JP2006352250A - 音響出力装置、携帯電話端末装置、及び音響出力プログラム - Google Patents

音響出力装置、携帯電話端末装置、及び音響出力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 音楽プレーヤ機能を用いて音楽データの再生を行う際に、音量の手動調整及び自動調整を切り替え可能とすると共に、音量を自動調整して出力する場合には、ユーザが真に希望する音量に自動調整して出力可能とする。
【解決手段】 ユーザは、ステレオスピーカ部及びイヤホン装置を介して出力される音声の音量を予めステレオスピーカ音量設定情報及びイヤホン音量設定情報としてメモリに記憶しておく。また、音量の手動調整或いは自動調整のいずれかを指定する手動/自動選択情報をメモリに記憶しておく。制御部は、手動調整が指定されている場合には、音楽データの音量を、ユーザにより手動で指定された音量に調整し、自動調整が指定されている場合には、上記ステレオスピーカ音量設定情報で指定されている音量、或いはイヤホン音量設定情報で指定されている音量に自動調整し、ステレオスピーカ部或いはイヤホン装置に出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばイヤホン装置用の出力ユニットや放音用のステレオスピーカ装置等の複数の音響出力用の出力デバイスを備えた携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant),ノート型のパーソナルコンピュータ装置、据え置き型のパーソナルコンピュータ装置等に設けて好適な音響出力装置、携帯端末装置、及び音響出力プログラムに関し、特に各出力デバイスから出力される音声の音量を、各ユーザの好みの音量に自動的に調整して出力可能とすると共に、この各出力デバイスから出力される音声の音量を、各ユーザの好みの音量に自動的に調整して出力するモードと、ユーザが各出力デバイスから出力される音声の音量を手動で調整するモードとを、ユーザが好みで選択可能とした音響出力装置、携帯電話端末装置、及び音響出力プログラムに関する。
今日において、音楽データの再生機能(音楽再生機能)を有する携帯電話機が知られている。この携帯電話機は、音楽再生機能で再生された音声を、イヤホン端子に接続されたイヤホン装置、或いは当該携帯電話機に通話音声出力用のスピーカ装置とは別に設けられたステレオスピーカ装置を介して出力可能となっている。
このイヤホン装置、或いはステレオスピーカ装置を介して出力される音声の音量は、音量設定用のユーザインターフェイスを介してユーザが手動で所望の音量を設定するようになっている。これにより、再生された音楽データが、ユーザにより手動で設定された音量で、イヤホン装置、或いはステレオスピーカ装置を介して出力制御される。
ここで、音量の自動調整を行う携帯電話装置として、特開平10−304030号の公開特許公報(特許文献1)に、呼出音量、受話音量及び送話音量を周囲雑音レベルに対応して自動調整する携帯電話装置が開示されている。
この携帯電話装置は、雑音センサで検出された周囲雑音レベルに対応して、受話音量設定部が受話音量設定値を受話音量制御部に設定し、送話音量設定部が送話音量設定値を送話音量制御部に設定し、呼出音量設定部が呼出音設定値を呼出音量制御部に設定する。
受話音量制御部は、この設定された受話音量設定値に対応する受話音量で、受話音声を通話用スピーカを介して出力制御する。また、送話音量制御部は、この設定された送話音量設定値に対応する送話音量となるように、当該携帯電話装置のユーザの音声を増幅制御する。また、呼出音量制御部は、この設定された呼出音設定値に対応する呼出音量で、スピーカを介して呼出音を出力制御する。これにより、自動的に周囲雑音レベルに対応する音量で送話及び受話を行うことができると共に、自動的に周囲雑音レベルに対応する音量の呼出音を得ることができる。
特開平10−304030号公報(第4頁〜第5頁:図1)
しかし、音楽再生機能を有する従来の携帯電話機の場合、音量設定用のユーザインターフェイスを介して設定された一つの音量設定情報で(=同じ音量設定情報で)、イヤホン装置から出力する音声の音量、及びステレオスピーカ装置から出力する音声の音量を制御するようになっている。イヤホン装置はユーザの耳に装着されて使用されるものであり、ステレオスピーカ装置は、ユーザの体から、ある程度距離を置かれて使用されるものである。このため、同じ音量設定情報で音声を出力制御した場合でも、イヤホン装置とステレオスピーカ装置とでは、それぞれユーザが体感する音量が異なったものとなる。
従って、音楽再生機能を有する従来の携帯電話機では、音声の聴取に使用する出力デバイスをイヤホン装置からステレオスピーカ装置に切り替える場合には、このステレオスピーカ装置の使用時に手動で音量の再設定を行い、同様に音声の聴取に使用する出力デバイスをステレオスピーカ装置からイヤホン装置に切り替える場合には、このイヤホン装置の使用時に手動で音量の再設定を行うという、面倒な設定操作を必要とする問題があった。
一方、特許文献1の携帯電話装置において、例えば周囲雑音レベルに対応してレベル5の音量で呼出音が出力制御された場合、一方のユーザはこの音量では小さいと感じ、他方のユーザはこの音量では大きいと感じる等のように、音量の感じ方や好みの音量は各ユーザ毎に異なるものである。
しかし、特許文献1の携帯電話装置の場合、周囲雑音レベルに対応して出力される音声の音量は、メーカ側で設定された音量となる。このため、各ユーザの好みにそれぞれ対応した音量の音声出力を得ることは困難となる問題がある。
ここで、イヤホン装置やステレオスピーカ装置等の出力デバイス毎に、ユーザが希望する音量の音響出力が自動的に得られることは好ましいことではあるが、ユーザが自分で所望の音量を手動で調整したいという希望もある。このため、自動的にユーザが希望する音量の音響出力が得られると共に、ユーザが希望する場合には、該ユーザが手動で音量の調整を行えるようにしておくことが好ましい。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、各出力デバイスから出力される音声の音量を、各ユーザの好みの音量に自動的に調整して出力可能とすると共に、この各出力デバイスから出力される音声の音量を、各ユーザの好みの音量に自動的に調整して出力するモードと、ユーザが各出力デバイスから出力される音声の音量を手動で調整するモードとを、ユーザが好みで選択可能とした音響出力装置、携帯電話端末装置及び音響出力プログラムの提供を目的とする。
本発明に係る音響出力装置は、上述の課題を解決するための手段として、
音響出力を得るための出力デバイスと、
少なくとも音響情報の再生を行う音響情報再生手段と、
上記音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報が記憶された記憶手段と、
上記音響情報再生手段により再生された上記音響情報の音響出力を上記出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給し、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する手動/自動切替音量調整手段と
を有する。
また、本発明に係る携帯電話端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、
音響出力を得るための出力デバイスと、
少なくとも音響情報の再生を行う音響情報再生手段と、
上記音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報が記憶された記憶手段と、
上記音響情報再生手段により再生された上記音響情報の音響出力を上記出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給し、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する手動/自動切替音量調整手段と
を有する。
また、本発明に係る音響出力プログラムは、上述の課題を解決するために、
出力デバイスを介して得る音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報を記憶手段に記憶制御する記憶制御手段としてコンピュータを機能させ、
少なくとも音響情報の再生を行う音響情報再生手段により再生された該音響情報の音響出力を上記出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給し、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する手動/自動切替音量調整手段としてコンピュータを機能させる。
このような本発明は、記憶制御手段に、出力デバイスを介して得る音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報を予め記憶しておく。
そして、音響情報再生手段により再生された音響情報の音響出力を出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、手動/自動切替音量調整手段が、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する。また、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、手動/自動切替音量調整手段が、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する。
本発明は、出力デバイスから出力される音声の音量を、各ユーザの好みの音量に自動的に調整して出力するモードと、ユーザが出力デバイスから出力される音声の音量を手動で調整するモードとを、ユーザが好みで選択可能とすることができる。
また、ユーザにより、音量の自動調整が指定されている場合には、予め設定されている音量設定情報に対応する音量に、音響出力の音量を調整して出力することで、該音響出力の音量を、各ユーザの好みの音量に自動的に調整して出力することができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
図1に、本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機のブロック図を示す。この図1に示すように、当該実施の形態の携帯電話機は、携帯事業者のコミュニケーションネットワークに接続された基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ1及び通信回路2と、受話音声を得るための通話用スピーカ部3と、ハンズフリー通話における受話音声や、着信音,動画ファイルの音声,音楽データの音声等を得るための放音用のステレオスピーカ部4と、イヤホン装置が装着されるイヤホン端子5とを有している。
すなわち、この携帯電話機の場合、音声出力用の出力デバイス(出力系)として、通話用スピーカ部3、ステレオスピーカ部4、及びイヤホン端子5(この場合、当該イヤホン端子5に接続されるイヤホン装置を含めて出力デバイスと言っている。)の計3つの出力デバイス有している。
また、この携帯電話機は、当該携帯電話機のユーザの送話音声等を集音するマイクロホン部6と、発着信電話番号、送信元,送信先となるユーザの名前、電話や携帯メールの発着信履歴、電話帳,アドレス帳、スケジュール帳、送受信した携帯メールの文章等を表示するための表示部7と、数字入力や文字入力等の入力操作の他、上記各出力デバイスからそれぞれ出力される音声の音量の設定操作、及び該各出力デバイスから出力される音声の音量を手動で設定するか、或いは自動で設定するかを選択設定操作するための操作部8とを有している。
また、この携帯電話機は、電話着信や携帯メールの着信等を光でユーザに知らせるための発光部9(LED:Light Emitting Diode)と、所望の被写体の静止画像及び動画像を撮像するためのカメラ部10と、電話着信や携帯メールの着信等を当該携帯電話機の筐体を振動させることでユーザに知らせるためのバイブレーションユニット11とを有している。
また、この携帯電話機は、大量の音楽データ等が記憶可能な大容量の外部メモリ13が接続される外部メモリインターフェイス12(外部メモリIF)と、各種データやプログラムが記憶されたメモリ14と、このメモリ14に記憶されているオペレーションプログラムや各アプリケーションプログラム等に基づいて、当該携帯電話機の動作を制御する制御部15とを有している。
メモリ14には、オペレーションプログラム、上記基地局との間で無線通信を行うための通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)、カメラ機能を実現するカメラアプリケーションプログラム、及び音楽データを再生するための音楽プレーヤアプリケーションプログラムが記憶されている。
また、メモリ14には、電話帳及びスケジュール帳のデータ、上記音楽プレーヤアプリケーションプログラムで再生される音楽データ、携帯メールの文書データ、上記カメラ部10で撮像された静止画像/動画像の各データの他、前述の3つの出力デバイスに対してそれぞれ設定された音量を示す通話用スピーカ音量設定情報、ステレオスピーカ音量設定情報、イヤホン音量設定情報が記憶されている。
また、この携帯電話機の場合、ステレオスピーカ部4、或いはイヤホン端子5を介してイヤホン装置から着信音や音楽データの音声を得る際に、その音量を手動で調整するか、或いは自動で調整するかを、ユーザが予め選択設定するようになっており、メモリ14には、この選択設定情報(手動/自動選択情報)が記憶されている。
また、以下に詳細に説明するが、当該携帯電話機は、音楽プレーヤアプリケーションプログラムに基づいて再生する音楽データの音量が、ユーザにより予め設定されたステレオスピーカ部4の音量、及びイヤホン装置の音量となるように自動的に調整するようになっている。
ただ、当該携帯電話機の場合、ユーザが予め設定するステレオスピーカ部4の音量、及びイヤホン装置の音量は、例えば5段階の音量の中から所望の音量を選択し、音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおいては、30段階の音量の中から所望の音量を選択するようになっている。すなわち、それぞれ選択可能な音量の分解能が異なるものとなっている。
このため、メモリ14には、ユーザが予め設定するステレオスピーカ部4の音量、及びイヤホン装置の音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の音量に変換するための音量変換テーブルが記憶されている。制御部15は、音楽プレーヤアプリケーションプログラムに基づいて再生する音楽データの音量を自動調整する際に、この音量変換テーブルに基づいて、ユーザが予め設定するステレオスピーカ部4の音量、及びイヤホン装置の音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の音量に変換して用いるようになっている。
[各出力デバイスに対する音量の設定]
まず、この実施の形態の携帯電話機の場合、上記各出力デバイスから出力される音声の音量をユーザが予め選択設定しておく。
具体的には、当該携帯電話機の場合、音量設定メニューとして、「通話用スピーカ部3の音量設定メニュー」、「ステレオスピーカ部4の音量設定メニュー」、「イヤホン装置の音量設定メニュー」等を有している。
「通話用スピーカ部3の音量設定メニュー」は、通話時に通話用スピーカ部3から出力される通話音声の音量を設定するためのメニューであり、ユーザは、操作部8を操作することで、例えば5段階に等分割された音量の中から、例えば音量3,音量4等のように所望の音量を選択操作する。制御部15は、この選択操作がなされると、ユーザにより選択された音量を示す「通話用スピーカ音量設定情報」をメモリ14に記憶制御する。
同様に、「ステレオスピーカ部4の音量設定メニュー」は、当該携帯電話機をハンズフリー通話を行った際にステレオスピーカ部4から出力される受話音声の音量、及び着信時にステレオスピーカ部4から出力される着信音声の音量等を設定するためのメニューであり(=ステレオスピーカ部4から出力される音声の音量を設定するためのメニューであり)、ユーザは、操作部8を操作することで、例えば5段階に等分割された音量の中から、例えば音量4,音量5等のように所望の音量を選択操作する。制御部15は、この選択操作がなされると、ユーザにより選択された音量を示す「ステレオスピーカ音量設定情報」をメモリ14に記憶制御する。
同様に、「イヤホン装置の音量設定メニュー」は、イヤホン端子5に接続されたイヤホン装置から出力される、ハンズフリー通話時の受話音声の音量や、着信時にイヤホン装置から出力される着信音声の音量等を設定するためのメニューであり(=イヤホン装置から出力される音声の音量を設定するためのメニューであり)、ユーザは、操作部8を操作することで、例えば5段階に等分割された音量の中から、例えば音量2,音量3等のように所望の音量を選択操作する。制御部15は、この選択操作がなされると、ユーザにより選択された音量を示す「イヤホン音量設定情報」をメモリ14に記憶制御する。
[音量の手動調整/自動調整の選択設定]
次に、ユーザは、音楽プレーヤアプリケーションプログラムで音楽データの再生を行う際に、ステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置から出力される音声の音量を、手動で調整するか、或いは自動で調整するかを、予め選択設定しておく。
具体的には、当該携帯電話機の場合、設定メニューの中に、この手動調整及び自動調整の選択設定メニューが設けられており、ユーザは、この選択設定メニューで、上記手動調整或いは自動調整を選択設定する。制御部15は、この選択により設定された手動或いは自動の調整方法を示す手動/自動選択情報をメモリ14に記憶制御する。
[音量の手動/自動の切替動作、及び音量制御動作]
この実施の形態の携帯電話機においては、音楽プレーヤアプリケーションプログラムで音楽データの再生を行う際に、制御部15が、このメモリ14に記憶されている手動/自動選択情報に基づいて、該音楽データの音量を「手動」及び「自動」で切り替えるようになっている。
また、手動/自動選択情報により、音量の自動調整が指定されている場合には、音楽プレーヤアプリケーションプログラムで音楽データの再生を行う際に、制御部15が、上記「ステレオスピーカ音量設定情報」或いは上記「イヤホン音量設定情報」を援用して、自動的に調整した音量で、再生した音楽データをステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置を介して出力するようになっている。
このような音量の手動/自動の切替動作の流れ、及び音量制御動作の流れを図2のフローチャートに示す。また、図3に、音楽プレーヤアプリケーションプログラムに基づいて動作する際の、制御部15の機能ブロック図を示す。
まず、ユーザは、音楽データの再生を行う場合、操作部8を操作して実行メニューの中から音楽プレーヤの実行を指定すると共に、所望の音楽データの再生を指定する。制御部15は、ユーザにより、音楽プレーヤの実行が指定されると、メモリ14に記憶されている音楽プレーヤアプリケーションプログラムに基づいて、図2のフローチャートをスタートさせ、ステップS1から処理を開始する。なお、この音楽プレーヤアプリケーションプログラムには、音響出力プログラムも含まれている。
ステップS1では、制御部15が、メモリ14に記憶されている手動/自動選択情報に基づいて、これから再生する音楽データの音量調整は、「手動」に設定されているか、或いは「自動」に設定されているかを判別する。このステップS1において、音量調整が「手動」に設定されているものと判別した場合、制御部15は処理をステップS9に進め、音量調整が「自動」に設定されているものと判別した場合、制御部15は処理をステップS2に進める。
〔手動音量調整動作〕
音量調整が「手動」に設定されているものと判別することで処理をステップS9に進めると、このステップS9において制御部15は、ユーザが操作部8を操作することで指定した音量を示す手動音量設定情報を取り込み、この手動音量設定情報に基づいて音楽データを増幅する。
すなわち、図3の機能ブロック図を用いてハードウェア的に説明すると、音楽データは、デコーダ21でデコード処理され、DAコンバータ22でアナログ化され、ボリュームコントローラ23で所定の増幅処理が施されるようになっている。
この実施の形態の携帯電話機は、ユーザにより音量の自動調整が指定されている場合には、ステレオスピーカ部4或いはイヤホン端子5に接続されるイヤホンに対して、ユーザにより予め設定されている音量を示す「ステレオスピーカ音量設定情報」或いは「イヤホン音量設定情報」を援用して該音量の自動調整を行い、ユーザにより音量の手動調整が指定されている場合には、ユーザが操作部8を操作して音量を指定することで形成される「手動音量設定情報」を用いて該音量の調整を行うようになっている。
音量の自動調整を行うための「ステレオスピーカ音量設定情報」或いは「イヤホン音量設定情報」と、音量の手動調整を行うための「手動音量設定情報」とは、第2のマルチプレクサ26で切り替えられてボリュームコントローラ23に供給されるようになっている。この場合、制御部15は、第2のマルチプレクサ26に対して、「手動音量設定情報」を選択する手動/自動切替制御信号を供給する。これにより、ユーザが操作部8を介して指定した音量を示す「手動音量設定情報」が、第2のマルチプレクサ26により選択されてボリュームコントローラ23に供給される。
次に、制御部15は、ステップS10において、イヤホン端子5の電圧レベルや、ポーリングによる接続の有無の検出により、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているか否かを判別する。そして、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているものと判別した場合には、処理をステップS11に進め、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されていないものと判別した場合には、処理をステップS13に進める。
ここで、再度、ハードウェア的に説明すると、図3に示すようにボリュームコントローラ23からの音楽データは、出力経路切替スイッチ24により切り替えられてステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置に供給されるようになっている。
制御部15は、上記ステップS10において、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているものと判別すると、ステップS11において、出力経路切替スイッチ24に対してイヤホン装置の経路を選択する出力経路切替制御信号を供給する。これにより、ボリュームコントローラ23からの音楽データがイヤホン装置に供給される経路が確立されることとなる。
これに対して、制御部15は、上記ステップS10において、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されていないものと判別すると、ステップS13において、出力経路切替スイッチ24に対してステレオスピーカ部4の経路を選択する出力経路切替制御信号を供給する。これにより、ボリュームコントローラ23からの音楽データがステレオスピーカ部4に供給される経路が確立されることとなる。
次に制御部15は、ボリュームコントローラ23により、第2のマルチプレクサ26から供給される「手動音量設定情報」に対応する利得で、DAコンバータ22からの音楽データを増幅することで、ユーザにより指定された音量の音楽データを形成して出力する。
これにより、ユーザにより手動で設定された音量とされた音楽データが、出力経路切替スイッチ24、プリアンプ27を介してステレオスピーカ部4に供給され、或いは出力経路切替スイッチ24、プリアンプ28及びイヤホン端子5を介してイヤホン装置に供給される。そして、ユーザが手動設定した音楽データの音量が、ステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置を介して得られることとなる。
〔自動音量調整動作〕
一方、上記ステップS1において、音量調整が「自動」に設定されているものと判別した場合、制御部15は処理をステップS2に進め、第1のマルチプレクサ25で選択された「自動音量設定情報(=ステレオスピーカ音量設定情報或いはイヤホン音量設定情報)を選択する手動/自動切替制御信号を供給する。これにより、第1のマルチプレクサ25で選択された「ステレオスピーカ音量設定情報」或いは「イヤホン音量設定情報」が、第2のマルチプレクサ26を介してボリュームコントローラ23に供給される経路が確立されることとなる。
次に、制御部15は、ステップS3において、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているか否かを判別する。そして、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているものと判別した場合には、処理をステップS4に進め、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されていないものと判別した場合には、処理をステップS7に進める。
次に、上記ステップS3において、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているものと判別すると、制御部15は、ステップS4において、第1のマルチプレクサ25及び出力経路切替スイッチ24に対してイヤホン装置の経路を選択する出力経路切替制御信号を供給する。これにより、ボリュームコントローラ23からの音楽データがイヤホン装置に供給される経路が確立されることとなる。
また、第1のマルチプレクサ25は、このイヤホン装置への経路を確立する出力経路切替制御信号が供給されると、メモリ14から読み出される「イヤホン音量設定情報」を選択し、これを第1のマルチプレクサ26に供給する経路を確立する。
次に、制御部15は、ステップS5において、メモリ14に記憶されているイヤホン音量設定情報を読み出し、これを第1のマルチプレクサ25に供給する。イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されているものと判別された場合、第1及び第2のマルチプレクサ25,26は、この「イヤホン音量設定情報」を選択するようになっている。このため、この場合、メモリ14から読み出された「イヤホン音量設定情報」は、第1及び第2のマルチプレクサ25,26を介してボリュームコントローラ23に供給されることとなる。
これに対して、上記ステップS3において、イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されていないものと判別すると、制御部15は、ステップS7において、第1のマルチプレクサ25及び出力経路切替スイッチ24に対してステレオスピーカ部4の経路を選択する出力経路切替制御信号を供給する。これにより、ボリュームコントローラ23からの音楽データがステレオスピーカ部4に供給される経路が確立されることとなる。
また、第1のマルチプレクサ25は、このステレオスピーカ部4への経路を確立する出力経路切替制御信号が供給されると、メモリ14から読み出される「ステレオスピーカ音量設定情報」を選択し、これを第1のマルチプレクサ26に供給する経路を確立する。
次に、制御部15は、ステップS8において、メモリ14に記憶されているステレオスピーカ音量設定情報を読み出し、これを第1のマルチプレクサ25に供給する。イヤホン端子5にイヤホン装置が接続されていないものと判別された場合、第1及び第2のマルチプレクサ25,26は、この「ステレオスピーカ音量設定情報」を選択するようになっている。このため、この場合、メモリ14から読み出された「ステレオスピーカ音量設定情報」は、第1及び第2のマルチプレクサ25,26を介してボリュームコントローラ23に供給されることとなる。
次に、制御部15は、ステップS6において、第2のマルチプレクサ26から供給される「イヤホン音量設定情報」或いは「ステレオスピーカ音量設定情報」に対応する利得で、DAコンバータ22からの音楽データを増幅することで、ユーザにより予めステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置に対して設定されている音量の音楽データを形成して出力する。
これにより、ユーザにより予めステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置に対して設定された音量とされた音楽データが、出力経路切替スイッチ24、プリアンプ27を介してステレオスピーカ部4に供給され、或いは出力経路切替スイッチ24、プリアンプ28及びイヤホン端子5を介してイヤホン装置に供給されて発音される。従って、ユーザにより予めステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置に対して設定された音量となるように自動的に音量調整された音楽データが、ステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置を介して得られることとなる。
[音量変換テーブル]
ここで、ユーザにより予め設定されているステレオスピーカ音量及びイヤホン音量は、それぞれ無音量から最大音量までの間がn等分されており、音量0〜音量nの間で所望の音量を選択するようになっている。これに対して、音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおいては、無音量から最大音量までの間がm等分されており、音量0〜音量mの間で、所望のステレオスピーカ音量、或いはイヤホン音量を選択するようになっている。
このため、制御部15は、ステレオスピーカ音量設定情報、及びイヤホン音量設定情報に基づいてメモリ14に記憶されている音量変換テーブルを参照することで、ユーザにより設定されたステレオスピーカ音量及びイヤホン音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の音量に変換するようになっている。
すなわち、例えば予め選択可能なステレオスピーカ音量及びイヤホン音量は、5等分(上記n=5)された音量の中から所望の音量が選択可能であり、音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおいては、30等分(上記m=30)された音量の中から所望の音量が選択可能であった場合、上記5等分された音量の中からユーザにより選択された音量を「x」、このユーザにより選択された音量に対応する音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおける音量を「Y」とすると、
Y=x×(m/n)
の演算式を用いることで、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量及びイヤホン音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の音量に変換することが可能となる。
制御部15に、メモリ14に記憶されているステレオスピーカ音量設定情報、及びイヤホン音量設定情報に基づいて、この演算式の演算を実行させ、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量及びイヤホン音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の音量に変換してもよいが、この携帯電話機の場合、ユーザにより予め選択されるステレオスピーカ用及びイヤホン用の各音量と、この各音量にそれぞれ対応する音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の各音量とが関連付けされて記憶された音量変換テーブルがメモリ14に記憶されている。
このため、制御部15は、ステレオスピーカ音量設定情報、或いはイヤホン音量設定情報をメモリ14から読み出すと、上記ステップS6において、このステレオスピーカ音量設定情報、或いはイヤホン音量設定情報に基づいて音量変換テーブルを参照し、ユーザにより予め設定されたステレオスピーカ音量設定情報、或いはイヤホン音量設定情報に対応する音楽プレーヤアプリケーションプログラム用の音量を検出する。
具体的には、予め選択可能なステレオスピーカ音量及びイヤホン音量を上記5等分された音量の中から選択し、音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおいては、30等分された音量の中から所望の音量を選択するようになっている場合、音楽プレーヤアプリケーションプログラムは6倍の分解能を有しているため、ユーザにより予め選択された上記各音量を6倍した音量が音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおける音量に相当することとなる(m/n=30/5=6)。
音量変換テーブルには、「上記5等分された音量の中からユーザにより選択された音量→音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおける音量」が、
「音量0→音量0」、
「音量1→音量6」、
「音量2→音量12」、
「音量3→音量18」、
「音量4→音量24」、
「音量5→音量30」、
等のようにテーブル化されて記憶されている。
このため、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量或いはイヤホン音量が例えば「音量3」であった場合、制御部15は、この音量変換テーブルを参照することで、「音量18」の音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおける音量を得る。同様に、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量或いはイヤホン音量が例えば「音量5」であった場合、制御部15は、この音量変換テーブルを参照することで、「音量30」の音楽プレーヤアプリケーションプログラムにおける音量を得る。
このように音量変換テーブルを用いることにより、ユーザが予め設定可能なデバイス音量の分解能と、音楽プレーヤアプリケーションプログラムの音量の分解能との間に差があった場合でも、この分解能の差を是正して、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量或いはイヤホン音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラムに対応する音量に変換することができる。このため、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量或いはイヤホン音量を、音楽プレーヤで再生される音楽データの音量の自動調整に用いた場合でも、予めユーザにより指定されている音量に、より近い音量で音楽データの再生を行うことができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、当該実施の形態の携帯電話機は、ステレオスピーカ部4を介して着信音やハンズフリー通話時の受話音声等を得る場合の音量をステレオスピーカ音量設定情報としてメモリ14に記憶すると共に、イヤホン端子5に接続されたイヤホン装置を介して着信音やハンズフリー通話時の受話音声等を得る場合の音量をイヤホン音量設定情報としてメモリ14に記憶しておく。
また、音楽プレーヤアプリケーションプログラムで音楽データの再生を行う場合に、その音量の調整を手動で行うか、或いは自動で行うかを示す手動/自動選択情報をメモリ14に記憶しておく。そして、この手動/自動選択情報に基づいて、再生する音楽データの手動音量調整/自動音量調整を切替制御する。
具体的には、手動音量調整が指定されている場合には、音楽データの音量を、ユーザにより操作部8を介して指定された音量に調整し、ステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置に出力する。
これに対して、自動音量調整が指定されている場合には、音楽データの音量を、メモリ14に記憶されているステレオスピーカ音量設定情報で指定されている音量、或いはイヤホン音量設定情報で指定されている音量に自動調整し、ステレオスピーカ部4或いはイヤホン装置に出力する。
当該実施の形態の携帯電話機は、このように音量の手動調整及び自動調整を切り替え可能となっているため、ユーザが好みで音量の調整方法を選択可能とすることができ、よりユーザライクな商品を提供可能とすることができる。
また、音量の自動調整が指定されている場合には、再生する音楽データの音量を、ユーザにより予め指定されているステレオスピーカ音量或いはイヤホン音量に自動的に調整して出力することができる。このため、ユーザが真に希望する音量で音楽データの再生を行うことができる。
また、ユーザが予め設定可能なデバイス音量の分解能と、音楽プレーヤアプリケーションプログラムの音量の分解能との間に差がある場合には、音量変換テーブルにより、ユーザにより予め選択されたステレオスピーカ音量或いはイヤホン音量を、音楽プレーヤアプリケーションプログラムに対応する音量に変換して用いるようになっている。このため、上記両者の分解能の差を是正することができ、該両者の分解能に差があった場合でも、予めユーザにより指定されている音量に、より近い音量で音楽データの再生を行うことができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、例えばイヤホン装置用の出力ユニットや放音用のステレオスピーカ装置等の複数の音響出力用の出力デバイスを備えていれば、この携帯電話機以外に、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant),ノート型のパーソナルコンピュータ装置、据え置き型のパーソナルコンピュータ装置等の他の端末装置に適用してもよい。この場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。
また、音楽プレーヤアプリケーションプログラムで音楽データの再生を行う際に本発明を適用することとしたが、本発明は、この他、テレビジョンユニットやラジオユニットで受信した放送音声の音量の手動/自動切り替え及び自動音量調整に適用し、また、ネットワークを介してダウンロード等した動画像データの音声の音量や、カメラ部10で撮像した動画像データの音声の音量の手動/自動切り替え及び自動音量調整に適用することで、上述と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態の携帯電話機のブロック図である。 実施の形態の携帯電話機の音量の手動調整/自動調整の切り替え動作、及び自動音量調整動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機で音量の手動調整/自動調整及び自動音量調整を行う場合における制御部の機能ブロック図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 通信回路、3 通話用スピーカ部、4 ステレオスピーカ部、5 イヤホン端子、6 マイクロホン部、7 表示部、8 操作部、9 発光部(LED)、10 カメラ部、11 バイブレーションユニット、12 外部メモリインターフェイス(外部メモリIF)、13 外部メモリ、14 メモリ、15 制御部、21 デコーダ、22 DAコンバータ、23 ボリュームコントローラ、24 出力経路切替スイッチ、25 第1のマルチプレクサ、26 第2のマルチプレクサ、27 プリアンプ、28 プリアンプ、30 音量変換テーブル

Claims (8)

  1. 音響出力を得るための出力デバイスと、
    少なくとも音響情報の再生を行う音響情報再生手段と、
    上記音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報が記憶された記憶手段と、
    上記音響情報再生手段により再生された上記音響情報の音響出力を上記出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給し、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する手動/自動切替音量調整手段と
    を有する音響出力装置。
  2. 請求項1に記載の音響出力装置であって、
    上記出力デバイスとして、複数の出力デバイスを有し、
    上記記憶手段には、上記各出力デバイス毎にそれぞれ上記音量設定情報が記憶されており、
    上記手動/自動切替音量調整手段は、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記各音量設定情報のうち、音響出力を得る出力デバイスに対応する音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整し、上記音響出力を得る出力デバイスに供給すること
    を特徴とする音響出力装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の音響出力装置であって、
    上記音量設定情報としてユーザが指定可能な音量の分解能と、上記音響情報再生手段で指定可能な音量の分解能とは異なる分解能となっており、
    上記音量設定情報としてユーザにより指定された音量を、上記音響情報再生手段の分解能に対応する音量に変換する音量変換手段を有し、
    上記手動/自動切替音量調整手段は、上記音量変換手段で変換された音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給すること
    を特徴とする音響出力装置。
  4. 音響出力を得るための出力デバイスと、
    少なくとも音響情報の再生を行う音響情報再生手段と、
    上記音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報が記憶された記憶手段と、
    上記音響情報再生手段により再生された上記音響情報の音響出力を上記出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給し、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する手動/自動切替音量調整手段と
    を有する携帯電話端末装置。
  5. 請求項4に記載の携帯電話端末装置であって、
    上記出力デバイスとして、複数の出力デバイスを有し、
    上記記憶手段には、上記各出力デバイス毎にそれぞれ上記音量設定情報が記憶されており、
    上記手動/自動切替音量調整手段は、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記各音量設定情報のうち、音響出力を得る出力デバイスに対応する音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整し、上記音響出力を得る出力デバイスに供給すること
    を特徴とする携帯電話端末装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の携帯電話端末装置であって、
    上記音量設定情報としてユーザが指定可能な音量の分解能と、上記音響情報再生手段で指定可能な音量の分解能とは異なる分解能となっており、
    上記音量設定情報としてユーザにより指定された音量を、上記音響情報再生手段の分解能に対応する音量に変換する音量変換手段を有し、
    上記手動/自動切替音量調整手段は、上記音量変換手段で変換された音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給すること
    を特徴とする携帯電話端末装置。
  7. 請求項4から請求項6のうち、いずれか一項に記載の携帯電話端末装置であって、
    上記出力デバイスは、ハンズフリー通話時に受話音声を出力するスピーカ装置、及び/又は、イヤホン装置を接続可能なイヤホン端子であること
    を特徴とする携帯電話端末装置。
  8. 出力デバイスを介して得る音響出力の音量を手動調整するか、或いは自動調整するかを示す手動/自動選択情報、及び上記出力デバイスを介して得る音響出力の音量設定を示す音量設定情報を記憶手段に記憶制御する記憶制御手段としてコンピュータを機能させ、
    少なくとも音響情報の再生を行う音響情報再生手段により再生された該音響情報の音響出力を上記出力デバイスを介して得る際に、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の手動調整を指定する情報であった場合、ユーザにより操作手段を介して指定される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給し、上記記憶手段に記憶されている手動/自動選択情報が、上記音量の自動調整を指定する情報であった場合、上記記憶手段に記憶されている上記音量設定情報で示される音量に上記音響出力の音量を調整して上記出力デバイスに供給する手動/自動切替音量調整手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする音響出力プログラム。
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