JP2008102071A - 超音波探傷方法および超音波映像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波探触子の走査平面に被検体表面が平行でなく、かつ微小な凸凹があっても、ゲート位置を設定するトリガ区間の設定方法により高品質なCスコープ像を得る。
【解決手段】被検体5表面に超音波探触子4の原点(z0)から焦点を結ぶ超音波探触子4の高さz1に合わせる(ステップ1)。この高さz1にて、Aスコープ像の表面エコーにトリガ位置,幅,レベル、および走査エリア,ピッチを設定し走査する。走査ピッチごとに超音波を送受信し、トリガ区間内で表面エコーがトリガレベルを超えた時刻を表面エコー発生時刻保存メモリに記録(ステップ2)。被検体5内部に超音波探触子4の焦点を合わせ、トリガ位置,幅,レベルと、ゲート位置,幅を設定(ステップ3)。表面エコーの発生時刻は、記録した表面エコー発生時刻と、超音波探触子4と被検体5表面までの距離の変化量から予測し、トリガ位置を変更、走査してCスコープ像を得る(ステップ4)。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波解析方法に係り、詳しくは、表面が微小な凹凸である被検体であっても高品質な平面画像(Cスコープ像)を得られる超音波解析を行う超音波探傷方法および超音波映像装置に関するものである。
超音波探傷方法は、被検体に超音波を放射し、被検体表面および内部からの反射波を測定し、被検体内部の状態を可視化する方法である。この超音波探傷方法に用いる超音波探触子には、多数の圧電素子を一列に配列して構成したアレイ探触子や、超音波を集束させる構成とした集束型探触子がある。IC等の電子部品のように、被検体内部の欠陥サイズが小さい場合、被検体内部を高精度に検出するためには、10MHz以上の高周波の集束型探触子を用い、被検体を順次走査する方法が一般的である。被検体の一例としては、IC等の電子部品の場合、10mm×10mm×1mm、検出最小サイズ0.5μm、で、周波数が10MHzから500MHzの超音波探触子が用いられる。
一般に超音波映像装置は、被検体の内部の状態を、ある深さの平面画像(Cスコープ像)として作成し、観察することが可能である。Cスコープ像は、超音波の送受信により得られる反射エコー像(Aスコープ像)の一部に設定されたゲート区間内の超音波の強度を検出しながら、被検体全面を走査することにより作成する。図8は一般的な超音波映像装置の構成図であり、図9は、超音波探触子4から超音波を送受信したときに観測される反射エコーと、Cスコープ像を生成するためのトリガ位置10,トリガ幅11,トリガレベル12,ゲート位置13,ゲート幅14の関係を示す説明図である。
図8に示すように被検体5は、溶媒槽6の溶媒7中に没入させて設置し、3軸駆動系1,2によって、超音波探触子4の平面方向の位置決めと、被検体5の全面について観察可能なように走査エリアおよび走査ピッチの設定を行う。その後、所望の深さのCスコープ像を得るために、ディスプレイ8に表示されている被検体5からの反射エコーであるAスコープ像を見ながら、3軸駆動系3によって超音波探触子4の焦点合わせと、トリガ位置10,トリガ幅11,トリガレベル12,ゲート位置13,ゲート幅14等を操作部からの入力によって設定する。
設定後に、前記各設定値に基づき、X、Y方向を走査しながら、超音波を送受信することでCスコープ像を作成する。トリガ位置10,トリガ幅11,トリガレベル12は、表面エコーの発生時刻を検出するために用いられ、トリガ位置10,トリガ幅11で規定されるトリガ区間内で、超音波探触子4で受信したエコー信号の強度レベルが、初めてトリガレベル12を超えた時刻を、表面エコー発生時刻Tsとして検出する。被検体5が超音波探触子4に対して傾いて設置された場合、トリガ幅11の設定においては、被検体5までの距離が最大となる位置と最小となる位置での、表面エコー発生時刻の時間差以上の時間幅で設定する。
また、ゲート位置13,ゲート幅14は、被検体5内部の所定深さの超音波強度を検出するために用いられ、ゲート位置13は表面エコー発生時刻Tsからの時間差として設定される。このように各設定値を設定することによって、被検体5が超音波探触子4に対して傾いて設置された場合であっても、被検体5の表面から所定の深さのCスコープ像を得ることができる。その設定においては、特許文献1に示されているとおり,超音波探触子4の焦点合わせを行う際に、トリガ位置10,ゲート位置13の設定値をZ方向の移動量に比例した時間分調整し再設定する方法が開示されている。
特許第3006945号公報
しかしながら、焦点型の超音波探触子を用いて、被検体5内部に焦点合わせを行う際に、超音波探触子4を被検体5に近づけることによって、収束していない状態の超音波が被検体5表面に当たることになる。このとき、被検体5表面の様々な場所からの反射エコーが時間差をもって超音波探触子4に返ってくることによって表面エコーの形状が変化する。さらには、検査対象として、例えばIC等の電子部品を検査する場合には、IC等の電子部品の表面に用いられているモールド樹脂表面には微小な凹凸が存在するために、場所によって表面エコーの形状が全く異なってくる。
図10(a),(b),(c)に実際の電子部品からの反射エコーを示す図である。この図10(a),(b)に示すように、一定のトリガ位置10,トリガ幅11,トリガレベル12を用いたときに、ゲート位置13の基準となる時刻がずれることにより、その場所では、本来解析したい高さと異なる高さのエコー情報を取得することとなる。また場所によっては、図10(c)に示すようにトリガ位置10およびトリガ幅11によって規定されるトリガ区間内で表面エコー信号の強度レベルが、トリガレベル12を超えずにゲート位置13が定義できず、その場所では、解析不能となり、欠損したCスコープ像が得られることになる。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、特に、超音波探触子の走査平面に対し被検体表面が平行でなく、かつ微小な凸凹があっても、ゲート位置の設定を行うためのトリガ区間を設定する方法により高品質なCスコープ像を得る超音波探傷方法および超音波映像装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した超音波探傷方法は、超音波探触子が被検体を超音波検査する超音波探傷方法において、被検体表面の傾きを調べるステップと、被検体内部を検査するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載した超音波探傷方法は、請求項1の超音波探傷方法であって、被検体表面の傾きを調べるステップにおいて、超音波を送受信した被検体の位置ごとに、トリガ位置,トリガ幅により規定したトリガ区間内で表面エコーがトリガレベルを超える時刻を表面エコー発生時刻保存メモリに記録し、被検体内部を検査するステップにおいて、表面エコー発生時刻保存メモリに記録した表面エコー発生時刻を用いて、被検体の位置ごとにトリガ位置を調整することを特徴とする。
また、請求項3に記載した超音波探傷方法は、請求項2の超音波探傷方法であって、被検体内部を検査するステップにおいて、表面エコー発生時刻保存メモリに記録した表面エコー発生時刻を用いて、トリガ位置を調整したトリガ区間内で表面エコーがトリガレベルを超えない場合に、超音波探触子から被検体表面までの距離の変化量により予測した表面エコー発生時刻を用いて、ゲート位置を調整することを特徴とする。
また、請求項4に記載した超音波探傷方法は、請求項2,3の超音波探傷方法であって、被検体表面の傾きを調べるステップの超音波を送受信した位置とは異なる超音波探触子の位置で、被検体内部を検査するステップを実施するに際し、表面エコー発生時刻保存メモリに記録した表面エコー発生時刻より演算し、超音波探触子の位置における表面エコー発生時刻を予測し、予測した表面エコー発生時刻をもとにトリガ位置を調整することを特徴とする。
また、請求項5に記載した超音波探傷方法は、請求項4の超音波探傷方法であって、超音波探触子の各位置における表面エコー発生時刻の予測は、線形補間によって演算することを特徴とする。
また、請求項6に記載した超音波映像装置は、超音波探触子が被検体を超音波検査する超音波映像装置において、被検体表面の表面エコー発生時刻を保存する表面エコー発生時刻保存メモリと、各走査ピッチごとに表面エコーがトリガレベルを超える時刻を表面エコー発生時刻保存メモリに記録して被検体表面の傾きを調べる手段とを制御部に備えたことを特徴とする。
また、請求項7に記載した超音波映像装置は、請求項6の超音波映像装置であって、被検体の傾きを調べる手段と、この手段で求めた被検体の傾きを用いて平面画像を取得する被検体内部を検査する手段とを切り替える操作部を備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載した超音波映像装置は、請求項6,7の超音波映像装置であって、超音波探触子が被検体を超音波検査するに際し、被検体内部を検査する手段において、超音波を送受信する位置で表面エコー発生時刻より演算した表面エコー発生時刻を表示する表示部を備えたことを特徴とする。
また、請求項9に記載した超音波映像装置は、請求項6〜8の超音波映像装置であって、超音波探触子が被検体を超音波検査するに際し、被検体内部を検査する手段の解析条件を設定するとき、超音波探触子の超音波を送受信する位置における表面エコー発生時刻保存メモリに保存した表面エコー発生時刻と、超音波探触子から被検体表面までの距離の変化量によって、予測した表面エコー発生時刻を表示する表示部を備えたことを特徴とする。
また、請求項10に記載した超音波映像装置は、請求項9の超音波映像装置であって、超音波探触子の超音波を送受信する位置における予測した表面エコー発生時刻と反射エコー像とを同時に表示する表示部を備えたことを特徴とする。
前記の方法または構成によれば、超音波探触子の走査平面に対し被検体表面が平行でなく、かつ微小な凸凹があっても、ゲート位置の設定を行うためのトリガ区間を設定することにより高品質な平面画像(Cスコープ像)を得ることができる。
本発明によれば、被検体の表面が超音波探触子の走査平面に対して平行でない場合で、かつ被検体の表面が微小な凸凹を有する場合であっても、高品質なCスコープ像を得ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における超音波探傷方法の処理を示すフローチャートである。超音波映像装置によって、被検体5表面に存在する微小な凸凹および被検体5の設置の際に生じる傾きがあっても、適正なトリガ区間を設定することにより高品質なCスコープ像を得る手順を示したフローチャートであり、図2(a)〜(d)は図1のフローチャートの各ステップにおける検査工程図であり、図3(a)はステップ1、(b)はステップ3の反射エコーの波形を示し、図1のステップ3において、超音波探触子4の焦点合わせを行う際に、反射エコーがステップ1から変化をする様子を示した図である。
また、図4は、本実施の形態1における超音波映像装置の制御部を示すブロック図であり、(a)はステップ2、(b)はステップ4の情報の流れを示す。図5は、図1のステップ3において各設定を調整する際、超音波映像装置の表示部のディスプレイ8に、超音波探触子4の現在位置におけるAスコープ像上に予測した表面エコー発生時刻を重ねて表示した様子を示す図である。
図1,図2に示すように、まず、被検体5の表面に超音波探触子4の原点(z0)から焦点を結ぶ位置に、超音波探触子4の高さz1を合わせる(ステップ1)。これは、オシロスコープ等のディスプレイ8に表示されるAスコープ像を見ながら、表面エコーの強度が最大になる高さを探索することによって見つけることができる。
焦点を合わせた超音波探触子4の高さz1において、Aスコープ像で確認される表面エコーにトリガ位置10,トリガ幅11を、表面エコーレベルが十分超えるようにトリガレベル12を設定し、観察エリアに応じた走査エリア,走査ピッチを設定した上で走査する。このとき、表面エコー検出部21で走査ピッチごとに超音波を送受信し、トリガ区間内で表面エコーがトリガレベル12を超える時刻を表面エコー発生時刻保存メモリ20に記録する(ステップ2)。この保存した時刻をTs(Xi,Yi)(Xi,Yiは超音波を送受信した超音波探触子4の平面位置を表し、添え字iは、走査開始からの超音波の送受信した回数を表す)とする。
その後、操作部からの指示により従来の超音波探傷方法と同様に、被検体5内部に超音波探触子4の焦点合わせと、トリガ位置10,トリガ幅11,トリガレベル12,ゲート位置13,ゲート幅14の設定を行う(ステップ3)。このとき、表面エコーの発生時刻は、超音波探触子4の焦点合わせを行う際に、超音波探触子4と被検体5の表面までの距離が変わることによって変化する。この表面エコー発生時刻の変化量は、被検体5の表面からの超音波探触子4の高さz2と、ステップ1での超音波探触子4の高さz1の差Zを2倍したものと溶媒7の音速Vを乗じた時間ΔTsは(数1)
Figure 2008102071
で表される。
したがって、超音波探触子4の高さがz2のとき表面エコーの発生時刻は、Ts(Xi,Yi)+ΔTsとして予測される。トリガ位置10は、Ts(Xi,Yi)+ΔTsからの時間差として設定する。その後、ステップ3での各設定に基づいて走査を行い、Cスコープ像を得る(ステップ4)。走査中における超音波の送受信においては、Ts(Xi,Yi)+ΔTsで計算される時刻でトリガ位置10をトリガ位置調整部22により調整しながら、ゲート区間内の超音波の強度を検出する。
ステップ2において、表面エコー発生時刻保存メモリ20に被検体5上の各位置における表面エコー発生時刻Ts(X,Y)を保存することにより、被検体5の傾きを走査エリア全体にわたって得ることができる。これにより、従来のトリガ区間によって、被検体5の傾きを補正することが必要なくなるため、ステップ3において、従来のトリガ幅11(100nsec程度)よりも5分の1程度の幅(20nsec程度)として設定することが可能となる。
このステップ3において、従来の幅より短いトリガ幅11を設定することにより、ステップ2の走査時と、ステップ4での走査時の各走査位置の微小なずれや、溶媒7の温度が微小に変化することによって生じる、表面エコーの発生時刻のずれを吸収することができる。これにより、走査エリア全体にわたって、厳密にゲート位置13が規定可能なため、高品質なCスコープ像を得ることが可能となる。
また、ステップ3において、各設定項目を設定する際に、予測される表面エコー発生時刻の時刻Ts(Xi,Yi)+ΔTsをディスプレイ8上に、Aスコープ像に重ねて表示することにより、トリガ位置10,トリガ幅11,ゲート位置13,ゲート幅14の設定が容易になる。
さらにステップ4での走査中において、Ts(Xi,Yi)+ΔTsで予測される表面エコー発生時刻によって調整されたトリガ区間内で、反射エコーがトリガレベル12を超えない場合、このTs(Xi,Yi)+ΔTsの時刻を、表面エコー発生時刻として、ゲート位置13を調整することにより、欠損がなくなりより高品質なCスコープ像を得ることができる。
また、前記表面エコー発生時刻をTs(Xi,Yi)+ΔTsとして、ゲート位置13を調整する代わりに、直前の超音波の送受信時、Ts(Xi−1,Yi−1)+ΔTsと検出した表面エコーの発生時刻の差をTs(Xi,Yi)+ΔTsに加えた時刻を表面エコー発生時刻として、トリガ位置10を調整すると、予測する際に用いた溶媒7の音速と、走査時の溶媒の音速の差を吸収することが可能となり、より高品質なCスコープ像を得ることができる。
前記のステップは、超音波映像装置の制御部で制御しており、その操作は超音波映像装置の操作部で操作し、各種エコーの発生時刻やエコー発生位置、また、Aスコープ像,Cスコープ像は、超音波映像装置の表示部で表示している。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における超音波映像装置によって、前記図1のステップ2での走査ピッチとは異なるステップ4における走査ピッチで解析する場合に、解析時の各位置における表面エコーの発生時刻を予測する方法を示す説明図であり、図7は本実施の形態2における超音波映像装置を示すブロック図である。
前記実施の形態1におけるステップ1,2の後、被検体5内部に超音波探触子4の焦点合わせと、トリガ位置10,トリガ幅11,トリガレベル12,ゲート位置13,ゲート幅14の設定を行うステップ3において、各設定値を決定するために、超音波探触子4を被検体5上の様々な場所に移動させて決定することが多い。このとき、超音波探触子4を移動させた場所が、ステップ2において超音波を送受信した場所とは限らない。このとき、図6に示すように、この場所の近傍4点について表面エコー発生時刻保存メモリ20に表面エコー発生時刻が保存されている場合、近傍4点の各位置における表面エコー発生時刻と、近傍4点までの距離を用いて、表面エコー発生時刻予測部23の線形補間によって表面エコー発生時刻を予測し、ディスプレイ8上のAスコープ像に重ねて表示することにより、トリガ位置10,トリガ幅11,ゲート位置13,ゲート幅14の設定がより容易になる。
さらに、ステップ4において、ステップ2における走査ピッチとは異なる走査ピッチを設定した場合など、ステップ2における超音波の送受信した位置とは異なる位置にて、超音波を送受信したとき、各超音波の送受信位置の近傍4点について表面エコー発生時刻保存メモリ20に表面エコー発生時刻が保存されている場合には、同様に線形補間によって表面エコー発生時刻を予測し、トリガ位置10を調整することにより、高品質なCスコープ像を得ることができる。
前記の方法は、超音波映像装置の制御部で制御しており、その操作は超音波映像装置の操作部で操作し、各種エコーの発生時刻やエコー発生位置、また、Aスコープ像,Cスコープ像は、超音波映像装置の表示部で表示している。
本発明に係る超音波探傷方法および超音波映像装置は、特にゲート位置を設定するためのトリガ区間を設定する方法により高品質なCスコープ像を得る効果を有し、各種の半導体装置やこれらを実装した回路基板の検査用途に適用できる。
本発明の実施の形態1における超音波映像装置の処理を示すフローチャート 本実施の形態1における超音波映像装置の(a)〜(d)は各ステップにおける検査工程図 反射エコーが超音波探触子を焦点合わせする際の(a)はステップ1、(b)はステップ3の変化を示す図 本実施の形態1における超音波映像装置の制御部を示すブロック図 表面エコー発生時刻を反射エコーのAスコープ像上に重ねた表示を示す図 本発明の実施の形態2における表面エコー発生時刻を予測する方法を示す図 本実施の形態2における超音波映像装置のブロック図 従来の超音波映像装置を示す構成図 従来例における反射エコーと各種設定値との関係を示す図 従来例の各場所(a)〜(c)の反射エコーにおける課題を示す図
符号の説明
1,2,3 3軸駆動系
4 超音波探触子
5 被検体
6 溶媒槽
7 溶媒
8 ディスプレイ
10 トリガ位置
11 トリガ幅
12 トリガレベル
13 ゲート位置
14 ゲート幅
20 表面エコー発生時刻保存メモリ
21 表面エコー検出部
22 トリガ位置調整部
23 表面エコー発生時刻予測部

Claims (10)

  1. 超音波探触子が被検体を超音波検査する超音波探傷方法において、
    前記被検体表面の傾きを調べるステップと、前記被検体内部を検査するステップとを有することを特徴とする超音波探傷方法。
  2. 前記被検体表面の傾きを調べるステップにおいて、超音波を送受信した前記被検体の位置ごとに、トリガ位置,トリガ幅により規定したトリガ区間内で表面エコーがトリガレベルを超える時刻を表面エコー発生時刻保存メモリに記録し、
    前記被検体内部を検査するステップにおいて、前記表面エコー発生時刻保存メモリに記録した前記表面エコー発生時刻を用いて、前記被検体の位置ごとにトリガ位置を調整することを特徴とする請求項1記載の超音波探傷方法。
  3. 前記被検体内部を検査するステップにおいて、表面エコー発生時刻保存メモリに記録した表面エコー発生時刻を用いて、トリガ位置を調整したトリガ区間内で表面エコーがトリガレベルを超えない場合に、超音波探触子から前記被検体表面までの距離の変化量により予測した前記表面エコー発生時刻を用いて、ゲート位置を調整することを特徴とする請求項2記載の超音波探傷方法。
  4. 前記被検体表面の傾きを調べるステップの超音波を送受信した位置とは異なる超音波探触子の位置で、前記被検体内部を検査するステップを実施するに際し、表面エコー発生時刻保存メモリに記録した表面エコー発生時刻より演算し、前記超音波探触子の位置における表面エコー発生時刻を予測し、前記予測した表面エコー発生時刻をもとにトリガ位置を調整することを特徴とする請求項2または3記載の超音波探傷方法。
  5. 前記超音波探触子の各位置における表面エコー発生時刻の予測は、線形補間によって演算することを特徴とする請求項4記載の超音波探傷方法。
  6. 超音波探触子が被検体を超音波検査する超音波映像装置において、
    前記被検体表面の表面エコー発生時刻を保存する表面エコー発生時刻保存メモリと、各走査ピッチごとに表面エコーがトリガレベルを超える時刻を前記表面エコー発生時刻保存メモリに記録して前記被検体表面の傾きを調べる手段とを制御部に備えたことを特徴とする超音波映像装置。
  7. 前記被検体の傾きを調べる手段と、前記手段で求めた被検体の傾きを用いて平面画像を取得する前記被検体内部を検査する手段とを切り替える操作部を備えたことを特徴とする請求項6記載の超音波映像装置。
  8. 前記超音波探触子が前記被検体を超音波検査するに際し、前記被検体内部を検査する手段において、超音波を送受信する位置で表面エコー発生時刻より演算した前記表面エコー発生時刻を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の超音波映像装置。
  9. 前記超音波探触子が前記被検体を超音波検査するに際し、前記被検体内部を検査する手段の解析条件を設定するとき、前記超音波探触子の超音波を送受信する位置における表面エコー発生時刻保存メモリに保存した表面エコー発生時刻と、前記超音波探触子から前記被検体表面までの距離の変化量によって、予測した表面エコー発生時刻を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項6,7または8記載の超音波映像装置。
  10. 前記超音波探触子の超音波を送受信する位置における予測した表面エコー発生時刻と反射エコー像とを同時に表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項9記載の超音波映像装置。
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