JP2007187259A - 分割型ころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持器の円周方向に沿うころの等配を実現させ、軸受運転中の振動を低減させる。
【解決手段】保持器20の各分割部21における円周方向端面22間にはそれぞれ、等配用スペーサ30が介在されており、各分割部21の等配用スペーサ30は、端面32と保持器20の円周方向端面22との間にポケット部34を形成する。ポケット部34はそれぞれ、保持器20の各分割部21において、ころ11を転動可能に保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軌道輪及び保持器を円周方向に少なくとも二分割されており、例えば自動車用エンジンのクランクシャフトを回転自在に支持するための分割型ころ軸受に関する。
従来から自動車用エンジンのクランクシャフトを支持するための軸受としては、組立上の制約から、主として二分割された分割型滑り軸受が使用されていた。しかし、分割型滑り軸受では、高速回転下での摩擦抵抗が大きい。このため、近年、摩擦抵抗の小さいころ軸受を採用することにより、燃費向上等を図る動きがある。
ここで、ころ軸受の軌道輪及び保持器を二分割して分割型ころ軸受とする場合、軸受運転時の振動が問題となる。すなわち、分割型ころ軸受において、ころの数を多くする方が振動を低減できるので、ころ数を増やすことが望ましい。しかし一方で、ころ数を増やすと、保持器において、ころを転動自在に保持するポケット部間の柱の幅が狭くなる。
このため、図8に示す分割型ころ軸受100のように、ころ101が円周方向に不等配となり、軸受100運転時、保持器102の分割部103が負荷域を通過する際の荷重分布の変動により、振動が発生するという問題があった。
そこで、図9及び図10を参照すると、例えば特許文献1で開示されているように、ころ軸受110の保持器111を形成する板材Nにおいて、両端部(分割部両側)の柱部Naの幅P/2を、それ以外の柱部Nbの幅Pより狭くすることにより、ころ112の円周方向に沿う不等配を抑制している。
図9は、特許文献1で開示されているころ軸受を適用されたシリンダヘッドのカムシャフト周りを示す要部分解斜視図であり、図10は、図9のころ軸受の保持器を形成する板材を示す平面図である。
また、軌道輪及び保持器を二分割された分割型ころ軸受におけるもう一つの問題として、保持器の各分割部における軸受運転時の円周方向端面同士の衝突による振動、破損が挙げられる。
その対策としては、図11を参照すると、例えば特許文献2で開示されているように、一対の半円環状保持部材120a,120bで構成されるころ軸受用二つ割り保持器120の各分割部121において、円周方向端面にそれぞれ所定の厚さのコーティング材122a,122bを塗布することにより、各分割部121の円周方向端面間の隙間を小さくするとともに、衝突による衝撃を吸収している。
図11は、特許文献2で開示されているころ軸受用二つ割り保持器を示す一部切り欠いた正面図である。
特開2005−180459号公報(第5〜7頁、第2図及び第7図) 実開平6−6746号公報(第2〜3頁、第1図)
しかし上述した特許文献1に記載の図9及び図10に示す従来のころ軸受110では、保持器111における分割部両側の柱部Naの幅P/2をそれ以外の柱部Nbの幅Pより狭くしてもなお、ころ112の円周方向に沿う不等配を、軸受性能に悪影響を与えないレベルにまで抑制させることはできないという問題があった。また、保持器111の強度を保持する観点から、柱部Naの幅を狭くするにも自ずと限界があった。
また、上述した特許文献2に記載の図11に示す従来のころ軸受用二つ割り保持器120でも、コーティング材122a,122bによって、各分割部121の円周方向端面間の衝突による衝撃を、軸受性能に悪影響を与えないレベルにまで低減させることはできないという問題があった。
本発明は、保持器の円周方向に沿うころの等配を実現させることができ、ころの不等配に起因する軸受運転中の振動を低減させることができるとともに、保持器の各分割部の円周方向端面同士の軸受運転中の衝突に起因する振動、破損等を確実に防止することができる分割型ころ軸受を提供することを目的としている。
本発明の上記目的は下記構成により達成される。
(1) ころの軌道輪及び保持器を円周方向に少なくとも二分割された分割型ころ軸受において、
保持器の各分割部における円周方向端面間にはそれぞれ、等配用スペーサが介在されており、等配用スペーサはそれぞれ、ころを転動可能に保持するポケット部を有することを特徴とする分割型ころ軸受。
(2) 前記等配用スペーサが、保持器の各分割部における円周方向端面間に複数設けられることを特徴とする前記(1)記載の分割型ころ軸受。
(3) 前記等配用スペーサはそれぞれ、保持器に使用される金属材料又は樹脂材料と同一の材料からなることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の分割型ころ軸受。
(4) 前記保持器の各分割部の円周方向端面がそれぞれ、所定の形状に形成されるとともに、前記等配用スペーサにおける保持器の円周方向端面に係合する端面がそれぞれ、保持器の円周方向端面の形状に合わせた所定の形状に形成されることを特徴とする前記(1),(2)又は(3)記載の分割型ころ軸受。
(5) 前記保持器の各分割部の円周方向端面の形状がそれぞれ、所定の曲率を有する曲面で構成されるとともに、前記等配用スペーサにおける保持器の円周方向端面に係合する端面の形状がそれぞれ、保持器の円周方向端面の曲面に合わせた曲率を有する曲面で構成されることを特徴とする前記(4)記載の分割型ころ軸受。
前記(1)に記載の分割型ころ軸受では、ころを転動可能に保持するポケット部を有する等配用スペーサが、保持器の各分割部における円周方向端面間にそれぞれ介在される。したがって、保持器の各分割部において、等配用スペーサのポケット部により、ころが転動可能に保持されるので、保持器の円周方向に沿うころの等配が実現され、ころの不等配に起因する軸受運転中の振動が低減される。また、保持器の各分割部の円周方向端面同士の軸受運転中の衝突が回避され、衝突に起因する振動、破損等が防止される。
前記(2)に記載の分割型ころ軸受では、ころを転動可能に保持するポケット部を有する等配用スペーサが、保持器の各分割部における円周方向端面間にそれぞれ介在される。したがって、保持器の各分割部において、等配用スペーサのポケット部により、ころが転動可能に保持されるので、保持器の円周方向に沿うころの等配が実現され、ころの不等配に起因する軸受運転中の振動が低減される。また、保持器の各分割部の円周方向端面同士の軸受運転中の衝突が回避され、衝突に起因する振動、破損等が防止される。
前記(3)に記載の分割型ころ軸受では、樹脂材料としては、ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、フェノール、フッ素樹脂等が挙げられる。また、高温環境下では、樹脂材料として、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等が好適に用いられる。樹脂材料により、高い衝撃吸収性が確保される。また、保持器が金属材料からなる場合でも、各等配用スペーサを樹脂材料で構成することもできる。
前記(4)に記載の分割型ころ軸受では、保持器の各分割部の円周方向端面の形状、及び等配用スペーサにおける保持器の円周方向端面に係合する端面の形状により、軸受組立時にズレ等を生じ難く、良好な軸受組立性が確保される。
なお、これらの形状はそれぞれ、軸受組立時にズレ難い形状であれば、いかなる形状であってもよい。
前記(5)に記載の分割型ころ軸受では、保持器の各分割部の円周方向端面の所定の曲率を有する曲面形状、及び等配用スペーサにおける保持器の円周方向端面に係合する端面の曲面形状により、軸受組立時にズレ等を生じ難く、良好な軸受組立性が確保される。
なお、これらの曲面形状の曲率は、軸受組立時にズレ難ければ、いかなる値であってもよい。
本発明の分割型ころ軸受によれば、保持器の円周方向に沿うころの等配を実現させることができ、ころの不等配に起因する軸受運転中の振動を低減させることができるとともに、保持器の各分割部の円周方向端面同士の軸受運転中の衝突に起因する振動、破損等を確実に防止することができる。
本発明により得られる分割型ころ軸受は、自動車用エンジンのクランクシャフト支持用として、低振動、耐高負荷、高耐久性を要求される場合に好適に用いられる。
以下、図示実施形態により、本発明を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である分割型ころ軸受を示す断面図であり、図2は、図1の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す円周方向に沿って展開した要部平面図である。また、図3は、図1の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す要部概略正面図であり、(a)は保持器及び等配用スペーサの組付前の状態を、(b)は保持器及び等配用スペーサの組付後の状態をそれぞれ示す。図4は本発明の第2実施形態である分割型ころ軸受を示す断面図であり、図5は、図4の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す円周方向に沿って展開した要部平面図である。図6は、図4の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す要部概略正面図であり、(a)は保持器及び等配用スペーサの組付前の状態を、(b)は保持器及び等配用スペーサの組付後の状態をそれぞれ示す。図7は本発明の第3実施形態である分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す円周方向に沿って展開した要部平面図である。
図1及び図2を参照すると、分割型ころ軸受10は、円周方向に多数配置されたころ11と、各ころ11の軌道面12aを内周に有する円環状の外輪(軌道輪)12と、外輪12の内周側に配置され、各ころ11を転動可能に保持する保持器20とから構成されており、自動車用エンジンのクランクシャフト(図示しない)を支持する軸受として用いられる。分割型ころ軸受10は、外輪12及び保持器20を円周方向に均等に二分割されており、保持器20の各分割部21における円周方向端面22間にはそれぞれ、等配用スペーサ30が介在されている。
すなわち、保持器20の各分割部21において、等配用スペーサ30は、円周方向に隣接して各分割部21に一つずつ設けられる。等配用スペーサ30は、端面32側にポケット部34が形成されている。ポケット部34はそれぞれ、保持器20の各分割部21において、ころ11を転動可能に保持する。
図3を参照すると、保持器20の各分割部21における円周方向端面22の形状はそれぞれ、所定の曲率を有する曲面で構成される。また、等配用スペーサ30における保持器20の円周方向端面22に係合する端面32の形状はそれぞれ、保持器20の円周方向端面22の曲面に合わせた曲率を有する曲面で構成される。
保持器20の各分割部21の円周方向端面22の所定の曲率を有する曲面形状、等配用スペーサ30における保持器20の円周方向端面22に係合する端面32の曲面形状により、軸受10組立時にズレ等を生じ難く、良好な軸受組立性が確保される。これら曲面22,32の曲率は、軸受10組立時に各曲面22,32同士にズレを生じ難い値とされるが、軸受10組立時にズレ難ければ、いかなる値であってもよい。
第1実施形態によれば、分割部21に一つの等配用スペーサ30を用いるだけで、ころ11を等配することができる。
次に本発明の第2実施形態を説明する。図4及び図5を参照すると、分割型ころ軸受10は、円周方向に多数配置されたころ11と、各ころ11の軌道面12aを内周に有する円環状の外輪(軌道輪)12と、外輪12の内周側に配置され、各ころ11を転動可能に保持する保持器20とから構成されており、自動車用エンジンのクランクシャフト(図示しない)を支持する軸受として用いられる。分割型ころ軸受10は、外輪12及び保持器20を円周方向に均等に二分割されており、保持器20の各分割部21における円周方向端面22間にはそれぞれ、等配用スペーサ40が介在されている。
すなわち、保持器20の各分割部21において、等配用スペーサ40は、円周方向に隣接して各分割部21に一対ずつ、計二対設けられる。一対の等配用スペーサ40はそれぞれ、係合端面43側及び端面42側にポケット部41,44が形成されている。ポケット部41,44はそれぞれ、保持器20の各分割部21において、ころ11を転動可能に保持する。
図6を参照すると、保持器20の各分割部21における円周方向端面22の形状はそれぞれ、所定の曲率を有する曲面で構成される。また、等配用スペーサ40における保持器20の円周方向端面22に係合する端面42の形状はそれぞれ、保持器20の円周方向端面22の曲面に合わせた曲率を有する曲面で構成される。更に、等配用スペーサ40における対をなす等配用スペーサ40との係合端面43の形状はそれぞれ、保持器20の円周方向端面22の曲面に合わせた曲率を有する曲面で構成される。
組立性を良くするために保持器20を小さくする場合には、第2実施形態のように各分割部21において複数の等配用スペーサ40を用いるようにして、保持器20を小さくするとよい。
保持器20の各分割部21の円周方向端面22の所定の曲率を有する曲面形状、等配用スペーサ40における保持器20の円周方向端面22に係合する端面42の曲面形状、及び等配用スペーサ40における対をなす等配用スペーサ40との係合端面43の曲面形状により、軸受10組立時にズレ等を生じ難く、良好な軸受組立性が確保される。これら曲面22,42,43の曲率は、軸受10組立時に各曲面22,42,43同士にズレを生じ難い値とされるが、軸受10組立時にズレ難ければ、いかなる値であってもよい。
なお、保持器20の各分割部21にそれぞれ設けられる一対の等配用スペーサ40は、一体構造であってもよい。また、保持器20の各分割部21にそれぞれ設けられる等配用スペーサ40は、一対のうちのいずれか一方だけを各分割部21に配置する構成であってもよい。この場合、等配用スペーサ40に係合する一方の保持器20の端面は、分割部21における外輪12の端面と同位置までの長さに設定される。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図7は図5に示した第2実施形態を変形した構成であり、各等配用スペーサ50は、係合面53側と端面52側に同じ形状のポケット部51,54が形成され、周方向に対称(図7において左右対称)に形成されている。一対の等配用スペーサ50は同じ形状であるので、向きを選ばずにどちらの保持器20の端面22とも係合させることができ、組立性がよい上に、生産性もよい。なお、第3実施形態の等配用スペーサ50と保持器20との係合状態は、図6に示した第2実施形態の等配用スペーサ40と同じである。
以上のように上記実施形態によれば、保持器20の各分割部21における円周方向端面22間にはそれぞれ、等配用スペーサ30,40,50が介在されており、各分割部21の等配用スペーサ30,40,50はそれぞれポケット部34,41,44,51,55を有する。ポケット部34,41,44,51,55はそれぞれ、保持器20の各分割部21において、ころ11を転動可能に保持する。
したがって、保持器20の各分割部21において、等配用スペーサ30,40,50のポケット部34,41,44,51,55により、ころ11が転動可能に保持されるので、保持器20の円周方向に沿うころ11の等配を実現させることができ、ころ11の不等配に起因する軸受10運転中の振動を低減させることができる。
また、保持器20の各分割部21に等配用スペーサ30,40,50を配置することにより、保持器20の各分割部21の円周方向端面22同士の軸受10運転中の衝突を回避することができる。これにより、保持器20の各分割部21の円周方向端面22同士の軸受10運転中の衝突に起因する振動と、軸受10運転中に衝突が繰り返されることによる破損等を確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態である分割型ころ軸受を示す断面図である。 図1の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す円周方向に沿って展開した要部平面図である。 図1の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す要部概略正面図である。 本発明の第2実施形態である分割型ころ軸受を示す断面図である。 図4の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す円周方向に沿って展開した要部平面図である。 図4の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す要部概略正面図である。 第3実施形態の分割型ころ軸受の保持器の分割部を示す円周方向に沿って展開した要部平面図である。 従来の分割型ころ軸受を示す断面図である。 特許文献1で開示されているころ軸受を適用されたシリンダヘッドのカムシャフト周りを示す要部分解斜視図である。 図9のころ軸受の保持器を形成する板材を示す平面図である。 特許文献2で開示されているころ軸受用二つ割り保持器を示す一部切り欠いた正面図である。
符号の説明
10 分割型ころ軸受
11 ころ
12 軌道輪(外輪)
20 保持器
21 分割部
22 円周方向端面
30,40,50 等配用スペーサ
34,41,44,51,55 ポケット部
32,42,52 保持器の円周方向端面に係合する端面
43,53 対をなす等配用スペーサとの係合端面

Claims (5)

  1. ころの軌道輪及び保持器を円周方向に少なくとも二分割された分割型ころ軸受において、
    保持器の各分割部における円周方向端面間にはそれぞれ、等配用スペーサが介在されており、等配用スペーサはそれぞれ、ころを転動可能に保持するポケット部を有することを特徴とする分割型ころ軸受。
  2. 前記等配用スペーサが、保持器の各分割部における円周方向端面間に複数設けられることを特徴とする請求項1記載の分割型ころ軸受。
  3. 前記等配用スペーサはそれぞれ、保持器に使用される金属材料又は樹脂材料と同一の材料からなることを特徴とする請求項1又は2記載の分割型ころ軸受。
  4. 前記保持器の各分割部の円周方向端面がそれぞれ、所定の形状に形成されるとともに、前記等配用スペーサにおける保持器の円周方向端面に係合する端面がそれぞれ、保持器の円周方向端面の形状に合わせた所定の形状に形成されることを特徴とする請求項1,2又は3記載の分割型ころ軸受。
  5. 前記保持器の各分割部の円周方向端面の形状がそれぞれ、所定の曲率を有する曲面で構成されるとともに、前記等配用スペーサにおける保持器の円周方向端面に係合する端面の形状がそれぞれ、保持器の円周方向端面の曲面に合わせた曲率を有する曲面で構成されることを特徴とする請求項4記載の分割型ころ軸受。
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