JP2005183513A - マクロセル、集積回路装置、及び電子機器 - Google Patents

マクロセル、集積回路装置、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 種々の場所に配置しても差動信号の信号特性等を維持できるマクロセル、これを含む集積回路装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】物理層の回路を含むマクロセルMC1は、DP、DM用のパッドに接続される送信回路10と受信回路30を含む。送信回路10はDPの信号ラインを駆動する送信ドライバ12とDMの信号ラインを駆動する送信ドライバ14を含む。マクロセルMC1の辺SD1から辺SD3へと向かう方向を第1の方向DR1とした場合に、送信ドライバ12、14がDP、DMのパッドのDR1側に配置されると共にラインSYLを対称軸として線対称に配置され、受信回路30が送信回路10のDR1側に配置される。受信回路30とDP、DMのパッドを接続するための信号ラインSLR1、SLR2の配線領域60が送信ドライバ12、14の間の領域に設けられる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、マクロセル、集積回路装置、及び電子機器に関する。
近年、電子機器間を接続するためのインターフェース規格として、USB(Universal Serial Bus)が注目を集めている。このUSBでは12Mbpsでデータ転送が行われるFS(Full Speed)モードが定義されている。そしてFSモードは、USB2.0で定義される480MbpsのHS(High Speed)モードに比べて転送レートが遅い。従って、FSモード用の物理層回路(アナログフロントエンド回路)は、キャドツールなどを用いた手作業で配置されることはなく、ゲートアレイなどの自動配置配線手法により配置されていた。このため、物理層回路を構成する回路の配置位置が、集積回路装置(半導体チップ)の色々な場所に散在してしまうと共にその散在する配置位置も集積回路装置の機種毎に変化してしまう。この結果、USBの差動信号(DP、DM)の信号特性も集積回路装置の機種毎に変化してしまうという問題があることが判明した。
特開2000−148716号公報
本発明の目的は、種々の場所に配置しても差動信号の信号特性等を維持できるマクロセル、これを含む集積回路装置及び電子機器を提供することにある。
本発明は、差動信号を用いてデータ転送を行う所与のインターフェース規格の物理層の回路を少なくとも含むマクロセルであって、差動信号を構成する第1の信号用の第1のパッドと、差動信号を構成する第2の信号用の第2のパッドに接続される送信回路と、前記第1、第2のパッドに接続される受信回路とを含み、前記送信回路が、前記第1のパッドに接続される信号ラインを駆動する第1の送信ドライバと、前記第2のパッドに接続される信号ラインを駆動する第2の送信ドライバとを含み、マクロセルの第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とした場合に、前記送信回路の前記第1、第2の送信ドライバが、前記第1、第2のパッドの前記第1の方向側に配置されると共に前記第1の方向に沿った第1のラインを対称軸として線対称に配置され、前記受信回路が、前記送信回路の前記第1の方向側に配置されるマクロセルに関係する。
本発明のマクロセルは、差動信号を用いてデータ転送を行う物理層(例えば最下位層)の回路として送信回路や受信回路を含む。そして送信回路の第1、第2の送信ドライバが第1、第2のパッドの第1の方向側に線対称に配置され、受信回路が送信回路の第1の方向側に配置される。これにより、種々の場所に配置しても差動信号の信号特性等を維持できるマクロセルの提供や、マクロセルの小面積化を図ることが可能になる。
また本発明では、前記受信回路と前記第1、第2のパッドとを接続する信号ラインを前記第1の方向に沿って配線するための配線領域が、前記第1、第2の送信ドライバの間の領域に設けられるようにしてもよい。
このようにすれば、線対称に配置される第1、第2の送信ドライバ間の空きスペースを有効活用して、受信回路と第1、第2のパッドとを接続する信号ラインを配線することが可能になる。
また本発明では、前記配線領域の前記信号ラインが、前記送信回路と前記第1、第2のパッドとを接続する信号ラインよりも細い線幅で配線されるようにしてもよい。
このようにすれば、送信回路に大きな電流供給能力が要求される場合に、送信回路と第1、第2のパッドとを接続する信号ラインがエレクトロンマイグレーションにより切断されるなどの事態を防止できる。一方、受信回路と第1、第2のパッドとを接続する信号ラインについては、その線幅が細くなるため、第1、第2の送信ドライバ間の距離を近づけることが可能になり、マクロセルの小面積化等を図れる。
また本発明では、前記配線領域には、前記信号ラインに沿ってシールドラインが配線されるようにしてもよい。
このようにすれば、周囲の回路からの信号ノイズが信号ラインに重畳してしまう事態などを防止できる。
また本発明では、前記第1、第2のパッドが、前記第1のラインを対称軸として線対称に配置されるようにしてもよい。
このようにすれば、第1のパッドと送信回路や受信回路とを接続する信号ラインの寄生容量や寄生抵抗と、第2のパッドと送信回路や受信回路とを接続する信号ラインの寄生容量や寄生抵抗とを同等にすることが容易になる。
また本発明では、前記送信回路が、前記第1、第2のパッドに接続される第1、第2のダンピング抵抗を含み、前記第1、第2のダンピング抵抗が、前記第1のラインを対称軸として線対称に配置されるようにしてもよい。
このようにすれば、差動信号の信号特性の維持等が可能になる
また本発明では、前記受信回路が、前記第1、第2のパッドに接続される差動レシーバと、前記第1のパッドに接続される第1のシングルエンドレシーバと、前記第2のパッドに接続される第2のシングルエンドレシーバを含むようにしてもよい。
また本発明では、前記第1、第2の送信ドライバの制御用の第1、第2の送信制御回路が、前記送信回路の前記第1の方向側に配置され、前記受信回路が、前記第1、第2の送信制御回路の間の領域に配置されるようにしてもよい。
このようにすれば、例えば送信回路に比べて受信回路の回路面積が小さい場合に、空きスペースの有効活用等が可能になる。
また本発明では、前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルと前記受信回路との間で信号をインターフェースするための受信インターフェース領域と、前記第2のマクロセルと前記第1、第2の送信制御回路との間で信号をインターフェースするための送信インターフェース領域とが、マクロセルの前記第3の辺に沿って設けられるようにしてもよい。
このようにすれば、マクロセルと第2のマクロセルとの間でやり取りされる信号のタイミングの設計を容易化できる。また例えば第2のマクロセルが、その配線及び回路セル配置が自動配置配線されるマクロセルであった場合には、第2のマクロセルの自動配置配線の配線効率の向上等を図れる。
また本発明では、前記第1のパッドに接続されるプルアップ用の第1の抵抗回路と、前記第2のパッドに接続されるダミー用の第2の抵抗回路とを含み、マクロセルの第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記第1、第2の抵抗回路が、前記送信回路の前記第2の方向側に配置されるようにしてもよい。
また本発明は、差動信号を用いてデータ転送を行う所与のインターフェース規格の物理層の回路を少なくとも含むマクロセルであって、差動信号を構成する第1の信号用の第1のパッドと、差動信号を構成する第2の信号用の第2のパッドに接続される送信回路と、前記第1、第2のパッドに接続される受信回路と、前記第1のパッドに接続されるプルアップ用の第1の抵抗回路と、前記第2のパッドに接続されるダミー用の第2の抵抗回路とを含み、前記送信回路が、前記第1のパッドに接続される信号ラインを駆動する第1の送信ドライバと、前記第2のパッドに接続される信号ラインを駆動する第2の送信ドライバとを含み、マクロセルの第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とした場合に、前記送信回路の前記第1、第2の送信ドライバが、前記第1、第2のパッドの前記第1の方向側に配置されると共に前記第1の方向に沿った第1のラインを対称軸として線対称に配置され、マクロセルの第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記第1、第2の抵抗回路が、前記送信回路の前記第2の方向側に配置されるマクロセルに関係する。
このようにすれば第1、第2の抵抗回路を近づけて配置することが可能になり、製造プロセスのバラツキによる悪影響などを低減することが可能になる。
また本発明では、前記第1のパッドに接続されるプルダウン用の第3の抵抗回路と、前記第2のパッドに接続されるプルダウン用の第4の抵抗回路とを含み、前記第3、第4の抵抗回路が、前記送信回路の前記第2の方向側に配置されるようにしてもよい。
このようにすれば第3、第4の抵抗回路を近づけて配置することが可能になり、製造プロセスのバラツキによる悪影響などを低減することが可能になる。
また本発明では、前記第3、第4の抵抗回路は、USB(Universal Serial Bus)のOTG(On-The-Go)用の抵抗回路であってもよい。
また本発明では、前記第1、第2の抵抗回路の制御用の第1、第2の抵抗制御回路が、前記第1、第2の抵抗回路の前記第1の方向側に配置されるようにしてもよい。
このようにすれば、空きスペースを有効活用でき、レイアウト効率を向上できる。
また本発明では、前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルと前記第1、第2の抵抗制御回路との間で信号をインターフェースするための抵抗制御インターフェース領域が、マクロセルの前記第3の辺に沿って設けられるようにしてもよい。
このようにすれば、マクロセルと第2のマクロセルとの間でやり取りされる信号のタイミングの設計を容易化できる。また例えば第2のマクロセルが、その配線及び回路セル配置が自動配置配線されるマクロセルであった場合には、第2のマクロセルの自動配置配線の配線効率の向上等を図れる。
また本発明では、前記所与のインターフェース規格が、USB(Universal Serial Bus)規格であり、前記送信回路及び前記受信回路がUSBのフルスピードモード用の回路であってもよい。
また本発明では、前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルのI/O領域の一部に対して、マクロセルのI/O領域の全体がオーバラップするように配置される場合において、マクロセルの前記第1の辺の長さをLとし、前記第2のマクロセルのI/O領域に配置されるI/Oセルのピッチ幅をPLとした場合に、L=PL×N(Nは2以上の整数)であってもよい。
このようにすれば、マクロセルを色々な場所に配置できるようになり、利便性を向上できる。そして、このようにマクロセルを色々な場所に配置した場合にも、差動信号の信号特性等を維持することが可能になる。
また本発明は、複数のマクロセルを含む物理層回路であって、上記のいずれかのマクロセルと、前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルとを含む集積回路装置に関係する。
また本発明は、上記のいずれかの集積回路装置と、前記集積回路装置を制御する処理部とを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.集積回路装置の構成
図1に本実施形態のマクロセルが適用される集積回路装置の構成例を示す。この集積回路装置は、マクロセルMC1と第2のマクロセルMC2を含む。なお、これらのマクロセルMC1、MC2(メガセル、マクロブロック)は、論理機能を有する中規模又は大規模な回路の単位である。また、本実施形態の集積回路装置は3個以上のマクロセルを含むようにしてもよい。
図1においてマクロセルMC1は、差動信号(シリアルバス)を用いてデータ転送を行うインターフェース規格(例えばUSB又はIEEE1394等)の物理層の回路を少なくとも含むマクロセルである。この物理層回路は、例えばUSBのFS(フルスピード)モードを実現する送信回路(第1、第2の送信ドライバ)や受信回路(差動レシーバ、第1、第2のシングルエンドレシーバ)や抵抗回路(プルアップ用抵抗回路、プルダウン用抵抗回路)などを含むことができる。なおマクロセルMC1は、物理層回路以外の回路(論理層回路等)を含むこともできる。
マクロセルMC1は、例えばその配線及び回路セル配置が固定化されるハードマクロになっている。より具体的には、例えば、配線や回路セル配置が手作業のレイアウトにより行われる(配線、配置の一部を自動化してもよい)。
一方、マクロセルMC2は、物理層よりも上位層(論理層、リンク層、トランザクション層又はアプリケーション層等)の回路を含むマクロセルである。USBを例にとれば、マクロセルMC2は、SIE(Serial Interface Engine)やユーザロジック(デバイス固有の回路)などの論理層回路(MC1が含む論理層回路の他の部分)を含むことができる。
マクロセルMC2は、例えばその配線及び回路セル配置が自動配置配線されるソフトマクロになっている。より具体的には、例えば、ゲートアレイの自動配置配線ツールにより基本セル間の配線等が自動的に行われる(配置、配線の一部を固定化してもよい)。
なお、図1において、マクロセルMC1として、物理層の回路のみを含むマクロセルを用いてもよい。またマクロセルMC2は、少なくとも物理層よりも上位の層の回路を含むものであればよい。
図1では集積回路装置の四辺に沿ってI/O領域が設けられている。このI/O領域には複数のI/Oセル(入力専用セル、出力専用セル、入出力兼用セル)が並んで配置される。またI/O領域の外側には、差動信号DP(D+)、DM(D−)用のパッド(端子)を含む複数のパッドが並んで配置される。そして図1ではマクロセルMC1のI/O領域の全体がマクロセルMC2のI/O領域の一部にオーバラップするようにMC1が配置される。なおパッドをI/O領域内(I/Oセル内)に設ける構成としてもよい。
2.データ転送制御装置の構成
図2に、図1の集積回路装置により実現されるデータ転送制御装置の構成例を示す。なお本実施形態の集積回路装置により実現される装置は図2の構成に限定されない。例えば図2とは異なる構成のデータ転送制御装置を実現してもよい。或いは図2の構成にアプリケーション層デバイスやCPU(広義にはプロセッサ)などの構成を加えて、集積回路装置として1チップ化してもよい。
図2のデータ転送制御装置(集積回路装置)は、トランシーバ200と転送コントローラ210とバッファコントローラ220とデータバッファ230とインターフェース回路240を含む。なおこれらの回路ブロックの一部を省略したり、これらの回路ブロック間の接続形態を変更してもよい。
トランシーバ200は、差動信号DP、DM(差動データ信号)を用いてデータを送受信するための回路である。このトランシーバ200は、例えばUSB(広義には所与のインターフェース規格)の物理層回路(アナログフロントエンド回路)を含むことができる。なおトランシーバ200に物理層以外の層の回路を含めてもよい。
転送コントローラ210は、USBを介したデータ転送を制御するためのコントローラであり、いわゆるSIE(Serial Interface Engine)の機能などを実現するためのものである。例えば転送コントローラ210は、パケットハンドル処理、サスペンド&レジューム制御、或いはトランザクション管理などを行う。
バッファコントローラ220は、データバッファ230に記憶領域(エンドポイント領域等)を確保したり、データバッファ230の記憶領域に対するアクセス制御を行う。より具体的にはバッファコントローラ220は、インターフェース回路240を介したアプリケーション層デバイス側からのアクセスや、インターフェース回路240を介したCPU側からのアクセスや、USB(転送コントローラ210)側からのアクセスを制御したり、これらのアクセスの調停を行ったり、アクセス・アドレスの生成・管理を行う。
データバッファ230(パケットバッファ)は、USBを介して転送されるデータ(送信データ又は受信データ)を一時的に格納(バッファリング)するためバッファ(FIFO)である。このデータバッファ230はRAMなどのメモリにより構成できる。
インターフェース回路240は、アプリケーション層デバイスが接続されるDMA(Direct Memory Access)バスや、CPUが接続されるCPUバスを介したインターフェースを実現するための回路である。このインターフェース回路240には、DMA転送のためのDMAハンドラ回路などを含めることができる。
図1のマクロセルMC1は、図2のトランシーバ200の一部又は全部を含むことができる。またマクロセルMC2は、転送コントローラ210、バッファコントローラ220、データバッファ230、インターフェース回路240の一部又は全部を含むことができる。なおマクロセルMC2にアプリケーション層デバイスなどの回路を含ませてもよい。
3.トランシーバの構成
図3にトランシーバ200(物理層回路)の詳細な構成例を示す。
図3において送信回路10は、例えばUSBのFSモードにおいて差動信号DP、DMを用いてデータの送信処理を行うための回路である。この送信回路10は、差動信号を構成する信号DP(広義には第1の信号)のパッドに接続される信号ラインを駆動する第1の送信ドライバ12と、差動信号を構成する信号DM(広義には第2の信号)のパッドに接続される信号ラインを駆動する第2の送信ドライバ14を含む。これらの送信ドライバ12、14によりDP、DMのパッドの信号ラインを駆動することで、DP、DMのパッド(データ端子)を用いた差動信号の伝送が可能になる。
また送信回路10は、DP、DMのパッド(広義には第1、第2のパッド)に接続される第1のダンピング抵抗RDP1と第2のダンピング抵抗RDP2を含む。これらのダンピング抵抗RDP1、RDP2の一端は送信ドライバ12、14の出力に接続され、他端はDP、DMのパッドに接続される。なお送信回路10(集積回路装置)にダンピング抵抗RDP1、RDP2を含ませない構成としてもよい。この場合には、ダンピング抵抗RDP1、RDP2を外付けのパーツで実現すればよい。
第1、第2の送信制御回路22、24は、第1、第2の送信ドライバ12、14の制御用の回路である。具体的には送信制御回路22は、前段の回路(例えばマクロセルMC2内の回路)から送信データ信号DOUT1とアウトプットディスイネーブル信号OUTDISを受け、制御信号OP1、ON1を送信ドライバ12に出力する。送信制御回路24は、前段の回路から信号DOUT2とOUTDISを受け、制御信号OP2、ON2を送信ドライバ14に出力する。
受信回路30は、例えばUSBのFSモードにおいて差動信号DP、DMを用いてデータの受信処理を行うための回路である。この受信回路30は、差動レシーバ32と第1、第2のシングルエンドレシーバ34、36を含む。
差動レシーバ32(差動コンパレータ)は、DP、DMのパッドを介して入力される差動信号を差動増幅して、データ信号DINとして後段の回路(例えばマクロセルMC2内の回路)に出力する。この差動レシーバ32は、差動信号DP、DMがその第1、第2の差動入力に入力される演算増幅回路により実現できる。なお差動レシーバ32は、イネーブル信号COMPENBにより、その動作がイネーブル又はディスエーブルされる。
シングルエンドレシーバ34は、DPのパッドを介して入力されるシングルエンドの信号を増幅して、データ信号SEDIN1として後段の回路(例えばマクロセルMC2内の回路)に出力する。シングルエンドレシーバ36は、DMのパッドを介して入力されるシングルエンドの信号を増幅して、データ信号SEDIN2として後段の回路に出力する。これらのシングルエンドレシーバ34、36は、例えば入力電圧の立ち上がり時と立ち下がり時とでしきい値が異なるヒステリシス特性を有するバッファ回路などにより実現できる。またシングルエンドレシーバ34、36は、イネーブル信号SEENB1、SEENB2により、その動作がイネーブル又はディスエーブルされる。
プルアップ用の抵抗回路40は、DPの信号ラインをプルアップするための回路であり、DPのパッド(第1のパッド)に接続される。この抵抗回路40は、トランジスタ等で実現されるスイッチ素子SUP1と、例えば1.5Kオームのプルアップ用の抵抗RUP1を含む。具体的にはスイッチ素子SUP1の一端はDPのパッドに接続され、他端は抵抗RUP1の一端に接続される。また抵抗RUP1の他端は電源VDDに接続される。
抵抗回路42は、抵抗回路40がDPの信号ラインに接続されることで形成される寄生容量と等価な寄生容量等を、DMの信号ラインに形成するためのダミーの抵抗回路であり、DMの信号ラインに接続される。この抵抗回路42は、抵抗回路40のスイッチ素子SUP1、抵抗RUP1と同一構成(同一のゲート長・ゲート幅、同一の抵抗)のスイッチ素子SUP2、抵抗RUP2を含む。具体的にはスイッチ素子SUP2の一端はDMのパッドに接続され、他端は抵抗RUP2の一端に接続される。
なお図3では抵抗RUP1、RUP2が電源VDD側に設けられているが、スイッチ素子SUP1、SUP2の方を電源VDD側に設けるようにしてもよい。
抵抗制御回路50、52は抵抗回路40、42の制御用の回路である。具体的には抵抗制御回路50、52は、スイッチ素子SUP1、SUP2のオン・オフを制御する信号RUPSW1、RUPSW2を生成して抵抗回路40、42に出力する。
なお抵抗制御回路50は、前段の回路(例えばマクロセルMC2内の回路)からのプルアップイネーブル信号RUPENBに基づいて信号RUPSW1を出力する。具体的には信号RUPENBがアクティブになった場合に、信号RUPSW1をアクティブにして、スイッチ素子SUP1をオンさせる。一方、抵抗制御回路52は、信号RUPENBの電圧レベルに依らずに常に信号RUPSW2をアクティブにするようにしてもよいし、信号RUPENBに基づいて信号RUPSW2をアクティブにするようにしてもよい。
図4(A)に送信回路10(FS用)の具体的な回路構成例を示す。送信ドライバ12は、電源VDD、VSS(広義には第1、第2の電源)間に直列接続されたP型トランジスタTPTR1とN型トランジスタTNTR1を含む。そしてその出力ノードTN1とDPのノードとの間にダンピング抵抗RDP1が設けられる。送信ドライバ14は、電源VDD、VSS間に直列接続されたP型トランジスタTPTR2とN型トランジスタTNTR2を含む。そしてその出力ノードTN2とDMのノードとの間にダンピング抵抗RDP2が設けられる。
送信制御回路22は、前段の回路から信号DOUT1、OUTDISを受け、図4(B)に示す真理値表にしたがった論理演算を行って、送信ドライバ12に信号OP1、ON1を出力する。送信制御回路24は、前段の回路から信号DOUT2、OUTDISを受け、図4(B)に示す真理値表にしたがった論理演算を行って、送信ドライバ14に信号OP2、ON2を出力する。例えばOUTDISがローレベル(Lレベル)であるとする。すると、DOUT1がローレベルの場合はDPがローレベルになり、DOUT1がハイレベル(Hレベル)の場合はDPがハイレベルになる。またDOUT2がローレベルの場合はDMがローレベルになり、DOUT2がハイレベルの場合はDMがハイレベルになる。一方、OUTDISがハイベルの場合には、DP、DMは共にハイインピーダンス状態になる。
4.マクロセルMC1のレイアウト
図5に本実施形態のマクロセルMC1のレイアウト例を示す。なおマクロセルMC1のレイアウトは図5の例に限定されず、種々の変形実施が可能である。
図5のマクロセルMC1は、複数(N個)のI/Oセルが配置されるI/O領域を含む。これらの複数のI/OセルはI/O領域の長手方向に沿って並んで配置される。またI/O領域の外側にはDP、DMのパッドを含む複数のパッドが配置される。なおI/O領域(I/Oセル)がパッドを含む構成にしてもよい。
マクロセルMC1の第1の辺SD1から、SD1に対向する第3の辺SD3へと向かう方向を第1の方向DR1としたとする。すると、送信回路10が含む送信ドライバ12、14は、DP、DMのパッド(I/O領域)の第1の方向DR1側に配置される。具体的にI/O領域に隣接するように送信ドライバ12、14が配置される。
また第1の方向DR1に沿ったラインを第1のラインSYLとする。すると送信ドライバ12、14は、ラインSYLを対称軸として線対称(実質的に線対称である場合も含む)に配置される。また送信回路10(集積回路装置)がダンピング抵抗RDP1、RDP2を内蔵する場合には、ダンピング抵抗RDP1、RDP2もラインSYLを対称軸として線対称に配置される。また、DP、DMのパッドもラインSYLを対称軸として線対称に配置することができる。
また本実施形態では受信回路30が、送信回路10(送信ドライバ12、14)の第1の方向DR1側に配置される。より具体的には送信回路10の第1の方向DR1側に隣接するように受信回路30が配置される。この受信回路30は、差動レシーバ32やシングルエンドレシーバ34、36を含む。なお受信回路30を、送信回路10の第1の方向DR1側に配置しない構成にすることもできる。例えば第1の方向DR1の逆方向を第3の方向DR3とした場合に、送信回路10の第3の方向DR3側(DP、DMのパット側)に受信回路30を配置する構成にしたり、送信ドライバ12、14の間の領域に受信回路30を配置する構成にすることもできる。
また本実施形態では、送信ドライバ12、14の制御用の送信制御回路22、24も、送信回路10の第1の方向DR1側に配置される。より具体的には送信回路10の第1の方向DR1側に隣接するように送信制御回路22、24が配置される。そして受信回路30は、これらの送信制御回路22、24の間の領域に配置される。
なお送信制御回路22と受信回路30との間の領域や、送信制御回路24と受信回路30との間の領域に、他の回路ブロック(例えば信号のレベルを変換するレベルシフタ等)を配置してもよい。また送信回路10と、受信回路30、送信制御回路22、24との間の領域に他の回路ブロックを配置することも可能である。
また本実施形態では、受信回路30とDP、DMのパッド(第1、第2のパッド)とを接続する信号ラインを配線するための配線領域60が、送信ドライバ12と送信ドライバ14との間の領域に設けられている。なお配線領域60を他の場所(例えば送信ドライバ12の左側や送信ドライバ14の右側)に設ける構成とすることもできる。
またマクロセルMC1の第2の辺SD2から、SD2に対向する第4の辺SD4へと向かう方向を第2の方向DR2としたとする。すると本実施形態では、プルアップ用(或いはプルダウン用)の抵抗回路40とダミー用の抵抗回路42が、送信回路10(送信ドライバ12、14)の第2の方向DR2側に配置される。そして抵抗制御回路50、52が、抵抗回路40、42の第1の方向DR1側に配置される。
なお図5ではマクロセルMC1の左側辺が第2の辺SD2となり、右側辺が第4の辺SD4になっているが、左側辺を第4の辺SD4、右側辺を第2の辺SD2としてもよい。この場合には、送信回路10の左側に抵抗回路40、42が配置されることになる。また送信回路10と抵抗回路40、42との間の領域や、抵抗回路40、42と抵抗制御回路50、52の間の領域に、他の回路ブロックを配置してもよい。また抵抗回路40(及び抵抗制御回路50)と、抵抗回路42(及び抵抗制御回路52)とを、第1のラインSYLを対称軸として線対称に配置することも可能である。また受信回路30を、送信回路10の第1の方向DR1側に配置せず(例えば送信回路10の第3の方向DR3側や領域60に受信回路30を配置し)、抵抗回路40、42を送信回路10の第2の方向DR2側に配置する構成にすることも可能である。
さて、従来ではFSモード用の物理層回路は、ゲートアレイ(シーオブゲート)などの自動配置配線手法により配置されていた。従って、送信回路10や受信回路30を構成する回路セルが、集積回路装置の色々な場所に散在してしまうと共にその散在する配置位置も集積回路装置の機種毎に変化してしまう。この結果、差動信号DP、DMの信号特性も集積回路装置の機種毎に変化してしまい、新たな集積回路装置を製品化する毎にDP、DMの信号特性を再評価しなければならないという課題があった。
これに対して本実施形態では図5に示すように、送信回路10、受信回路30などの物理層回路が、その配線及び回路セル配置が固定化されるハードマクロとしてマクロセル化されている。従って、送信回路10や受信回路30を構成する回路セルの配置位置が集積回路装置内で散在してしまう事態を防止でき、差動信号DP、DMの信号特性を機種間で一定に保つことが容易になる。この結果、ASICとして新たな集積回路装置を製品化した場合に、DP、DMの信号特性を再評価しなくても済むようになり、開発コストの低減化や開発期間の短縮化を図れる。
またダンピング抵抗RDP1、RDP2や、抵抗回路40内のプルアップ抵抗RUP1を、集積回路装置の外付けパーツで実現する手法では、ユーザによって千差万別の種類の抵抗が使われる可能性があるため、DP、DMの信号特性を保証することが難しくなる。これに対して本実施形態では、ダンピング抵抗RDP1、RDP2やプルアップ抵抗RUP1がオンチップの抵抗としてマクロセルMC1内に内蔵される。従って、これらの抵抗を集積回路装置の外付けパーツで実現する手法に比べて、DP、DMの信号特性を保証することが容易になる。
なおダンピング抵抗RDP1、RDP2は、例えば所定の極性の不純物が導入された拡散領域により構成される拡散抵抗により実現できる。このようにすれば、拡散抵抗を構成する拡散領域と基板との間に形成される寄生ダイオードを、DP、DMの信号ラインの静電保護回路として活用でき、集積回路装置の信頼性を向上できる。即ち拡散抵抗で構成されるダンピング抵抗RDP1、RDP2を集積回路装置に内蔵することで、DP、DMの信号特性の保証と集積回路装置の信頼性の向上とを両立できるという利点がある。
また本実施形態では、送信ドライバ12、14を、ラインSYLを対称軸として対称に配置している。従って、DP、DMのパッドからの信号ラインについても、ラインSYLを対称軸として線対称に配線でき、これらの信号ラインの配線長を同等にできる。この結果、DPの信号ラインの寄生容量や寄生抵抗とDMの信号ラインの寄生容量や寄生抵抗を同等(実質的に同等の場合も含む)にすることができ、DP、DMの信号特性を向上できる。
例えば図6(A)は、送信回路10や受信回路30をゲートアレイなどの自動配置配線手法で配置した場合のDP、DMの信号特性(アイパターン)である。図6(A)では、C1、C2に示すようにDP、DMの信号波形の対称性を維持できず、これらの信号のクロスポイントが理想値(例えばフルスイング電圧である3.3Vの半分の1.65V)からずれてしまう。この結果、例えばC3、C4に示すように、DP、DMの信号波形と禁止領域(六角形の領域)との間の余裕が少なくなってしまい、良好な信号特性を得ることができない。
一方、図6(B)は、本実施形態の手法で送信回路10や受信回路30を配置した場合のDP、DMの信号特性である。図6(B)では、C5、C6に示すようにDP、DMの信号波形の対称性が維持され、これらの信号のクロスポイントを理想値に近づけることができる。この結果、例えばC7、C8に示すように、DP、DMの信号波形と禁止領域との間の余裕が大きくなり、良好な信号特性を得ることができる。
また本実施形態では送信回路10がDP、DMのパッドの第1の方向DR1側に配置され、受信回路30が送信回路10の第1の方向DR1側に配置されており、これにより、マクロセルMC1のレイアウト面積を格段に小さくできる。
即ち送信回路10の送信ドライバ12、14は、USBのDP、DMラインを駆動する必要があるため、一定の電流駆動能力(例えば18mA)が必要になる。従ってDP、DMのパッドと送信回路10とを接続する信号ラインSLT1、SLT2の線幅が細いと、エレクトロンマイグレーションにより信号ラインが切断されてしまうおそれがある。このため、信号ラインSLT1、SLT2の線幅についてはなるべく太くすることが望ましい。
一方、受信回路30側においては、DP、DMの信号は、受信回路30を構成するCMOSトランジスタのゲートに入力される。従ってDP、DMのパッドと受信回路30とを接続する配線領域60内の信号ラインSLR1、SLR2については、送信回路10側の信号ラインSLT1、SLT2に比べて、その線幅を細くできる。即ち例えばデザインルール上の最小線幅にできる。
従って例えば図5とは逆に送信回路10の方を受信回路30の第1の方向DR1側に配置するレイアウトにすると、太い線幅の信号ラインSLT1、SLT2を送信回路10に接続するための配線領域が必要になってしまう。このため、太い線幅の信号ラインSLT1、SLT2の分だけ、マクロセルMC1の幅(SD1の長さ)が太くなってしまい、集積回路装置の回路面積が大きくなり製品の高コスト化を招く。
これに対して本実施形態では図5に示すように、送信回路10の第1の方向DR1側に受信回路30を配置している。従って、太い線幅の信号ラインSLT1、SLT2については、DP、DMのパッドの近くに配置される送信回路10までにだけ配線すれば済む。この結果、これらの太い線幅の信号ラインSLT1、SLT2の配線領域が要因となってマクロセルMC1の幅が太くなってしまうという事態を防止できる。そして、送信ドライバ12、14間に設けられる配線領域60に配線される信号ラインSLR1、SLR2の線幅は細くできる。従って、配線領域60の幅が細くなるため、これらの配線領域60を送信ドライバ12、14間に設けても、マクロセルMC1の幅はそれほど太くならない。この結果、集積回路装置の回路面積を小さくでき、製品の低コスト化を実現できる。
また送信ドライバ12、14には大きな電流供給能力が要求されるため、送信ドライバ12、14を構成するトランジスタ(図4(A)のTPTR1、TNTR1、TPTR2、TNTR2)のサイズ(W/L)は大きくする必要がある。従って図5に示すように、送信ドライバ12、14を含む送信回路10のレイアウト面積は、受信回路30のレイアウト面積に比べて大きくなる。従って、図5のように送信回路10の第1の方向DR1側に受信回路30を配置する手法によれば、受信回路30の両側に空きスペースを形成できる。そして受信回路30の両側の空きスペースに送信制御回路22、24を配置するようにすれば、空きスペースを有効活用でき、レイアウト効率を高めることができる。
なお図5では、抵抗回路40、42(及び抵抗制御回路50、52)については、ラインSLYを対称軸として線対称には配置されていない。この点、DP、DMの信号ラインの寄生抵抗や寄生容量を同等にする目的のためには、抵抗回路40、42についてもSLYに対して線対称に配置することが望ましい。しかしながら、このように線対称に配置すると、抵抗回路40、42間の距離が離れてしまう。このため、製造プロセスのばらつきが要因となって、抵抗回路40の抵抗や寄生容量と抵抗回路42の抵抗や寄生容量とが同等にならなくなり、DP、DMの信号特性が劣化するおそれがある。
これに対して図5では、抵抗回路40、42については線対称に配置せずに、送信回路10の第2の方向DR2側に設けている。従って、抵抗回路40、42が互いに近くに配置されるようになり、製造プロセスがばらついても、抵抗回路40の抵抗や寄生容量と抵抗回路42の抵抗や寄生容量とをほぼ同等にできる。また図5のA1に示すように、本来は必要の無いダミーの配線を設ければ、抵抗回路40、42を線対称に配置しなくても、DP、DMの配線長を同等にできる。この結果、DP、DMの信号特性が劣化する事態を防止できる。
5.シールドライン
図7に示すように本実施形態では、信号ラインSLT1、SLT2に比べて信号ラインSLR1、SLR2の線幅を細くすると共に、これらの信号ラインSLR1、SLR2を、送信ドライバ12、14の間の配線領域60に配線している。このようにすれば、信号ラインSLR1、SLR2の線幅は細くできるため、配線領域60の幅も細くでき、マクロセルMC1のレイアウト面積を小さくできる。
しかしながら、DP、DMの信号ラインSLR1、SLR2に、送信ドライバ12、14などの他の回路からの信号ノイズが重畳されると、DP、DMの信号特性が劣化する。
そこで図7では、配線領域60において、信号ラインSLR1、SLR2に沿ってシールドラインSDL1、SDL2、SDL3を配線している。なお、これらのシールドラインSDL1〜SDL3は、例えば所定の電源(VSS、GND)のノードに接続されている。また図7では、3本のシールドラインを配線しているが、シールドラインの本数は任意であり、1本や2本にすることができる。
このようなシールドラインSDL1〜SDL3を配線すると、その分だけ配線領域60が太くなってしまい、レイアウト面積が大きくなる可能性がある。しかしながら、シールドラインSDL1〜SDL3の線幅は、信号ラインSLR1、SLR2と同様に細くできる。従って、シールドラインSDL1〜SDL3を配線しても、配線領域60の幅の増加はそれほど大きくなく、レイアウト面積はそれほど大きくならないという利点がある。
6.マクロセルMC1の配置
本実施形態のマクロセルMC1を用いれば、図1、図8(A)に示すように、マクロセルMC1を集積回路装置の任意の場所(任意の四辺の任意の場所)に配置できるという利点がある。
即ち集積回路装置を使用するユーザが、マクロセルMC1を図1のように集積回路装置の下辺に配置するのではなく、図8(A)のように集積回路装置の右辺に配置することを要求してくる場合がある。このような要求に応えるためには、マクロセルMC1は、集積回路装置の任意の四辺に配置できることが望ましい。またDP、DMのパッドがコーナーに配置されると、DP、DMのボンディングワイヤが配線できなくなったり、DP、DMのボンディングワイヤの長さに差が生じてしまいDP、DMの負荷バランスが崩れてしまう場合がある。従ってマクロセルMC1は、集積回路装置の四辺の各辺の任意の場所に配置できることが望ましい。
この点、本実施形態では、マクロセルMC2は、その配線及び回路セル配置が自動配置配線されるマクロセルとなっており、このマクロセルMC2の四辺の内周には、図8(A)に示すように、I/Oセルが並んで配置されるI/O領域が設けられている。そしてマクロセルMC1のI/O領域の全体が、マクロセルMC2のI/O領域の一部にオーバラップするように、マクロセルMC1が配置される。即ち、マクロセルMC1のI/O領域の長手方向に伸びる上下のラインと、マクロセルMC2のI/O領域の長手方向に伸びる上下のラインとが一致するように、マクロセルMC1が配置される。
そしてマクロセルMC1の第1の辺SD1の長さをLとし、マクロセルMC2のI/O領域に配置されるI/Oセルのピッチ幅をPLとした場合に、L=PL×N(Nは2以上の整数)の関係が成り立つようになっている。
このようにすることで、マクロセルMC1を集積回路装置(マクロセルMC2)の任意の四辺の任意の場所に配置することが可能になる。そしてMC1は、その配線や回路セル配置が固定されたマクロセルであるため、MC1を任意の場所に配置しても、DP、DMの信号特性を一定に保つことができ、信号特性の再評価が不要になるという利点がある。
特に図5のように送信ドライバ12、14等を線対称に配置する構成にすれば、例えば図8(B)に示すようなマクロセルMC1のミラー反転配置も可能になる。即ち、ユーザによっては、DP、DMのパッドの配置順番を図1とは逆にすることを要望して来る場合がある。このような場合にも、マクロセルMC1(MC1のマスクデータ)をレイアウト用キャドツールなどを用いてミラー反転配置すれば、このようなユーザの要望に応えることができる。そしてこのようなミラー反転配置を行った場合にも、マクロセルMC1の送信ドライバ12、14等は線対称に配置されているため、DP、DMの信号特性を維持でき、信号特性の再評価を不要にすることができる。
7.インターフェース領域
図9に、マクロセルMC1とMC2との間での信号をやり取りするためのインターフェース領域IFRX、IFTX1、IFTX2、IFRCの配置例を示す。これらのインターフェース領域IFRX、IFTX1、IFTX2、IFRCは、マクロセルMC1からの信号をバッファリングしてマクロセルMC2に出力するバッファや、マクロセルMC2からの信号をバッファリングしてマクロセルMC1に入力するバッファなどを含む領域である。
例えば受信インターフェース領域IFRXは、受信回路30とマクロセルMC2との間で信号をインターフェースするための領域である。この受信インターフェース領域IFRXは、例えば図3の信号COMPENB、DIN、SEENB1、SEDIN1、SEENB2、SEDIN2をバッファリングしてマクロセルMC2に出力するためのバッファなどを含むことができる。
また送信インターフェース領域IFTX1、IFTX2は、送信制御回路22、24とマクロセルMC2との間で信号をインターフェースするための領域である。この送信インターフェース領域IFTX1、IFTX2は、例えば図3の信号DOUT1、DOUT2、OUTDISなどをバッファリングしてマクロセルMC1に入力するためのバッファなどを含むことができる。
また抵抗制御インターフェース領域IFRCは、抵抗制御回路50、52とマクロセルMC2との間で信号をインターフェースするための領域である。この抵抗制御インターフェース領域IFRCは、例えば図3の信号RUPENBをバッファリングしてマクロセルMC1に入力するためバッファなどを含むことができる。
本実施形態ではこのようなインターフェース領域IFRX、IFTX1、IFTX2、IFRCを、マクロセルMC1の例えば第3の辺に沿って設けている。より具体的には第3の辺に沿って固定配置している。このようにすれば、マクロセルMC1、MC2間でやり取りされる信号の遅延や受け渡しタイミングを許容範囲内に収めることが容易になり、マクロセルMC2の回路構成や規模が変化した場合にも、安定した回路動作を保証できるようになる。
即ち、インターフェース領域IFRX、IFTX1、IFTX2、IFRCの場所が固定化されていれば、マクロセルMC1、MC2間の信号ラインの寄生容量を容易に見積もることが可能になる。従って、これらの信号ラインの寄生容量が許容範囲内に収まるように設定して、ソフトマクロであるマクロセルMC2の自動配置配線を行うことが可能になり、信号タイミングの設計を容易化できる。またマクロセルMC2の自動配置配線の際のルーティング条件の設定が容易になり、マクロセルMC2の自動配置配線の配線効率を向上できる。
8.OTG(On-The-Go)
USB規格は、パーソナルコンピュータなどのホストとペリフェラルとの間でデータ転送を行うための規格であり、データ転送制御の主導権はホストが有している。一方、USB規格においてペリフェラルであった携帯機器などの電子機器が、ホストを介在させることなくUSB規格のデータ転送を行うことができれば、ユーザの利便性が向上する。
このような背景の下、OTG規格はUSB2.0規格の追加規格として策定された。OTG規格では、ホスト機能をペリフェラルに持たせるデュアルロールデバイス等についての規格が新たに盛り込まれている。
OTG規格によりデータ転送を行う場合、その両端にMini−Aプラグ及びMini−Bプラグが設けられたUSBケーブルにより、ホストとペリフェラルとが接続される。ここでMini−Aプラグは、Mini−Aレセプタクル(receptacle)及びMini−ABレセプタクルに挿入可能な構造を有している。Mini−Bプラグは、Mini−Bレセプタクル及びMini−ABレセプタクルに挿入可能な構造を有している。デュアルロールデバイスの場合、Mini−ABレセプタクルを備えておく必要がある。
図10に示すように、OTG規格では、Mini−Aプラグが接続されたデュアルロールデバイス510は、Aデバイスとなる。Aデバイスは、セッション開始時においてホストとして動作する。そしてAデバイスは、HNP(Host Negotiation Protocol)により、Bデバイスにホスト機能を譲ることができる。
一方、Mini−Bプラグが接続されたデュアルロールデバイス520は、Bデバイスとなる。Bデバイスは、セッション開始時においてペリフェラルとして動作する。そしてBデバイスは、AデバイスからHNPによりホスト機能を譲り受けた場合には、ホストとして動作する。
なおOTGでは、Mini−ABレセプタクルに挿入されたプラグの種類を判別するため、これまでのコネクタの端子(VBUS、DP、DM、GND)の他に、図10に示すようなID端子が定義されている。Mini−AプラグではID端子がGNDに接続され、Mini−BプラグではID端子がオープン状態になっている。
図10では、デュアルロールデバイス510にはUSBケーブルのMini−Aプラグが接続され、デュアルロールデバイス520にはMini−Bプラグが接続されている。従ってデュアルロールデバイス510、520は、各々、Aデバイス、Bデバイスになる。そしてデュアルロールデバイス510、520は、ID検出回路512、522を含む。ID検出回路512、522は、各々、ID端子に電気的に接続される信号線を抵抗R7、R8によりプルアップし、該信号線の電圧に応じて、ID端子が接地されているか否かを検出する。図10ではID検出回路512は、ID端子に接続される信号線が接地されるため、Mini−Aプラグが接続されていることを検出できる。一方、ID検出回路522は、ID端子に接続される信号線がプルアップされるため、Mini−Bプラグが接続されていることを検出できる。
デュアルロールデバイス510は、DPの信号線をプルアップするためのプルアップ抵抗R1及びスイッチ素子SW1と、DPの信号線をプルダウンするためのプルダウン抵抗R2及びスイッチ素子SW2を有している。これらのスイッチ素子SW1、SW2は、いずれか一方がオンのときに他方がオフとなるように排他的に制御される。
デュアルロールデバイス520も同様に、DPの信号線をプルアップするためのプルアップ抵抗R3及びスイッチ素子SW3と、DPの信号線をプルダウンするためのプルダウン抵抗R4及びスイッチ素子SW4を有している。これらおNスイッチ素子SW3、SW4は、いずれか一方がオンのときに他方がオフとなるように排他的に制御される。
なおDMの信号線は、抵抗R5、スイッチ素子SW5、抵抗R6、スイッチ素子SW6によりプルダウンされる。またデュアルロールデバイス510、520は共にAデバイスになり得るため、VBUSラインに電流を供給する電源制御回路VBA、VBBを有している。
OTGでは、バス上でやり取りがないとき、AデバイスがVBUSラインへの電流供給を停止することができる。したがって、バッテリで動作する携帯機器等がホストとして動作した場合でも無駄な電力消費を削減し、低消費電力化を図ることができる。この状態でBデバイスがセッションを開始してデータ転送を行う場合、SRP(Session Request Protocol)と呼ばれる手順にしたがってAデバイスに対しVBUSラインへの電流供給を要求することができる。ここで、セッションとはVBUSラインの電圧が所定のしきい値電圧を越えている期間をいう。
またOTGでは、接続されたプラグによりAデバイスかBデバイスかが決まるが、そのプラグを差し替えることなく、ホスト機能とペリフェラル機能とを交換することができる。OTGでは、このホスト機能とペリフェラル機能とを交換するための手順として、HNP(Host Negotiation Protocol)が定義されている。
例えばFSモードでは、ホスト側においてDPの信号線がプルダウンされ、ペリフェラル側においてDPの信号線がプルアップされる。そしてセッション開始時においては、Aデバイスがホストとして動作し、Bデバイスがペリフェラルとして動作する。従ってセッション開始時では、Aデバイス(510)側のスイッチ素子SW1、SW2が、各々、オフ、オンになり、Bデバイス(520)側のスイッチ素子SW3、SW4が、各々、オン、オフになる。
Aデバイスは、バスの使用を終了すると、ラインステートをアイドル状態にする。FSモードではアイドル状態はJ状態である。Bデバイスは、J状態を検出すると、スイッチ素子SW3をオフにして、DPの信号線のプルアップを無効にし、ラインステートをSE0状態にする。Aデバイスは、SE0状態を検出すると、スイッチ素子SW1をオンにして、DPのプルアップを有効にする。これにより、ラインステートがJ状態となるので、Aデバイスはペリフェラルとして動作を開始し、Bデバイスはホストとして動作を開始するようになる。
図11に、本実施形態の集積回路装置により実現されるデータ転送制御装置として、OTGのデュアルロールデバイスを実現できるデータ転送制御装置の構成例を示す。
図11では、図2とは異なり、OTGコントローラ250(広義にはステートコントローラ)が更に設けられている。このOTGコントローラ250は、OTGのSRP機能やHNP機能を実現するための回路である。即ちOTGコントローラ250は、ホストの役割として動作するホスト動作のステートや、ペリフェラルの役割として動作するペリフェラル動作のステートなどを含む複数のステートの制御を行う。
即ちOTG規格には、デュアルロールデバイスのAデバイス時のステート遷移やBデバイス時のステート遷移が定義されている。OTGコントローラ250は、これらのステート遷移を実現するためのステートマシーンを含む。またOTGコントローラ250は、USBのラインステートやVBUSレベルやIDピンのステートを検出するための回路を含むことができる。そしてOTGコントローラ250が含むステートマシーンは、これらの検出情報に基づいてそのステート(例えば、ホスト、ペリフェラル、サスペンド又はアイドルなどのステート)を変化させる。この場合のステートの遷移は、ハードウェア回路により実現してもよいし、ファームウェアがステートコマンドをレジスタに設定することで実現してもよい。そしてステートが遷移すると、OTGコントローラ250は、遷移後のステートに基づいて、VBUSを制御したり、DP、DMのプルアップ抵抗/プルダウン抵抗の接続/非接続を制御する。またOTGコントローラ250は、ホストコントローラ214、ペリフェラルコントローラ216のイネーブル/ディスエーブルなども制御する。
転送コントローラ210は、切り替え回路212とホストコントローラ(HC)214とペリフェラルコントローラ(PC)216とレジスタ部218を含む。
切り替え回路212は、トランシーバ200と、ホストコントローラ214又はペリフェラルコントローラ216との間の接続の切り替えを制御する。またUSBのデータ(DP、DM)のラインステートの生成の指示をトランシーバ200に対して行う。例えばOTGコントローラ250がHCイネーブル信号をアサートすると、切り替え回路212は、トランシーバ200とホストコントローラ214を接続する。一方、OTGコントローラ250がPCイネーブル信号をアサートすると、切り替え回路212は、トランシーバ200とペリフェラルコントローラ216を接続する。
ホストコントローラ214は、ホスト動作時(HCイネーブル信号のアサート時)にホストの役割としてのデータ転送制御を行うコントローラである。即ちホストコントローラ214はホスト動作時に切り替え回路212によりトランシーバ200に接続される。そしてホストコントローラ214は、レジスタ部218に設定された転送条件情報に基づき、エンドポイントに対するトランザクションを自動発生する。そしてデータバッファ230に確保(allocate)されたパイプ領域と、そのパイプ領域に対応するエンドポイントとの間で、データ(パケット)の自動転送(処理部が介在しないハードウェア回路によるデータ転送)を行う。
より具体的にはホストコントローラ214は、複数のパイプ転送間の調停、フレームにおける時間管理、転送のスケジューリング、再送の管理などを行う。またパイプ転送の転送条件情報(オペレーション情報)をレジスタ部218を介して管理する。また、トランザクションの管理を行ったり、パケットを生成/分解したり、サスペンド/レジューム/リセット状態生成の指示を行う。
ペリフェラルコントローラ216はペリフェラル動作時(PCイネーブル信号のアサート時)にペリフェラルの役割としてのデータ転送制御を行うコントローラである。
即ちペリフェラルコントローラ216は、ペリフェラル動作時に切り替え回路212によりトランシーバ200に接続される。そしてレジスタ部218に設定された転送条件情報に基づき、データバッファ230に確保されたエンドポイント領域とホストとの間でのデータ転送を制御する。
図12に、OTGのデータ転送制御装置に用いられる物理層回路(アナログフロントエンド)の構成例を示す。図3と異なるのは、図12ではプルダウン用の抵抗回路44、46、抵抗制御回路54、56が更に設けられている点である。即ち図10で説明したように、デュアルロールデバイスはペリフェラルとしての動作のみならず、ホストとしても動作する。そしてこのホスト動作時(ホストコントローラ214が動作している時)に、プルダウン用の抵抗回路44等が必要になる。
プルダウン用の抵抗回路44は、DPの信号ラインをプルダウンするための回路であり、DPのパッド(第1のパッド)に接続される。この抵抗回路44は、トランジスタ等で実現されるスイッチ素子SDW1と、例えば15Kオームのプルダウン用の抵抗RDW1を含む。具体的にはスイッチ素子SDW1の一端はDPのパッドに接続され、他端は抵抗RDW1の一端に接続される。また抵抗RDW1の他端は電源VSSに接続される。
抵抗回路46は、DMの信号ラインをプルダウンするための回路であり、DMのパッド(第2のパッド)に接続される。この抵抗回路46は、トランジスタ等で実現されるスイッチ素子SDW2と、プルダウン用の抵抗RDW2を含む。具体的にはスイッチ素子SDW2の一端はDMのパッドに接続され、他端は抵抗RDW2の一端に接続される。また抵抗RDW2の他端は電源VSSに接続される。
なお図12では抵抗RDW1、RDW2が電源VSS側に設けられているが、スイッチ素子SDW1、SDW2の方を電源VSS側に設けるようにしてもよい。
抵抗制御回路54、56は抵抗回路44、46の制御用の回路である。具体的には抵抗制御回路54、56は、前段の回路(例えばマクロセルMC2内の回路)から、プルダウンイネーブル信号RDWENB1、RDWENB2を受ける。そして、スイッチ素子SDW1、SDW2のオン・オフを制御する信号RDWSW1、RDWSW2を生成して、抵抗回路44、46に出力する。
図13にOTG用のマクロセルMC1のレイアウト例を示す。図5、図9と異なるのは、図13では、プルダウン用抵抗回路44、46、抵抗制御回路54、56が更に配置されている点である。そして図13では、プルダウン用の抵抗回路44、46が、送信回路10(送信ドライバ12、14)の第2の方向DR2側に配置される。また抵抗制御回路54、56が、抵抗回路44、46の第1の方向DR1側に配置される。
このように、抵抗回路44、46(及び抵抗制御回路54、56)を、線対称には配置せずに、送信回路10の第2の方向DR2側に設ければ、抵抗回路44、46が互いに近くに配置されるようになる。これより、製造プロセスがばらついても、抵抗回路44の抵抗や寄生容量と抵抗回路46の抵抗や寄生容量をほぼ同等にできる。また図13のD1に示すように、本来は必要の無いダミーの配線を設ければ、抵抗回路44、46を線対称に配置しなくても、DP、DMの配線長を同等にできる。この結果、DP、DMの信号特性が劣化する事態を防止できる。
また図13のレイアウト手法によれば、図5、図9の抵抗回路40、42、抵抗制御回路50、52に並べて、抵抗回路44、46、抵抗制御回路54、56を配置するだけで、USBのOTGに対応したマクロセルMC1を簡単に作成できるという利点がある。そして図13のように抵抗制御回路50、52、54、56が並んで配置されれば、これらの抵抗制御回路50、52、54、56の第1の方向DR1側に抵抗制御インターフェース領域IFRCを固定配置することが可能になる。これにより、マクロセルMC1、MC2間のインターフェースを簡素化でき、マクロセルMC2の回路構成や規模が変化した場合にも、安定した回路動作を保証できるようになる。また自動配置配線の際のルーティング条件の設定が容易になり、マクロセルMC2の自動配置配線の配線効率を向上できる。
9.電子機器
図14に、本実施形態の集積回路装置(マクロセル)により実現されるデータ転送制御装置を含む電子機器の構成例を示す。この電子機器300は、本実施形態で説明したデータ転送制御装置310(集積回路装置)、ASICなどで構成されるアプリケーション層デバイス320、CPU330、ROM340、RAM350、表示部360、操作部370を含む。なおこれらの機能ブロックの一部を省略する構成としてもよい。
ここでアプリケーション層デバイス320は、例えば、携帯電話のアプリケーションエンジンを実現するデバイスや、情報記憶媒体(ハードディスク、光ディスク)のドライブを制御するデバイスや、プリンタを制御するデバイスや、MPEGエンコーダ、MPEGデコーダ等を含むデバイスなどである。処理部330(CPU)はデータ転送制御装置310や電子機器全体の制御を行う。ROM340は制御プログラムや各種データを記憶する。RAM350は処理部330やデータ転送制御装置310のワーク領域やデータ格納領域として機能する。表示部360は種々の情報をユーザに表示する。操作部370はユーザが電子機器を操作するためのものである。
なお図14ではDMAバスとCPUバスが分離されているが、これらを共通化してもよい。またデータ転送制御装置310を制御する処理部と、電子機器を制御する処理部とを別々に設けてもよい。また本実施形態が適用できる電子機器としては、携帯電話、光ディスクドライブ(CD−ROM、DVD)、光磁気ディスクドライブ(MO)、ハードディスクドライブ、TV、TVチューナ、VTR、ビデオカメラ、オーディオ機器、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、電子手帳、或いはワードプロセッサなどの種々のものがある。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば明細書や図面中の記載において広義又は同義な用語(所与のインターフェース規格、第1の信号、第2の信号、第1のパッド、第2のパッド、第1の電源、第2の電源等)として引用された用語(USB、DP、DM、DPのパッド、DMのパッド、VDD、VSS等)は、明細書や図面中の他の記載においても広義又は同義な用語に置き換えることができる。
また本発明により実現されるデータ転送制御装置は、図2、図11等で説明した構成に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。また本発明のマクロセルのレイアウトも、図5、図9、図13等で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。また本発明は、USBのFSやOTG用の物理層回路に適用されることが望ましいが、これに限定されるものではない。
集積回路装置の構成例。 集積回路装置により実現されるデータ転送制御装置の構成例。 物理層回路の構成例。 図4(A)(B)は送信回路の構成例。 マクロセルMC1のレイアウト例。 図6(A)(B)はDP、DMの信号特性の説明図。 DP、DMの配線領域にシールドラインを設ける手法の説明図。 図8(A)(B)はマクロセルMC1の配置手法の説明図。 インターフェース領域を説明するためのマクロセルMC1のレイアウト例。 USBのOTGの説明図。 集積回路装置により実現されるOTGのデータ転送制御装置の構成例。 OTGでの物理層回路の構成例。 OTGでのマクロセルMC1のレイアウト例。 電子機器の構成例。
符号の説明
MC1、MC2 マクロセル、RDP1、RDP2 ダンピング抵抗、
SD1〜SD4 第1〜第4の辺、
10 送信回路、12、14 送信ドライバ、22、24 送信制御回路、
30 受信回路、32 差動レシーバ、34、36 シングルエンドレシーバ、
40、42、44、46 抵抗回路、50、52、54、56 抵抗制御回路、
200 トランシーバ、210 転送コントローラ、212 切り替え回路、
214 ホストコントローラ、216 ペリフェラルコントローラ、
220 バッファコントローラ、230 データバッファ、
240 インターフェース回路、250 OTGコントローラ、

Claims (19)

  1. 差動信号を用いてデータ転送を行う所与のインターフェース規格の物理層の回路を少なくとも含むマクロセルであって、
    差動信号を構成する第1の信号用の第1のパッドと、差動信号を構成する第2の信号用の第2のパッドに接続される送信回路と、
    前記第1、第2のパッドに接続される受信回路とを含み、
    前記送信回路が、
    前記第1のパッドに接続される信号ラインを駆動する第1の送信ドライバと、前記第2のパッドに接続される信号ラインを駆動する第2の送信ドライバとを含み、
    マクロセルの第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とした場合に、
    前記送信回路の前記第1、第2の送信ドライバが、
    前記第1、第2のパッドの前記第1の方向側に配置されると共に前記第1の方向に沿った第1のラインを対称軸として線対称に配置され、
    前記受信回路が、
    前記送信回路の前記第1の方向側に配置されることを特徴とするマクロセル。
  2. 請求項1において、
    前記受信回路と前記第1、第2のパッドとを接続する信号ラインを前記第1の方向に沿って配線するための配線領域が、前記第1、第2の送信ドライバの間の領域に設けられることを特徴とするマクロセル。
  3. 請求項2において、
    前記配線領域の前記信号ラインが、前記送信回路と前記第1、第2のパッドとを接続する信号ラインよりも細い線幅で配線されることを特徴とするマクロセル。
  4. 請求項2又は3において、
    前記配線領域には、
    前記信号ラインに沿ってシールドラインが配線されることを特徴とするマクロセル。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1、第2のパッドが、前記第1のラインを対称軸として線対称に配置されることを特徴とするマクロセル。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記送信回路が、前記第1、第2のパッドに接続される第1、第2のダンピング抵抗を含み、
    前記第1、第2のダンピング抵抗が、前記第1のラインを対称軸として線対称に配置されることを特徴とするマクロセル。
  7. 請求項1乃至6において、
    前記受信回路が、
    前記第1、第2のパッドに接続される差動レシーバと、前記第1のパッドに接続される第1のシングルエンドレシーバと、前記第2のパッドに接続される第2のシングルエンドレシーバを含むことを特徴とするマクロセル。
  8. 請求項1乃至7において、
    前記第1、第2の送信ドライバの制御用の第1、第2の送信制御回路が、前記送信回路の前記第1の方向側に配置され、
    前記受信回路が、前記第1、第2の送信制御回路の間の領域に配置されることを特徴とするマクロセル。
  9. 請求項8において、
    前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルと前記受信回路との間で信号をインターフェースするための受信インターフェース領域と、前記第2のマクロセルと前記第1、第2の送信制御回路との間で信号をインターフェースするための送信インターフェース領域とが、マクロセルの前記第3の辺に沿って設けられることを特徴とするマクロセル。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記第1のパッドに接続されるプルアップ用の第1の抵抗回路と、前記第2のパッドに接続されるダミー用の第2の抵抗回路とを含み、
    マクロセルの第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、
    前記第1、第2の抵抗回路が、前記送信回路の前記第2の方向側に配置されることを特徴とするマクロセル。
  11. 差動信号を用いてデータ転送を行う所与のインターフェース規格の物理層の回路を少なくとも含むマクロセルであって、
    差動信号を構成する第1の信号用の第1のパッドと、差動信号を構成する第2の信号用の第2のパッドに接続される送信回路と、
    前記第1、第2のパッドに接続される受信回路と、
    前記第1のパッドに接続されるプルアップ用の第1の抵抗回路と、前記第2のパッドに接続されるダミー用の第2の抵抗回路とを含み、
    前記送信回路が、
    前記第1のパッドに接続される信号ラインを駆動する第1の送信ドライバと、前記第2のパッドに接続される信号ラインを駆動する第2の送信ドライバとを含み、
    マクロセルの第1の辺から対向する第3の辺へと向かう方向を第1の方向とした場合に、
    前記送信回路の前記第1、第2の送信ドライバが、
    前記第1、第2のパッドの前記第1の方向側に配置されると共に前記第1の方向に沿った第1のラインを対称軸として線対称に配置され、
    マクロセルの第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、
    前記第1、第2の抵抗回路が、
    前記送信回路の前記第2の方向側に配置されることを特徴とするマクロセル。
  12. 請求項10又は11において、
    前記第1のパッドに接続されるプルダウン用の第3の抵抗回路と、前記第2のパッドに接続されるプルダウン用の第4の抵抗回路とを含み、
    前記第3、第4の抵抗回路が、前記送信回路の前記第2の方向側に配置されることを特徴とするマクロセル。
  13. 請求項12において、
    前記第3、第4の抵抗回路は、USB(Universal Serial Bus)のOTG(On-The-Go)用の抵抗回路であることを特徴とするマクロセル。
  14. 請求項10乃至13のいずれかにおいて、
    前記第1、第2の抵抗回路の制御用の第1、第2の抵抗制御回路が、前記第1、第2の抵抗回路の前記第1の方向側に配置されることを特徴とするマクロセル。
  15. 請求項14において、
    前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルと前記第1、第2の抵抗制御回路との間で信号をインターフェースするための抵抗制御インターフェース領域が、マクロセルの前記第3の辺に沿って設けられることを特徴とするマクロセル。
  16. 請求項1乃至15のいずれかにおいて、
    前記所与のインターフェース規格が、USB(Universal Serial Bus)規格であり、前記送信回路及び前記受信回路がUSBのフルスピードモード用の回路であることを特徴とするマクロセル。
  17. 請求項1乃至16のいずれかにおいて、
    前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルのI/O領域の一部に対して、マクロセルのI/O領域の全体がオーバラップするように配置される場合において、
    マクロセルの前記第1の辺の長さをLとし、前記第2のマクロセルのI/O領域に配置されるI/Oセルのピッチ幅をPLとした場合に、L=PL×N(Nは2以上の整数)であることを特徴とするマクロセル。
  18. 複数のマクロセルを含む物理層回路であって、
    請求項1乃至17のいずれかのマクロセルと、
    前記物理層よりも上位層の回路を含む第2のマクロセルと、
    を含むことを特徴とする集積回路装置。
  19. 請求項18の集積回路装置と、
    前記集積回路装置を制御する処理部と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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