JP3095125U - 折畳みデスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】背板を有するデスク構造で安定性が良く、かつ
容易に折畳むことができて嵩張ることなく収納できる折
畳デスクを提供すること。 【解決手段】棚板は棚板回転軸で左右後端部を背板に固
定して背板の内側にはまり込むように折畳み可能とし、
左右両脚はそれぞれの上端部と下端部を背板の左右両端
の上端部と下端部に脚回転軸で固定して前記棚板が内側
にはまり込んだ状態の背板の上に重なるように折畳み可
能とし、また左右両脚の内面に棚板の折畳みを止める固
定ピンを形成し、天板は左右後端寄りの位置を背板の上
端に天板回転軸で固定して前記折畳んだ状態の左右両脚
の上に重なるように折畳み可能とし、また天板の左右前
方寄り下面に脚の折畳みを止める固定ピンを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、会議や講習会や研修などで多数使われる折り畳みデスクに関するも のである。 【０００２】 【従来の技術】 従来、折畳みデスクとしては、図９に示すような天板２０と左右両脚３０、３ ０と棚４０および脚と棚の連結金具５０と折畳固定具６０で構成されたデスク１ ０があった。しかしこのような構造のデスクは、背板が無いため棚に置いた物が 前方へ落ちたり、前側から着席している人の足元が見えたりする問題があり、ま た、脚の上端が天板の下面で折畳み可能に支持され、やや上部寄りの位置で脚３ ０と連結金具５０で連結されているだけであるため、天板に荷重が掛かるとグラ グラして安定性に問題があった。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 そこで本考案は、背板を有するデスク構造で安定性が良く、かつ容易に折畳む ことができて嵩張ることなく収納できる折畳デスクを提供することを目的とする 。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、天板と左右の脚と棚板と背板からなるデスクで、 棚板は棚板回転軸で左右後端部を背板に固定して背板の内側にはまり込むように 折畳み可能とし、左右両脚はそれぞれの上端部と下端部を背板の左右両端の上端 部と下端部に脚回転軸で固定して前記棚板が内側にはまり込んだ状態の背板の上 に重なるように折畳み可能とし、また左右両脚の内面に棚板の折畳みを止める固 定ピンを形成し、天板は左右後端寄りの位置を背板の上端に天板回転軸で固定し て前記折畳んだ状態の左右両脚の上に重なるように折畳み可能とし、また天板の 左右前方寄り下面に脚の折畳みを止める固定ピンを形成した構造とした。 【０００５】 【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１から図８は本考案のデス ク１を使用状態から折畳んだ状態にするまでを順に示したものである。 図１は、本考案のデスク１の折畳む前の使用状態を示した斜視図である。デス ク１は天板２と左右両側の脚３、３と前記脚３、３の間に配置される棚板４と脚 ３、３背面に垂直に配置された背板５と脚３、３の下端に配置されたキャスター ６、６とアジャスター７、７から構成されている。 【０００６】 図２は、棚板４の折畳みの状態を示した側面図である。棚板４はその後端部左 右位置を背板５の左右端部にそれぞれ棚板回転軸４１、４１で固定され、デスク 使用状態においては左右脚３、３の内側に突出している棚板固定ピン３１、３１ に棚板４の側面前方寄りに形成した棚板固定溝４２、４２が引っ掛かって水平に 支持され、折畳んだ状態においては棚板回転軸４１、４１を中心にして回転して 垂直状態で背板５の内側にはまり込んだ状態となる。 【０００７】 図３は、天板２の前端を少し持ち上げて天板２の前端寄りの下面に突出した脚 固定ピン２２、２２を、左右両脚３、３の前記脚固定ピン２２、２２に対応して 形成したピン挿入孔３２、３２から引き抜いた状態を示した側面図であり、この 状態で左右両脚３、３は背板５に対して折畳み可能となる。また天板２は背板５ の左右上端部に固定された天板連結具５１、５１に天板回転軸２１、２１で折畳 み可能に支持されている。 【０００８】 図４は、左右両脚３、３の折畳み状態を示した平面図である。また図５、図６ は、デスク１を前方へ寝かせた状態で脚３の折畳み状態を示した斜視図であり、 それぞれ要部の拡大と全体を示した斜視図である。左右両脚３、３は後端の上下 部に脚連結具３３、３３を固定し背板５の左右上下部に脚回転軸３４、３４で支 持され、内部に棚板４がはまり込んだ状態の背板５の上に重なり合うように折畳 まれる。 【０００９】 図７は、天板２を折畳んだ状態を示す側面図であり、図８はその状態の斜視図 である。天板２はその左右後端寄り部を背板５の左右上端部に固定された天板連 結具５１、５１に天板回転軸２１、２１で支持され、背板５の上に重なるように 折畳まれた左右両脚３、３の上に重なるように折畳まれる。この状態で複数の折 畳んだデスクを積み重ねることが出来るので、デスクを使用しない時は収納スペ ースが少なくて済む。 【００１０】 【考案の効果】 折畳みが可能なデスクでありながら、背板を有するので、棚板の上に置いた物 が前方に落ちることがなく、また前方の人に対して着席した人の足元を隠す目隠 しになる。さらに左右両脚はその上下端部を背板の上下で支持されかつ上端の前 方寄りを天板で固定されると共にほぼ中央高さ位置に棚板が架け渡されているの でグラグラすることがなく、天板に荷重が掛かってもデスクが不安定になること がない。

【図面の簡単な説明】 【図１】使用状態を示した斜視図 【図２】棚板の折畳みの状態を示した側面図 【図３】天板の前端を少し持ち上げた状態を示した側面
図 【図４】左右両脚の折畳み状態を示した平面図 【図５】右脚の折畳み状態を示した要部拡大斜視図 【図６】左右両脚の折畳み状態を示した斜視図 【図７】天板を折畳んだ状態を示した側面図 【図８】天板を折畳んだ状態を示した斜視図 【図９】従来例を示した斜視図 【符号の説明】 １、１０…デスク ２、２０…天板 ３、３０…脚 ４…棚板 ５…背板 ６…キャスター ７…アジャスター

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】天板と左右の脚と棚板と背板からなるデス
   クであり、棚板は棚板回転軸で左右後端部を背板に固定
   して背板の内側にはまり込むように折畳み可能とし、左
   右両脚はそれぞれの上端部と下端部を背板の左右両端の
   上端部と下端部に脚回転軸で固定して前記棚板が内側に
   はまり込んだ状態の背板の上に重なるように折畳み可能
   とし、また左右両脚の内面に棚板の折畳みを止める固定
   ピンを形成し、天板は左右後端寄りの位置を背板の上端
   に天板回転軸で固定して前記折畳んだ状態の左右両脚の
   上に重なるように折畳み可能とし、また天板の左右前方
   寄り下面に脚の折畳みを止める固定ピンを形成したこと
   を特長とする折畳みデスク。