JP2005180459A - ころ軸受、レース板の製造方法及び保持体の製造方法 - Google Patents

ころ軸受、レース板の製造方法及び保持体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
分割可能なレースや保持器を有しながらも、適切な動作を確保できるころ軸受及びそのレース板及び保持体の製造方法を提供する。
【解決手段】
板材Mの両端近傍(点線で示す位置)を面押し加工する。面押し加工により、打ち抜いた板材Mの端部のバリ・カエリが補正され、また端部形状も補正されるため、組み込み時の精度がよくなる。
【選択図】 図4


Description

本発明は、内燃機関に用いられると好ましいころ軸受及びそのレース板及び保持体の製造方法に関する。
例えば内燃機関において、カムシャフトをシリンダヘッドに回転自在に支持する場合、一般的には滑り軸受が用いられている。しかるに、近年においては、資源の有効利用や二酸化炭素の削減等の観点から、より省燃費の内燃機関が注目されているという実情がある。そこで、滑り軸受を、一般的にはより引きずり抵抗が小さい転がり軸受に変更することで、内燃機関における動力ロスをより少なくしようとする試みがある(特許文献1参照)。特に、いわゆるDOHC型の内燃機関やV型の内燃機関では、その構造上カムシャフトの数が比較的多くなるため、転がり軸受への変更により、ある程度燃費の向上又は潤滑用ポンプの容量を低くできるなどのメリットが期待される。
ところで、カムシャフトには、気筒ごとに通常一対のカムローブが形成されており、また転がり軸受に支持されるジャーナル部は、カムローブ間又はカムローブ及び端部大径部間に配置されているため、通常の転がり軸受では、より外径側に張り出したカムローブ等を通過してジャーナル部に装着できないという問題がある。そこで、従来用いられていた滑り軸受と同様に、転がり軸受の保持器を周方向に分割し、これをカムローブ等を通過させることなく外径側からジャーナル部に組み込むことが考えられている(特許文献2参照)。
特開平8−128306号公報 特開2001−12214号公報
しかるに、ころが転動する軌道面を確保するために、シリンダヘッドとキャップにレースを組み込むことが望ましく、そのため保持器と同様にこれも周方向に分割して組み込むことが必要とされる。このように、レースと保持器とを分割して組み込む場合、例えば真円度の確保など、元々円筒状のレースとを組み込む場合とは異なる問題が予想される。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、分割可能なレースや保持器を有しながらも、適切な動作を確保できるころ軸受及びそのレース板及び保持体の製造方法を提供することを目的とする。
第1の本発明のころ軸受は、
内燃機関の回転軸を、本体及びキャップとの間で相対回転自在に支持するころ軸受であって、
複数のころと、周方向に分割され前記ころを保持する複数の保持体からなる保持器と、周方向に分割され前記ころの軌道面を有する複数のレース板からなる外側レースとを有し、
前記レース板は、回転軸とキャップの凹部に組み込まれており、前記レース板の少なくとも一つは、フリーな状態で、前記凹部の曲率半径より大きい曲率半径を有する外周面を有していることを特徴とする。
第2の本発明のレース板の製造方法は、
複数のころと、周方向に分割され前記ころを保持する複数の保持体からなる保持器と、周方向に分割され前記ころの軌道面を有する複数のレース板からなる外側レースとを有する内燃機関用のころ軸受におけるレース板の製造方法において、
少なくとも一つの端部に、別の板材の端部が相補する形状が形成されるように、板材を打ち抜くステップと、
打ち抜いた前記板材の少なくとも一端側を面押しするステップと、
前記板材を丸めるステップと、
前記板材に熱処理を施すステップと、
前記板材にバレル加工を行うステップとを有することを特徴とする。
第3の本発明の保持体の製造方法は、
複数のころと、周方向に分割され前記ころを保持する複数の保持体からなる保持器と、周方向に分割され前記ころの軌道面を有する複数のレース板からなる外側レースとを有する内燃機関用のころ軸受における保持体の製造方法において、
前記保持体に形成された最も端部側の柱部の幅が、それ以外の柱部の幅よりも狭くなるように、板材を打ち抜くステップと、
前記板材を丸めるステップと、
前記板材に熱処理を施すステップと、
前記板材に銅メッキ及び銀メッキの少なくとも一方を被覆するステップとを有することを特徴とする。
第1の本発明のころ軸受は、前記レース板が、前記凹部に組み込まれており、前記レース板の少なくとも一つは、フリーな状態で、前記凹部の曲率半径より大きい曲率半径を有する外周面を有しているので、フリーな状態で前記レース板の精度が少々悪くても、前記凹部に組み込むことによって、その凹部の真円度にならうように変形するため、前記レース板を組み込んだ状態では、真円に近くなったその軌道面上を前記ころが適切に転動することを確保できる。
前記レース板の板厚は、0.5〜1.5mmであると好ましい。
シリンダヘッド、エンジンブロック又はコンロッドとキャップとで形成する円筒状面に複数の前記レース板を組み込んだとき、最低基準温度において、前記レース板同士の間隙は0.1mm以上でレース外径の1.0%以下であると好ましい。
シリンダヘッド、エンジンブロック又はコンロッドとキャップとで形成する円筒状面に複数の前記保持体を組み込んだとき、常温において、前記保持体同士の間隙は0.1〜2.5mmであると好ましい。
前記保持体には、銅メッキ及び銀メッキの少なくとも一方が施されていると、潤滑性がよくなるので好ましい。
前記回転軸はカムシャフトであり、前記本体はシリンダヘッドであると好ましく、前記回転軸はクランクシャフトであり、前記本体はエンジンブロックであると好ましく、前記回転軸はクランクシャフトであり、前記本体はコンロッドであると好ましく、前記回転軸はピストンピンであり、前記本体はコンロッドであると好ましい。
第2の本発明のレース板の製造方法は、少なくとも一つの端部に、別の板材の端部が相補する形状が形成されるように、板材を打ち抜くステップと、打ち抜いた前記板材の少なくとも一端側を面押しするステップと、前記板材を丸めるステップと、前記板材に熱処理を施すステップと、前記板材にバレル加工を行うステップとを有するので、例えば板材を打ち抜くことで、その端面にバリやカエリ等の形状不良が生じた場合でも、前記板材の少なくとも一端側を面押しすることにより、それらの形状不良を補正し、前記ころ軸受の適切な動作を確保できる。
第3の本発明の保持体の製造方法は、前記保持体に形成された最も端部側の柱部の幅が、それ以外の柱部の幅よりも狭くなるように、板材を打ち抜くステップと、前記板材を丸めるステップと、前記板材に熱処理を施すステップと、前記板材に銅メッキ及び銀メッキの少なくとも一方を被覆するステップとを有するので、前記保持体を組み合わせて保持器を形成するときに、突き合わせた保持体においおて、最も端部に近い位置で保持されるころの間隔を、それ以外のころの間隔に近づけることができるため、ころ軸受動作時の荷重変動を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる内燃機関のシリンダヘッドの分解図であるが、カムシャフトは省略して示している。図2は、カムシャフトの一部を拡大して示す図である。図1において、シリンダヘッド10に対して、半環状のキャップ11をボルト12(一本のみ図示)で締め付けることで円筒状面が形成され、その内部に配置したころ軸受14を介して、不図示のカムシャフトがシリンダヘッド10に組み付けられることとなる。
図2において、カムシャフト13は、カムローブ13aと、ころ軸受14により支持される円筒状のジャーナル部13bと、端部大径部13dとを有している。ジャーナル部13bの外径は、カムローブ13aの最大寸法及び端部外径部13dの外径より小さくなっている。ころ軸受14は、本実施の形態では、複数のころ14aと、周方向に二分された略半円筒状の保持体14c、14dと、シリンダヘッド10及びキャップ11との間に配置される周方向に二分された略半円筒状のレース板14e、14fとを有している。尚、保持体14c、14dで保持器を構成し、レース板14e、14fで外側レースを構成し、レース板14e、14fの内周面がころの軌道面となる。
保持体14cの周方向両端部は、図2に示すようにサインカーブに類似した波形(凹凸)形状を有しており、これに対向する保持体14dの周方向両端部は、相補する波形(凸凹)形状を有している。又、レース板14eの周方向一端は楔形状で他端は谷形状であり、これに対向するレース板14fの周方向一端は、相補する谷形状であり、他端は相補する楔形状を有している。
更に、キャップ11側のレース板14eは、中央部両側から半径方向外側に突出した一対の突起(突片を折り曲げてなる)14g、14gを有している。一方、キャップ11には、突起14g、14gに対応したくぼみ11a(1つのみ図示)が形成されている。レース板14eをキャップ11の半円筒面を有する凹部に組み付けたとき、その突起14gがくぼみ11aにそれぞれ係合し、キャップ11に対してレース板14eの周方向移動及び軸線方向移動を阻止するようになっている。
レース板14fは、中央部の両側から半径方向外側に突出した一対の突起(突片を折り曲げてなる)14h、14hを有している。一方、シリンダヘッドの受け部10aには、突起14h、14hに対応したくぼみ10b(1つのみ図示)が形成されている。レース板14fを受け部10aの半円筒面を有する凹部に組み付けたとき、その突起14hがくぼみ10bにそれぞれ係合し、受け部10aに対してレース板14fの周方向移動及び軸線方向移動を阻止するようになっている。
本実施の形態によれば、保持体14c、14dの端部同士を組み合わせて円筒状の保持器を構成しているので、ころ軸受14の動作中に、端部波形形状の組み合わせにより保持体14c、14d間の荷重移動が急激でなくなり、また端部波形形状凸が各保持体14c、14dの軸線方向移動を抑制するため、ころ軸受14の動作を円滑に行うことができる。又、保持体14c、14dの組付時における対向する端部間の隙間は、最低基準温度(例えば−40℃)で0より大きくなっている(常温で0.1〜2.5mmの隙間)ため、内燃機関を冷間起動する際にも、保持器の変形が生じることがなく、ころ軸受14の適切な動作を確保できる。
更に、レース板14e、14fの端部同士を組み合わせて円筒状の外側レースを構成しているので、ころ軸受14の動作中に、端部楔形状と谷形状の組み合わせによりレース板14e、14fとの間でころ14aが乗り移る際の荷重移動が急激でなくなり、またレース板14e、14fの軸線方向移動を抑制するため、ころ軸受14の動作を円滑に行うことができる。又、レース板14e、14fの組付時における対向する端部間の隙間は、最低基準温度(例えば−40℃)で0より大きくなっている(好ましくは0.1mm以上、レース外径の1.0%以下の隙間)ため、内燃機関を冷間起動する際にも、レースの変形が生じることがなく、ころ軸受14の適切な動作を確保できる。
更に、レース板14e、14fは別個に焼き入れ処理などを行うことで、硬度を増大でき耐摩耗性を向上させることができるため、シリンダヘッド10の支持部に焼き入れ処理を施す必要がなくなり、製造工程の簡素化を図れる。同様な理由により、ころ軸受14とカムシャフト13のジャーナル部13bとの間に、外側のレースと同様に分割された内側のレースを設ければ、カムシャフト13のジャーナル部13bに焼き入れ処理を施す必要がなくなり、製造工程の簡素化を図れる。
尚、保持体14c、14dの端部を楔形状及び谷形状としても良く、逆にレース板14e、14fの端部を波形形状としても良いし、両側縁と直交しない直線状の端部形状(レース板を平面に展開すると平行四辺形状となる)でもよい。すなわち、対向するレース板同士を付き合わせたときに、軸線方向に互いに重合し合う端部形状であれば足りる。
図3は、本実施の形態のレース板を製造する工程を示すフローチャート図である。レース板の素材となる板材は、厚さが0.5〜1.5mmであると好ましい。その理由は、0.5mmより薄いと、熱処理時に割れやすくなり、1.5mmを超えると、剛性が高くなりすぎて、キャップ11及び受け部10aの凹部に組み込まれたとき密着度が低下して、良好な真円度を得られない恐れがあるからである。
図3のステップS101に示すように、かかる板材Mを打ち抜く。かかる板材Mの形状は、図4に示すものである。続いて、板材Mの両端近傍(点線で示す位置)を面押し加工する。面押し加工により、打ち抜いた板材Mの端部のバリ・カエリが補正され、また端部形状も補正されるため、組み込み時の精度がよくなる。尚、板材Mの尖った端部の先の曲率半径r1は、反対側端部のくぼんだ端部の奥の曲率半径r2よりも大きくなっている。
ステップS103において、板材Mを丸める加工を行う。このとき、図5において、受け部もしくはキャップの凹部Cの曲率半径R1に対して、フリーな状態の板材M(すなわちレース板)の外周面の曲率半径R2が、わずかに大きくなるように曲げている。このような形状とすれば、レース板を受け部やキャップの凹部に組み込んだとき、凹部の真円度を適切にすることで、レース板がそれにならい、ころが真円の軌道面に沿って転動するため、不要な振動を抑制し、ころ軸受の寿命を長くすることができる。尚、打ち抜き時の剪断面を、内側(軌道面側)にするように丸めると、破断面に生じたバリなどの影響を回避できる。
丸められた板材Mは、図3のステップS104で焼き入れ・焼き戻しの熱処理を施され、ステップS105でバレル加工を行ってバリ等が除去され、レース板が完成する。
図6は、本実施の形態の保持体を製造する工程を示すフローチャート図である。図6のステップS201に示すように、かかる板材Nを打ち抜く。かかる板材Nの形状は、図7に示すものである。このとき、板材Nにポケット部を打ち抜き形成することによって柱部Na、Nbが生じる。ここで、両端部の柱部Naの幅(P/2)は、それ以外の柱部Nbの幅(P)の半分となっている。従って、かかる板材Nから形成した一対の保持体を組み合わせて保持器を形成した場合、ポケット部に保持されるころの間隔を、場所によらず等間隔とできる。尚、両端部の柱部Naの幅は、それ以外の柱部Nbの幅の半分に限らず、それより小さければ足りる。
さらに、図6のステップS202において、板材Nを丸める加工を行う。丸められた板材Nは、ステップS203で焼き入れ・焼き戻しの熱処理を施され、ステップS204でバレル加工を行ってバリ等が除去され、ステップS205で銅メッキもしくは銅+銀メッキが施され、保持体が完成する。
図8は、本実施の形態にかかる内燃機関のエンジンブロックの分解図である。図8において、エンジンブロック20に対して、ベアリングキャップ(キャップともいう)21を不図示のボルトで締め付けることで円筒状面が形成され、その内部に配置したころ軸受24を介して、クランクシャフト23はシリンダヘッド20に組み付けられることとなる。
クランクシャフト23は、ころ軸受24により支持される円筒状のジャーナル部23bを有している。ころ軸受24は、本実施の形態では、複数のころ24aと、周方向に二分された保持体24c、24dとを有している。尚、保持体24c、24dで保持器を構成している。図示していないが、保持体24c、24dとエンジンブロック20及びキャップ21との間には、図1,2に示すようなレース板(レース)が配置されている。本実施の形態においても、上述の実施の形態と同様な効果が得られる。
図9(a)は、別な実施の形態にかかる保持体23’の端部同士を突き合わせて半径方向から見た状態を示す図であり、図9(b)は、保持体23’の端部同士を突き合わせて軸線方向から見た状態を示す図である。図9(a)に示すように、半径方向に見た保持体23’の端部の角部には、任意の角度或いは曲率半径の面取り部RCを形成している。
さらに、図9(b)に示すように、軸線方向に見た保持体23’の内側角部にも、任意の角度或いは曲率半径の面取り部RCを形成している。尚、保持体23’の端部外周面は、丸める加工によって本来的には円筒面の一部となるはずであるが、端部から距離Δ(例えば1mm)にわたって平面が形成されるよう、切削もしくは面押し加工されるとよい。
図10は、更に別な実施の形態にかかるころ軸受を適用したコンロッドを示す図である。図10において、コンロッド30は、大端部側が分割可能となっており、キャップ31と、本体32とから構成されている。本体32の凹部には、上述の実施の形態と同様な形状のレース体34eが装着され、キャップ31の凹部にも同様な形状のレース体34fが装着される。
組み付け時には、クランクシャフトのピン部23cの両側から、上述した実施の形態と同様な形状の、ころを保持する保持体34c、34dを介在させながら、キャップ31,本体32を接近させ、2本のボルト35を用いて締結することで、コンロッド30は一体となってクランクシャフトに取り付けられる。なお、コンロッド30の小端部にはブッシュ30aが配置され、不図示のピストンピンを相対回転可能に保持している。
以上、本発明を実施例を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、レースや保持器は周方向に3つ以上分割されていて良い。
本実施の形態にかかる内燃機関のシリンダヘッドの分解図である。 カムシャフトの一部を拡大して示す図である。 本実施の形態のレース板を製造する工程を示すフローチャート図である。 レース板を形成する板材Mの打ち抜き後の形状を示す図である。 本実施の形態のレースをキャップ等に組み込む状態を示す側面図である。 本実施の形態の保持体を製造する工程を示すフローチャート図である。 保持体を形成する板材Nの打ち抜き後の形状を示す図である。 本実施の形態にかかる内燃機関のエンジンブロックの分解図である。 図9(a)は、別な実施の形態にかかる保持体23’の端部同士を突き合わせて半径方向から見た状態を示す図であり、図9(b)は、保持体23’の端部同士を突き合わせて軸線方向から見た状態を示す図である。 更に別な実施の形態にかかるころ軸受を適用したコンロッドを示す図である。
符号の説明
10 シリンダヘッド
13 カムシャフト
14、24 ころ軸受
20 エンジンブロック
23 クランクシャフト
30 コンロッド

Claims (11)

  1. 内燃機関の回転軸を、本体及びキャップとの間で相対回転自在に支持するころ軸受であって、
    複数のころと、周方向に分割され前記ころを保持する複数の保持体からなる保持器と、周方向に分割され前記ころの軌道面を有する複数のレース板からなる外側レースとを有し、
    前記レース板は、回転軸とキャップの凹部に組み込まれており、前記レース板の少なくとも一つは、フリーな状態で、前記凹部の曲率半径より大きい曲率半径を有する外周面を有していることを特徴とするころ軸受。
  2. 前記レース板の板厚は、0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項1に記載のころ軸受。
  3. 本体とキャップとで形成する円筒状面に複数の前記レース板を組み込んだとき、最低基準温度において、前記レース板同士の間隙は0.1mm以上でレース外径の1.0%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のころ軸受。
  4. 本体とキャップとで形成する円筒状面に複数の前記保持体を組み込んだとき、常温において、前記保持体同士の間隙は0.1〜2.5mmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のころ軸受。
  5. 前記保持体には、銅メッキ及び銀メッキの少なくとも一方が施されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のころ軸受。
  6. 前記回転軸はカムシャフトであり、前記本体はシリンダヘッドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のころ軸受。
  7. 前記回転軸はクランクシャフトであり、前記本体はエンジンブロックであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のころ軸受。
  8. 前記回転軸はクランクシャフトであり、前記本体はコンロッドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のころ軸受。
  9. 複数のころと、周方向に分割され前記ころを保持する複数の保持体からなる保持器と、周方向に分割され前記ころの軌道面を有する複数のレース板からなる外側レースとを有する内燃機関用のころ軸受におけるレース板の製造方法において、
    少なくとも一つの端部に、別の板材の端部が相補する形状が形成されるように、板材を打ち抜くステップと、
    打ち抜いた前記板材の少なくとも一端側を面押しするステップと、
    前記板材を丸めるステップと、
    前記板材に熱処理を施すステップと、
    前記板材にバレル加工を行うステップとを有することを特徴とするレース板の製造方法。
  10. 打ち抜いたときに生じる剪断面を前記ころの軌道面側とするように、前記板材を丸めることを特徴とする請求項9に記載のレース板の製造方法。
  11. 複数のころと、周方向に分割され前記ころを保持する複数の保持体からなる保持器と、周方向に分割され前記ころの軌道面を有する複数のレース板からなる外側レースとを有する内燃機関用のころ軸受における保持体の製造方法において、
    前記保持体に形成された最も端部側の柱部の幅が、それ以外の柱部の幅よりも狭くなるように、板材を打ち抜くステップと、
    前記板材を丸めるステップと、
    前記板材に熱処理を施すステップと、
    前記板材に銅メッキ及び銀メッキの少なくとも一方を被覆するステップとを有することを特徴とする保持体の製造方法。
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