JP2005199314A - 電動サーボプレスの暴走監視装置 - Google Patents

電動サーボプレスの暴走監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動サーボプレスにおいて、サーボモータの暴走時にスライドを所定位置に確実に停止させて重大事故の発生を未然に防ぐ。
【解決手段】サーボモータ21への減速停止指令信号の入力後、所定時間経過毎のプレス速度を検出するパルスコーダ40と、このパルスコーダ40により検出されるプレス速度が予め設定される設定値を越えているか否かを判定する判定手段と、この判定手段によりプレス速度が設定値を越えていると判定されたときに、サーボプレスを機械的に制動する機械式ブレーキ46を備える構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に手作業でプレス作業を行うハンドインダイの電動サーボプレスの暴走を監視する装置に関するものである。
電動サーボプレスは、サーボモータの回転駆動力をボールスクリュー、偏心機構(クランク機構またはエキセン機構)、リンク機構等の動力変換機構を介してスライドの上下往復動に変換して上型と下型との間でワークをプレス加工するように構成されたものである。この電動サーボプレスは、ワークの加工条件に適合した任意のスライドモーションとなるようにスライドを制御できるという優れた利点を有しており、高精度な成形加工が行えるとともに生産性の向上が図れることから、近年、クラッチブレーキを用いた従来のプレス機械に代わるものとして普及しつつある。
従来のプレス機械の駆動系においては、メインモータにてフライホイールを回転させてそのフライホイールに回転エネルギーを蓄え、この蓄えられた回転エネルギーをクラッチブレーキ装置を介してメインギヤに伝達し、スライドを上下動させるようにされている。この場合、プレスの1ショット毎に作業者が手作業にて加工位置に対する材料の搬入および加工後の製品の搬出を行うタイプの所謂ハンドインダイでは、安全一行程モードを用い、スライドの下死点付近でプレス作業が行われ、この下死点から所定クランク角度回転した位置にてプレス停止信号が入力されることにより、クラッチブレーキ装置のクラッチがOFFするとともにブレーキがONとなって、フライホイールの回転動力は機械的に遮断されスライドは上死点付近で停止される。そして、このスライド停止時に材料の出し入れ等の作業が行われる(特許文献1参照)。
特開平7−290296号公報
ところで、前述の電動サーボプレスにおいては、メインギヤを回転させるための回転エネルギーが、サーボモータからタイミングベルトを介して直接伝達される機構を採用しており、従来のプレス機械のようにエネルギー源を遮断するクラッチブレーキ装置が存在しないため、上死点停止時においてもサーボモータの回転動力はスライドに伝わった状態にある。このため、例えばスライドの位置を検出する機構が断線、故障、外乱などにより実スライドの位置を誤って認識して位置制御が行われた場合に、コントローラからの間違った指令信号によりスライド位置がずれてしまい、この結果、スライドの暴走によって思わぬ重大事故が発生する恐れがある。
特に、前記サーボプレスを安全一行程モードにて前記ハンドインダイで使用したとき、作業者はプレスが上死点で停止すると思い、スライドの上昇行程でプレスの金型内に手を入れて加工製品を取り出す作業を行うことから、サーボモータが暴走した場合に、従来のオーバーラン検出(スライドが上死点をオーバーしたことの検出)だけでは、前述のような重大事故の発生を未然に防ぐことができない。また、従来のサーボ制御で採られている指令値と実移動量との偏差異常をある設定レベルで検出する方法では、起動時および停止時の偏差が大きいため、やはり前述の事故を未然に防ぐ方法としては不十分である。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、電動サーボプレスにおいて、サーボモータの暴走時にスライドを所定位置に確実に停止させることができ、これによって事故の発生を未然に防ぐことのできる電動サーボプレスの暴走監視装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明による電動サーボプレスの暴走監視装置は、
サーボモータの回転駆動力を動力伝達機構を介してスライドの上下往復動に変換してワークを加工する電動サーボプレスにおいて、
前記サーボモータへの減速停止指令信号の入力後、所定時間経過毎のプレス速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段により検出されるプレス速度が予め設定される設定値を越えているか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記プレス速度が設定値を越えていると判定されたときに、当該サーボプレスを機械的に制動する制動手段を備えることを特徴とするものである。
次に、第2発明による電動サーボプレスの暴走監視装置は、
サーボモータの回転駆動力を動力伝達機構を介してスライドの上下往復動に変換してワークを加工する電動サーボプレスにおいて、
前記サーボモータへの減速停止指令信号の入力後、所定移動指令量毎のプレス速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段により検出されるプレス速度が予め設定される設定値を越えているか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記プレス速度が設定値を越えていると判定されたときに、当該サーボプレスを機械的に制動する制動手段を備えることを特徴とするものである。
前記第1発明または第2発明において、前記速度検出手段は、前記サーボモータの回転速度を検出することにより前記プレス速度を検出するものとすることができる。
また、前記速度検出手段は、前記動力伝達機構におけるメインギヤもしくはメインシャフトの回転速度を検出することにより前記プレス速度を検出するものであっても良い。
さらに、前記速度検出手段は、前記スライドの上下動速度を検出することにより前記プレス速度を検出するものであっても良い。
第1発明においては、スライドの上死点停止制御に際しての減速行程において、サーボモータへの減速停止指令信号が入力されてから所定時間経過毎のプレス速度が速度検出手段によって検出され、判定手段によりその検出されたプレス速度が予め設定された設定値を越えていると判定されたときに、制動手段によってサーボプレスが機械的に制動される。第1発明によれば、サーボモータの減速制御状態が常時監視され、サーボモータの暴走がスライドが下降域に入る前に検出されて緊急停止されるので、スライドを所定位置(上死点近傍位置)に確実に停止させることができる。したがって、安全一行程モードにおいてサーボモータの暴走により思わぬ重大事故が発生するのを未然に防ぐことができる。
第2発明においては、スライドの上死点停止制御に際しての減速行程において、サーボモータへの減速停止指令信号が入力されてから、所定移動指令量毎のプレス速度が予め設定された設定値を越えていると判定されたときに、制動手段によってサーボプレスが機械的に制動されるように構成されているため、第1発明と同様な効果を図ることができる。
前記速度検出手段として、サーボモータの回転速度を検出する手段を採用すれば、サーボモータに内蔵されたパルスコーダからのパルス信号を用いてスライド位置とそのスライド位置の時間微分によるスライド速度を得ることができ、簡易な構成でプレス速度を検出することができる。
また、前記速度検出手段として、動力伝達機構におけるメインギヤもしくはメインシャフトの回転速度を検出する手段を採用すれば、メインギヤもしくはメインシャフトの絶対角度を検出するエンコーダからの信号と、その絶対角度とスライド位置との関係を示すデータに基づき、スライド位置とそのスライド位置の時間微分によるスライド速度を得ることができる。
さらに、前記速度検出手段として、スライドの上下動速度を検出する手段を採用すれば、スライドの絶対位置を検出するリニアエンコーダからの信号にダイハイト値を加味してスライド位置とそのスライド位置の時間微分によるスライド速度を得ることができる。
次に、本発明による電動サーボプレスの暴走監視装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る電動サーボプレスの側面部分断面図が示され、図2には、同電動サーボプレスの背面部分断面図が示されている。本実施形態の電動サーボプレス1は、作業者が手作業にてスライド内への材料の搬入と加工後の製品の搬出を行うタイプの所謂ハンドインダイプレスに適用した例に関するものである。
本実施形態において、電動サーボプレス1は、本体フレーム2と、この本体フレーム2の略中央部に上下動自在に支承されるスライド3と、このスライド3に対向してベッド4上に取り付けられるボルスタ5を備えている。スライド3の上部に形成された穴内には、ダイハイト調整用のねじ軸7の本体部が抜け止めされた状態でその軸心周りに回動自在に挿入されている。また、ねじ軸7のねじ部7aはスライド3から上方へ向けて露出し、このねじ軸7の上方に配されるプランジャ11の下部の雌ねじ部に螺合している。
前記ねじ軸7の本体部外周にはウォームギヤ8のウォームホイール8aが装着され、このウォームホイール8aに螺合されるウォームギヤ8のウォーム8bは、スライド3の背面部に装着されるインダクションモータ9の出力軸にギヤ9aを介して連結されている。なお、このインダクションモータ9は軸方向長さを短くしてフラット形状に、コンパクトに構成されている。
前記プランジャ11の上部は、第1リンク12aの下端部とピン11aを介して回動自在に連結される一方、本体フレーム2には第2リンク12bの上端部が回動自在に連結され、これら第1リンク12aの上端部と第2リンク12bの下端部との間には、三軸リンク13の一側に設けられる2つの連結孔がそれぞれピン14a,14bを介して回動自在に連結されている。また、三軸リンク13の他側の連結孔は、スライド駆動部20の偏心軸28に回動自在に連結されている。こうして、前記第1リンク12a、第2リンク12bおよび三軸リンク13によってトグルリンク機構が構成されている。
前記本体フレーム2の側部にはスライド3を駆動するためのサーボモータ21がその軸心をプレス左右方向に向けて取り付けられるとともに、このサーボモータ21の上方にその軸心をプレス左右方向に向けて中間軸24が回動自在に配され、サーボモータ21の出力軸に取り付けられる第1プーリ22aと、中間軸24に取り付けられる第2プーリー22bとの間にはタイミングベルト23が巻装されている。また、前記中間軸24の上方には駆動軸27が回動自在に支承され、この駆動軸27の一端側に設けられるギヤ26が中間軸24に取り付けられるギヤ25と噛合されている。そして、前記駆動軸27の軸心方向中央部には前記偏心軸28が設けられており、この偏心軸28の外周部の偏心位置に前記三軸リンク13の他側が回動自在に連結されている。
前記スライド3内には前記ねじ軸7の下端面部との間に密閉された油室6が形成されており、この油室6はスライド3内に形成されている油路6aを経由して、油室6内への操作油の給排を切換える切換弁16に接続されている。この切換弁16を通して油室6内に供給された操作油は、プレス加工時にはその油室6内に密封され、その油室6内の油を介して加圧時の押圧力をスライド3に伝達するようになっている。なお、スライド3に過負荷が加わり、油室6内の油圧が所定値を越えると図示されないリリーフ弁を介して油はタンク内へ戻され、スライド3が所定量クッションし、スライド3および金型が破損しないようになっている。
また、前記スライド3の背面部には、上下2箇所から本体フレーム2の側面部に向けて一対のブラケット31,31が突設されており、これらブラケット31,31間に位置検出ロッド32が取り付けられている。この位置検出ロッド32には位置検出用のスケール部が設けられるとともに、リニアスケール(位置センサ)33の本体部が上下動自在に嵌挿されている。このリニアスケール33は、本体フレーム2の側面部に設けられている補助フレーム34に固定されている。ここで、補助フレーム34は、上下方向に縦長形状に形成され、下端部がボルト35により本体フレーム2の側面部に取り付けられ、上部が図示されない上下方向の長孔内に挿入されたボルト36により上下方向に摺動自在に支持され、かつ側部が前後一対の支持部材37,37により当接、支持されている。
このように補助フレーム34は、下側(上側であっても良い)のみが本体フレーム2に固定され、上側が上下動自在に支持される構造とされているので、本体フレーム2の温度変化による伸縮の影響を受けないようになっている。これにより、前記リニアスケール33は、本体フレーム2の温度変化による伸縮の影響を受けずに、スライド位置およびダイハイトを正確に検出することが可能である。
前述のように、スライド3の位置検出は、このスライド3の絶対位置を検出する位置検出器としてのリニアスケール33により行われるほか、前記駆動軸27に取り付けられるメインギヤの絶対角度を検出するエンコーダ(角度検出器)により行われる。
図3に示される本実施形態の電動サーボプレスの制御ブロック図において、作業者が起動スイッチ41を操作すると、スライド起動信号がNC装置(コントローラ)42に入力される。このNC装置42は、所要の演算処理を実行する中央処理装置(CPU)42aと、入力回路42bと、記憶回路42cと、出力回路42dと、フィードバック回路(FB回路)42e等を備え、前記スライド起動信号が入力回路42bを通して入力されると、記憶回路42cに予め設定されているスライドモーションデータに基づき、速度指令(サーボモータ21の回転を指令する電圧指令)およびサーボON指令(サーボモータ21の制御を有効にする指令)が出力回路42dからサーボアンプ43に出力される。そして、サーボアンプ43は、動力供給電源44から供給される電力を、前記速度指令に応じた駆動電力信号に変換してサーボモータ21に出力する。また、サーボアンプ43には、サーボモータ21に内蔵されたパルスコーダ40からのパルス信号がフィードバックされ、サーボアンプ43は、このパルス信号から算出されるモータ回転速度と、前記速度指令との偏差が小さくなるようにサーボモータ21を制御する。
一方、スライド3の絶対位置を検出するリニアスケール33からのフィードバック信号は、NC装置42内のフィードバック回路42eを介して入力される。NC装置42は、このフィードバック信号に基づき、スライドモーションデータから算出される目標位置にスライド3を位置決めする。
また、非常停止回路45が設けられ、この非常停止回路45に、図示されない非常停止釦からの停止信号、NC装置42からの異常検出信号、サーボアンプ43からの異常検出信号等が入力される。非常停止回路45は、これら停止信号、異常検出信号等の信号が全て"異常なし"の状態のときに、動力供給電源44とサーボアンプ43および機械式(無励磁式)ブレーキ(制動手段)46との間にそれぞれ介挿される第1の常開接点47aおよび第2の常開接点47bを閉作動させる開閉器48に制御信号を出力する。ここで、前記機械式ブレーキ46は、図1、図2には明示されていないが、サーボモータ21の出力軸を外方から挟持して拘束することによってその出力軸を停止させる機能を有するものである。
上述の構成よりなる電動サーボプレス1による安全一行程モードにおいては、スライド3の上死点停止時に、作業者がワークを手作業で金型内に搬入し、起動スイッチ41を押すと、NC装置42では、予め設定されているスライドモーションデータに基づく目標位置と、リニアスケール33から入力される現在位置との偏差に基づいてスライド3を位置決めし、またサーボアンプ43では、パルスコーダ40のパルス信号から算出されるモータ回転速度と、前記スライドモーションデータに基づきNC装置42から出力される速度指令との偏差が小さくなるようにサーボモータ21を制御する。こうして、スライド3は所定の速度で上死点から下死点まで移動されてその下死点近傍でワークを加工した後、上死点まで連続で上昇してその上死点で停止される。
ところで、前述の安全一行程モードにおけるスライド3の上死点停止制御においては、万一サーボモータ21が暴走した場合に、NC装置42からの間違った指令信号によりスライド位置がずれてしまい、スライド3の暴走によって思わぬ重大事故が発生する恐れがある。このため、本実施形態の電動サーボプレス1では、以下のような制御によってサーボモータ21の暴走を監視するようにされている(図4に示されるフローチャートおよび図5に示されるチャートを参照)。
S1:記憶回路に予め設定されているスライドモーションデータに基づき、速度指令値(サーボモータ21の回転を指令する電圧指令値)を読み込む。この速度指令値は、図5に示されるように、サーボモータ21の減速が開始する前は一定値で、減速指令が開始した後、上死点停止位置に対応する所定の時間まで徐々に減少する直線あるいはベル型(減速指令開始直後と停止直前を円弧にする形)等で与えられる。そして、X軸と交差あるいは接する時点で上死点(プレス角度=360°)に至るように設定されている。ここで、実際のサーボモータ21の回転速度(実速度)は、上述の減速開始指令に対して減速開始遅れ時間T1を有しているとともに、たとえ直線状に漸減する減速指令値を設定したとしてもやや鈍った曲線(図5参照)となる。そして、減速指令値に対し、時間的に遅れて上死点に至る。なお、減速開始遅れ時間T1は機種毎にメーカ側で設定される。おおよそ50msである。速度検出手段による測定値に基づき、減速開始を検出し、減速開始遅れ時間T1を自動設定させてもよい。
S2〜S3:上死点(プレス角度=360°)より所定の角度手前の位置で、減速開始指令がサーボアンプ43に出力されると、タイマ(図示せず)が計測を開始する。
S4:前記減速開始遅れ時間T1経過後、さらに検出開始時間Taが経過した時点以降を正常減速確認域として予め設定しておく。なお、暴走監視を目的としているため、減速開始遅れ時間T1以降ある程度減速したときから、正常減速確認域を設定しても充分暴走を確認できるため、検出開始時間Taを設定しているが、Ta=0として、減速開始遅れ時間T1直後から正常減速確認域を設定してもよい。
S5:前記タイマの計測時間tが前記減速開始遅れ時間T1前であるならば、前記減速開始遅れ時間T1になるまでフローを滞らせる。
S6:正常減速確認域のその時点での限界速度値V1tを予め設定しておく。このステップでは、ステップS1にて読み込まれた速度指令値を利用している。前記タイマの計測時間tから減速開始遅れ時間T1を引いた時間をT2とし、減速開始指令が出力されてから時間T2が経過した時点での速度指令値を、限界速度値V1tとする。
つまり、限界速度値V1tの線図は、減速開始指令の線図を時間T1平行移動させたものである。サーボモータ21は、減速開始遅れ時間T1に起因する速度指令値に対する減速の遅れを取り戻そうと制御されるため、上述のように限界速度値V1tを設定することができるのである。
S7:前記正常減速確認域のその時点でのサーボモータ21の実速度V2tを速度検出手段で検出する。
S8:ステップS7で検出された実速度V2tが、ステップS6にて読み込まれた限界速度値V1tを超えているか否かがNC装置42内の判定手段にて判定され、実速度V2tが限界速度値V1t以内にある場合には、スライド3が正常に作動して上死点近傍で停止することが予想されるので、正常であると判断する。
S9:前記速度検出手段で検出された実速度V2tが所定の速度Veまで減速したならば、このフローを終了する。充分減速していれば停止位置がばらつきがほとんどなくなるからである。また、停止直前になると実速度V2tがだれる(単位時間当りの減速が少なくなる)傾向があり、かつ完全停止を検出するのに時間がかかり、かえって判断を誤る恐れがあるからである。
S10:前記速度検出手段で検出された実速度V2tが所定の速度Veまで減速していない場合は、所定の時間間隔をおいて再びステップS6からフローを繰り返す。
S11〜S12:一方、実速度V2tが限界速度値V1tを超えている場合には、スライド3が上死点を超えてオーバーランする恐れがあるので、NC装置42の出力回路42dから非常停止回路45に異常検出信号が出力される。これにより、開閉器48が作動されて、動力供給電源44とサーボアンプ43との間に介挿される第1の常開接点47aが開作動されるとともに、動力供給電源44と機械式ブレーキ46との間に介挿される第2の常開接点47bが開作動される。この結果、サーボモータ21への供給電源が遮断されるとともに、このサーボモータ21の出力軸に機械的に制動がかけられ、このフローを終了する。
以上のような制御が実行されることにより、サーボモータ21の減速制御状態が常時監視され、サーボモータ21の暴走がスライド3が下降域に入る前に検出されてプレスが緊急停止されるので、スライド3を所定位置(上死点近傍位置)に確実に停止することになる。こうして、本実施形態の電動サーボプレスによれば、安全一行程モードにおいて、例えば位置検出機構の断線、故障、外乱などに基づくサーボモータ21の暴走によって思わぬ重大事故が発生するのを未然に防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る電動サーボプレスの暴走監視装置について、説明する(図6に示されるフローチャートおよび図7に示されるチャートを参照)。本実施形態において、先の実施形態と共通する部分には同じ符号を用いてその詳細な説明を省略することとする。
S21:速度指令値を読み込むステップは、前述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
S22〜S23:上死点(プレス角度=360°)より所定の角度手前の位置で、減速開始指令がサーボアンプ43に出力されると、移動指令量計測器(図示せず)が前記サーボモータ21への移動指令量の計測を開始する。
なお、移動指令量とは、例えば前記サーボモータ21へ与えられるパルス数である。また、1パルスがサーボモータ21に与えられると所定角度サーボモータ21の駆動軸が回転するし、該駆動軸が回転すると所定の角度クランク軸が回転する。このため、移動指令量には、パルス数、サーボモータ21の駆動軸の回転角度、およびプレス角度が含まれることになる。
S24:前記減速開始遅れの移動指令量N1経過後、さらに検出開始までの移動指令量Na経過した以降を正常減速確認域として予め設定しておく。
なお、暴走監視を目的としているため、減速開始遅れの移動指令量N1以降ある程度減速したときから、正常減速確認域を設定しても充分暴走を確認できるため、検出開始の移動指令量Naを設定しているが、Na=0として、減速開始遅れの移動指令量N1直後から正常減速確認域を設定してもよい。
S25:前記移動指令量計測器の計測移動指令量nが前記減速開始遅れの移動指令量N1前であるならば、前記減速開始遅れの移動指令量N1になるまでフローを滞らせる。
S26:正常減速確認域のその時点での限界速度値V1tを予め設定しておく。このステップでは、ステップS1にて読み込まれた速度指令値を利用している。前記移動指令量計測器の計測移動指令量nから減速開始遅れの移動指令量N1を引いた移動指令量をN2とし、減速開始指令が出力されてから移動指令量N2が経過した時点での速度指令値を、限界速度値V1tとする。
つまり、限界速度値V1tの線図は、減速開始指令の線図を移動指令量N1平行移動させたものである。サーボモータ21は、減速開始遅れの移動指令量N1に起因する速度指令値に対する減速の遅れを取り戻そうと制御されるため、上述のように限界速度値V1tを設定することができるのである。
S27:前記正常減速確認域のその時点でのサーボモータ21の実速度V2tを速度検出手段で検出する。
S28:ステップS27で検出された実速度V2tが、ステップS26にて読み込まれた限界速度値V1tを超えているか否かがNC装置42内の判定手段にて判定され、実速度V2tが限界速度値V1t以内にある場合には、スライド3が正常に作動して上死点近傍で停止することが予想されるので、正常であると判断する。
S29:前記速度検出手段で検出された実速度V2tが所定の速度Veまで減速したならば、このフローを終了する。充分減速していれば停止位置がばらつきがほとんどなくなるからである。また、停止直前になると実速度V2tがだれる(単位移動指令量当りの減速が少なくなる)傾向があり、かつ完全停止を検出するのに時間がかかり、かえって判断を誤る恐れがあるからである。
S30:前記速度検出手段で検出された実速度V2tが所定の速度Veまで減速していない場合は、所定の移動指令量間隔をおいて再びステップS26からフローを繰り返す。
S31〜32:一方、実速度V2tが限界速度値V1tを超えている場合には、スライド3が上死点を超えてオーバーランする恐れがあるので、NC装置42の出力回路42dから非常停止回路45に異常検出信号が出力される。これにより、開閉器48が作動されて、動力供給電源44とサーボアンプ43との間に介挿される第1の常開接点47aが開作動されるとともに、動力供給電源44と機械式ブレーキ46との間に介挿される第2の常開接点47bが開作動される。この結果、サーボモータ21への供給電源が遮断されるとともに、このサーボモータ21の出力軸に機械的に制動がかけられ、このフローを終了する。
本実施形態は、先の実施形態に対し、時間と移動指令量との違いだけであるので、その効果は、先の実施形態の場合と同様である。
前記各実施形態においては、プレス速度を検出する速度検出手段として、サーボモータ21の回転速度を検出するものを採用したが、この速度検出手段としては、他に、スライド3の駆動系におけるメインギヤもしくはメインシャフトの回転速度を検出するものまたは、スライド3の上下動速度を直接検出するものを用いても良い。
前記各実施形態においては、安全一行程モードにおけるハンドインダイに適用した例について説明したが、本発明の技術思想は、他の運転モードあるいは他の使用方法で用いた場合に対しても適用できるのは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る電動サーボプレスの側面部分断面図 本実施形態に係る電動サーボプレスの背面部分断面図 本実施形態の電動サーボプレスの制御ブロック図 本実施形態の暴走監視制御のフローチャート 本実施形態の暴走監視制御のチャート 他の実施形態の暴走監視制御のフローチャート 他の実施形態の暴走監視制御のチャート
符号の説明
1 電動サーボプレス
3 スライド
5 ボルスタ
7 ねじ軸
11 プランジャ
13 三軸リンク
21 サーボモータ
27 駆動軸
33 リニアスケール
40 パルスコーダ
42 NC装置
43 サーボアンプ
44 動力供給電源
45 非常停止回路
46 機械式ブレーキ
47a,47b 常開接点
48 開閉器

Claims (5)

  1. サーボモータの回転駆動力を動力伝達機構を介してスライドの上下往復動に変換してワークを加工する電動サーボプレスにおいて、
    前記サーボモータへの減速停止指令信号の入力後、所定時間経過毎のプレス速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段により検出されるプレス速度が予め設定される設定値を越えているか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記プレス速度が設定値を越えていると判定されたときに、当該サーボプレスを機械的に制動する制動手段を備えることを特徴とする電動サーボプレスの暴走監視装置。
  2. サーボモータの回転駆動力を動力伝達機構を介してスライドの上下往復動に変換してワークを加工する電動サーボプレスにおいて、
    前記サーボモータへの減速停止指令信号の入力後、所定移動指令量毎のプレス速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段により検出されるプレス速度が予め設定される設定値を越えているか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記プレス速度が設定値を越えていると判定されたときに、当該サーボプレスを機械的に制動する制動手段を備えることを特徴とする電動サーボプレスの暴走監視装置。
  3. 前記速度検出手段は、前記サーボモータの回転速度を検出することにより前記プレス速度を検出するものである請求項1または2に記載の電動サーボプレスの暴走監視装置。
  4. 前記速度検出手段は、前記動力伝達機構におけるメインギヤもしくはメインシャフトの回転速度を検出することにより前記プレス速度を検出するものである請求項1または2に記載の電動サーボプレスの暴走監視装置。
  5. 前記速度検出手段は、前記スライドの上下動速度を検出することにより前記プレス速度を検出するものである請求項1または2に記載の電動サーボプレスの暴走監視装置。
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