JP2004197934A - 無段変速装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ブレーキスイッチ77から制御器64bに、ブレーキペダル及びパーキングブレーキの操作状態を表す信号を入力する。そして、上記制御器64bは、車両が停止若しくは極低速走行している場合で、ブレーキペダルが踏まれるか、或はパーキングブレーキが操作された場合に、トロイダル型無段変速機24を通過するトルクの目標値を低くする。又、この目標値は、傾斜センサ86からの信号に基づき、登坂路では大きく、降坂路では小さくする。
【選択図】 図4
Description
尚、この様な高速モード状態での加速若しくは定速走行時に、上記トロイダル型無段変速機24を通過するトルクは、各入力側ディスク2、2が各パワーローラ8、8にトルクを付加する方向に加わる。
但し、上記特許文献2に記載されている様な構造の場合には、上記圧力差のみで制御を行なう為、上記通過トルクが目標値に一致した瞬間にトラニオンの姿勢を停止させる事が難しい。具体的には、トルク制御の為に上記トラニオンを変位させる量が大きくなる為、上記通過トルクが目標値に一致した瞬間にトラニオンが停止せずにそのまま変位を継続する、所謂オーバシュートが生じ易く、上記通過トルクの制御が安定しない。
図12は、この様な第一の先発明の制御方法及び装置の対象となる、無段変速装置の構造の1例を示している。この図12に示した無段変速装置は、前述の図11に示した従来から知られている無段変速装置と同様の機能を有するもであるが、遊星歯車式変速機25a部分の構造を工夫する事により、この遊星歯車式変速機25a部分の組立性を向上させている。
eCVT =(eCVU +i1 −1)/i1 --- (1)
そして、例えば上記歯数同士の比i1 が2である場合に、上記両変速比eCVU 、eCVT 同士の関係が、図14に線分αで示す様に変化する。
eCVT ={1/(1−i3 )}・{1+(i2 /i1 )(eCVU −1)} --- (2)
そして、上記各比のうち、i1 が2、i2 が2.2、i3 が2.8である場合に、上記両変速比eCVU 、eCVT 同士の関係が、図14に線分βで示す様に変化する。
TCVU =eCVU ・TIN/{eCVU +(i1 −1)ηCVU } --- (3)
この(3)式中、eCVU は上記トロイダル型無段変速機24の変速比を、TINは上記エンジンから前記入力軸1に入力されるトルクを、i1 は第一の遊星歯車41に関する遊星歯車変速機の歯数比{リング歯車48(48a)の歯数m48と第一の太陽歯車46の歯数m46との比}を、ηCVU は上記トロイダル型無段変速機24の効率を、それぞれ表している。
又、上記トロイダル型無段変速機は、上記差動ユニットの第一の入力部と共に上記入力軸により回転駆動される入力側ディスクと、この入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、上記差動ユニットの第二の入力部に接続された出力側ディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の、トラニオン等の支持部材とを備えたものである。
又、上記差動ユニットは、上記第一、第二の入力部同士の間の速度差に応じた回転を取り出して、上記出力軸に伝達するものである。
(a) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して上記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、入力軸を一方向に回転させた状態のまま出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在とする機能。
(b) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を変える事により、このトロイダル型無段変速機を通過するトルクを調節する機能。
(c) 車両が停止若しくは低速走行時で、この車両を停止させる為に使用する制動手段が操作された場合に、上記トロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を、この制動手段が操作されていない場合に比べて低くする機能。
(c) 上記傾斜センサの検出信号に応じて、登坂路ではトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を平坦路の場合に比べて大きくし、降坂路ではこのトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を平坦路の場合に比べて小さくする機能。
又、請求項5に記載した無段変速装置の場合には、上記(a)(b)の機能に加えて、次の(c) の機能を有する。
(c) 車両がシフトレバーにより選択された進行方向と逆方向に動き出した場合にトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を大きくする機能。
この結果、車両を停止させる為に要する制動力を小さくして、この車両が不用意に発進する事を防止できる。又、車両の停止時に消費される燃料を少なく抑える事ができる。
これに対して、車両を発進させる際の駆動力を十分に確保して、車両を発進させる際に運転者に違和感を与える事がなくなる。又、車庫入れ、縦列駐車等の操作を、アクセルペダルを操作する事なく行なえる為、これらの操作が容易になる。更に、降坂路で意図しない様な急な発進を行なったり、登坂路で発進時に車両を後退させる様な事がなくなる。
この様に、車両の停止時若しくは極低速走行時に必要とされる制動力を小さく抑えて運転者の疲労低減を図ると共に、その状態での燃料消費を抑える事ができて、無限大の変速比を得られる無段変速装置の実現に寄与できる。
又、好ましくは、制動手段として、サービスブレーキと、パーキングブレーキと、坂道発進補助装置とのうちから選択される1種又は2種以上を使用する。
(1) 低速モード時、即ち、上記低速用クラッチ39、39aを接続し、上記高速用クラッチ40、40aの接続を断った状態での運転時に、上記トロイダル型無段変速機24の変速比を調節して上記遊星歯車式変速機25、25aを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させると共に、駆動源であるエンジン60により入力軸1を一方向に回転させた状態のまま、出力軸37、37aの回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在とする機能{請求項1、2の(a) の機能}。
この機能に関しては、前述の図11に示した従来から知られている、或は図12、13に示した先発明に係る無段変速装置と同様である。
この機能に関しても、前述の図11に示した従来から知られている、或は図12、13に示した先発明に係る無段変速装置と同様である。
この機能に関しては、前述の図12〜17により説明した、先発明の場合と同様である。
この機能が、本発明の特徴であるが、この機能に就いては、図1を使用して先に詳しく説明した通りである。
何れの場合でも、アクセルペダルを踏み込んで発進した後(上記通過トルク制御を行なう為の条件のうちの少なくとも一つがなくなった後)は、前述した実施例1〜2の場合と同様に、本発明とも、前述した先発明とも関係のない、通常の制御に復帰する。即ち、前述の図2に示した補正用制御弁56の開度調節用の1対の電磁弁57a、57bに送る制御信号を通常の状態に復帰させる。従って、通常走行時に、上記トロイダル型無段変速機24を通過するトルクが、運転者の意図と関係なく変動する事はない。
尚、図示の例は、請求項2に係る発明と請求項1に係る発明とを組み合わせた場合に就いて示した。請求項2に係る発明は、この様に請求項1に係る発明と組み合わせて実施する事が好ましいが、独立して実施する事もできる。
これに対して、車速が一定値以下の場合には、次のステップ2で、運転者が走行状態を選択しているか否かを判定する。この判定は、ポジションスイッチ75(図1、3、4)で、シフトレバー(操作レバー)が前進位置(Dレンジ又はLレンジ)か後退位置(Rレンジ)に位置するか否かを判定する事で行なう。走行状態を選択されていない場合(シフトレバーがD、L、Rの何れのレンジにも存在しない場合)には、特に本発明の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
これに対して、走行状態が選択されている場合(シフトレバーがD、L、Rの何れかのレンジに存在する場合)には、次のステップ3で、アクセルペダルが解放されている(踏まれていない)か否かを判定する。この判定は、アクセルセンサ76(図1、3、4)の信号に基づいて行なう。アクセルペダルが解放されていない(踏まれている)場合には、ステップ4に示す様に、出力軸37、37a(図11〜13参照)を通じて駆動輪に伝わる駆動力(クリープ力)に関する補正は行なわない(クリープ力補正値「P_CH」=0とする)。
ブレーキペダルが踏まれていない場合には、ステップ6に示す様に、上記クリープ力に関する補正は行なわない(クリープ力補正係数「P_CB」=0とする)。
「P_CH」[Nm]=(「P_CB」+「P_UPCD」+「P_UPCR」+「P_DNCD」+「P_DNCR」)×N[Nm] --- (4)
そして、次のステップ14で、上記出力軸37、37aを通じて上記駆動輪に伝達すべき、制御クリープ力「P_Creep 」を、次の(5)式により求める。
「P_Creep ][Nm]=「Normal_Creep」−「P_CH」[Nm] --- (5)
この様にして求めた制御クリープ力「P_Creep 」を上記出力軸37、37aを通じて上記駆動輪に伝達すれば、車両の置かれている状況に応じた最適の駆動力を得られる。
これに対して、車速が一定値以下の場合には、次のステップ2で、運転者が走行状態を選択しているか否かを判定する。この判定は、ポジションスイッチ75(図1、3、4)で、シフトレバー(操作レバー)が前進位置(Dレンジ又はLレンジ)又は後退位置(Rレンジ)に位置するか否かを判定する事で行なう。走行状態を選択されていない場合(シフトレバーがD、L、Rの何れのレンジにも存在しない場合)には、特に本発明の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
これに対して、走行状態が選択されている場合(シフトレバーがD、L、Rの何れかのレンジに存在する場合)には、次のステップ3で、アクセルペダルが解放されている(踏まれていない)か否かを判定する。この判定は、アクセルセンサ76(図1、3、4)の信号に基づいて行なう。アクセルペダルが解放されていない(踏まれている)場合には、特に本実施例の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
そして、前進位置が選択されていると判定された場合には、次のステップ5で、車両が前方に向けての上り坂であるか否かを判定する。この判定は、傾斜センサ86(図4)からの信号に基づいて行なう。車両が前方に向けて上り坂でない(平坦又は下り坂の)場合には、特に本実施例の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
そして、前方に向けての上り坂であると判定した場合には、次のステップ6で、車両が後方、即ち、上記シフトレバーにより選択された進行方向と逆方向に動き出さないか否かを判定する。この判定は、車速センサ或はカーナビゲーション用のGPS信号に基づいて行なう。
そして、車両が後方に動き出さない場合には、特に本実施例の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
これに対して、車両が後方に動き出した場合には、クリープ力を大きくして、この車両を前進方向に動かす力を大きくし、この車両が運転者の意図に反して後退する事を防止する。この場合に上記クリープ力を大きくする補正は、車両の状態を観察しつつ、前述の実施例4で、前進登坂用のクリープ力補正係数「P_UPCD」を大きくする場合と同様にして、少しずつ行なう。従って、クリープ力が過大になって、運転者の意図に反して車両が前進する事はない。
そして、上記ステップ8で、後方に向けての上り坂であると判定した場合には、次のステップ9で、車両が前方、即ち、上記シフトレバーにより選択された進行方向と逆方向に動き出さないか否かを判定する。この判定も、車速センサ或はカーナビゲーション用のGPS信号に基づいて行なう。
そして、車両が前方に動き出さない場合には、特に本実施例の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
これに対して、車両が前方に動き出した場合には、クリープ力を大きくして、この車両を後退方向に動かす力を大きくし、この車両が運転者の意図に反して前進する事を防止する。この場合に上記クリープ力を大きくする補正は、前述の実施例4で、後退登坂用のクリープ力補正係数「P_UPCR」を大きくする場合と同様にして、少しずつ行なう。従って、クリープ力が過大になって、運転者の意図に反して車両が後退する事はない。
車両が平坦路に存在する場合には、本実施例でのクリープ力の補正は行なわない。
上述の様に構成し作用する本実施例によれば、坂道に停車した車両が、運転者の意図に反して動く事を防止できる。
2 入力側ディスク
3 ボールスプライン
4 出力歯車
5、5a 出力側ディスク
6 パワーローラ
7 トラニオン
8 支持軸
9 枢軸
10 アクチュエータ
11 支持板
12 制御弁
13 ステッピングモータ
14 スリーブ
15 スプール
16 ピストン
17 ロッド
18 プリセスカム
19 リンク腕
20 同期ケーブル
21 カム面
22 駆動軸
23、23a 押圧装置
24 トロイダル型無段変速機
25、25a 遊星歯車式変速機
26、26a キャリア
27a、27b 遊星歯車素子
28 第一の伝達軸
29a、29b 太陽歯車
30 第二の伝達軸
31、31a 中空回転軸
32 太陽歯車
33 遊星歯車素子
34 リング歯車
35、35a 第二のキャリア
36a、36b 遊星歯車素子
37、37a 出力軸
38、38a 第二のリング歯車
39、39a 低速用クラッチ
40、40a 高速用クラッチ
41 第一の遊星歯車
42 第二の遊星歯車
43a、43b 遊星歯車素子
44a、44b 遊星歯車素子
45 伝達軸
46 第一の太陽歯車
47 第二の太陽歯車
48、48a リング歯車
49 第三の太陽歯車
50a、50b 遊星歯車素子
51a、51b 油圧室
52 ロッド
53 リンク腕
54 差圧シリンダ
55a、55b 油圧室
56 補正用制御弁
57a、57b 電磁弁
58 スプール
59 スプール
60 エンジン
61 ダンパ
62 入力側回転センサ
63 出力側回転センサ
64、64a、64b 制御器
65 クラッチ装置
66 出力軸回転センサ
67、67a、67b オイルポンプ
68 制御弁装置
69 油圧センサ
70 高速用切換弁
71 低速用切換弁
72 ライン圧制御用電磁開閉弁
73 シフト用電磁弁
74 油温センサ
75 ポジションスイッチ
76 アクセルセンサ
77 ブレーキスイッチ
78 エンジンコントローラ
79 手動油圧切換弁
80 油溜
81a、81b 調圧弁
82a、82b 調圧弁
83 HASコントローラ
84 シフト用切換弁
85 遊星歯車素子
86 傾斜センサ
Claims (6)
- 入力軸と、出力軸と、トロイダル型無段変速機と、複数の歯車を組み合わせて成る歯車式の差動ユニットと、このトロイダル型無段変速機の変速比の変更を制御する為の制御器とを備え、
このトロイダル型無段変速機は、上記差動ユニットの第一の入力部と共に上記入力軸により回転駆動される入力側ディスクと、この入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、上記差動ユニットの第二の入力部に接続された出力側ディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の支持部材とを備えたものであり、
上記差動ユニットは、上記第一、第二の入力部同士の間の速度差に応じた回転を取り出して上記出力軸に伝達するものであり、
上記制御器は、次の(a) 〜(c) の機能を有するものである無段変速装置。
(a) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して上記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、入力軸を一方向に回転させた状態のまま出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在とする機能。
(b) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を変える事により、このトロイダル型無段変速機を通過するトルクを調節する機能。
(c) 車両が停止若しくは極低速走行時で、この車両を停止させる為に使用する制動手段が操作された場合に、上記トロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を、この制動手段が操作されていない場合に比べて低くする機能。 - 入力軸と、出力軸と、トロイダル型無段変速機と、複数の歯車を組み合わせて成る歯車式の差動ユニットと、傾斜センサと、このトロイダル型無段変速機の変速比の変更を制御する為の制御器とを備え、
このトロイダル型無段変速機は、上記差動ユニットの第一の入力部と共に上記入力軸により回転駆動される入力側ディスクと、この入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、上記差動ユニットの第二の入力部に接続された出力側ディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の支持部材とを備えたものであり、
上記差動ユニットは、上記第一、第二の入力部同士の間の速度差に応じた回転を取り出して上記出力軸に伝達するものであり、
上記傾斜センサは少なくとも車両が位置する路面の傾斜方向を検出する為のものであり、
上記制御器は、次の(a) 〜(c) の機能を有するものである無段変速装置。
(a) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して上記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、入力軸を一方向に回転させた状態のまま出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在とする機能。
(b) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を変える事により、このトロイダル型無段変速機を通過するトルクを調節する機能。
(c) 上記傾斜センサの検出信号に応じて、登坂路ではトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を平坦路の場合に比べて大きくし、降坂路ではこのトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を平坦路の場合に比べて小さくする機能。 - 車両が位置する路面の傾斜方向を検出する為の傾斜センサを備え、制御器は、この傾斜センサの検出信号に応じて、登坂路ではトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を平坦路の場合に比べて大きくし、降坂路ではこのトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を平坦路の場合に比べて小さくする機能を有する、請求項1に記載した無段変速装置。
- 制動手段が、サービスブレーキと、パーキングブレーキと、坂道発進補助装置とのうちから選択される1種又は2種以上である、請求項1又は請求項3に記載した無段変速装置。
- 入力軸と、出力軸と、トロイダル型無段変速機と、複数の歯車を組み合わせて成る歯車式の差動ユニットと、このトロイダル型無段変速機の変速比の変更を制御する為の制御器とを備え、
このトロイダル型無段変速機は、上記差動ユニットの第一の入力部と共に上記入力軸により回転駆動される入力側ディスクと、この入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、上記差動ユニットの第二の入力部に接続された出力側ディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の支持部材とを備えたものであり、
上記差動ユニットは、上記第一、第二の入力部同士の間の速度差に応じた回転を取り出して上記出力軸に伝達するものであり、
上記制御器は、次の(a) 〜(c) の機能を有するものである無段変速装置。
(a) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して上記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、入力軸を一方向に回転させた状態のまま出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在とする機能。
(b) 上記トロイダル型無段変速機の変速比を変える事により、このトロイダル型無段変速機を通過するトルクを調節する機能。
(c) 車両がシフトレバーにより選択された進行方向と逆方向に動き出した場合にトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を大きくする機能。 - 制御器は、車両がシフトレバーにより選択された進行方向と逆方向に動き出した場合にトロイダル型無段変速機を通過するトルクの目標値を大きくする機能を有する、請求項1〜4の何れかに記載した無段変速装置。
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