JP2005206448A - シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法 - Google Patents

シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005206448A
JP2005206448A JP2004272074A JP2004272074A JP2005206448A JP 2005206448 A JP2005206448 A JP 2005206448A JP 2004272074 A JP2004272074 A JP 2004272074A JP 2004272074 A JP2004272074 A JP 2004272074A JP 2005206448 A JP2005206448 A JP 2005206448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
crucible
melt
radius
grown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004272074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4597619B2 (ja
Inventor
Yutaka Kishida
豊 岸田
Teruyuki Tamaki
輝幸 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siltronic Japan Corp
Original Assignee
Siltronic Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siltronic Japan Corp filed Critical Siltronic Japan Corp
Priority to JP2004272074A priority Critical patent/JP4597619B2/ja
Priority to DE602004008022T priority patent/DE602004008022T2/de
Priority to EP04029851A priority patent/EP1555336B1/en
Priority to TW093139907A priority patent/TWI301159B/zh
Priority to US11/020,858 priority patent/US7195668B2/en
Priority to KR1020040112305A priority patent/KR100761421B1/ko
Priority to CNB2004100615873A priority patent/CN1333116C/zh
Publication of JP2005206448A publication Critical patent/JP2005206448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4597619B2 publication Critical patent/JP4597619B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/10Crucibles or containers for supporting the melt
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10S117/90Apparatus characterized by composition or treatment thereof, e.g. surface finish, surface coating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10T117/10Apparatus
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10T117/10Apparatus
    • Y10T117/1024Apparatus for crystallization from liquid or supercritical state
    • Y10T117/1032Seed pulling
    • Y10T117/1068Seed pulling including heating or cooling details [e.g., shield configuration]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

【課題】チョクラルスキー法による結晶育成装置において、結晶の生産性、歩留り、および結晶品質の向上を図れるようにしたシリコン結晶育成るつぼ及びそのるつぼを使用したチョクラルスキー法によるシリコン結晶育成方法を提案する。
【解決手段】チョクラルスキー法による結晶育成用のるつぼの底部内面側形状が、るつぼの回転軸に対して軸対称な少なくとも1つの凸部を持ち、該凸部の外周端の位置が前記回転中心軸から育成する結晶の半径の1.2から0.4倍にあり、かつ、該凸部の高さが育成する結晶半径の7%以上であり100%以下であるようにする。
【選択図】図9

Description

本発明は、チョクラルスキー法によるシリコン結晶の育成において、育成中の結晶の変形を抑制することで、結晶の生産性、歩留り、および結晶品質の向上を図れるようにしたシリコン結晶育成用るつぼ及びそのるつぼを使用したチョクラルスキー法によるシリコン結晶育成方法に関する。
電子素子や光電子素子をつくるための基板として、さまざまな元素半導体や化合物半導体等の結晶が用いられているが、これらの結晶を製造する手法としてチョクラルスキー法(CZ法)がある。このCZ法は大型の結晶を製造するために有利な手法であり、今日の半導体電子素子の主流であるシリコン結晶のほとんどがCZ法で製造されている。
図1は、CZ法による結晶製造炉の模式縦断面図であり、この炉では、回転および昇降可能なるつぼ軸7の上に載置されたサセプター1に収容されたるつぼ2に結晶原料を装填し、これをヒーター3で加熱して、溶解することで融液4を得ている。一方、炉の頂部には結晶を回転させながら上方に引上げる機構20が設けられており、この機構に接続した種結晶5を融液4に浸漬した後、種結晶5およびるつぼ1を互いに逆方向に回転させながら種結晶5を上方に引上げて、円柱形の結晶6を育成している。
このCZ法においては、結晶が融液の自由表面から結晶を育成するため、結晶成長界面は自由端となっているが、炉内の加熱部材の配置や、結晶回転やるつぼ回転によって、結晶近傍の温度分布が軸対称となるように調整することで、円柱形の結晶を育成することができる。しかし、育成速度を速くすると、結晶が螺旋状または花びら状の変形を起こし、結晶の形状歩留が落ちるのみでなく、界面変形に伴う局所的な界面張力の減少で結晶が融液面から乖離したり、結晶がるつぼ壁や融液面上部にある炉内部材と接触して落下する事態につながるため、結晶の育成速度をある速度より速くすることが難しかった。
結晶の育成速度にこのような上限があることは結晶の生産性を妨げるばかりでなく、結晶の品質にも影響が出る。特に半導体基板用途のシリコン単結晶では微小欠陥の量が結晶の育成速度Vと成長界面での結晶成長方向の温度勾配Gとの比V/Gで決まっており、このV/Gが臨界値より小さい状況で育成された結晶はその良品歩留が大きく損なわれる(非特許文献1参照。)。
この育成速度増加に伴う結晶変形の原因は未だ解明されていないが、育成する結晶がよく冷却されるように融液界面上側の炉内部材を工夫することで改善が図られることが広く知られており、育成中の結晶の近くに水冷管を設置するなどの数多くの技術が提案されている(特許文献1、2、3参照。)。
特開昭63-256593号公報 特開平8-239291号公報 特開平11-92272号公報 「新日鐵技法」第373号、2000年9月29日発行、第2頁
育成する結晶がよく冷却されるように工夫することで、結晶成長速度はある程度改善されるが、成長速度を増大していくと結晶が変形を起こし、所定形状の結晶が育成できなくなる問題があった。育成速度の限界が、結晶と融液の乖離ではなく、結晶の変形によって起きることは、この問題の原因が、結晶育成速度が結晶冷却速度に比べて速すぎることによる熱バランスの崩れによるものではなく、それ以前に、結晶外周側での結晶成長界面の不安定化により発生することを意味している。この成長界面不安定の要因として、結晶の径方向の温度勾配の変化が関連していることが予想されるが、育成速度と外周成長界面温度勾配の関連性が良くわかっておらず、結晶変形に対する有効な対策が得られていなかった。
本発明者は、CZ法によるシリコン結晶育成時に発生する結晶変形の原因を数値流動シミュレーションおよび流動の持つ渦度に着目した解析調査をおこなった結果、結晶成長速度増大による結晶変形の原因は、シリコン結晶に特有な結晶方向に大きく膨らんだ成長界面の形状とるつぼ底との鉛直方向の厚みが大きく影響していることが分かった。
本発明の請求項1に記載された発明は、チョクラルスキー法による結晶育成用のるつぼの底部内面側形状が、るつぼの回転軸に対して軸対称な少なくとも1つの凸部を持ち、該凸部の外周端の位置が前記回転中心軸から育成する結晶の半径の1.2から0.4倍にあり、かつ、該凸部の高さが育成する結晶半径の7%以上であり100%以下であることを特徴としている。このメカニズムを以下に詳しく述べる。
CZ法での結晶育成中の融液は、るつぼ回転と結晶回転とにより角運動量を得ているが、結晶よりもるつぼの方がはるかに融液との接触面積が大きく回転半径が大きい。このため、融液の大部分はるつぼとほぼ同じ速度で回転し、結晶成長界面の近傍のみが結晶とほぼ同じ回転数でまわっている状況となっている(AWD Jones J.Crystal Growth, 88,(1988) P465 参照)。
図2は、CZ法による結晶育成用るつぼ内融液の流動構造を示している。この拡大模式図に示すように、CZ法のるつぼ内融液は、流体力学的に3つの領域に分けられる。
第1の領域は、22で示されているコクラン境界層である。これは、結晶直下にあり結晶とほぼ同一回転数で矢印23で示す方向に回っている薄い層である。この層の厚みは極めて薄く、シリコン融液においては1mmに満たない。この層は大きな回転モーメントを持つため、比較的安定で流動の乱れが小さい。
第2の領域は、24で示されている剛体回転領域である。この層はこの領域ではヒーターからの加熱による熱対流が起こっており流動の乱れも多いが、通常のCZ法では、対流やこれに伴う乱れの速度よりもるつぼの回転速度が十分速いため、この層は文字通りるつぼと一緒に矢印25で示す方向に回転していると考えられる。したがって、この領域内の融液の渦度ベクトルはほぼ回転軸方向に沿い、渦管はるつぼ底から融液表面までをほぼ鉛直に貫いたものになっている。
第3の領域は、26で示されている中間層の領域で、コクラン境界層22と剛体回転領域24の間に円盤状に広がっている。この領域の厚みはコクラン境界層22の数倍程度で薄く、径方向の広がりは結晶径の約1.2倍以下であると考えられる。この領域は、結晶回転とるつぼ回転の両方からのせん断力が集中して働いておりレイノルズ数が高い。これはこの領域での流動が乱れやすいことを意味している。
上記のような状態にあるCZ法の融液中で、るつぼの外周側の剛体回転域において熱対流等の揺らぎ等で生成した渦管が、結晶成長界面下部まで移動する場合を図3に従って説明する。
図3には、CZ法によるシリコン結晶育成用るつぼ内の融液層の厚みの変化と渦管の長さの変化が、結晶6の中心軸線27の左側の部分について模式的に示されている。融液の上方に膨らんだ結晶成長界面が28、融液4の自由表面が29、るつぼ底が30で示されている。
CZ法でのシリコン結晶の成長界面は通常上向き(結晶の成長方向)に膨らんでいるため、通常使用されている内底部が球面状のるつぼの場合、結晶成長界面とるつぼ内底の鉛直距離は結晶外周側から結晶中心軸線に向かうにつれて長くなっている。ここで、熱対流等のゆらぎにより、結晶の外側から中心に向かって鉛直に立った渦管31が進入すると、渦管32,33で示すように渦管の長さが伸びる。渦管の長さが伸びると、渦度の保存則から、渦管内の回転速度が増加する。このとき、中間層の底部には渦管の伸張に起因する大きなせん断力が働くため、そこでの流動が不安定となる。
図4の(a)には、数値シミュレーションで得られたシリコン結晶育成時の融液表面の渦度分布のパターンが示されており、図4の(b)には温度分布のパターンが示されている。図中、6は結晶、34はるつぼ2の側壁を示す。
特に結晶の外周部には、図4(a)に示されるような周方向に波打った渦が生成され、これと同時に、図4(b)に示すように周方向に波打ち歪んだ温度分布が生ずる。この温度分布は直接結晶成長界面の形状に影響を与えるため、結晶変形の原因となる。また、周方向に波打った乱れは、径方向への熱輸送を促進するため、結晶成長界面の径方向の温度勾配dT/dRを大幅に小さくする。dT/dRは、その値が小さいほど結晶が変形する自由度が大きく、より結晶の変形しやすい状態であることを意味する。
実際に、上記の説を確認するため、高速でのシリコン結晶育成を想定し、結晶界面の断面形状を結晶育成方向に振幅Hで膨らんだ1/2周期の三角関数型とおいて数値流動シミュレーションを行った。この結果、結晶外周端に接する融液表面の温度勾配dT/dRの周方向平均値と、Hすなわち結晶の膨らみの高さについて表1のような関係が得られた。ここでHは結晶半径を1とした単位で示してある。尚、この数値シミュレーションにおいて、るつぼ回転による融液のテイラー数は1×1010。結晶径はるつぼ径の1/2、結晶回転数はるつぼ回転の2倍で逆方向とした。また、るつぼ融液はアスペクト比6の円筒領域としているため、このシミュレーションでのHは、結晶の端から中心までの間での渦管の伸び量に相当する。
Figure 2005206448
このように、数値シミュレーションからも、結晶界面の膨らみの増加(すなわち融液の鉛直方向の厚みの増加)に対し、結晶変形に対する安定度の指標であるdT/dRが減少することが示される。以上のことから、上記説明のように結晶変形は結晶成長界面下での渦管の伸縮に起因していると考えられる。
上記の考察とシミュレーションの結果に基づき発明者らは、シリコン結晶の変形抑制のために、結晶育成に使用するつぼの底の形状を形成することを考案した。
これまでの考察に基づくと、中間層を通して結晶形状に影響がでると考えられる領域での渦管の長さが、るつぼの中心方向に向かって短くなることが肝要であるため、融液界面の膨らみ形状を考慮した融液層の鉛直方向の厚みがるつぼの中心軸線方向に向かって増加しないようにるつぼ底部の形状が形成されていれば良いことになる。また、一方でシリコンの融液は粘性流体であるため、このような形状から多少ずれていても効果が期待できる。したがって、るつぼ底部が結晶育成方向に凸型に膨らんでおり、その凸部が育成する結晶の半径の1.2倍以内にあるようなものであればdT/dRを増加させる効果があると考えられる。
このことを確認するため、るつぼ底部の形状として下記および図5に示すような8つのタイプのものについて、表1の条件4の結晶界面形状を仮定した融液流動の数値シミュレーションを実施し、dT/dRに対する効果を調査した。
タイプ(1) 底面の形状が結晶成長界面と同形状であるるつぼ
タイプ(2) るつぼの回転軸を中心にして、結晶半径の0.4から1.2倍の区間に高さ0.13倍の半円環状の凸部をもつるつぼ
タイプ(3) るつぼの回転軸を中心から結晶半径の0.8倍までの区間に高さ0.13倍の半円環状の凸部をもつるつぼ
タイプ(4) るつぼの回転軸を中心として結晶半径の0.4倍までの区間に高さ0.13倍の凸部をもつるつぼ
タイプ(5) るつぼの回転軸を中心として、結晶半径の0.85から1.05倍までの区間に高さ0.13倍の半円環状の凸部をもつるつぼ
タイプ(6) るつぼの回転軸を中心から結晶半径の0.8倍から1.2倍までの区間が斜面となっている高さ0.2倍の円錐台形状の凸部を持つるつぼ
タイプ(7) るつぼの回転軸を中心から結晶半径の0.95倍から1.05倍までの区間が斜面となっている高さ0.2倍の円錐台形状の凸部を持つるつぼ
タイプ(8) るつぼの回転軸を中心にして、結晶半径の0.8から1.6倍の区間に高さ0.13倍の凸部をもつるつぼ
上記の(1)から(8)のタイプのるつぼをもとにして行ったシミュレーションによって得られた結晶外周端での融液表面の径方向温度勾配(dT/dR)の結果は、表2のようになった。比較のため、この表ではるつぼ底部が水平面であるもの(表1の条件4)と同じ)をタイプ(0)として含めて示している。
表2は、各種タイプのるつぼ形状に対し、数値シミュレーションによって得られたdT/dRの値、(位置、および高さの数値は、結晶半径を1とした単位で示した。)を示す。
Figure 2005206448
この結果から、るつぼの底部内面側形状が、るつぼの回転軸に対して凸部を持ち、その凸部が育成する結晶の半径の1.2倍以内にあるような、タイプ(1)から(7)のようなるつぼでは、結晶外周端でのdT/dRの増加に効果があることがわかった。しかし一方でタイプ(8)のように、るつぼ底部に凸部があっても、それが結晶の下部に位置しないものでは、dT/dRを大きくする効果がないばかりか、逆にdT/dRが小さくなることがわかった。
また、結晶エッジ部での深さが大きく変化するタイプ(6)および(7)のものは、結晶成長界面の中心部での融液層の厚みが中心に向かって深くなっていてもdT/dRが大きくなることがわかった。
また、本発明においては、るつぼ底部内面に凸部を構成することになるが、その凸部の高さによっても効果の大小があると考えられる。本発明の効果は、得られるdT/dR の大きさを、坩堝底に凸部がない平坦なるつぼの使用時に結晶成長界面が平坦な(上側凸状になっていない)状態での値と比較することで判断できる。
図6は、凸部の高さが異なるタイプ(7)の形状のるつぼについてdT/dRと凸部の高さHの関係を、数値シミュレーションによって求めたものである。ここで、Hはるつぼ半径に対するパーセンテージを示す。また、参考のため、坩堝底に凸部がない平坦なるつぼを使用した結晶成長界面が平坦な結晶育成について、数値シミュレーションで求めたdT/dR の値(1.35℃/mm)を図中に点線で示している。
図6に示すように、dT/dRは凸の高さにほぼ比例して増加し、Hが結晶半径の7%より大きい場合に1.35℃/mmを超え、これよりHが大きい場合に本発明の効果があることがいえる。
また、凸部の高さHが高いほどdT/dR が大きく、効果が大きいと考えられるが、Hが大きいと、実際の操業においては、底部の凸部の頂点より低い位置にある融液を結晶化させることができないため、その分の原料が無駄となる。凸部の高さが坩堝結晶半径よりも高い場合、無駄になる融液の量は、同じく無駄となる結晶のテイル部やコーン部以上の重量となり経済的ではない。
以上より、請求項1に記載のるつぼは、上記タイプ(1)から(7)のものが該当するように、るつぼの底部内面側形状が、るつぼの回転軸に対して軸対称な1つ以上の凸部を持ち、その凸部が育成する結晶の半径の1.2倍から0.4倍以内にあり、かつ、該凸部の高さが育成する結晶半径の7%以上であり100%以下であることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、上記タイプ(2)(3)および(5)(6)(7)のるつぼのように、るつぼの回転中心軸線からの距離が育成する結晶の半径の少なくとも1.2倍から0.8倍となる区間での底部内面形状が、結晶定型部育成時の結晶に対する融液界面の膨らみ形状を考慮した融液層の鉛直方向の厚みがるつぼの中心軸線方向に向かって増加しないように形成され、かつ、底部内面に形成される凸部の高さが育成する結晶の半径以下であることを特徴としている。
この場合、少なくとも1.2倍から0.8倍の区間で融液層の深さを増加することはなく、少なくともその一部ではるつぼ中心に向かって減少(例えば漸減あるいは単調に減少)していくのである。もちろん1.2倍から0.8倍の区間全体にわたって減少している場合を含んでいる。したがって、例えば結晶半径の1,2倍から1.0倍となる区間で融液の厚みが単調に減少し、結晶半径の1.0倍から0.8倍の区間ではほぼ一定値をとるように、るつぼ内底を形成したり、又は結晶半径の1.3倍から0.9倍の区間では融液の厚みが減少し、0.9倍からるつぼ中心軸線までの区間では融液の厚さがほぼ一定値をとるように、るつぼ内底を形成したり、逆に結晶半径の例えば1.3倍から1.0倍の区間では融液の厚みを一定とし、結晶半径の1.0倍から0.7倍の区間にかけて或いは1.0倍からるつぼ回転中心軸線にかけての区間において融液の厚みをるつぼ中心方向に向かって減少するようにるつぼ内底を形成することもできる。すなわち、請求項2記載の発明では、結晶半径の少なくとも1.2倍〜0.8倍と区間の一部において融液の厚さがるつぼ中心方向に向かって増加しないようにしていればよいのである。それ故、結晶半径の少なくとも1.2倍から0.8倍の区間では、融液の厚みはるつぼ中心方向に向かって渦管の伸長はなくなり、結晶変形は生じなくなる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明のるつぼにおいて結晶中心部の下での渦管の伸びが大きくならないように、育成する結晶の半径から回転中心までの区間での低部内面の高さが中心軸方向に向かって減少しないように形成され、かつ、底部内面に形成される凸部の高さが育成する結晶の半径以下であることを特徴としている。これは、上記のタイプ(6)および(7)のるつぼに相当し、この請求項の発明に該当しないが請求項2に該当するタイプ(3)のようなるつぼよりもdT/dRを大きくする効果があり、より効果的に結晶変形抑制できる。
また、上記請求項1から3の発明に従ってるつぼ底形状をデザインするためには、定型部育成時の結晶の内面形状を知る必要があるが、これは従来形状のるつぼを使用して育成した結晶の断面をX線トポグラフィによって可視化されるストライエーション模様の形状により確認することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は請求項3記載の結晶育成用るつぼを使用して、チョクラルスキー法によりシリコン結晶を育成することを特徴としている。この場合結晶品質の良好な結晶を高速に育成することができる。
本発明の思想は、剛体回転域での渦管が鉛直方向に立っていることが前提となっているが、るつぼ内に発生している熱対流によって渦管の向きが鉛直方向からずれることで、本発明の効果が弱くなる場合がある。これに対して、発明者らは、回転している容器内の流動においては、回転に伴うコリオリ力の働きにより流動の鉛直成分が抑制されることが知られているため(吉澤徹「流体力学」東京大学出版会 2001年9月5日発行、P75参照)、コリオリ力をより強く働かせることで、融液内の渦管の軸を鉛直方向に保つことができ、本発明の効果をより強く発現できると考えた。
したがって、請求項5記載の発明は、請求項1、2又は請求項3記載の結晶育成用るつぼを使用し、結晶育成中のるつぼ回転数を融液のテイラー数が1.0×10以上となるように設定することを特徴としている。この場合も結晶品質を向上させて、結晶育成速度を高めることができる。
ここで、テイラー数とは融液に働くコリオリ力の強さを示す無次元数であり、以下の関係式で定義される:
Ta =4Ω/ν
ここで,Ωはるつぼの回転角速度、Rはるつぼの半径、νは原料融液の動粘性係数である。
上述のように本発明により、融液中の渦管が結晶直下に侵入したとき、渦度の保存則に従って渦管の回転が加速されることなく、結晶成長界面の側部の流れを安定に保つことができ、且つ結晶成長界面の外周側の温度分布を安定化でき、育成中のシリコン結晶の変形を抑制することができ、結晶の生産性が高まり、結晶の品質を向上させることが可能である。
さらに本発明により、結晶育成中のるつぼ回転数を、融液のテイラー数が1.0×10以上となるように制御することにより、結晶の育成速度を高めることができる。
次に本発明を実施の形態に基づき図を用いて詳細に説明する。
図7に、比較例1として、現在シリコン結晶の製造用に使用される典型的な口径350mmの石英製るつぼの断面形状が示されている。このるつぼは鉛直に立った内径350mm円筒状の外壁部と半径350mmの球面の底部を、半径70mmで内接する円弧状の壁で接続して構成されている。
図8は、このるつぼを用いて、直径100mmの結晶を育成した場合のるつぼ外壁位置から中心軸線位置までの融液層の鉛直長さの変化を、結晶定型部育成時の成長界面の形状、るつぼ底形状の変化と合わせ示したものである。
図8において、縦軸に高さをmm単位でとり、横軸にるつぼ中心軸線からの距離を同じくmm単位でとり、るつぼ中心軸線からの半径方向のるつぼ内底面の高さは実線35で、融液層の厚さは波線36で、融液の液面および結晶成長界面の高さは点線37で、結晶外周端の位置は38で示されている。融液層の鉛直長さはるつぼの外周側から中心軸線に向かって単調に増加していることがわかる。
図9は、本発明のシリコン結晶育成用の石英製るつぼの第1実施例の縦断面図である。このるつぼは、直径100mmの結晶育成用のもので、その外形は図7に示す比較例1のものと同一であるが、るつぼ底部の中心から半径60mm以内の部分が高さ10mmの低い円錐形になっている。
図10は、図9に示するつぼを用いて直径100mmの結晶を育成した場合のるつぼ外周位置から中心位置までの融液の鉛直方向の厚さの変化を、結晶定型部の成長界面の形状、るつぼ底形状の変化と合わせ示したものである。この図においても、縦軸に高さをmm単位でとり、横軸にるつぼ中心軸線からの距離をmm単位でとり、るつぼ中心軸線からの半径方向のるつぼ内底面の高さは実線35で、融液層の厚さは波線36で、融液の液面および結晶成長界面の高さは点線37で、結晶外周端の位置は38で示されている。融液層の鉛直方向の厚さは、るつぼの外周径の半径175mmの位置から中央に向かって結晶半径の1.2倍である半径60mmの位置までの部分までは単調に増加しているが、結晶半径60mmの位置から結晶半径の50mmの位置にかけて単調に減少し、結晶半径50mmの位置から結晶半径の0.8倍の結晶半径40mmの位置にかけてほぼ一定になっている。すなわち本発明により、るつぼ回転中心軸線からの距離が、育成する結晶半径の少なくとも1.2倍から0.8倍となる区間で結晶定型部育成時の結晶中央部の融液界面の上向きの膨らみ形状を考慮した融液層の鉛直方向の厚みがるつぼ中心方向に向かって増加しないように形成されているのである。なお、この実施例では、結晶半径の0.6倍の30mmから結晶中心に向かって融液層の厚みは漸減するように、るつぼ底部の内面形状が円錐形に形成されているが、円錐台又は折返しダブルコーンと称される円錐形の中央部を逆方向に円錐状にへこませることにより融液層の厚みがるつぼ中心に向かって増加しないように、すなわち厚みが一定値または単調に漸減するように構成できる。
図11および図12は、図7に示す比較例1の通常のるつぼを用いた場合と図9に示す本発明の実施例のるつぼを用いた場合の、結晶育成速度と結晶の変形幅の関係を示す線図である。ここでは横軸に成長速度がmm/minの単位で、縦軸に変形幅を任意単位にてとって示されている。この結晶の変形幅は、結晶が1回転する間の結晶外周端の位置の最大値と最小値の差を、ビデオカメラで捉え画像処理装置によって算出したものである。
図11および図12は上記2つのるつぼに40kgの原料を溶解させ、直径100mmの結晶を、一定の結晶回転数15rpmで回転して、育成速度を徐々に増加させながら育成させたときの引き上げ速度と結晶径の変動の関係を示している。
図11は、るつぼの回転数を一定の1.8rpmで回転し、融液のテイラー数を9.20×10としたときの結果であり、比較例1の場合を曲線39にて示し、本発明の実施例の場合を曲線40にて示す。比較例1の通常の構造のるつぼを用いた結晶育成では、引き上げ速度が1.2mm/min以上で結晶変形が始まり、径変動の幅振幅が急速に増大し引き上げ速度を低下させざるを得なかった。一方、本発明の実施例の底部形状のるつぼでは、引き上げ速度を1.2mm/minまで増加しても結晶変形が起こらず、1.4mm/minまで増加させた時点で変形が始まり径変動が大きくなった。すなわち、本発明の実施例の構造のるつぼを使用したほうが、結晶変形を起こさずに高速で結晶を育成できた。
図12は、上記の試験に引き続き、るつぼ融液のテイラー数が3.0×10になるように、るつぼ回転数を高く設定した場合の結果を示している。この図で、図7に示す比較例1の通常構造のるつぼを用いた場合を曲線41にて示し、本発明の図8に示す実施例1の構造のるつぼを用いた場合を曲線42にて示す。この場合、請求項4の条件を満たしている。
比較例1の通常のるつぼでは、引き上げ速度が1.1mm/min以上で結晶変形が起こったため径変動の幅振幅が大きくなり、引き上げ速度を低下させざるを得なかったが、本発明の実施例の構造の底部形状を有するるつぼでは、1.4mm/minまで増加しても結晶変形がおこらす、1.5mm/minまで増加させた時点で径の変形が始まった。すなわち、るつぼ融液のテイラー数が大きくコリオリ力の働きが強い場合には、本発明による効果が顕著で、より高速に結晶を育成することができる。
CZ法による結晶育成炉の概略図。 CZ法による結晶育成用るつぼ内の融液流動構造の模式図。 CZ法のるつぼ内での融液層の厚みの変化と渦管の伸長関係を説明する概略図。 数値シミュレーションで得られたシリコン結晶育成時の融液表面の渦度と温度の分布パターンを示す図。 数値シミュレーションで検討した、さまざまなるつぼ底部形状と結晶界面の形状を示す図。 本発明の請求項1のるつぼにおいて、るつぼ底部内面に形成される凸部の高さとdT/dRの関係を示す図。 比較例1のるつぼの縦断面形状を示す図。 図6のるつぼによるシリコン結晶育成時における融液層厚さの径方向変化を示す線図。 本発明の実施例1のるつぼの縦断面形状を示す図。 図8に示す構造のるつぼによるシリコン結晶育成時における融液層厚さの半径方向変化を示す線図。 テイラー数9.2×10での、結晶育成速度と結晶の変形幅の関係を、本発明の実施例1のるつぼを用いた場合と図7の比較例1のるつぼを用いた場合について示す線図。 テイラー数3.0×10での、結晶育成速度と結晶の変形幅の関係を、本発明の実施例1のるつぼを用いた場合と図7の比較例1のるつぼを用いた場合について示す線図。
符号の説明
1 サセプター
2 るつぼ
3 ヒーター
4 融液
5 種結晶
6 結晶
8 断熱材
9 炉体
10 断熱材
20 結晶駆動機構
21 ワイヤー
22 コクラン境界層
23 結晶回転方向
24 剛体回転領域
25 るつぼ回転方向
26 中間層
27 回転中心軸線
28 結晶成長界面
29 融液自由表面
30 るつぼ底
31,32,33 渦管
34 るつぼ側壁
35 るつぼ底面の高さ
36 融液層の厚さ
37 融液液面
38 結晶の外周端
39 比較例の結晶育成速度と結晶の変形幅との関係を示す曲線
40 本発明の実施例1の結晶育成速度と結晶の変形幅との関係を示す曲線
41 比較例1の結晶育成速度と結晶の変形幅との関係を示す曲線
42 本発明の実施例1の結晶育成速度と結晶の変形幅との関係を示す曲線

Claims (5)

  1. チョクラルスキー法による結晶育成用のるつぼの底部内面側形状が、るつぼの回転軸に対して軸対称な少なくとも1つの凸部を持ち、該凸部の外周端の位置が前記回転中心軸から育成する結晶の半径の1.2から0.4倍にあり、かつ、該凸部の高さが育成する結晶半径の7%以上であり100%以下であることを特徴とするシリコン結晶育成用るつぼ。
  2. チョクラルスキー法による結晶育成用のるつぼの回転中心軸線からの距離が育成する結晶の半径の少なくとも1.2倍から0.8倍となる区間での底部内面形状が、結晶定型部育成時の結晶に対する融液界面の膨らみ形状を考慮した融液層の鉛直方向の厚みがるつぼの中心軸線方向に向かって増加しないように形成され、かつ、底部内面に形成される凸部の高さが育成する結晶の半径以下であることを特徴とする、シリコン結晶育成用るつぼ。
  3. チョクラルスキー法による結晶育成用のるつぼの回転中心軸線からの距離が育成する結晶の半径の少なくとも1.2倍から0.8倍となる区間での底部内面形状が、結晶定型部育成時の結晶に対する融液界面の膨らみ形状を考慮した融液層の鉛直方向の厚みがるつぼの中心軸線方向に向かって増加しないように形成されており、かつ、育成する結晶の半径から回転中心までの区間での底部内面の高さが、中心軸線方向に向かって減少しないように形成され、かつ、底部内面に形成される凸部の高さが育成する結晶の半径以下であることを特徴とする、シリコン結晶育成用るつぼ。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項記載の結晶育成用るつぼを使用し、チョクラルスキー法により結晶を育成することを特徴とするシリコン結晶育成方法。
  5. 請求項1から3までのいずれか1項記載のるつぼを使用し、結晶育成中のるつぼ回転数を融液のテイラー数が1.0×10以上となるように設定することを特徴とする、チョクラルスキー法によるシリコン結晶の育成方法。
JP2004272074A 2003-12-26 2004-09-17 シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法 Expired - Fee Related JP4597619B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272074A JP4597619B2 (ja) 2003-12-26 2004-09-17 シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法
DE602004008022T DE602004008022T2 (de) 2003-12-26 2004-12-16 Verfahren zur Züchtung von Siliziumkristall
EP04029851A EP1555336B1 (en) 2003-12-26 2004-12-16 Process for the growth of silicon crystal
TW093139907A TWI301159B (en) 2003-12-26 2004-12-21 Crucible for the growth of silicon crystal and process for the growth of silicon crystal
US11/020,858 US7195668B2 (en) 2003-12-26 2004-12-22 Crucible for the growth of silicon single crystal and process for the growth thereof
KR1020040112305A KR100761421B1 (ko) 2003-12-26 2004-12-24 실리콘 결정 육성용 도가니 및 실리콘 결정의 육성 방법
CNB2004100615873A CN1333116C (zh) 2003-12-26 2004-12-27 生长硅晶体用的坩埚及生长硅晶体的方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003435062 2003-12-26
JP2004272074A JP4597619B2 (ja) 2003-12-26 2004-09-17 シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005206448A true JP2005206448A (ja) 2005-08-04
JP4597619B2 JP4597619B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=34622253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004272074A Expired - Fee Related JP4597619B2 (ja) 2003-12-26 2004-09-17 シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7195668B2 (ja)
EP (1) EP1555336B1 (ja)
JP (1) JP4597619B2 (ja)
KR (1) KR100761421B1 (ja)
CN (1) CN1333116C (ja)
DE (1) DE602004008022T2 (ja)
TW (1) TWI301159B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186354A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Sumco Corp シリコン単結晶引上装置
WO2022024666A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 信越石英株式会社 石英ガラスるつぼ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2248932A4 (en) * 2008-02-18 2011-05-11 Sumco Corp METHOD FOR GROWING SILICON MONOCRYSTALS
CN101787560B (zh) * 2009-01-23 2012-06-13 中国科学院理化技术研究所 用于熔体提拉法生长晶体的调节气液温差的异形坩埚
CN101935869B (zh) * 2010-09-17 2013-11-20 浙江大学 一种用于生长铸造单晶硅的坩埚及衬底片

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162595A (ja) * 1986-12-25 1988-07-06 Sony Corp 結晶成長装置
JPH0165866U (ja) * 1987-10-22 1989-04-27
JPH0570282A (ja) * 1991-09-10 1993-03-23 Sumitomo Metal Ind Ltd 単結晶引き上げ装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58208193A (ja) * 1982-05-28 1983-12-03 Hitachi Ltd るつぼ
FR2528454A1 (fr) * 1982-06-11 1983-12-16 Criceram Creuset modifie pour la methode de cristallisation par goutte pendante
JP2528309B2 (ja) * 1987-04-14 1996-08-28 住友シチックス株式会社 単結晶成長装置
GB8718643D0 (en) * 1987-08-06 1987-09-09 Atomic Energy Authority Uk Single crystal pulling
JPH033409A (ja) * 1989-05-31 1991-01-09 Canon Inc ディジタル自動利得制御方式
JPH0741116B2 (ja) * 1992-10-01 1995-05-10 大建プラスチックス株式会社 物干し用竿掛け器具
JPH06321678A (ja) * 1993-05-18 1994-11-22 Kawasaki Steel Corp 結晶引上用ルツボ
DE19503357A1 (de) * 1995-02-02 1996-08-08 Wacker Siltronic Halbleitermat Vorrichtung zur Herstellung eines Einkristalls
JP3992800B2 (ja) 1997-09-22 2007-10-17 Sumco Techxiv株式会社 単結晶製造装置および単結晶の製造方法
CN2313933Y (zh) * 1997-11-18 1999-04-14 中国科学院上海技术物理研究所 一种石英坩埚
DE19902302A1 (de) * 1999-01-21 2000-07-27 Synthesechemie Gmbh Kristallziehen mit Ultraschall
JP2002029890A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Wacker Nsce Corp シリコン単結晶引き上げ用石英ガラスルツボ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162595A (ja) * 1986-12-25 1988-07-06 Sony Corp 結晶成長装置
JPH0165866U (ja) * 1987-10-22 1989-04-27
JPH0570282A (ja) * 1991-09-10 1993-03-23 Sumitomo Metal Ind Ltd 単結晶引き上げ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186354A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Sumco Corp シリコン単結晶引上装置
WO2022024666A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 信越石英株式会社 石英ガラスるつぼ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4597619B2 (ja) 2010-12-15
TWI301159B (en) 2008-09-21
CN1637176A (zh) 2005-07-13
US20050139153A1 (en) 2005-06-30
KR100761421B1 (ko) 2007-10-04
DE602004008022D1 (de) 2007-09-20
CN1333116C (zh) 2007-08-22
EP1555336A3 (en) 2005-07-27
DE602004008022T2 (de) 2007-12-13
US7195668B2 (en) 2007-03-27
TW200525052A (en) 2005-08-01
KR20050067086A (ko) 2005-06-30
EP1555336B1 (en) 2007-08-08
EP1555336A2 (en) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6202119B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
US20090068407A1 (en) Method for producing a monocrystalline si wafer having an approximately polygonal cross-section and corresponding monocrystalline si wafer
US20100126407A1 (en) Silica glass crucible and method for pulling single-crystal silicon
JP6950581B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法およびシリコン単結晶の引き上げ装置
JP4597619B2 (ja) シリコン結晶育成用るつぼ及びシリコン結晶の育成方法
JP6248816B2 (ja) 単結晶の製造方法
WO2019167988A1 (ja) シリコン単結晶の酸素濃度推定方法、およびシリコン単結晶の製造方法
JP2013209257A (ja) サファイア単結晶及びその製造方法
JP6439536B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2016064958A (ja) SiC単結晶の製造方法
TWI625432B (zh) 單晶矽的製造方法及單晶矽
JP4883020B2 (ja) 単結晶製造装置および製造方法
RU2304642C2 (ru) Способ выращивания монокристаллов германия
WO2013088646A1 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2008214118A (ja) 半導体単結晶の製造方法
JP4438701B2 (ja) シリコン単結晶製造方法
JP2005281068A (ja) シリコン種結晶およびシリコン単結晶の製造方法
JP6451478B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP6597857B1 (ja) 熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置及び単結晶の製造方法
JP2007076974A (ja) シリコン単結晶引上用ルツボ
JP2005145724A (ja) シリコン単結晶の製造方法及びシリコン単結晶
JP2940461B2 (ja) 単結晶の成長方法
JP6699620B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JPS6086092A (ja) 単結晶引上装置
JP2006248808A (ja) 結晶製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061006

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090511

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100524

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees