JP2005204227A - 受信装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】的確な着信通知が可能な受信装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】着呼信号から抽出された発信者番号およびユーザ状態記憶部に記憶されたユーザ状態に基づいて着信通知を行うことで、ユーザの状態および発信者に対応した着信通知が行える。例えば、ユーザの忙しさや発信者の重要度に応じて着信通知を変化させ、ユーザの柔軟な対応が可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パケットを用いた通信により通話を行う受信装置およびプログラムに関する。
パケットを用いた通信により通話を行うIP電話端末が用いられる。
このIP電話端末で他からの着信を受けるときには、着信音が発せられ、ユーザへの注意が喚起される。この着信音は内蔵するスピーカから発せられるが、ユーザがヘッドセットを用いている場合にはこのヘッドセットを通じて行われるのが通例である。
なお、着信音をヘッドセットとスピーカの双方から出力する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2003−169107号公報
ここで、ユーザに着信通知が的確に行われることが好ましい。例えば、ユーザの状態や着信相手に応じて着信通知が行われればユーザにとって便宜である。
上記に鑑み、本発明は的確な着信通知が可能な受信装置およびプログラムを提供することを目的とする。
A.上記目的を達成するために、本発明に係る受信装置は、ユーザの状態を記憶するユーザ状態記憶部と、発信者を識別する発信者識別標識を含む着呼信号を受信する着呼信号受信部と、前記着呼信号受信部が受信した着呼信号から発信者識別標識を抽出する発信者識別標識抽出部と、前記ユーザ状態記憶部に記憶されたユーザ状態および前記発信者識別標識抽出部で抽出された発信者識別標識に基づいて、着信通知を行う着信通知部と、を具備することを特徴とする
着呼信号から抽出された発信者識別標識およびユーザ状態記憶部に記憶されたユーザ状態に基づいて着信通知を行うことで、ユーザの状態および発信者に対応した着信通知が行える。例えば、ユーザの忙しさや発信者の重要度に応じて着信通知を変化させ、ユーザの柔軟な対応が可能となる。
(1)ここで、前記着信通知部が、前記発信者識別標識に基づいて着信通知パターンを切り換えてもよい。
例えば、発信者の重要度に応じて着信通知パターンを変化させることが可能となる。
(2)また、前記着信通知部が時系列的に切り替えられる複数の着信通知手段を有してもよい。例えば、着信の当初に光、映像、または振動を用いて着信を通知することで、周囲への影響を低減できる。
B.本発明に係る受信装置は、着呼信号を受信する着呼信号受信部と、着信音信号に基づき、着信音を出力する音声出力部と、着信音信号を出力する音声出力端子と、前記着呼信号受信部が受信した着呼信号に基づいて着信音信号を発生させ、かつ前記音声出力端子への音声出力装置の接続時に、前記音声出力端子および前記音声出力部の双方にこの着信音信号を出力する着信音信号発生部と、を具備することを特徴とする。
音声出力端子への音声出力装置の接続時に、着信音信号を音声出力端子および音声出力部の双方に出力する。このため、音声出力端子に接続された音声出力装置からの音をユーザが聞き取れない場合(例えば、ヘッドホンを装着していない場合)でもユーザが着信音を確認することができる。また、着信音信号発生部から発生した着信音信号によって着信音が発生されるので、着信音を適宜に変更できる。
(1)受信装置が、前記音声出力端子に外部の音声出力装置が接続されているときに、音声信号を前記音声出力端子に出力し、前記音声出力部に出力しない音声信号出力部、をさらに具備してもよい。
音声出力装置として、例えば、ヘッドホンを用いて音楽を聴いているような場合に、この音楽が音声出力部、例えば、スピーカに出力されることを防止できる。
(2)受信装置が、前記着呼信号受信部が受信した着呼信号に基づき、映像または振動によって着呼を通知する着呼通知部、をさらに具備してもよい。
着信通知に音声以外の手段を用いることで周囲への影響を少なくすることができる。
(3)受信装置が、ディスクドライブと、通話時に前記ディスクドライブのディスクの回転数を低減させる回転数制御部と、をさらに具備してもよい。
通話中にディスクドライブの駆動音を低減し通話の邪魔となることを防止できる。
以上説明したように、本発明によれば的確な着信通知が可能な受信装置およびプログラムを提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る受信装置たるIP電話端末1を表すブロック図である。
このIP電話端末1は、ネットワークとパケットのやり取りを行うことで他のIP電話端末との通話を可能とするものであり、ここではコンピュータ(例えば、ノートパソコン)を用いて構成するものとするが、専用装置で構成しても差し支えない。
IP電話端末1は、着信パターン決定部11,着信通知制御部12,通話制御部13,入力部14,記憶部15、表示制御部21,表示ドライバ22,表示装置23,VoIP制御部31,ネットワークドライバ32,ネットワークカード33,記憶装置ドライバ34,リムーバブルディスクドライブ(Removable Disk Drive)35,ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)36,音声制御部41,音声ドライバ42,マイクロホン43、内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45を有する。なお、これらドライバは、ハードウェア、またはソフトウェアで構成される。
着信パターン決定部11は、記憶部15に記憶されたユーザ状態および着呼信号の発信者に基づき、ユーザへの着信通知をどのように行うか(または、行わないか)を決定する。
着信通知制御部12は,着信通知を制御し、例えば、時間と共に着信通知の手段の切換を行う。
通話制御部13は,通話中の状態を制御し、例えば、通話の障害となる可能性がある騒音の低減を図る。
入力部14は、キーボードやマウス等の入力機器である。
この入力部14を着信通知に用いることができる。例えば、キーボード上に配置された機能表示ランプ、機能ボタンランプ、補助ディスプレイを用いて着信通知を行える。またマウスを着信通知に利用できる。
機能表示ランプは、コンピュータの動作状態を表す発光素子である。機能ボタンは、ボタンと発光素子とが一体となり、このボタンでの入力状態を発光素子で表すものである。これら機能表示ランプ、機能ボタンでは発光素子の点滅、表示色の変化によって着信表示を行える。また、これらの発光素子が複数の発光源から構成されていれば、パターンを表示させたり、表示パターンを変化あるいは点滅させたりすることで着信通知を行える。なお、表示パターンの変化には、表示色を全体的あるいは部分的に変化させる場合をも含むものとする。
補助ディスプレイは、キーボード等に配置され、何らかの補助的な表示を行うための表示素子、例えば、液晶表示素子である。補助ディスプレイのバックライトの点灯、点滅によって着信通知を行える。
マウスが光学的に位置を読み取る光学マウスの場合には、発光素子(LED等)が内蔵され、発光素子の点滅によって着信通知を行える。また、マウスに振動子を内蔵させれば、振動子からの振動によって着信通知を行える。
記憶部15は、ユーザの状態を表すユーザ状態や、発信番号リストを記憶し、ユーザ状態記憶部として機能する。
ユーザ状態は、例えば、「Free」、「Busy」、「Away」の3つに区分される。「Free」は、ユーザが自席(IP電話端末1の近傍)に居て、かつ電話を受けることが可能な状態(通話可能状態)であることを示す。「Busy」は、ユーザが自席にいるものの、忙しくてできれば電話を受けたくない状態(通話困難状態)であることを示す。「Away」は、ユーザが自席におらず、電話を受けることができない状態(通話不可能状態)であることを表す。
このユーザ状態は、ユーザが入力部14から入力することで設定できる。また、スケジューラ(ユーザが自己のスケジュールを記憶、確認するためのソフトウェア)からそのときのユーザの状態を入手してもよい。さらには、入力部14からの入力の有無によって設定することもできる。例えば、所定時間ユーザがキーボードを操作していないときに「Away」と判断することができる。
発信番号リストは、ユーザの通話相手の発信番号(発信者識別標識)のリストであり、いわゆるアドレス帳がこれに該当する。この発信番号リストには、発信番号とユーザから見た重要度の対応付けがなされているものとする。例えば、発信番号を重要度A,B、Cに区分する。
表示制御部21は,表示ドライバ22を介して表示装置23を制御するための制御装置である。
表示ドライバ22は,表示制御部21からの指示により表示装置23を制御する。
表示装置23は,液晶表示装置(LCD)、CRT等の表示機器である。なお、表示装置23において、画面のフラッシュ(点滅)、スクリーンセーバの解除等によって着信通知を行える。
VoIP制御部31は,VoIP(Voice over IP)、即ち、音声パケットの制御を行うための制御装置である。
ネットワークドライバ32は,VoIP制御部31からの指示によりネットワークカード33を制御する。
ネットワークカード33は,インターネット等のネットワークと音声パケット、着呼信号(着呼パケット)のやり取りを行うことで、着呼、通話等を可能とするものであり、着呼信号受信部に対応する。
記憶装置ドライバ34は,VoIP制御部31からの指示により、リムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36を制御する。この結果、リムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36を用いた留守番録音が可能となる。留守番録音の内容はユーザの操作によって再生される。
リムーバブルディスクドライブ35は,CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、MOD(Magneto-Optical Disk)等の着脱可能なディスクの読み書きを行う装置である。
ハードディスクドライブ36はHD(Hard Disk)への読み書きを行う装置である。
これらリムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36によって着信通知を行える。例えば、これらのディスクの回転速度を大きくして振動を発生させたり、リムーバブルディスクドライブ35ではディスクを排出(エジェクト)したりすることで、着呼通知を行える。
音声制御部41は,音声ドライバ42を介して、マイクロホン43、内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45による音声の入出力の制御を行う装置である。
音声ドライバ42は,音声制御部41からの指示により、マイクロホン43、内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45への音声信号の入出力を行う装置である。
マイクロホン43は、音声を音声信号に変換する音声入力装置である。
内蔵スピーカ44は,音声信号を音声に変換する音声出力装置である。
ヘッドホン端子45は、ヘッドホン46が着脱可能であり、音声信号を出力する出力端子である。なお、ヘッドホン46に換えて、ヘッドホンとマイクロホンと一体化したヘッドセットを用いてもよい。
これら内蔵スピーカ44、ヘッドホン46を用いて音声による着信通知を行える。例えば、電子音、メロディを発することでユーザの注意を喚起できる。
また、内蔵スピーカ44を用いて音声以外の着信通知を行える。即ち、可聴範囲より周波数の小さい低周波あるいはパルス波で内蔵スピーカ44を振動させることで、振動による着信通知が行える。
図2(a)、(b)は、音声ドライバ42の内部構成の一例を表すブロック図である。
図2(a)では、音声ドライバ42は、音声入力デバイス421,音声出力デバイス422,423に区分される。即ち、内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45への音声信号の出力はそれぞれ、音声出力デバイス422,423によって行われる。
図2(b)では、音声ドライバ42は、音声入力デバイス421,音声出力デバイス424に区分されている。即ち、内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45への音声信号の出力は音声出力デバイス424によって行われ、スイッチ425,426によって出力先が切り換えられる。
(IP電話端末1の動作)
図3は、IP電話端末1の着信・通話時の動作手順の一例を表すフロー図である。
A.着呼信号の受信(ステップS11)
IP電話端末1が他のIP電話端末からの着呼信号(着呼パケット)を受信する。この着呼信号はネットワークカード33で受信されネットワークドライバ32,VoIP制御部31に到達する。
B.着信通知パターンの決定(ステップS12)
VoIP制御部31が、着信パターン決定部11に着信パターン決定の指示を出すことで、着信パターン決定部11による着信パターンの決定が行われる。
図4は、着信パターンの決定手順の一例を示すフロー図である。ここでは、ユーザ状態と発信者(発信番号)によって着信通知方法を決定している。即ち、ユーザ状態が、「Free」、「Busy」、「Away」の3つに、発信相手(発信者番号)を重要度の高い順にA、B、C(その他)と分類し、これらの組み合わせに対応して着信パターンが決定される。前述のようにユーザ状態は記憶部15に記憶されている。
発信者番号は、着信信号に含まれ、VoIP制御部31によって着信信号から抽出される。また、発信相手(発信者番号)とその重要度の対応は発信番号リストとして記憶部15に記憶されている。
ユーザ状態が「Free」の場合には、発信相手の重要度A、B、Cに応じて、着信通知パターンA,B、Cによって着信通知を行う(ステップS21〜S26)。この着信通知パターンは、ユーザがその相違を認識可能な範囲で種々の手段を用いることができる。後述するように、表示パターン(例えば、形、色等)を変えたり、通知手段(例えば、映像、音声、振動)を異ならせたりすることで、着信通知パターンA,B,Cを識別することができる。
ユーザ状態が「Busy」の場合には、発信相手が重要度Aなら着信通知パターンAで通知し、その他の重要度B、Cの相手なら留守番電話録音動作へ移行する(ステップS27〜S29、S23)。
ユーザ状態が「Away」の場合には、留守番電話録音動作へと移行する(ステップS27、S29)。
ユーザは、着信通知パターンA,B,Cによって、発信相手の重要度を認識することができる。また、ユーザ状態が「Busy」の場合に、重要度Aの相手先を除き留守番電話録音がなされることから、通話で邪魔されることなく自己の作業を継続できる。
留守番電話録音動作時には、発信相手からの伝言がリムーバブルディスクドライブ35、またはハードディスクドライブ36に記録される。記録された伝言はユーザの操作によって再生される。
C.着信通知(ステップS13)
着信通知制御部12によってユーザへの着信通知が行われる。
既述のように、この着信通知には、通常の音声による通知に加えて、種々の手段で通知が可能である。また、発信者に応じて、前述の着信通知パターンを変化させることもできる。
(1)表示装置23を用いた着信通知:画面のフラッシュ(点滅)、スクリーンセーバの解除
(2)入力部14による着信通知
・機能ボタンランプ、機能表示ランプ:ランプの点滅や色の変化(点滅パターンや色変化パターン、点灯するランプの組み合わせによる着信パターンの変更も可能)
・補助ディスプレイ:バツクライトの点灯(補助ディスプレイ上での表示内容による着信パターンの変更も可能)
・マウス:光学マウスでの発光素子の点滅、内蔵の振動子での振動
(3)ドライブ関連(リムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36):スピンアップによる振動発生またはイジェクト動作
(4)内蔵スピーカ44:低周波やパルス波の再生による振動発生
以上のように種々の手段で着信を通知し、また必要に応じて着信パターンを変化させることが可能である。着信パターンの変化は、着信通知手段での表示内容を変更することで行えるが、着信通知手段自体を換えても差し支えない。
また、必要に応じて着信通知手段を時系列的に切り換えることができる。
図5は、着信を受け付けてからの時間の経過によって着信通知手段を切り換える手順の一例を示すフロー図である。
着信を受け付けて第1の所定時間内(例えば、3秒)までは、視覚を用いて着信通知を行う(ステップS31)。例えば、表示装置23、キーボードの補助ディスプレイ、ランプ(機能表示ランプ、機能ボタンランプ)での表示、点滅である。
着信を受け付けて第2の所定時間内(例えば、6秒)までは、これに加えてヘッドホン46からの着信音による着信通知を行う(ステップS32)。ヘッドホン46からの着信音は、ユーザ以外の外部には漏れにくい内部音声である。
着信を受け付けて第3の所定時間内(例えば、9秒)までは、それまでのものに加えてディスクドライブのスピンアップ(ディスクの回転数増加)、内蔵スピーカ44での低周波やパルスの再生、マウスのバイブレータといった振動による着信通知を行う(ステップS33)。
それ以降は内蔵スピーカ44からの着信音も用いて着信通知を行う(ステップS34)。内蔵スピーカ44からの着信音は、ユーザ以外の第三者も聞き取り可能な外部音声である。
図6(a),(b)はそれぞれ、着呼時の着信音の信号経路を表す図であり、図2(a),(b)と対応する。
図6(a)では、内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45への音声信号の出力はそれぞれ、音声出力デバイス422,423によって行われることから、内蔵スピーカ44,ヘッドホン46双方から着信音を生じさせ、かつヘッドホン46のみから着信音以外の例えば音声データ(音楽など)を生じさせることができる。
即ち、ヘッドホン端子45にヘッドホン46が接続され音楽などが再生されている場合、着信音は音声出力デバイス422,423に分配され、内蔵スピーカ44とヘッドホン46の両方から着信音が再生される。それ以外の音声データについては、音声出力デバイス423にのみ送出され、ヘッドホン46だけから再生される。
なお、この制御は音声制御部41によって行われる。着信音の基となる着信音データは例えばハードディスクドライブ36にファイルとして記録しておいたものを用いることができる。
図6(b)では、音声出力デバイス424から内蔵スピーカ44,ヘッドホン端子45への2つの信号経路を独立に制御可能として、ヘッドホン端子45へのヘッドホン46の接続時に内蔵スピーカ44から着信音を再生できるようにしている(通例は、ヘッドホン端子45にヘッドホン46が接続されたときには、内蔵スピーカ44への再生信号が物理的なスイッチによって切断され、内蔵スピーカ44から着呼音が再生されない)。
即ち、着呼時には、ヘッドホン端子45にヘッドホン46が接続されているか否かにかかわらず内蔵スピーカ44側のスイッチ425を0N状態として着呼を通知する。
着呼時以外の通常時には、ヘッドホン端子45へのヘッドホン46の接続が何らかの手段で検知されることで、以下のような動作が行われる。
ヘッドホン端子45にヘッドホン46が接続されていない場合には、内蔵スピーカ44側のスイッチ425が0N状態となる。このとき、ヘッドホン端子45側のスイッチ426は、0FFとすることができる(例えば、スイッチ425、426を同時に0Nにすることで音質・音量低下する畏れがある場合)。
ヘッドホン端子45にヘッドホン46が接続されている場合には、内蔵スピーカ44側のスイッチ425を0FF状態とする。
D.通話開始(ステップS14)
着信通知に対応してユーザが何らかの入力を行うことで発信者とユーザとの通話が開始される。
この通話中は通話制御部13による制御が行われる。
このとき、通話制御部13によってドライブ(リムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36)の回転速度の低下が図られ、通話中のノイズ、特にマイクロホン43に回り込むノイズが低減される(ステップS15)。即ち、リムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36の回転速度抑制や回転停止が行われる。
E.通話終了(ステップS16)
ユーザまたは発信者が何らかの入力を行うことで発信者とユーザとの通話が終了する。
この通話の終了によって、ドライブ(リムーバブルディスクドライブ35、ハードディスクドライブ36)の回転速度が通話前の状態に復帰し、ドライブからの読み出し、書き込みの速度の向上が図られる。
以上のように上記実施形態は次のような特徴を有する。
・発信者の重要度と着信パターンを対応付けることにより、電話に出る前に発信者の重要度を知ることができる。
・忙しい時は、重要度の高い人からの着信のみ通知するよう設定でき、業務の効率化が図れる。
・音以外にランプやその点滅、ドライブやスピーカによる振動で段階的に着信を通知することで、周囲の人への影響を最小限にすることができる。
・ヘッドホン端子45にヘッドホン46が接続されていた場合に、内蔵スピーカ44から着信音が送出される。このため、ユーザがヘッドホン46を外していた場合でも着信を知ることができる。
この場合、ヘッドホン46で音楽を聴いていたときでも、音楽は内蔵スピーカ44から再生されないようにすることで、周囲への影響を低減できる。
・通話時にはドライブ類の回転を抑制したり止めたりすることによって、マイクロホン43へのノイズの回り込みを低減できる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係るIP電話端末を表すブロック図である。 音声ドライバの内部構成の一例を表すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るIP電話端末の着信・通話時の動作手順の一例を表すフロー図である。 着信パターンの決定手順の一例を示すフロー図である。 着信を受け付けてからの時間の経過によって着信通知手段を切り換える手順の一例を示すフロー図である。 着呼時の着信音の信号経路を表す図である。
符号の説明
1…IP電話端末、11…着信パターン決定部、12…着信通知制御部、13…通話制御部、14…入力部、15…記憶部、21…表示制御部、22…表示ドライバ、23…表示装置、31…VoIP制御部、32…ネットワークドライバ、33…ネットワークカード、34…記憶装置ドライバ、35…リムーバブルディスクドライブ、36…ハードディスクドライブ、41…音声制御部、42…音声ドライバ、43…マイクロホン、44…内蔵スピーカ、45…ヘッドホン端子、46…ヘッドホン、421…音声入力デバイス、422,423,424…音声出力デバイス、425,426…スイッチ

Claims (9)

  1. ユーザの状態を記憶するユーザ状態記憶部と、
    発信者を識別する発信者識別標識を含む着呼信号を受信する着呼信号受信部と、
    前記着呼信号受信部が受信した着呼信号から発信者識別標識を抽出する発信者識別標識抽出部と、
    前記ユーザ状態記憶部に記憶されたユーザ状態および前記発信者識別標識抽出部で抽出された発信者識別標識に基づいて、着信通知を行う着信通知部と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
  2. 前記着信通知部が、前記発信者識別標識に基づいて着信通知パターンを切り換える、
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記着信通知部が、時系列的に切り替えられる複数の着信通知手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 着呼信号を受信する着呼信号受信部と、
    着信音信号に基づき、着信音を出力する音声出力部と、
    着信音信号を出力する音声出力端子と、
    前記着呼信号受信部が受信した着呼信号に基づいて着信音信号を発生させ、かつ前記音声出力端子に外部の音声出力装置が接続されているときに、前記音声出力端子および前記音声出力部の双方にこの着信音信号を出力する着信音信号発生部と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
  5. 前記音声出力端子への音声出力装置の接続時に、音声信号を前記音声出力端子に出力し、前記音声出力部に出力しない音声信号出力部、
    をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記着呼信号受信部が受信した着呼信号に基づき、映像または振動によって着呼を通知する着呼通知部、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  7. ディスクドライブと、
    通話時に前記ディスクドライブのディスクの回転数を低減させる回転数制御部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  8. ユーザの状態を記憶するユーザ状態記憶部と、
    発信者を識別する発信者識別標識を含む着呼信号を受信する着呼信号受信部と、
    前記着呼信号受信部が受信した着呼信号から発信者識別標識を抽出する発信者識別標識抽出部と、
    前記ユーザ状態記憶部に記憶されたユーザ状態および前記発信者識別標識抽出部で抽出された発信者識別標識に基づいて、着信通知を行う着信通知部、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 着呼信号を受信する着呼信号受信部と、
    着信音信号に基づき、着信音を出力する音声出力部と、
    着信音信号を出力する音声出力端子と、
    前記着呼信号受信部が受信した着呼信号に基づいて着信音信号を発生させ、かつ前記音声出力端子に外部の音声出力装置が接続されているときに、前記音声出力端子および前記音声出力部の双方にこの着信音信号を出力する着信音信号発生部、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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