JP2005195106A - 無段変速装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記手動切換弁32aに、上記高速用クラッチに付属した高速クラッチ用油圧室に通じる上流側排出ポート70と、油溜30に通じる下流側排出ポート71とを設ける。上記手動切換弁32aを上記Rレンジに切り換えた状態では、これら両ポート70、71同士を連通させて、上記高速クラッチ用油圧室内の油圧を排出し、上記高速用クラッチの接続を断つ。この構成により、上記高速用クラッチを確実に遮断して、短時間でも、前進方向の駆動力が加わる事を防止する。
【選択図】 図1
Description
即ち、図7に示した油圧回路の構造の場合には、制御器が1個の電磁切換弁46だけを切り換えれば、後は、何れも油圧式の弁である、シフト用切換弁42、低速クラッチ用切換弁34、高速クラッチ用切換弁38の切り換えの遅延時間に基づき、上記両方のクラッチが接続されている時間を、短時間造り出す。この為、制御が容易で故障しにくい構造を、低コストで実現できる。
これら両機能のうち、トルクを厳密に制御する為の機能を備える為に、図7に示した油圧回路では、変速比制御弁48のスリーブ49を、ステッピングモータ50により駆動するのに加えて、油圧式の差圧シリンダ51によっても駆動する様にしている。即ち、上記スリーブ49に基端部を結合したロッド52の先端部をリンク腕53の中間部に枢支すると共に、このリンク腕53の両端部に形成した長孔に、上記ステッピングモータ50或は上記差圧シリンダ51により押し引きされるピンを係合させている。一方のピンが押し引きされる場合、他方のピンは支点として作用する。この様な構成により、上記スリーブ49を、上記ステッピングモータ50による他、上記トロイダル型無段変速機11を通過するトルクに応じて上記差圧シリンダ51によっても軸方向に変位させ、このトロイダル型無段変速機11の変速比を微調節する様にしている。
そして、このクラッチ装置は、減速比を大きくする低速モードを実現する際に接続され、減速比を小さくする高速モードを実現する際に接続を断たれる低速用クラッチと、この高速モードを実現する際に接続されて上記低速モードを実現する際に接続を断たれる高速用クラッチと、これら各クラッチの断接状態を切り換える制御回路とから成る。
又、この制御回路は、これら各クラッチの断接を制御する事により、変速状態を上記低速モードと上記高速モードとのうちの何れかのモードにするものである。
そして、このうちの低速モードが選択された状態では、上記入力軸を一定方向に回転させた状態のまま、上記出力軸の回転方向を、この出力軸の停止状態を挟んで、車両を前進させる方向と後退させる方向とに変換自在であり、この出力軸の回転方向は、手動切換弁の切り換えに基づいて選択される。
特に、本発明の無段変速装置に於いては、上記手動切換弁を、上記出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えた状態では、上記高速用クラッチが接続される可能性をなくしている。
この様に構成すれば、手動切換弁により車両を後退させる事を選択した状態で上記高速用クラッチが接続される可能性をなくす構造を、低コストで実現できる。
この様な構成を採用すれば、上記手動切換弁のみで、この手動切換弁により車両を後退させる事を選択した状態で、上記高速用クラッチが接続される可能性をなくす構造を実現できる。
或は、請求項5に記載した様に、解放に伴って高速クラッチ用油圧室と油溜とを連通させる電磁弁を設ける。そして、手動切換弁が出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えられた状態で上記電磁弁を解放する。
この様に構成すれば、上記高速クラッチ用切換弁或は電磁弁が別途必要になる代わりに、上記手動切換弁を大型化する必要がなくなる。上記高速クラッチ用切換弁或は電磁弁は小型に構成できるので、場合によっては、上記請求項3に記載した様に、手動切換弁自体に高速クラッチ用油圧室を油溜に通じさせる通路を設ける構造に比べて、限られた空間に各弁を組み込む為の設計が容易になる。
この様に構成する事で、車両を停止させるべく、上記停止ポジションを選択した場合に、前記高速用クラッチが繋がれる事を確実に防止して、停止時にこの高速用クラッチが過って繋がれる事により、各部に無理な力が加わって各部が損傷する事を防止できる。又、上記手動切換弁の構成も簡略化でき、この手動切換弁の大型化を防止できる。
この様に構成すれば、前述した先発明(特願2003−365850号)の場合と同様に、低速モードと高速モードとの間でのモード切換時に、急な変速比の変動が生じる状態を確実に防止でき、しかも故障しにくい構造を、低コストで実現できる。
尚、本発明は、図示の様な、ハーフトロイダル型のトロイダル型無段変速機と組み合わせた無段変速装置に限らず、フルトロイダル型のトロイダル型無段変速機と組み合わせた無段変速装置でも実施できる。
2 入力側ディスク
3 ボールスプライン
4 出力歯車
5、5a 出力側ディスク
6 パワーローラ
7 トラニオン
8 支持軸
9 駆動軸
10、10a 押圧装置
11 トロイダル型無段変速機
12 遊星歯車式変速機
13 キャリア
14a、14b 遊星歯車素子
15 第一の伝達軸
16a、16b 太陽歯車
17 第二の伝達軸
18 中空回転軸
19 太陽歯車
20 遊星歯車素子
21 リング歯車
22 第二のキャリア
23a、23b 遊星歯車素子
24 出力軸
25 第二のリング歯車
26 低速用クラッチ
27 高速用クラッチ
28 低速クラッチ用油圧室
29 高速クラッチ油圧室
30 油溜
31 加圧ポンプ
32、32a、32b、32c 手動切換弁
33 減圧弁
34 低速クラッチ用切換弁
35 低速クラッチ用スプール
36 低速クラッチ用圧縮コイルばね
37 低速クラッチ用パイロット室
38、38a 高速クラッチ切換弁
39 高速クラッチ用スプール
40 高速クラッチ用圧縮コイルばね
41、41a 高速クラッチ用パイロット室
42 シフト用切換弁
43 切換用スプール
44 切換用パイロット室
45 切換用圧縮コイルばね
46 電磁切換弁
47 加圧ポンプ
48 変速比制御弁
49 スリーブ
50 ステッピングモータ
51 差圧シリンダ
52 ロッド
53 リンク腕
54a、54b 油圧室
55 ロード電磁弁
56 第一の差圧シリンダ
57 第二の差圧シリンダ
58 前後進切換弁
59 電磁弁
60 加圧用圧力調整弁
61 アクチュエータ
62a、62b 油圧室
63 差圧取り出し弁
64 スプール
65a、65b パイロット室
66a、66b 圧力導入路
67a、67b 反力室
68 シリンダ孔
69 スプール
70 上流側排出ポート
71 下流側排出ポート
72 高圧クラッチ用ランド
73 電磁弁
74 制御器
75 レンジ検出器
76 ピストン
77 ポート
Claims (7)
- 入力軸と出力軸との間に設けられたトロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とを、クラッチ装置を介して組み合わせて成り、このクラッチ装置は、減速比を大きくする低速モードを実現する際に接続され、減速比を小さくする高速モードを実現する際に接続を断たれる低速用クラッチと、この高速モードを実現する際に接続されて上記低速モードを実現する際に接続を断たれる高速用クラッチと、これら各クラッチの断接状態を切り換える制御回路とから成り、この制御回路は、これら各クラッチの断接を制御する事により、変速状態を上記低速モードと上記高速モードとのうちの何れかのモードにするものであり、このうちの低速モードが選択された状態では、上記入力軸を一定方向に回転させた状態のまま、上記出力軸の回転方向を、この出力軸の停止状態を挟んで、車両を前進させる方向と後退させる方向とに変換自在であり、この出力軸の回転方向は、手動切換弁の切り換えに基づいて選択される無段変速装置に於いて、この手動切換弁を、上記出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えた状態では、上記高速用クラッチが接続される可能性をなくした事を特徴とする無段変速装置。
- 高速用クラッチが、油溜から吸引されて加圧ポンプから吐出された圧油を高速クラッチ用油圧室に送り込む事に伴って繋がれるものであり、手動切換弁が出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えられた状態で、上記高速クラッチ用油圧室を上記油溜に向けて解放する事により、この高速クラッチ用油圧室内の油圧が立ち上がる事を禁止する、請求項1に記載した無段変速装置。
- 手動切換弁に、この手動切換弁が出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えられた状態で、高速クラッチ用油圧室を油溜に通じさせる通路を設けた、請求項2に記載した無段変速装置。
- パイロット室内への油圧の導入に伴って高速クラッチ用油圧室内の油圧を排出する状態に、このパイロット室内からの油圧の排出に伴ってこの高速クラッチ用油圧室内に油圧を導入可能とする状態に、それぞれ切り換えられる高速クラッチ用切換弁を設け、手動切換弁が出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えられた状態で、この手動切換弁を通過した圧油を上記パイロット室内に直接送り込む、請求項2に記載した無段変速装置。
- 解放に伴って高速クラッチ用油圧室と油溜とを連通させる電磁弁を設け、手動切換弁が出力軸の回転方向を車両を後退させる方向に切り換えられた状態で上記電磁弁を解放する、請求項2に記載した無段変速装置。
- 手動切換弁は、出力軸の回転方向を2通りに選択されるポジションに加え、この出力軸を回転させない停止ポジションを選択自在としており、上記手動切換弁がこの停止ポジションに位置する状態で、高速クラッチ用油圧室を油溜に向けて解放する事により、この高速クラッチ用油圧室内の油圧が立ち上がる事を禁止する、請求項2〜5の何れかに記載した無段変速装置。
- 低速モードと高速モードとの切換時に低速用クラッチと高速用クラッチとの両方のクラッチを同時に接続する瞬間を設けた、請求項1〜6の何れかに記載した無段変速装置。
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2004
- 2004-01-08 JP JP2004002762A patent/JP2005195106A/ja active Pending
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