JP2006334953A - プリンタ - Google Patents

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大介 原
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Abstract

【課題】 サーマルヘッドの交換を簡単に行う。
【解決手段】 感熱プリンタにサーマルヘッド24を保持するヘッド保持機構25を設ける。ヘッド保持機構25を、取付軸50と、サーマルヘッド24を着脱自在に保持する一対のヘッド保持アーム51と、サーマルヘッド24をヘッド保持アーム51に固定するヘッド固定板52と、ヘッド固定板52を回動自在に保持する一対の固定板保持アーム53とから構成する。ヘッド固定板52を、サーマルヘッド24をヘッド保持アーム51に押し付けて固定するヘッド固定位置と、サーマルヘッド24を取り外し可能にするヘッド固定解除位置との間で回動自在に保持する。一般ユーザでもサーマルヘッド24の交換を簡単に行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記録ヘッドを用いて記録紙に画像を記録するプリンタに関するものである。
支持体上に上層から順にイエロー、マゼンタ、シアンの3つの感熱発色層が層設されたカラー感熱記録紙(以下、記録紙と省略する)を用い、フルカラー画像を印画する感熱プリンタが知られている。このカラー感熱プリンタは、記録紙の主走査方向に延びたサーマルヘッドを備えており、記録紙を副走査方向に搬送させながら、サーマルヘッドにより各感熱発色層を加熱して3色の画像を面順次に印画(熱記録)する。
このサーマルヘッドは、プリンタ内部に設けられたヘッド保持部材にネジ等により固定されているのが通常である(特許文献1参照)。ネジ止めによりサーマルヘッドを固定することで、ヘッド故障時や記録紙の品種が変わったときなどにサーマルヘッドを交換することができる。
また、サーマルヘッドをヘッド保持部材にネジ止めする代わりに、サーマルヘッドに板バネを取り付ける。そして、略平板状のヘッド保持部材を板バネとサーマルヘッドとで挟持することで、サーマルヘッドをヘッド保持部材に保持させる方法もよく知られている(特許文献2参照)。この場合は、ネジ止めする必要がないので、サーマルヘッドの交換をより簡単に行うことができる。
特開平10−76687号公報(第3頁、図1参照) 実開平5−72450号公報(第3頁、図2参照)
ところで、前記特許文献1記載のプリンタにおいて、サーマルヘッドの故障等によりサーマルヘッドの交換が必要になった場合には、ヘッド駆動用の電源・信号コネクタをサーマルヘッドから分離させた後に、ネジを取り外してサーマルヘッドをヘッド保持部材から取り外す。次いで、ヘッド保持部材にサーマルヘッドをネジで固定した後に、取り外した電源・信号コネクタを再度サーマルヘッドに接続させる。このように、ネジの取り外し・取り付け、及び電源・信号コネクタの分離・接続を行う必要があるので、ヘッド交換作業に非常に手間が掛かってしまう。特に電源・信号コネクタが複数個ある場合には、接続を間違えるとサーマルヘッドが故障するため、サーマルヘッドの交換作業はサービスマンに依頼するのが通常である。その結果、サーマルヘッドの交換に余計な時間と費用とが掛かってしまう。
また、前記特許文献2記載のプリンタでは、サーマルヘッドの取り付け、取り外しは簡単に行うことができるが、電源・信号コネクタの分離・接続に関しては前記特許文献1記載のプリンタと同様の問題が発生するおそれがある。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、サーマルヘッド等の各種記録ヘッドの交換が簡単に行えるようにしたプリンタを提供することを目的とする。
本発明は、記録紙に画像を記録する記録ヘッドを備えたプリンタにおいて、前記記録紙の記録面に対向する位置で、前記記録ヘッドを保持して位置決めする第1保持部材と、前記第1保持部材により保持されている前記記録ヘッドを前記第1保持部材に押し付けて固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を、前記記録ヘッドを固定するヘッド固定位置、及び前記第1保持部材から前記記録ヘッドを取り外し可能にするヘッド固定解除位置の間で変位可能に保持する第2保持部材とを備えることを特徴する。
また、前記ヘッド固定部材の前記記録ヘッドと対向する面に設けられ、前記記録ヘッドの駆動を制御する制御回路に電気的に接続された第1コネクタと前記記録ヘッドに設けられ、前記ヘッド固定部材が前記ヘッド固定位置に変位されたときに前記第1コネクタと接続する第2コネクタとを有することが好ましい。
また、前記記録ヘッドが収納される筐体と、前記筐体の前記記録ヘッドと対向する面に形成された記録ヘッド着脱用の開口部と、前記筐体に回動自在に取り付けられ、前記開口部を開閉する蓋体とを有することが好ましい。
また、前記記録ヘッドは、前記記録紙の幅方向に配列された複数の発熱素子を有し、各発熱素子を選択的に通電して発熱させることで前記画像の記録を行うサーマルヘッドであり、前記ヘッド固定部材の前記記録ヘッドと対向する面には、前記ヘッド固定位置に変位されたときに前記サーマルヘッドに圧接されて、前記発熱素子の発熱による蓄熱を外部に放熱する放熱部材が設けられていることが好ましい。また、前記ヘッド固定部材は、前記記録紙の幅方向に対して平行な取付軸に回動自在に取り付けられていることが好ましい。
本発明のプリンタは、前記記録紙の記録面に対向する位置で、前記記録ヘッドを保持して位置決めする第1保持部材と、前記記録ヘッドを前記第1保持部材に押し付けて固定するヘッド固定部材と、前記ヘッド固定部材を、前記記録ヘッドを固定するヘッド固定位置、及び前記第1保持部材から前記記録ヘッドを取り外し可能にするヘッド固定解除位置の間で変位可能に保持する第2保持部材とを備えるようにしたので、前記第2保持部材による押え付けを解除するだけで前記記録ヘッドの着脱が可能となる。その結果、一般ユーザでも前記記録ヘッドの交換を容易に行うことができるので、ヘッドの交換をサービスマンに依頼する必要がなくなる。
また、前記ヘッド固定部材に設けられ、前記記録ヘッドの駆動を制御する制御回路に電気的に接続された第1コネクタと前記記録ヘッドに設けられ、前記ヘッド固定部材が前記ヘッド固定位置に変位されたときに前記第1コネクタと接続する第2コネクタとを有するので、前記第1コネクタと第2コネクタとの分離・接続を自動的に行うことができる。
図1は本発明を実施した1ヘッド3パス方式のカラー感熱プリンタ(以下、単にプリンタという)10の概略図である。このプリンタ10は、大別して長尺のカラー感熱記録紙(以下、単に記録紙という)11をロール状に巻き取った記録紙ロール13がセットされる給紙部14と、給紙部14より給紙される記録紙11に画像を印画するプリント部15と、各部14,15が収納される筐体18とから構成される。
記録紙11は、周知のように、支持体上にシアン(C)感熱発色層、マゼンタ(M)感熱発色層、イエロー(Y)感熱発色層が順次層設されている。最上層となるY感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるC感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、Y感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに、発色能力が消失する。M感熱発色層は、Y感熱発色層とC感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。なお、記録紙11に例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にしてもよい。
給紙部14は、記録紙ロール13の外周面に圧接された給紙ローラ20と、記録紙ロール13を回動自在に保持するロール保持部材(図示せず)とから構成される。給紙ローラ20は、ステッピングモータ(以下、単にモータという)21によって回転駆動される。この給紙ローラ20は、記録紙ロール13を回転させて記録紙11を引き出して、記録紙11を給紙部14からプリント部15に送り込む。そして、プリント終了後には、記録紙11の未記録エリアを記録紙ロール13に巻き戻し、光や湿度の影響を防止する。
プリント部15には、給紙部14から給紙される記録紙11の搬送経路に沿って上流側から順に搬送ローラ対23、サーマルヘッド24及び本発明を実施したサーマルヘッド保持機構(以下、単にヘッド保持機構という)25、プラテンローラ26、光定着器27、カッタ28が配置されている。
搬送ローラ対23は、モータ21によって回転駆動されるフィードローラ31と、このフィードローラ31に圧接して記録紙11を挟み込むピンチローラ32とからなり、各ローラ31,32はそれぞれ筐体18に回動自在に保持されている。この搬送ローラ対23は、記録紙11を主走査方向と直交する副走査方向、つまり、図中A方向とB方向とに搬送する。
サーマルヘッド24及びプラテンローラ26は、記録紙11の搬送経路を挟み込むように配置されている。サーマルヘッド24は、詳しくは後述するヘッド保持機構25により記録紙11の搬送経路の上方に保持されている。このサーマルヘッド24は、多数の発熱素子を主走査方向に沿って配列した発熱素子アレイ24aを有するセラミック基板24bと、このセラミック基板24bの裏面に固着され、アルミ材等から形成された放熱板24cと、セラミック基板24bに併設され、各発熱素子を駆動するドライバIC等が実装されたプリント基板24dとから構成されている(図3参照)。
また、サーマルヘッド24は、記録紙11に発熱素子アレイ24aを圧接させて印画を行う圧接位置と、記録紙11から離れてプラテンローラ26との間に隙間を形成する退避位置との間で移動自在とされている。プラテンローラ26は、記録紙11の搬送経路の下方で筐体18に回動自在に保持されている。このプラテンローラ26は、記録紙11の搬送に応じて従動回転し、記録紙11と発熱素子アレイ24aとの当接状態を安定させる。
発熱素子アレイ24aは、搬送ローラ対23により記録紙11がB方向に搬送される際に、印画する画像の1ライン分の画像データに基づいて発熱される。こうして、記録紙11が搬送ローラ対23により1ライン分ずつ送られる間に、記録紙11の記録エリア内の特定の感熱発色層が1ラインずつ発色されて、主走査方向のライン画像が1ラインずつ順次印画される。
光定着器27は、記録紙11の記録面と対面するように配置されている。この光定着器27は、イエロー(Y)定着ランプ35、マゼンタ(M)定着ランプ36、リフレクタ37等から構成される。Y定着ランプ35は、発光ピークが420nmの近紫外線を放射して、記録紙11のY感熱発色層を定着する。M定着ランプ36は、365nmの紫外線を放出してM感熱発色層を定着する。
カッタ28は、C画像の印画が完了した記録紙11を所定のプリントサイズにカットして、カラープリント(図示せず)を形成する。そして、このカラープリントはカッタ28のA方向下流側に設けられた排紙口38から排出される。
モータ21、サーマルヘッド24、光定着器27、カッタ28等の駆動は統括制御部40により制御される。この統括制御部40には、モータ21の駆動を制御するモータドライバ42、サーマルヘッド24の駆動を制御するヘッドドライバ43、光定着器27の駆動を制御するランプドライバ44、カッタ28の駆動を制御するカッタドライバ45等が接続され、プリンタ10の各部の動作を統括制御する。
次に本発明を実施したヘッド保持機構25について図2及び図3を用いて説明する。ここで、図2はプリント部15の斜視図を示したものであり、図3は図2中のヘッド保持機構25を拡大して表示した拡大図を示したものである。
ヘッド保持機構25は、一般ユーザでもサーマルヘッド24の交換を容易に行えるようにするための機構である。このヘッド保持機構25は、取付軸50と、サーマルヘッド24を着脱自在に保持する一対のヘッド保持アーム51と、サーマルヘッド24をヘッド保持アーム51に固定するヘッド固定板52と、ヘッド固定板52を回動自在に保持する一対の固定板保持アーム53とから構成される。
取付軸50は、主走査方向に対して平行な方向に延び、筐体18の両側板18aに回転自在に保持されている。ヘッド保持アーム51は、本発明の第1保持部材に相当するものであり、サーマルヘッド24を挟み込むように取付軸50に固定されている。ヘッド保持アーム51は、記録紙11の記録面と対向する位置で、サーマルヘッド24を記録紙11の記録面に対して鉛直方向に着脱自在に保持する。両ヘッド保持アーム51には、サーマルヘッド24の位置決め用に略凹状の位置決め係合部55が2箇所形成されている。また、サーマルヘッド24の両側端部には、略L字型の位置決め部材57がそれぞれネジ止めされている。両位置決め部材57には、位置決め係合部55に係合する位置決め軸58が2本ずつ形成されている。
サーマルヘッド24の両端の位置決め部材57をそれぞれ位置決め係合部55に係合させることで、サーマルヘッド24がヘッド保持アーム51に保持される。このとき、位置決め係合部55の形成位置、及び位置決め部材57の形状、取付位置を調整することで、サーマルヘッド24を所定の記録位置に位置決めすることができる。また、本実施形態では、サーマルヘッド24の一端側の位置決め部材57に板バネ61が設けられており、サーマルヘッド24を他端側に向かう方向に付勢している。これにより、サーマルヘッド24のがたつきが防止される。
位置決め係合部55と位置決め部材57との係合は、ユーザがサーマルヘッド24を記録紙11の記録面に対して鉛直上方向に引っ張ることで解除される。これにより、サーマルヘッド24をヘッド保持アーム51から取り外すことができる。このように本実施形態では、位置決め係合部55と位置決め部材57とを係合・係合解除させるだけで、ヘッド保持アーム51へのサーマルヘッド24の着脱を簡単に行うことができる。
ヘッド固定板52は、本発明のヘッド固定部材に相当するものであり、サーマルヘッド24を記録紙11の記録面に向かう方向に押し付けて、サーマルヘッド24をヘッド保持アーム51に固定する。このヘッド固定板52は、主走査方向の両側端部がそれぞれ略L字型に屈曲されている。そして、固定板保持アーム53は、本発明の第2保持部材に相当するものであり、取付軸50に回動自在に取り付けられ、それぞれヘッド固定板52の屈曲部分にネジ止め等により固定されている。これにより、ヘッド固定板52は、取付軸50を中心として図3に示したようなサーマルヘッド24の取り外し可能にするヘッド固定解除位置と、図4に示したようなサーマルヘッド24をヘッド保持アーム51に押し付けて固定するヘッド固定位置との間で回動自在に保持される。
また、本実施形態ではヘッド固定板52のサーマルヘッド24と対向する面に、ヘッド冷却用のヒートシンク62が設けられている。このヒートシンク62は、ヘッド固定板52がヘッド固定位置に回動されたときに、サーマルヘッド24の放熱板24bに圧接される。これにより、印画中の発熱素子24aの発熱による蓄熱がヒートシンク62を介して外部に放熱される。なお、このヒートシンク62は、銅材やアルミ材等の熱伝導性の高い任意の材料であれば任意の材料で形成されたものを用いてよい。また、サーマルヘッド24の上面に圧接可能であれば、その形状は特に限定はされない。
ヘッド固定板52をヘッド固定解除位置に回動させることで、ヘッド固定板52によるサーマルヘッド24の押し付けが解除される。これにより、ヘッド保持アーム51からサーマルヘッド24を取り外して、新しいサーマルヘッド24に交換することができる。そして、ヘッド保持アーム51に新しいサーマルヘッド24をセットしたら、ヘッド固定板52をヘッド固定位置に回動させる。ヘッド固定板52及びヒートシンク62の自重によりサーマルヘッド24がヘッド保持アーム51に押し付けられる。これにより、ヘッド保持アーム51によるサーマルヘッド24の保持が固定される。つまり、ヘッド保持アーム51にサーマルヘッド24が固定される。
サーマルヘッド24の交換は、筐体18の上面、つまり、サーマルヘッド24と対向する面に形成されたヘッド着脱用の開口部63(図2参照)を通して行われる。この開口部63は、筐体18の側板18aに回動自在に取り付けられた上蓋64により開閉される。ヘッド交換時に、ユーザは最初に上蓋64を開く。次いで、ヘッド固定板52をヘッド固定解除位置に回動させて古いサーマルヘッド24をヘッド保持アーム51から取り外す。そして、新しいサーマルヘッド24をヘッド保持アーム51にセットした後、ヘッド固定板52をヘッド固定位置に回動させた後、上蓋64を閉じる。このように、上蓋64を開いてヘッド固定板52をヘッド固定解除位置に回動させるだけでサーマルヘッド24が着脱可能になるので、ヘッド交換作業が大幅に簡略化される。なお、この上蓋64は、ヘッド交換時以外は開かないように、図示しない取付ネジ等で固定されている。
また、ヘッド交換の際に、ヘッド駆動用の電源・信号コネクタ(以下、単にコネクタという)の分離・接続をユーザが手作業で行うと、ヘッド交換作業に時間と手間が掛かってしまう。さらに、この際に電源・信号コネクタの接続を間違えるとプリンタ10が故障するおそれがある。そこで、本実施形態ではヘッド固定板52のサーマルヘッド24と対向する面に、上述のヘッドドライバ43と電気的に接続された本体側コネクタ(オス)67(図5及び図6参照)を設ける。この際に、本実施形態ではサーマルヘッド24のプリント基板24d上にヘッド側コネクタ(メス)68を設けている。
本体側コネクタ67は、ヘッド固定板52がヘッド固定位置に回動されたときに、サーマルヘッド24のヘッド側コネクタ68と接続可能なように配置が調整されている。なお、本実施形態では、ヘッド側コネクタ68が主走査方向に沿って複数個配置されているため、本体側コネクタ67も個々のヘッド側コネクタ68に対応する位置に設けられている。
図5に示すように、ヘッド交換時にヘッド固定板52をヘッド固定解除位置に回動させると、ヘッド側コネクタ68から本体側コネクタ67が分離される。そして、新しいサーマルヘッド24がヘッド保持アーム51にセットされた後、ヘッド固定板52をヘッド固定位置に回動させると、図6に示すようにヘッド側コネクタ68と本体側コネクタ67が自動的に接続される。これにより、サーマルヘッド24とヘッドドライバ43とが電気的に接続される。ヘッド交換時にユーザが手作業でコネクタの分離・接続を行わなくともよいので、ヘッド交換作業が簡略化される。
このように本実施形態のヘッド保持機構25を用いることで、ヘッド固定板52による押し付けを解除するだけでサーマルヘッド24の着脱が可能となる。また、ヘッド固定板52を回動に合わせて、ヘッド側コネクタ68と本体側コネクタ67との分離・接続を行うことができる。
また、図示は省略するが、本実施形態では取付軸50に図示しないモータが接続されており、サーマルヘッド24も取付軸50を中心として回動可能になっている。これにより、サーマルヘッド24を上述の圧接位置と退避位置とに移動させることができる。なお、サーマルヘッド24を移動させる代わりに、プラテンローラ26を移動させるようにしてもよい。
次に本実施形態のプリンタ10の作用について説明する。ユーザは、前回プリント時にサーマルヘッド24の故障に起因する印画不良が発生したり、予め定められたヘッド使用期限が過ぎたりしたら、プリンタ10の電源をONする前にサーマルヘッド24の交換を行う。
ユーザは、上蓋64を開いてヘッド着脱用の開口部63(図2参照)を露呈させる。次いで、ユーザはヘッド固定位置にあるヘッド固定板52をヘッド固定解除位置に回動させて、サーマルヘッド24の押し付けを解除させる(図3参照)。これと同時に、ヘッド側コネクタ68と本体側コネクタ67とが分離されて、サーマルヘッド24の取り外しが可能となる。ユーザは、ヘッド固定板52がヘッド固定解除位置に回動されたら、ヘッド保持アーム51からサーマルヘッド24を取り外す。
そして、ユーザは新しいサーマルヘッド24をヘッド保持アーム51にセットしたら、ヘッド固定解除位置にあるヘッド固定板52をヘッド固定位置に回動させる。ヘッド固定板52及びヒートシンク62の自重でサーマルヘッド24がヘッド保持アーム51に押し付けられる(図4参照)。これにより、ヘッド保持アーム51にサーマルヘッド24が固定される。これと同時に、ヘッド側コネクタ68と本体側コネクタ67とが接続されて、サーマルヘッド24とヘッドドライバ43とが電気的に接続される。
このように本実施形態では、サーマルヘッド24をヘッド保持アーム51で着脱自在に保持しつつ、このサーマルヘッド24を取付軸50に回動自在なヘッド固定板52で押え付けて固定するようにしたので、ヘッド固定板52による押し付けを解除するだけでサーマルヘッド24の着脱が可能となる。また、ヘッド固定板52に本体側コネクタ67を設けることにより、ヘッド固定板52を回動させるだけでヘッド側コネクタ68と本体側コネクタ67との分離・接続を自動的に行うことができる。その結果、一般ユーザでもサーマルヘッド24の交換を容易に行うことができるので、ヘッドの交換をサービスマンに依頼する必要がなくなる。
サーマルヘッド24の交換が完了したら、ユーザはプリンタ10の電源をONしてプリント開始操作を行う。プリント開始操作がなされると、図1に示すように統括制御部40はモータ21を駆動して給紙ローラ20及びフィードローラ31を回転させる。これにより、記録紙ロール13から記録紙11が引き出されて、プリント部15に給紙される。
プリント部15に給紙された記録紙11が搬送ローラ対23に挟持されると、記録紙11が記録紙ロール13から引き出されてA方向に搬送される。そして、統括制御部40は、記録紙11の記録エリア(図示せず)の後端がサーマルヘッド24を通過したら、退避位置にあるサーマルヘッド24を圧接位置に移動させ、その発熱素子アレイ24aを記録紙11の余白部(図示せず)に圧接させる。
次いで、統括制御部40は、モータ21を逆方向に回転させて記録紙11をB方向に搬送する。この搬送中に、記録紙11の記録エリアが発熱素子アレイ24aに到達したら、発熱素子アレイ24aを印画する画像データに基づき発熱させ、記録紙11のY感熱発色層を発色させる。こうして、記録紙11の記録エリア内にイエロー(Y)画像が1ラインずつ印画される。
Y画像の印画が完了したら、統括制御部40は、圧接位置にあるサーマルヘッド24を退避位置に移動させるとともに、搬送ローラ対23により記録紙11をA方向に搬送する。また、同時に光定着器27のY定着ランプ35を点灯させる。このY定着ランプ35は、記録紙11の記録エリア(図示せず)が光定着器27を通過した時に消灯される。これにより、Y画像が定着される。
Y画像の定着が完了したら、統括制御部40は、搬送ローラ対23により記録紙11をB方向に搬送する。この搬送中に、Y画像印画時と同様にマゼンタ(M)画像が印画される。そして、統括制御部40は、再び搬送ローラ対23により記録紙11をA方向に搬送して、M定着ランプ36でM画像の定着を行う。そして、M画像の定着が完了したら、搬送ローラ対23により記録紙11をB方向に搬送して、この搬送中にY及びM画像印画時と同様にシアン(C)画像を印画する。
C画像の印画が完了したら、搬送ローラ対23により記録紙11はA方向に向けて搬送される。そして、カッタ28により所定の位置で切り離されて、カラープリント(図示せず)が排紙口38から排出される。その後、記録紙11の先端が搬送ローラ対17の位置まで搬送されて、次の印画処理待機状態になる。そして、一定時間を経過しても次の印画が指示されない場合には、記録紙11を記録紙ロール13に巻き戻した後、プリンタ10の電源がオフされる。
なお、上記実施形態では、ヘッド固定板52及びヒートシンク62の自重でサーマルヘッド24をヘッド保持アーム51に押し付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーマルヘッド24を記録紙11の記録面に向かう方向に付勢する付勢機構を設けてもよい。この付勢機構としては、例えばヘッド固定板52がヘッド固定位置から所定角度回動されるまでは、ヘッド固定板52をヘッド固定位置に向かう方向に付勢するとともに、ヘッド固定板52がそれ以上回動されたら、ヘッド固定板52をヘッド固定解除位置に向かう方向に付勢する機構が用いられる。また。上蓋64のサーマルヘッド24と対向する面にコイルバネ等を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、両ヘッド保持アーム51に形成される位置決め係合部55の数が同じであるが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、ユーザがサーマルヘッド24をヘッド保持アーム51にセットする際に、ヘッドの向きが左右逆になるのを防止するため、両ヘッド保持アーム51にそれぞれ形成する位置決め係合部55の数を変えても良い。この場合には、位置決め係合部55の数に応じて、位置決め部材57に設ける位置決め軸58に本数を決定すればよい。
なお、上記実施形態では、カラー感熱プリンタ10のサーマルヘッド24を保持するヘッド保持機構25を例に説明したが、本発明は感熱プリンタに限定されるものではなく、熱転写式、昇華式のサーマルプリンタやインクジェットプリンタ等の各種プリンタのヘッド保持機構に本発明を適用することができる。
本発明を実施したカラー感熱プリンタの概略図である。 カラー感熱プリンタのプリント部の斜視図である。 プリント部のヘッド保持機構を拡大した拡大図であり、ヘッド固定板がヘッド固定解除位置にあるときの状態を示した図である。 プリント部のヘッド保持機構を拡大した拡大図であり、ヘッド固定板がヘッド固定位置にあるときの状態を示した図である。 図3のV−V線に沿う断面図であり、ヘッド固定板がヘッド固定解除位置にあるときの状態を示した図である。 図4のVI−VI線に沿う断面図であり、ヘッド固定板がヘッド固定位置にあるときの状態を示した図である。
符号の説明
10 カラー感熱プリンタ
11 カラー感熱記録紙
24 サーマルヘッド
25 ヘッド保持機構
51 ヘッド保持アーム
52 ヘッド固定板
53 固定板保持アーム
62 ヒートシンク
67 本体側コネクタ
68 ヘッド側コネクタ

Claims (5)

  1. 記録紙に画像を記録する記録ヘッドを備えたプリンタにおいて、
    前記記録紙の記録面に対向する位置で、前記記録ヘッドを保持して位置決めする第1保持部材と、
    前記第1保持部材により保持されている前記記録ヘッドを前記第1保持部材に押し付けて固定するヘッド固定部材と、
    前記ヘッド固定部材を、前記記録ヘッドを固定するヘッド固定位置、及び前記第1保持部材から前記記録ヘッドを取り外し可能にするヘッド固定解除位置の間で変位可能に保持する第2保持部材とを備えることを特徴するプリンタ。
  2. 前記ヘッド固定部材の前記記録ヘッドと対向する面に設けられ、前記記録ヘッドの駆動を制御する制御回路に電気的に接続された第1コネクタと
    前記記録ヘッドに設けられ、前記ヘッド固定部材が前記ヘッド固定位置に変位されたときに前記第1コネクタと接続する第2コネクタとを有することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記記録ヘッドが収納される筐体と、
    前記筐体の前記記録ヘッドと対向する面に形成された記録ヘッド着脱用の開口部と、
    前記筐体に回動自在に取り付けられ、前記開口部を開閉する蓋体とを有することを特徴とする請求項1または2いずれか1項記載のプリンタ。
  4. 前記記録ヘッドは、前記記録紙の幅方向に配列された複数の発熱素子を有し、各発熱素子を選択的に通電して発熱させることで前記画像の記録を行うサーマルヘッドであり、
    前記ヘッド固定部材の前記記録ヘッドと対向する面には、前記ヘッド固定位置に変位されたときに前記サーマルヘッドに圧接されて、前記発熱素子の発熱による蓄熱を外部に放熱する放熱部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のプリンタ。
  5. 前記ヘッド固定部材は、前記記録紙の幅方向に対して平行な取付軸に回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載のプリンタ。
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