JP2006316981A - 無段変速装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ブレーキ圧センサ35から制御器16に、ブレーキペダル33の踏み込み力を表す信号を入力する。そして、上記制御器16は、車両が停止若しくは極低速走行していると判定される場合に、上記ブレーキペダル33の踏み込み力に応じて、上記トロイダル型無段変速機4の変速比を調節する。そして、このトロイダル型無段変速機4の変速比の調節に基づき、出力軸9から出力される駆動力を上記踏み込み力に応じた適切な値に調節する。この様な駆動力を調節する部分の構造は、上記ブレーキ圧センサ35を設けるだけで構成できる為、製造コストの低減や応答遅れ等の防止を図れ、上記課題を解決できる。
【選択図】 図1
Description
このうちのトロイダル型無段変速機は、相対回転を自在として互いに同心に支持された、少なくとも1対のディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の支持部材とを備える。そして、これら各支持部材を油圧式のアクチュエータにより変位させる事で、上記1対のディスク同士の間の変速比を変化させる。
又、上記差動ユニットは、複数の歯車を組み合わせて成る、歯車式のものである。
そして、上記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して上記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、駆動源により入力軸を一方向に回転させた状態のまま出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在としている。
特に、本発明の無段変速装置に於いては、シフトレバーの選択位置が走行状態であり、車両が停止若しくは極低速走行時に、この車両を停止させる為に使用する制動手段が操作された場合に、この制動手段を構成するブレーキ装置の油圧室に導入される油圧に応じてトロイダル型無段変速機の変速比を調節する事により、このトロイダル型無段変速機を通過するトルクを調節自在としている。
即ち、発進操作中や低速走行中の運転者の意図は、ブレーキペダルの踏み込み、言い換えれば、ブレーキ装置を構成する油圧室に導入される油圧の大きさから判定できる。そして、この様な油圧に応じてトロイダル型無段変速機の変速比を調節し、このトロイダル型無段変速機を通過するトルク、延いては出力軸から出力される駆動力(駆動トルク、クリープ力)を調節すれば、運転者が必要とする駆動力を適切に出力させられる。しかも、この様に油圧の大きさに応じてトロイダル型無段変速機の変速比を調節する部分の構造や機構は簡素に構成できる為、その分製造コストの低減や応答遅れ等の防止を図れる。この為、無段変速装置を安価に構成できると共に、運転者の意図と出力される駆動力とがずれる事を防止して、運転者に違和感を与える事を防止できる。
この様に構成すれば、運転者のブレーキペダルの踏み込みに応じて変速比制御弁を直接切り換えられる。この為、運転者の意図に応じてトロイダル型無段変速機の変速比を調節する部分の構造を簡素に構成できると共に、故障しにくくできる。しかも、上記変速比制御弁の切り換えを応答性の優れた油圧式の第二のアクチュエータにより行なう為、応答遅れ等に伴う違和感を防止でき、運転者が必要とする駆動力(駆動トルク、クリープ力)を適切に出力させられる。
この様に構成すれば、ブレーキペダルの開放と共に、出力軸から出力される駆動力を徐々に大きくでき、車両の発進乃至低速走行を運転者の意図に沿って滑らかに行なえる。
この様に構成すれば、シフトレバーの選択位置に応じた駆動力を上記出力軸から常に出力させる事ができ、車両が運転者の意図と逆方向(シフトレバーの選択位置と異なる方向)に動き出す事を防止できる。
先ず、上記制御器16は、ステップ1で、車両が停止状態又は極低速走行状態であるか否か、言い換えれば車速が一定値V(例えば1km/h)以下であるか否かを判定する。この判定は、前記出力軸9の回転速度を検出する為の出力軸回転センサ36(図1参照)或は別途設けた車速センサからの信号に基づいて行なう。車速が一定値Vよりも早い場合には、特に本発明の特徴とする制御(油圧に応じて通過トルク、駆動力を調節する制御)は行なわず、通常の制御を行なう。これに対して、車速が一定値V以下の場合には、次のステップ2で、運転者が走行状態を選択しているか否かを判定する。この判定は、シフトレバー(操作レバー)が前進位置(Dレンジ又はLレンジ)又は後退位置(Rレンジ)に位置するか否かを、ポジションスイッチ37(図1参照)により判定する事により行なう。走行状態を選択されていない場合(シフトレバーがD、L、Rの何れのレンジにも存在しない場合)には、特に本発明の特徴とする制御は行なわず、通常の制御を行なう。
即ち、発進操作中や低速走行中の運転者の意図は、ブレーキペダル33の踏み込み、言い換えれば、ブレーキ装置31を構成する油圧室32に導入される油圧の大きさから判定できる。そして、この様な油圧に応じてトロイダル型無段変速機4の変速比を調節し、このトロイダル型無段変速機4を通過するトルク、延いては出力軸9から出力される駆動力(駆動トルク、クリープ力)を調節すれば、運転者が必要とする駆動力を適切に出力させられる。しかも、この様に油圧の大きさに応じてトロイダル型無段変速機4の変速比を調節する部分の構造は、上記油圧を測定する為のブレーキ圧センサ35を設けるだけで構成できる為、その分製造コストの低減や応答遅れ等の防止を図れる。この為、無段変速装置を低コストで構成できると共に、運転者の意図と出力される駆動力とがずれる事を防止して、運転者に違和感を与える事を防止できる。
その他の構成及び作用は、前述した実施例1と同様であるから、重複する説明は省略する。
2 ダンパ
3 入力軸
4 トロイダル型無段変速機
5 遊星歯車式変速機
6 クラッチ装置
7 低速用クラッチ
8 高速用クラッチ
9 出力軸
10 入力側ディスク
11 出力側ディスク
12 パワーローラ
13 アクチュエータ
14 押圧装置
15 変速比制御ユニット
16 制御器
17 ステッピングモータ
18 ライン圧制御用電磁開閉弁
19 電磁弁
20 シフト用電磁弁
21 制御弁装置
22 変速比制御弁
23 差圧シリンダ
24a、24b 補正用制御弁
25 高速用切換弁
26 低速用切換弁
27、27a、27b オイルポンプ
28 油溜
29a、29b 調圧弁
30 手動油圧切換弁
31 ブレーキ装置
32 油圧室
33 ブレーキペダル
34 油路
35 ブレーキ圧センサ
36 出力軸回転センサ
37 ポジションスイッチ
38 アクセルセンサ
39 第二のアクチュエータ
40 クリープ力制御用切換弁
41 スプール
42a、42b 油圧室
43 前後切換弁
44 ロッド
45 リンク腕
46 スリーブ
47 ばね
48 ブレーキスイッチ
49 ばね
Claims (5)
- 相対回転を自在として互いに同心に支持された、少なくとも1対のディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の支持部材とを備え、これら各支持部材を油圧式のアクチュエータにより変位させる事で、上記1対のディスク同士の間の変速比を変化させるトロイダル型無段変速機と、複数の歯車を組み合わせて成る歯車式の差動ユニットとを組み合わせ、このうちのトロイダル型無段変速機の変速比を調節して上記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事で、駆動源により入力軸を一方向に回転させた状態のまま出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換自在とした無段変速装置に於いて、シフトレバーの選択位置が走行状態であり、車両が停止若しくは極低速走行時に、この車両を停止させる為に使用する制動手段が操作された場合に、この制動手段を構成するブレーキ装置の油圧室に導入される油圧に応じてトロイダル型無段変速機の変速比を調節する事により、このトロイダル型無段変速機を通過するトルクを調節自在とした事を特徴とする無段変速装置。
- アクチュエータへの圧油の給排状態を切り換える変速比制御弁を、ブレーキ装置の油圧室内に送り込まれる圧油により作動する第二のアクチュエータで切り換え、トロイダル型無段変速機の変速比を調節する、請求項1に記載した無段変速装置。
- ブレーキ装置の油圧室に導入される油圧の大きさとトロイダル型無段変速機を通過するトルクの大きさとを反比例させる、請求項1〜2の何れか1項に記載した無段変速装置。
- 制動手段の制動力が開放された場合に、トロイダル型無段変速機を通過するトルクをその時点の値から漸次大きくする、請求項1〜3の何れか1項に記載した無段変速装置。
- シフトレバーの選択位置が走行状態の場合に、トロイダル型無段変速機の変速比を、出力軸に負荷を加えない状態で入力軸を一方向に回転させたままこの出力軸を停止させられる状態を実現できるGN値からずらせた、請求項1〜4の何れか1項に記載した無段変速装置。
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2005
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