JP2001168955A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP2001168955A
JP2001168955A JP35241199A JP35241199A JP2001168955A JP 2001168955 A JP2001168955 A JP 2001168955A JP 35241199 A JP35241199 A JP 35241199A JP 35241199 A JP35241199 A JP 35241199A JP 2001168955 A JP2001168955 A JP 2001168955A
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music
character
character doll
noise level
mobile phone
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JP35241199A
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Atsuichi Nakamura
敦一 中村
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信メロディに連動させて、さらに効果的な
着信通知を行うことができる携帯電話装置を提供する。 【解決手段】 楽曲を再生し、本体に取り付けられたキ
ャラクタ人形の動作を制御することができる携帯電話装
置であって、各種の動作モードを設定する入力手段20
と、楽曲データを再生して楽音信号を発生させる楽曲再
生手段30と、前記携帯電話装置本体に着脱可能に取り
付けられたキャラクタ人形を駆動するキャラクタ駆動手
段32と、前記入力手段により設定された動作モードに
応じて前記楽曲再生手段により楽曲が再生される際に、
該楽曲に連動して前記キャラクタ人形を駆動するように
楽曲再生手段およびキャラクタ駆動手段を制御する制御
手段10とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置に係
り、特に携帯電話装置の着信時における報知機能に関す
る。
【0002】
【従来の技術】楽音を生成する音源LSIを内蔵した携
帯電話装置が既に提案されている。この音源LSIは、
楽曲データを順次、解釈して楽音合成パラメータを発生
するシーケンサ部と、このシーケンサ部から与えられる
楽音合成パラメータに基づいき楽音を合成する音源部と
を含むものである。この音源LSIから発生される楽音
は、着信メロディ、保留音、BGM、鑑賞音楽等に利用
される。このような音源LSIを搭載した携帯電話装置
に対して、楽曲データを通信により、または、ROMカ
ートリッジにより供給するビジネスも実用になってお
り、ユーザは自分の好みに合った楽曲を選択することが
できる。
【0003】一方、混雑した電車の中、静まり返った映
画館、コンサートホール、病院、教室、職場等の環境下
においては着信音(メロディ)により周囲の人間に不快
感を与えることは事実であり、このような環境下におい
て、着信音(メロディ)を鳴音させずに着信を報知する
ために、最近の携帯電話装置では通常、バイブレータが
内蔵されている。この種のバイブレータを内蔵した携帯
電話装置は、ユーザの設定により着信音モードまたはバ
イブレータモードのいずれかを選択できるように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、携帯
電話装置に音源LSIが搭載されることにより高音質の
着信メロディ再生が可能になった一方、周囲への配慮か
らその機能の停止を余儀なくされる環境は多いのが現実
である。このような環境下においては、携帯電話装置を
バイブレータモードに設定することにより、バイブレー
タを駆動することにより、着信が報知されるが、バイブ
レータは、ブルブル振動するだけで味気ないし、肌に密
着していないと着信を知ることができないという問題が
あった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、鳴音により着信通知できない環境下におい
ても、音源LSIおよび楽曲データを利用して効果的な
着信通知を行うことができる携帯電話装置を提供するこ
とを第1の目的とする。また、本発明は、鳴音により着
信通知しても周囲の迷惑にならない環境下においては、
着信メロディの鳴音と連動させて、さらに効果的な着信
通知を行うことができる携帯電話装置を提供することを
第2の目的とする。また、着信通知の形態を、ユーザの
指定により、または周囲の雑音レベルに応じて自動的に
切り換えることができる携帯電話装置を提供することを
第3の目的とする。さらに、楽曲データに基づく楽音を
着信時以外のときに鑑賞する場合にも、より楽しくユー
モラスな携帯電話装置を提供することを第4の目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、楽曲を再生し、本体に取り
付けられたキャラクタ人形の動作を制御することができ
る携帯電話装置であって、各種の動作モードを設定する
入力手段と、楽曲データを再生して楽音信号を発生させ
る楽曲再生手段と、前記携帯電話装置本体に着脱可能に
取り付けられたキャラクタ人形を駆動するキャラクタ駆
動手段と、前記入力手段により設定された動作モードに
応じて前記楽曲再生手段により楽曲が再生される際に、
該楽曲に連動して前記キャラクタ人形を駆動するように
楽曲再生手段およびキャラクタ駆動手段を制御する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、楽曲を再
生し、本体に取り付けられたキャラクタ人形の動作を制
御することができる携帯電話装置であって、入力手段に
より設定された動作モードに応じて制御手段により、前
記楽曲再生手段により楽曲が再生される際に、該楽曲に
連動して前記キャラクタ人形を駆動するように楽曲再生
手段およびキャラクタ駆動手段を制御するようにしたの
で、鳴音により着信通知しても周囲の迷惑にならない環
境下においては、着信メロディの鳴音と連動させて、さ
らに効果的な着信通知を行うことができる携帯電話装置
を実現できる。また、楽曲データに基づく楽音を着信時
以外のときに鑑賞する場合にも、より楽しくユーモラス
な携帯電話装置を実現できる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の携帯電話装置において、更に、前記キャラクタ
人形の画像データが格納されている記憶手段と、画像を
表示する表示手段とを有し、前記制御手段は、前記入力
手段により設定された動作モードに応じて前記楽曲再生
手段により楽曲が再生される際に、該楽曲に連動して前
記キャラクタ人形を駆動するように楽曲再生手段及びキ
ャラクタ駆動手段を制御し、かつ前記記憶手段からキャ
ラクタ人形の画像データを読み出し、前記表示手段に前
記キャラクタ人形の動画像を表示させるように前記表示
手段を制御することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記入力
手段により設定された動作モードに応じて制御手段によ
り、前記楽曲再生手段により楽曲が再生される際に、該
楽曲に連動して前記キャラクタ人形を駆動するように楽
曲再生手段およびキャラクタ駆動手段を制御し、かつ前
記記憶手段からキャラクタ人形の画像データを読み出
し、前記表示手段に前記キャラクタ人形の動画像を表示
させるように前記表示手段を制御するようにしたので、
鳴音により着信通知しても周囲の迷惑にならない環境下
においては、着信メロディの鳴音と連動させて、さらに
効果的な着信通知を行うことができる携帯電話装置を実
現できる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2のいずれかに記載の携帯電話装置において、前
記入力手段は、少なくとも楽曲再生の起動または停止を
設定するための操作キーと、前記楽曲再生の起動または
停止とは独立にキャラクタ人形の駆動または停止を設定
するための操作キーとを有し、前記制御手段は、前記入
力手段による設定内容に応じて、前記楽音再生の起動ま
たは停止と、前記キャラクタ人形の駆動または停止とを
行うように前記楽曲再生手段およびキャラクタ駆動手段
を制御することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記入力
手段による設定内容に応じて、制御手段により前記楽音
再生の起動または停止と、前記キャラクタ人形の駆動ま
たは停止と独立に行うように前記楽曲再生手段およびキ
ャラクタ駆動手段を制御するようしたので、鳴音により
着信通知できない環境下においても、音源LSIおよび
楽曲データを利用して効果的な着信通知を行うことがで
きる携帯電話装置を実現できる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3のいずれかに記載の携帯電話装置において、前記
入力手段は、着信に連動して楽曲の再生を行う第1の動
作モードと、着信に連動し前記キャラクタ人形の駆動を
行う第2の動作モードとを設定できるようになってお
り、前記制御手段は、前記入力手段により設定された前
記第1、第2のいずれかの動作モードに応じて、着信に
連動して楽曲を再生し、または着信に連動してキャラク
タ人形の駆動を行うように前記楽曲再生手段または、前
記キャラクタ駆動手段を制御することを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、前記入力
手段により設定された前記第1、第2のいずれかの動作
モードに応じて、制御手段により着信に連動して楽曲を
再生し、または着信に連動してキャラクタ人形の駆動を
行うように前記楽曲再生手段または、前記キャラクタ駆
動手段を制御するようにしたので、鳴音により着信通知
できない環境下においても、音源LSIおよび楽曲デー
タを利用して効果的な着信通知を行うことができる携帯
電話装置を実現できる。また、鳴音により着信通知して
も周囲の迷惑にならない環境下においては、着信メロデ
ィの鳴音と連動させて、さらに効果的な着信通知を行う
ことができる携帯電話装置を実現することができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の携帯電話装置において、さらに、周囲の雑音レ
ベルを検出する雑音レベル検出手段を有し、前記入力手
段は、周囲の雑音レベルに応じて、楽曲再生の起動また
は停止を行う自動判別モードを設定する操作キーを有
し、前記制御手段は、前記入力手段により前記自動判別
モードが設定された場合には、前記雑音レベル検出手段
の検出出力に基づいて楽曲再生の起動または停止を行う
ように前記楽曲再生手段を制御することを特徴とする。
【0015】請求5に記載の発明によれば、前記入力手
段により前記自動判別モードが設定された場合には、制
御手段により前記雑音レベル検出手段の検出出力に基づ
いて楽曲再生の起動または停止を行うように前記楽曲再
生手段を制御するようにしたので、着信通知の形態を、
周囲の雑音レベルに応じて自動的に切り換えることがで
きる携帯電話装置を実現できる。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の携帯電話装置において、前記制御手段は、前記
雑音レベル検出手段により検出された雑音レベルが極端
に高い場合、または極端に低い場合には楽曲再生を停止
するように前記楽曲再生手段を制御することを特徴とす
る。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、前記雑音
レベル検出手段により検出された雑音レベルが極端に高
い場合、または極端に低い場合には制御手段により、楽
曲再生を停止するように前記楽曲再生手段を制御するの
で、ユーザが意識して操作することなく、無駄な楽曲の
再生を行わずに済むと共に、周囲が静かな環境下では他
人に迷惑をかけないようにすることができる。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、請求項4
に記載の携帯電話装置において、前記入力手段は、周囲
の雑音レベルを設定する操作キーを有し、前記制御手段
は、周囲の雑音レベルが設定された際に該設定された雑
音レベルに応じて楽曲再生の起動または停止と、前記キ
ャラクタ人形の駆動または停止とを行うように前記楽曲
再生手段およびキャラクタ人形駆動手段を制御すること
を特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、周囲の雑
音レベルが設定された際に制御手段により、該設定され
た雑音レベルに応じて楽曲再生の起動または停止と、前
記キャラクタ人形の駆動または停止とを行うように前記
楽曲再生手段およびキャラクタ人形駆動手段を制御する
ようにしたので、着信通知の形態を、ユーザの設定した
周囲の雑音レベルに応じて切り換えることができる携帯
電話装置を実現できる。
【0020】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
乃至5、7に記載の携帯電話装置において、前記制御手
段は、前記入力手段により設定された動作モードに応じ
てキャラクタ人形を駆動し、またはキャラクタ人形の動
画像を表示する際に、楽曲再生に伴う放音を停止した状
態で楽曲再生に連動して行うように楽曲再生手段及びキ
ャラクタ駆動手段、または楽曲再生手段及び表示手段を
制御することを特徴とする。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、入力手段
により設定された動作モードに応じてキャラクタ人形を
駆動し、またはキャラクタ人形の動画像を表示する際
に、制御手段により、楽曲再生に伴う放音を停止した状
態で楽曲再生に連動して行うように楽曲再生手段及びキ
ャラクタ駆動手段、または楽曲再生手段及び表示手段を
制御するようにしたので、鳴音により着信通知できない
環境下においても、音源LSIおよび楽曲データを利用
して効果的な着信通知を行うことができる携帯電話装置
を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る
携帯電話装置の外観構成を図2に示す。本実施の形態に
係る携帯電話装置1は、外観上、通常の携帯電話装置と
異なるところは、キャラクタ人形9を携帯電話装置本体
1Aに着脱自在に取り付けられるようになっている点で
あり、その他の構成は基本的には同じである。
【0023】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置1
の電気的構成を図1に示す。同図において、携帯電話装
置1は、電話機能プログラムを実行することにより携帯
電話装置1の各部の動作を制御する制御手段としてのC
PU(Central Processing Unit)10と、各種プログ
ラム及び固定データが格納されているROM12(本発
明の記憶手段に相当する。)と、RAM14と、ROM
12から読み出した表示データを表示部18に表示する
ための画像データを生成する表示制御部16と、画像デ
ータを表示する表示手段としての表示部18と、テンキ
ー等の各種キーを有する入力手段としての入力部20
と、入出力インターフェース22と、周囲の雑音レベル
を検出する雑音レベル検出手段としての雑音レベル検出
部34と、アンテナ2を介して信号を送受信する通信部
24とを有している。
【0024】ROM12には、CPU10が実行する送
信時や着信時における各種電話機能プログラムや制御プ
ログラム、さらにはプリセットされた楽曲データ、キャ
ラクタ人形の動画像を表示するための表示データ等、各
種の固定データが格納されている。またRAM14に
は、ユーザ設定データ格納エリア、及びCPU10のワ
ークエリア等が設定される。
【0025】入力部20は、図2に示すように、電話を
受けるときに使用する開始キー3、電話を終了するとき
に使用する終了キー4、数値キー及びコードキーからな
るテンキー5、機能キー等その他のキー6を有してい
る。7はリダイアルキーである。本実施の形態に関連す
るキーとしては、電源のオン、オフを指示する電源キ
ー、楽曲再生を指示するための楽曲再生キー、キャラク
タ人形9の駆動を指示するキャラクタ駆動キー、キャラ
クタ人形の動画像を表示部18に表示させるためのキャ
ラクタ表示キー、周囲の雑音レベルに応じて楽曲再生の
起動または停止と、キャラクタ人形の駆動または停止と
を行う自動判別モードを指定する自動判別モード設定キ
ー、周囲の雑音レベルを指定するマニュアル指定キー、
楽曲の再生、またはキャラクタ人形の駆動、各動作を着
信に連動させることを指示する着信連動キー、着信に連
動させずに楽曲再生、キャラクタ人形の駆動、あるいは
キャラクタ人形の動画像を表示部18に表示させる場合
の各動作の起動、停止を指示するON,OFFキー等が
ある。
【0026】これらのキーは、既存の機能キー、テンキ
ー、コードキー等のキーを個別に割り当てるか、機能キ
ーとこれらの複数のキーを組み合せて割り当てることに
より定義されるキーである。なお、上述したキーのうち
一部については携帯電話装置の既存のキーに加えて新た
に設けてもよい。また、入出力インターフェース22
は、入力部20から入力された各種キーによる設定情報
を一時的に保持するバッファレジスタや、雑音レベル検
出部34の検出出力を所定のデータ形式に変換する機能
部を有している。通信部24は、アンテナ2で受信され
た信号の復調を行うと共に、送信する信号を変調してア
ンテナ2から送信する機能を有する。
【0027】さらに、携帯電話装置1は、楽曲データを
再生して楽音信号を生成する楽曲再生手段としての音源
LSI30と、マイク26と、受話用スピーカ27と、
着信用スピーカ28と、通信部24で復調された受話信
号を復号し、マイク26から入力される音声信号を符号
化する音声処理部(CODER/DECODER)29
と、キャラクタ人形9を駆動するキャラクタ駆動手段と
してのキャラクタ駆動部32とを有している。音声処理
部29は、通信部24で復調された音声信号を復号し、
受話用スピーカ27に出力すると共に、マイク26から
入力された送話用の音声信号を圧縮符号化し、通信部2
4に出力する。楽曲再生手段としての音源LSI30
は、CPU10の制御下に楽曲データを再生し、楽音信
号を着信音として着信用スピーカ28に出力し、あるい
はこの楽音信号をBGM/保留音として音声処理部29
及び通信部24を介して送信することができるようにな
っている。
【0028】尚、BGM/保留音は受話信号と混合され
て受話用スピーカ27から放音されるようにしてもよ
い。キャラクタ駆動部32は、モータと、モータ駆動回
路と、モータの回転駆動力をキャラクタ人形9に伝達
し、特定の運動、例えば、上下運動、回転運動等を与え
る機構部とを含んで構成されている。キャラクタ駆動部
32は、音源LSI30から出力される楽音信号の出力
状態を示す信号に同期して、あるいは非同期にキャラク
タ人形を駆動する機能を有している。CPU10、RO
M12、RAM14、表示制御部16、入出力インター
フェース22、通信部24、音源LSI30及びキャラ
クタ駆動部32はシステムバス50を介して相互に接続
されている。
【0029】次に、音源LSI30の具体的構成を図3
に示す。同図において、音源LSI30は、ROM12
から読み出される楽曲データを順次、解釈して楽音合成
パラメータを生成するシーケンサ60と、シーケンサ6
0から与えられる楽音合成パラメータ(各種命令)に基
づき楽音を合成する音源62と、音源62から出力され
る各パートの楽音信号を出力パート選択信号に基づいて
選択的に出力する出力パート選択部64と、CPU10
から出力される制御信号に基づいて音源62から出力さ
れる楽音信号をミューティングするミューティング回路
(MUTE)66とを有している。ミューティング回路
(MUTE)66の出力信号は、音声処理部29及び着
信用スピーカ28に出力される。また出力パート選択部
64より出力される楽音信号は、キャラクタ駆動部32
及びCPU10に出力されるようになっており、キャラ
クタ人形の駆動制御及びキャラクタ人形の動画像表示の
同期信号として使用される。すなわち、出力パート選択
部64より出力される楽音信号に同期してキャラクタ人
形が駆動され、キャラクタ人形の動画像の表示が行われ
るようになっている。
【0030】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置1
において、入力部20により設定される動作モードにつ
いて説明する。楽曲再生(放音)、停止、キャラクタ人
形の駆動、停止及キャラクタ人形9の動画像表示の各動
作は、着信とは無関係に基本的に独立してそれぞれ、設
定できるようになっている。すなわち、楽曲再生キー、
キャラクタ表示キーをそれぞれ単独で操作すれば、楽曲
再生、キャラクタ人形の駆動、キャラクタ人形の動画像
の表示の各動作がおこなわれ、OFFキーを操作するこ
とにより、これらの動作は停止される。
【0031】ここで、楽曲再生キーとキャラクタ駆動キ
ー、または楽曲再生キーとキャラクタ表示キーが連続的
に操作された場合にはさらに、ONキーを操作すること
により楽曲再生に連動(同期)してキャラクタ人形9が
駆動され、または楽曲再生に連動してキャラクタ人形の
動画像が表示される。また、楽曲再生キー、キャラクタ
駆動キー及びキャラクタ表示キーが連続的に操作された
場合には、さらに、ONキーを操作することにより楽曲
再生に連動(同期)してキャラクタ人形9が駆動され、
かつキャラクタ人形9の動画像が表示される。
【0032】また、楽曲再生(放音)、停止、キャラク
タ人形の駆動、停止及キャラクタ人形9の動画像表示の
各動作を着信と連動させる場合には、例えば、最初に着
信連動キーを操作し、次いで、楽曲再生キーを操作さす
れば、着信に連動して楽曲を再生する動作が行われる。
同様に、着信連動キー、楽曲再生キー、キャラクタ駆動
キーを連続操作することにより、着信時に楽曲再生に連
動してキャラクタ人形が駆動される。さらに、着信連動
キー、楽曲再生キー、キャラクタ駆動キー、キャラクタ
表示キーを連続操作することにより、着信時に楽曲再生
に連動してキャラクタ人形9が駆動され、かつ表示部1
8にキャラクタ人形9の動画像が表示される。着信連動
キーは、例えば、#キーが用いられる。なお、ここで説
明した楽曲再生(放音)、停止、キャラクタ人形9の駆
動、停止及キャラクタ人形9の動画像表示の各動作を着
信と連動させる場合における、着信連動キー、と他のキ
ーとの操作順序は、一例であり、これに限定されないこ
とは勿論である。
【0033】また、既述した周囲の雑音レベルに応じ
て、楽曲再生の起動または停止と、キャラクタ人形9の
駆動または停止とを行う自動判別モード、並びに周囲の
雑音レベルに応じてユーザにより指定された雑音レベル
に応じて楽曲再生の起動または停止と、キャラクタ人形
9の駆動または停止とを行うマニュアル指定モードが、
それぞれ、自動判別モード設定キー、マニュアル指定キ
ーを操作することにより設定される。この自動判別モー
ドまたはマニュアル指定モードは、着信に連動して行わ
れる動作モードである。
【0034】尚、マニュアル指定モードは、本実施の形
態では雑音レベルとして3段階に指定可能である。すな
わち、MANU1(雑音レベル小)、MANU2(雑音
レベル中)、MANU3(雑音レベル大)の3段階にキ
ー操作により指定できるようなっている。MANU1
(雑音レベル小)及びMANU3(雑音レベル大)が指
定された場合には楽曲再生は行われず、キャラクタ人形
9の駆動が着信に連動して行われ、MANU2(雑音レ
ベル中)が指定された場合には楽曲再生及びキャラクタ
人形9の駆動が行われ、この場合に楽曲再生に連動して
キャラクタ人形9の駆動が行われる。自動判別モードに
おいても後述するよう雑音レベルに応じて3段階に分
け、同様に楽曲再生、キャラクタ人形9の駆動が行われ
る。
【0035】上記構成からなる携帯電話装置1の動作を
図4乃至図7に示すフローチャートに基づいて説明す
る。図4乃至図7はCPU10により実行される制御プ
ログラムの内容を示している。図4において、携帯電話
装置1における入力部20の電源キーを操作することに
より、各部に電源が供給されると、プログラムが起動さ
れ、ステップ100で着信があったか否かが判定され
る。着信が無い場合にはステップ113に移行し、処理
Aが実行される。ステップ100で着信が有ったと判定
された場合には、次いで自動判別モードに設定されてい
るか否かが判定される(ステップ101)。ステップ1
01で自動判別モードに設定されていると判定された場
合には、ステップ107に移行し、自動判別モード処理
が実行される。
【0036】一方、ステップ101で自動判別モードに
設定されていないと判定された場合には、ステップ10
2でマニュアル指定モードに設定されているか否かが判
定される。マニュアル指定モードに設定されている場合
には、マニュアル指定モード処理に移行する(ステップ
108)。マニュアル指定モードに設定されていない場
合には、ステップ103で着信に連動して楽曲を再生す
る動作モードに設定されているか否かが判定される。着
信に連動して楽曲を再生する動作モードに設定されてい
る場合には、さらに、ステップ104で着信に連動して
キャラクタ人形9を駆動する動作モードが設定されてい
るか否かが判定される。ステップ104で着信に連動し
てキャラクタ人形9を駆動する動作モードが設定されて
いると判定された場合には、さらに、着信に連動してキ
ャラクタ人形9の動画像を表示する動作モードに設定さ
れているか否かが判定される(ステップ105)。
【0037】ステップ105で着信に連動してキャラク
タ人形9の動画像を表示する動作モードが設定されてい
ると判定された場合には、CPU10は、ROM12よ
り楽曲データ及びキャラクタ人形9の画像データを読み
出し、楽曲再生に連動してキャラクタ人形9を駆動し、
かつキャラクタ人形9の動画像を表示部18に表示する
ように音源LSI30、キャラクタ駆動部32、表示制
御部16及び表示部18を制御する(ステップ10
6)。この結果、着信時に楽曲再生に連動してキャラク
タ人形9が所定の動作(例えば、上下動、回転動作等)
を行い、表示部18にはキャラクタ人形9の動画像が表
示される。
【0038】また、ステップ103で着信に連動して楽
曲を再生する動作モードに設定されていないと判定され
た場合には、ステップ109に移行し、着信に連動して
キャラクタ人形9を駆動する動作モードが設定されてい
るか否かが判定される。着信に連動してキャラクタ人形
9を駆動する動作モードが設定されている場合にはCP
U10は、着信に連動してキャラクタ人形9を駆動する
ようにキャラクタ駆動手段32を制御する(ステップ1
10)。この結果、キャラクタ人形9は所定の動作を行
う。ステップ109の判定が否定された場合には、この
まま処理の実行を終了する。
【0039】ステップ104で着信に連動してキャラク
タ人形9を駆動する動作モードが設定されていないと判
定された場合には、CPU10は、着信に連動して楽曲
が再生されるように音源LSI30を制御する(ステッ
プ111)。この結果、着信に連動して楽曲が再生され
る。一方、ステップ105で着信に連動してキャラクタ
人形9の動画像を表示する動作モードが設定されていな
いと判定された場合には、CPU10は、ROM12よ
り楽曲データを読み出し、楽曲再生に連動してキャラク
タ人形9を駆動するように音源LSI30及びキャラク
タ駆動部32を制御する(ステップ112)。この結
果、着信時に楽曲再生に連動してキャラクタ人形9が所
定の動作(例えば、上下動、回転動作等)を行う。
【0040】次に、図4における処理Aの内容を図5に
示す。処理Aは、着信が無い状態で、楽曲再生、キャラ
クタ人形駆動、キャラクタ人形の動画像表示の各動作を
行わせる場合の処理である。図5において、ステップ2
00で楽曲を再生する動作モードに設定されているか否
かが判定される。楽曲を再生する動作モードに設定され
ている場合には、さらに、ステップ201でキャラクタ
人形9を駆動する動作モードが設定されているか否かが
判定される。ステップ201でキャラクタ人形9を駆動
する動作モードが設定されていると判定された場合に
は、さらに、キャラクタ人形9の動画像を表示する動作
モードに設定されているか否かが判定される(ステップ
202)。
【0041】ステップ202でキャラクタ人形9の動画
像を表示する動作モードが設定されていると判定された
場合には、CPU10は、ROM12より楽曲データ及
びキャラクタ人形9の画像データを読み出し、楽曲再生
に連動してキャラクタ人形9を駆動し、かつキャラクタ
人形9の動画像を表示部18に表示するように音源LS
I30、キャラクタ駆動部32、表示制御部16及び表
示部18を制御する(ステップ203)。この結果、楽
曲再生に連動してキャラクタ人形9が所定の動作(例え
ば、上下動、回転動作等)を行い、表示部18にはキャ
ラクタ人形9の動画像が表示される。
【0042】また、ステップ200で楽曲を再生する動
作モードに設定されていないと判定された場合には、ス
テップ204に移行し、キャラクタ人形9を駆動する動
作モードが設定されているか否かが判定される。キャラ
クタ人形9を駆動する動作モードが設定されている場合
には、CPU10はキャラクタ人形9を駆動するように
キャラクタ駆動手段32を制御する(ステップ20
5)。この結果、キャラクタ人形9は所定の動作を行
う。ステップ204の判定が否定された場合には、この
まま処理の実行を終了する。
【0043】ステップ201でキャラクタ人形9を駆動
する動作モードが設定されていないと判定された場合に
は、CPU10は、楽曲が再生されるように音源LSI
30を制御する(ステップ206)。この結果、楽曲が
再生される。一方、ステップ202でキャラクタ人形9
の動画像を表示する動作モードが設定されていないと判
定された場合には、CPU10は、ROM12より楽曲
データを読み出し、楽曲再生に連動してキャラクタ人形
9を駆動するように音源LSI30及びキャラクタ駆動
部32を制御する(ステップ207)。この結果、楽曲
再生に連動してキャラクタ人形9が所定の動作(例え
ば、上下動、回転動作等)を行う。
【0044】次に、図4における自動判別モード処理の
内容を図6に示す。自動判別モードでは、検出された雑
音レベルNxを基準値N1、N2(N1<N2)と大小
比較し、Nx≦N1(雑音レベル小)、N1<Nx≦N
2(雑音レベル中)、Nx>N2(雑音レベル大)の3
段階に分けて、どの範囲に属するかに応じて着信に連動
して楽曲の再生、及びキャラクタ人形9の駆動を制御す
るようにしている。図6において、マイク26により取
り込まれた携帯電話装置1の周囲の雑音は雑音レベル検
出部34により雑音レベルNxが検出される(ステップ
300)。次いで、ステップ301で検出された雑音レ
ベルNxと雑音レベルの基準値N1、N2との大小比較
が行われる(ステップ301、302)。
【0045】ステップ301でNx≦N1であると判定
された場合には、雑音レベル小であるので、CPU10
は、キャラクタ駆動部32を駆動し、キャラクタ人形9
のみが所定の動作を行うようにキャクラタ駆動部32に
より駆動される(ステップ304)。またステップ30
2でNx>N2であると判定された場合には、雑音レベ
ル大であるので、Nx≦N1(雑音レベル小)である場
合と同様にCPU10は、キャラクタ駆動部32を駆動
し、キャラクタ人形9のみが所定の動作を行うようにキ
ャクラタ駆動部32により駆動される(ステップ30
4)。
【0046】一方、ステップ302でN1<Nx≦N2
(雑音レベル中)であると判定された場合には、CPU
10は、ROM12より楽曲データを読み出し、楽曲再
生に連動してキャラクタ人形9を駆動するように音源L
SI30及びキャラクタ駆動部32を制御する(ステッ
プ303)。この結果、楽曲再生に連動してキャラクタ
人形9が所定の動作(例えば、上下動、回転動作等)を
行う。
【0047】次に、図4におけるマニュアル指定モード
処理の内容を図7に示す。既述したようにマニュアル指
定モードにおいても、指定された雑音レベルに応じて着
信に連動して楽曲の再生、及びキャラクタ人形9の駆動
を制御するようにしている。同図において、ステップ4
00でユーザによる入力部20のキー操作により雑音レ
ベルがMANU1に指定されているか否かが判定され
る。MANU1に指定されている場合には、雑音レベル
小であるので、CPU10は、キャラクタ駆動部32を
駆動し、キャラクタ人形9のみが所定の動作を行うよう
にキャクラタ駆動部32により駆動される(ステップ4
03)。また、ステップ400でMANU1に指定され
ていないと判定された場合には、MANU2に指定され
ているか否かが判定される(ステップ401)。
【0048】ステップ401で、MANU2(雑音レベ
ル中)に指定されていると判定された場合には、CPU
10は、ROM12より楽曲データを読み出し、楽曲再
生に連動してキャラクタ人形9を駆動するように音源L
SI30及びキャラクタ駆動部32を制御する(ステッ
プ404)。この結果、楽曲再生に連動してキャラクタ
人形9が所定の動作(例えば、上下動、回転動作等)を
行う。またステップ401でMANU2(雑音レベル
中)に指定されてないと判定された場合には、必然的に
MANU3(雑音レベル大)が指定されているので、ス
テップ402でCPU10は、キャラクタ駆動部32を
駆動し、キャラクタ人形9のみが所定の動作を行うよう
にキャクラタ駆動部32により駆動される(ステップ4
02)。
【0049】尚、上述した発明の実施の形態では、キャ
ラクタ人形9を駆動し、またはキャラクタ人形9の動画
像を表示部18に表示する場合に、音源LSI30によ
り楽曲を再生して放音しない場合にはキャラクタ人形9
を楽曲に無関係に所定の動作を行うようにキャラクタ人
形駆動部32を制御し、あるいは楽曲に無関係にキャラ
クタ人形9の動画像を表示部18に表示するように表示
部を制御するようしているが、これに限らず、このよう
な場合にも楽曲再生に連動してキャラクタ人形9を駆動
し、あるいはキャラクタ人形9の動画像を表示してもよ
い。すなわち、他の実施の形態として入力手段としての
入力部20により設定された動作モードに応じてキャラ
クタ人形9を駆動し、またはキャラクタ人形9の動画像
を表示する際に、制御手段としてのCPU10により、
楽曲再生に伴う放音を停止した状態で楽曲再生に連動し
て行うように楽曲再生手段としての音源LSI30及び
キャラクタ駆動手段としてのキャラクタ駆動部32、ま
たは音源LSI30及び表示手段としての表示部18を
制御するようにしてもよい。
【0050】この場合に音源62から出力パート選択部
64を介してキャラクタ駆動部32、CPU10を介し
て表示部18に楽音信号が出力され、この楽音信号に同
期して、すなわち楽曲再生に連動してキャラクタ人形9
が駆動され、あるいはキャラクタ人形9の動画像が表示
されるが、図3に示すミューティング回路66の出力
は、CPU10から出力される制御信号によりミューテ
ィングされ、楽音信号の放音は停止される。
【0051】以上のように本発明の実施の形態に係る携
帯電話装置によれば、入力部により設定された動作モー
ドに応じて、楽曲が再生される際に、該楽曲に連動して
携帯電話装置本体に着脱自在に取り付けられたキャラク
タ人形を駆動し、かつ表示部にキャラクタ人形の動画像
を表示するようにしたので、鳴音により着信通知しても
周囲の迷惑にならない環境下においては、着信メロディ
の鳴音と連動させて、さらに効果的な着信通知を行うこ
とができる携帯電話装置を実現できる。また、楽曲デー
タに基づく楽音を着信時以外のときに鑑賞する場合に
も、より楽しくユーモラスな携帯電話装置を実現でき
る。
【0052】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置に
よれば、入力部による設定内容に応じて、楽音再生の起
動または停止と、キャラクタ人形の駆動または停止と独
立に行うようにしたので、鳴音により着信通知できない
環境下においても、音源LSIおよび楽曲データを利用
して効果的な着信通知を行うことができる携帯電話装置
を実現できる。
【0053】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置に
よれば、入力部により設定された動作モードに応じて、
着信に連動して楽曲を再生し、または着信に連動してキ
ャラクタ人形の駆動を行うようにしたので、鳴音により
着信通知できない環境下においても、音源LSIおよび
楽曲データを利用して効果的な着信通知を行うことがで
きる携帯電話装置を実現できる。また、鳴音により着信
通知しても周囲の迷惑にならない環境下においては、着
信メロディの鳴音と連動させて、さらに効果的な着信通
知を行うことができる携帯電話装置を実現することがで
きる。
【0054】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置に
よれば、入力部により自動判別モードが設定された場合
には、雑音レベル検出の検出出力に基づいて楽曲再生の
起動または停止を行うようにしたので、着信通知の形態
を、周囲の雑音レベルに応じて自動的に切り換えること
ができる携帯電話装置を実現できる。
【0055】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置に
よれば、雑音レベル検出部により検出された雑音レベル
が極端に高い場合、または極端に低い場合には、楽曲再
生を停止するようにしたので、ユーザが意識して操作す
ることなく、無駄な楽曲の再生を行わずに済むと共に、
周囲が静かな環境下では他人に迷惑をかけないようにす
ることができる。
【0056】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置に
よれば、入力部により周囲の雑音レベルが設定された際
に、該設定された雑音レベルに応じて楽曲再生の起動ま
たは停止と、キャラクタ人形の駆動または停止とを行う
ようにしたので、着信通知の形態を、ユーザの設定した
周囲の雑音レベルに応じて切り換えることができる携帯
電話装置を実現できる。
【0057】本発明の実施の形態に係る携帯電話装置に
よれば、入力部により設定された動作モードに応じてキ
ャラクタ人形を駆動し、またはキャラクタ人形の動画像
を表示する際に、楽曲再生に伴う放音を停止した状態で
楽曲再生に連動して行うようにしたので、鳴音により着
信通知できない環境下においても、音源LSIおよび楽
曲データを利用して効果的な着信通知を行うことができ
る携帯電話装置を実現できる。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明によれば、楽曲を再生し、本体に取り付けられた
キャラクタ人形の動作を制御することができる携帯電話
装置であって、入力手段により設定された動作モードに
応じて制御手段により、前記楽曲再生手段により楽曲が
再生される際に、該楽曲に連動して前記キャラクタ人形
を駆動するように楽曲再生手段およびキャラクタ駆動手
段を制御するようにしたので、鳴音により着信通知して
も周囲の迷惑にならない環境下においては、着信メロデ
ィの鳴音と連動させて、さらに効果的な着信通知を行う
ことができる携帯電話装置を実現できる。
【0059】また、楽曲データに基づく楽音を着信時以
外のときに鑑賞する場合にも、より楽しくユーモラスな
携帯電話装置を実現できる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、前記入力
手段により設定された動作モードに応じて制御手段によ
り、前記楽曲再生手段により楽曲が再生される際に、該
楽曲に連動して前記キャラクタ人形を駆動するように楽
曲再生手段およびキャラクタ駆動手段を制御し、かつ前
記記憶手段からキャラクタ人形の画像データを読み出
し、前記表示手段に前記キャラクタ人形の動画像を表示
させるように前記表示手段を制御するようにしたので、
鳴音により着信通知しても周囲の迷惑にならない環境下
においては、着信メロディの鳴音と連動させて、さらに
効果的な着信通知を行うことができる携帯電話装置を実
現できる。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、前記入力
手段による設定内容に応じて、制御手段により前記楽音
再生の起動または停止と、前記キャラクタ人形の駆動ま
たは停止と独立に行うように前記楽曲再生手段およびキ
ャラクタ駆動手段を制御するようしたので、鳴音により
着信通知できない環境下においても、音源LSIおよび
楽曲データを利用して効果的な着信通知を行うことがで
きる携帯電話装置を実現できる。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、前記入力
手段により設定された前記第1、第2のいずれかの動作
モードに応じて、制御手段により着信に連動して楽曲を
再生し、または着信に連動してキャラクタ人形の駆動を
行うように前記楽曲再生手段または、前記キャラクタ駆
動手段を制御するようにしたので、鳴音により着信通知
できない環境下においても、音源LSIおよび楽曲デー
タを利用して効果的な着信通知を行うことができる携帯
電話装置を実現できる。また、鳴音により着信通知して
も周囲の迷惑にならない環境下においては、着信メロデ
ィの鳴音と連動させて、さらに効果的な着信通知を行う
ことができる携帯電話装置を実現することができる。
【0063】請求5に記載の発明によれば、前記入力手
段により前記自動判別モードが設定された場合には、制
御手段により前記雑音レベル検出手段の検出出力に基づ
いて楽曲再生の起動または停止を行うように前記楽曲再
生手段を制御するようにしたので、着信通知の形態を、
周囲の雑音レベルに応じて自動的に切り換えることがで
きる携帯電話装置を実現できる。
【0064】請求項6に記載の発明によれば、前記雑音
レベル検出手段により検出された雑音レベルが極端に高
い場合、または極端に低い場合には制御手段により、楽
曲再生を停止するように前記楽曲再生手段を制御するの
で、ユーザが意識して操作することなく、無駄な楽曲の
再生を行わずに済むと共に、周囲が静かな環境下では他
人に迷惑をかけないようにすることができる。
【0065】請求項7に記載の発明によれば、周囲の雑
音レベルが設定された際に制御手段により、該設定され
た雑音レベルに応じて楽曲再生の起動または停止と、前
記キャラクタ人形の駆動または停止とを行うように前記
楽曲再生手段およびキャラクタ人形駆動手段を制御する
ようにしたので、着信通知の形態を、ユーザの設定した
周囲の雑音レベルに応じて切り換えることができる携帯
電話装置を実現できる。
【0066】請求項8に記載の発明によれば、入力手段
により設定された動作モードに応じてキャラクタ人形を
駆動し、またはキャラクタ人形の動画像を表示する際
に、制御手段により、楽曲再生に伴う放音を停止した状
態で楽曲再生に連動して行うように楽曲再生手段及びキ
ャラクタ駆動手段、または楽曲再生手段及び表示手段を
制御するようにしたので、鳴音により着信通知できない
環境下においても、音源LSIおよび楽曲データを利用
して効果的な着信通知を行うことができる携帯電話装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る携帯電話装置の電
気的構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の実施の形態に係る携帯電話装置の外
観図。
【図3】 図1における音源LSIの構成を示すブロッ
ク図。
【図4】 図1におけるCPUにより実行される制御プ
ログラムの処理内容を示すフローチャート。
【図5】 図4における処理Aの内容を示すフローチャ
ート。
【図6】 図4における自動判別モード処理の内容を示
すフローチャート。
【図7】 図4におけるマニュアル指定モードの内容を
示すフローチャート。
【符号の説明】
10 CPU(制御手段) 12 ROM(記憶手段) 14 RAM 16 表示制御部 18 表示部(表示手段) 20 入力部(入力手段) 22 入出力インターフェース 24 通信部 26 マイク 27 受話用スピーカ 28 着信用スピーカ 29 音声処理部 30 音源LSI(楽曲再生手段) 32 キャラクタ駆動部(キャラクタ駆動手段) 34 雑音レベル検出部(雑音レベル検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C001 BA00 BA06 BA07 BB00 BB10 BC00 BC09 CB01 CC03 CC08 DA00 DA04 DA06 5K027 AA11 BB01 FF03 FF22 FF25 5K067 AA34 BB04 EE02 FF13 FF23 FF27 GG11 9A001 CC05 DD11 HH34 KK43 KK62

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲を再生し、本体に取り付けられたキ
    ャラクタ人形の動作を制御することができる携帯電話装
    置であって、 各種の動作モードを設定する入力手段と、 楽曲データを再生して楽音信号を発生させる楽曲再生手
    段と、 前記携帯電話装置本体に取り付けられたキャラクタ人形
    を駆動するキャラクタ駆動手段と、 前記入力手段により設定された動作モードに応じて前記
    楽曲再生手段により楽曲が再生される際に、該楽曲に連
    動して前記キャラクタ人形を駆動するように楽曲再生手
    段およびキャラクタ駆動手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記キャラクタ人形の画像データ
    が格納されている記憶手段と、 画像を表示する表示手段とを有し、 前記制御手段は、前記入力手段により設定された動作モ
    ードに応じて前記楽曲再生手段により楽曲が再生される
    際に、該楽曲に連動して前記キャラクタ人形を駆動する
    ように楽曲再生手段およびキャラクタ駆動手段を制御
    し、かつ前記記憶手段からキャラクタ人形の画像データ
    を読み出し、前記表示手段に前記キャラクタ人形の動画
    像を表示させるように前記表示手段を制御することを特
    徴とする請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、少なくとも楽曲再生の
    起動または停止を設定するための操作キーと、前記楽曲
    再生の起動または停止とは独立にキャラクタ人形の駆動
    または停止を設定するための操作キーとを有し、 前記制御手段は、前記入力手段による設定内容に応じ
    て、前記楽音再生の起動または停止と、前記キャラクタ
    人形の駆動または停止とを行うように前記楽曲再生手段
    およびキャラクタ駆動手段を制御することを特徴とする
    請求項1または2のいずれかに記載の携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、着信に連動して楽曲の
    再生を行う第1の動作モードと、着信に連動し前記キャ
    ラクタ人形の駆動を行う第2の動作モードとを設定でき
    るようになっており、 前記制御手段は、前記入力手段により設定された前記第
    1、第2のいずれかの動作モードに応じて、着信に連動
    して楽曲を再生し、または着信に連動してキャラクタ人
    形の駆動を行うように前記楽曲再生手段または、前記キ
    ャラクタ駆動手段を制御することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 さらに、周囲の雑音レベルを検出する雑
    音レベル検出手段を有し、 前記入力手段は、周囲の雑音レベルに応じて、楽曲再生
    の起動または停止と、前記キャラクタ人形の駆動または
    停止を行う自動判別モードを設定する操作キーを有し、 前記制御手段は、前記入力手段により前記自動判別モー
    ドが設定された場合には、前記雑音レベル検出手段の検
    出出力に基づいて楽曲再生の起動または停止と、前記キ
    ャラクタ人形の駆動または停止とを行うように前記楽曲
    再生手段およびキャラクタ人形駆動手段を制御すること
    を特徴とする請求項4に記載の携帯電話装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記雑音レベル検出手
    段により検出された雑音レベルが極端に高い場合、また
    は極端に低い場合には楽曲再生を停止するように前記楽
    曲再生手段を制御することを特徴とする請求項5に記載
    の携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、周囲の雑音レベルを設
    定する操作キーを有し、前記制御手段は、周囲の雑音レ
    ベルが設定された際に該設定された雑音レベルに応じて
    楽曲再生の起動または停止と、前記キャラクタ人形の駆
    動または停止とを行うように前記楽曲再生手段およびキ
    ャラクタ人形駆動手段を制御することを特徴とする請求
    項4に記載の携帯電話装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記入力手段により設
    定された動作モードに応じてキャラクタ人形を駆動し、
    またはキャラクタ人形の動画像を表示する際に、楽曲再
    生に伴う放音を停止した状態で楽曲再生に連動して行う
    ように楽曲再生手段及びキャラクタ駆動手段、または楽
    曲再生手段及び表示手段を制御することを特徴とする請
    求項1乃至5、7に記載の携帯電話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019964A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Yamaha Corp マルチメディア実行システム及びマルチメディアファイルの実行方法
JP2006019966A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ntt Docomo Inc 情報通知装置及び情報通知システム

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