JP2005195487A - 超音波探傷装置及び超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探傷装置及び超音波探傷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005195487A
JP2005195487A JP2004002915A JP2004002915A JP2005195487A JP 2005195487 A JP2005195487 A JP 2005195487A JP 2004002915 A JP2004002915 A JP 2004002915A JP 2004002915 A JP2004002915 A JP 2004002915A JP 2005195487 A JP2005195487 A JP 2005195487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defect
time
ultrasonic
probe
echo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004002915A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okamoto
陽 岡本
Yasuhiro Wasa
泰宏 和佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2004002915A priority Critical patent/JP2005195487A/ja
Publication of JP2005195487A publication Critical patent/JP2005195487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】 エコー信号に基づいて前記被探傷材7内部の欠陥を検出する超音波探傷装置において、探触子5を簡素にでき、高速走査を行っても欠陥を精度良く検出できる構成を提供する。
【解決手段】 前記超音波送受信部30は、探触子5が前記被探傷材7内部に一定周期Tの超音波パルスを送信するように構成する。欠陥候補検出部40は、前記超音波送受信部30より出力される前記エコー信号により、予め設定したゲートパラメータ値に基づき欠陥候補を検出する。欠陥候補検出部40がある時刻tで欠陥候補を検出したとき、欠陥検証部50は、その時刻tのエコー信号波形F(t)と、次の超音波発信周期の時刻t+Tのエコー信号波形F(t+T)と、を含む少なくとも2つのエコー信号波形のピーク形状を比較する。比較の結果同一ピークであると判断すれば、前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被探傷材内部に探触子から超音波パルスを送信するとともに、この反射波を超音波受信部で受信し、超音波受信部からのエコー信号に基づいて前記被探傷材内部の欠陥を検出する超音波探傷装置に関する。
鋼板等の被探傷材の内部欠陥を非破壊で検出する方法として、超音波探傷が知られている。そして、超音波探傷では一般に、超音波受信部から出力されるエコー信号に多くのノイズが含まれており、これが誤検出の原因となってしまっている。このノイズには、材料性ノイズと電気性ノイズがある。
前者の材料性ノイズは、被探傷材の結晶粒界で超音波が散乱し、被探傷材の欠陥以外の部分からも反射波が超音波受信部に戻ってきて散乱エコーとして前記エコー信号に含まれるノイズである。このノイズは、探触子の選定や欠陥検出のためのゲートパラメータの設定を適切に行えば低減することができる。
後者の電気性ノイズは、超音波受信部等の接続ケーブル等に混入する電磁波ノイズである。例えば、モータを使用して探触子を自動走査する場合、モータ駆動部から発生するパルスがエコー信号に混入してノイズとなることがある。このような電気ノイズは比較的エコーレベルが高く、欠陥によるエコーと区別するのが困難である。従って、この電気ノイズを低減する方法として、以下に示すものが知られている。
特許文献1は、少なくとも2つの探触子を備え、両超音波探触子によって被探傷材の同じ部分を探傷して得られた探傷信号より、欠陥を検出する超音波探傷方法を開示する。
特許文献2は、2つの探触子を被検査体の両面に配置し、これら表裏の探触子からの信号について板厚方向位置と信号の大きさを比較して、信号の信号源が同一か否かを判定することにより欠陥検出を行う自動超音波探傷方法を開示する。
特許文献3は、1つの探触子に1つの超音波送信部と2つの超音波受信部を備え、複数の受信部のそれぞれから得られた波形を比較することで欠陥を判定する探傷方法を開示する。
また、特許文献4や特許文献5は、加算平均フィルタやFIR(有限インパルス応答)デジタルフィルタを設定することでノイズを低減する、超音波探傷装置の信号処理装置を開示する。
特開平9−243611号公報 特2000−206095号公報 特開平5−203632号公報 特開平6−207928号公報 特開平11−94808号公報
しかし、上記特許文献1の構成は、複数の探触子を使用しているため、探触子をコンパクト化するのが困難になってしまう。従って、探触子のサイズが大きくなり、狭い部位の探傷が困難になってしまう。また、探触子を走査させる自動探傷の場合に、探触子が複数あるために走査機構が複雑になってしまう問題もある。
また、特許文献2も、特許文献1と同様に探触子が複数になるために、探触子のコンパクト化や走査機構の簡素化が困難という問題を解消できない。また、特許文献2は、被探傷材の裏に探触子を物理的に配置できない場合には使用できないという問題もある。
特許文献3は探触子は単一であるものの、その探触子に超音波受信部を2つ備えさせるために、探触子をコンパクト化するのがやはり困難である。
なお、特許文献4や特許文献5は、探触子は単一であり、単一の受信部で複数の信号を取得して加算平均等することでノイズを低減する構成になっているため、探触子のコンパクト化が困難というような前記特許文献1〜3の問題は発生しない。
しかしながら、単一の受信部で複数の信号を取得するには、時間的に遅れた複数周期の信号を用いる必要がある。例えば図10に示すように被探傷材上で探触子を定速で走査させる場合には、走査途中のA・B・Cの3点でそれぞれ超音波を発信して反射波を受信することで、3つの波形を取得することになる。そして、探触子を高速に移動させた場合、時間的に遅れた側のエコー信号は、欠陥ピークの発生時刻(欠陥の深さ位置に関係する)や、欠陥ピークレベル(欠陥の大きさに関係する)がズレることになる。
高速走査時のエコー信号の例を図11〜図13に示す。図11はA点での波形、図12はB点での波形、図13はC点での波形である。図11〜図13はいずれも、横軸に時刻t、縦軸にエコーレベルF(t)を示す。なお、各図で全時間範囲で現れる、エコーレベル3〜10程度の低いレベルのノイズが材料性ノイズである。また、時間0〜5μsの付近は被探傷材の表面からの反射エコーであり、欠陥とは関係ないので通常は無視して良い。
A点での波形(図11)においては、20.4μsで波形がピーク(ピークレベル=57)を示し、これが被探傷材の欠陥で超音波が反射することによるエコーである。
B点での波形(図12)においては、波形は20.7μsでピーク(ピークレベル=49)を示す。なお、図12では、25.6μsにもう1つピークが現れるが、これは前述の電気ノイズによるものである。
C点での波形(図13)においては、波形は21.1μsでピーク(ピークレベル=31)を示す。
以上に示すように、A〜C点での波形は、ピークを示す時刻も、ピークレベルも、少しずつズレを生じている。このため、信号の加算平均フィルタやFIRデジタルフィルタを使用した場合、ランダムに発生するノイズは低減できるものの、前述のズレによって欠陥レベルがナマってしまい、欠陥の正確な位置や大きさを検出できない。逆に言えば、欠陥位置や欠陥レベルを精度良く検出しようとすると、探傷時に探触子を一時停止させるか探触子の走査速度を落として低速走査させざるを得ず、走査時間の短縮のニーズへの対応が容易でないという問題がある。
具体的に図14を参照して説明する。図14は、上記A〜Cの各波形(図11〜図13)の加算平均の波形を示す(横軸を拡大して示している)。この加算平均においては確かに、図12で25.6μsに現れていた電気ノイズのピークは低減されるものの、加算平均する前の各波形では鋭く現れていた欠陥ピークがナマってしまい、欠陥ピークの横幅が広がるとともに欠陥ピークレベルが30未満と小さくなってしまっていることが判る。従って、この加算平均後の波形からは、欠陥の深さやその大きさを精度良く検出することができない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、探触子のコンパクト性を損なうことなく、同時に高速走査でも欠陥位置を精度良く検出するための超音波探傷方法及びその装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
(第1の発明)
第1の発明の超音波探傷装置は、以下のように構成した。
被探傷材内部に超音波パルスを送信するとともにその反射波を受信する超音波送受信部を備え、この超音波送受信部から出力されるエコー信号に基づいて前記被探傷材内部の欠陥を検出する。前記超音波送受信部は前記被探傷材内部に一定周期Tの超音波パルスを送信するように構成する。この超音波送受信部より出力される前記エコー信号により、予め設定したゲートパラメータ値に基づき欠陥候補を検出する欠陥候補検出部と、ある時刻tで欠陥候補を検出したとき、時刻tのエコー信号波形F(t)と、次の超音波発信周期の時刻(t+T)のエコー信号波形F(t+T)と、を含む少なくとも2つのエコー信号波形のピーク形状を比較し、その比較の結果同一ピークであると判断すれば前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する欠陥検証部と、を有する。
この構成により、精度の良い欠陥の検出が可能になる。即ち、周期Tをおいて連続する複数のエコー波形(F(t)及びF(t+T))において、被探傷材の欠陥に基づく信号はほぼ同じ位置・大きさで現れるのに対し、電気ノイズ信号はランダムに発生するために同じ位置・大きさで現れることは極めて稀である。従って、連続する2つのエコー波形のピークの類似性を比較することで、エコー波形F(t)で検出した欠陥候補の信号が本当に被探傷材の欠陥に基づくものかを判断することができる。従って、電気ノイズ信号を欠陥信号として誤検出することなく、欠陥位置を精度良く検出できる。
また、探触子は単一で済むために(超音波受信部が単一で済むために)、探触子をコンパクト化するのが容易である。また、加算平均等の処理も行わないので、探触子を高速走査させて複数の信号を取得させても欠陥ピークにナマリを生ずる心配がない。従って、欠陥位置・欠陥レベルの精度良い検出が可能になっている。
(第2の発明)
第1の発明においては、以下のように構成することが好ましい。
探触子を前記被探傷材の表面に沿って移動させる探触子走査機構と、前記探触子の現在位置を検出して、当該探触子が検査開始位置に到達すると検査開始信号を検査ピッチごとに出力する探触子位置検出部と、を更に備える。前記超音波送受信部の超音波パルスの周期Tは、前記探触子の検査ピッチをp[ミリメートル]、走査速度v[ミリメートル毎秒]としたときに、p/v≫Tとなるように定められる。また、前記欠陥候補検出部は、前記探触子位置検出部からの前記検査開始信号を受け取ると欠陥候補の検出を開始するように構成する。更に、前記検査開始信号を出力したときの探触子の位置と、前記時刻tのエコー信号波形F(t)に基づく欠陥情報に基づいて欠陥の位置及びサイズを出力する、欠陥位置レベル出力部を備える。
この構成により、高速走査に一層容易に対応できる探傷装置を提供できる。即ち、探触子を高速に走査させると、周期Tをおいて連続する複数のエコー波形(F(t)及びF(t+T))において、欠陥を示すピーク位置やピーク高さは変化する。しかし、超音波送受信部の超音波パルスの周期Tがp/v≫Tと十分短くなっているので、複数のエコー波形の取得時刻差を小さくでき、ピーク位置やピーク高さの変動も小さくすることができる。従って、探触子を高速走査させても、電気ノイズ信号と被探傷材の欠陥による信号とを容易に区別できる。
また、欠陥位置レベル出力部は、欠陥候補が欠陥であると判定されたときは、検査開始信号を出力したときの探触子の位置と、最初のエコー波形F(t)に基づく欠陥情報に基づいて欠陥の位置及びサイズを出力する。従って、検出された欠陥の位置・大きさが被探傷材の欠陥の実際の位置・レベルに対してズレにくく、欠陥の検出精度に優れる。
(第3の発明)
第1又は第2の発明においては、以下のように構成することが好ましい。
前記欠陥検証部は、・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)、・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+T+tx1、及びその高さをF(t+T+tx1)、としたときに、最大ピークを示す時刻の差(=|tx0−tx1|)、又は、最大ピーク高さの差(=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|)を取得することでピーク形状の比較を行い、この差が所定しきい値以下の場合に同一ピークであると判断して前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する。
この構成により、エコー波形の最大ピーク時刻とその高さのパラメータのみを用いて欠陥候補が欠陥であるか否かを判定しているので、判定処理が簡単となる。従って、処理が軽いために電気的構成を単純なものとできる。
(第4の発明)
第1又は第2の発明においては、以下のように構成することが好ましい。
前記欠陥検証部は、時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)としたとき、時刻(t+T)のエコー波形の時刻t+T+tx0付近に明確なピークが存在する場合には、前記時刻tで検出した欠陥候補が欠陥であると判定する。
この構成により、時刻(t+T)のエコー波形F(t+T)において、欠陥エコー信号のピークより大きなピークの電気ノイズが発生しても、その電気ノイズを除外して判定できるので、欠陥の検出漏れを防止することができる。
(第5の発明)
第5の発明の超音波探傷方法は、以下のように構成した。
被探傷材内部に超音波パルスを送信するとともにその反射波を超音波送受信部で受信し、この超音波送受信部から出力されるエコー信号に基づいて前記被探傷材内部の欠陥を検出する。前記超音波送受信部は前記被探傷材内部に一定周期Tの超音波パルスを送信するように構成する。この超音波送受信部より出力される前記エコー信号により、予め設定したゲートパラメータ値に基づき欠陥候補を検出する。ある時刻tで欠陥候補を検出したとき、時刻tのエコー信号波形F(t)と、次の超音波発信周期の時刻(t+T)のエコー信号波形F(t+T)と、を含む少なくとも2つのエコー信号波形のピーク形状を比較し、その比較の結果同一ピークであると判断すれば前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する。
この方法により、前記の第1の発明と同様に、電気ノイズ信号を欠陥信号として誤検出することなく、欠陥位置を精度良く検出できる。また、探触子の構成の簡素化・コンパクト化に有利である。更に、加算平均等を使わないので、ピークにナマリを生じることを防止でき、欠陥の検出位置の精度に優れる。
(第6の発明)
第5の発明においては、以下のように構成することが好ましい。
探触子を前記被探傷材の表面に沿って移動させるとともに前記探触子の現在位置を検出して、当該探触子が検査開始位置に到達すると検査開始信号を出力し、この検査開始信号に基づいて欠陥候補の検出を開始するようにする。前記超音波送受信部の超音波パルスの周期Tは、前記探触子の検査ピッチをp[ミリメートル]、走査速度v[ミリメートル毎秒]としたときに、p/v≫Tとなるように定められる。欠陥候補が欠陥であると判定したときは、前記検査開始信号を出力したときの探触子の位置と、前記時刻tのエコー信号波形F(t)に基づく欠陥情報に基づいて欠陥の位置及びサイズを出力する。
この方法により、前記の第2の発明と同様に、探触子を高速走査させても、電気ノイズ信号と被探傷材の欠陥による信号とを容易に区別できる。また、検出された欠陥の位置・レベルが被探傷材の欠陥の実際の位置・大きさに対してズレにくく、欠陥の検出精度に優れる。
(第7の発明)
第5又は第6の発明においては、以下のように構成することが好ましい。
・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)、・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+T+tx1、及びその高さをF(t+T+tx1)、としたときに、最大ピークを示す時刻の差(=|tx0−tx1|)、又は、最大ピーク高さの差(=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|)を取得することでピーク形状の比較を行い、この差が所定しきい値以下の場合に同一ピークであると判断して前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する。
この方法により、前記第3の発明と同様に、欠陥候補が欠陥であるかの判定処理が簡単となる。従って、処理が軽いために電気的構成を単純なものとできる。
(第8の発明)
第5又は第6の発明においては、時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)としたとき、時刻(t+T)のエコー波形の時刻t+T+tx0付近に明確なピークが存在する場合には、前記時刻tで検出した欠陥候補が欠陥であると判定することが好ましい。
この方法により、前記第4の発明と同様に、時刻(t+T)のエコー波形F(t+T)において、欠陥エコー信号のピークより大きなピークの電気ノイズが発生しても、その電気ノイズを除外して判定できるので、欠陥の検出漏れを防止することができる。
〔第1実施形態〕
次に、発明の第1実施形態を図1〜図4を用いて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る自動超音波探傷装置を説明する模式図、図2は本実施形態の動作を示すタイミングチャート図である。図3はエコー信号波形F(t)からの欠陥候補の検出の様子を示す説明図、図4は2つの信号波形F(t),F(t+T)を比較する手法を説明する説明図である。図5は欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図である。
図1の模式図において、自動超音波探傷装置は、探触子5及びそれを駆動する探触子走査機構8のほか、探触子走査部10、探触子位置検出器20、超音波信号送受信部30、欠陥候補検出部40、欠陥検証部50、欠陥位置レベル出力部60等を備えてなる。
探触子走査部10は、モータ2や駆動プーリ3やベルト4等からなる探触子走査機構8を用いて、探触子5を被探傷材7の表面に沿って所定の方向へ所定の速度で走査するものである。この探触子5の走査方向や走査速度は、予め、教示作業やパラメータ入力によって設定しておく。探触子5は、本実施形態では垂直探触子(即ち、超音波を被探傷材7に垂直に入射させる探触子)としている。
探触子位置検出器20は、前記モータ2の回転位置情報(例えばロータリエンコーダで取得できる)や、又は探触子保持部6などに取り付けられた図略の位置検出器によって、探触子5の現在位置を常に検出している。そして、検査開始位置に探触子5が到達すると、探触子位置検出器20は欠陥検査開始信号aを後述の欠陥候補検出部40に出力するとともに、その時点での探触子位置xを表す信号を欠陥位置レベル出力部60(後述)に出力する。それ以降は、探触子位置検出器20は、検査周期T’ごとに前記の欠陥検査開始信号a及び探触子位置xを同様に出力する。この検査周期T’は、検査ピッチをp[ミリメートル]、探触子5の走査速度をv[ミリメートル毎秒]とすれば、T’=p/v[秒]となる。言い換えれば、欠陥検査開始信号aは、前記の検査ピッチpだけ探触子5が移動するごとに出力される。
超音波信号送受信部30は他と独立して動作しており、一定周期(超音波発信周期T)のパルス信号(TTL信号)に同期して、常に、超音波パルス信号cを探触子5へ繰り返し送出している。図3に示すように、この超音波発信周期Tは、前述の探触子位置検出器20の検査周期T’に比較して、十分小さくなるよう設定している(T≪T’)。また超音波信号送受信部30は、前記超音波パルス信号cと同時に、トリガ信号bを後述の欠陥候補検出部40へ送出する。
探触子5では、超音波信号送受信部30から受信したパルス信号cを超音波パルスに変換し、被探傷材7へ印加する。被探傷材7内へ送出された超音波パルスは、被探傷材7の底面で反射して(あるいは被探傷材7の内部に存在する欠陥で反射して)、再び探触子5により受信される。探触子5はその反射波を受信して超音波信号送受信部30へ送る。超音波信号送受信部30では、受信した電気信号を増幅してエコー信号F(t)として後述の欠陥候補検出部40へ出力する。このエコー信号F(t)は図2に示すように、被探傷材7の欠陥で超音波が反射することに伴う信号(欠陥エコー)と、電気ノイズ信号とが混在したものとなっている。なお、エコー信号F(t)には材料ノイズ信号も含まれるが、そのエコーレベルは小さいために、図2の波形F(t)では図示していない。
図1に示す欠陥候補検出部40は、探触子位置検出器20からの欠陥検査開始信号aが入力されるまで待機する。欠陥検査開始信号aが入力されると、次は超音波信号送受信部30からトリガ信号bが入力されるまで待機する。ここで図2に示すように、前記の超音波信号送受信部30の超音波発信周期Tは、前述の探触子位置検出器20の検査周期T’よりも十分小さいので(T≪T’)、欠陥検査開始信号aが入力されてからトリガ信号bが入力されるまでの時間は十分に短い。
トリガ信号bが入力されると欠陥候補検出部40は、一周期T分のエコー信号F(t)を前記超音波信号送受信部30から受信し、そのエコー信号F(t)から欠陥候補を検出する。
欠陥候補の検出方法を具体的に説明する。即ち図3に示すように、予め設定したゲート(開始ゲート時刻G1,終了ゲート時刻G2)内で、しきい値レベルLthreを超えるピークを探索する。このレベルLthreを上回るピークが波形F(t)に存在しない場合は、欠陥候補は検出されない。レベルLthreを超えるピークが波形F(t)に存在した場合は、それを欠陥候補として認定して検出する。
欠陥候補を波形F(t)から検出した場合は、その欠陥候補のパラメータを取得する。欠陥候補のパラメータは2つあって、1つ目は、波形F(t)が最も高いレベルを示す時刻tx0である。2つ目は、その時刻での高さF(tx0)である。この2つのパラメータは、適宜の記憶手段に記憶される。
前述のゲート時刻G1,G2は、欠陥を検出したい深さ範囲に基づいて決定すれば良い。即ち、探触子が本実施形態のように垂直探触子である場合は、欠陥が深い位置にあるほど、超音波が送信されて被探傷材7内部の欠陥で反射し受信されるまでの時間が長くなる。従って、欠陥を検出したい深さ範囲の浅い側の限界を基準にG1を、深い側の限界を基準にG2を、それぞれ定めれば良い。
前記しきい値レベルLthreは、材料ノイズの最大レベルより大きく、また、検出したい最小欠陥のエコーレベルよりも小さく設定すると良い。材料ノイズは全ての時間で観測されるが、そのエコーレベルは比較的小さいので、しきい値レベルLthreを適切に設定することで、材料ノイズを欠陥候補として認定することを回避できる。
欠陥検証部50は、前記欠陥候補検出部40で認定した欠陥候補について、電気ノイズ等のノイズピークを誤検出したものか否かを検証・判定するものである。本実施形態では、欠陥候補が本当に被探傷材7の欠陥に起因するものなのかどうかを、ノイズのランダム性に着目して判定する。この判定は、具体的には以下のようにして行われる。
即ち、図4に示すように、
・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+tx0とし、その高さをF(t+tx0)とする。この2つのパラメータは、前記欠陥候補検出部40で取得したパラメータを用いることができる。
・また、時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+T+tx1とし、その高さをF(t+T+tx1)とする。この2つのパラメータは、F(t+T)の波形をF(t)の波形と同様に解析することによって得られる。
そして、同一性比較のための2つのパラメータΔx,Δyを、上記の4つのパラメータから演算する。
1つ目のパラメータΔxは、2つの波形が最大ピークを示す時刻の差を意味し、Δx=|tx0−tx1|となる。
2つめのパラメータΔyは、2つの波形の最大ピーク高さの差を意味し、Δy=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|となる。
図5のフローチャートに示すように、上記で得られたΔxが所定のしきい値ThreX以下であり、かつ、Δyが所定のしきい値ThreY以下であるときは、図4に示す2つのピーク、即ち、波形F(t)の時刻tx0で現れるピークと、波形F(t+T)の時刻tx1で現れるピークは、同一の位置及び同一の高さのピークであると判断する。従って、このようなΔxやΔyの条件を満たした場合は、波形F(t)に時刻tx0で現れたピークは、ランダムに発生するノイズに起因するものではなく、被探傷材7に存在する欠陥によるものだと判断できる。
欠陥位置レベル出力部60は、前記欠陥位置レベル出力部60で欠陥候補が欠陥であると認定されたときに、その欠陥の位置(Xk,Zk)及び欠陥レベルを出力する。具体的には、以下のように行われる。
即ち、図1に示すように被探傷材7にX−Z座標系が設定されているとき、探触子5が垂直探触子の場合は、欠陥位置(Xk,Zk)のX座標Xkは、欠陥検査開始信号aを出力したときの探触子5の位置xである(Xk=x)。この探触子5の位置xは、探触子位置検出器20からの信号によって取得することができる。
欠陥位置(Xk,Zk)のZ座標Zkは、最初のエコー信号波形F(t)より検出したピーク発生時刻tx0より計算することができる。具体的には、垂直探触子の場合で、被探傷材7内の音速をV、被探傷材7の表面エコー受信時間をuとすれば、Zk=(tx0−u)×V/2として得られる。
以上に説明したように、本実施形態の自動超音波探傷装置は、超音波信号送受信部30が探触子5に一定周期Tの超音波パルスを被探傷材7内部へ送出させるように構成している。そして、欠陥候補検出部40は、超音波信号送受信部30より出力されるエコー信号F(t)により、予め設定したゲートパラメータ値に基づいて欠陥候補を検出するように構成している。そして欠陥検証部50は、欠陥候補検出部40がある時刻tで欠陥候補を検出したときは、図4に示すように、時刻tのエコー信号波形F(t)と、次の超音波発信周期の時刻(t+T)のエコー信号波形F(t+T)の、2つのエコー信号波形のピーク形状を比較する。そして、その比較の結果同一ピークであると判断すれば、前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定するように構成している。
即ち、周期Tをおいて連続する2つのエコー波形(F(t)及びF(t+T))において、被探傷材7の欠陥に基づく信号はほぼ同じ位置・大きさで現れるのに対し、電気ノイズ信号はランダムに発生するために同じ位置・大きさで現れることは極めて稀である。従って、連続する2つのエコー波形のピークの類似性(例えば、ピーク位置やピーク高さ)を比較することで、最初のエコー波形F(t)で検出した欠陥候補が本当に被探傷材7の欠陥に基づくものかを判断することができる。従って、電気ノイズ信号を欠陥信号として誤検出することなく、欠陥位置を精度良く検出することができる。
また、探触子5は単一で済むために(厳密に言えば超音波受信部が単一で済むために)、探触子5やその走査機構8をコンパクト化するのが容易である。また、加算平均フィルタ処理やFIRフィルタ処理を行わないために、探触子5を高速走査させて複数の信号を取得させても、欠陥ピークにナマリを生ずる心配がない。従って、精度良い欠陥位置・欠陥レベルの検出が可能になっている。
また本実施形態では、探触子走査機構8が、探触子5を被探傷材7の表面に沿って移動させるように構成している。また、探触子位置検出器20が、前記探触子5の現在位置xを検出して、当該探触子5が検査開始位置に到達すると検査開始信号aを出力するように構成している。そして、前記超音波信号送受信部30の超音波パルスの周期Tは、前記探触子5の検査ピッチをp[ミリメートル]、走査速度をv[ミリメートル毎秒]としたときに、p/v(=T’)≫Tとなるように定められている。加えて、前記欠陥候補検出部40は、前記探触子位置検出器20からの検査開始信号aを受け取ると欠陥候補の検出を開始するように構成している。更に、欠陥位置レベル出力部60は、前記検査開始信号aを出力したときの探触子5の位置xと検出した欠陥情報(前記ピーク時刻tx0や表面エコー受信時間u)に基づいて、欠陥の位置(Xk,Zk)及びサイズを出力するように構成している。
これによれば、高速走査に一層容易に対応できる探傷装置を提供できる。即ち、探触子5を走査機構8で高速に走査させた場合は、周期Tをおいて連続する2つのエコー波形(F(t)及びF(t+T))において、欠陥を示すピーク位置やピーク高さは変化する(前述の図11・図12を参照)。しかし、超音波信号送受信部30の超音波パルスの周期Tがp/v≫Tと十分短くなっているので、2つのエコー波形の取得時刻差を小さくでき、ピーク位置やピーク高さの変動もさほど顕著には現れないことになる。従って、前記ゲートG1,G2や前記しきい値レベルLthreを適切に設定する等により、探触子5を高速走査させても、ランダムに発生する電気ノイズ信号と被探傷材7の欠陥による信号とを容易に区別することができる。
また、欠陥位置レベル出力部60は、欠陥候補が欠陥と判定されたときには、探触子位置検出器20が検査開始信号aを出力した時点での探触子5の位置xに基づいて欠陥位置のX座標Xkを出力している(Xk=x)。また、欠陥候補が欠陥と判定されたときに、検査開始信号aが出力されてから最初のエコー波形(即ち、F(t+T)ではなくF(t))に基づいて欠陥位置のZ座標Zkや欠陥レベルを演算して出力している。従って、検出した欠陥の位置やレベルが実際の欠陥の位置・レベルに対してズレにくく、欠陥の検出精度に優れる。
また本実施形態では、前記欠陥検証部50は、
・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)、
・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを示す時刻をt+T+tx1、及びその高さをF(t+T+tx1)、
としたときに、最大ピークを示す時刻の差(Δx=|tx0−tx1|)、又は、最大ピーク高さの差(Δy=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|)を取得することでピーク形状の比較を行い、この差が所定しきい値以下の場合に同一ピークであると判断して前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する構成としている。
これによれば、エコー波形の最大ピーク時刻とその高さのパラメータのみを用いて欠陥候補が被探傷材7の実際の欠陥に基づくかどうかを判定しているために、判定処理が簡単である。即ち仮に、エコー波形そのものの形状を詳細に比較して判定する判定手法を用いるとすると、超音波信号送受信部30の超音波発信周期Tは通常100Hz〜数kHzとされているので、連続する波形データを記憶するための大容量の記憶手段(メモリ)が必要となり、更に比較のための演算量も多くなってしまう。この点、本実施形態によれば、簡単な判定処理で電気ノイズ信号と欠陥エコーとを区別できるため、処理が軽くなって判定処理のためのCPU等の電気的構成を単純なものとでき、大容量の記憶手段も不要とできる。
〔第2実施形態〕
図5に示す第2実施形態では、欠陥検証部50の欠陥判定手法が前記第1実施形態と異なっている。図6は2つの信号波形F(t),F(t+T)を比較する手法を説明する説明図である。図7は欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図である。
即ち、第2実施形態の欠陥検証部50では、
・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+tx0とし、その高さをF(t+tx0)とする。
・また、時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+T+tx1とし、その高さをF(t+T+tx1)とする。
ここまでは前記第1実施形態と同じである。
そして欠陥検証部50では、時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)において、時刻tのエコー波形F(t)で最大ピークが現れた時刻tx0付近でピークが現れているか否かを探索する。具体的には図7のフローチャートに示すように、時刻しきい値Xthreを予め定めておき、時刻t+T+tx0−Xthre/2から時刻t+T+tx0+Xthre/2の時間範囲において、しきい値レベルL’thre以上を有するデータが存在すれば、エコー波形でF(t+T)で時刻tx0付近に明確なピークが現れていると判定する。
このように明確なピークが存在すれば、時刻tのエコー波形F(t)のエコー波形にも、時刻(t+T)のエコー波形F(t+T)にも、tx0の位置にピークが存在することになる。従って、このtx0のピークは電気ノイズではなく欠陥であると判定できる。
この判定手法の利点について以下説明する。即ち、時刻(t+T)のエコー波形F(t+T)において、電気ノイズが欠陥エコー信号のピークより大きなピークを有することがある(図6の下側参照)。このときは、前述の第1実施形態の欠陥判定手法では、電気ノイズの位置がtx1となってしまい、図6に示すΔx=|tx0−tx1|がしきい値を上回って、本来は欠陥と判定すべきものをノイズと判定してしまう(欠陥の検出漏れ)。この点、本実施形態では、このようなピークの大きい電気ノイズが波形F(t+T)に存在しても、tx0の時刻付近にピークがあるか否かを調べてピークがあれば欠陥と判定するので、欠陥の検出漏れを防止できる。
明確なピークがあるか否かを判定するためのしきい値レベルL’threは、基本的には、第1実施形態で述べたしきい値レベルLthreに等しい値を使用して良い。ただし、時刻(t+T)の波形F(t+T)においては、時刻tの波形F(t)よりも欠陥信号のピークが低く現れる可能性を考慮して、図6に示すようにL’threをLthreよりも若干小さく設定しても良い。
波形F(t+T)において明確なピークがあるか否かを探索する時間範囲(時刻しきい値)Xthreは、探触子5の走査速度v、前述した超音波発信周期T、検出ピッチp等に基づいて、総合的に定めれば良い。具体的には、探触子5の走査速度v、周期T、検出ピッチpを用いてピーク形状を計測した上で、欠陥検出漏れがないように大きめにXthreを設定するのが良い。
〔第3実施形態〕
第3実施形態の超音波探傷装置は、前記の第1実施形態の欠陥検証部50について、3つ以上のエコー信号波形のピーク形状を比較するように変更したものである。図8は欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図である。
この第3実施形態の欠陥検証部50の判定手法は、以下のとおりである。
・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+tx0とし、その高さをF(t+tx0)とする。
・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+T+tx1とし、その高さをF(t+T+tx1)とする。
・時刻(t+2T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+2T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+2T+tx2とし、その高さをF(t+2T+tx2)とする。
(・・・)
・時刻(t+nT)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+nT)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+nT+txnとし、その高さをF(t+nT+txn)とする。
このとき、最大ピークを示す位置の差Δxは、
Δx1=|tx0−tx1|
Δx2=|tx0−tx2|
(・・・)
Δxn=|tx0−txn|
として得られる。
また、最大ピーク高さの差Δyは、
Δy1=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|
Δy2=|F(t+tx0)−F(t+2T+tx2)|
(・・・)
Δyn=|F(t+tx0)−F(t+nT+txn)|
として得られる。
そして図8のフローチャート図に示すように、Δx1,Δx2,・・・,Δxnが全て所定のしきい値より小さく、また、Δy1,Δy2,・・・,Δynが全て所定のしきい値より小さいときに、同一ピークと判定して、欠陥候補検出部40で検出された欠陥候補を欠陥であると判定するのである。
なお、nは、1から(T’/T)までの整数をとることが可能であるが、前述のようにT’≫Tとしているので、nを大きく設定することが可能である。nが大きいということは欠陥候補が欠陥であるか否かを多数の超音波エコー信号に基づいて判定することを意味するので、電気ノイズの影響をより少なくすることができる。しかし、nが大きい場合は、探触子5の位置が当初の位置xから大きくズレた状態での波形同士を比較することとなり、欠陥位置の取得手法等によっては欠陥の検出位置ズレや欠陥レベルのナマリを生じてしまうことがあるので、整数nはノイズ発生状況を考慮して適切に設定すると良い。
〔第4実施形態〕
第4実施形態の超音波探傷装置は、前記の第2実施形態の欠陥検証部50について、3つ以上のエコー信号波形のピーク形状を比較するように変更したものである。図9は第4実施形態の欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図である。
即ち、第4実施形態の欠陥検証部50は、
・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+tx0とし、その高さをF(t+tx0)とする。
・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+T+tx1とし、その高さをF(t+T+tx1)とする。
・時刻(t+2T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+2T)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+2T+tx2とし、その高さをF(t+2T+tx2)とする。
(・・・)
・時刻(t+nT)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+nT)の所定ゲート範囲内(G1〜G2)において、最大ピークを表す時刻をt+nT+txnとし、その高さをF(t+nT+txn)とする。
そして、欠陥検証部50は、
・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)において、時刻tのエコー波形F(t)で最大ピークが現れた時刻tx0付近でピークが現れているか否かを探索する。具体的には、時刻しきい値Xthreを予め定めておき、時刻t+T+tx0−Xthre/2から時刻t+T+tx0+Xthre/2の時間範囲において、しきい値レベルL’thre以上を有するデータが存在すれば、エコー波形F(t+T)で時刻tx0付近に明確なピークが現れていると判定する。
・時刻(t+2T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+2T)において、前記時刻tx0付近でピークが現れているか否かを探索する。具体的には、時刻t+2T+tx0−Xthre/2から時刻t+2T+tx0+Xthre/2の時間範囲において、しきい値レベルL’thre以上を有するデータが存在すれば、エコー波形F(t+2T)で時刻tx0付近に明確なピークが現れていると判定する。
(・・・)
・時刻(t+nT)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+nT)において、前記時刻tx0付近でピークが現れているか否かを探索する。具体的には、時刻t+nT+tx0−Xthre/2から時刻t+nT+tx0+Xthre/2の時間範囲において、しきい値レベルL’thre以上を有するデータが存在すれば、エコー波形F(t+nT)で時刻tx0付近に明確なピークが現れていると判定する。
そして図9のフローチャートに示すように、(t+T),(t+2T),・・・,(t+nT)の全ての時刻におけるエコー波形において明確なピークが存在するとき、欠陥検証部50は波形F(t)に時刻tx0で現れる信号をノイズではなく欠陥に基づくものと判定するのである。
なお、nは、1から(T’/T)までの整数をとることが可能であり、大きく設定すれば電気ノイズの除去効果を優れたものとすることができる。しかし、nが大きい場合は、探触子5の位置が当初の位置xから大きくズレた状態での波形同士を比較することとなり、欠陥位置の取得手法等によっては欠陥の検出位置ズレや欠陥レベルのナマリを生じてしまうことがあるので、整数nはノイズ発生状況を考慮して適切に設定すると良い。
〔変更態様〕
以上に本発明の4つの実施形態を示したが、本発明は以上の実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように変更して実施することができる。例えば、走査方向に垂直な方向に探触子を複数並べて探触子アレイを構成しても良い。この場合でも、走査方向において探触子は単一であるから、探触子及び走査機構のコンパクト化が容易である。また、垂直探触子を用いずに、他の形式の探触子に代替することも可能である。
本発明の第1実施形態に係る自動超音波探傷装置を説明する模式図。 第1実施形態の動作を示すタイミングチャート図。 エコー信号波形F(t)からの欠陥候補の検出の様子を示す説明図。 2つの信号波形F(t),F(t+T)を比較する手法を説明する説明図。 欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図。 第2実施形態において、2つの信号波形F(t),F(t+T)を比較する手法を説明する説明図。 欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図。 第3実施形態の欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図。 第4実施形態の欠陥検証部による検証の方法の要部を示すフローチャート図。 探触子をA点→B点→C点と走査させ、各点で被探傷材に超音波を繰り返し発信させる様子を示す説明図。 A点での波形例を示す図。 B点での波形例を示す図。 C点での波形例を示す図。 A・B・Cの各波形の加算平均を示す図。
符号の説明
5 探触子
10 探触子走査部
20 探触子位置検出器
30 超音波信号送受信部
40 欠陥候補検出部
50 欠陥検証部
60 欠陥位置レベル出力部

Claims (8)

  1. 被探傷材内部に超音波パルスを送信するとともにその反射波を受信する超音波送受信部を備え、この超音波送受信部から出力されるエコー信号に基づいて前記被探傷材内部の欠陥を検出する超音波探傷装置において、
    前記超音波送受信部は前記被探傷材内部に一定周期Tの超音波パルスを送信するように構成するとともに、
    この超音波送受信部より出力される前記エコー信号により、予め設定したゲートパラメータ値に基づき欠陥候補を検出する欠陥候補検出部と、
    ある時刻tで欠陥候補を検出したとき、時刻tのエコー信号波形F(t)と、次の超音波発信周期の時刻(t+T)のエコー信号波形F(t+T)と、を含む少なくとも2つのエコー信号波形のピーク形状を比較し、その比較の結果同一ピークであると判断すれば前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定する欠陥検証部と、
    を有することを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 請求項1に記載の超音波探傷装置であって、
    探触子を前記被探傷材の表面に沿って移動させる探触子走査機構と、
    前記探触子の現在位置を検出して、当該探触子が検査開始位置に到達すると検査開始信号を検査ピッチごとに出力する探触子位置検出部と、を更に備えるとともに、
    前記超音波送受信部の超音波パルスの周期Tは、前記探触子の検査ピッチをp[ミリメートル]、走査速度v[ミリメートル毎秒]としたときに、p/v≫Tとなるように定められ、
    また、前記欠陥候補検出部は、前記探触子位置検出部からの前記検査開始信号を受け取ると欠陥候補の検出を開始するように構成し、
    更に、前記検査開始信号を出力したときの探触子の位置と、前記時刻tのエコー信号波形F(t)に基づく欠陥情報に基づいて欠陥の位置及びサイズを出力する、欠陥位置レベル出力部を備える
    ことを特徴とする超音波探傷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の超音波探傷装置であって、
    前記欠陥検証部は、
    ・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)、
    ・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+T+tx1、及びその高さをF(t+T+tx1)、
    としたときに、最大ピークを示す時刻の差(=|tx0−tx1|)、又は、最大ピーク高さの差(=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|)を取得することでピーク形状の比較を行い、この差が所定しきい値以下の場合に同一ピークであると判断して前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定することを特徴とする超音波探傷装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の超音波探傷装置であって、
    前記欠陥検証部は、
    時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)としたとき、時刻(t+T)のエコー波形の時刻t+T+tx0付近に明確なピークが存在する場合には、前記時刻tで検出した欠陥候補が欠陥であると判定することを特徴とする超音波探傷装置。
  5. 被探傷材内部に超音波パルスを送信するとともにその反射波を超音波送受信部で受信し、この超音波送受信部から出力されるエコー信号に基づいて前記被探傷材内部の欠陥を検出する超音波探傷方法において、
    前記超音波送受信部は前記被探傷材内部に一定周期Tの超音波パルスを送信するように構成するとともに、
    この超音波送受信部より出力される前記エコー信号により、予め設定したゲートパラメータ値に基づき欠陥候補を検出し、
    ある時刻tで欠陥候補を検出したとき、時刻tのエコー信号波形F(t)と、次の超音波発信周期の時刻(t+T)のエコー信号波形F(t+T)と、を含む少なくとも2つのエコー信号波形のピーク形状を比較し、その比較の結果同一ピークであると判断すれば前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定することを特徴とする超音波探傷方法。
  6. 請求項5に記載の超音波探傷方法であって、
    探触子を前記被探傷材の表面に沿って移動させるとともに前記探触子の現在位置を検出して、当該探触子が検査開始位置に到達すると検査開始信号を検査ピッチごとに出力し、この検査開始信号に基づいて欠陥候補の検出を開始するようにし、
    前記超音波送受信部の超音波パルスの周期Tは、前記探触子の検査ピッチをp[ミリメートル]、走査速度v[ミリメートル毎秒]としたときに、p/v≫Tとなるように定められ、
    欠陥候補が欠陥であると判定したときは、前記検査開始信号を出力したときの探触子の位置と、前記時刻tのエコー信号波形F(t)に基づく欠陥情報に基づいて欠陥の位置及びサイズを出力することを特徴とする超音波探傷方法。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の超音波探傷方法であって、
    ・時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)、
    ・時刻(t+T)の超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t+T)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+T+tx1、及びその高さをF(t+T+tx1)、
    としたときに、最大ピークを示す時刻の差(=|tx0−tx1|)、又は、最大ピーク高さの差(=|F(t+tx0)−F(t+T+tx1)|)を取得することでピーク形状の比較を行い、この差が所定しきい値以下の場合に同一ピークであると判断して前記時刻tで検出した欠陥候補を欠陥であると判定することを特徴とする超音波探傷方法。
  8. 請求項5又は請求項6に記載の超音波探傷方法であって、
    時刻tの超音波パルス信号に基づくエコー波形F(t)の所定ゲート範囲内において、最大ピークを示す時刻をt+tx0、及びその高さをF(t+tx0)としたとき、時刻(t+T)のエコー波形の時刻t+T+tx0付近に明確なピークが存在する場合には、前記時刻tで検出した欠陥候補が欠陥であると判定することを特徴とする超音波探傷方法。
JP2004002915A 2004-01-08 2004-01-08 超音波探傷装置及び超音波探傷方法 Pending JP2005195487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002915A JP2005195487A (ja) 2004-01-08 2004-01-08 超音波探傷装置及び超音波探傷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002915A JP2005195487A (ja) 2004-01-08 2004-01-08 超音波探傷装置及び超音波探傷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005195487A true JP2005195487A (ja) 2005-07-21

Family

ID=34817969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002915A Pending JP2005195487A (ja) 2004-01-08 2004-01-08 超音波探傷装置及び超音波探傷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005195487A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014163022A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 Jfeスチール株式会社 超音波探傷方法および超音波探傷装置
CN111220701A (zh) * 2019-10-17 2020-06-02 中国人民解放军陆军炮兵防空兵学院 一种身管损伤状态超声导波诊断方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01161147A (ja) * 1987-12-17 1989-06-23 Hitachi Ltd 超音波探傷のデータ取込み方法
JPH05203632A (ja) * 1992-01-23 1993-08-10 Toshiba Corp 超音波探傷装置
JPH06207928A (ja) * 1992-06-09 1994-07-26 Nkk Corp 超音波探傷装置の信号処理装置
JPH09145694A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Kawasaki Steel Corp 圧延金属板の多チャンネル自動超音波探傷方法および装置
JPH09243611A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 板波超音波探傷方法
JPH1082768A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Kawasaki Steel Corp 超音波探傷方法および超音波探傷装置
JPH1194808A (ja) * 1997-09-25 1999-04-09 Nkk Corp 鋼板の超音波探傷方法
JP2000206095A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Nkk Corp 自動超音波探傷方法およびその装置
JP2003121425A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Hitachi Eng Co Ltd 超音波探傷装置及び方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01161147A (ja) * 1987-12-17 1989-06-23 Hitachi Ltd 超音波探傷のデータ取込み方法
JPH05203632A (ja) * 1992-01-23 1993-08-10 Toshiba Corp 超音波探傷装置
JPH06207928A (ja) * 1992-06-09 1994-07-26 Nkk Corp 超音波探傷装置の信号処理装置
JPH09145694A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Kawasaki Steel Corp 圧延金属板の多チャンネル自動超音波探傷方法および装置
JPH09243611A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 板波超音波探傷方法
JPH1082768A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Kawasaki Steel Corp 超音波探傷方法および超音波探傷装置
JPH1194808A (ja) * 1997-09-25 1999-04-09 Nkk Corp 鋼板の超音波探傷方法
JP2000206095A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Nkk Corp 自動超音波探傷方法およびその装置
JP2003121425A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Hitachi Eng Co Ltd 超音波探傷装置及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014163022A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 Jfeスチール株式会社 超音波探傷方法および超音波探傷装置
JP5644986B1 (ja) * 2013-04-02 2014-12-24 Jfeスチール株式会社 超音波探傷方法および超音波探傷装置
CN105102975A (zh) * 2013-04-02 2015-11-25 杰富意钢铁株式会社 超声波探伤方法及超声波探伤装置
CN105102975B (zh) * 2013-04-02 2017-08-15 杰富意钢铁株式会社 超声波探伤方法及超声波探伤装置
CN111220701A (zh) * 2019-10-17 2020-06-02 中国人民解放军陆军炮兵防空兵学院 一种身管损伤状态超声导波诊断方法
CN111220701B (zh) * 2019-10-17 2022-09-13 中国人民解放军陆军炮兵防空兵学院 一种身管损伤状态超声导波诊断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5644986B1 (ja) 超音波探傷方法および超音波探傷装置
CN109196350B (zh) 通过超声检测材料中的缺陷的方法
CN101672826B (zh) 超声扫描显微镜c扫描相位反转图像的构建方法
JP5192939B2 (ja) 超音波探傷による欠陥高さ推定方法
JP6797646B2 (ja) 超音波検査装置及び超音波検査方法
JP7078128B2 (ja) 超音波探傷方法、超音波探傷装置、鋼材の製造設備、鋼材の製造方法、及び鋼材の品質管理方法
JP2005195487A (ja) 超音波探傷装置及び超音波探傷方法
JP4596325B2 (ja) 内面フィン付き管の超音波探傷方法及び装置
JP2006220570A (ja) 底部腐食検知装置及び底部腐食検知方法
JP2008102071A (ja) 超音波探傷方法および超音波映像装置
RU2714868C1 (ru) Способ обнаружения питтинговой коррозии
JP3442057B2 (ja) 超音波検査方法及び超音波検査装置
JPH10104208A (ja) 内部組織の非破壊検査方法
JPS617465A (ja) 超音波検査装置
JP3460320B2 (ja) 車両の駐車状況監視システム
JP3473435B2 (ja) 超音波探傷方法及び超音波探傷装置
JP3010083B2 (ja) 超音波検査方法
US11259779B2 (en) Ultrasound body tissue detecting device, ultrasound body tissue detecting method, and ultrasound body tissue detecting program
JPH102887A (ja) 被検査体傷判定方法及び装置
JP4077967B2 (ja) 定速度で移動する被検体表面傷の超音波探傷方法及び装置
JP7362213B2 (ja) 埋設アンカー判定装置及び埋設アンカー判定方法
JP7294283B2 (ja) 超音波探傷方法、超音波探傷装置、及び鋼材の製造方法
JP3562159B2 (ja) 金属板の多チャンネル自動超音波探傷方法および装置
JP6850275B2 (ja) 超音波探傷装置、超音波探傷プログラム及び超音波探傷方法
JP4500390B2 (ja) 被検査体傷判定方法及び被検査体傷判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Effective date: 20090821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608