JP2003060757A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2003060757A
JP2003060757A JP2001245868A JP2001245868A JP2003060757A JP 2003060757 A JP2003060757 A JP 2003060757A JP 2001245868 A JP2001245868 A JP 2001245868A JP 2001245868 A JP2001245868 A JP 2001245868A JP 2003060757 A JP2003060757 A JP 2003060757A
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sound
mobile phone
acoustic
phone terminal
terminal device
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JP2001245868A
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English (en)
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Koichi Matsuno
浩一 松野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 操作時や表示情報の観視時においても、放音
音声を操作者などが良好に聴取できる通信端末装置を提
供する。 【解決手段】 携帯電話端末には、受話器用のスピーカ
106に加えて、着信音、アラーム音、あるいは、音楽
などを放音するための音響変換器115を操作装置部2
の操作面に設けると共に、当該携帯電話端末を折り畳ん
だときに、操作装置部2と対向する表示装置部1の音響
変換器115の放音面に合致する位置には、表示装置部
1を貫通する孔である開口部1Hを設ける。これによ
り、折り畳んだ状態にあるときにも、また、開いた状態
にあるときにも、音響変換器115の放音面は携帯電話
端末の筐体から露呈させて、音声を遮断するものが無い
ようにすることで、放音面からの音声を使用者が良好に
聴取できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯電
話端末装置、通信機能を備えたPDA(Persona
l Digital Assistant)などと呼ば
れる携帯情報端末などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の工夫により、小型化、軽量化され
た携帯電話端末装置が広く利用されている。例えば、図
11に示すように、表示装置部1と操作装置部2とがヒ
ンジ3を支点として2つ折に折り畳むことができるよう
にされた折り畳み式の携帯電話端末が広く利用されてい
る。
【0003】この折り畳み式の携帯電話端末装置の場
合、図11に示すように、表示装置部1には、アンテナ
11、スピーカ12、LCD13などが設けられてお
り、また、操作装置部2には、通話開始キー、終話キ
ー、数字キー、記号キーなどの種々の操作キーを有する
操作部21が設けられている。
【0004】そして、折り畳む場合には、表示装置部1
に設けられたLCDの表示画面と、操作装置部2に設け
られた操作部21の操作面とが対向するようにして折り
畳まれる。この折り畳んだ状態においては、表示装置部
1のLCD13の表示画面に過度の力がかかったり、操
作部の各操作キーが誤操作されたりするなどのこともな
く、安心して衣服のポケットや鞄の中に入れて持ち歩く
ことができる。
【0005】そして、使用者に対して着信を知らせた
り、種々の警告を知らせたりするための着信音や警告音
を放音するためのスピーカなどの音響変換器は、LCD
13の表示画面の反対側の面である表面部1aや操作部
11の操作面の反対側の面である裏面部2bに設けるよ
うにされる。
【0006】例えば、図12に示すように、着信音や警
告音を放音するための音響変換器14は、LCD13の
表示画面の反対の面である表面部1aに設けられたり、
また、図13に示すように、着信音や警告音を放音する
ための音響変換器23は、操作部11の操作面の反対の
面である裏面部2bに設けられたりする。
【0007】着信音や警告音は、携帯電話端末が使用さ
れていない場合、すなわち、折り畳み式の携帯電話端末
端末の場合には、折り畳まれているときに放音される場
合が多い。このため、折り畳み式の携帯電話端末装置の
場合には、折り畳まれた状態にあるときに着信音や警告
音を良好に提供できるようにするために、表示画面のあ
る面や操作部の操作面のある面とは異なる面に、音響変
換器を設けるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電話端
末装置の活用範囲はどんどん広がってきている。つま
り、通話を行なったり、電子メールの送受信を行なった
りするなどの通信処理のほか、着信を通知するための音
楽である着信通知メロディ(いわゆる着メロ)を作成し
たり、また、自機において作成した、あるいは、ネット
ワークを通じてダウンロードして、自機のメモリに記憶
保持した着信通知メロディを再生して、聴取したりする
ことができるものも提供されている。
【0009】また、携帯電話端末装置を用いてカラオケ
を楽しんだり、携帯電話端末装置をゲーム機として用い
たりするなどのことが行なわれるようになってきてい
る。カラオケの場合には、携帯電話端末装置において楽
曲を再生するようにして、当該携帯電話端末装置のスピ
ーカから楽曲の伴奏を流し、携帯電話端末装置のLCD
に歌詞を表示して、使用者が歌を歌うようにするもので
ある。
【0010】また、携帯電話端末装置をゲーム機として
用いる場合には、ゲームプログラムを通信ネットワーク
を通じてダウンロードするなどして取得し、これを携帯
電話端末装置において実行し、ゲーム画像を当該携帯電
話端末のLCDに表示すると共に、当該携帯電話端末装
置の数字キーなどの所定の操作キーをゲームに対する指
示入力キーとして用いてゲームを楽しむようにするもの
である。
【0011】このように、携帯電話端末装置を通じて行
なうことが可能な着信通知メロディの作成や聴取、カラ
オケ、ゲームのいずれを行なう場合であっても、携帯電
話端末の操作キーを操作しながら、あるいは、携帯電話
端末の表示画面に表示された情報を見ながら、携帯電話
端末より放音される音声を聴取することになる。
【0012】しかしながら、携帯電話端末装置の場合、
受話器として用いるスピーカ以外の音響変換器は、図1
2、図13に示したように、LCDの表示画面や操作部
の操作面とは異なる面に設けられているため、操作部を
操作しながら放音される音声を聴取する場合や、表示さ
れた画像を見ながら放音される音声を聴取する場合に
は、操作者側での音圧が低下してしまう。
【0013】つまり、携帯電話端末装置を操作するよう
にしている場合、携帯電話端末装置から放音される音楽
などの音声の放音方向(音圧方向)は、操作者側とは反
対の方向となるために、放音される音声を操作者が良好
に聴取することができない場合があると考えられる。こ
れらのことは、携帯電話端末装置だけでなく、通信機能
を備えたPDAなどの通信端末装置にもいえることであ
る。
【0014】このため、音声聴取のためにヘッドホンや
イヤホンを用いることも考えられるが、ヘッドホンやイ
ヤホンを常に携帯していなければならないのは面倒であ
るし、また、ヘッドホンやイヤホンを用いなくても利用
できるようにしておくことが望ましい。
【0015】以上のことにかんがみ、この発明は、操作
時や表示情報の観視時においても、放音音声を操作者な
どが良好に聴取できる通信端末装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の通信端末装置は、操作が可
能な状態にされているときに、操作者と対向することに
なる操作時対向面に対して、通話のために用いる第1の
音響変換手段からの音声の放音面と、通話音声以外の音
楽などの音声を放音するための第2の音響変換手段から
の音声の放音面とを設けることを特徴とする。
【0017】この請求項1に記載の発明の通信端末装置
によれば、操作時対向面には、通話時にいわゆる受話器
として用いられる第1の音響変換手段からの音声の放音
面と、通話音声以外の例えば着信音や各種の音楽などを
放音する場合に用いられる第2音響変換手段からの音声
の放音面との両方が設けられる。この場合、第1の音響
変換手段と第2の音響変換手段とが同じものである場合
も含む。
【0018】このように、操作時対向面に第2の音響変
換手段からの音声の放音面を設けることにより、通信端
末装置が操作者によって操作などするようにされている
場合であっても、操作者に対して通信端末装置からの通
話音声以外の音楽などの再生音声を良好に提供すること
ができるようにされる。
【0019】また、請求項2に記載の発明の通信端末装
置は、請求項1に記載の通信端末装置であって、前記操
作時対向面とは異なる面に、前記第2の音響変換手段か
らの音声の放音面を設けることを特徴とする。
【0020】この請求項2に記載の発明の通信端末装置
によれば、第2の音響変換手段からの音声が、操作時対
向面とは異なる面からも放音するようにされる。これに
より、操作時だけでなく、当該通信端末装置の使用者
は、操作時対向面とは対向していない場合であっても、
通信端末装置から放音される音声を良好に聴取すること
ができるようにされる。
【0021】また、請求項3に記載の発明の通信端末装
置は、請求項2に記載の通信端末装置であって、前記第
2の音響変換手段からの音声の放音面であって、前記操
作時対向面に設けられる放音面と前記操作時対向面とは
異なる面に設けられる放音面とのうち、一方は前記第2
の音響変換手段の直接の放音面であり、他方は前記第2
の音響変換手段に対応して設けられる音響孔による放音
面であることを特徴とする。
【0022】この請求項3に記載の発明の通信端末装置
によれば、第2の音響変換手段に対して設けられる2つ
の放音面のうち、一方は第2の音響変換手段の直接の放
音面であり、他方は第2の音響変換手段を音源として設
けるようにされた音響孔による放音面である。
【0023】これにより、音響変換手段を新たに設ける
ことなく、第2の音響変換手段からの音声を異なる2つ
の面から放音するようにすることができ、操作時とそう
でないときとの両方の場合に通信端末装置からの音声を
良好に聴取することができるようにされる。
【0024】また、請求項4に記載の発明の通信端末装
置は、請求項1に記載の通信端末装置であって、前記操
作時対向面とは異なる面に、前記第2の音響変換手段と
同じ音源からの音声を放音することが可能な第3の音響
変換手段からの音声の放音面を設けることを特徴とす
る。
【0025】この請求項4に記載の発明の通信端末装置
によれば、操作時対向面とは異なる面には、第3の音響
変換手段からの音声の放音面が設けられ、第2の音響音
変換手段から放音される音声と同じ音声が、第3の音響
変換手段からも放音される。
【0026】これにより、同じ音声を異なる2つの面か
ら放音するようにすることができ、操作時とそうでない
ときとの両方の場合に通信端末装置からの音声を良好に
聴取することができるようにされる。
【0027】また、請求項5に記載の発明の通信端末装
置は、請求項1に記載の通信端末装置であって、当該通
信端末装置は、第1の筐体部と第2の筐体部とを互いに
対向させるようにして、折り畳むことができるものであ
り、前記第1の筐体部、あるいは、前記第2の筐体部の
一方の前記操作時対向面に対して前記第2の音響変換手
段の放音面を設け、前記第2の音響変換手段の放音面が
設けられていない前記第1の筐体部、あるいは、前記第
2の筐体部に対して、折り畳んだときに、前記第2の音
響変換手段の放音面と対向する位置に、前記第2の音響
変換手段の放音面の全部あるいは一部をさえぎることが
ないように開口部を設けることを特徴とする。
【0028】この請求項5に記載の通信端末装置によれ
ば、通信端末装置は、いわゆる折り畳み式のものであ
り、開いた時には、操作時対向面に設けられた第2の音
響変換手段からの音声の放音面を通じて、音声を良好に
聴取することができるようにされ、折り畳んだときに
は、第2の音響変換手段からの音声の放音面は、開口部
によってさえぎられることなく、第2の音響変換手段か
らの音声は、当該通信端末装置の筐体から外側方向に放
音するようにされる。
【0029】これにより、第2の音響変換手段からの音
声の放音面を設けることによって、折り畳んだ状態で
も、また開いた状態でも通信端末装置からの音声を良好
に聴取することができるようにされる。
【0030】また、請求項6に記載の発明の通信端末装
置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
請求項5に記載の通信端末装置であって、前記操作時対
向面には、使用者からの入力操作を受け付ける入力操作
受付手段と、情報を表示する表示素子の表示画面との少
なくとも一方が設けられた携帯電話端末装置であること
を特徴とする。
【0031】この請求項6に記載の発明の通信端末装置
によれば、通信端末装置は、携帯電話端末装置であり、
携帯電話端末装置を用いて行なうことができるようにな
った音声出力を伴う新たな処理、良好に行なうようにす
ることができるようにされる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による通信端末装置の一実施の形態について説明する。
以下に説明する実施の形態においては、この発明による
通信端末装置を携帯電話端末装置(以下、携帯電話端末
という。)に適用した場合を例にして説明する。
【0033】[第1の実施の形態]この第1の実施の形
態は、図11に示したような折り畳み式の携帯電話端末
にこの発明を適用した場合の例である。図1は、この第
1の実施の形態の携帯電話端末の構成を説明するための
ブロック図である。図1に示すように、この実施の形態
の携帯電話端末には、制御信号の伝送に用いられる制御
ライン(制御バス)101と、種々のデータの伝送に用
いられるデータライン(データバス)102とが設けら
れている。
【0034】制御ライン101には、図1に示すよう
に、CPU(Central Processing
Unit)118、通信回路104、入出力切替制御部
(以下、単に切替制御部という。)105、ROM(R
ead Only Memory)109、RAM(R
andom Access Memory)110、キ
ー操作部(以下、単に操作部という。)111、表示制
御部112、放音制御部114、音楽再生制御部11
6、外部記録装置用のインターフェース(以下、I/F
部と略称する。)117が接続されている。
【0035】また、データライン102には、図1に示
すように、通信回路104、切替制御部105、ROM
109、RAM110、表示制御部112、放音制御部
114、音楽再生制御部116が接続されている。
【0036】そして、図1に示すように、通信回路10
4には、送受信アンテナ103が接続され、表示制御部
112には、表示部としてのLCD113が接続され、
放音制御部114には、音響変換器115が接続されて
いる。また切替制御部105には、受話器として用いら
れるスピーカ106と、送話器として用いられるマイク
ロホン(以下、マイクと略称する。)107が接続され
ていると共に、接続部108を通じてハンズフリー通話
装置130の接続を可能にしている。
【0037】また、外部記録装置用のI/F部117
は、外部記憶装置120の着脱を可能なようにしてお
り、このI/F117に装着された外部記憶装置120
からデータ読み出したり、外部記録装置120にデータ
を書き込んだりするいわゆるリーダ/ライタの機能を有
するものである。なお、外部記憶装置120は、例え
ば、半導体メモリが用いられて形成された、いわゆるカ
ード型メモリであり、この実施の形態においては、例え
ば、ソニー株式会社において開発されたメモリスティッ
クと呼ばれるものが用いられるようにされている。
【0038】なお、図1に示したこの実施の形態の携帯
電話端末において、CPU118と、ROM109と、
RAM110とによりマイクロコンピュータを構成し、
この実施の形態の携帯電話端末の各部を制御する制御部
としての機能を実現するようにしている。
【0039】次に、図1に示した構成を有するこの実施
の形態の携帯電話端末の動作について説明する。まず、
自機への着信時の処理、すなわち、自機にかかってきた
電話に応答する場合の処理について説明する。送信され
てくる信号(送信信号)は、送受信アンテナ103、通信
回路104により受信選局され通信回路104において
選局された信号は、通信回路104において復調され、
この復調された信号が制御ライン101を介してCPU
118に通知するようにされる。
【0040】CPU118は、受信選局した信号が、自
機宛の着信通知信号である場合には、例えば、ROM1
09に予め用意されている着信通知メロディなどの着信
音を形成する着信音データを読み出して、これを放音制
御部114に供給する。放音制御部114は、これに供
給された着信音データからアナログ信号の着信音を形成
し、これを音響変換器115に供給する。
【0041】ここで音響変換器115は、アナログ音声
信号の供給を受けて、これを音響(音声)に変換して放
音するようにするものであり、一般的なスピーカの他、
圧電効果を利用した圧電スピーカなどと呼ばれるものな
どである。この他、音声信号を音響に変換することが可
能なものをここでは音響変換器と呼ぶ。
【0042】これにより、音響変換器115からは、放
音制御部114からのアナログ音声信号に応じた着信音
が放音され、着信があることが当該携帯電話端末の使用
者に通知するようにされる。
【0043】また、CPU118は、自機宛の着信通知
信号を検出すると、図示しない振動装置を振動させるこ
とにより、この振動によって着信があることを当該携帯
電話端末の使用者に通知するようにすることもできるよ
うにされている。なお、着信音による着信通知と、振動
による着信通知との両方を同時に用いるようにすること
も可能であるし、また、どちらか一方のみを用いるよう
にすることも可能である。
【0044】着信音、あるいは、振動により、当該携帯
電話端末の使用者が自己の携帯電話端末に着信があるこ
とに気付いた場合には、使用者は、操作部111に設け
られた通話開始キー(オフフックキー)を操作することに
なる。通話開始キーが操作された場合には、通話開始キ
ーが操作されたことが制御ライン101を通じてCPU
118に通知される。
【0045】CPU118は、操作部111からの通話
開始キーが押下されたことの通知を受け付けると、通信
回路104を制御して、応答信号を送出するなどの所定
の通信回線の接続処理を行なう。これにより、自機に電
話をかけてきた通信端末と、自機との間に通信回線が接
続され、通話が行なえるようになる。
【0046】そして、電話をかけてきた相手先からの信
号は、送受信アンテナ103、通信回路104を通じて
受信選局されると共に、通信回路104において復調さ
れ、これがデータライン102を通じて切替制御部10
5に供給される。
【0047】切替制御部105は、音声信号を処理する
ためのアナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換器
と略称する。)やデジタル/アナログ変換器(以下、D
/A変換器と略称する。)を備え音声信号を処理すると
共に、受話器としてのスピーカ106、送話器としての
マイク107を用いて通話を行なうようにするのか、あ
るいは、ハンズフリー通話装置130を用いて通話を行
なうようにするのかを切り替えるものである。
【0048】この実施の形態において、切替制御部10
5は、接続部108にハンズフリー通話装置が接続され
ている場合には、ハンズフリー通話装置を用いるように
し、接続部108に何も接続されていない場合には、ス
ピーカ106、マイク107を用いるように切り替える
ようにしている。
【0049】そして、切替制御部105は、データライ
ン102を通じて供給される通信回路104からの相手
先の音声信号(デジタル信号)をアナログ音声信号に変
換し、これをスピーカ106、あるいは、ハンズフリー
通話装置130のスピーカ132L、132Rに供給す
るようにする。これにより、相手先から送信されて来た
信号に応じた音声が、スピーカ106、あるいは、ハン
ズフリー通話装置130のスピーカ132L、132R
から放音されることになる。
【0050】また、この携帯電話端末の使用者からの音
声は、マイク107、あるいは、ハンズフリー通話装置
130のマイクロホン付きリモコン部133のマイクロ
ホンにより集音されてアナログ音声信号に変換され、切
替制御部105に供給される。切替制御部105に供給
されたアナログ音声信号は、ここでデジタル信号に変換
され、データライン102を通じて通信回路104に供
給される。
【0051】そして、通信回路104は、これに供給さ
れたベースバンド信号を含む送信信号を形成し、これを
送受信アンテナ103を通じて相手先に送信する。この
ようにして、自機にかかってきた電話に応答し、電話を
かけて来た相手先との間に通信回線を接続し、その相手
先との間において通話を行なうようにすることができ
る。
【0052】また、この第1の実施の形態の携帯電話端
末から電話をかける場合には、例えば、携帯電話端末の
操作部111に設けられている数字キーを押下操作して
目的とする相手先の電話番号を入力するようにすると、
押下操作された数字キーに対応する情報が形成され、こ
れが制御ライン101を通じてCPU118に通知され
る。
【0053】CPU118は、これを例えばRAM11
0に一時記憶し、通話開始キーが押下操作されたことを
検出すると、受け付けた電話番号を含む発信信号を形成
し、これを通信回路104、送受信回路103を通じて
送信する。なお、使用者により入力された相手先の電話
番号は、CPU118の制御により、表示制御部112
を通じて、LCD113に表示することもできるように
されている。
【0054】この発信信号は、基地局や交換機などの電
話会社側の設備を通じて目的とする相手先の電話端末に
送信するようにされる。そして、この発信信号に応じ
て、相手先が応答操作を行なった時には、相手先から応
答信号が送信されて来るので、この応答信号を受信する
と、CPU118の制御により、通信回路104は、そ
の目的とする相手先との間に通信回線が接続されたこと
を確認し、前述した着信に応じた場合と同様に、送受信
アンテナ103、通信回路104、切替制御部105、
スピーカ106、マイクロホン107、あるいは、ハン
ズフリー通話装置130を通じて通話を行なうことがで
きるようにされる。
【0055】なお、電話をかける場合には、携帯電話端
末に予め登録しておくようにするいわゆる電話帳データ
の中から目的とする相手先の電話番号を選択し、通話開
始キーを押下操作することにより、発信を行なうように
することもできる。
【0056】そして、電話がかかってきたときに、電話
をかけて来た相手先の電話番号を表示したり、あるい
は、現在時刻を表示したり、あるいは、上述の電話帳デ
ータの登録時や選択時において、電話番号やその電話番
号に対応する氏名や名称を表示したり、あるいは、種々
のガイダンスメッセージや警告メッセージなどを表示し
たりするために、表示制御部112、LCD113が設
けられている。すなわち、表示制御部112は、CPU
118の制御に応じて、LCD113に各種の情報を表
示することができるものである。
【0057】なお、通話が終了した後においては、操作
部111の終話キー(オンフックキー)を操作すること
により、CPU118は各部を制御し、当該携帯電話端
末をいわゆる待ち受け状態に遷移させ、自機にかかって
くる電話に応答したり、自機から発信したりすることが
できる状態に戻るようにされる。
【0058】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
電話機能の他、インターネットへの接続機能を備え、例
えば、電話会社の提供するインターネットプロバイダ機
能を利用してインターネットに接続することができるも
のである。そして、目的とするWebページにアクセス
して必要な情報をダウンロードしてRAMや外部記憶装
置などに記憶し、必要に応じて読み出して利用すること
ができると共に、インターネットを通じての電子メール
の送受信を行なうこともできるものである。
【0059】これらのデータ通信の場合にも、基本的に
は通話の場合と同じように、CPU118により制御さ
れる通信回路104、表示制御部112などにより実現
するようにされる。すなわち、CPU118の制御によ
り、操作部111を通じて受け付けた情報等を通信回路
104、アンテナ103を通じて送信し、また、自機宛
のデータをアンテナ103、通信回路104を通じて受
信して、RAM110や外部記憶装置120に記録した
り、また、LCD113に情報を表示したりするなどし
てデータ通信が実現するようにされる。
【0060】さらに、この実施の形態の携帯電話端末
は、音楽再生制御部116を備えることにより、音楽デ
ータの再生機能を実現するようにしている。例えば、デ
ータ圧縮された楽曲データが記録された外部記憶装置1
20を接続部117に接続し、外部記録装置120に記
録されている楽曲データの再生を行なうようにする操作
を行なうと、CPU118は、接続部117を通じて外
部記録装置120から目的とする楽曲データを読み出
し、これを音楽再生制御部116に供給する。
【0061】音楽再生制御部116は、これに供給され
る楽曲データを圧縮解凍するなどの所定の処理を行な
う。圧縮解凍された楽曲データは、データライン102
を通じて放音制御部114に供給され、ここでアナログ
音声信号に変換されて音響変換器115に供給される。
これにより、外部記憶装置120から読み出された楽曲
データに応じた音声が、音響変換器115から放音され
る。
【0062】また、インターネットを通じてダウンロー
ドした楽曲データを通信回路104からデータライン1
02を通じて音楽再生制御部116に供給し、ここで圧
縮解凍したのちに放音制御部114を通じて音響変換部
115に供給して、ダウンロードした楽曲データに応じ
た音声を放音するようにすることもできる。
【0063】なお、例えば、接続部108にヘッドホン
などが接続されている場合には、音響変換器115に変
えて、ヘッドホンなどの接続機器を通じて音声を聴取す
ることができるようにしている。また、外部記憶装置1
20には、当該携帯電話端末を用いて、インターネット
等の通信ネットワークを通じてダウンロードした楽曲デ
ータを記録したり、また、パーソナルコンピュータを用
いて楽曲データを記録したりすることができる。
【0064】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
着信通知メロディを作成したり、作成した着信通知メロ
ディを再生して聴取したりすることができるものであ
る。着信通知メロディを作成する場合には、携帯電話端
末の操作部111の数字キーなどを用いて、目的とする
着信通知メロディを数字データとして入力するようにす
る。このとき、入力したデータに応じた音声を放音して
これを聴取しながら作成することができる。作成した着
信通知メロディは、例えば、フラッシュメモリなどの不
揮発性メモリであるRAM110や、外部記憶装置12
0などに記録し、利用することができるようにされる。
【0065】また、この実施の形態の携帯電話端末に対
して所定の操作を行なうことにより、この実施の形態の
携帯電話端末を用いて作成してRAM110などに記録
した着信通知メロディや、インターネット等のネットワ
ークを通じてダウンロードしてRAM110などに記録
した着信通知メロディを、読み出し、放音制御部11
4、音響変換器115を通じて聴取することができるよ
うにしている。
【0066】さらに、例えば、外部記憶装置120に記
憶されているカラオケ用データやインターネット等を通
じてダウンロードしたカラオケ用データを再生すること
により、伴奏を放音制御部114、音響変換器115を
通じて放音するとともに、歌詞を表示制御部112を通
じてLCD113に表示することによって、いわゆるカ
ラオケを楽しむこともできるようにしている。
【0067】さらに、この実施の形態の携帯電話端末
は、CPU118によりゲームプログラムを実行するこ
とにより、ゲーム画像を表示制御部112を通じてLC
D113に表示し、ゲーム音声を放音制御部114を通
じて音響変換器115から放音し、操作部111の操作
キーを操作することによってゲームを楽しむことができ
るようにしている。つまり、この実施の形態の携帯電話
端末は、ゲーム機としても用いることができるものであ
る。
【0068】このように、この実施の形態の携帯電話端
末は、携帯電話端末としての基本機能である電話機能の
他、インターネット等のネットワークを通じて種々のデ
ータやプログラムをダウンロードして利用したり、イン
ターネット等のネットワークを通じて電子メールの送受
信を行なったり、音楽データを再生したり、着信通知メ
ロディを作成したり、さらにはゲームを実行したりする
ことができるものである。
【0069】そして、楽曲データを再生して聴取した
り、着信通知メロディを作成したり、聴取したり、カラ
オケやゲームを楽しむ場合には、携帯電話端末の使用者
(ユーザ)は、LCD113の表示画面や操作部111
の操作面と対向する(向かい合う)ことになる。
【0070】しかしながら、図12、図13を用いて説
明したように、携帯電話端末の場合には、小型化、軽量
化のために着信音などを放音するためのスピーカなどの
音響変換器115を設ける位置はある程度限られてしま
い、LCD113の表示画面や操作部111の操作面と
は異なる面に設けられることが多い。
【0071】この場合、音楽データを再生して聴取した
り、着信通知メロディを作成したり、聴取したり、カラ
オケやゲームを楽しむ場合に、使用者は、操作部111
を操作したり、LCD113に表示された情報を観視す
るため、音響変換器115の放音面とは反対側に位置す
ることになり、音響変換部115から放音される音声の
使用者側への音圧が低く、放音される音声を良好に聴取
することができない場合がある。
【0072】そこで、この実施の形態の携帯電話端末
は、このような問題を解消し、使用者が放音される音声
を常に良好に聴取できるようにしている。図2は、この
実施の形態の携帯電話端末の外観を説明するための図で
ある。前述もしたように、この実施の形態の携帯電話端
末は、いわゆる折り畳み式のものであり、図2(A)、
(C)が折り畳んだ状態を、図2(B)が開いた状態を
示している。
【0073】なお、図2(A)は、表示装置部1のLC
D113の表示画面とは反対の面である表面部1aから
見た当該携帯電話端末の状態を示し、図2(B)は、操
作部111の操作面とは反対の面である裏面部2b側か
ら当該携帯電話端末を見た状態を示したものである。
【0074】そして、図2(B)に示すように、この実
施の形態の携帯電話端末は、外観的には、アンテナ10
3、受話器としてのスピーカ106、LCD113が設
けられた第1の筐体部としての表示装置部1と、外観的
には、キー操作部111、送話器としてのマイク107
が設けられた第2の筐体部としての操作装置部2とがヒ
ンジ3を支点として図2(A)、図2(C)に示したよ
うに2つ折に折り畳むことができるようにしている。
【0075】そして、この実施の形態の携帯電話端末の
場合には、操作装置部2の操作部111が設けられた操
作面のヒンジ3側に、放音面を操作面側とする音響変換
器115を設けている。この場合、音響変換器115の
放音面は、操作部111の操作面側にあり、操作部11
1を操作したり、LCD113の表示画面を観視したり
する使用者方向に良好な音圧の音声を放音することがで
きるようにしている。このように、この実施の形態にお
いて放音面は、音声を放音(放射)するようにするため
に設けられた面を言う。
【0076】さらに、図2(B)に示すように、表示装
置部1のLCD113の表示画面がある面のヒンジ3側
であって、折り畳んだときに、音響変換器115の放音
面と対向する位置には、開口部1Hを設けている。この
開口部1Hは、表示装置部1を貫通するものである。し
たがって、この実施の形態の携帯電話端末を折り畳んだ
ときには、図2(A)に示すように、音響変換器115
の放音面は、表示装置部1の表面部1a側に露呈するよ
うにされる。
【0077】すなわち、この実施の形態の携帯電話端末
は、開いた状態にあるときには、第1の音響変換手段で
ある受話器としてのスピーカ106の他に、スピーカ1
06の放音面とほぼ同じ側に放音面を有する第2の音響
変換手段としての音響変換器115を設けている。さら
に、この実施の形態の携帯電話端末は、折り畳んだとき
に、音響変換器115の放音面と対向する位置に開口部
1Hを設けることによって、音響変換装置115から放
音される音声の音圧方向(放音方向)を携帯電話端末の
外側方向に向かうようにしている。
【0078】これにより、この実施の形態の携帯電話端
末は、操作部111の操作キーを操作しながらでも、ま
た、LCD113の表示画面を見ながらでも、当該携帯
電話端末に設けられた音響変換器115からの音声を良
好に聴取することができるとともに、当該携帯電話端末
を折り畳んだときにも、音響変換器115からの音声を
良好に聴取することができるようにしている。
【0079】すなわち、図2(B)に示すように、表示
装置部1のLCD113の表示画面のある面と操作部1
11の操作面のある面ととからなる操作時対向面に、第
1の音響発生手段の受話器としてのスピーカ106に加
えて、さらに、第2の音響変換手段を設けるようにした
ものである。
【0080】なお、この実施の形態の携帯電話端末の場
合には、図2(C)に示すよう裏面部2bには、音響変
換器は設けられていないが、表面部1a側から音声を放
音することができるので、折り畳んだ場合であっても、
音響変換器115から放音される音声の携帯電話端末の
外側方向に向かう音圧が低下することが無い。
【0081】また、図2に示した例は、操作装置部2側
に音響変換器115を設け、開口部1Hを表示装置部1
に設けた場合を例にして説明したが、これに限るもので
はない。表示装置部1に音響変換器115を設け、操作
装置部2に開口部1Hを設けるようにすることもでき
る。
【0082】図3は、表示装置部1に音響変換器115
を設け、操作装置部2に開口部1Hを設けるようにした
場合の携帯電話端末を説明するための図である。この図
3に示す携帯電話端末も図2に示した携帯電話端末の場
合と同様に、折り畳み式のものであり、図2(A)、
(C)が折り畳んだ状態を、図2(B)が開いた状態を
示している。
【0083】この図3の場合においても、図3(A)
は、表示装置部1のLCD113の表示画面とは反対の
面である表面部1aから見た当該携帯電話端末の状態を
示し、図3(B)は、操作部111の操作面とは反対の
面である裏面部2b側から当該携帯電話端末を見た状態
を示したものである。
【0084】そして、この図3に示す携帯電話端末の場
合には、表示装置部1のLCD113の表示面が設けら
れた面のヒンジ3側に、放音面を表示画面側とする音響
変換器115を設けている。この場合、音響変換器11
5の放音面は、LCD113の表示画面側にあり、操作
部111を操作したり、LCD113の表示画面を観視
したりする使用者方向に良好な音圧の音声を放音するこ
とができるようにしている。
【0085】さらに、図2(B)に示すように、操作装
置部1の操作装置111の操作面のヒンジ3側であっ
て、折り畳んだときに、音響変換器115の放音面と対
向する位置には、開口部1Hを設けている。この開口部
1Hは、操作装置部111を貫通するものである。した
がって、この実施の形態の携帯電話端末を折り畳んだと
きには、図3(C)に示すように、音響変換器115の
放音面は、操作装置部2の裏面部2b側に露呈するよう
にされる。
【0086】すなわち、この図3に示す例の場合におい
ても、受話器としてのスピーカ106の他に、スピーカ
106の放音面とほぼ同じ側に放音面を有する音響変換
器115を設けている。さらに、この実施の形態の携帯
電話端末は、折り畳んだときに、音響変換器115の放
音面と対向する位置に開口部1Hを設けることによっ
て、音響変換装置115から放音される音声の放音方向
を携帯電話端末の外側方向に向かい、その音声を遮断す
る障害物も無いので、使用者に対する音声の音圧を低下
させないようにすることができる。
【0087】したがって、この実施の形態の携帯電話端
末の場合には、図2(C)に示すよう裏面部2bには、
音響変換器は設けられていないが、表面部1a側から音
声を放音することができるので、折り畳んだ場合であっ
て、音響変換器115から放音される音声の音圧が低下
することもない。
【0088】このように、図2、図3に示したこの第1
の実施の形態の携帯電話端末は、操作部111の操作キ
ーを操作しながらでも、また、LCD113の表示画面
を見ながらでも、当該携帯電話端末に設けられた音響変
換器115からの音声を良好に聴取することができると
ともに、当該携帯電話端末を折り畳んだときにも、音響
変換器115からの音声を良好に聴取することができる
ものである。
【0089】[第2の実施の形態]この第2の実施の形
態の携帯電話端末もまた、前述した第1の実施の形態の
携帯電話端末と同様に折り畳み式のものであり、図1に
示し構成と同様の構成を有するものである。したがっ
て、この第2の実施の形態の携帯電話端末についても、
図1をも参照して説明することにする。
【0090】そして、前述の第1の実施の形態のよう
に、着信音や音楽などを放音するための第2の音響変換
手段としての音響変換装置115を当該携帯電話端末の
設計上、表示画面や操作部の操作面とほぼ同じ面に放音
面を有するように設けることができない場合もあると考
えられる。
【0091】そこで、この第2の実施の形態の携帯電話
端末においては、音響変換器115を、図12、図13
に示した従来の場合と同様に、LCD113の表示画面
の反対の面である表面部1a、あるいは、操作部111
の操作面の反対の面である裏面部1bに設ける。このよ
うにして、当該折り畳み式の携帯電話端末が折り畳まれ
ている状態にあるときにおいての音響変換器115から
放音される音声を使用者に良好に聴取できるようにして
おく。
【0092】そして、さらに、音響変換器115の放音
面が設けられた筐体の他の面に、音響変換器115に対
応し、音響変換器115から放音された音声を放音する
ようにするための音響孔(音響管)を設ける。この場
合、音響孔は、音響変換器115の放音面の面積よりも
小さくてもよい。
【0093】このように、この第2の実施の形態の携帯
電話端末の場合には、音響変換器115から放音される
音声を放音する音響孔を、音響変換器115の放音面が
設けられた面とは異なる面に設ける。これにより、当該
放音孔を通して、音響変換器115の放音面が設けられ
た携帯電話端末の他の面からも音響変換器115から放
音された音声を放音するようにし、携帯電話端末の操作
時などにおいても、音響変換器115からの音声を良好
に聴取できるようにするものである。
【0094】図4は、この第2の実施の形態の携帯電話
端末の外観を説明するための図である。図4に示すよう
に、表示装置部1と、操作装置部2と、ヒンジ3とから
なり、表示装置部1には、アンテナ103、スピーカ1
06、LCD113が設けられ、操作装置部2には、キ
ー操作部111が設けられていることは、前述の第1の
実施の形態の携帯電話端末の場合と同様である。
【0095】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末は、図4(A)、(B)に示すように、表示装置部
1の表面部1aのヒンジ3側に、放音面を表面部1aと
同じ側とする音響変換器115を設けたものである。さ
らに、この第2の実施の形態の携帯電話端末の場合に
は、図4(B)に示すように、当該携帯電話端末を使用
可能な状態に開いたときに、表面部1a側に放音面を有
するようにされた音響変換器115に対応し、LCD1
13の表示画面と同じ面側に、音響孔1Ka、1Kbを
設けている。
【0096】換言すれば、音響変換器115の放音面を
有さない携帯電話端末の筐体の面に、放音孔を設けるこ
とにより、この放音孔からも音響変換器115から放音
された音声を放音するようにしたものであり、音響変換
器115から放音される音声の新たな放音面を設けたこ
とになる。
【0097】なお、図4に示したように、この第2の実
施の形態においては、図4(B)に示すように、円形に
点線で示した部分は、音響変換器115の当該携帯電話
端末の表示装置部1の表面部1aに設けられた音響変換
装置115の放音面の位置を示しており、音響孔1K
a、1Kbは、音響変換器115の放音面にほぼ対応す
る位置であって、当該放音面が設けられた表面部1aと
は反対の面であるLCD113の表示画面と同じ面に放
音面となる放音孔1Ka、1Kbを設けている。
【0098】これにより、当該携帯電話端末を折り畳ん
でいるときには、表面部1aに設けられた音響変換器1
15の放音面から放音される音声を良好に聴取できる。
また、当該携帯電話端末を開いて操作可能状態にしたと
きには、音響変換器115からの音声は、放音孔1K
a、1Kbを通じて、操作者である使用者方向に放音さ
れ、放音孔1Ka、1Kbがない場合に比べ使用者方向
への音圧を高くすることができる。
【0099】したがって、操作部111を操作している
場合であっても、また、LCD113の表示画面に表示
された情報を監視している場合であっても、音響変換器
115から放音された音声を使用者が良好に聴取できる
ようにすることができる。
【0100】なお、放音孔は音響変換器115の放音面
と位置的に対応させておくことは必ずしも必要でない。
すなわち、音響変換器115と放音孔とを管状の部材
(音響管)によって接続するようにすることによって、
放音孔の位置は、音響変換器115の放音面の位置に対
応させなくてもよく、都合のよい位置に放音孔を設ける
ようにすることができる。
【0101】また、図4に示した例の携帯電話端末は、
表示装置部1の表面部1aに音響変換器115の放音面
を設けるようにしたが、これに限るものではない。操作
装置部2の裏面部2bに音響変換器115の放音面を設
けるようにすることももちろんできる。
【0102】図5は、この第2の実施の形態の携帯電話
端末であって、操作装置部2の裏面部2bに音響変換器
115の放音面を設けるようにした携帯電話端末の外観
を説明するための図である。図5に示すように。表示装
置部1と、操作装置部2と、ヒンジ3とからなり、表示
装置部1には、アンテナ103、スピーカ106、LC
D113が設けられ、操作装置部2には、キー操作部1
11が設けられていることは、図4に示した第2の実施
の形態の携帯電話端末の場合と全く同じである。
【0103】そして、この図5に示す例の携帯電話端末
は、図5(B)、(C)に示すように、操作置部1の裏
面部2bのヒンジ3側に、放音面を裏面部2bと同じ側
となるようにした音響変換器115を設けたものであ
る。そして、この図5に示す例の携帯電話端末の場合に
は、図5(B)に示すように、当該携帯電話端末を使用
可能な状態に開いたときに、裏面部2b側に放音面を有
するようにされた音響変換器115に対応し、操作部1
11の操作面と同じ面側に、音響孔1Kc、1Kdを設
けている。
【0104】このように、この図5の例の携帯電話端末
の場合にも、音響変換器115の放音面を有さない携帯
電話端末の筐体の面に、放音孔を設けることにより、こ
の放音孔からも音響変換器115から放音された音声を
放音するようにしたものであり、音響変換器115から
放音される音声の新たな放音面を設けたことになる。
【0105】これにより、当該携帯電話端末を折り畳ん
でいるときには、裏面部1bに設けられた音響変換器1
15の放音面から放音される音声を良好に聴取できる。
また、当該携帯電話端末を開いて操作可能状態にしたと
きには、音響変換器115からの音声は、放音孔1K
c、1Kdを通じて、操作者である使用者方向に放音さ
れ、放音孔1Kc、1Kdがない場合に比べ使用者方向
への音圧を高くすることができる。
【0106】したがって、操作部111を操作している
場合であっても、また、LCD113の表示画面に表示
された情報を監視している場合であっても、音響変換器
115から放音された音声を使用者が良好に聴取できる
ようにすることができる。
【0107】なお、この図5に示した携帯電話端末の場
合にも、図5(B)に示すように、円形に点線で示した
部分は、音響変換器115の当該携帯電話端末の操作装
置部2の裏面部2bに設けられた放音面の位置を示して
おり、音響孔1Kc、1Kdは、音響変換器115の放
音面にほぼ対応する位置であって、当該放音面が設けら
れた裏面部1aとは反対の面である操作部111の操作
面と同じ面に放音孔を設けている。
【0108】しかし、前述もしたように、放音孔は音響
変換器115の放音面と位置的に対応させておくことは
必ずしも必要でなく、音響管を用いる音によって、音響
変換器115から放音された音声を放音するための音響
孔を、図5の例の場合とは異なる位置に設けるようにす
ることも可能である。
【0109】なお、前述のことからも分かるように、音
響変換器115の近傍に音響孔を設ける場合には、音響
変換器115と音響孔とを接続する音響管を用いなくて
もよい。
【0110】また、図4、図5を用いて前述したこの第
2の実施の形態においては、携帯電話端末の表面部1
a、あるいは、裏面部1bに音響変換器115の直接の
放音面を設けるようにしたが、これに限るものではな
い。例えば、表示装置部1のLCD111の表示画面と
同じ側に音響変換器115の放音面を設けられる場合に
は、表示装置部1の裏面部に音響孔を設けるようにして
もよい。
【0111】同様に、操作装置部2の操作部111の操
作面と同じ側に音響変換器115の放音面を設けられる
場合には、操作装置部2の裏面部2bに音響孔を設ける
ようにしてもよい。すなわち、図4、図5に示した例の
場合と、音響変換器115の放音面を設ける面と音響孔
を設ける面とを逆にするようにしてももちろんよい。
【0112】しかし、表示装置部1の表示画面側にはL
CDの表示画面などが設けられ、また、操作装置部2の
操作面側には、種々の操作キーが設けられるので、音響
変換器115の放音面を露呈させるようにするスペース
がない場合などにおいて、この第2の実施の形態のよう
に音響孔を設ける構成とすることは有効である。
【0113】[第3の実施の形態]前述した第1、第2
の実施の形態の場合には、1つの音響変換器115と、
これに対応させる孔や音響孔あるいは音響管を設けるこ
とによって、音響変換器115からの音声の放音面を設
けるようにした。しかし、音響変換器の小型化、軽量
化、薄型化、高性能化が進めば、携帯電話端末に複数の
音響変換器の搭載が容易にできるようになると考えられ
る。そこで、この第3の実施の形態の携帯電話端末は、
携帯電話端末の筐体の異なる面に音響変換器を設けるよ
うにしたものである。
【0114】図6は、この第3の実施の形態の携帯電話
端末を説明するためのブロック図である。図6に示すよ
うに、この実施の形態の携帯電話端末は、2つの音響変
換器115a、115bを備える点を除き、他の部分
は、図1に示した第1、第2の実施の形態の携帯電話端
末と同様に構成されたものである。このため、図6に示
すこの第3の実施の形態の携帯電話端末においても、図
1に示した携帯電話端末と同様に構成される部分には同
じ参照符号を付し、各部の詳細な説明については省略す
る。
【0115】図7は、この第3の実施の形態の携帯電話
端末の外観を説明するための図である。図7に示すよう
に、表示装置部1と、操作装置部2と、ヒンジ3とから
なり、表示装置部1には、アンテナ103、スピーカ1
06、LCD113が設けられ、操作装置部2には、キ
ー操作部111が設けられていることは、前述の第1、
第2の実施の形態の携帯電話端末の場合と同様である。
【0116】そして、この第3の実施の形態の携帯電話
端末は、図7(A)、(B)に示すように、表示装置部
1の表面部1aには、放音面を表面部1aと同じ側とす
る音響変換器115aを設けたものである。さらに、こ
の第3の実施の形態の携帯電話端末の場合には、図7
(B)に示すように、当該携帯電話端末を使用可能な状
態に開いたときに、LCD113の表示画面と同じ面側
に放音面を有するようにした音響変換器115bを設け
ている。
【0117】このように、この第3の実施の形態の携帯
電話端末は、折り畳んだときには、音響変換器115a
からの音声が良好に使用者に聴取できるようにし、当該
携帯電話端末を使用可能なように開いたときには、音響
変換器115bからの音声が良好に使用者に聴取するこ
とができるようにしている。
【0118】なお、図7に示した例の携帯電話端末は、
表示装置部1の表面部1aに音響変換器115aの放音
面を設けるようにしたが、これに限るものではない。操
作装置部2の裏面部2bに音響変換器115aの放音面
を設けるようにすることももちろんできる。
【0119】図8は、この第3の実施の形態の携帯電話
端末であって、操作装置部2の裏面部2bに音響変換器
115aの放音面を設けるようにした携帯電話端末の外
観を説明するための図である。図8に示すように。表示
装置部1と、操作装置部2と、ヒンジ3とからなり、表
示装置部1には、アンテナ103、スピーカ106、L
CD113が設けられ、操作装置部2には、キー操作部
111が設けられていることは、図7に示した第3の実
施の形態の携帯電話端末の場合と全く同じである。
【0120】そして、この図8に示す例の携帯電話端末
は、図8(B)、(C)に示すように、操作置部1の裏
面部2bに、放音面を裏面部2bと同じ側となるように
した音響変換器115aを設けたものである。そして、
この図8に示す例の携帯電話端末の場合には、図8
(B)に示すように、当該携帯電話端末を使用可能な状
態に開いたときに、操作部111の操作面と同じ面側に
放音面を有するようにした音響変換器115bを設けて
いる。
【0121】このように、この図8に示す例の携帯電話
端末は、折り畳んだときには、裏面部2bに放音面が有
するようにされた音響変換器115aからの音声が良好
に使用者に聴取できるようにし、当該携帯電話端末を使
用可能なように開いたときには、操作面に設けられた音
響変換器115bからの音声が良好に使用者に聴取する
ことができる。
【0122】したがって、この第3の実施の形態の携帯
電話端末の場合には、操作装置部2の操作部の各操作キ
ーを操作しながらでも、また、表示装置部1のLCD1
13の表示画面に表示された情報を観視しながらでも、
音響変換器115Bから放音される音声を良好に聴取す
ることができるようにしている。
【0123】なお、この第3の実施の形態においては、
図7、図8に示したように、音響変換貴115a、11
5bは、ともに表示装置部1側、あるいは、操作装置部
2側に設けるようにしたが、これに限るものではない。
例えば、音響変換器115a、115bの一方を、表示
装置部1、あるいは、操作装置部2に設け、音響変換器
115a、115bの他方を、音響変換器115aが設
けられていない、表示装置部1、あるいは、操作装置部
2に設けるようにしてもよい。
【0124】また、音響変換器115a、115bの放
音面の広さや形状は、図7、図8に示したものに限るも
のではなく、種々のものを用いることができる。
【0125】[第4の実施の形態]前述の第1、第2、
第3の実施の形態の携帯電話端末の場合には、図2およ
び図3、図4および図5、図7および図8に示したよう
に、受話器としてのスピーカ106以外に、携帯電話端
末の操作時において、使用者が対向することになる携帯
電話端末の面に音響変換器からの音声を放音する放音
面、音響孔などを設けるようにした。
【0126】しかし、前述もしたように、例えばスピー
カなどの音響変換器の性能等が向上した場合、受話器と
してのスピーカ106と、着信音、各種のアラーム、あ
るいは、楽曲などの通話音声とは異なる音声を放音する
ための音響変換器とを共通に使用することもできると考
えられる。そこで、この第4の実施の形態の携帯電話端
末は、受話器として用いる音響変換器を、着信音、アラ
ーム音、音楽などを放音する第2の音響変換手段として
も用いるようにしたものである。
【0127】図9は、この第4の実施の形態の携帯電話
端末の外観を説明するための図である。図9に示すよう
に、この第4の実施の形態の携帯電話端末もまた、折り
畳み式の携帯電話端末であり、表示装置部1と、操作装
置部2と、ヒンジ3とからなり、表示装置部1には、ア
ンテナ103、スピーカ106、LCD113が設けら
れ、操作装置部2には、キー操作部111が設けられて
いることは、前述の第1、第2、第3の実施の形態の携
帯電話端末の場合と同様である。
【0128】そして、受話器として用いられるスピーカ
106は、この第4の実施の形態の携帯電話端末におい
ても、また、前述の第1、第2、第3の実施の形態の携
帯電話端末においても、表示装置部1のLCD113の
表示画面のさらに上側に設けられ、その放音面は、表示
画面と同じ面側になるようにしている。
【0129】したがって、当該携帯電話端末が折り畳ま
れているときには、スピーカ106の放音面は操作装置
部2の操作面によってふさがれるかたちとなり、携帯電
話端末の外部に露呈した状態とはならない。これでは、
通話時には何ら問題はないものの折り畳んであるときに
は、着信音などを良好に使用者に提供することができな
い。
【0130】そこで、この第4の実施の形態の場合に
は、図9に示すように、常時外部に露呈した面(位置)
に音響孔1Keを設け、この音響孔1Keとスピーカ1
06とを音響管1Kkによって接続するようにしてい
る。このようにすることによって、当該携帯電話端末が
折り畳まれた状態にあるときでも、スピーカ106から
放音される音声は、放音管1Kkを通じて放音孔1Ke
から放音されることになる。
【0131】したがって、折り畳まれた状態にあるとき
にも、放音孔1Keから放音される音声によって、着信
やアラームを確実に使用者に提供したり、音楽を良好に
放音して使用者が聴取可能なようにしたりすることがで
きる。
【0132】そして、スピーカ106を通じて従来通り
良好に通話を行なえるほか、当該携帯電話端末を開いて
操作可能状態にしている場合であって、操作部111を
操作している場合、あるいは、LCD113の表示画面
に表示された情報を観視している場合であっても、スピ
ーカ106から放音される音楽などの音声(通話音声以
外の音声)を良好に聴取できる。
【0133】したがって、着信通知メロディを作成した
り聴取したりする場合であっても、カラオケやゲームな
どを行なう場合であっても、これらに付随する音声をス
ピーカ106から放音してこれを使用者が良好に聴取す
るようにすることができる。
【0134】なお、この第4の実施の形態の携帯電話端
末の構成は、図1に示したものとほぼ同様の構成を有す
るものである。しかし、放音制御部114、音響変換器
115は設ける必要がない。すなわち、音響変換器11
5としての機能は、受話器としてのスピーカ106がそ
の役割を果たし、また、放音制御部114としての機能
は、切替制御部105がその役割を果たすことになる。
【0135】このように、スピーカ106を第1の音響
変換手段として用いると共に、第2の音響変換手段とし
ても用いるようにすることにより、スピーカ106以外
に別途音響変換手段を設ける必要もない。
【0136】[第5の実施の形態]前述した第1〜第4
の実施の形態においては、折り畳み式の携帯電話端末に
この発明を適用した場合を例にして説明したが、これに
限るものではない。折り畳み式でない携帯電話端末に
も、第1の実施の形態で説明した発明以外の発明につい
ては適用することが可能である。
【0137】図10は、折り畳み式でない携帯電話端末
に、この発明を適用した場合の一例を説明するための図
である。図10に示すように、この第5の実施の形態の
携帯電話端末は、折り畳み式の携帯電話端末でない点を
除けば、その構成は、前述した第2の実施の形態の携帯
電話端末とほぼ同様に構成したものである。
【0138】そして、この第5の実施の形態において
は、図10(B)に示すように、当該携帯電話端末の裏
面部1Bに音響変換器115の放音面を設ける。そし
て、表面部1Fには、音響変換器115に対応する音響
孔1Kh、1Kiを設けている。音響変換器115と放
音孔1Kh、1Kiとの関係は、図4に示した第2の実
施の形態の携帯電話端末と同じである。
【0139】これにより、着信音、アラーム音、楽曲な
どを音響変換器115を通じて良好に放音することがで
きると共に、キー操作部111の各種操作キーを操作し
ながら、また、LCD113の表示画面に表示された情
報を観視しながら、音響孔Kh、1Kiから放音される
音声を良好に聴取することができる。
【0140】また、この図10の例の携帯電話端末は、
裏面部1Bに音響変換装置の放音面を設けるようにした
が、これに限るものではない。すなわち、表面部1Fに
音響変換装置115の放音面を設けるようにすると共
に、裏面部1Bに音響孔を設けるようにしてもよい。
【0141】また、前述した第3の実施の形態の場合の
ように、折り畳み式でない携帯電話端末の表面部1Fと
裏面部1Bとの一方に第1の音響変換器を設け、他方の
面に第2の音響変換器を用いるようにしてもよい。
【0142】また、図10に示す携帯電話端末のスピー
カ106に対して音響管と音響孔を設けるようにして、
スピーカ106を受話器として用いると共に、着信音や
アラーム音、あるいは、音楽などを放音する音響変換器
として用いるようにすることができる。
【0143】なお、この発明は携帯電話端末だけでな
く、通信機能を備えたPDAなどの通信端末など各種の
通信端末装置、携帯電話端末に適用することができる。
また、携帯通信端末など携帯用の通信端末装置だけでな
く、ノートパソコンなど、主に家庭で用いられる各種の
通信端末装置にもこの発明を適用することができる。ま
た、音響変換器としては、一般的なスピーカ装置や圧電
効果を利用した圧電音響変換器を用いるようにすること
ができる。
【0144】また、携帯電話端末に搭載する音響変換器
や音響孔の大きさ、形、位置は、前述した実施の形態の
ものに限るものではなく、種々の大きさ、種々の形のも
のを種々の位置に設けるようにすることもできる。
【0145】
【発明の効果】通信端末装置に設けられている操作キー
を操作しながら、あるいは、通信端末装置に設けられて
いる表示素子の表示画面に表示された情報を見ながら、
音響変換器から放音される音声を良好に聴取可能なよう
にすることができる。
【0146】常に良好な音圧の音声を聴取できるように
することができるので、携帯通信端末を用いて音声を伴
う種々のコンテンツなどを有効に利用することができ
る。したがって、様々な場面で通信端末装置の電気音響
変換器を効果的に用いることができるようになり、通信
端末装置の利用範囲の拡大を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による通信端末装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】この発明による通信端末装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末の外観を説明するための図であ
る。
【図3】この発明による通信端末装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末の他の例の外観を説明するため
の図である。
【図4】この発明による通信端末装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末の他の例の外観を説明するため
の図である。
【図5】この発明による通信端末装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末の他の例の外観を説明するため
の図である。
【図6】この発明による通信端末装置の一実施の形態の
他の例が適用された携帯電話端末を説明するためのブロ
ック図である。
【図7】図6に示した携帯電話端末の外観を説明するた
めの図である。
【図8】図6に示した携帯電話端末の外観の他の例を説
明するための図である。
【図9】この発明による通信端末装置の一実施の形態の
他の例が適用された携帯電話端末の概観を説明するため
の図である。
【図10】この発明による通信端末装置の一実施の形態
の他の例が適用された携帯電話端末の概観を説明するた
めの図である。
【図11】従来の折り畳み式の携帯電話端末を説明する
ための図である。
【図12】従来の折り畳み式の携帯電話端末に設けられ
る音響変換装置の位置などについて説明するための図で
ある。
【図13】従来の折り畳み式の携帯電話端末に設けられ
る音響変換装置の位置などについて説明するための図で
ある。
【符号の説明】
101…制御ライン(制御バス)、102…データライ
ン(データバス)、103…送受信アンテナ、104…
通信回路、105…切替制御部、106…スピーカ(受
話器)、107…マイクロホン(送話器)、108…接
続部、109…ROM、110…RAM、111…操作
部、112…表示制御部、113…表示部(LCD)、
114…放音制御部、115…音響変換器、116…音
声再生制御部、117…I/F(インターフェース)、
118…CPU、120…外部記憶装置、130…ハン
ズフリー通話装置、131…接続端子、132L、13
2R…スピーカ、133…リモコン付きマイクロホン、
115a、115b…音響変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作が可能な状態にされているときに、操
    作者と対向することになる操作時対向面に対して、 通話のために用いる第1の音響変換手段からの音声の放
    音面と、 通話音声以外の音楽などの音声を放音するための第2の
    音響変換手段からの音声の放音面とを設けることを特徴
    とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の通信端末装置であって、 前記操作時対向面とは異なる面に、前記第2の音響変換
    手段からの音声の放音面を設けることを特徴とする通信
    端末装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の通信端末装置であって、 前記第2の音響変換手段からの音声の放音面であって、
    前記操作時対向面に設けられる放音面と前記操作時対向
    面とは異なる面に設けられる放音面とのうち、一方は前
    記第2の音響変換手段の直接の放音面であり、他方は前
    記第2の音響変換手段に対応して設けられる音響孔によ
    る放音面であることを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の通信端末装置であって、 前記操作時対向面とは異なる面に、前記第2の音響変換
    手段と同じ音源からの音声を放音することが可能な第3
    の音響変換手段からの音声の放音面を設けることを特徴
    とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の通信端末装置であって、 当該通信端末装置は、第1の筐体部と第2の筐体部とを
    互いに対向させるようにして、折り畳むことができるも
    のであり、 前記第1の筐体部、あるいは、前記第2の筐体部の一方
    の前記操作時対向面に対して前記第2の音響変換手段の
    放音面を設け、 前記第2の音響変換手段の放音面が設けられていない前
    記第1の筐体部、あるいは、前記第2の筐体部に対し
    て、折り畳んだときに、前記第2の音響変換手段の放音
    面と対向する位置に、前記第2の音響変換手段の放音面
    の全部あるいは一部をさえぎることがないように開口部
    を設けることを特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の通信端末装置であって、 前記操作時対向面には、使用者からの入力操作を受け付
    ける入力操作受付手段と、情報を表示する表示素子の表
    示画面との少なくとも一方が設けられた携帯電話端末装
    置であることを特徴とする通信端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7400910B2 (en) 2003-06-13 2008-07-15 Fujitsu Limited Speaker sound enhancement for a mobile terminal
US7856256B2 (en) 2004-12-20 2010-12-21 Panasonic Corporation Foldable portable terminal device
US8233944B2 (en) 2003-05-13 2012-07-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Speaker apparatus and method in a wireless telephone

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