JP2005223888A - アナログディジタル変換回路 - Google Patents

アナログディジタル変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2005223888A
JP2005223888A JP2004342508A JP2004342508A JP2005223888A JP 2005223888 A JP2005223888 A JP 2005223888A JP 2004342508 A JP2004342508 A JP 2004342508A JP 2004342508 A JP2004342508 A JP 2004342508A JP 2005223888 A JP2005223888 A JP 2005223888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
digital
voltage
potential
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004342508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3902778B2 (ja
Inventor
Takeshi Yoshida
毅 吉田
Atsushi Iwata
穆 岩田
Mamoru Sasaki
守 佐々木
Yoshio Akagi
美穂 赤木
Kunihiko Goto
邦彦 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Technology Academic Research Center
Original Assignee
Semiconductor Technology Academic Research Center
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Technology Academic Research Center filed Critical Semiconductor Technology Academic Research Center
Priority to JP2004342508A priority Critical patent/JP3902778B2/ja
Priority to US11/029,492 priority patent/US7015841B2/en
Publication of JP2005223888A publication Critical patent/JP2005223888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3902778B2 publication Critical patent/JP3902778B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/124Sampling or signal conditioning arrangements specially adapted for A/D converters
    • H03M1/1245Details of sampling arrangements or methods
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/46Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type with digital/analogue converter for supplying reference values to converter
    • H03M1/466Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type with digital/analogue converter for supplying reference values to converter using switched capacitors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/74Simultaneous conversion
    • H03M1/80Simultaneous conversion using weighted impedances
    • H03M1/802Simultaneous conversion using weighted impedances using capacitors, e.g. neuron-mos transistors, charge coupled devices
    • H03M1/804Simultaneous conversion using weighted impedances using capacitors, e.g. neuron-mos transistors, charge coupled devices with charge redistribution

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】電源電圧を1V以下の低電圧に低減できアナログ入力電圧範囲を接地電位から電圧まで拡大できる。
【解決手段】制御論理回路11は、標本化及び保持時に、DA変換器2の各キャパシタ20−1〜20−Nの他端を接地電位に接続し、スイッチトアンプ1から標本化されたアナログ入力信号を保持キャパシタ7の一端に出力して保持させる。逐次比較時に、スイッチトアンプ1の出力端子をハイインピーダンスにさせ、保持キャパシタ7の一端を接地電位に接続するように制御し、DA変換器2の各キャパシタ20−1〜20−Nの他端を逐次比較レジスタ4で保持されたディジタル値に基づいて逐次接地電位から電源電圧Vddに切り換えて接続して保持キャパシタ7の他端の出力電圧をDA変換器2の出力電圧として比較器3に出力し、保持キャパシタ7の他端の出力電圧を中間基準電圧と比較して逐次比較レジスタ4からディジタル値を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路(以下、AD変換回路という。)に関し、特に、主として低電圧で動作する逐次比較型AD変換回路に関する。
近年の微細化されたCMOSプロセスでは、デバイスのスケーリング則に従って電源電圧(Vdd)の低電圧化が進んでいる。しかしながら、大規模なディジタル回路の待機時消費電力を低減するため、CMOSデバイスを構成するPチャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETのしきい値電圧Vthはスケーリング則に従って低電圧化されておらず、電源電圧Vccに対するしきい値電圧Vthの比であるVth/Vddは増加している。例えば、0.35ミクロン技術を用いて製造されたCMOSデバイスでは、電源電圧源Vdd=3.3V、しきい値Vth=0.7Vであり、0.18ミクロン技術を用いて製造されたCMOSデバイスでは、電源電圧源Vdd=1.5V、しきい値Vth=0.5V程度である。
また、CMOSデバイスを高密度に集積した論理LSIでは、消費電力を低減するため、電源電圧源Vddを低下させることが有効である。しかしながら、比Vth/Vddが増加すると、PチャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETで構成した一般的なCMOSアナログスイッチが使用できなくなる。
図21は従来技術に係るCMOSアナログスイッチ回路の構成を示す回路図であり、図22は図21のCMOSアナログスイッチ回路の動作を示す、入力電圧Vinに対する各MOSFETP101,N101のコンダクタンスGp,Gnを示すグラフである。
図21において、入力端子T101と出力端子T102との間に、2個のMOSFETP101,N101が並列接続された回路が挿入され、出力端子T102に負荷キャパシタCloadが接続されている。図22に示すように、入力電圧Vinを0Vから上昇させると、PチャンネルMOSFETP101のコンダクタンスGpはしきい値電圧Vthp(なお、電源電圧源Vddとしきい値電圧Vthpとの間のしきい値電圧をVthpaとする。)で0から立ち上がり、オンからオフの状態に遷移する。また、入力電圧Vinを電源電圧源Vddから下降させると、NチャンネルMOSFETN101のコンダクタンスGnはしきい値電圧Vthn(なお、接地電圧Vssとしきい値電圧Vthnとの間のしきい値電圧をVthnaとする。)で0から立ち上がり、オンからオフの状態に遷移する。
Jens Sauerbrey et al., "A 0.5V, 1mW Successive Approximation ADC", Proceedings of 28th European Solid-State Circuit Conference (ESSCIRC 2002), September 2002, Firenze, Italy, pp.247-250。
図21のCMOSアナログスイッチを構成しているNチャンネルMOSFETP101及びPチャンネルMOSFETN101は、電源電圧源Vddを例えば1Vに低下させるとオン時でも入力電圧がVdd/2付近でコンダクタンスGp,Gnが低下し、当該アナログスイッチはオンしなくなる。このような条件では、アナログスイッチを使用するAD変換回路やディジタルアナログ変換器(以下、DA変換器という。)の実現が困難になるという問題点があった。
上記問題点を解決するためにMOSFETのしきい値電圧を下げると、オン抵抗は低下するがオフ時の抵抗が十分に高くなく、リーク電流が大きくなるので、アナログスイッチには使えない。他の解決方法として、アナログスイッチを構成するMOSFETのゲート電圧を電源電圧Vddより上昇させる方法がある。そのためには、チャージポンプを用いて、高い電源電圧を得る方法と、キャパシタに充電した電荷を保持して電源に直列接続し、高いゲート電圧を得るブートストラップ法がある。いずれも、通常のデバイスの耐圧より高い耐圧のデバイスが必要であり、プロセスの複雑化、信頼性の低下、回路面積の増加という問題点があった。
図23は第1の従来例に係るAD変換回路の構成を示す回路図であり、図24は図23のキャパシタアレイ型DA変換器16の構成を示す回路図である。図23のAD変換回路は、キャパシタアレイ型DA変換器16と、比較器13と、逐次比較レジスタ(SAR)14と、制御論理回路15とを備えて構成される。図23のキャパシタアレイ型DA変換器16において、キャパシタアレイの各キャパシタ160−0乃至160−Nがサンプルホールドのためのキャパシタを兼ねている。また、キャパシタアレイ型DA変換器16は、上記キャパシタ160−0乃至160−Nと、それに接続されたCMOSアナログスイッチ161−0乃至161−Nとを備えて構成され、CMOS技術で数多くのLSIが開発されている。
図24のキャパシタアレイ型DA変換器16において、より高い電位の基準電圧Vrefp(例えば、電源電圧源Vdd)、もしくはより低い電位の基準電圧vrefn(例えば、接地電圧Vss)に接続されたスイッチ161−0乃至161−NはそれぞれPチャンネルMOSFET及びNチャンネルMOSFETで実現でき、また、そのスイッチ構成は一端が接地又はより高い電位の電源電圧源に接続されたグランディッドスイッチなので低電源電圧でもオン・オフ動作を行うことができる。しかしながら、アナログ信号入力端子90aに接続されるスイッチ162,161−0乃至161−Nは両端電位がフローティングになるので、図21に示したように低い電源電圧ではオン抵抗が非常に高くなり正常に動作しない。
上記の問題点を解決するために、グランディッドスイッチによるDA変換器を用いて、1V程度の低電圧で動作する逐次比較型AD変換回路(以下、第2の従来例という。)が非特許文献1において提案されている。図25は第2の従来例に係るAD変換回路の構成を示す回路図であり、図26は図25のキャパシタアレイ型DA変換器19の構成を示す回路図である。第2の従来例に係るAD変換回路は、図25に示すように、
(a)アナログ信号入力端子90aを介して入力されるアナログ入力信号を標本化し、AD変換が終了するまで値を保持するサンプルホールド回路18と、
(b)キャパシタアレイ型DA変換器19と、
(c)サンプルホールド回路18からの出力電圧18aとDA変換器19からの出力電圧19aとを比較して比較結果信号を出力する比較器13と、
(d)比較器13からの比較結果信号に基づいてDA変換器19を制御する逐次比較レジスタ(SAR)14と、
(e)各回路13,14,18,19の動作タイミングを制御する制御論理回路15と
を備えて構成される。
DA変換器19は、図25に示すように、
(a)静電容量C乃至Cをそれぞれ有するキャパシタ190−0乃至190−Nと、
(b)各キャパシタ190−0乃至190−Nを、より高い電位の基準電圧源Vrefp又はより低い電位の基準電圧源Vrefnに選択的に接続するためのスイッチ191−1乃至191−Nと、
(c)DA変換器19からの出力電圧19aを接地するためのスイッチ192−0と、
(d)DA変換器19からの出力電圧19aの最大値を、Vdd/2に減衰させるための、静電容量Cを有するキャパシタ192−1と
を備えて構成される。ここで、C=Cunitを単位容量とすると、次式のように設定される。
[数1]
=C=Cunit (1)
[数2]
i+1=2C(i=1,2,…,N−1) (2)
[数3]
=2C (3)
DA変換器19のすべてのスイッチ191−1乃至191−Nは、より高い電位の基準電圧源Vrefp、もしくはより低い電位の基準電圧源Vrefnに接続されたグランディッドスイッチ(接地されるスイッチ)であるので、より高い電位側のスイッチはPチャンネルMOSFETで実現できるとともに、低電位側のスイッチはNチャンネルMOSFETで実現でき、低電源電圧でもオン・オフ動作を行うことができる。
また、DA変換器19の最大出力電圧V19amaxは、スイッチ191−1乃至191−Nをより高い電位の基準電圧源Vrefpに接続したときに得られ、次式で表される。
[数4]
19amax
=Vrefp×(C+CN−1+…+C+C
/(C+C+CN−1+…+C+C
=Vrefp/2 (4)
従って、AD変換回路の入力信号範囲は、電圧Vrefnから電圧Vrefp/2までの範囲となる。入力電圧範囲を大きくするために、より高い電位の基準電圧源Vrfepの電圧を電源電圧源Vddに等しくなるように設定し、より低い電位の基準電圧源Vrefnの電圧を接地電位(0V)に等しくなるように設定することが可能であり、この場合、入力信号範囲は0Vから電圧Vdd/2までの範囲となる。
通常のアナログスイッチを用いた第1の従来例に係るキャパシタアレイ型の逐次比較型AD変換回路では、スイッチがオンしないために1V以下では動作しない。これを改良した第2の従来例に係るAD変換回路においては、1Vの電源電圧で動作するが、入力電圧範囲が接地電位から電圧Vdd/2に限定され、また、比較器13には0Vから電圧Vdd/2までという比較的広い同相電圧範囲の入力電圧に対して高速に動作しなければならない。このように広い同相電圧に対して動作する差動形の比較器13を通常の回路構成で実現することは困難である。
図25の比較器13は、サンプルホールド回路18からの出力電圧18aを基準電圧とし、その基準電圧とDA変換器19からの出力電圧19aとの電位差を比較している。AD変換回路のアナログ入力信号の電圧範囲を接地電位から電源電圧源の電圧Vddまでとするためには、比較器13は接地電位付近から電圧Vdd付近までの広い電圧範囲において微小な電位差を比較する必要があり、通常の回路構成の比較器では実現することが困難である。また、レール・ツー・レール(rail to rail)(供給電源の下端電圧から上端電圧までのフルレンジをいう。)構成の増幅回路を用いて比較器13を構成した場合、入力電圧範囲を拡大できる可能性があるが、回路が複雑になり、動作速度の低下や消費電力の増加などの欠点がある。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、電源電圧を1V以下の低電圧に低減でき、同時にアナログ入力電圧範囲を接地電位から電圧Vddまで拡大できる逐次比較型AD変換回路を提供することにある。
第1の発明に係るアナログディジタル変換回路は、アナログ入力信号を標本化して保持するサンプルホールド回路と、
ディジタル値をアナログ電圧にディジタルアナログ変換して出力するディジタルアナログ変換器と、
上記アナログ入力信号を、上記ディジタルアナログ変換器からのアナログ電圧と比較して比較結果信号を出力する比較器と、
上記比較器からの比較結果信号を保持して保持したディジタル値を出力する逐次比較レジスタと、
アナログディジタル変換回路の動作を制御する制御手段とを備えた逐次比較型アナログディジタル変換回路において、
上記ディジタルアナログ変換器は、
各一端が互いに共通端子で接続されかつ互いに異なる静電容量をそれぞれ有する複数のキャパシタと、
上記複数のキャパシタを選択的に動作可能に切り換える複数のスイッチとを含むキャパシタアレイ型ディジタルアナログ変換器であり、
上記サンプルホールド回路は、
上記アナログ入力信号を標本化して出力することと、スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにすることとを選択的に切り換えるように動作するスイッチトアンプと、
一端と、上記各キャパシタの共通端子と直列に接続された他端とを有し、上記スイッチトアンプから出力される標本化されたアナログ入力信号を保持する保持キャパシタとを含み、
上記制御手段は、標本化及び保持時に、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を第1の電位に接続し、上記スイッチトアンプから上記標本化されたアナログ入力信号を上記保持キャパシタの一端に出力して保持させた後、逐次比較時に、上記スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにさせるように上記スイッチトアンプを制御し、上記保持キャパシタの一端を上記第1の電位に接続するように制御し、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を上記逐次比較レジスタで保持されたディジタル値に基づいて逐次、上記第1の電位から、上記第1の電位よりも高い第2の電位に切り換えて接続して上記保持キャパシタの他端の出力電圧を上記ディジタルアナログ変換器の出力電圧として上記比較器に出力し、上記比較器により上記保持キャパシタの他端の出力電圧を、上記第1の電位と上記第2の電位との間の電位である第3の電位と比較することにより、上記逐次比較レジスタからディジタル値を得ることを特徴とする。
また、第2の発明に係るアナログディジタル変換回路は、アナログ入力信号を標本化して保持するサンプルホールド回路と、
ディジタル値をアナログ電圧にディジタルアナログ変換して出力するディジタルアナログ変換器と、
上記アナログ入力信号を、上記ディジタルアナログ変換器からのアナログ電圧と比較して比較結果信号を出力する比較器と、
上記比較器からの比較結果信号を保持して保持したディジタル値を出力する逐次比較レジスタと、
アナログディジタル変換回路の動作を制御する制御手段とを備えた逐次比較型アナログディジタル変換回路において、
上記ディジタルアナログ変換器は、
各一端が互いに共通端子で接続されかつ互いに異なる静電容量をそれぞれ有する複数のキャパシタと、
上記複数のキャパシタを選択的に動作可能に切り換える複数のスイッチとを含むキャパシタアレイ型ディジタルアナログ変換器であり、
上記サンプルホールド回路は、
上記アナログ入力信号を標本化して出力することと、スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにすることとを選択的に切り換えるように動作するスイッチトアンプと、
一端と、上記各キャパシタの共通端子と直列に接続された他端とを有し、上記スイッチトアンプから出力される標本化されたアナログ入力信号を保持する保持キャパシタとを含み、
上記制御手段は、標本化及び保持時に、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を第1の電位よりも高い第2の電位に接続し、上記スイッチトアンプから上記標本化されたアナログ入力信号を上記保持キャパシタの一端に出力して保持させた後、逐次比較時に、上記スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにさせるように上記スイッチトアンプを制御し、上記保持キャパシタの一端を上記第2の電位に接続するように制御し、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を上記逐次比較レジスタで保持されたディジタル値に基づいて逐次、上記第2の電位から、上記第1の電位に切り換えて接続して上記保持キャパシタの他端の出力電圧を上記ディジタルアナログ変換器の出力電圧として上記比較器に出力し、上記比較器により上記保持キャパシタの他端の出力電圧を、上記第1の電位と上記第2の電位との間の電位である第3の電位と比較することにより、上記逐次比較レジスタからディジタル値を得ることを特徴とする。
さらに、上記アナログディジタル変換回路において、上記逐次比較時において、上記保持キャパシタに対して並列に接続される付加保持キャパシタをさらに備えたことを特徴とする。
またさらに、上記アナログディジタル変換回路において、上記スイッチトアンプは、上記ディジタルアナログ変換器の複数のキャパシタの数と同一の数の出力電圧をそれぞれ、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタに出力して保持させるように構成したことを特徴とする。
また、上記アナログディジタル変換回路において、上記アナログディジタル変換回路のサンプルホールド回路及びDA変換器を差動回路で構成し、差動アナログ入力信号をディジタル値にアナログディジタル変換することを特徴とする。
さらに、上記アナログディジタル変換回路において、上記アナログディジタル変換回路を、PチャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETとを含むCMOS回路で構成し、
上記第1の電位を、接地電位から「接地電位+NチャンネルMOSFETのしきい値電圧」までの範囲内の一電位に設定し、
上記第2の電位を、正の電源電圧Vddから「正の電源電圧Vdd−PチャンネルMOSFETのしきい値電圧の絶対値」の範囲内の一電位に設定したことを特徴とする。
従って、本発明に係るアナログディジタル変換回路によれば、上記スイッチトアンプを低電圧で動作するグランディッドスイッチで実現でき、接地電位から電源電圧の範囲の入出力電圧で動作可能なレール・ツー・レールのアンプで実現できる。また、上記サンプルホールド回路の保持キャパシタの出力電圧を、上記ディジタルアナログ変換器の共通端子であってその出力電圧として出力し、上記ディジタルアナログ変換器からの出力電圧を、適当な値に設定した第3の電位とを比較器により比較することにより逐次比較動作してアナログディジタル変換することができる。従って、上記比較器は上記第3の電位の基準電圧と、上記ディジタルアナログ変換器からの出力電圧の差を検出するだけでよいので、単純な回路構成で実現できる。また、アナログ入力信号の直流電圧に依存しないため、上記アナログディジタル変換回路の入力電圧範囲は接地電位から電源電圧源Vddまでの範囲で設定することができる。すなわち、本発明に係るアナログディジタル変換回路によれば、1V程度以下の電源電圧で動作し、アナログ入力信号の電圧範囲を接地電位から電源電圧源Vddまでに拡大でき、かつ同相入力電圧範囲が狭い比較器で構成でき、そのオフセット電圧や、キャパシタアレイにおける寄生キャパシタの影響を受けないで高精度な変換を実行できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は本発明の第1の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。第1の実施形態に係るAD変換回路は逐次比較型アナログディジタル変換器において、一端を接地電位(又はその近傍電位)Vrefn又は基準電圧源Vrefpに接続したグランディッドスイッチを用いた局部のDA変換器2と、スイッチトアンプ1と保持キャパシタ7とにより構成されたサンプルホールド回路7Aと、同相入力電圧範囲が従来例に比較して広くない簡単な構成の比較器3とを備えて構成することにより、1V以下の電源電圧Vddでの動作を可能にすることを特徴としている。
図1において、スイッチトアンプ1は、アナログ入力信号端子90aを介して入力されるアナログ入力信号を標本化して、その標本化されたサンプル値を保持する静電容量CN+1の保持キャパシタ7に出力する。ここで、スイッチトアンプ1と保持キャパシタ7とはサンプルホールド回路7を構成する。DA変換器2は、N個のキャパシタ20−1乃至20−Nと、各キャパシタ20−1乃至20−Nにそれぞれ直列に各共通端子が接続され当該AD変換回路の第2のコントローラである逐次比較レジスタ4により制御信号4aを用いて制御されるN個のスイッチ21−1乃至21−Nとを備えて構成される。ここで、各キャパシタ20−1乃至20−Nはそれぞれ互いに異なる静電容量C乃至Cを有し、これら静電容量C乃至Cは、第2の従来例における式(1)及び(2)と同様に設定される。スイッチトアンプ1からのサンプリングされた電圧は保持キャパシタ7の一端に印加され、当該保持キャパシタ7の一端はまた、例えばNチャンネルMOSFETで構成され当該AD変換回路の第1のコントローラである制御論理回路11により制御信号11aを用いて制御されるスイッチ8及び端子6を介して基準電圧源Vrefnに接続される。ここで、基準電圧源Vrefnは、図示するように例えば接地電位であり、詳細後述するように、接地電位から図25のしきい値電圧Vthnaまでの範囲の中間電位であってもよい。
端子6はDA変換器2のスイッチ21−1乃至21−Nの各接点aに接続され、スイッチ21−1乃至21−Nの各接点bはともに端子5及び基準電圧源Vrefpを介して接地される。ここで、基準電圧源Vrefpは、図示するように例えば電圧Vrefpを有し、詳細後述するように、電源電圧源Vddから図25のしきい値電圧Vthnp(=Vdd−Vthnpa)までの範囲の中間電位であってもよい。保持キャパシタ7の他端はDA変換器2内の各キャパシタ20−1乃至20−Nの一端及び比較器3の非反転入力端子に接続され、さらに、例えばNチャンネルMOSFETで構成され制御論理回路11により制御されるスイッチ9を介して比較器3の反転入力端子に接続される。比較器3の非反転入力端子には、端子10を介して中間基準電圧源Vrefcに接続され、ここで、中間基準電圧源Vrefcの電圧(以下、中間基準電圧Vrefcという。)は、比較器3とスイッチ9とが動作可能な電圧に設定され、接地電位から電源電圧源Vddの電位までの間の中間電位であって、例えば電圧Vdd/2近傍に設定できる。
比較器3は、DA変換器2からの出力電圧2aを、中間基準電圧Vrefcと比較して比較結果信号を逐次比較レジスタ4に出力し、逐次比較レジスタ4は比較器3からの比較結果信号に基づいてディジタル値D乃至Dを保持して出力し、保持されたディジタル値に基づいて制御信号4aを用いてDA変換器2のスイッチ21−1乃至21−Nを制御する。そして、本実施形態に係るAD変換回路においては、逐次比較レジスタ4及び制御論理回路11は、後述する逐次比較アルゴリズムを用いて逐次比較処理を実行することにより、DA変換器2に供給するディジタル値を求め、比較器3及び逐次比較レジスタ4による逐次比較終了時にAD変換出力のディジタル値を示すディジタル信号D乃至Dを出力する。
図2は図1のスイッチトアンプ1の構成を示す回路図であり、図3は図2のレプリカ回路の構成を示す回路図である。スイッチトアンプ1は、図2に示すように、演算増幅回路201と、レベルシフタ回路202と、CMOS出力回路203と、レプリカ回路204とを、同一の半導体基板上で形成してなり、CMOS出力回路203のバイアス電圧Vbp0及びVbn0を、CMOS出力回路203と実質的に同様又は相似なサイズを有する各MOSFETからなるレプリカ回路204により発生して供給したことを特徴としている。
図2において、演算増幅回路201は、6個のPチャンネルMOSFETP1乃至P6及び6個のNチャンネルMOSFETN1乃至N6とを備えて、多段で積み上げられた公知の差動増幅式の演算増幅回路であり、電源電圧Vddと、接地電圧Vssとの間に接続されたCMOS回路で形成される。入力端子T11及びT12に入力される差動入力信号Vip,Vinは、演算増幅回路101により増幅された後、レベルシフタ回路202に出力される。ここで、初段のPチャンネルMOSFETP1のゲートに接続されたバイアス入力端子T21にはバイアス電圧Vbp1が印加される一方、初段のNチャンネルMOSFETN1のゲートに接続されたバイアス入力端子T22にはバイアス電圧Vbn1が印加される。
レベルシフタ回路202は、2個のPチャンネルMOSFETP7及びP8と、2個のNチャンネルMOSFETN7及びN8とを備えて構成され、PチャンネルMOSFETP8のゲートに接続されたバイアス入力端子T31に印加されるバイアス電圧Vbp2と、NチャンネルMOSFETN8のゲートに接続されたバイアス入力端子T32に印加されるバイアス電圧Vbn2に印加されるバイアス電圧Vbn0とを変化することにより、演算増幅回路201から出力される差動出力電圧信号のレベルをシフトさせた後、バイアス電圧を分離するための結合用キャパシタC1,C2を介して、CMOS出力回路203に出力する。レベルシフタ回路202において、電源電圧源Vddは、PチャンネルMOSFETP7のソース及びドレインを介して端子T71に接続され、端子T71はPチャンネルMOSFETP8のソース及びドレインを介して端子T72に接続される。また、端子T72は、NチャンネルMOSFETN7のドレイン及びソースを介して接地される。さらに、端子T71は、NチャンネルMOSFETN8のドレイン及びソースを介して端子T72に接続される。
CMOS出力回路203は、2個のPチャンネルMOSFETP9及びP10と、2個のNチャンネルMOSFETN9及びN10とを備えて構成される。電源電圧源Vddは、PチャンネルMOSFETP9のソース及びドレインを介してPチャンネルMOSFETP10のソースに接続され、PチャンネルMOSFETP10のソースはそのドレインを介して出力端子T13に接続される。出力端子T13は、NチャンネルMOSFETN10のドレイン及びソースを介してNチャンネルMOSFETN9のドレインに接続され、NチャンネルMOSFETN9のドレインはそのソースを介して接地される。また、結合用キャパシタCc1の出力側端子は、バイアス入力端子T41及びPチャンネルMOSFETP10のゲートに接続され、結合用キャパシタCc2の出力側端子は、バイアス入力端子T42及びNチャンネルMOSFETN10のゲートに接続される。ここで、バイアス入力端子T41,T42には、レプリカ回路204から所定のバイアス電圧が詳細後述するように印加される。
図2のスイッチトアンプ1において、バイアス電圧Vbp1及びVbn1はそれぞれ、PチャンネルMOSFETP1及びNチャンネルMOSFETN1がそれぞれ電流源として動作できるようなバイアス電圧に設定され、具体的には、次式のように設定される。
[数5]
Vthn<Vbn1<Vdd (5)
[数6]
|Vthp|>Vbn1>Vss (6)
ここで、Vddは電源電圧源の電圧であり、Vssは接地電圧である。また、VthnはNチャンネルMOSFETN1のしきい値電圧であり、VthpはPチャンネルMOSFETP1のしきい値電圧である。さらに、バイアス電圧Vbp2,Vbn2はそれぞれCMOS出力回路203がAB級CMOS出力回路として動作する出力平衡時に動作電流Iが流れるように設定される。
以上のように構成されたCMOS出力回路203において、PチャンネルMOSFETP9のゲートに接続されたバイアス入力端子T51に、PチャンネルMOSFETP9のしきい値電圧Vthp以上の切り換え信号Ckpが印加されてPチャンネルMOSFETP9をオフとし、かつ、NチャンネルMOSFETN9のゲートに接続されたバイアス入力端子T52に、NチャンネルMOSFETN9のしきい値電圧Vthn以下の切り換え信号Cknが印加されてNチャンネルMOSFETN9をオフとしたとき、PチャンネルMOSFETP10のドレイン及びNチャンネルMOSFETN10のドレインに接続された出力端子T13はハイインピーダンスとなり、いわゆるオープン状態となる。一方、バイアス入力端子T51に、PチャンネルMOSFETP9のしきい値電圧Vthp未満の切り換え信号Ckpが印加されてPチャンネルMOSFETP9をオンとし、かつ、バイアス入力端子T52に、NチャンネルMOSFETN9のしきい値電圧Vthn以上の切り換え信号Cknが印加されてNチャンネルMOSFETN9をオンとしたとき、電源電圧源Vddから、PチャンネルMOSFETP9及びP10、並びに、NチャンネルMOSFETN10及びN9に動作電流Iが流れ、結合用キャパシタC1,C2を介して入力される佐道入力信号は、CMOS出力回路203を介して出力端子T13から出力される。
図3のレプリカ回路204は、3個のPチャンネルMOSFETP11乃至P13と、4個のNチャンネルMOSFETN11乃至N14と、基準電流源Irefとを備えて構成され、図2のスイッチトアンプ1と同一の半導体基板上に形成される。
図3において、電源電圧源Vddは、PチャンネルMOSFETP11のソース及びドレインを介してNチャンネルMOSFETN12のドレインに接続され、当該NチャンネルMOSFETN12のソースは接地される。PチャンネルMOSFETP11のドレインはそのゲートに接続されるとともに、CMOS出力回路203のバイアス入力端子T41に接続されたバイアス出力端子T61に接続される。NチャンネルMOSFETN12のゲートは、NチャンネルMOSFETN14のゲート及びドレイン、並びに、NチャンネルMOSFETN13のゲートに接続される。
また、電源電圧源Vddは、PチャンネルMOSFETP12のソース及びドレインを介してNチャンネルMOSFETN12のドレイン及びゲートに接続されるとともに、CMOS出力回路203のバイアス入力端子T42に接続されたバイアス出力端子T62に接続される。NチャンネルMOSFETN12のソースは接地される。PチャンネルMOSFETP12のゲートはPチャンネルMOSFETP13のゲート及びドレインに接続されるとともに、NチャンネルMOSFETN13のドレイン及びソースを介して接地される。さらに、電源電圧源Vddは、基準電流源Iref及びNチャンネルMOSFETN14のドレイン及びソースを介して接地される。
図3のレプリカ回路204において、PチャンネルMOSFETP11及びNチャンネルMOSFETN12はそれぞれ、図2のPチャンネルMOSFETP10及びNチャンネルMOSFETN10と実質的に同一もしくは同様又は相似のサイズ(ここで、サイズは、ゲート長及びゲート幅を含み、相似のサイズは、ゲート長とゲート幅との比が実質的に同一であることを意味し、以下同様である。)を有するように、同一の半導体基板上で形成される。また、PチャンネルMOSFETP12及びNチャンネルMOSFETN11はそれぞれ、図1のPチャンネルMOSFETP10及びNチャンネルMOSFETN10と実質的に同一もしくは同様又は相似のサイズを有するように、同一の半導体基板上で形成される。
以上のように構成されたレプリカ回路204において、図2の動作電流Iに対応する基準電流Irefを流すと、当該基準電流Irefに対応して、PチャンネルMOSFETP11のゲートに印加されるバイアス電圧Vbop0と、NチャンネルMOSFETN11に印加されるバイアス電圧Vbn0とが定まる。当該バイアス電圧Vbop0及びVbn0をそれぞれ、PチャンネルMOSFETP10のゲート及びNチャンネルMOSFETN10のゲートに印加して図1のバイアス電圧として用いることにより、基準電流Irefに対応した動作電流Iに設定できる。
以上説明したように、レプリカ回路204によって図2のCMOS出力回路203のバイアス電圧を供給するAB級CMOS出力回路203を構成することができる。トランジスタの多段積み上げによってバイアス回路を実現できない低電圧回路においても、AB級CMOS出力回路203を実現できるという特有の作用効果を有する。すなわち、本実施形態に係るAB級CMOS出力回路203は、1V以下の電源電圧で動作し、AB級出力回路203の定常電流を外部から任意に設定できる。なお、図2のスイッチトアンプ1の入力回路は差動入力で構成しているが、本発明はこれに限らず、図1のごとく1つの入力で構成してもよい。
図4乃至図11はそれぞれ図2のCMOS出力回路203の第1乃至第8の実施例203−A1乃至203−A8を示す回路図である。CMOS出力回路203は、図4乃至図11に示すように、NチャンネルMOSFETとPチャンネルMOSFETによる相補型ソース接地アンプや、相補型ソースフォロワーアンプで構成してもよい。ここで、スイッチングのために、図4乃至図7に示すように、アンプを構成するNチャンネルMOSFETとPチャンネルMOSFETのゲートにグランディッドスイッチ(接地されたMOSFETスイッチ)又は電源電圧源Vddに接続されたMOSFETスイッチを接続して、遮断領域にバイアスすることにより出力端子をハイインピーダンスにする回路構成を使用できる。また、図8乃至図11に示すように、アンプを構成するNチャンネルMOSFETとPチャンネルMOSFETの接地電位と電源電圧源Vddとの間に直列にグランディッドスイッチ(接地されたMOSFETスイッチ)又は電源電圧源Vddに接続されたMOSFETスイッチを接続して、遮断領域にバイアスすることにより出力端子をハイインピーダンスにする回路構成をまた使用できる。
なお、スイッチトアンプ1は図2に示す回路以外に、入力端子から出力端子への信号伝達をカットすることができ、かつ出力端子をハイインピーダンス状態であるフローティングにできる構成であれば、どのような構成でも構わない。
図1のスイッチトアンプ1の出力端子は保持キャパシタ7の一端に接続され、スイッチトアンプ1の出力端子がハイインピーダンス状態になるときには、保持キャパシタ7の一端はスイッチ8及び端子6を介して基準電圧源Vrefnに接続される。図1では、保持キャパシタ7を基準電圧源Vrefnに接続するスイッチ8を用いているが、その場合において、スイッチトアンプ1がその出力電圧を基準電圧源Vrefnに接続する機能を有するならばスイッチ8を省略してもよい。
図12は図1のDA変換器2の構成を示す回路図である。図12のDA変換器2において、基準電圧源Vrefpに接続される各スイッチ(図1の各スイッチ21−1乃至21−Nの接点b側の回路)をそれぞれPチャンネルMOSFETP40−1乃至P40−Nで構成し、基準電圧源Vrefpの電圧は電源電圧源Vddから当該PチャンネルMOSFETP40−1乃至P40−Nが正常にオン・オフ動作する電圧、すなわち電源電圧源VddVddからしきい値電圧|Vthp|までの範囲内の一電圧に設定される。また、基準電圧源Vrefn接続される各スイッチ(図1の各スイッチ21−1乃至21−Nの接点a側の回路)をそれぞれPチャンネルMOSFETN40−1乃至N40−Nで構成し、基準電圧源Vrefnの電圧は接地電位からNチャンネルMOSFETN40−1乃至N40−Nが動作する電圧、すなわち電源電圧源Vddからしきい値電圧Vthnまでの範囲内の一電圧に設定される。
図13は図1のAD変換回路により実行される逐次比較型AD変換処理を示すフローチャートであり、図14は図1のAD変換回路により実行される逐次比較型AD変換処理の動作を示すタイミングチャートである。以下に、図13及び図14を参照して、図1のAD変換回路の回路動作を詳細に説明する。
図13において、まず、ステップS1で、スイッチ8をオフし、アナログ入力信号Vinをサンプルホールド回路7Aによりサンプルホールドして保持キャパシタ7に印加する。同時に、ステップS2で、スイッチ9をオンにしてDA変換器2の出力電圧Vcin(2a)を中間基準電圧Vrefcに設定する。ここで、Vthna<Vrefc<Vdd−Vthpaである。また、DA変換器2のスイッチ21−1乃至21−Nはすべて接点a側に切り換えられて、各キャパシタ20−1乃至20−Nの下側一端はすべて接地される。次いで、AD変換回路は比較動作を行うため、ステップS3において、まず、計数パラメータiを0にリセットした後、ステップS4において、スイッチ8及び9をともにオフにし、スイッチトアンンプ1の出力端子をフローティング状態(ハイインピーダンス状態)にしてサンプリング信号を保持キャパシタ7に保持する。
次いで、ステップS5において、SARの出力信号は最上位ビットD(MSB)の判定を行うためスイッチ8をオンして接地し、同時にスイッチ21−Nを接点b側に切り換えてキャパシタ20−Nの下側一端を電源電圧源Vddに接続する。ここで、DA変換器2の出力電圧Vcinは、サンプルホールド回路7Aの出力電圧をVinとすると、次式で表される。
[数7]
Vcin
=Vrefc−Vin×(C/Ctotal
+Vdd×(CN−1/Ctotal) (7)
ここで、
[数8]
total=C+CN−1+…+C (8)
ここで、CtotalはDA変換器2のキャパシタアレイの全容量加算値を表す。なお、ステップS5の処理により、DA変換器2の出力電圧Vcinは、電圧Vcin+Vdd/2の電圧になる。
そして、ステップS6において、比較器3は中間基準電圧VrefcとDA変換器2からの出力電圧Vcinとを比較し、もし出力電圧Vcinが中間基準電圧Vrefc以下であれば(ステップS6でYES)、比較器3はローレベルの比較結果信号を出力し、逐次比較レジスタ4からの出力信号DN−iはディジタル値の”1”になり(ステップS7)、ステップS10に進む。一方、ステップS6でNOであれば、ステップS8で比較器3はハイレベルの比較結果信号を出力し、逐次比較レジスタ4からの出力信号DN−iはディジタル値の”0”になり、ステップS9においてスイッチ21−(N−i)を接点a側に切り換えた後(ここで、DA変換器2の出力電圧Vcinは、Vcin−Vdd/2に設定される。)、ステップS10に進む。ステップS10では、計数パラメータiを1だけインクリメントした後、ステップS11において、計数パラメータiはN−1よりも大きいか否かが判断され、NOであるときはステップS5に戻り、上述の処理を繰り返す。一方、ステップS11においてYESであるときは、すべての出力ビットの値が確定したので当該変換処理を終了する。図13の処理において、最上位ビットMSBから最下位ビットLSBまで同様の動作を行うことにより、全ビットのディジタル出力信号D乃至Dを得る。
以上のように構成されたAD変換回路においては、比較器3はサンプルホールドされた入力信号Vinと、DA変換器2からの出力電圧Vcinとの電位差を、適当に設定した基準電圧Vrefcと比較すればよいので、中間基準電圧Vrefc付近の狭い電圧範囲で動作する比較器3で実現可能である。また、キャパシタアレイ型AD変換回路では負帰還構成のアンプを比較器3に用いてオフセット補償する方法が用いられるが、比較器3の動作速度が遅く、オフセット補償時に電源電流が流れるという欠点がある。提案するAD変換回路では、帰還をかける必要が無いので、この欠点を解決することができる。
さらに、比較器3のオフセット電圧があっても、判定点がオフセット電圧分ずれるのみであり、変換精度には影響しない。接地電位よりも低い電圧が入力した場合、DA変換器2のキャパシタアレイのスイッチ21−1乃至21−Nをすべて接点a側に切り換えて接地電位に接続しても、DA変換器2からの出力電圧Vcinは中間基準電圧Vrefcを超えるため、逐次比較レジスタ4のディジタル出力信号D乃至Dはすべて”0”となる。同様に、電源電圧源Vddの電圧よりも高い電圧が入力した場合、キャパシタアレイのスイッチ21−1乃至21−Nをすべて接点b側に切り換えて基準電圧源Vrefpに接続してもDA変換器2からの出力電圧Vcinは中間基準電圧Vrefcを超えないため、逐次比較レジスタ4からのディジタル出力信号D乃至Dはすべて”1”となる。従って、接地電位及び電源電圧源Vddの電圧はそれぞれAD変換回路の最大入力電圧及び最少入力電圧を規定している。また、キャパシタアレイの上部共通電極には寄生キャパシタが存在するが、比較器3は中間基準電圧Vrefc付近で比較動作が行われるので、従来例に係るキャパシタアレイ型AD変換回路と同様にこの寄生キャパシタによる変換精度劣化は起きない。
以上説明したように、本実施形態に係るAD変換回路はアナログ入力信号の電圧範囲を接地電位から電源電圧源Vddの電圧までに拡大でき、かつ同相入力電圧範囲が狭い比較器3で構成でき、そのオフセット電圧や、キャパシタアレイの寄生キャパシタの影響を受けないで高精度な変換ができる。以上述べた特徴は以下に述べる実施形態においても共通である。
以上の実施形態においては、制御論理回路11と逐次比較レジスタ4とを別の回路で構成しているが、本発明はこれに限らず、制御論理回路11と逐次比較レジスタ4とを、例えばメモリを有する1個のディジタル計算機、コントローラなどの制御手段により構成してもよい。
第2の実施形態.
図15は本発明の第2の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。第2の実施形態に係るAD変換回路は、図1の第1の実施形態に係るAD変換回路に比較して、各キャパシタ20−1乃至20−Nの電圧極性を反転した構成を有し、保持キャパシタ7の一端はスイッチ8を介して端子5に接続され、標本化及び保持時において、各キャパシタ20−1乃至20−Nの下側一端は基準電圧源Vrefpに接続された後、逐次比較時において、制御論理回路11Aの逐次比較処理は、後述するように、サンプル値の電圧を上昇させてから逐次下げて比較するように変形されたことを特徴としている。
図15の逐次比較型AD変換回路においては、アナログ入力信号をサンプルホールド回路7Aにより標本化し、保持キャパシタ7に標本化した値の出力電圧Vinを出力する。同時にスイッチ9はオンされて、DA変換器2からの出力電圧Vcinを、上述のように適当に設定した中間基準電圧Vrefcに設定する。また、DA変換器2の各キャパシタ20−1乃至20−Nはそれぞれスイッチ21−1乃至21−Nを介して基準電圧源Vrefpに接続される。次いで、AD変換回路は比較動作を行うため、スイッチ9をオフにし、スイッチトアンプ1からの出力電圧1aをフローティング状態にして標本化電圧を保持キャパシタ7に保持する。そして、逐次比較レジスタ4は最上位ビットD(MSB)の判定を行うため、スイッチ8をオンして中間基準電圧Vrefcに接続し、同時にスイッチ21−Nを接点a側に切り換えて端子6を介して接地電位Vrefnに接続する。ここで、DA変換器2からの出力電圧をVcinとし、スイッチトアンプ1からの出力電圧1aをVinとすると、次式で表される。
[数9]
Vcin
=Vrefc+Vin×(CN+1/(CN+1+Ctotal))
−Vrefp×(C/(CN+1+Ctotal)) (9)
そして、比較器3は中間基準電圧Vrefcと、DA変換器2からの出力電圧Vcinとを比較し、もし出力電圧Vcinが中間基準電圧Vrefcよりも大きければ、比較器3はローレベルの比較結果信号を出力し、逐次比較レジスタ4の最上位ビットMSBであるディジタル信号Dはディジタル値の”0”になり、スイッチ21−Nを接点a側に切り換えたまま、すなわち接地電位Vrefnに接続したままとする。一方、もし出力電圧Vcinが中間基準電圧Vrefc以下であれば、比較器3はハイレベルの比較結果信号を出力し、逐次比較レジスタ4の最上位ビットMSBであるDはディジタル値の”1”になり、スイッチ21−Nを接点a側から接点b側に切り換え、すなわち、基準電圧源Vrefpに接続するように切り換える。以降の動作は図1と同様に進み、最下位ビットLSBのディジタル値を得る。
以上説明したように、本実施形態に係るAD変換回路は第1の実施形態のAD変換回路と同様の効果を有し、すなわち、アナログ入力信号の電圧範囲を接地電位から電源電圧源Vddの電圧までに拡大でき、かつ同相入力電圧範囲が狭い比較器3で構成でき、そのオフセット電圧や、キャパシタアレイの寄生キャパシタの影響を受けないで高精度な変換ができる。
第3の実施形態.
図16は本発明の第3の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。第3の実施形態に係るAD変換回路は、図1の第1の実施形態に係るAD変換回路に比較して、DA変換器2からの出力電圧2aの接続線と、端子6との間に、静電容量Cの付加キャパシタCsをさらに備えたことを特徴としている。以上のように構成された第3の実施形態に係るAD変換回路においては、付加保持キャパシタ12によって、DA変換器2からの出力電圧Vcinの最大振幅を制御できる。付加保持キャパシタ12が無い場合(図1のとき)、DA変換器2からの出力電圧をVcinとし、スイッチトアンプ1の出力電圧をVinとすると、次式で表される。
[数10]
Vcin
=Vrefc−Vin×(CN+1/(CN+1+Ctotal) (10)
ここで、例えば、Vrefc=0.3V、Vin=0.9Vの場合、Vcin=−0.15Vの電圧が比較器3の非反転入力端子に印加される。この電圧Vcinが比較器3やスイッチ9に印加されると、デバイスの信頼性を低下することは無いが、蓄積された電荷のリークが発生する可能性がある。
付加保持キャパシタ12を図1のAD変換回路に加えると(図16のとき)、DA変換器2からの出力電圧Vcinは、次式で表される。
[数11]
Vcin
=Vrefc−Vin×(CN+1/(C+CN+1+Ctotal) (11)
ここで、例えば、C=CN+1、Vrefc=0.3V、Vin=0.9Vとすると、Vcin=0Vとなる。従って、比較器3や例えばNチャンネルMOSFETで構成されるスイッチ9は逆バイアス状態になることが無く、従って、予期せぬ電荷のリークは発生しない。
以上説明したように、本実施形態に係るAD変換回路は第1の実施形態に係るAD変換回路と同様の作用効果を有するとともに、予期せぬ電荷のリークが発生しないという特有の効果を有する。
第4の実施形態.
図17は本発明の第4の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。第4の実施形態に係るAD変換回路は、図15の第2の実施形態に係るAD変換回路に比較して、DA変換器2からの出力電圧2aの接続線と、端子5との間に、静電容量Cの付加キャパシタCsをさらに備えたことを特徴としている。以上のように構成された第4の実施形態に係るAD変換回路においては、付加保持キャパシタ12によって、DA変換器2からの出力電圧Vcinの最大振幅を制御できる。従って、本実施形態に係るAD変換回路は第2の実施形態に係るAD変換回路と同様の作用効果を有するとともに、予期せぬ電荷のリークが発生しないという特有の効果を有する。
第5の実施形態.
図18は本発明の第5の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図であり、図19は図18のスイッチトアンプ100の構成を示すブロック図である。第5の実施形態に係るAD変換回路は、図1の第1の実施形態に係るAD変換回路に比較して、図19に示すように、N個のCMOS出力回路203−1乃至203−Nを有し、これらN個のCMOS出力回路203−1乃至203−Nからの出力電圧100a−1乃至100a−Nに基づいて、ホールドキャパシタとしてキャパシタアレイ型DA変換器2のキャパシタ20−1乃至20−Nを用いて、サンプルホールド及びDA変換を実行することを特徴としている。
図19のスイッチトアンプ100は、演算増幅回路201と、レベルシフタ回路202と、スイッチ21−1乃至21−Nと同一の数Nを有するCMOS出力回路203−1乃至203−Nを備えて構成される。レベルシフタ回路202からの2本の差動出力信号は、2個の結合用キャパシタCc1−1及びCc2−1を介してCMOS出力回路203−1に出力され、2個の結合用キャパシタCc1−2及びCc2−2を介してCMOS出力回路203−2に出力され、同様に、2個の結合用キャパシタCc1−N及びCc2−Nを介してCMOS出力回路203−Nに出力される。そして、各CMOS出力回路203−1乃至203−Nからそれぞれ出力電圧100a−1乃至100a−Nが出力されて、それぞれ図18のDA変換器2のキャパシタ20−1乃至20−Nの下側一端に印加される。
以上のように構成された図18のAD変換回路において、サンプル時に入力電圧がスイッチトアンプ100を介してキャパシタアレイの各キャパシタ20−1乃至20−Nの下側一端に印加されてサンプリングされる。その他の構成と動作は図1の回路と同一である。本実施形態では、保持キャパシタ7が不要になるので、AD変換回路のチップ面積が小さくなるという大きな利点がある。しかしながら、スイッチトアンプ100内のCMOS出力回路203がN個必要になるので、そのチップ面積と消費電力が増加する。また、各CMOS出力回路203−1乃至203−Nの特性偏差が変換精度に影響する。さらに、本実施形態では、スイッチトアンプ100のCMOS出力回路203−1乃至203−Nをキャパシタアレイのスイッチ20−1乃至20−Nと等しい数Nだけ設けたが、本発明はこれに限らず、スイッチトアンプ100をキャパシタアレイのスイッチ20−1乃至20−Nと等しい数Nだけ設けて実現してもよい。
第6の実施形態.
図20は本発明の第6の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。第6の実施形態に係るAD変換回路は、図1の第1の実施形態に係るAD変換回路に比較して以下の点が異なる。
(1)スイッチトアンプ1に代えて、差動入力端子90a,90b及び差動出力電圧1a,1bを有するスイッチトアンプ1Aを備える。
(2)保持キャパシタ7に代えて、2個の保持キャパシタ7a,7bを備える。
(3)スイッチ8に代えて、2個のスイッチ8a,8bを備える。
(4)端子5に代えて、それぞれ基準電圧源Vrefpが接続された端子5a,5bを備える。
(5)端子6に代えて、それぞれ接地電位Vrefnが接続された端子6a,6bを備える。
(6)DA変換器2に代えて、2個のDA変換器22a,22bを備える。ここで、DA変換器22aはN個のキャパシタ20a−1乃至20a−Nとスイッチ21a−1乃至21a−Nとを備える。また、DA変換器22bはN個のキャパシタ20b−1乃至20b−Nとスイッチ21b−1乃至21b−Nとを備える。
(7)スイッチ9に代えて、2個のスイッチ9a,9bを備える。
(8)逐次比較レジスタ4は、制御信号4a,4bを用いてスイッチ21a−1乃至21a−N及びスイッチ21b−1乃至21b−Nを切り換え制御する。
(9)制御論理回路11に代えて、制御論理回路11Cを備え、制御論理回路11Cは制御信号11aを用いてスイッチトアンプ1A、スイッチ8a,8b及びスイッチ9a,9bを制御する。
図20のAD変換回路は、図1のAD変換回路をすべて差動回路構成にしたものであり、図1のAD変換回路と同様に、プラス側の回路と、マイナス側の回路とを同時に制御する。これにより、電源や基板から混入する雑音を同相雑音としてキャンセルすることが可能であり、特に、ディジタル回路とアナログ回路とを混載するシステムLSIに適用する場合に有効である。
以上詳述したように、本発明に係るアナログディジタル変換回路によれば、上記スイッチトアンプを低電圧で動作するグランディッドスイッチで実現でき、接地電位から電源電圧の範囲の入出力電圧で動作可能なレール・ツー・レールのアンプで実現できる。また、上記サンプルホールド回路の保持キャパシタの出力電圧を、上記ディジタルアナログ変換器の共通端子であってその出力電圧として出力し、上記ディジタルアナログ変換器からの出力電圧を、適当な値に設定した第3の電位とを比較器により比較することにより逐次比較動作してアナログディジタル変換することができる。従って、上記比較器は上記第3の電位の基準電圧と、上記ディジタルアナログ変換器からの出力電圧の差を検出するだけでよいので、単純な回路構成で実現できる。また、アナログ入力信号の直流電圧に依存しないため、上記アナログディジタル変換回路の入力電圧範囲は接地電位から電源電圧源Vddまでの範囲で設定することができる。すなわち、本発明に係るアナログディジタル変換回路によれば、1V程度以下の電源電圧で動作し、アナログ入力信号の電圧範囲を接地電位から電源電圧源Vddまでに拡大でき、かつ同相入力電圧範囲が狭い比較器で構成でき、そのオフセット電圧や、キャパシタアレイにおける寄生キャパシタの影響を受けないで高精度な変換を実行できる。
本発明の第1の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 図1のスイッチトアンプ1の構成を示す回路図である。 図2のレプリカ回路の構成を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第1の実施例203−A1を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第2の実施例203−A2を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第3の実施例203−A3を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第4の実施例203−A4を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第5の実施例203−A5を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第6の実施例203−A6を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第7の実施例203−A7を示す回路図である。 図2のCMOS出力回路203の第8の実施例203−A8を示す回路図である。 図1のDA変換器2の構成を示す回路図である。 図1のAD変換回路により実行される逐次比較型AD変換処理を示すフローチャートである。 図1のAD変換回路により実行される逐次比較型AD変換処理の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 図18のスイッチトアンプ100の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 従来技術に係るCMOSアナログスイッチ回路の構成を示す回路図である。 図21のCMOSアナログスイッチ回路の動作を示す、入力電圧Vinに対する各MOSFETP101,N101のコンダクタンスGp,Gnを示すグラフである。 第1の従来例に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 図23のキャパシタアレイ型DA変換器16の構成を示す回路図である。 第2の従来例に係るAD変換回路の構成を示す回路図である。 図25のキャパシタアレイ型DA変換器19の構成を示す回路図である。
符号の説明
1,1A,100…スイッチトアンプ、
1a,1b,100a−1乃至100a−N…出力電圧、
2,30,31…ディジタルアナログ変換器(DA変換器)、
2a…出力電圧、
3,3a,3b…比較器、
4…逐次比較レジスタ(SAR)、
4a,4b…制御信号、
5,5a,5b,6,6a,6b,10,12a,12b…端子、
7,7a,7b,12…保持キャパシタ、
7A,7B,7Aa,7Ab…サンプルホールド回路、
8,8a,8b,9,9a,9b…スイッチ、
11,11A,11B,11C,11D,11E…制御論理回路、
11a…制御信号、
12…付加保持キャパシタ、
90a,90b…アナログ信号入力端子、
20−1乃至20−N,20a−1乃至20a−N,20b−1乃至20b−N…キャパシタ、
21−1乃至21−N,21a−1乃至21a−N,21b−1乃至21b−N…スイッチ、
22a,22b…DA変換器、
201…演算増幅回路、
202…レベルシフタ回路、
203,203−1乃至203−N,203−A1乃至203−A8…CMOS出力回路、
204…レプリカ回路、
Cc1−1乃至Cc1−N,Cc2−1乃至Cc2−N…結合用キャパシタ。

Claims (6)

  1. アナログ入力信号を標本化して保持するサンプルホールド回路と、
    ディジタル値をアナログ電圧にディジタルアナログ変換して出力するディジタルアナログ変換器と、
    上記アナログ入力信号を、上記ディジタルアナログ変換器からのアナログ電圧と比較して比較結果信号を出力する比較器と、
    上記比較器からの比較結果信号を保持して保持したディジタル値を出力する逐次比較レジスタと、
    アナログディジタル変換回路の動作を制御する制御手段とを備えた逐次比較型アナログディジタル変換回路において、
    上記ディジタルアナログ変換器は、
    各一端が互いに共通端子で接続されかつ互いに異なる静電容量をそれぞれ有する複数のキャパシタと、
    上記複数のキャパシタを選択的に動作可能に切り換える複数のスイッチとを含むキャパシタアレイ型ディジタルアナログ変換器であり、
    上記サンプルホールド回路は、
    上記アナログ入力信号を標本化して出力することと、スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにすることとを選択的に切り換えるように動作するスイッチトアンプと、
    一端と、上記各キャパシタの共通端子と直列に接続された他端とを有し、上記スイッチトアンプから出力される標本化されたアナログ入力信号を保持する保持キャパシタとを含み、
    上記制御手段は、標本化及び保持時に、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を第1の電位に接続し、上記スイッチトアンプから上記標本化されたアナログ入力信号を上記保持キャパシタの一端に出力して保持させた後、逐次比較時に、上記スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにさせるように上記スイッチトアンプを制御し、上記保持キャパシタの一端を上記第1の電位に接続するように制御し、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を上記逐次比較レジスタで保持されたディジタル値に基づいて逐次、上記第1の電位から、上記第1の電位よりも高い第2の電位に切り換えて接続して上記保持キャパシタの他端の出力電圧を上記ディジタルアナログ変換器の出力電圧として上記比較器に出力し、上記比較器により上記保持キャパシタの他端の出力電圧を、上記第1の電位と上記第2の電位との間の電位である第3の電位と比較することにより、上記逐次比較レジスタからディジタル値を得ることを特徴とするアナログディジタル変換回路。
  2. アナログ入力信号を標本化して保持するサンプルホールド回路と、
    ディジタル値をアナログ電圧にディジタルアナログ変換して出力するディジタルアナログ変換器と、
    上記アナログ入力信号を、上記ディジタルアナログ変換器からのアナログ電圧と比較して比較結果信号を出力する比較器と、
    上記比較器からの比較結果信号を保持して保持したディジタル値を出力する逐次比較レジスタと、
    アナログディジタル変換回路の動作を制御する制御手段とを備えた逐次比較型アナログディジタル変換回路において、
    上記ディジタルアナログ変換器は、
    各一端が互いに共通端子で接続されかつ互いに異なる静電容量をそれぞれ有する複数のキャパシタと、
    上記複数のキャパシタを選択的に動作可能に切り換える複数のスイッチとを含むキャパシタアレイ型ディジタルアナログ変換器であり、
    上記サンプルホールド回路は、
    上記アナログ入力信号を標本化して出力することと、スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにすることとを選択的に切り換えるように動作するスイッチトアンプと、
    一端と、上記各キャパシタの共通端子と直列に接続された他端とを有し、上記スイッチトアンプから出力される標本化されたアナログ入力信号を保持する保持キャパシタとを含み、
    上記制御手段は、標本化及び保持時に、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を第1の電位よりも高い第2の電位に接続し、上記スイッチトアンプから上記標本化されたアナログ入力信号を上記保持キャパシタの一端に出力して保持させた後、逐次比較時に、上記スイッチトアンプの出力端子をハイインピーダンスにさせるように上記スイッチトアンプを制御し、上記保持キャパシタの一端を上記第2の電位に接続するように制御し、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタの他端を上記逐次比較レジスタで保持されたディジタル値に基づいて逐次、上記第2の電位から、上記第1の電位に切り換えて接続して上記保持キャパシタの他端の出力電圧を上記ディジタルアナログ変換器の出力電圧として上記比較器に出力し、上記比較器により上記保持キャパシタの他端の出力電圧を、上記第1の電位と上記第2の電位との間の電位である第3の電位と比較することにより、上記逐次比較レジスタからディジタル値を得ることを特徴とするアナログディジタル変換回路。
  3. 上記逐次比較時において、上記保持キャパシタに対して並列に接続される付加保持キャパシタをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のアナログディジタル変換回路。
  4. 上記スイッチトアンプは、上記ディジタルアナログ変換器の複数のキャパシタの数と同一の数の出力電圧をそれぞれ、上記ディジタルアナログ変換器の各キャパシタに出力して保持させるように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載のアナログディジタル変換回路。
  5. 上記アナログディジタル変換回路のサンプルホールド回路及びDA変換器を差動回路で構成し、差動アナログ入力信号をディジタル値にアナログディジタル変換することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載のアナログディジタル変換回路。
  6. 上記アナログディジタル変換回路を、PチャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETとを含むCMOS回路で構成し、
    上記第1の電位を、接地電位から「接地電位+NチャンネルMOSFETのしきい値電圧」までの範囲内の一電位に設定し、
    上記第2の電位を、正の電源電圧Vddから「正の電源電圧Vdd−PチャンネルMOSFETのしきい値電圧の絶対値」の範囲内の一電位に設定したことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載のアナログディジタル変換回路。
JP2004342508A 2004-01-07 2004-11-26 アナログディジタル変換回路 Expired - Fee Related JP3902778B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004342508A JP3902778B2 (ja) 2004-01-07 2004-11-26 アナログディジタル変換回路
US11/029,492 US7015841B2 (en) 2004-01-07 2005-01-06 Analog to digital converter circuit of successive approximation type operating at low voltage

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002449 2004-01-07
JP2004342508A JP3902778B2 (ja) 2004-01-07 2004-11-26 アナログディジタル変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005223888A true JP2005223888A (ja) 2005-08-18
JP3902778B2 JP3902778B2 (ja) 2007-04-11

Family

ID=34921629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004342508A Expired - Fee Related JP3902778B2 (ja) 2004-01-07 2004-11-26 アナログディジタル変換回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7015841B2 (ja)
JP (1) JP3902778B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005139A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nec Electronics Corp 逐次型ad変換器
JP2010098668A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Semiconductor Technology Academic Research Center 差分増幅回路とそれを用いたad変換装置
JP2010166298A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Fujitsu Ltd アナログデジタル回路
JP2013059105A (ja) * 2012-11-19 2013-03-28 Fujitsu Ltd アナログデジタル回路及びそのアナログデジタル回路を用いた受信機
JP2015211391A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 旭化成エレクトロニクス株式会社 Ad変換器及びad変換方法
JP2016105663A (ja) * 2016-03-11 2016-06-09 セイコーエプソン株式会社 A/d変換回路及び電子機器
WO2017158678A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 オリンパス株式会社 Ad変換器およびイメージセンサ
WO2017158677A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 オリンパス株式会社 Ad変換器およびイメージセンサ

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2836248B1 (fr) * 2002-02-18 2005-01-28 Ermme Module d'acquisition a entree universelle pour la mesure de grandeurs physiques
US7605854B2 (en) * 2004-08-11 2009-10-20 Broadcom Corporation Operational amplifier for an active pixel sensor
US7333043B2 (en) * 2004-08-18 2008-02-19 Broadcom Corporation Active pixel array with matching analog-to-digital converters for image processing
US7145188B2 (en) * 2004-08-19 2006-12-05 Broadcom Corporation Apparatus and method of image processing to avoid image saturation
US7190291B2 (en) * 2005-01-05 2007-03-13 Artesyn Technologies, Inc. Programmable error amplifier for sensing voltage error in the feedback path of digitially programmable voltage sources
JP2006311144A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Sanyo Electric Co Ltd デジタルアナログ変換器、およびそれを用いた逐次比較型アナログデジタル変換器
US7439896B2 (en) * 2005-09-08 2008-10-21 Marvell World Trade Ltd. Capacitive digital to analog and analog to digital converters
US7187319B1 (en) * 2005-09-29 2007-03-06 Silicon Laboratories Inc. Bulk-compensated sampling network for wide range of signals
DE102006015762B4 (de) * 2006-04-04 2013-05-08 Austriamicrosystems Ag Analog/Digital-Wandleranordnung und Verfahren
DE102006025116B4 (de) * 2006-05-30 2020-06-04 Austriamicrosystems Ag Einstellbare Analog-Digital-Wandleranordnung und Verfahren zur Analog-Digital-Wandlung
EP1947769A1 (en) * 2007-01-18 2008-07-23 INTERUNIVERSITAIR MICROELEKTRONICA CENTRUM vzw (IMEC) Charge domain successive approximation A/D converter
JP4582070B2 (ja) * 2006-08-18 2010-11-17 ソニー株式会社 受信装置および受信方法
DE102007033689B4 (de) * 2007-07-19 2009-03-19 Texas Instruments Deutschland Gmbh Analog-Digital-Wandler mit sukzessivem Approximationsregister und großem Eingangsbereich
DE102007043145B4 (de) * 2007-09-11 2011-12-08 Texas Instruments Deutschland Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines Analog-Digital-Wandlers mit sukzessiver Approximation
US7675452B2 (en) * 2008-05-01 2010-03-09 Analog Devices, Inc. Successive approximation register analog to digital converter with improved immunity to time varying noise
US7659845B2 (en) * 2008-06-20 2010-02-09 Infineon Technologies Ag Analog-to-digital converter with capacitor array
DE102008035215B4 (de) * 2008-07-29 2010-09-09 Texas Instruments Deutschland Gmbh Elektronisches Bauelement und Verfahren zur Analog-Digital-Wandlung unter Verwendung von sukzessiver Approximation
JP2010109660A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Mitsumi Electric Co Ltd 逐次比較型ad変換回路
DE102009004564B4 (de) * 2009-01-14 2013-08-22 Texas Instruments Deutschland Gmbh ADC mit energiesparender Abtastung
DE102009010155B4 (de) * 2009-02-23 2013-02-07 Texas Instruments Deutschland Gmbh Digitales Trimmen von (SAR-)ADCs
US7916057B2 (en) * 2009-04-27 2011-03-29 Linear Technology Corporation Complex-admittance digital-to-analog converter
KR101201892B1 (ko) * 2009-08-07 2012-11-16 한국전자통신연구원 의사 차동 병합 커패시터 스위칭 디지털-아날로그 변환기
JP5178917B2 (ja) * 2009-09-24 2013-04-10 株式会社東芝 A/d変換装置、無線装置
US8232905B2 (en) * 2009-11-19 2012-07-31 Linear Technology Corporation Sequentially configured analog to digital converter
JP5482158B2 (ja) * 2009-12-04 2014-04-23 ヤマハ株式会社 逐次比較a/d変換器
US8248150B2 (en) * 2009-12-29 2012-08-21 Texas Instruments Incorporated Passive bootstrapped charge pump for NMOS power device based regulators
US8188902B2 (en) * 2010-06-11 2012-05-29 Texas Instruments Incorporated Ternary search SAR ADC
KR101690060B1 (ko) * 2010-07-12 2016-12-28 삼성전자주식회사 연속 접근 방식 아날로그-디지털 변환기 및 아날로그-디지털 변환 방법
US8872688B2 (en) * 2010-07-13 2014-10-28 University Of Washington Through Its Center For Commercialization Methods and systems for compressed sensing analog to digital conversion
US8289198B2 (en) * 2010-11-02 2012-10-16 Texas Instruments Incorporated Low power bit switches and method for high-voltage input SAR ADC
US8456340B2 (en) * 2011-04-13 2013-06-04 Analog Devices, Inc. Self-timed digital-to-analog converter
JP5749551B2 (ja) * 2011-04-20 2015-07-15 ラピスセミコンダクタ株式会社 チャージポンプ型の昇圧システム及び半導体チップ
US20130002468A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 International Business Machines Corporation Analog-digital converter
JP2013150117A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Toshiba Corp アナログデジタル変換器および受信機
US8599055B1 (en) * 2012-07-24 2013-12-03 Kathrein-Werke Kg Digital-to-analog converter
TWI482438B (zh) * 2012-09-26 2015-04-21 Realtek Semiconductor Corp 連續漸進式數位類比轉換器及其方法
TWI501562B (zh) * 2012-10-05 2015-09-21 Univ Nat Chiao Tung 估測逐次漸近類比數位轉換器中電容權重誤差之方法與其應用於校正該逐次漸進類比數位轉換器
US10256833B2 (en) * 2013-01-23 2019-04-09 Forza Silicon Corporation Dual reset branch analog-to-digital conversion
US9176011B2 (en) * 2013-03-06 2015-11-03 Microchip Technology Incorporated Single wire analog output sensor architecture
CN104734716B (zh) * 2013-12-24 2017-12-12 瑞昱半导体股份有限公司 连续逼近暂存式模拟数字转换器及其控制方法
US9154152B1 (en) * 2014-03-14 2015-10-06 Mediatek Inc. Calibration and noise reduction of analog to digital converters
US9800262B1 (en) * 2016-09-07 2017-10-24 Analog Devices Global Precision low noise continuous time sigma delta converter
US10033396B1 (en) * 2017-03-26 2018-07-24 Nxp Usa, Inc. Active switch having low leakage current
US10284213B2 (en) * 2017-04-21 2019-05-07 Analog Devices, Inc. Analog-to-digital converter reusing comparator for residue amplifier for noise shaping
US11372032B2 (en) * 2017-09-27 2022-06-28 Texas Instruments Incorporated Voltage monitor using a capacitive digital-to-analog converter
JP7059647B2 (ja) * 2018-01-24 2022-04-26 株式会社ソシオネクスト ピーク・ボトム検出回路、a/dコンバータ及び集積回路
US10673455B2 (en) * 2018-05-11 2020-06-02 Texas Instruments Incorporated Sample and hold circuit with indefinite holding time
TWI672914B (zh) * 2018-07-09 2019-09-21 瑞昱半導體股份有限公司 前端接收電路及用於其之前端接收方法
US10277244B1 (en) * 2018-07-26 2019-04-30 Qualcomm Incorporated Successive approximation register (SAR) analog-to-digital converter (ADC) with passive gain scaling
US10447291B1 (en) 2018-09-14 2019-10-15 Linear Technology Holding, LLC High dynamic range analog-to-digital converter
US11711094B2 (en) 2021-12-22 2023-07-25 Analog Devices International Unlimited Company Algorithm for high speed SAR ADC
US12074611B2 (en) 2022-06-01 2024-08-27 Analog Devices International Unlimited Company High speed SAR ADC

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5606320A (en) * 1994-12-06 1997-02-25 Pacesetter Inc. Method and apparatus for micropower analog-to-digital conversion in an implantable medical device
US6486806B1 (en) * 1999-09-09 2002-11-26 Cirrus Logic, Inc. Systems and methods for adaptive auto-calibration of Radix<2 A/D SAR converters with internally generated stimuli
US6603415B1 (en) * 2001-07-30 2003-08-05 Cirrus Logic, Inc. Circuits and methods for latch metastability detection and compensation and systems using the same
JP2003258639A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Nec Microsystems Ltd アナログ−ディジタル変換器
US6850181B1 (en) * 2004-01-08 2005-02-01 National Semiconductor Corporation Apparatus and method for noise reduction for a successive approximation analog-to-digital converter circuit

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005139A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nec Electronics Corp 逐次型ad変換器
JP2010098668A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Semiconductor Technology Academic Research Center 差分増幅回路とそれを用いたad変換装置
JP4564559B2 (ja) * 2008-10-20 2010-10-20 株式会社半導体理工学研究センター 差分増幅回路とそれを用いたad変換装置
US7907076B2 (en) 2008-10-20 2011-03-15 Semiconductor Technology Academic Research Center Differential amplifier circuit amplifying differential signals with selectively switching between differential signals and AD converter apparatus
JP2010166298A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Fujitsu Ltd アナログデジタル回路
JP2013059105A (ja) * 2012-11-19 2013-03-28 Fujitsu Ltd アナログデジタル回路及びそのアナログデジタル回路を用いた受信機
JP2015211391A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 旭化成エレクトロニクス株式会社 Ad変換器及びad変換方法
JP2016105663A (ja) * 2016-03-11 2016-06-09 セイコーエプソン株式会社 A/d変換回路及び電子機器
WO2017158678A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 オリンパス株式会社 Ad変換器およびイメージセンサ
WO2017158677A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 オリンパス株式会社 Ad変換器およびイメージセンサ
JPWO2017158678A1 (ja) * 2016-03-14 2019-01-17 オリンパス株式会社 Ad変換器およびイメージセンサ
US10700697B2 (en) 2016-03-14 2020-06-30 Olympus Corporation Ad converter and image sensor
US10742918B2 (en) 2016-03-14 2020-08-11 Olympus Corporation AD converter and image sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP3902778B2 (ja) 2007-04-11
US20050200510A1 (en) 2005-09-15
US7015841B2 (en) 2006-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3902778B2 (ja) アナログディジタル変換回路
CN108574487B (zh) 逐次逼近寄存器模数转换器
US11438004B2 (en) Analog to digital converter with inverter based amplifier
US8120388B2 (en) Comparator, sample-and-hold circuit, differential amplifier, two-stage amplifier, and analog-to-digital converter
US9490832B1 (en) Analog-to-digital converter circuit and method of implementing an analog-to-digital converter circuit
US20110205099A1 (en) Successive approximation type a/d converter circuit
US7852254B1 (en) 1-bit cell circuit used in a pipelined analog to digital converter
US10090851B2 (en) Successive approximation type analog-to-digital (A/D) converter
US9819354B2 (en) Reference voltage generator and analog-to-digital converter
CN111034052B (zh) 用于在不具有附加有源电路的sar adc中启用宽输入共模范围的方法和装置
US20080180136A1 (en) Pre-charge sample-and-hold circuit
WO2007088175A1 (en) A/d converter comprising a voltage comparator device
KR20200106119A (ko) 아날로그 디지털 변환기
CN216625715U (zh) 浮空型动态锁存比较器和逐次逼近型模数转换器
CN109995369B (zh) 模拟至数字转换器及适用于模拟至数字转换器的界面电路
CN107104669B (zh) 采样电压的集成电路、方法和系统
JP2005268895A (ja) スイッチ回路
Chow et al. 1V 10-bit successive approximation ADC for low power biomedical applications
CN113452371B (zh) 连续逼近暂存式模拟数字转换器与相关的控制方法
JP2009182513A (ja) Ad変換器
KR102092635B1 (ko) 동적 레지듀 증폭기 및 이를 포함하는 파이프라인 아날로그-디지털 변환기
CN113612482B (zh) 一种单端逐次逼近寄存器型模数转换器电路
Bahubalindruni et al. A high-gain, high-speed parametric residue amplifier for SAR-assisted pipeline ADCs
Valaee et al. An ultra low-power low-voltage switched-comparator successive approximation analog to digital converter

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees