JP3696213B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、録音再生機能を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信機能を備えた情報端末や携帯電話機やファクシミリ装置等の通信装置においては、使用者による操作に基づいて相手側の通信装置から送出されたメッセージを録音すると共に、その録音したメッセージを使用者による操作に基づいて任意のタイミングで再生する録音再生機能や、このような録音再生機能を応用し、回線からの呼出信号が検出されたときに、自動的に回線を捕捉して予め登録した応答メッセージを相手側の通信装置に送出し、その後、相手側の通信装置から送出された用件メッセージを録音する留守番機能を備えたものがあり、又このような録音再生機能や留守番機能を備えた通信装置においては、メッセージの録音レベルや録音圧縮レートを事前に設定できるようにする機能や、再生音量や再生速度をメッセージの再生中に調整できるようにする機能を備えたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来装置では、相手側の声が小さい場合や大きい場合には、その都度、使用者によって度録音レベルを調整するか又はメッセージ再生時において使用者によって再生音量を調整する必要があり、使用者において繁雑な操作を要するといった問題点があり、又相手側が早口であったりゆっくり喋ったりする場合には、メッセージの再生時において、その都度、使用者によって再生速度を調整する必要があり、使用者において繁雑な操作を要するといった問題点があり、更に相手側からの雑音が大きい場合において録音圧縮レートを低くしないとメッセージが聞き取りにくくなり、逆に録音圧縮レートを低くしておくと録音可能なメッセージ量が減少するため、使用者は相手側からの雑音の状況に応じて、その都度、録音圧縮レートを調整する必要があり、使用者における繁雑な操作を要すると共に、留守番機能のように自動的にメッセージ録音を開始するものでは、このような録音圧縮レートの調整は初期設定でしか行うことができず、相手側からのメッセージを聞き取り易く録音しつつ、録音可能なメッセージ量を増大させることができなかった。
【0004】
本願発明は、使用者による繁雑な操作を要することなく、常に最適な設定状態でメッセージの録音や再生を行うことができる通信装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、回線から到来するメッセージを録音すると共に、その録音されたメッセージを任意のタイミングにおいて再生可能な録音再生機能を備えた通信装置において、電話番号を記憶する記憶手段と、着信時に回線から到来する発信者情報を受信する受信手段と、上記録音再生機能によって録音されたメッセージと上記受信手段によって受信された発信者情報に含まれる電話番号とを対応させると共に、上記録音再生機能によって録音されたメッセージを再生するとき、当該再生メッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が上記記憶手段に記憶されているか判断し、その判断結果に基づいて上記録音再生機能における再生速度を調整する制御手段とを設ける構成としたものである。
【0006】
又、本発明は、上記の構成に加え、上記記憶手段が、電話番号に対応して再生速度を記憶する一方、上記制御手段が、上記録音再生機能によって録音されたメッセージを再生するとき、当該再生メッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が上記記憶手段に記憶されていると判断したとき、当該電話番号に対応して記憶された再生速度を上記録音再生機能における再生速度として設定する構成としたものである。
【0007】
更に、本発明は、上記の構成に加え、上記録音再生機能によって録音されたメッセージを再生する際の再生速度を設定する操作手段とを設ける一方、上記制御手段が、上記録音再生機能によって録音されたメッセージの再生中に上記操作手段によって再生速度が設定されたとき、その設定された再生速度と再生中のメッセージに対応する電話番号とを対応させて上記記憶手段に記憶するよう構成したものである。
【0008】
従って、本発明によれば、制御手段が録音再生機能によってメッセージを録音する際、その録音したメッセージと受信手段によって受信された発信者情報に含まれる電話番号とを対応させ、その後、録音されたメッセージを再生するとき、当該再生メッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が記憶手段に記憶されているか判断し、その判断結果に基づいて録音再生機能における再生速度を調整することにより、早口或いはゆっくり喋る相手側から送出され録音されたメッセージの再生を適切な速度で行うことができる。
【0009】
又、本発明によれば、制御手段が録音再生機能によってメッセージを録音する際、その録音したメッセージと受信手段によって受信された発信者情報に含まれる電話番号とを対応させ、その後、録音されたメッセージを再生するとき、当該再生メッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が記憶手段に記憶されているか判断し、その結果、一致する電話番号が記憶されていると判断したとき、当該電話番号に対応して記憶された再生速度を録音再生機能における再生速度とすることにより、早口或いはゆっくり喋る相手側から送出され録音されたメッセージの再生をより適切な速度で行うことができる。
【0010】
更に、本発明によれば、制御手段が録音再生機能によってメッセージを録音する際、その録音したメッセージと受信手段によって受信された発信者情報に含まれる電話番号とを対応させ、その後、録音されたメッセージの再生中に操作手段によって再生速度が設定されたとき、その設定された再生速度と再生中のメッセージに対応する電話番号とを対応させて記憶手段に記憶することにより、使用者による繁雑な操作を要することなく、電話番号と再生速度との設定を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施の形態である通信装置の電気的構成を示す概略機能ブロック図、図2は同通信装置におけるメモリのデータ構成例を示す説明図であり、(a)は電話番号及び各種設定内容を構成するデータの一例を、(b)は電話番号及び各種設定内容を構成するデータの他の例を、(c)はメッセージと電話番号との関係を表すデータをそれぞれ示す。図3は同通信装置における着信時の動作制御の一例を示すフローチャート、図4は同通信装置におけるメッセージ再生時の動作制御の一例を示すフローチャート、図5は同通信装置におけるメッセージ再生時の動作制御の他の例を示すフローチャートである。
【0013】
以下、図1乃至図5に基づいて本発明の一実施の形態である通信装置を説明する。
【0014】
図1において、1は図示しない交換機を介して相手側の通信装置に接続される通信回線、2は通信回線1の捕捉/開放や着信信号の検出及びフックスイッチの状態検出等を行う回線制御部、3は回線制御部2によって捕捉された通信回線1を通じて相手側の通信装置との通話経路を形成する通話回路部、4は通話回路部3によって形成された通話経路を用いて相手側の通信装置との通話を行うハンドセット、5は通話回路部3によって形成された通話経路を用いて相手側の通信装置から送出されたメッセージの録音及び録音メッセージの再生を行う録音再生部、6は録音再生部5によって再生されたメッセージ等を外部に放音するスピーカ、7は着信時に通信回線1から到来する発信者情報を受信する情報受信部である。
【0015】
8は電話番号等の入力を行う数字キー及びメッセージ録音やメッセージ再生の開始等を指示する機能キー等からなる操作部、9は情報受信部7によって受信された発信者情報に含まれる電話番号や操作部8によって入力された電話番号及びその電話番号に対応する各種設定内容を記憶する記憶部、10は情報受信部7によって受信された発信者情報に含まれる電話番号や操作部8によって入力された電話番号や記憶部9から読み出された電話番号や各種情報を表示する表示部である。
【0016】
11は情報受信部7による受信結果や操作部8からの各種指示信号及び記憶部9に記憶された情報に基づいて回線制御部2における回線捕捉/開放制御や録音再生部5における録音再生制御及び記憶部9における記憶制御並びに表示部10における表示制御等を行う主制御部である。
【0017】
そして、録音再生部5には図2(c)に示すようなデータ構成の記憶領域が形成され、又記憶部9には図2(a)又は図2(b)に示すようなデータ構成の記憶領域が形成されている。尚、図2(a)及び図2(b)で示す各種設定内容を表す領域の録音レベル、録音圧縮レート、再生速度、及び再生音量は、それぞれ"0"〜"9"の十段階で設定されており、又録音要否は"1"か"0"かのフラグとなっている。
【0018】
上記のように構成された通信装置について、まず、着信時の動作の一例を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0019】
待機状態において、通信回線1より到来する受信端末起動信号(CAR)が情報受信部7によって検出される(ステップF1)と、主制御部11は回線制御部2を制御して通信回線1の捕捉を行わせる(ステップF2)と共に、その捕捉した通信回線1から到来する発信者情報を情報受信部7によって受信させ(ステップF3)、その後、発信者情報の受信が完了したときに回線制御部2を制御して通信回線1の開放を行わせる(ステップF4)と共に、情報受信部7によって受信した発信者情報に含まれる電話番号と一致する電話番号が記憶部9に記憶されているか否か判断する(ステップF5)。
【0020】
そして、主制御部11において、情報受信部7によって受信した発信者情報に含まれる電話番号と一致する電話番号が記憶部9に記憶されていると判断された場合にのみ、その電話番号に対応して記憶部9に記憶された録音レベルと録音圧縮レートに基づき録音再生部5における録音レベルと録音圧縮レートとを設定する(ステップF6)。尚、主制御部11において、情報受信部7によって受信した発信者情報に含まれる電話番号と一致する電話番号が記憶部9に記憶されていないと判断された場合には、録音再生部5における録音レベルと録音圧縮レートは初期設定状態(例えば、中間レベル及び中間レート)に設定する。
【0021】
そして、録音再生部5における録音レベル及び録音圧縮レートの設定が完了した後において、通信回線1より到来する呼出信号が回線制御部2によって検出されたとき(ステップF7)、主制御部11は図示しないリンガを鳴動させて着信を報知する(ステップF8)。
【0022】
そして、この着信報知に応答して使用者がハンドセット4を取り上げたり、操作部8を操作する等して通話の開始が指示されたとき(ステップF9)、主制御部11は回線制御部2を制御して通信回線1の捕捉を行わせ(ステップF10)通話可能状態とすると共に、情報受信部7によって受信した発信者情報に含まれる電話番号と一致する電話番号に対応して記憶された録音要否フラグが"1"であるか"0"であるか確認する(ステップF11)。
【0023】
そして、主制御部11において、情報受信部7によって受信した発信者情報に含まれる電話番号と一致する電話番号に対応して記憶された録音要否フラグが"1"であると判断されたとき、又は通話状態において使用者が操作部8を操作してメッセージ録音の開始を指示したとき(ステップF12)、主制御部11は録音再生部5を制御して既に設定された録音レベル及び録音圧縮レートによって相手側の通信装置から送出されるメッセージを録音する(ステップF13)。
【0024】
そして、このような通話状態において、使用者がハンドセット4を載置したり、操作部8を操作する等して通話の終了が指示されたとき(ステップF14)、主制御部11は回線制御部2を制御して通信回線1の開放を行わせる(ステップF15)と共に、録音再生部5においてメッセージ録音が行われているか否か確認し(ステップF16)、このとき、メッセージ録音が行われていると判断された場合には、録音再生部5を制御して録音されたメッセージに対応する電話番号として記憶部9におけるナンバーを記憶してからメッセージ録音を終了し(ステップF17)、元の待機状態に戻る。
【0025】
尚、通話状態において、使用者が操作部8を操作してメッセージ録音の終了を指示したときにも同様に、録音再生部5を制御して録音されたメッセージに対応する電話番号として記憶部9におけるナンバーを記憶してからメッセージ録音を終了する。又、録音されたメッセージに対応する電話番号が記憶部9に記憶されていない場合には、情報受信部7によって受信された発信者情報に含まれる電話番号をナンバーを付与して自動的に記憶し、その付与したナンバーを記憶するようにしても良い。
【0026】
従って、上記動作制御によれば、通信回線1から到来する発信者情報に含まれる電話番号に基づいて自動的に録音レベルや録音圧縮レートを設定することができると共に、メッセージ録音を開始するか否かをも自動的に決定し実行することができる。
【0027】
即ち、例えば、図2(a)に示すようなデータが記憶部9に記憶されている状態において、通信回線1より到来する受信端末起動信号及び発信者情報が情報受信部7によって受信され、且つその受信された発信者情報に含まれる電話番号が"1234567890"である場合には、主制御部11はその電話番号に対応する録音レベル及び録音圧縮レートのデータに基づき録音再生部5における録音レベルを"3"に録音圧縮レートを"2"にそれぞれ自動的に設定させることができると共に、通話開始時に自動的にメッセージ録音が自動的に開始させることができるため、"1234567890"の電話番号の相手が大きな声でしゃべる人で且つ回線ノイズや周囲雑音が多くて会話の内容が聞き取りつらい場合であっても、録音レベルが小さくなると共に録音圧縮レートが下がることから、多いメモリ容量を要しつつも、その会話の内容を自動的に最適な状態で録音することができる。
【0028】
又、通信回線1より到来する受信端末起動信号及び発信者情報が情報受信部7によって受信され、且つその受信された発信者情報に含まれる電話番号が"0123456789"である場合には、主制御部11はその電話番号に対応する録音レベル及び録音圧縮レートのデータに基づき録音再生部5における録音レベルを"8"に録音圧縮レートを"7"にそれぞれ自動的に設定させることができるため、"0123456789"の電話番号の相手が小さな声でしゃべる人で会話の内容が聞き取りつらい場合であっても、録音レベルが大きくなると共に録音圧縮レートが上がることから、少ないメモリ容量でその会話の内容を最適な状態で録音することができる。
【0029】
更に、通信回線1より到来する受信端末起動信号及び発信者情報が情報受信部7によって受信され、且つその受信された発信者情報に含まれる電話番号が事前に登録されていない"9012345678"である場合には、主制御部11は録音再生部5における録音レベル及び録音圧縮レートを平均レベルである"5"にそれぞれ自動的に設定させると共に、その電話番号"9012345678"とその各種設定内容を記憶部9に自動的に登録することができるため、"9012345678"の電話番号の相手が予め登録されていない相手であったとしても、その会話内容を支障のない状態で録音することができると共に、使用者における登録動作の繁雑さを軽減することができる。
【0030】
次に、メッセージ再生時の動作の一例を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0031】
録音再生部5に図2(c)に示すようなメッセージが録音されると共に、記憶部9に図2(a)に示すようなデータが記憶された待機状態において、使用者による操作部8の操作によってメッセージの再生が指示される(ステップF21)と、主制御部11は録音再生部5を制御して再生すべきメッセージを指定する選択する(ステップF22)と共に、その選択したメッセージに対応して記憶されたナンバーに基づいて記憶部9における電話番号を検索し(ステップF23)、その検索された電話番号に対応して記憶されている再生速度に基づき録音再生部5における再生速度を設定する(ステップF24)。そして、録音再生部5における再生速度の設定が完了した後において、主制御部11は録音再生部5を制御して選択したメッセージを再生し(ステップF25)、この再生されたメッセージをハンドセット4又はスピーカ6より外部に放音させる。
【0032】
そして、このようなメッセージの再生状態において、使用者が操作部8を操作して再生音量の調整を行った場合(ステップF26)には、主制御部11は録音再生部5を制御してメッセージの再生音量をアップ又はダウンさせる(ステップF27)と共に、再生中のメッセージに対応する電話番号に対応して記憶されている録音レベルの値をカウントアップ又はカウントダウンさせ(ステップF28)、又使用者が操作部8を操作して再生速度の調整を行った場合(ステップF29)にも同様に、主制御部11は録音再生部5を制御してメッセージの再生速度をアップ又はダウンさせる(ステップF30)と共に、再生中のメッセージに対応する電話番号に対応して記憶されている再生速度の値をカウントアップ又はカウントダウンさせる(ステップF31)。そして、このようなメッセージの再生が終了したとき(ステップF32)、主制御部11はメッセージ再生動作を終了して待機状態に戻る。尚、次に再生すべきメッセージがある場合には続けてメッセージを再生するようにしても良い。
【0033】
従って、上記動作制御によれば、メッセージに対応する電話番号に基づいて自動的に再生速度を設定することができると共に、再生中のメッセージの再生音量や再生速度を調整することによって、以後、この電話番号に対応するメッセージを再生する際において、このよう調整を要することなく、自動的に最適な再生音量や再生速度によってメッセージを再生することができる。
【0034】
即ち、例えば、図2(a)に示すデータが記憶部9に記憶され、且つ図2(c)に示すデータが録音再生部5に記憶されている状態において「○○ですけど‥‥‥。」といったメッセージが再生される場合には、主制御部11はそのメッセージに対応するナンバー"2"から電話番号を検索し、そのナンバー"2"に対応する再生速度のデータに基づき録音再生部5における再生速度を"1"に自動的に設定させることができるため、「○○ですけど‥‥‥。」といったメッセージを送出した相手が早口でしゃべる人であっても、そのメッセージを最適な状態で再生することができる。
【0035】
次に、メッセージ再生時の動作の他の例を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0036】
録音再生部5に図2(c)に示すようなメッセージが録音されると共に、記憶部9に図2(b)に示すようなデータが記憶された待機状態において、使用者による操作部8の操作によってメッセージの再生が指示される(ステップF41)と、主制御部11は録音再生部5を制御して再生すべきメッセージを指定する選択する(ステップF42)と共に、その選択したメッセージに対応して記憶されたナンバーに基づいて記憶部9における電話番号を検索し(ステップF43)、その検索された電話番号に対応して記憶されている再生音量及び再生速度に基づき録音再生部5における再生音量及び再生速度を設定する(ステップF44)。そして、録音再生部5における再生速度の設定が完了した後において、主制御部11は録音再生部5を制御して選択したメッセージを再生し(ステップF45)、この再生したメッセージをハンドセット4又はスピーカ6より外部に放音させる。
【0037】
そして、このようなメッセージの再生状態において、使用者が操作部8を操作して再生音量の調整を行った場合(ステップF46)には、主制御部11は録音再生部5を制御してメッセージの再生音量をアップ又はダウンさせる(ステップF47)と共に、再生中のメッセージに対応する電話番号に対応して記憶されている再生音量の値をカウントアップ又はカウントダウンさせ(ステップF48)、又使用者が操作部8を操作して再生速度の調整を行った場合(ステップF49)にも同様に、主制御部11は録音再生部5を制御してメッセージの再生速度をアップ又はダウンさせる(ステップF50)と共に、再生中のメッセージに対応する電話番号に対応して記憶されている再生速度の値をカウントアップ又はカウントダウンさせる(ステップF51)。そして、このようなメッセージの再生が終了したとき(ステップF52)、主制御部11はメッセージ再生動作を終了して待機状態に戻る。尚、次に再生すべきメッセージがある場合には続けてメッセージを再生するようにしても良い。
【0038】
従って、上記動作制御によれば、メッセージに対応する電話番号に基づいて自動的に再生音量や再生速度を設定することができると共に、再生中のメッセージの再生音量や再生速度を調整することによって、以後、この電話番号に対応するメッセージを再生する際において、このよう調整を要することなく、自動的に最適な再生音量や再生速度によってメッセージを再生することができる。
【0039】
即ち、例えば、図2(b)に示すデータが記憶部9に記憶され、且つ図2(c)に示すデータが録音再生部5に記憶されている状態において「○○ですけど‥‥‥。」といったメッセージが再生される場合には、主制御部11はそのメッセージに対応するナンバー"2"から電話番号を検索し、そのナンバー"2"に対応する再生音量及び再生速度のデータに基づき録音再生部5における再生音量を"3"に再生速度を"1"に自動的にそれぞれ設定させることができるため、「○○ですけど‥‥‥。」といったメッセージを送出した相手が大きな声で且つ早口でしゃべる人であっても、そのメッセージを最適な状態で再生することができる。
【0040】
又、「△△△の件ですけど‥‥‥。」といったメッセージが再生される場合には、主制御部11はそのメッセージに対応するナンバー"1"から電話番号を検索し、そのナンバー"1"に対応する再生音量及び再生速度のデータに基づき録音再生部5における再生音量を"8"に再生速度を"5"に自動的にそれぞれ設定させることができるため、「△△△の件ですけど‥‥‥。」といったメッセージを送出した相手が小さな声でしゃべる人であっても、そのメッセージを最適な状態で再生することができる。
【0041】
尚、上記実施の形態では、各種設定内容内での設定を複数段階とし、電話番号に対応させて各種設定内容を設定することによって綿密に相手側に対する最適な録音や再生を行うことができるようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各種設定内容内での設定を2段階とし、電話番号が記憶されている場合において一方の段階に、電話番号が記憶されていない場合において他方の段階に設定するようにしても同様に相手側に対する最適な録音や再生を行うことができる。
【0042】
又、上記実施の形態では、使用者による操作又は電話番号に対応して記憶された録音要否フラグに基づいてメッセージ録音を開始する音声録音機能を備えた通信装置について説明したが、これに限定されるものではなく、このような音声録音機能を利用した着信時において自動的に応答してメッセージ録音を開始する留守番機能を備えた通信装置や携帯情報端末についても同様に適用できることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、再生中のメッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が予め登録されているかに基づいて録音再生機能における再生速度を調整することができるため、例えば、早口の相手側の電話番号を予め登録しておき、再生中のメッセージに対応する電話番号とこの電話番号が一致したとき、再生速度を遅くするよう設定しておく、若しくはゆっくり喋る相手側の電話番号を予め登録しておき、再生中のメッセージに対応する電話番号とこの電話番号が一致したとき、再生速度を早くするよう設定しておくことにより、相手側の喋り方の早さに関係なく、相手側から送出され録音されたメッセージを適切な速度で再生することができると共に、これら設定をメッセージ再生毎に使用者において行わなくても良くなり、使用者における操作を軽減することができる。
【0044】
又、本発明によれば、再生中のメッセージに対応する電話番号と一致する電話番号に対応する再生速度を録音再生機能における再生速度とすることができるため、例えば、早口の相手側の電話番号と再生速度の遅い値とを対応させて予め登録したり、ゆっくり喋る相手側の電話番号と再生速度の早い値との対応させて予め登録しておくことにより、相手側の喋り方の早さにに関係なく、相手側から送出され録音されたメッセージをより適切な速度で再生することができると共に、これら設定をメッセージ再生毎に使用者において行わなくても良くなり、使用者における操作を軽減することができる。
【0045】
更に、本発明によれば、メッセージの再生中において再生速度を適切な値に設定することによって、以後その電話番号に対応する再生速度を適切な値に自動的に設定することができるため、使用者による繁雑な操作を殆ど要することなく、メッセージ再生を最適な状態に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である通信装置の電気的構成を示す概略機能ブロック図である。
【図2】同通信装置におけるメモリのデータ構成例を示す説明図であり、(a)は電話番号及び各種設定内容を構成するデータの一例を、(b)は電話番号及び各種設定内容を構成するデータの他の例を、(c)はメッセージと電話番号との関係を表すデータをそれぞれ示す。
【図3】同通信装置における着信時の動作制御の一例を示すフローチャートである。
【図4】同通信装置におけるメッセージ再生時の動作制御の一例を示すフローチャートである。
【図5】同通信装置におけるメッセージ再生時の動作制御の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信回線
2 回線制御部
3 通話回路部
4 ハンドセット
5 録音再生部
6 スピーカ
7 情報受信部
8 操作部
9 記憶部
10 表示部
11 主制御部

Claims (3)

  1. 回線から到来するメッセージを録音すると共に、その録音されたメッセージを任意のタイミングにおいて再生可能な録音再生機能を備えた通信装置において、
    電話番号を記憶する記憶手段と、
    着信時に回線から到来する発信者情報を受信する受信手段と、
    上記録音再生機能によって録音されたメッセージと上記受信手段によって受信された発信者情報に含まれる電話番号とを対応させると共に、上記録音再生機能によって録音されたメッセージを再生するとき、当該再生メッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が上記記憶手段に記憶されているか判断し、その判断結果に基づいて上記録音再生機能における再生速度を調整する制御手段とを設けたことを特徴とする通信装置。
  2. 上記記憶手段は、電話番号に対応して再生速度を記憶する一方、
    上記制御手段は、上記録音再生機能によって録音されたメッセージを再生するとき、当該再生メッセージに対応する電話番号と一致する電話番号が上記記憶手段に記憶されていると判断したとき、当該電話番号に対応して記憶された再生速度を上記録音再生機能における再生速度として設定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 上記録音再生機能によって録音されたメッセージを再生する際の再生速度を設定する操作手段とを設ける一方、
    上記制御手段は、上記録音再生機能によって録音されたメッセージの再生中に上記操作手段によって再生速度が設定されたとき、その設定された再生速度と再生中のメッセージに対応する電話番号とを対応させて上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項8記載の通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101255081B1 (ko) * 2006-12-15 2013-04-15 주식회사 케이티 유선망의 단문 메시지 서비스 시스템, 방법

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