JPH08103898A - トグル式パンチプレスの異常検出装置 - Google Patents

トグル式パンチプレスの異常検出装置

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JPH08103898A
JPH08103898A JP26623594A JP26623594A JPH08103898A JP H08103898 A JPH08103898 A JP H08103898A JP 26623594 A JP26623594 A JP 26623594A JP 26623594 A JP26623594 A JP 26623594A JP H08103898 A JPH08103898 A JP H08103898A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具摩耗等の異常を簡単な手段で検出する。 【構成】 この異常検出装置は、トグル機構8を介して
サーボモータ12によりラム6を駆動するパンチプレス
に適用され、次の各構成とする。所定のラム昇降位置に
対するサーボモータ12のトルク値の異常判定値τL
設定した異常値記憶手段45を設ける。サーボモータ1
2のトルク値を監視するトルク監視手段48を設ける。
この手段48の監視トルク値が前記所定ラム昇降位置で
前記異常判定値τL を超えた場合に異常警告信号aを出
力する異常判定手段47を設ける。前記の所定のラム昇
降位置は、例えばパンチ工具4がワークを打ち抜く間の
ラム昇降位置とし、工具毎に異常判定値τL を設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、駆動源にサーボモー
タを使用したタレットパンチプレス等のトグル式パンチ
プレスの異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の機
械式パンチプレスは、定速回転するフライホイールの回
転を、クラッチブレーキを介してクランク機構に伝達
し、ラムの昇降動作に変換するものであり、ストローク
途中の速度変更が行えない。ストローク途中の速度変更
は、騒音防止と高速加工を同時に可能とするために強く
要望されており、油圧式のパンチプレスでは実現されて
いるが、油圧式のものは油圧系統によってコスト高にな
る。そこで、本発明出願人は、サーボモータを駆動源と
し、トグル機構を介してラムを昇降させるものを提案し
た(例えば、特願平6−157971号)。これによれ
ば、機械式パンチプレスでありながら、ストローク途中
の速度変更が可能となる。
【0003】しかし、サーボモータを駆動源としたこと
から、種々の高度な機能を付加できる可能性があり、機
能の付加によってさらに商品価値を高めることが望まれ
る。一方、従来からタレットパンチプレス等では、パン
チ工具が摩耗により寿命に近づいたことを調べるのに、
タレットからパンチ工具を取り外して目視で調べてお
り、保守作業に手間と時間を要している。そのため、工
具寿命の判定の自動化が望まれている。
【0004】この発明の目的は、工具摩耗等の異常を簡
単に検出することのできるトグル式パンチプレスの異常
検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この発明の異常検出装
置は、トグル機構(8)を介してサーボモータ(12)
によりラム(6)を駆動するパンチプレスの異常検出装
置であって、次の構成とする。所定のラム昇降位置に対
する前記サーボモータ(12)のトルク値の異常判定値
(τL )を設定した異常値記憶手段(45)を設ける。
前記サーボモータ(12)のトルク値を監視するトルク
監視手段(48)を設け、この手段(48)の監視トル
ク値が前記所定ラム昇降位置で前記異常判定値(τL
を超えた場合に異常警告信号(a)を出力する異常判定
手段(47)を設ける。前記異常値記憶手段(45)
は、パンチ工具(4)がワークを打ち抜く間のラム昇降
位置に対するトルク値の異常判定値(τL )を設定した
ものであっても良い。その場合、前記異常判定手段(4
7)を、前記トルク監視手段(48)による監視トルク
値が、前記ワークを打ち抜く間のラム昇降位置で前記異
常判定値(τL )を超えた場合に異常警告信号(a)を
出力するものとする。さらに、異常値記憶手段(45)
に設定する異常判定値(τL )は、パンチ工具(4)の
種類毎に設定することが望ましい。その場合、異常判定
手段(47)は、所定の工具選択信号(b)の入力によ
って前記異常値記憶手段(45)から選択された工具種
類の異常判定値(τL1〜τLn)と監視トルク値とを比較
して異常警告信号(a)を出力するものとする。
【0006】
【作用】この構成によると、サーボモータ(12)のト
ルク値がトルク監視手段(48)で監視され、監視トル
ク値が所定ラム昇降位置で異常判定値(τL )を超える
と、異常警告信号(a)が出力され、作業者等に保守等
が促される。複数個の同じパンチ孔を順次加工するよう
な場合、各回のラム昇降動作において、ラム昇降位置に
対するサーボモータ(12)の負荷トルクは略同じ値と
なる。そのため、前記のように所定のラム昇降位置でト
ルク値の比較を行うことで、異常の検出が可能となる。
異常判定を、ワークを打ち抜くときのトルク値で行うよ
うにした場合は、パンチ工具(4)が摩耗等により工具
寿命に達しかけていることが分かる。通常、打ち抜きト
ルクは、パンチ工具(4)が新しくて切れ味の良いとき
は、あまり大きな値とならず、摩耗により切れ味が悪く
なると、それだけモータ(12)の出力が必要となり、
トルク値も上昇する。そのため、打ち抜き時のトルク値
を比較することで、工具寿命等の異常を事前に知ること
ができる。異常判定値(τL )をパンチ工具(4)の種
類毎に設定した場合は、タレットパンチプレス等のよう
に複数のパンチ工具(4)を割出使用する機種であって
も、各パンチ工具(4)につき、正確に工具寿命に近づ
いたこと等を判定することができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。まず、この異常検出装置を応用するトグ
ル式パンチプレスの構成を説明する。図2はトグル式パ
ンチプレスの縦断側面図、図3はその部分破断平面図お
よび部分破断正面図である。プレスフレーム1は、側面
形状がC字形に形成され、その上フレーム部1aおよび
下フレーム部1bに、上タレット2および下タレット3
が互いに同軸に設置されている。上下のタレット2,3
は、複数のパンチ工具4およびダイ工具5を円周方向に
並べて設置したものであり、プレスフレーム1のスロー
ト部1cに設置された割出用モータ30により、チェー
ン機構を介して同期して割出回転させられる。各パンチ
工具4は、パンチ位置Pに割り出されたときに、ラム6
に連結されて昇降駆動される。ラム6は、ガイド部材7
を介して上フレーム部1aに昇降自在に支持され、屈曲
動作するトグル機構8で昇降駆動される。板状のワーク
は、ワーク送り機構(図示せず)によりテーブル18上
をパンチ位置Pへ前後左右に送られる。
【0008】図2に示すように、トグル機構8は、短い
上側トグルリンク8aと長い下側トグルリンク8bとを
ピン9で屈曲自在に連結したものであり、水平方向に進
退自在な進退レバー10で屈曲駆動される。トグル機構
8の下側トグルリンク8bは、下端がラム6の上端に回
動自在にピン結合されている。上側トグルリンク8a
は、上端で回動支軸23回りに回動自在に、支点支持部
材21を介して上フレーム部1aに支持されている。進
退レバー10は、回転と往復直線運動の変換機構である
クランク機構13を介してサーボモータ12で進退駆動
される。これら進退レバー10およびクランク機構13
により、伝達機構11が構成される。
【0009】進退レバー10は、進退レバー本体10b
の先端側に揺動レバー10cを上下回動自在に連結した
ものであり、揺動レバー10cの二叉上となった先端部
(図3(A))がトグル機構8の屈曲部のピン9に上下
回動自在に連結される。前記揺動レバー10cの上下揺
動で、トグル機構8の屈曲動作に伴う屈曲部の上下変位
が吸収される。進退レバー本体10bは、上フレーム部
1a内の支持台25に上下に平行配置された2本のガイ
ドレール19,19に、直動軸受等からなるガイド部材
10aを介して進退自在に支持されている。支持台25
は、図3(B)に示すように、水平板25aとその下面
に一体に接合された垂直板25bとからなり、上フレー
ム部1aの両側の側板1aa,1aaの内面に設けられ
た受け桟32,32上に水平板25aの両側部が固定さ
れている。
【0010】図2に示すように、クランク機構13は、
円板状のクランク13aをその軸心がフレーム側面と垂
直な横向き姿勢となるように、フレーム1のスロート部
1cの上部に設けたものであり、円板状クランク13a
の偏心位置に連接棒14の一端を回動自在に連結してあ
る。連接棒14の他端は進退レバー本体10bの基端に
回動自在に連結してある。円板状クランク13aの回転
軸は、スロート部1cの片方の側板の開口部に取付けら
れた取付板33に、軸受(図示せず)を介して回転自在
に支持されている。前記サーボモータ12は円板状クラ
ンク13aの軸受の直下で取付板33に設置されてい
る。サーボモータ12は減速機(図示せず)を備えたも
のであり、その減速機出力となる回転は、出力ギヤ15
を円板状クランク13aの入力ギヤ16に噛み合わせる
ことにより円板状クランク13aに伝達される。
【0011】次に図1と共に、異常検出装置を含む制御
系の構成を説明する。制御装置40は、パンチプレスの
全体を制御する手段であり、コンピュータ式の数値制御
装置と、プログラマブルコントローラと、各軸のサーボ
コントローラとを備える。制御装置40の一部により、
主制御手段41、ラム軸サーボコントローラ42、異常
値記憶手段45、摩擦トルク記憶手段46、異常判定手
段47、およびトルク監視手段48が構成される。主制
御手段41は、加工プログラムを解読して各軸の駆動指
令やタレット割出指令等のシーケンス制御指令を出力す
る手段である。主制御手段41のパンチ指令に応答し
て、ラム軸サーボコントローラ42およびアンプ43を
介してサーボモータ12に駆動電流が供給される。ラム
軸サーボコントローラ42は、サーボモータ12に設け
られたエンコーダ等の位置検出器44の検出値により、
閉ループの位置制御を行う。
【0012】異常値記憶手段45は、所定のラム昇降位
置に対するサーボモータ12のトルク値の異常判定値τ
L を設定した手段であり、この実施例では、ワークを打
ち抜く間のラム昇降位置に対する異常判定値τL (τL1
〜τLn)を工具種類毎に、工具番号と対応させて設定し
てある。
【0013】ここで、各回のパンチ動作におけるサーボ
モータ12のトルク値につき説明する。サーボモータ1
2の回転でクランク機構13およびトグル機構8を介し
て駆動されることにより、パンチ工具4は図4(A)の
ように昇降変位して、ワークWを打ち抜き加工する。こ
のとき、正常な動作の場合にはパンチ工具4には昇降の
全行程にわたり図4(B)に斜線で示すようにほぼ均一
の摩擦トルクτ1 が加わり、下降動作時の初めの部分と
上昇動作時の終わりの部分とには図4(C)に斜線で示
すように加速トルクτ2 が加わる。また、ワークWを打
ち抜く瞬間には図4(D)に斜線で示すように打抜きト
ルクτ3 が加わる。そのため、全昇降工程においてサー
ボモータ12に加わる全トルクτall は、図4(E)に
斜線で示すようになる。図4の各図は横軸をサーボモー
タ12の回転位置θで示してある。この回転位置θは、
ラム昇降位置Hと非直線的な関係となっているが、一義
的な位置関係にある。したがって図4(B)〜(E)は
横軸をラム昇降位置として見ることもできる。
【0014】異常値記憶手段45に設定する異常判定値
τL は、図4(C)の打ち抜きトルクτ3 の予め実験で
得た正常値τ3nよりも少し大きく設定する。例えば、
1.2倍程度に設定する。当然に、異常判定値τL は、
破損寸前のトルク値である破損値τB よりも小さくす
る。打ち抜きトルクτ3 の正常値τ3nは、工具種類毎に
異なるので、その工具種類毎に応じた異常判定値τL1
τLnを設定する。
【0015】図1の摩擦トルク記憶手段46は、図4
(B)の摩擦トルクτ1 の値を設定する記憶手段であ
る。摩擦トルク記憶手段46の設定値は、手動の入力手
段等の操作で可変とし、機械が古くなった場合などへの
対処とする。トルク監視手段48は、サーボモータ12
の負荷トルクを監視する手段であり、この実施例ではサ
ーボモータ12の供給電流を検出する電流計50の電流
値を監視してトルク値に換算する演算手段としてある。
【0016】異常判定手段47は、トルク監視手段48
の監視トルク値が所定ラム昇降位置で異常値記憶手段4
5における異常判定値τL を超えるか否かを判定し、超
えた場合に異常警告信号aを出力する手段である。前記
の判定に際して、監視トルク値は、摩擦トルク記憶手段
46に設定された摩擦トルク値τ1 を差し引いた値を異
常判定値τL と比較するようにする。所定ラム昇降位置
は、異常判定手段47に予め設定しておき、異常判定手
段47はサーボモータ12の位置検出器44の検出値を
監視して、所定ラム昇降位置の間だけ前記の監視トルク
値の判定処理を続ける。また、異常判定手段47は、主
制御手段41から工具選択信号であるタレット割出信号
bが出力されたときに、異常値記憶手段45における選
択工具の工具番号と対応する異常判定値τL を前記の判
定用に選択するものとする。警告手段49は、異常判定
手段47の異常警告信号aに応答して警告を発する手段
であり、CRT等のディスプレイや、ブザー、ランプ等
で構成される。
【0017】上記構成の動作を説明する。サーボモータ
12で円板状クランク13aを1回転させると、進退レ
バー10が1往復の進退動作をする。この1往復動作の
うち、進退レバー10が図1(A)の右端位置から進退
ストロークSの中央位置に達する間は、トグル機構8は
その屈曲部が右寄りに屈曲した状態から伸長状態へと変
化し、これに伴ってラム6が上死点から下死点まで下降
する。進退レバー10が進退ストロークSの中央位置か
ら左端位置に達する間は、トグル機構8はその屈曲部が
伸長状態から左寄りに屈曲した状態へと変化し、これに
伴ってラム6が下死点から上死点まで上昇する。進退レ
バー10が左端位置から右端位置へ戻るときにも、前記
と同様にラム6が昇降する。このようにして、進退レバ
ー10が1往復の進退動作をする間に、ラム6は2回昇
降動作を繰り返し、パンチ工具4によるパンチ動作が2
回行われる。
【0018】この各回のパンチ動作において、異常判定
手段47による異常判定が行われる。この場合に、トル
ク監視手段48はサーボモータ12の電流計50から負
荷トルクを常時監視し、位置検出器44から得られるラ
ム昇降位置がワーク打ち抜き位置となったときに、異常
判定手段47により、監視トルク値から摩擦トルク値τ
1 を差し引いた値と異常判定値τL との比較判定を行
う。異常判定値τL は、現在割り出されている工具の異
常判定値τL1〜τLnである。判定の結果、異常判定値τ
L を超えない場合は、そのまま何も処理がなされずに加
工が続けられる。判定の結果、異常判定値τL を超えた
場合は、異常警告信号aを出力し、警告手段49に警告
を発生させる。この警告は、前記のようにブザー等によ
る他、ディスプレイおいて、工具番号と対応してマーク
または文字で表示するようにしても良い。異常警告信号
aがあった場合、その信号aに応答して機械を停止させ
るようにしても良く、また機械動作は通常に続けるよう
にしても良い。
【0019】この異常検出装置によると、このようにし
てパンチ工具4が摩耗等によって寿命に達しかけている
ことが自動的に判定され、作業者に知らされる。そのた
め、加工中にパンチ工具6が破損することが防止され
る。
【0020】なお、前記実施例では監視トルク値から摩
擦トルクτ1 を予め差し引いた値を異常判定値τL と比
較するようにしたが、異常判定値τL を予め摩擦トルク
τ1が含まれた値として設定し、監視トルク値をそのま
まの値で異常判定値τL と比較するものとしても良い。
また、前記実施例は、ワークWを打ち抜く間のトルク値
を判定するようにしたが、例えば加速時のラム昇降位置
や、摩擦トルクしか生じないラム昇降位置において、異
常判定値と監視トルク値との判定を行うようにしても良
い。その場合、工具寿命の判定は行えないが、加速不良
や、摩擦の増加等の機械異常を自動的に判定して警告す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】この発明のトグル式パンチプレスの異常
検出装置は、所定のラム昇降位置に対するサーボモータ
のトルク値の異常判定値を設定した手段と、前記サーボ
モータのトルク値を監視する手段と、この手段の監視ト
ルク値が前記所定ラム昇降位置で前記異常判定値を超え
た場合に異常警告信号を出力する手段とを設けたため、
機械異常を簡素な構成で自動的に検出することができ
る。請求項2の発明の場合は、上記構成において、異常
判定をワークの打ち抜き時のトルク値で行うようにした
ので、パンチ工具が摩耗等で工具寿命に達しかけている
ことが事前に分かる。そのため、加工中における工具の
破損が防止できる。請求項3の発明の場合は、異常判定
値をパンチ工具の種類毎に設定したので、タレットパン
チプレス等のように複数のパンチ工具を割出使用する場
合にも、各パンチ工具につき、工具寿命に近づいたこと
等を正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、この発明の一実施例にかかるトグル
式パンチプレスの異常検出装置の概念構成の説明図、
(B)は負荷トルクの説明図、(C)は異常判定値の説
明図である。
【図2】同トグル式パンチプレスの破断側面図である。
【図3】(A)は同パンチプレスの部分破断平面図、
(B)は同部分の破断正面図である。
【図4】トグル機構に作用する各種の負荷トルクの説明
図である。
【符号の説明】
1…プレスフレーム、2,3…タレット、4…パンチ工
具、8…トグル機構、8a…上側トグルリンク、8b…
下側トグルリンク、10…進退レバー、11…伝達機
構、12…サーボモータ、13…クランク機構、13a
…クランク、40…制御装置、41…主制御手段、44
…位置検出器、45…異常値記憶手段、46…摩擦トル
ク値記憶手段、47…異常判定手段、48…トルク監視
手段、49…警報手段、50…電流計、a…異常警告信
号、b…タレット割出信号(工具選択信号)、τL …異
常判定値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トグル機構を介してサーボモータにより
    ラムを駆動するパンチプレスの異常検出装置であって、
    所定のラム昇降位置に対する前記サーボモータのトルク
    値の異常判定値を設定した異常値記憶手段と、前記サー
    ボモータのトルク値を監視するトルク監視手段と、この
    手段の監視トルク値が前記所定ラム昇降位置で前記異常
    判定値を超えた場合に異常警告信号を出力する異常判定
    手段とを備えたトグル式パンチプレスの異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記異常値記憶手段を、パンチ工具がワ
    ークを打ち抜く間のラム昇降位置に対するトルク値の異
    常判定値を設定したものとし、かつ前記異常判定手段
    を、前記トルク監視手段による監視トルク値が、前記ワ
    ークを打ち抜く間のラム昇降位置で前記異常判定値を超
    えた場合に異常警告信号を出力するものとした請求項1
    記載のトグル式パンチプレスの異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記異常値記憶手段に設定する異常判定
    値をパンチ工具の種類毎に設定し、前記異常判定手段
    は、所定の工具選択信号の入力によって前記異常値記憶
    手段から選択された工具種類の異常判定値と監視トルク
    値とを比較して異常警告信号を出力するものとした請求
    項2記載のトグル式パンチプレスの異常検出装置。
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