方向から、A3用紙の場合には矢印Da方向
から上記中間トレイ21に搬入される。
【0035】4組の分岐ローラ253(253a、25
3b、253c、253d)のうち下流側の2つの分岐
ローラ253c,253dにはメインモータの駆動力が
直接伝達されて常時回転駆動している。これに対して、
残りの分岐ローラ253a,253bは後で説明するフ
ィニッシャコントローラ29からの制御指令に応じて開
閉するクラッチを介して接続されており、制御指令によ
ってクラッチの開閉制御を行うことで、用紙をメインパ
スPmで一時的に待機させたり、その後サブパスPsに沿
って搬送される用紙とともにメインパスPmに待機して
いた用紙を中間トレイ21に搬送することができる。
【0036】この中間トレイ21は図2の紙面に対して
垂直な方向(幅方向X)に分離された一対のトレイ部材
で構成されており、これら一対のトレイ部材の表面側
(図2の右側)で用紙の紙面全体を支持収納している。
なお、用紙の下端部については、次に説明するステイプ
ラ26の用紙受で支持している。
【0037】このステイプラ26は、中間トレイ21の
下方位置に配置されて中間トレイ21に収納されている
用紙に対して必要に応じてステイプル処理を実行する。
このステイプラ26は、2つの用紙受を備えており、搬
送機構25によって中間トレイ21に向けて搬送される
用紙Pの下端部を係止して用紙Pが中間トレイ21から
滑り落ちるのを防止している。なお、この実施形態で
は、ステイプラ26は固定配置されている。そして、次
に説明する位置調整機構27によって中間トレイ21に
収納された用紙Pを幅方向Xにシフト移動することによ
ってステイプル位置が位置決めされた後、ステイプラ2
6が中間トレイ21に収納されている用紙Pを一括して
ステイプルする。もちろん、ステイプラ26を中間トレ
イ21の幅方向Xに移動可能に構成し、ステイプラ26
が所望の位置で中間トレイ21に収納されている用紙P
を一括してステイプルするように構成してもよい。
【0038】また、中間トレイ21の両側部には位置調
整機構27が設けられている。この位置調整機構27
は、中間トレイ21に収納された用紙Pを幅方向Xに整
列させたり、シフト移動させるものであり、中間トレイ
21の表面側で幅方向Xに移動自在に配置された一対の
ジョガー271,271と、これらのジョガー271,
271を個々に独立して幅方向Xに駆動するジョガー駆
動制御部(図5の符号273)とで構成されている。こ
のため、ジョガー271,271の移動量を制御するこ
とで中間トレイ21内で用紙Pを整列させたり、用紙P
を一括して幅方向Xにシフト移動させることができる。
なお、このように中間トレイ21での用紙整列および用
紙シフトについては、それ自体従来より公知であるた
め、ここでは詳細な説明を省略する。
【0039】さらに、フィニッシャ2には、中間トレイ
21に収納されている用紙Pをメイントレイ22に排出
するための排出機構28が設けられている。この排出機
構28では、トレイ部材の間、つまり排出方向Yに延び
る中間トレイ21の分離部に沿って無端ベルト281が
張られている。無端ベルト281は、ベルトローラ28
2,282間に張られており、排出方向Yに走行するこ
とにより無端ベルト281表面に固定された用紙受28
3を移動させる。この用紙受283は、図2に示すよう
に、用紙収納時にはステイプラ26の用紙受よりも下方
に待機しており、排出方向Yに移動することで用紙受に
代わり、中間トレイ21に収納された用紙Pの下端部を
支持した後、さらに中間トレイ21からメイントレイ2
2側に用紙Pを移動させる。また、中間トレイ21のメ
イントレイ側(図2の上側)には排出ローラ対284が
設けられており、中間トレイ21から搬出されてきた用
紙Pを確実にメイントレイ22に排出している。
【0040】なお、このように構成されたフィニッシャ
2内には、用紙Pを検出するために上記搬入検出センサ
S21の他、中間トレイ21への用紙搬送を検出する搬送
確認センサS22、中間トレイ21内に収納された用紙を
検出する収納検出センサS23、およびメイントレイ22
へ用紙排出を検出する排出検出センサS24がそれぞれ設
けられている。また、図2への図示を省略しているが、
フィニッシャ2には、フィニッシャ2のステータスを検
出すためのステータス検出センサが装置各部に配置され
ている。このステータス検出センサは、後処理を実行可
能な状態となっているか否かを検出するセンサであり、
具体的は用紙ジャムを検出したり、装置内部を保護する
カバーの開放などを検出する。
【0041】図3はマルチビンユニットの構成を模式的
に示す図である。このマルチビンユニット3も、先のフ
ィニッシャ2と同様に、本発明の「用紙後処理装置」と
して機能するものであり、以下のように構成されてい
る。
【0042】このマルチビンユニット3は、画像形成装
置1の排紙部164によってユニット内に搬送されてき
た画像形成済みの用紙を搬送する共通搬送路32を有し
ている。そして、この共通搬送路32に対して互いに異
なる分岐位置で分岐し、10個のビンBIN1〜BIN1
0が垂直方向にスタック配置されている。なお、この実
施形態では、共通搬送路32の上流側にビンBIN10が
配置されるとともに、下流側(図面上では上方側)に進
むにしたがってビンBIN9〜BIN1がこの順序で配列
されている。
【0043】また、各分岐位置に1対1で対応して用紙
の排出先を切り換える分岐爪33が揺動自在に設けられ
ている。そして、後で説明するマルチビンユニットコン
トローラ31の排出先切換制御部315(図6)によっ
て分岐爪33のそれぞれを揺動位置決めすることで、共
通搬送路32に沿って搬送されてくる用紙を複数のビン
BIN1〜BIN10のうちの一のビンに選択的に排出す
る。
【0044】各ビンBIN1〜BIN10には、ビン内に
用紙が収納されているか否かを検出する用紙検出センサ
S31と、ビンへの用紙収納量が予め設定されている上限
量に達しているか否かを検出する収納限界検出センサS
32とが一対で設けられている。さらに、各ビンBIN1
〜BIN10への用紙排出を検出するための単一の排出セ
ンサS33が設けられている。
【0045】この排出センサS33は、ユニット本体34
の内底部に配置された投光部S33aと、ユニット本体3
4の内頂部に配置された受光部S33bとで構成されてお
り、投光部S33aは分岐位置近傍で全てのビンBIN1〜
BIN10に対して串刺し状に光線Lを照射し、この投光
部S33aに対向配置された受光部S33bにより光線Lを受
光可能となっている。このため、用紙が光線Lの光路上
を横切りながらビンに排出されている途中においては当
該光線Lが遮光される一方、ビンへの用紙排出が完了す
ると、用紙が光路を通過してしまい光線Lが受光部S33
bに受光されて光線Lの透過を検出する。こうして排出
センサS33により、ビンへの用紙排出を検出する。
【0046】図3への図示を省略しているが、マルチビ
ンユニット3には、マルチビンユニット3のステータス
を検出すためのステータス検出センサが装置各部に配置
されている。このステータス検出センサは、後処理を実
行可能な状態となっているか否かを検出するセンサであ
り、具体的は用紙ジャムを検出したり、カバーの開放な
どを検出する。
【0047】図4は、図1の画像形成システムの電気的
構成を示す図である。この画像形成システムでは、同図
に示すように、画像形成装置1内にメインコントローラ
17とサブコントローラ18とが設けられている。これ
らのうちメインコントローラ17は、CPU、画像メモ
リおよび通信インターフェースなどを備えており、ホス
トコンピュータ5から画像形成指令(印字要求内容を示
す信号)を受信すると、画像形成装置1の各部の動作指
示に適した形式のジョブデータ(印字情報)に変換し、
サブコントローラ18に与える。これを受けたサブコン
トローラ18はCPU、ROM、RAMおよび通信イン
タフェースなどを備えており、ジョブデータ(印字情
報)に応じて画像形成装置1の各部を制御している。
【0048】また、これに対応して、サブコントローラ
18はシリアル通信によって、フィニッシャコントロー
ラ29に後述する排出要求などの制御信号などを与え、
またマルチビンユニットコントローラ31に種々の制御
信号を与え、さらにオプション給紙カセットコントロー
ラ41に種々の制御信号を与えることで、フィニッシャ
2、マルチビンユニット3およびオプション給紙カセッ
ト4の各部を制御して画像形成指令に対応する印字処理
を実行する。
【0049】図5は、図2に示すフィニッシャを制御す
るために、フィニッシャ本体内に設けられたフィニッシ
ャコントローラの電気的構成を示す図である。このフィ
ニッシャコントローラ29では、フィニッシャ2に設け
られたセンサ群S21〜S25から検出信号とともに、通信
インターフェース294を介して画像形成装置1のサブ
コントローラ18から種々の情報がCPU290に与え
られるように構成されている。このCPU290は、こ
れらの信号や情報などに基づき、予めROM292に記
憶されているプログラムにしたがってフィニッシャ各部
を制御し、本発明の「制御手段」として機能する。
【0050】また、フィニッシャ2の各部を制御するた
め、CPU290には、以下の制御部が電気的に接続さ
れている。
【0051】(a)パンチ駆動制御部231:パンチ部2
3を駆動制御して用紙に対してパンチ孔を形成する。
【0052】(b)メイン−サブパス切換制御部256:
分岐爪252を揺動駆動して用紙の搬送経路をメインパ
スPmとサブパスPsとの間で切り換える。
【0053】(c)搬送路切換制御部257:用紙サイズ
に応じて分岐ローラ253(253a、253b、25
3c、253d)および分岐爪254(254a、25
4b、254c)を駆動制御して、用紙を矢印Da、D
b、Dc、Ddのいずれかの方向から中間トレイ21に
搬送する。
【0054】(d)ジョガー駆動制御部273:ジョガー
271,271をそれぞれ独立して幅方向Xに駆動す
る。
【0055】(e)ステイプラ駆動制御部263:ステイ
プラ本体262を幅方向Xに移動位置決めし、所望の位
置で中間トレイ21に収納されている用紙Pを一括して
ステイプルする。
【0056】(f)メインモータ駆動制御部291:フィ
ニッシャ2の各部の駆動源たるメインモータ(図示省
略)を駆動制御する。
【0057】(g)メイントレイ駆動制御部221:上下
方向に移動自在となっているメイントレイ22を排出さ
れる用紙量に応じて昇降移動させる。
【0058】また、フィニッシャコントローラ29に
は、AC入力部296を介して供給されるAC電源を電
源部295で所定電圧の直流に変化し、フィニッシャ2
内での電力源としている。特に、この実施形態では、画
像形成装置1からのリレー制御信号に基づき電源部29
5に設けられたACリレー295aの導通/非導通を制
御することで、AC入力部296からの電力供給を画像
形成装置1によって遠隔制御できるように構成されてい
る。
【0059】また、上記のようにして電源部295から
装置各部、つまりメインモータ、パンチ処理駆動制御部
231、メインパス−サブパス切換制御部256、セン
サ群S21〜S25などに電力供給されており、この電力供
給を受けて作動する装置各部が本件発明の「電気作動
部」として機能するものであり、これらの電気作動部を
作動させることで用紙束を形成したり、ステイプル処理
などの後処理を実行する後処理手段として機能する。
【0060】なお、同図における符号293は、フィニ
ッシャ2の各部を制御するための制御データやCPU2
90における演算結果などを一時的に記憶するためのR
AMである。
【0061】図6は、図3に示すマルチビンユニットを
制御するために、マルチビンユニット本体内に設けられ
たマルチビンユニットコントローラの電気的構成を示す
図である。このマルチビンユニットコントローラ31で
は、マルチビンユニット3に設けられたセンサ群S31〜
S35から検出信号とともに、通信インターフェース31
1を介して画像形成装置1のサブコントローラ18から
種々の情報がCPU312に与えられるように構成され
ている。このCPU312は、これらの信号や情報など
に基づき、予めROM313に記憶されているプログラ
ムにしたがってマルチビンユニット各部を制御する。な
お、符号S34は、マルチビンユニット3の用紙搬入口3
41の近傍に配置されて用紙搬入を検出する搬入検出セ
ンサである。
【0062】また、マルチビンユニット3の各部を制御
するため、CPU312には、以下の制御部が電気的に
接続されている。
【0063】(h)メインモータ駆動制御部314:マル
チビンユニット3の各部の駆動源たるメインモータ(図
示省略)を駆動制御する。
【0064】(i)排出先切換制御部315:分岐爪33
を揺動駆動して用紙の排出先を複数のビンBIN1〜B
IN10から選択する。
【0065】また、マルチビンユニットコントローラ3
1には、AC入力部316を介して供給されるAC電源
を電源部317で所定電圧の直流に変化し、マルチビン
ユニット3内での電力源としている。特に、この実施形
態では、画像形成装置1からのリレー制御信号に基づき
電源部317に設けられたACリレー317aの導通/
非導通を制御することで、AC入力部316からの電力
供給を画像形成装置1によって遠隔制御できるように構
成されている。
【0066】また、上記のようにして電源部317から
装置各部、つまりメインモータ、メインモータ駆動制御
部314、排出先切換制御部315、センサ群S31〜S
35などに電力供給されており、この電力供給を受けて作
動する装置各部が本件発明の「電気作動部」として機能
するものであり、これらの電気作動部を作動させること
でソーティング処理(後処理)を実行する後処理手段と
して機能する。
【0067】なお、同図における符号318は、マルチ
ビンユニット3の各部を制御するための制御データやC
PU312における演算結果などを一時的に記憶するた
めのRAMである。
【0068】ところで、画像形成装置1では、ホストコ
ンピュータ5から画像形成指令(印字要求内容を示す信
号)を受信すると、画像形成装置1の各部の動作指示に
適した形式のジョブデータ(印字情報)に変換し、種々
の画像形成態様で画像形成を行う。例えば、ホストコン
ピュータからA4サイズのカラー片面文書を2部印字
し、それらをマルチビンユニット3にソーティング排出
する旨の画像形成指令がメインコントローラ17に送信
されると、本実施形態にかかる画像形成装置1では、メ
インコントローラ17は画像形成指令を装置各部の動作
指示に適した形式とすべく、複数のジョブデータに変換
する。そして、図7および図8に示す手順で画像形成お
よびマルチビンユニット3への排出が行われる。
【0069】図7、図8(および後で説明する図10)
において、「中間転写ベルト」の欄は、中間転写ベルト
141に一次転写されるトナー像を示している。また、
同欄中の境界線は中間転写ベルト141の継目部分を示
している。そして、一次転写されたトナー像の属性につ
いては、4つの英数字で表示している。それぞれの表示
内容は次のとおりである。
【0070】数字:用紙の枚数; カッコ数字:ページ番号; 英文字:F…表面、B…裏面; カッコ英文字:K…ブラック、Y…イエロー、M…マゼ
ンタ、C…シアン;なお、「カッコ英文字」以外の表示
内容は、同図中の「ゲートローラ」、「第1排紙経路」
および「第2排紙経路」の欄に示されているシートの属
性にも共通して用いられている。
【0071】まず、ホストコンピュータ5からの画像形
成指令に応じて感光体121上に1ページ目の画像に相
当する静電潜像を形成しながら、イエロー用の現像器1
23Yを選択的に感光体121に当接し、イエローのト
ナー像を感光体121の表面に形成する。そして、この
トナー像を中間転写ベルト141に一次転写する。また
同様にして、同じ画像(最初の画像)のイエロートナー
像を先のイエロートナー像と並べて形成する。それに続
いて、各トナー像上にシアンのトナー像、マゼンタのト
ナー像およびブラックのトナー像を重ね合わせてカラー
トナー像を中間転写ベルト141上に形成する。
【0072】そして、カラートナー像の形成とともに、
A4サイズの用紙をカセット162などからゲートロー
ラ166まで搬送し、待機させておく。そして、適当な
タイミングでカラートナー像を用紙に二次転写し、定着
ユニット15で定着させて1枚目の画像を形成する。こ
うして最初の画像が形成された用紙を、マルチビンユニ
ット3につながる第1排紙経路164bに搬送する。
【0073】また、これと並行して、同じ画像を次の用
紙に形成する。すなわち、最初の用紙に続いて次の用紙
をカセット162などからゲートローラ166まで搬送
し、待機させておき、適当なタイミングで中間転写ベル
ト141上のカラートナー像を用紙に二次転写し、定着
ユニット15で定着させて2枚目の用紙に画像を形成す
る。こうして画像が形成された用紙を最初の用紙に続い
て第1排紙経路164bに搬送する。
【0074】このように同一画像(最初の画像)が形成
された2枚の用紙は第1排紙経路164bを介して連続
的にマルチビンユニット3に搬送され、指定されている
ビンソーティング排出される。例えば1枚目の用紙をビ
ンBIN10に排出する一方、2枚目の用紙をビンBIN
9に排出する。
【0075】このソーティング処理と並行して、上記と
同様にして2ページ目のカラー画像が中間転写ベルト1
41に並べて形成されるとともに、用紙に順次二次転写
された後、マルチビンユニット3のビンBIN10,BI
N9にそれぞれ排出される。なお、それ以降についても
同様にして画像形成およびマルチビンユニット3へのソ
ーティング排出が行われる。
【0076】上記説明ならびに図7および図8から明ら
かなように、マルチビンユニット3での後処理(ソーテ
ィング処理)は常時実行されるというわけではなく、カ
ラー画像を形成する場合には、各トナー像形成および一
次転写を繰り返している間は、マルチビンユニット3で
は後処理は実行されない。そこで、この実施形態にかか
るマルチビンユニット3ではCPU312によるメイン
モータのON/OFF制御によってマルチビンユニット
3での電力消費を抑えている。それについて、以下、図
9を参照しつつ詳述する。
【0077】図9は、カラーモードにおけるマルチビン
ユニットでのメインモータの動作タイミングを示す図で
ある。同図において、最上段の信号は同期用読取センサ
S11から出力される垂直同期信号VSYNCであり、この信
号を基準としてトナー像の形成が行われている。また、
4色のトナー像が重ね合わされてカラートナー像が形成
されると、センサS12から出力される信号PP-GATEで示
すように用紙が順次ゲートローラ166から二次転写領
域に給紙されて用紙に画像が形成される。こうして画像
形成された用紙は定着ユニット15によって定着された
後、用紙検出センサS13を通過し、さらに第1排紙経路
164bを介してマルチビンユニット3に搬送される。
【0078】このようにマルチビンユニット3に用紙が
搬送される前に用紙検出センサS13によって用紙の検出
が行われるため、この実施形態では用紙検出センサS13
からの信号PS-FIXに基づきメインモータへの電力供給規
制を解除してメインモータを作動させる。より具体的に
は、タイミングTOnで用紙通過に伴って用紙検出センサ
S13がLレベルからHレベルに立ち上がると、マルチビ
ンユニットコントローラ31は停止状態のメインモータ
への電力供給規制を解除してメインモータを作動させ
る。これによってマルチビンユニット3は後処理を実行
可能となり、定着ユニット15から第1排紙経路164
bを介して搬送されてくる用紙に対して所定の後処理
(ソーティング処理)を施す。
【0079】また、マルチビンユニット3では、連続的
に搬入されてきた2枚の用紙を指定されたビンBIN1
0、BIN9にそれぞれ排出すると、各ビンへの排出ごと
にセンサS33排出信号が出力される。そして、マルチビ
ンユニットコントローラ31は、連続して搬送されてく
るn(n=2)枚の用紙のうち最後尾の用紙がビンBI
N9に排出されるのを検出する(タイミングTOFF)と、
メインモータへの電力供給を停止する。そして、上記の
ように次の用紙が定着ユニット15を通過するまでマル
チビンユニット3での電力供給を部分的に規制し、消費
電力の低減を図っている。
【0080】次に、異なる画像形成態様で画像形成およ
び後処理が実行される場合について図10および図11
を参照しつつ説明する。ここでは、ホストコンピュータ
からA4サイズのモノクロ両面文書を3部印字し、それ
らをマルチビンユニット3にソーティング排出する画像
形成態様を例示して説明する。このような画像形成指令
がメインコントローラ17に送信されると、本実施形態
にかかる画像形成装置1では、メインコントローラ17
は画像形成指令を装置各部の動作指示に適した形式とす
べく、複数のジョブデータに変換する。そして、図10
に示す手順で画像形成およびマルチビンユニット3への
排出が行われる。
【0081】まず、ホストコンピュータ5からの画像形
成指令に応じて感光体121上に2ページ目の画像(1
〜3枚目の裏面に形成すべき画像)に相当する静電潜像
を形成するとともに、A4サイズの1枚目の用紙をカセ
ット162などからゲートローラ166まで搬送し、待
機させておく。そして、適当なタイミングでトナー像を
1枚目の用紙に二次転写し、定着ユニット15で定着さ
せて1枚目の裏面側に2ページ目の画像を形成する。
【0082】そして、この1枚目の用紙を、第1排紙経
路164bに向けて搬送した後、排紙経路164bで用
紙を反転搬送して再給紙部165に搬送する。また、こ
れと並行して、2ページ目の画像を2枚目および3枚目
の用紙の裏面に形成する。すなわち、2ページ目の画像
に相当する中間トナー像を中間転写ベルト141に2つ
並べて形成するとともに、この中間トナー像形成処理と
並行して、2枚目の用紙をカセット162などからゲー
トローラ166まで順次搬送し、待機させておく。そし
て、適当なタイミングで先の中間トナー像を2枚目の用
紙に二次転写した後、それに続いて後の中間トナー像を
3枚目の用紙に二次転写し、それらの用紙を定着ユニッ
ト15で定着させて2枚目および3枚目の裏面側にも2
ページ目の画像を形成する。
【0083】この2枚目の用紙については、第1排紙経
路164bに向けて搬送する。また、2枚目用紙の第1
排紙経路164bへの搬入に続いて3枚目用紙を第2排
紙経路164aに搬送する。このとき、第2排紙経路1
64a側での3枚目用紙の搬送と同時に、第1排紙経路
164b側では2枚目用紙が再給紙部165に向けて反
転搬送される。なお、すでに先行して再給紙部165に
搬送されている1枚目の用紙は、同図に示すように、ゲ
ートローラ166まで搬送され、待機している。
【0084】次に、1ページ目の画像に相当する中間ト
ナー像を中間転写ベルト141に形成する。そして、適
当なタイミングで中間トナー像を1枚目の用紙に二次転
写し、定着ユニット15で定着させて1枚目の表面側に
1ページ目の画像を形成する。こうして、1枚目の用紙
の両面への画像形成が完了する。なお、これと並行し
て、再給紙部165に搬送されている2枚目用紙をゲー
トローラ166まで搬送し、待機させる。
【0085】こうして両面に画像が形成された1枚目の
用紙を排紙経路164bを介してマルチビンユニット3
に搬送し、指定されたビンBIN10に排出する。また、
それと並行して、1ページ目の画像に相当する中間トナ
ー像を2つ並べて形成する。そして、適当なタイミング
で各中間トナー像を2枚目および3枚目用紙に順番に二
次転写し、定着ユニット15で定着させて2枚目および
3枚目用紙の表面側に1ページ目の画像をそれぞれ形成
する。こうして、2枚目および3枚目用紙の両面への画
像形成が完了する。そして、これらの用紙は先の1枚目
用紙に続いてマルチビンユニット3に搬送されて、それ
ぞれ対応するビンBIN9、BIN8に排出される。
【0086】なお、4〜6枚目の用紙についても、上記
と同様にして各用紙の表面側に3ページ目の画像が形成
される一方、裏面側に4ページ目の画像が形成された
後、連続的にマルチビンユニット3に搬送されてソーテ
ィング排出される。
【0087】上記説明ならびに図10から明らかなよう
に、マルチビンユニット3での後処理(ソーティング処
理)は常時実行されるというわけではなく、両面画像を
形成する場合には、両面への画像形成が完了した後でし
かマルチビンユニット3に搬送されないため、裏面への
画像形成および反転搬送を行っている間、マルチビンユ
ニット3では後処理は実行されない。そこで、この実施
形態にかかるマルチビンユニット3では、カラー画像の
場合と同様に、CPU312によるメインモータのON
/OFF制御によってマルチビンユニット3での電力消
費を抑えている。それについて、以下、図11を参照し
つつ詳述する。
【0088】図11は、両面モードにおけるマルチビン
ユニットでのメインモータの動作タイミングを示す図で
ある。同図において、最上段の信号は同期用読取センサ
S11から出力される垂直同期信号VSYNCであり、この信
号を基準としてトナー像の形成が行われている。また、
各トナー像が形成されると、センサS12から出力される
信号PP-GATEで示すように用紙が順次ゲートローラ16
6から二次転写領域に給紙されて用紙に画像が形成され
る。こうして画像形成された用紙は定着ユニット15に
よって定着された後、用紙検出センサS13を通過する。
そして、片面画像のみが形成された用紙については反転
搬送されて再給紙部165に搬送される一方、両面画像
が形成された用紙についてはマルチビンユニット3に搬
送される。
【0089】そして、両面画像が形成された用紙が定着
ユニット15を通過し、用紙検出センサS13によって検
出されると、用紙検出センサS13からの信号PS-FIXに基
づきメインモータへの電力供給規制を解除してメインモ
ータを作動させる。より具体的には、タイミングTONで
両面画像が形成された用紙が通過するのに伴って用紙検
出センサS13がLレベルからHレベルに立ち上がると、
マルチビンユニットコントローラ31は停止状態のメイ
ンモータへの電力供給規制を解除してメインモータを作
動させる。これによってマルチビンユニット3は後処理
を実行可能となり、定着ユニット15から第1排紙経路
164bを介して搬送されてくる用紙に対して所定の後
処理(ソーティング処理)を施す。
【0090】また、マルチビンユニット3では、連続的
に搬入されてきたn枚(この実施形態では3枚)の用紙
を指定されたビンBIN10、BIN9、BIN8にそれぞ
れ排出すると、各ビンへの排出ごとにセンサS33排出信
号が出力される。そして、マルチビンユニットコントロ
ーラ31は、連続して搬送されてくる3枚の用紙のうち
最後尾の用紙がビンBIN8に排出されるのを検出する
(タイミングTOFF)と、メインモータへの電力供給を
停止する。そして、上記のように次に両面画像が形成さ
れた用紙が定着ユニット15を通過するまでマルチビン
ユニット3での電力供給を部分的に規制し、消費電力の
低減を図っている。
【0091】以上のように、このマルチビンユニット3
では、連続的にユニット内部に搬入されてくる用紙のう
ち最後尾の用紙がユニットのビンに搬送されたことをも
ってメインモータへの電力供給が完全に停止される(タ
イミングTOFF)一方、用紙検出センサS13によって次
の用紙がマルチビンユニット3に搬送されることを検出
することでメインモータへの電力供給を開始してマルチ
ビンユニット3を元の状態に復帰させている(タイミン
グTON)。このようにメインモータへの電力供給を画像
形成態様に応じて一部規制しているため、メインモータ
は間欠的に作動することとなり、マルチビンユニット3
の消費電力を抑制することができる。また、メインモー
タのみをON/OFF制御しており、マルチビンユニッ
ト3全体からみると、電力供給規制は部分的であり、か
かる電力供給規制を解除することでメインモータは直ち
に元の状態に復帰して後処理を直ちに実行することがで
きる。したがって、マルチビンユニット3を全面的に停
止させる場合のような問題(スループットの低下)を確
実に防止することができる。
【0092】また、上記実施形態では、マルチビンユニ
ット3に用紙が排出される画像形成態様について説明し
たが、マルチビンユニット3への用紙排出を伴わない画
像形成態様では、上記説明から明らかなように次に用紙
がマルチビンユニット3に搬送されるまでメインモータ
は停止状態に維持されてスループットの低下を防止しつ
つ消費電力の低減が図られている。
【0093】なお、この実施形態では、画像形成態様に
応じてメインモータのみをON/OFF制御している
が、メインモータへの電力供給を完全に停止する代わり
にメインモータへの電力供給を部分的に規制してメイン
モータの回転数を低下させて電力消費を抑制するように
してもよい。また、メインモータに代えて、またはメイ
ンモータとともに、他の電気作動部をON/OFF制御
あるいは電力供給を一部規制するようにしてもよい。
【0094】ここで、他の電気作動部として例えばセン
サへの電力供給を停止させるようにしてもよいのである
が、ステータス検出センサS35については画像形成態様
にかかわらず常時電力供給しておくのが望ましい。とい
うのも、このステータス検出センサS35を常時通電状態
に維持しておけば、電力供給規制中においても、常時ス
テータスを監視することができるからである。例えば、
画像形成装置1がホストコンピュータ5から後処理を伴
う画像形成指令を受けた場合であっても、印字開始前に
マルチビンユニット3が後処理可能か否かという情報を
確実に画像形成装置1に与えることができる。その結
果、マルチビンユニット3が後処理を実行できないにも
かかわらず、画像形成装置1側で後処理を伴う画像形成
が実行されてしまうという不具合を未然に防止すること
ができる。
【0095】また、上記実施形態では、2枚または3枚
の用紙が連続的にマルチビンユニット3に排出されると
き、最後尾の用紙がビンに排出されることを条件に電力
供給規制を開始しているが、1枚や4枚以上の用紙に対
して画像形成を実行してマルチビンユニット3に排出す
る画像形成態様においても最後尾の用紙がビンに排出さ
れることを条件に電力供給規制を開始することができ
る。
【0096】また、上記実施形態では、画像形成態様と
してA4サイズの用紙にカラー片面画像を形成する場合
と、モノクロ両面画像を形成する場合について説明した
が、その他の画像形成態様においても同様に画像形成態
様に応じてマルチビンユニット3での電力供給を部分的
に規制することで上記と同様の作用効果が得られる。
【0097】また、上記実施形態では、マルチビンユニ
ット3について説明したが、フィニッシャ2についても
全く同様である。すなわち、このフィニッシャ2は後処
理として画像形成された用紙を束状にまとめる処理、そ
の用紙束に対してステイプルを施すステイプル処理を実
行するが、画像形成態様によってはフィニッシャ2への
用紙排出が行われない場合がある。例えば、上記実施形
態の如く、用紙をマルチビンユニット3に排出してソー
ティング処理を実行する場合には、フィニッシャ2への
用紙排出は行われないため、次にフィニッシャ2に用紙
が排出されるまでフィニッシャ2での電力供給を部分的
に規制しておくことでスループットの低下を防止しつ
つ、消費電力の低減を図ることができる。また、画像形
成済みの用紙をフィニッシャ2に搬送する場合であって
も、印字開始からフィニッシャ2への用紙排出までに比
較的長い時間がかかるときには、上記マルチビンユニッ
ト3の場合と全く同様である。
【0098】ところで、本発明は上記した実施形態に限
定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにお
いて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能で
ある。例えば、上記実施形態では、定着ユニット15の
下流側に配置された用紙検出センサS13によって用紙を
検出すると、フィニッシャ2やマルチビンユニット3な
どの用紙後処理装置での電力供給規制の解除している
が、解除条件はこれに限定されるものではなく、用紙が
用紙後処理装置に搬送されることを示す信号に基づき解
除条件を設定することができる。これには、例えばゲー
トローラ166による用紙搬送が開始されたこと、オプ
ション給紙カセット4に給紙開始命令が送信されたこ
と、ホストコンピュータ5から画像形成指令を受信した
ときなどが含まれる。
【0099】ただし、上記のように用紙検出センサS13
を利用することによって次のような効果がある。この用
紙検出センサS13はフィニッシャ2やマルチビンユニッ
ト3の連結配置とは無関係に画像形成装置1での画像形
成制御のために設けられており、用紙検出センサS13の
出力信号に基づき画像形成処理が実行されている。した
がって、用紙検出センサS13を利用することで解除条件
を検出する専用のセンサを設ける必要がなく、しかも同
センサからの出力信号を利用するために制御プログラム
も簡単になり、コストの増大を抑制しながら、高機能な
画像形成システムを提供することができる。
【0100】また、上記実施形態では、画像形成装置1
とフィニッシャ2とマルチビンユニット3を連結した画
像形成システムについて説明したが、画像形成装置1に
フィニッシャやマルチビンユニットを組み込んだ画像形
成システムに対しても本発明を適用することができ、本
発明の適用によって上記実施形態と同一の作用効果が得
られる。また、この画像形成システムでは、フィニッシ
ャコントローラやマルチビンユニットコントローラを設
けずに、サブコントローラで画像形成システム全体を制
御するように構成してもよい。
【0101】また、上記実施形態では、感光体121上
のトナー像を中間転写ベルト141に転写しているが、
中間転写ベルト以外の転写媒体(転写ドラム、転写ベル
ト、転写シート、中間転写ドラム、中間転写シート、反
射型記録シートあるいは透過性記憶シートなど)にトナ
ー像を転写する画像形成装置にも本発明を適用すること
ができる。また、画像形成方式として、いわゆるタンデ
ム方式を採用する画像形成装置に対しても本発明を適用
することができる。また、モノクロ画像のみを形成する
ことができるモノクロ専用装置に対しても本発明を適用
することができる。また、画像形成装置1はプリンタで
あるが、画像形成装置としては複写機やファクシミリ装
置などの画像形成装置全般が含まれる。さらに、電子写
真方式以外の画像形成方式、例えばインクジェット方式
や熱転写方式などによって画像を形成する画像形成装置
に対しても本発明を適用することができる。すなわち、
本発明は、種々の画像形成態様で用紙に画像を形成する
画像形成装置全般に対して適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、画像
形成態様に応じて後処理手段への電力供給を一部規制し
て後処理手段を部分的に作動させるように構成している
ので、消費電力を抑制することができ、省電力化を図る
ことができる。また、電力供給を部分的に規制している
のみであるため、かかる電力供給規制を解除すると、直
ちに後処理が実行可能となり、スループットの低下を防
止することができる。
【0103】また、特に、後処理を実行可能なステータ
スにあるか否かを検出する検出センサについては画像形
成態様にかかわらず通電状態を維持するように構成して
いるので、用紙後処理装置が後処理を実行することがで
きないとき、その旨を知らせて無駄な画像形成および用
紙の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置を備えた画像形
成システムの一例を示す図である。
【図2】図1の画像形成システムを構成するフィニッシ
ャを示す図である。
【図3】図1の画像形成システムを構成するマルチビン
ユニットを示す図である。
【図4】図1の画像形成システムの電気的構成を示す図
である。
【図5】図2に示すフィニッシャを制御するために、フ
ィニッシャ本体内に設けられたフィニッシャコントロー
ラの電気的構成を示す図である。
【図6】図3に示すマルチビンユニットを制御するため
に、マルチビンユニット本体内に設けられたマルチビン
ユニットコントローラの電気的構成を示す図である。
【図7】図1の画像形成システムの動作を示す図であ
る。
【図8】図1の画像形成システムの動作を示す図であ
る。
【図9】図7および図8の動作タイミングを示すタイミ
ング図である。
【図10】図1の画像形成システムの動作を示す図であ
る。
【図11】図10の動作タイミングを示すタイミング図
である。
【符号の説明】
1…画像形成装置 2…フィニッシャ(用紙後処理装置) 3…マルチビンユニット(用紙後処理装置) 12…感光体ユニット(画像形成手段) 13…露光ユニット(画像形成手段) 14…転写ユニット(画像形成手段) 15…定着ユニット(定着部) 17…メインコントローラ(制御手段) 18…サブコントローラ(制御手段) 23…パンチ部(電気作動部) 25…搬送機構(電気作動部) 26…ステイプラ(電気作動部) 27…位置調整機構(電気作動部) 28…排出機構(電気作動部) 29…フィニッシャコントローラ(制御手段) 31…マルチビンユニットコントローラ(制御手段) 231…パンチ処理駆動制御部(電気作動部) 256…サブパス切換制御部(電気作動部) 290…CPU(制御手段) 312…CPU(制御手段) 314…メインモータ駆動制御部(電気作動部) 315…排出先切換制御部(電気作動部) S13…用紙検出センサ S21〜S25…センサ群(電気作動部) S25、S35…ステータス検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 HH07 HH11 HT07 HT08 HT11 HT13 2H027 DA27 EA15 EB04 EC20 ED16 ED21 ED29 EE07 EF09 JA20 JB21 JC20 2H072 AB22 FC16 3F050 AA04 CB07 CC00 LA01 9A001 HH31 HH34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の画像形成態様で用紙に画像を形成
    する画像形成装置に対して連結配置され、前記画像形成
    装置から排出される画像形成済の用紙を装置内部に搬入
    し、所定の後処理を施す用紙後処理装置において、 電力供給を受けて作動する複数の電気作動部を有し、こ
    れらの電気作動部を作動させることで前記後処理を実行
    する後処理手段と、 画像形成態様に応じて前記後処理手段への電力供給を一
    部規制して前記後処理手段を部分的に作動させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記後処理手段は、後処理を実行可能な
    ステータスにあるか否かを検出する検出センサを前記電
    気作動部として有しており、しかも、 前記制御手段は、前記複数の電気作動部のうち前記検出
    センサについては画像形成態様にかかわらず通電状態を
    維持する一方、残りの電気作動部については画像形成態
    様に応じて電力供給を一部規制する請求項1記載の用紙
    後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置が画像形成態様に応じ
    てn枚(n≧1)連続して画像形成を行いながら、これ
    らの用紙を連続的に前記用紙後処理装置に排出すると
    き、 前記制御手段は、連続的に装置内部に搬入されてくる用
    紙のうち最後尾の用紙が装置内部の所定位置に搬送され
    たことをもって前記後処理手段に対する電力供給規制を
    開始する請求項1または2記載の用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置は、用紙が前記用紙後
    処理装置に向けて搬送されることを示す信号を前記用紙
    後処理装置に向けて出力するように構成されており、 前記制御手段は前記信号を受けて前記後処理手段に対す
    る電力供給規制を解除する請求項1ないし3のいずれか
    に記載の用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、用紙に転写された
    画像を定着させる定着部と、前記定着部を通過してきた
    用紙を検出して前記信号を出力するセンサとを有してい
    る請求項4記載の用紙後処理装置。
  6. 【請求項6】 種々の画像形成態様で用紙に画像を形成
    する画像形成手段と、 前記画像形成手段から搬送されてくる用紙に所定の後処
    理を施す後処理手段と、 前記画像形成手段および前記後処理手段を制御する制御
    手段とを備えた画像形成装置において、 前記後処理手段は、電力供給を受けて作動する複数の電
    気作動部を有し、これらの電気作動部を作動させること
    で前記後処理を実行するように構成され、しかも、 前記制御手段は、画像形成態様に応じて前記後処理手段
    への電力供給を一部規制して前記後処理手段を部分的に
    作動させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 種々の画像形成態様で用紙に画像を形成
    しながら、電力供給を受けて作動する複数の電気作動部
    を作動させることで画像形成済の用紙に対して所定の後
    処理を施す画像形成方法において、 画像形成態様に応じて前記複数の電気作動部への電力供
    給を一部規制して前記複数の電気作動部を部分的に作動
    させることを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082543A (ja) * 2004-08-05 2006-03-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム、画像形成装置および画像形成システムの制御方法
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JP2015052925A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社リコー 画像形成システム、制御装置、制御方法、及びプログラム

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