JP2005184455A - 電圧発生回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の電圧レベルの内部電圧を安定に発生する電源回路を提供する。
【解決手段】 チャージポンプ回路(5)の出力電圧(Vo)のレベル判定用の差動増幅器(1)を、基準電圧(VR)を入力信号として電圧フォロワモードで動作させ、その出力電圧により容量素子(C1)を充電する。その後、この出力電圧に対応する被比較電圧(Vod)と容量素子に充電された電圧との比較動作を行なって出力信号を生成し、この差動増幅器(1)の出力信号に従ってチャージポンプ回路のチャージポンプ動作を選択的に活性化する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、内部で所望の電圧レベルの電圧を生成する電圧発生回路に関し、特に、外部電源電圧と電圧レベルの異なる内部電源電圧を容量素子のチャージポンプ動作を利用して生成する電源回路の構成に関する。
半導体装置においては、システム電源が供給する電圧と異なる電圧レベルの電圧を必要とすることが多い。例えば、不揮発性メモリにおいては、データの書込および消去のために正および負の電圧が必要される。また、表示装置においては、液晶素子などの画素表示素子を選択するために、正または負の電圧をゲート線に伝達する。このような場合、半導体装置内部において、利用可能な電源電圧から必要とされる電圧レベルの電圧を生成して内部回路へ電源電圧として供給される。内部回路は、この内部電圧を動作電源電圧として対応の信号線またはノードを内部電圧レベルに駆動する。
外部から供給される電源電圧から内部電圧を生成する内部電圧発生回路は、一般に、容量素子のチャージポンプ動作を利用するチャージポンプ回路で構成される。このチャージポンプ回路においては、クロック信号などの繰返し信号に従って容量素子の電極ノードに正または負の電荷を充電し、この充電電荷を出力ノードに転送することにより、正または負の所望の電圧レベルの内部電圧を発生する。このような容量素子のチャージポンプ動作を利用する内部電圧発生回路は、集積回路および表示装置の駆動回路などに対する内部電源回路として広く利用されている。
このような内部電源回路または内部電圧発生回路においては、内部回路などの内部電圧を消費する負荷回路の安定動作の観点から、安定な一定の電圧レベルの電圧を負荷回路に供給することが要求される。この電圧レベルの安定化のために、内部電源回路または内部電圧発生回路においては、通常、以下のような構成が利用される。すなわち、チャージポンプ回路の出力電圧レベルをモニタし、そのモニタ結果に従ってチャージポンプ動作を選択的に活性化する。このチャージポンプ動作の選択的活性化により内部電圧の絶対値が目標値よりも小さくなったときに電荷を供給し、目標電圧レベルに内部電圧を維持する。
このような電圧レベルのモニタのために、通常、基準電圧とチャージポンプ回路の出力電圧レベルとを比較する比較回路とが用いられる。この比較回路の出力信号に従って、チャージポンプ動作の活性/非活性化を制御する。この基準電圧レベルを、温度および製造パラメータに依存しない一定電圧レベルに設定することにより、このチャージポンプ回路が生成する内部電圧(内部電源電圧)のレベルを基準電圧が決定する電圧レベルに、安定に維持することができる。
特開昭58−135467号公報 特開昭62−261205号公報 特開昭60−142610号公報 特開昭60−198915号公報 特開平11−330874号公報 特開平5−129848号公報 特開平6−125228号公報
内部電圧の電圧レベル検出のための比較回路として、差動増幅器(オペアンプ)を利用することが考えられる。差動増幅器は、基準電圧と内部電圧とを受ける差動段と、この差動段の駆動電流を設定するカレントミラー段とを含む。差動段のトランジスタ対において内部電圧と基準電圧との差に応じてコンダクタンスに差が生じ、このコンダクタンスの差とカレントミラー段による充電または放電用の駆動電流とにより出力信号の電圧レベルが決定される。
差動段のトランジスタ対の駆動電流量は、これらのトランジスタがMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)で構成される場合、しきい値電圧が同一であれば、主に、ゲート−ソース間電圧で決定され、差動段のトランジスタ対においては、正確に内部電圧と基準電圧との差に応じた駆動電流量の差を生じさせることができる。
しかしながら、製造工程時におけるパラメータの変動またはマスク位置ずれなどにより入力差動段のトランジスタのしきい値電圧に差が生じ、このしきい値電圧の差を主要要因として、オフセット電圧が生じる。オフセット電圧は、差動増幅器の理想状態時の入力端子の「仮想短絡」状態からのずれの電圧を示す。
このようなオフセット電圧が存在する場合、内部電圧と基準電圧との差を正確に検出することができず、内部電圧を所望の電圧レベルに維持することができず、応じて、内部電圧を動作電源電圧として受ける負荷回路の動作マージンが低下する。特に、液晶表示装置などにおいて、液晶素子を選択するトランジスタが接続されるゲート線を駆動する信号の電圧レベルが目標値から変動した場合、正確に表示画素データに応じた電圧を液晶素子において生じさせることができず、表示品質が劣化する。
また、液晶表示装置においては、表示パネルにおいてはガラス基板が絶縁性基板として用いられており、トランジスタ素子として低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)が構成要素として利用される。このため、トランジスタ素子の熱処理が不十分であり、しきい値電圧のばらつきが、数百mV程度と大きく、差動増幅器のオフセット電圧も無視することのできない大きさとなる。
基準電圧は、精度が要求されるため、通常、電源電圧に基づいて高精度の基準電圧発生回路により生成される。従って、内部電圧が基準電圧発生回路が生成することのできる基準電圧よりも高い場合または電圧極性が異なる場合、抵抗分圧などによりこの内部電圧をレベル変換して基準電圧レベルに応じた被比較電圧を生成する事が行われる。また、この差動増幅回路の感度の最もよい動作領域で比較動作(差動増幅動作)を行なうためにも、このような内部電圧をレベル変換(レベルシフト)することが行われる。内部電圧を抵抗分圧回路によりレベル変換して被比較電圧を生成する場合、差動増幅器において、オフセット電圧を抵抗分圧比の逆数倍した電圧が、その出力電圧に重畳されることになり、比較動作/レベル判定の誤差が大きくなる。
上述の特許文献1から7においては、差動増幅器(演算増幅器)のオフセット電圧の出力電圧への影響を抑制するために、オフセット電圧をキャパシタに充電し、演算増幅動作時、このキャパシタの充電電圧を利用することにより、オフセット電圧の出力電圧に対する影響を相殺する構成が示されている。すなわち、これらの特許文献1から7に示される構成においては、基本的に、入力信号を接地した状態で差動増幅器を電圧フォロワモードで動作させ、その出力電圧をキャパシタに充電して、負帰還されたオフセット電圧を差動増幅動作時に利用することにより、オフセット電圧を相殺して、出力電圧を生成する。
例えば、特許文献1においては、演算増幅器を利用する電圧比較回路の構成が示される。この特許文献1においては、2入力電圧の差電圧をキャパシタでサンプリングし、また、このとき、演算増幅器を電圧フォロアモードで動作させて、接地電圧に対するオフセット電圧をオフセット補償用キャパシタに蓄積する。比較動作時に、このサンプリングキャパシタを、オフセット電圧の逆方向電圧を蓄積する補償キャパシタと直列に接続して、サンプリングキャパシタに容量結合によりオフセット電圧の電圧シフトを生じさせて、サンプリングキャパシタの一方の電極電位を接地電圧と比較する行なう構成が示される。演算増幅器においては、正入力が接地された状態であり、負入力に与えられる電圧は、オフセット電圧が補償された電圧レベルとなり、入力信号に応じた2値信号を出力する。
この特許文献1の構成の場合、したがって、2つの入力電圧のサンプリング用のキャパシタとオフセット電圧補償用のキャパシタと2つのキャパシタが必要となり、このレベル判定回路部分の占有面積が増大する。また、この特許文献1の構成においては、演算増幅器の正入力は常時接地されており、負入力に与えられる信号電圧をオフセット電圧と逆方向にシフトさせて等価的に正入力の信号電圧をオフセット電圧シフトさせてオフセット補償している。正入力に信号を供給する場合に、どのようにオフセット電圧を補償するかについては何ら考慮しておらず、また、2値判定結果信号をどのように利用するかについては全く考慮していない。
特許文献2においては、演算増幅器を電圧フォロアモードで動作させて負帰還されたオフセット電圧を容量素子に蓄積し、差動増幅動作時に、正入力に第1の信号を入力し、また、負入力にこの容量素子を介して第2の信号を伝達する構成を示している。この特許文献2は、差動増幅動作時のオフセット電圧補償を行うことのみを意図しており、その出力信号をどのように利用するかについては何ら考慮していない。
特許文献3においては、オフセット電圧検出動作時に差動入力を短絡して基準電圧を印加して差動増幅回路を電圧フォロアモードで動作させ、その出力電圧を容量素子に蓄積する。比較動作時には、差動入力を分離して差動信号を供給する。このときに負入力に対しては容量素子を介して入力信号を転送する。この特許文献3の構成は、特許文献2の構成と同様であり、その出力信号をどのように利用するかについては何ら考慮していない。
特許文献4においては、サンプリング容量素子に対象基準電圧と入力信号との差動入力電位差をサンプリングし、このとき差動増幅器において基準電源からの基準電源電圧に従って電圧フォロアモードで動作して出力信号電圧を補償用容量素子に蓄積する。比較動作時においては、サンプリング容量の一方電極を基準電源に結合してサンプリング容量の他方電極を差動増幅回路の負入力に結合し、また、補償用容量素子は、電荷蓄積電極が基準電源に結合され、他方電極が正電極に結合される。差動入力にオフセット電圧と差動信号の差電圧との和を印加することにより、演算増幅器のオフセットの影響を相殺する。この特許文献4においては、対象基準電圧と入力信号との差を増幅しているものの、この基準電圧と入力信号との差がサンプリング容量素子により検出される構成となり、サンプリング容量素子とオフセット補償用容量素子の2つの容量素子が必要となる。また、その出力信号をどのように利用するかについては何ら示していない、
特許文献5においては、電圧フォロアモードでオペアンプを動作させて、負入力に結合されるレベル保持容量素子にオフセット電圧を蓄積し、増幅動作時に正入力に入力信号を印加してオフセットを相殺する構成を示す。この特許文献5においては、無線通信装置の入力初段アンプとして、このオペアンプを利用することが記載されているだけであり、このオペアンプの出力信号を他回路の動作制御に利用する構成については何ら示していない。
特許文献6においては、オフセット補償動作時において、差動入力を短絡して同一電圧レベルの信号を与え、その出力信号が基準電圧(電源電圧の1/2)となるように、差動増幅器の差動トランジスタを流れる電流を調整する構成を示す。この特許文献6においては、後段の回路の入力しきい値電圧に対応する電圧を基準電圧として利用することにより、オフセット電圧を補償した後の電圧レベルの基準を後段の回路の入力しきい値電圧に応じた電圧レベルに設定している。この特許文献6は、単に差動増幅器のオフセット電圧を補償することを図るものの、後段の回路においてどのような動作が実行されるかについては何ら示していない。
特許文献7においては、2段の差動増幅器を電圧フォロアで動作させ、後段の差動増幅器の入力および出力に配置された第1および第2の容量素子に初段増幅器および後段増幅器の出力電圧を蓄積し、比較動作時においては、初段増幅器の負入力に第2容量素子を結合するととともに、後段増幅器の負入力に基準電圧を供給する構成を示す。この特許文献7においても差動増幅器のオフセット電圧を容量素子の蓄積電圧により補償する構成が示されているものの、基準電圧としてD/A変換後の基準電圧が供給されており、この差動増幅器は、逐次比較型A/D変換回路の比較回路として利用されており、その出力信号を他回路の制御信号として利用することについては何ら示していない。
また、これらの特許文献1から7においては、比較対象電圧が抵抗分圧回路によりレベル変換されるときにオフセット電圧が増幅されることについては何ら考慮しておらず、このようなオフセット電圧が増幅されたときのオフセット電圧の影響を抑制する構成については全く考慮していない。
それゆえ、この発明の目的は、安定に所望の電圧レベルの内部電圧を発生することのできる内部電圧発生回路を提供することである。
この発明の他の目的は、差動増幅器のオフセットの影響を受けることなく内部電圧のレベルを判定することのできるレベル判定回路を備える内部電圧発生回路を提供することである。
この発明に係る内部電源回路は、第1の入力と第2の入力とを有する差動増幅器と、活性化時、容量素子のチャージポンプ動作に従って内部電圧を生成する内部電圧生成回路と、差動増幅回路の第1の入力に接続される補償容量素子と、基準電圧と内部電圧に対応する被比較電圧との一方を選択的に差動増幅回路の第2の入力へ伝達する第1のスイッチ回路と、導通時、差動増幅回路の出力と第2の入力とを接続する第2のスイッチ回路とを含む。第2のスイッチ回路の導通時、第1のスイッチ回路は基準電圧を選択して差動増幅回路の第2の入力へ与え、第1のスイッチ回路の被比較電圧の選択時、第2のスイッチ回路は非導通状態に設定される。
第2のスイッチ回路を導通状態にしたときには、差動増幅回路が電圧フォロワモードで動作しており、このときには、第1のスイッチ回路を介して基準電圧が差動増幅回路へ与えられている。したがって、容量素子には、この基準電圧に対するオフセット電圧が充電され、内部電圧のレベル判定時には、この第1のスイッチ回路により被比較電圧を選択して容量素子の充電電圧との差動増幅動作を行なっており、このオフセット電圧が相殺された出力電圧が得られ、オフセット電圧の影響を受けることなく内部電圧のレベル判定結果を示す信号を生成することができ、正確に、内部電圧のレベル判定を行なって内部電圧発生動作を制御することにより、所望の電圧レベルの内部電圧を安定に生成することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う内部電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。この図1に示す内部電圧発生回路は、出力電圧Voを出力配線(電源線)6を介して負荷回路7へ動作電源電圧として供給する電源回路である。以下の説明においては、この内部電圧発生回路を、電源回路として説明する。
電源回路は、正入力(+;第2の入力)と負入力(−;第1の入力)とを有し、負入力ノードND1および正入力ノードND2に与えられる信号を差動的に増幅して出力ノードND3に、その差動増幅結果を示す信号を出力する差動増幅器(比較回路)1と、出力線6と基準電位ノード(接地ノード)の間に直列に接続される抵抗素子R1およびR2と、制御信号φ1に従って、抵抗素子R1およびR2の接続ノードND4上の電圧Vodと基準電圧VRの一方を選択して正入力ノードND2へ伝達するスイッチ回路2と、差動増幅器1の負入力ノードND1と接地ノードの間に接続される容量素子(補償容量素子)C1と、制御信号φ2に従って差動増幅器1の出力ノードND3と負入力ノードND1とを電気的に結合するスイッチ回路3を含む。
抵抗素子R1およびR2は抵抗分圧回路を構成し、出力電圧Voを、抵抗素子R1およびR2の抵抗比で分割した電圧を、被比較電圧Vodとして生成する。この被比較電圧Vodは、次式で、与えられる。
Vod=Vo・R2/(R1+R2)
ここで、抵抗素子R1およびR2の抵抗値を、同じ符号のR1およびR2でそれぞれ示す。また、抵抗素子R2が結合される基準電位ノードの電圧レベルを、0Vとしている。
電源回路は、さらに、差動増幅器1の出力信号と比較イネーブル信号/CPEと繰返し信号CLKとを受けるOR回路4と、OR回路4の出力信号に従って内部に含まれる容量素子のチャージポンプ動作に従って電荷を出力線6に供給して出力電圧を生成するチャージポンプ回路5を含む。OR回路4およびチャージポンプ回路5により内部電圧生成回路が構成される。
チャージポンプ回路5は、OR回路4の出力信号が、繰返し信号CLKに対応する信号のとき、内部でプリチャージ/チャージポンプ動作を行なって電荷を出力配線6に供給する。実施の形態1において、チャージポンプ回路5からは正電荷が出力配線6に供給され、出力電圧Voは、正の電圧である。
図2は、図1に示す差動増幅器1の構成の一例を示す図である。図2において、差動増幅器1は、ハイ側電源ノードND10と内部ノードND11の間に接続されかつそのゲートが内部ノードND12に接続されるPチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)Q1と、ハイ側電源ノードND10と内部ノードND12の間に接続されかつそのゲートが内部ノードND12に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ2と、内部ノードND11と内部ノードND13の間に接続されかつそのゲートが正入力ノードND2に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ3と、内部ノードND12と内部ノードND13の間に接続されかつそのゲートが負入力ノードND1に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ4と、内部ノードND13とロー側電源ノードND14の間に接続される定電流源10と、ハイ側電源ノードND10と出力ノードND3の間に接続されかつそのゲートが内部ノードND11に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ5と、出力ノードND3とロー側電源ノードND15の間に接続される定電流源11を含む。
ハイ側電源ノードND10にはハイ側電源電圧VHが供給され、ロー側電源ノードND14およびND15には、ロー側電源電圧VLが供給される。このロー側電源ノードND14およびND15は、共通のノードであってもよい。
図2に示す差動増幅器1において、MOSトランジスタQ1およびQ2は、MOSトランジスタQ2をマスタとするカレントミラー型負荷を構成し、MOSトランジスタQ3およびQ4が差動段を構成する。正入力ノードND2の電圧レベルが、負入力ノードND1の電圧レベルよりも高い場合には、MOSトランジスタQ3のコンダクタンスが、MOSトランジスタQ4のコンダクタンスよりも大きくなる。MOSトランジスタQ2が、MOSトランジスタQ4の駆動電流を供給し、このMOSトランジスタQ2を流れる電流と同じ大きさの電流が、MOSトランジスタQ1を介して流れ、MOSトランジスタQ3を介して放電される。したがって、内部ノードND11の電圧レベルが低下し、MOSトランジスタQ5のコンダクタンスが増大し、定電流源11の駆動電流量よりも大きくなり、出力ノードND3からの信号が、ハイレベル(論理ハイレベル:Hレベル)となる。
逆に、正入力ノードND2の電圧レベルが、負入力ノードND1の電圧レベルよりも低い場合には、MOSトランジスタQ4のコンダクタンスがMOSトランジスタQ3のコンダクタンスよりも大きくなり、MOSトランジスタQ4には、MOSトランジスタQ3より大きな電流が流れる。この状態においては、MOSトランジスタQ3は、MOSトランジスタQ1から供給される電流を放電することができず、内部ノードND11の電圧レベルが上昇し、MOSトランジスタQ5のコンダクタンスが低下し、その駆動電流量が低下する。このMOSトランジスタQ5の駆動電流量が、定電流源11の駆動電流量よりも小さくなると、出力ノードND3からの電圧レベルがローレベル(論理ローレベル:Lレベル)となる。
差動段を構成するMOSトランジスタQ3およびQ4は、それぞれのソースノードが共通に内部ノードND13に結合される。したがってこれらのMOSトランジスタQ3およびQ4が、そのしきい値電圧が同じ場合には、正入力ノードND1および負入力ノードND2に与えられる電圧差に応じて正確に、出力ノードND3に出力電圧を生成することができる。しかしながら、製造パラメータのばらつきなどにより、これらのMOSトランジスタQ3およびQ4のしきい値電圧には、差が生じる。このしきい値電圧の差が、正入力ノードND1および負入力ノードND2に与えられる電圧の差に対するオフセットとなり、差動増幅器のオフセット電圧が生じる主要因となる。
この差動増幅器1におけるオフセット電圧を、図1に示す容量素子C1を用いて相殺する。
なお、ハイ側電源電圧VHおよびロー側電源電圧VLは、基準電圧VRの電圧レベルに対して差動増幅動作を行うことができ、かつ電圧フォロアモードでの動作時に基準電圧VRと同様の電圧レベルの電圧を生成することができる電圧レベルであればよい。従って、ハイ側電源電圧VHは、基準電圧VR以上の電圧レベルであることが要求され、また、ロー側電源電圧VLおよびハイ側電源電圧VHは、OR回路4を2値動作させることの電圧レベルに設定される。
図3は、図1に示す電源回路の動作を示す信号波形図である。以下、図3を参照して、図1に示す電源回路の動作について説明する。
時刻t0において、比較イネーブル信号/CPEがLレベル(ロー側電源電圧VLレベル)からHレベル(ハイ側電源電圧VHレベル)に立上がり、また、制御信号φ2が活性化される。この制御信号φ2の活性化に応答して、図1に示すスイッチ回路3が導通状態となり、差動増幅器1の負入力ノードND1と出力ノードND3とが電気的に接続される。一方、スイッチ回路2は、同様に、その論理レベルが変化する制御信号φ1に従って、基準電圧VRを選択する。この状態においては、図4に示すように、差動増幅器1が、電圧フォロワモードで動作し、出力ノードND3および負入力ノードND1には、正入力ND1に与えられる基準電圧VRに対応する電圧が生成される。差動増幅器1にはオフセット電圧Vosが存在するため、基準電圧VRと差動増幅器1のオフセット電圧Vsの和の電圧VR+Vosが生成され、このノードND1の電圧VR+Vosが、容量素子C1に充電される。
比較イネーブル信号/CPEがHレベルのときには、OR回路4の出力信号はHレベルであり、繰返し信号CLKチャージポンプ回路5への伝達が禁止され、チャージポンプ回路5は、チャージポンプ動作を停止する。
すなわち、差動増幅器1のオフセット電圧検出/設定期間においては、差動増幅器1が電圧フォロワモードで動作し、容量素子C1にオフセット電圧を考慮した電圧を充電し、差動増幅器1のオフセット電圧分、負入力ノードND1の電圧レベルをシフトさせる。
時刻t1において比較イネーブル信号/CPEがLレベルに立下がると、また制御信号φ2が非活性化され、スイッチ回路3が非導通状態となる。スイッチ回路2は、制御信号φ1に従って接続ノードND4からの被比較電圧Vodを選択する。この状態においては、図5に示すように、差動増幅器1は、その負入力ノードND1と出力ノードND3が分離されており、正入力ノードND2に与えられる被比較電圧Vodと負入力ノードND1の電圧(容量素子C1の充電電圧)とを差動増幅し、その増幅結果に応じた信号を出力ノードND3に生成する。この比較動作時において、容量素子C1には、基準電圧VRとオフセット電圧Vosとの和に対応する電圧が充電されている。従って、正入力ND2に印加される被比較電圧Vodは、このオフセット電圧Vosだけ電圧レベルが相対的に低くなり、差動増幅器1に対する差動入力電圧は、Vod−(VR+Vos)となる。しかしながら、差動増幅器1においてはオフセット電圧Vosが存在するため、この正入力ノードND2に印加される電圧Vodの相対的なシフト量が、差動増幅器1のオフセット電圧により相殺され、出力ノードND3には、基準電圧VRと入力電圧Vodとの差、Vod−VR、に応じた信号が出力される。
差動増幅器1が、2値判定動作を行なっている場合、被比較電圧Vodが基準電圧VRよりも高い場合には、Hレベルの信号が出力ノードND3に生成され、被比較電圧Vodがこの基準電圧VRよりも低い場合には、出力ノードND3には、Lレベルの信号が生成される。これに代えて、差動増幅器1が、アナログ的に差動増幅動作を行い、OR回路4において、その入力論理しきい値電圧により、差動増幅器1の出力信号の2値判定を行ってもよい。
出力ノードND3の信号がHレベルのときには、OR回路4の出力信号はHレベルに固定され、クロック信号CLKのチャージポンプ回路5への転送は禁止され、チャージポンプ回路5のチャージポンプ動作が停止される。一方、この出力ノードND3の信号がLレベルのときには、OR回路4は、バッファ回路として動作し(比較イネーブル信号/CPEはLレベル)、繰返し信号CLKがチャージポンプ回路5へ転送され、チャージポンプ回路5が、この転送された繰返し信号に従ってチャージポンプ動作を行なって、出力配線6に正電荷を供給し、出力電圧Voの電圧レベルを上昇させる。この動作を繰り返すことにより、出力配線6の出力電圧Voの電圧レベルは、基準電圧VRと抵抗素子R1およびR2による分圧比とにより決定される電圧レベルに等しい電圧レベルとなる。
差動増幅器1の差動増幅動作時においては、被比較電圧Vodが、負入力ノードND1の電圧、すなわちVR+Vosと比較される。仮に、差動増幅器1においてオフセット補償がされておらず、基準電圧VRと比較基準電圧Vodとを差動的に増幅してチャージポンプ動作を制御する場合、被比較電圧Vodが、電圧VR+Vosと等しくなるように、差動増幅器1の出力信号が変化する。この場合、チャージポンプ回路5からの出力電圧Voは、次式で表わされる。
Vo=VR・(1+R1/R2)+Vos・(1+R1/R2)
したがって、差動増幅器1において、オフセット補償がされていない場合には、電圧Vos・(1+R1/R2)だけ、出力電圧Voは、基準電圧VRよりも高くなる。たとえば、液晶表示装置の場合、この液晶表示装置が用いられるシステムの電源電圧VDDが、基準電圧VRとして利用される。この電源電圧VDDは、現在一般に用いられているLSI(大規模集積回路)の電源電圧の値となり、VR=VDD=3(V)となる。出力電圧Voのレベルとして、液晶表示装置のゲート線駆動回路の電源電圧として利用される電圧レベルの9(V)を想定すると、この差動増幅器1のオフセット電圧を全く考慮しない場合には、R1/R2=2に設定すれば、9(V)の電圧レベルの出力電圧Voを得ることができる。この分圧比の場合、差動増幅器1のオフセット電圧Vosにより、出力電圧Voは、3・Vosだけ、目標電圧レベルよりも高くなる。
しかしながら、この容量素子C1に、差動増幅器1のオフセット電圧Vosを考慮した基準電圧を充電し、負入力ノードND1の電圧をVR+Vosとすると、差動増幅器1のオフセット電圧成分が、容量素子C1に格納されるオフセット電圧成分Vosにより相殺され、被比較電圧Vodが、基準電圧VRと比較され、その比較結果に従って差動増幅器1の出力信号の論理レベルが決定される。すなわち、差動増幅器1は、そのオフセット電圧により、等価的に、正入力ノードND2に与えられる電圧Vod+Vosと負入力ノードND1の電圧VR+Vosとを比較しており、等価的に、オフセット電圧Vosの成分が相殺され、正確に、被比較電圧のレベルを判定して、出力電圧Voを基準電圧VRに対応する電圧レベルに設定することができる。この場合、出力電圧Voは、次式で表わされる。
Vo=VR・(1+R1/R2)
抵抗素子R1およびR2を同一材料で構成することにより、その周囲温度および製造条件による抵抗値のばらつきが相殺され、基準電圧VRとして、電圧精度が保証された基準電圧を利用することにより、正確に、周囲温度および製造条件に依存しない電圧レベルに出力電圧Voを設定することができる。
差動増幅器1の参照電位は、容量素子C1に保持されており、リーク電流によりその蓄積電荷が放電されて、その電圧レベルがΔV低下する。このため、図3に示すように、一定の周期Tで、時刻t0から時刻t1の間のオフセット電圧検出/設定動作を繰返して参照電位をリフレッシュする必要がある。このオフセット電圧検出/設定(参照電位のリフレッシュ)周期は、出力電圧Voの許容される電圧降下量を考慮して適当な値に定められる。たとえば、液晶表示装置の場合、1水平走査期間ごとに、比較イネーブル信号/CPEをHレベルに設定する(水平走査期間ごとに参照電位のリフレッシュを実行する)。また、これに代えて、垂直走査期間ごとに、オフセット電圧の検出および設定を行って参照電位のリフレッシュが実行されてもよい。
繰返し信号CLKが、画素データの転送周期を決定する場合、水平走査期間または垂直走査期間は、この繰返し信号CLKをカウントすることにとより検出することができ、容易にオフセット電圧のリフレッシュ動作の活性/非活性化タイミングを設定することができる。これに代えて、繰返し信号CLKが、チャージポンプ回路5のチャージポンプ能力に応じて内部の発振回路から生成される繰返し信号の場合、比較イネーブル信号/CPEは、ゲート線駆動タイミング信号(水平同期(駆動)信号または垂直同期(駆動)信号)に従って、その非活性化タイミング(Lレベル設定期間)が決定されて、オフセット電圧の検出および設定を行って参照電位のリフレッシュが実行されてもよい。
また、この電源回路が液晶表示装置と異なる半導体装置において利用される場合、比較イネーブル信号/CPEは、繰返し信号CLKをカウントして、図3に示すリフレッシュ周期Tおよびリフレッシュ実行タイミングを決定するタイマの出力信号に基づいて生成されてもよい。
図6は、スイッチ回路2および3を制御する制御信号φ1およびφ2を発生する部分の構成の一例を示す図である。図6においては、繰返し信号CLKに基づいてスイッチ制御信号φ1およびφ2を生成する構成が一例として示される。
図6において、スイッチ制御信号発生回路は、繰返し信号CLKに基づいてオフセット電圧の検出および設定を行うリフレッシュ期間を決定し、比較イネーブル信号/CPEを一定の周期で活性化するオフセットリフレッシュ期間設定回路20と、比較イネーブル信号/CPEと制御信号φ2とに従って制御信号φ1を生成する複合ゲート21と、制御信号φ1に従ってワンショットパルスの形態で制御信号φ2を生成するワンショットパルス発生回路22を含む。
複合ゲート21は、等価的に、制御信号φ2と比較イネーブル信号/CPEを受けるORゲートと、このORゲートの出力信号と比較イネーブル信号/CPEを受けて制御信号φ1を出力するANDゲートを含む。
図7は、図6に示すスイッチ制御信号発生回路の動作を示す信号波形図である。以下、図7を参照して、図6に示すスイッチ制御信号発生回路の動作について説明する。
オフセットリフレッシュ設定回路20は、繰返し信号CLKのカウント値に基づいて所定の周期で比較イネーブル信号/CPEを所定期間非活性化する(Lレベルに設定する)。比較イネーブル信号/CPEの非活性化に応答して、複合ゲート21からの制御信号φ1がHレベルとなり、応じてワンショットパルス発生回路22からの制御信号φ2がHレベルとなる。制御信号φ1がHレベルのときには、図1に示すスイッチ回路2が基準電圧VRを選択し、制御信号φ2のHレベルに従ってスイッチ回路3が導通する。
ワンショットパルス発生回路22からの制御信号φ2が、所定期間経過後にLレベルとなると、図1に示すスイッチ回路3が非導通状態となり、差動増幅器1の負入力ノードND1と出力ノードND3を分離する。制御信号φ2のHレベル期間は、比較イネーブル信号/CPEのHレベル期間よりも短く設定される。制御信号φ2がHレベルとなりかつ比較イネーブル信号/CPEがLレベルとなると、複合ゲート21からの制御信号φ1がLレベルとなり、図1に示すスイッチ回路2が、被比較電圧Vodを選択する。
スイッチ回路3が非導通状態となった後に、スイッチ回路2を被比較電圧Vodを選択する状態に設定することにより、容量素子C1における充電電圧を、正確に、基準電圧VRに対するオフセット電圧を考慮した電圧レベルに設定することができる。
なお、この図6に示すオフセットリフレッシュ期間設定回路20は、繰返し信号CLKを利用する構成に代えて、別の信号に基づいて所定期間をカウントするタイマの出力信号に従って比較イネーブル信号/CPEを非活性化する構成とされてもよい。
図8は、図1に示すスイッチ回路2の構成の一例を示す図である。図8において、スイッチ回路2は、制御信号φ1を受けて反転制御信号/φ1を生成するインバータIV1と、制御信号φ1および/φ1に従って選択的に導通し、導通時、被比較電圧Vodを正入力ノードND2に伝達するCMOSトランスミッションゲートSW1と、制御信号φ1および/φ1に従ってCMOSトランスミッションゲートSW1と相補的に導通し、導通時、基準電圧VRを正入力ノードND2に伝達するCMOSトランスミッションゲートSW2とを含む。
制御信号φ1がHレベルのときには、CMOSトランスミッションゲートSW2が導通状態、かつCMOSトランスミッションゲートSW1が非導通状態である。したがって、この状態においては、基準電圧VRが正入力ノードND2に伝達される。一方、制御信号φ1がLレベルのときには、CMOSトランスミッションゲートSW1が導通し、CMOSトランスミッションゲートSW2が非導通状態となり、正入力ノードND2には、被比較電圧Vodが伝達される。
図9は、図1に示すスイッチ回路3の構成の一例を示す図である。図9において、スイッチ回路3は、制御信号φ2を受けるインバータIV2と、インバータIV2の出力する反転制御信号/φ2と制御信号φ2に従って選択的に導通し、導通時、負入力ノードND1を出力ノードND3に電気的に結合するCMOSトランスミッションゲートSW3を含む。
制御信号φ2がHレベルのときに、CMOSトランスミッションゲートSW3が導通し、ノードND1およびND3が電気的に結合される。制御信号φ2がLレベルのときには、CMOSトランスミッションゲートSW3が非導通状態となり、負入力ノードND1は、出力ノードND3と電気的に分離される。
これらの図8および図9に示すように、スイッチ回路2および3それぞれにおいて、CMOSトランスミッションゲートを利用することにより、アナログ信号を確実に、信号損失を伴うことなく伝達することができ、正確に、差動増幅器のオフセット電圧相殺用の電圧を、容量素子C1に充電することができる。
上述の構成においては、オフセット電圧の検出および設定を行う参照電位のリフレッシュ動作期間中においては、比較イネーブル信号/CPEにより、OR回路4の出力信号をHレベルに固定し、繰返し信号CLKのチャージポンプ回路5への転送を禁止している。これにより、参照電位のリフレッシュ期間中にチャージポンプ動作が自走して内部電圧Voが目標電圧レベルからずれる(絶対値が大きくなる)のを防止する。しかしながら、差動増幅器1の電圧フォロワモード設定期間中における、チャージポンプ回路5の出力電圧Voの電圧レベルの上昇または低下が問題とならない場合には、特に、比較イネーブル信号/CPEは、OR回路4へ入力されなくてもよい(チャージポンプ回路5が自走的にチャージポンプ動作を行う)。
電源電圧VDDが、基準電圧VRとして利用される場合、ハイ側電源電圧VHが、この電源電圧VDDよりも高い場合、この電源電圧VDDをOR回路4が動作電源電圧として受けていれば、比較イネーブル信号/CPEが利用されなくても、OR回路4の出力信号は、参照電位のリフレッシュ期間中にHレベルに固定され、チャージポンプ回路5の転送動作は禁止される。基準電圧VRが、OR回路4のハイ側電源電圧およびロー側電源電圧の中間の電圧レベルの場合には、OR回路4の入力論理しきい値に応じて、このOR回路4の出力信号の電圧レベルが決定される。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、出力電圧レベルを判定する差動増幅器においてオフセット電圧を、その電圧フォロワモード動作により検出してオフセット電圧が補償された基準電圧を容量素子に蓄積し、この容量素子充電電圧と被比較電圧とに基づいて出力電圧のレベル判定を行なって内部電圧生成用のチャージポンプ動作を制御している。したがって、レベル判定用の差動増幅器のオフセット電圧の影響を受けることなく正確に、出力電圧のレベル判定を行なってチャージポンプ動作を行なうことができ、安定に所定の電圧レベルの内部電源電圧を得ることができる。
[実施の形態2]
図10は、この発明の実施の形態2に従う電源回路の構成を概略的に示す図である。この図10に示す電源回路は、以下の点で、図1に示す電源回路とその構成が異なる。すなわち、基準電圧VRを抵抗分割する抵抗素子R3およびR4の直列体が設けられる。スイッチ回路2へは、チャージポンプ回路5の出力電圧Voと、この抵抗分圧回路からの分圧電圧VRDとが与えられる。図10に示す電源回路の他の構成は、図1に示す電源回路の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明を省略する。
抵抗素子R3およびR4は、基準電圧供給ノードと接地ノード(基準電位源)の間に直列に接続され、接続ノードND20から、分圧電圧VRDが出力される。この分圧電圧VRDは、次式で表わされる。
VRD=VR/(1+R3/R4)
スイッチ回路2は、分圧電圧VRDとチャージポンプ回路5の出力電圧Voの一方を選択して、差動増幅器1の正入力ノードND2へ伝達する。したがって、差動増幅器1の電圧フォロワモード動作時においては、その負入力ノードND1には、電圧VRD+Vosが充電される。差動増幅動作時においては、この差動増幅器1は、出力電圧Voと電圧VRD+Vosを比較する。差動増幅器1がオフセット電圧Vosを有しているため、そのオフセット電圧成分が差動増幅動作時に相殺され、差動増幅器1の出力信号は、分圧電圧VRDと出力電圧(内部電源電圧)Voとの差に応じた信号となる。分圧電圧VRDよりも出力電圧Voが高い場合には、差動増幅器1の出力信号がHレベルとなり、チャージポンプ回路5はチャージポンプ動作が禁止され、逆に、分圧電圧VRDが出力電圧Voよりも高い場合には、差動増幅器1の出力信号がLレベルとなり、チャージポンプ回路5におけるチャージポンプ動作が活性化され、出力電圧Voの電圧レベルを上昇させる。すなわち、差動増幅器1の出力信号に従って、チャージポンプ回路5は、出力電圧Voが、分圧電圧VRDと電圧レベルと等しくなるように、そのチャージポンプ動作が制御される。したがって、出力電圧Voは、次式で表わされる。
Vo=VRD=VR/(1+R3/R4)
この図10に示す構成の場合、出力電圧Voが、差動増幅器1のハイ側電源電圧VHよりも低い電圧レベルまたはシステム電源電圧VDD(=VR)よりも低い場合においても、所望の電圧レベルの出力電圧Voを得ることができる。ハイ側電源電圧VHは、出力電圧Vo以上の電圧レベルであることが要求される。基準電圧VRがシステム電源電圧VDDと等しい場合には、このシステム電源電圧を差動増幅器1のハイ側電源電圧VHとして利用することができる。
この図10に示す電源回路の構成においても、基準電圧VRは、その電圧精度が高い基準電圧発生回路から生成される(温度および電源電圧に依存しない基準電圧発生回路を利用する)。抵抗素子R3およびR4を同一材料で作製することにより、抵抗素子R3およびR4の温度および製造条件に対する依存性を相殺することができ、安定に、分圧電圧VRDを生成することができる。したがって、周囲温度および製造条件に依存せず、安定に所望の電圧レベルの出力電圧Voを得ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、基準電圧を抵抗分圧して、この分圧電圧を出力電圧に対する参照電位として利用しており、基準電圧よりも低い電圧レベルの出力電圧を、正確に所望の電圧レベルに設定することができる。
なお、この図10に示す構成と図1に示す構成とを組合せて、分圧電圧VRDおよび分圧被比較電圧Vodを利用することにより、出力電圧Voの電圧レベルを任意の電圧レベルに設定することができ、また、差動増幅器1の最も感度のよい領域で、比較動作を行なうことができる。この場合の、出力電圧Voの電圧レベルは次式で表わされる。
Vo=VR・(1+R1/R2)/(1+R4/R3)
[実施の形態3]
図11は、この発明の実施の形態3に従う電源回路の構成を概略的に示す図である。この図11に示す電源回路は、負の電圧Vnを生成して、出力配線36を介して負荷回路37へ供給する。
図11において、電源回路は、正入力ノード(第2の入力ノード)ND32および負入力ノード(第1の入力ノード)ND31の電圧を比較し、その比較結果に応じた信号を出力ノードND33に生成する差動増幅器31と、電源電圧VDDを供給する電源ノードと出力配線36の間に直列に接続され、かつその接続ノードND34に分圧電圧Vndを生成する抵抗素子R5およびR6と、制御信号φ1に従って基準電圧VRNおよび分圧電圧(被比較電圧)Vndの一方を選択して正入力ノードND32に伝達するスイッチ回路32と、負入力ノードND31と接地ノードとの間に接続される容量素子C2と、制御信号φ2に従って差動増幅器31の出力ノードND33と負入力ノードND31を電気的に結合するスイッチ回路33と、差動増幅器31の出力ノードND33上の信号を受けるインバータ40と、インバータ40の出力信号と比較イネーブル信号/CPEと繰返し信号CLKを受けるOR回路34と、OR回路34の出力信号に従って選択的に容量素子によるチャージポンプ動作を行なって負の電圧Vnを生成するチャージポンプ回路35を含む。
チャージポンプ回路35は、活性化時、繰返し信号CLKに従って容量素子のチャージポンプ動作により、出力配線36に負電荷を供給して負の電圧Vnを生成する。
抵抗素子R5およびR6は、分圧回路を構成する。したがって、抵抗素子R5およびR6により被比較電圧として生成される分圧電圧Vndは、次式で表わされる。
Vnd=(VDD−Vn)・R6/(R5+R6)
この図11に示す電源回路においても、差動増幅器31のオフセット電圧の検出および設定動作および比較動作は、先の実施の形態1と同様である。すなわち、スイッチ回路32が、基準電圧VRNを選択するとき、スイッチ回路33が導通し、差動増幅器31の出力ノードND33と負入力ノードND31とを電気的に結合する。この状態においては、差動増幅器31が、電圧フォロワモードで動作し、負入力ノードND31には、電圧VRN+Vosが現れ、この電圧が容量素子C2に参照電圧として充電される。ここで、差動増幅器31のオフセット電圧を、符号Vosで表す。
比較動作時においては、スイッチ回路33が非導通状態となり、スイッチ回路32が、分圧電圧Vndを被比較電圧として選択する。差動増幅器31の構成については後に説明するが、オフセット電圧Vosを有しており、正入力ノードND32の電圧は、等価的にVnd+Vosとなり、この電圧Vnd+Vosと容量素子C2に蓄積される参照電圧Vos+VRNが、差動増幅器31により比較されて、その比較結果が出力ノードND33に出力される。従って、この図11に示す構成においても、差動増幅器1の入力電圧におけるオフセット電圧Vosが相殺され、分圧電圧Vndと基準電圧VRNとが比較され、その比較結果に応じた信号が、出力ノードND33に生成される。
この差動増幅器31の比較動作は、先に実施の形態1および2と同様であり、差動増幅器31が2値判定動作を行う場合には、分圧電圧Vndが基準電圧VRNよりも高い場合には、出力ノードND33にはHレベルの信号が出力され、逆の場合には、出力ノードND33にはLレベルの信号が出力される。
差動増幅器31の出力信号はインバータ40により反転される。したがって、分圧電圧Vndが、基準電圧VRNよりも高いときには、インバータ40の出力信号がLレベルとなり、OR回路34は繰返し信号CLKをチャージポンプ回路35へ伝達し、負電荷を出力配線36へ供給して、出力電圧Vnの電圧レベルを低下させる。
一方、分圧電圧Vndが基準電圧VRNよりも低い場合には、インバータ40の出力信号がHレベルとなり、OR回路34は、繰返し信号CLKの転送を禁止して、チャージポンプ回路35のチャージポンプ動作を禁止する。したがって、負の出力電圧Vnの電圧レベルは、分圧電圧Vndが基準電圧VRNと等しくなる電圧レベルに維持される。すなわち、負の出力電圧Vnは、次式の関係を満たす電圧レベルに維持される。
Vnd=VRN
=(VDD−Vn)・R6/(R5+R6)
上式を電圧Vnにより整理すると、次式が得られる。
Vn=VDD−VRN・(1+R5/R6)
すなわち、この図11に示す負電圧Vnを生成する電源回路においては、チャージポンプ回路35からの出力電圧Vnの電圧レベルが、基準電圧VRNが規定する電圧レベルよりも低い場合、この負の電圧Vnは、所定値よりもさらに低い電圧レベルであり、より深い負の状態となっており、このときにはチャージポンプ動作は停止する。一方、負の出力電圧Vnが、基準電圧VRNが規定する電圧レベルよりも高い場合には、負の電圧Vnは、まだ、所定の電圧レベルに到達していないため、チャージポンプ回路35にチャージポンプ動作を行なわせる。これにより、所望の電圧レベルの負の電圧Vnを得ることができる。
この図11に示す構成により、オフセット電圧検出/設定を行う参照電位リフレッシュ期間を決定する制御信号/CPEは、この期間の間Hレベルに設定され、チャージポンプ回路35のチャージポンプ動作を停止する。しかしながら、実施の形態1と同様、このオフセット電圧の検出/設定期間において、出力電圧Vnが変化する電圧範囲が許容できる程度であれば、特に、このOR回路に比較イネーブル信号/CPEを与える必要はない。
制御信号φ1およびφ2は、実施の形態1において利用される制御信号発生回路と同様の構成を用いて生成することができる。
図12は、図11に示す差動増幅器31の構成の一例を示す図である。図12において、差動増幅器31は、ハイ側電源ノードND40と内部ノードND42の間に接続される定電流源42と、内部ノードND42およびND43の間に接続されかつそのゲートが正入力ノードND32に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ10と、内部ノードND42およびND44の間に接続されかつそのゲートが負入力ノードND31に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ11と、内部ノードND43とロー側電源ノードND45の間に接続されかつそのゲートが内部ノードND44に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ12と、内部ノードND44とロー側電源ノードND45の間に接続されかつそのゲートが内部ノードND44に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ13と、ハイ側電源ノードND41と出力ノードND33の間に接続される定電流源44と、出力ノードND33とロー側電源ノードND45の間に接続されかつそのゲートが内部ノードND43に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ14を含む。
ハイ側電源ノードND40およびND41には、ハイ側電源電圧VHが供給され、ロー側電源ノードND45には、ロー側電源電圧VLが供給される。このハイ側電源電圧VHは、電源電圧VDDに等しくてもよく、またそれと異なる電圧レベルであってもよい。また、ロー側電源電圧VLは、接地電圧であってもよく、またそれと異なる電圧レベルであってもよい。これらの電圧VHおよびVLの電圧レベルは、基準電圧VRNの電圧レベルに応じて設定される。図11に示すインバータ回路40、OR回路34およびチャージポンプ回路35が、これらのハイ側電源電圧VHおよびロー側電源電圧VLを動作電源電圧として使用することにより、チャージポンプ回路35は、正確に負の電源電圧Vnの電圧レベルに応じてチャージポンプ動作を行なって、所定の電圧レベルの負の電源電圧Vnを生成することができる。
この図12に示す差動増幅器の構成において、MOSトランジスタQ10およびQ11が、差動段を構成し、MOSトランジスタQ12およびQ13が、カレントミラー型負荷を構成する。正入力ノードND32の電圧レベルが負入力ノードND31の電圧レベルよりも高い場合には、MOSトランジスタQ10のコンダクタンスが、MOSトランジスタQ11のコンダクタンスよりも小さくなる。MOSトランジスタQ12およびQ13には、同じ大きさの電流が流れ、このMOSトランジスタQ11の供給電流と同じ大きさの電流が、MOSトランジスタQ13を介してロー側電源ノードND45へ放電される。したがって、MOSトランジスタQ12がMOSトランジスタQ10からの電流をすべて放電し、内部ノードND43は、ローレベルに低下し、MOSトランジスタQ14のコンダクタンスが小さくなる。このMOSトランジスタQ14のコンダクタンスが小さくなると、定電流源44からの供給電流を放電できず、ノードND33の電圧レベルがHレベル(ハイ側電源電圧VHレベル)となる。
逆に、正入力ノードND32の電圧レベルは、負入力ノードND31の電圧レベルよりも低くなると、MOSトランジスタQ10のコンダクタンスがMOSトランジスタQ11のコンダクタンスよりも大きくなり、MOSトランジスタQ10の駆動電流量は、MOSトランジスタQ11の駆動電流量よりも大きくなる。MOSトランジスタQ11の駆動電流と同じ大きさの電流が、MOSトランジスタQ13を介して放電され、MOSトランジスタQ13を流れる電流と同じ大きさのミラー電流がMOSトランジスタQ12を介して流れる。したがって、この場合には、MOSトランジスタQ12は、MOSトランジスタQ10からの供給電流を放電できず、ノードND43の電圧レベルが上昇し、MOSトランジスタQ14のコンダクタンスが増大し、定電流源44からの電流を放電する。このMOSトランジスタQ14が定電流源44からの駆動電流をすべて放電することにより、出力ノードND33の電圧レベルをLレベル(ロー側電源電圧VLレベル)となる。
したがって、出力ドライブトランジスタQ14を利用して、定電流源44の駆動電流の放電を選択的に行なうことにより、正入力ノードND32および負入力ノードND31に与えられる電圧差に応じて、HレベルおよびLレベルの信号を出力することができる。
なお、この図13に示す差動増幅器31の構成において正入力ノードND32および負入力ノードND31に与えられる電圧が負の電圧レベルであっても、正確に、比較動作を行なうことができる。
なお、図11に示す電源回路の構成においても、差動増幅器31はアナログ的に増幅動作を行い、その出力信号をインバータ40の入力論理しきい値により2値判定する構成が利用されてもよい。
なお、この図11に示す電源回路においても、基準電圧VRNが、負の電圧レベルのときには、先の実施の形態2と同様、この負の基準電圧(VRN)を抵抗分圧回路によりレベルシフトして、負の出力電圧Vnとレベルシフトされた基準電圧とを差動増幅器において比較する構成を利用することができる。ただし、この場合、負の基準電圧VRNは、出力電圧Vnよりもより負の電圧レベルの電圧となる。また、差動増幅器31のロー側電源電圧VLは、オフセット電圧検出および設定動作時に電圧フォロアモードで動作して、負の電源電圧Vnの参照電位を容量素子C2に充電する必要があり、負の電圧となる。ハイ側電源電圧VHは、電源電圧VDDまたは接地電圧レベルであってもよい。
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、負の電圧を発生する場合においても、その電圧レベル判定のための差動増幅器のオフセット電圧を相殺するように容量素子の充電電圧を利用しており、正確に所望の電圧レベルの負の電圧を生成することができる。
この発明に従う内部電圧発生回路は、電源電圧として利用される電圧の他に、所望の電圧レベルの内部電圧を生成する回路として利用することができる。上述のように、液晶表示装置の液晶の交流駆動のために必要とされる負電圧および正電圧を発生するための回路として利用することができる。また、一般の半導体装置において、電源電圧および接地電圧と異なる所望の電圧レベルの内部電圧を発生するための回路として利用することができる。したがって、この発明に従う内部電圧発生回路は、電源回路に限定されず、所望の電圧レベルの内部電圧を発生する回路として利用することができる。
この発明に実施の形態1に従う電源回路の構成を概略的に示す図である。 図1に示す差動増幅器の構成の一例を示す図である。 図1に示す電源回路の動作を示す信号波形図である。 図1に示す電源回路の参照電圧リフレッシュ時の接続を示す図である。 図1に示す電源回路の電圧レベル検出時の接続を示す図である。 図1に示す制御信号を発生する部分の構成の一例を概略的に示す図である。 図6に示す制御信号発生部の動作を示す信号波形図である。 図1に示す正入力スイッチ回路の構成の一例を示す図である。 図1に示す負帰還用スイッチ回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2に従う電源回路の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3に従う電源回路の構成を概略的に示す図である。 図11に示す差動増幅器の構成の一例を示す図である。
符号の説明
1,31 差動増幅器、2,3,32,33 スイッチ回路、R1,R2,R3,R4,R5,R6 抵抗素子、4,34 OR回路、5,35 チャージポンプ回路、6,36 出力線、7,37 負荷回路。

Claims (3)

  1. 第1の入力と第2の入力とを有する差動増幅回路、
    少なくとも前記差動増幅回路の出力信号に従って選択的に活性化され、活性化時、容量素子のチャージポンプ動作に従って内部電圧を生成する内部電圧生成回路、
    前記差動増幅回路の第1の入力に接続される補償容量素子、
    基準電圧と前記内部電圧に対応する被比較電圧との一方を選択的に前記差動増幅回路の第2の入力へ伝達する第1のスイッチ回路、および
    導通時、前記差動増幅回路の出力と前記第2の入力とを接続する第2のスイッチ回路とを備え、前記第2のスイッチ回路の導通時、前記第1のスイッチ回路は前記基準電圧を選択して前記差動増幅回路の第2の入力へ与え、前記第1のスイッチ回路の前記被比較電圧の選択時、前記第2のスイッチ回路は非導通状態に設定される、電圧発生回路。
  2. 前記内部電圧生成回路は、
    前記差動増幅回路の出力信号に従ってクロック信号を選択的に伝達するゲート回路と、
    前記ゲート回路の出力信号に従って選択的にチャージポンプ動作が活性化され、活性化時チャージポンプ動作により前記内部電圧を生成するチャージポンプ回路とを含む、請求項1記載の電圧発生回路。
  3. 前記ゲート回路は、前記第2のスイッチ回路の導通期間を規定するモード制御信号が前記第2のスイッチ回路の導通状態を指示するとき、前記チャージポンプ回路への前記クロック信号の伝達を禁止する、請求項2記載の電圧発生回路。
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