JP2005167855A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上部に原稿束を搬送する自動原稿搬送装置20は、原稿束用の原稿台21と、原稿を1枚ずつ分離してガイドコロ23まで給紙する給紙コロ22と、給紙された原稿を読み取り位置まで搬送するガイドコロ23と、読み終わった原稿を原稿回収台に排紙する排紙コロ24と、排紙原稿を収納する原稿回収台25とを備え、下部にはシート用コンタクトガラス1と、ブック原稿用コンタクトガラス2と、原稿の白基準レベルとなる白基準板3と、汚れの基準レベルとなるごみ検知基準板6と、原稿の画像データを副走査方向に走査する走行体5と、走行体5に構成される原稿を照射するランプ7と、反射画像を反射する複数のミラー8と、反射画像を光電変換するCCD9とを備えて構成される。
【選択図】図2
Description
これを軽減するために、シェーディング処理と呼ばれる画像基準の補正処理後に、シートスルー用コンタクトガラスの上面にある汚れ基準板を数ライン分読み取り、その基準レベルと汚れレベルを比較することにより汚れを検知する。それによって、読み取りを停止し、ユーザにシートスルー用コンタクトガラスの清掃を促したり、ごみを検知した部分の画像補正を行うなどの処理が一般的に行われている。
たとえば、特開2001−257877公報には、基準となる白板を読み取ることで、シェーディング補正を行いつつ、その読み取りデータをもとにコンタクトガラスの汚れを検知し、汚れが検知された場合には、原稿の読み取りをできないようにしたり、ユーザに対して清掃を促すことが開示されている。
また、一般的にシートスルータイプの連続読み取りにおいては、生産性を上げるために、現在読み取りを行っている原稿の排紙と同時に次の原稿の給紙を行っているが、この場合に読み取りの中止を行うと再度読み取りを行うために原稿の差し戻しが必要になったり、給紙を繰り返すことで、原稿にダメージを与える可能性が高くなるなどの問題がある。
また特許文献1に開示されている従来例では、1つの白基準板でシェーディング補正と汚れ検知を行っている。一般的に、ブックリードタイプの読み取りとシートスルー読み取りの2つの読み取り方式をもつ画像読取装置では、画像の補正レベルを同一の物とするため、ブックリードタイプの読み取りで使用している基準板を読み取る動作が必要であるが、この点が考慮されていない。
本発明は、かかる課題に鑑み、特にブックリードタイプとシートスルータイプの2種類の読み取りが可能な画像読取装置において、汚れ検知を行ってその結果に基づいて適切な処理をおこない、且つ効率よく読み取りを行うための制御方式およびユーザインターフェースを備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
コントローラから読み取り準備要求が発行されると、画像読取装置はランプの点灯、各動作部のパラメータの設定などを行い、コントローラにメモリ要求を発行し、読み取った画像を貯えるメモリの確保をコントローラに要求する。また同時にシェーディング動作を開始する。コントローラは読み取りに必要なメモリの準備が完了したら、メモリ許可通知を画像読取装置に対して発行する。シェーディング動作が終了し、走行体が読み取り位置に到達したら、汚れ検知のための読み取りを行う。この時点でシートスルー用コンタクトガラスに汚れが検知された場合には、コントローラに対して汚れありを通知し、読み取り動作を終了する。コントローラはこの通知を受けてユーザに警告を行い清掃を促す。汚れが検出されなかった場合には、原稿の給紙動作、シートスルー動作を連続で行う。ただし、次の原稿の給紙は同時には行わない。
かかる発明によれば、汚れ検知によって汚れが検知された際に読み取りを停止するので、汚れ検知が終わってから給紙を開始するようになり、読み取り停止時にも読み取り原稿のダメージや、差し戻しを行わすに読み取りを再開することができる。
請求項1の発明において、汚れを検出した場合でも、その検出レベルが小さい場合には、読み取りを停止しないようにするものである。このようにすることによって、汚れ検知をおこない、且つ汚れが検出された際には読み取りを中止する場合でも、原稿の差し直しなどを行わずにそのまま読み取りを再開することができる。
かかる発明によれば、汚れ検知によって汚れが検知された際に、読み取りを停止する汚れのレベルを設定できるようにすることで、ユーザの必要とする画像レベルにあわせた生産性と読み取り画像を得ることができる。
シェーディング動作の所要時間をTs、汚れ検知の所要時間をTl、シートスルー動作を開始してから実際に原稿読み取り位置に到達するまでの時間をTdとするとき、シェーディング動作開始からT=Ts+Tl−Tdだけ経過したときに、シートスルー動作を行う。このように各部を動作させることによって、汚れを検知した場合に警告のみを行い、読み取り動作を停止しない場合には、給紙動作に必要な時間をTkとすると、汚れ検知が完了してから読み取りを開始するよりも、Tk+Tdだけ読み取り間の時間を短縮でき、効率よく読み取り動作を行うことができる。
かかる発明によれば、ごみを検知した場合に警告のみを行い、読み取り動作を停止しない場合には、それぞれシェーディング動作の所要時間をTs、汚れ検知の所要時間をTl、シートスルー動作を開始してから実際に原稿読み取り位置に到達するまでの時間をTd、給紙動作時間をTkとするとき、シェーディング動作開始からT=Ts+Tl−Tdだけ経過したときに、シートスルー動作を行うようにすることによって、汚れ検知が完了してから読み取りを開始するよりも、Tk+Tdだけ読み取り間の時間を短縮でき、効率よく読み取り動作を行うことができる。
読み取りを行う原稿などにもよるが、通常原稿束の一枚目を読み取る前に汚れが検出されなかった場合には、次の読み取りでシートスルー用コンタクトガラスの汚れの状態が大きく変わることはあまりない。そこで、連続して原稿を読み取る場合には、一枚目を読み取る前に行う汚れ検知の結果によって停止処理を行い、2枚目以降の読み取り前の汚れ検知では警告のみ行い、停止処理は行わないようにすることによって、連続に原稿を読み取る際に途中で読み取りを停止しない場合でも、異常画像になる可能性を軽減することができる。
かかる発明によれば、原稿束の一枚目を読み取る前の汚れ検知で汚れが検知された場合には、給紙および読み取り動作を中止し、2枚目移行の読み取り前の検知でごみが検知された場合には、読み取りは中止せずに警告のみ行い、読み取りを引き続き行うようにすることで、画像が異常となるのを低減しつつ、効率よく読み取り動作を行うことができる。
画像読取装置を扱うユーザによって、必要とする読み取り画像はそれぞれ異なる。多少の画像の汚れがあっても、清掃などの手間を低減したいユーザと、多少手間がかかっても画像の質を重視するユーザが存在する。そこで、それぞれのユーザが汚れ検知で読み取りを停止する汚れのレベルと、警告を発生する汚れのレベルを自由に変更できようにすることで、個々のユーザのニーズに合わせた画像読み取りおよび汚れ検知を行うことができる。
かかる発明によれば、読み取りを停止する汚れのレベルと、警告を行う汚れのレベルを設定できるようにすることで、ユーザのニーズに合わせた生産性と読み取り画像を得ることができる。
請求項6は、前記請求項1乃至請求項4における画像読取装置の動作のうち、何れか1つを選択可能としたことを特徴とする。
請求項1乃至4で示した読み取り方式は、それぞれ長所と短所を持ち合わせている。そこで、それぞれの読み取り方式を選択できるようにすることで、それぞれのユーザが、それぞれのニーズに合わせた画像レベルと画像読み取りの生産性を得ることができる。
かかる発明によれば、請求項1乃至4で示した制御方法を選択できるようにすることで、ユーザのニーズに合わせた生産性と読み取り画像を得ることができる。
また請求項2では、汚れ検知によって汚れが検知された際に、読み取りを停止する汚れのレベルを設定できるようにすることで、ユーザの必要とする画像レベルにあわせた生産性と読み取り画像を得ることができる。
また請求項3では、ごみを検知した場合に警告のみを行い、読み取り動作を停止しない場合には、それぞれシェーディング動作の所要時間をTs、汚れ検知の所要時間をTl、シートスルー動作を開始してから実際に原稿読み取り位置に到達するまでの時間をTd、給紙動作時間をTkとするとき、シェーディング動作開始からT=Ts+Tl−Tdだけ経過したときに、シートスルー動作を行うようにすることによって、汚れ検知が完了してから読み取りを開始するよりも、Tk+Tdだけ読み取り間の時間を短縮でき、効率よく読み取り動作を行うことができる。
また請求項4では、原稿束の一枚目を読み取る前の汚れ検知で汚れが検知された場合には、給紙および読み取り動作を中止し、2枚目移行の読み取り前の検知でごみが検知された場合には、読み取りは中止せずに警告のみ行い、読み取りを引き続き行うようにすることで、画像が異常となるのを低減しつつ、効率よく読み取り動作を行うことができる。
また請求項5では、読み取りを停止する汚れのレベルと、警告を行う汚れのレベルを設定できるようにすることで、ユーザのニーズに合わせた生産性と読み取り画像を得ることができる。
また請求項6では、請求項1乃至4で示した制御方法を選択できるようにすることで、ユーザのニーズに合わせた生産性と読み取り画像を得ることができる。
図1は本発明のシステム構成例を示す図である。このシステム100は、動作要求を発行するアプリケーション層30と、それを受けて各デバイスに動作要求を発行したり、各デバイスのマネージメントを行うコントローラ層31と、コントローラ層31からの要求を受けて実際の動作を行うデバイス層32から構成されている。コントローラ層31には画像を貯えておくメモリやハードディスクなどの画像記憶装置を制御する画像記録制御部31aがあり、デバイス層32には画像読取装置34や、画像出力装置33が含まれた構成となっている。たとえば、操作部の読み取り開始ボタンを押すなどすると、アプリケーション層30からコントローラ層31に対して画像読取要求が送られる。コントローラ層31はそれを受けて、画像読取装置34に対し、要求された読み取り動作を行うための演算やレジスタセットなどの読み取り準備を行うように指示し、同時に読み取られた画像データを格納するためのメモリやハードディスクなどを準備するように、画像記録制御部31aに要求を送る。これに対し、画像読取装置34および記録装置はそれぞれ読み取りが開始できる状態になった時点でコントローラ層31に対し準備が完了した事を通知する。コントローラ層31は両者の準備完了を受けて、画像読取装置34に対し読み取り開始要求を発行する。画像読取装置34はそれを受けて実際の読み取りを行い、記録装置に読み取ったデータを転送する。転送終了後、コントローラ層31は、必要に応じて画像出力装置33に出力要求を発行する。画像出力装置33は、コントローラ層31からの出力要求を受けると、記録装置に記憶された画像データをそれぞれの媒体に出力する。尚、図で細い矢印は要求、コマンドの流れを表し、太い矢印は画像データの流れを表す。
図2は本発明の実施形態に係る画像読取装置全体の概略図である。この画像読取装置150は、上部に原稿束を自動的に搬送する自動原稿搬送装置(以下、ADFと記す)20があり、このADF20は、原稿束を載置する原稿台21と、原稿を1枚ずつ分離してガイドコロ23まで給紙する給紙コロ22と、給紙された原稿を読み取り位置まで搬送するガイドコロ23と、読み終わった原稿を原稿回収台に排紙する排紙コロ24と、排紙された原稿を収納する原稿回収台25とを備えて構成される。また、下部にはシートスルー原稿を読むために移動する原稿を接触しながら通過させるシートスルー用コンタクトガラス1と、ブックものの原稿を載置するブックリード用コンタクトガラス2と、原稿のシェーディング補正を行うための白基準レベルとなる白基準板3と、汚れの基準レベルとなるごみ検知基準板6と、原稿の画像データを副走査方向に走査する走行体5と、走行体5に構成される原稿を照射するランプ7と、反射画像を反射する複数のミラー8と、反射画像を光電変換するCCD9とを備えて構成される。
図3は図2の白基準板3付近の拡大図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。
ブックリードモードでは、ブックリード用コンタクトガラス2の下に移動する途中で白基準板読取位置P2に走行体5が達した時に白基準板3を読み取る事によってシェーディング補正を行う。シートスルーモードでは、原稿を読取位置に通過させる前にいったん走行体5を白基準板3の下P2に移動させ、白基準板3を読み取る事によってシェーディング補正を行う。その後、コンタクトガラス1の下に走行体5を移動させた後、シートスルー読取位置P1に戻す(以下、この走行体5の一連の動作をDFシェーディング動作と呼ぶ)。その後、原稿をシートスルー用コンタクトガラス1上を通過させる事によって読取を行う。通常この様に、ブックリードモードとシートスルーモードで同じ白基準板3を用いてシェーディング補正を行うことで、ブックリードモードとシートスルーモードのどちらで読み取りを行っても画質に差がないようになっている。
また、シートスルーモードでの読み取りの際には、読み取り中に次の原稿の読み取り要求が発行されている場合には、原稿の読み取りが終了した直後に次の読み取りのためのDFシェーディング動作を行う。原稿台21上の複数枚の原稿を連続して読み取る際には、2枚目以降の原稿の読み取りではコントローラの読み取り開始要求を受けた際に、その直前の原稿読み取り終了直後に行われたDFシェーディング動作によって得られた補正データを用いてシェーディング補正を行う。
さらに、DFシェーディング動作終了後、汚れ検知基準板6を読み取る。シートスルー用コンタクトガラス1にごみや汚れが付着していることにより、シートスルー用コンタクトガラス1上のごみや汚れを検知することができる。シートスルーモードでの原稿の移動に関しては、一般的に転写紙のサイズを選択するなどのために、まず給紙コロ22によって原稿を読み取り位置手前まで移動し(以下、給紙動作とよぶ)その後、読み取りが可能なタイミングで読み取りのための移動を行う(以下、シートスルー動作と呼ぶ)。シートスルー動作後、原稿は原稿回収台25へ排出される。
また、シートスルー読み取りの場合、読み取りの効率を上げるため、読み取り原稿の変倍率などが変化しない場合には、前の原稿が排紙されている間に、次の給紙動作を行うことができるのが一般的である。
DFシェーディング動作が終了し、走行体が読み取り位置P1に到達したら、汚れ検知のための読み取りを行う。この時点でシートスルー用コンタクトガラス1にごみが検知された場合には、コントローラに対してごみありを通知し、読み取り動作を終了する。コントローラはこの通知を受けて、ユーザに警告を行い、清掃を促す。また、ごみが検出されなかった場合には、原稿の給紙動作、シートスルー動作を連続で行う。ただし、次の原稿の給紙は同時には行わない。
図5は本発明のシートスルー読み取りにおける連続読み取り時の動作タイミングチャートである。図の上から順にスキャナモータ駆動、汚れ検知、DF原稿通紙N枚目、DF原稿通紙N+1枚目、画像有効範囲を表し、ローレベルアクティブとして表している。連続で原稿の読み取りが行われる際には、原稿読み取り中に次の原稿に対する読み取り準備要求がコントローラから画像読取装置に対して発行される。それに伴い、画像読取装置からコントローラに対してメモリ要求が発行され、コントローラはメモリの確保を行って、画像読取装置にメモリ許可通知を発行する。画像読取装置は、直前の読み取りが終了したら、すぐにDFシェーディング動作および汚れ検知をおこなう。汚れ検知とコントローラからのメモリ許可通知が揃った時点で次の原稿の給紙動作、およびシートスルー動作を行うことによって画像を読み取る。このようにすることによって、汚れ検知をおこない、かつごみが検出された際には読み取りを中止する場合でも、原稿の差し直しなどを行わずにそのまま読み取りを再開できるようになる。
また上記の実施形態において、ごみを検出した場合でも、その検出レベルが小さい場合には、読み取りを停止しないようにすることもできる。このようにすることによって、汚れ検知をおこない、かつごみが検出された際には読み取りを中止する場合でも、原稿の差し直しなどを行わずにそのまま読み取りを再開できるようになる。
ここで、DFシェーディング動作の所要時間をTs、汚れ検知の所要時間をTl、シートスルー動作を開始してから実際に原稿読み取り位置に到達するまでの時間をTdとすると、DFシェーディング動作開始からT=Ts+Tl−Tdだけ経過したときに、シートスルー動作を行う。
図7は汚れ検知を行ってごみが検出された場合でも、警告を行うのみで読み取り動作を停止しない場合の動作を示すタイミングチャートである(連続読み取り時)。図の上から順にスキャナモータ駆動、汚れ検知、DF原稿通紙N枚目、DF原稿通紙N+1枚目、画像有効範囲を表し、ローレベルアクティブとして表している。次の原稿があり、連続して読み取りを行う場合には、前の原稿を排紙するのと同時に、次の原稿の給紙を行う。さらに、画像の読み取りが終了した時点で、DFシェーディング動作および汚れ検知を開始し、コントローラからのメモリ許可通知を受けたら、DFシェーディング動作開始から、T=Ts+Tl−Tdだけ経過したときに次の原稿のシートスルー動作を開始する。
このように各部を動作させることによって、ごみを検知した場合に警告のみを行い、読み取り動作を停止しない場合には、給紙動作に必要な時間をTkとすると、汚れ検知が完了してから読み取りを開始するよりも、Tk+Tdだけ読み取り間の時間を短縮でき、効率よく読み取り動作を行うことができる。
読み取りを行う原稿などにもよるが、通常原稿束の一枚目を読み取る前にごみが検出されなかった場合には、次の読み取りでシートスルー用コンタクトガラスのごみの状態が大きく変わることはあまりない。そこで、連続して原稿を読み取る場合には、一枚目を読み取る前に行う汚れ検知の結果によって停止処理を行い、2枚目以降の読み取り前の汚れ検知では警告のみ行い、停止処理は行わないようにすることによって、連続に原稿を読み取る際に途中で読み取りを停止しない場合でも、異常画像になる可能性を軽減することができる。
また、他の実施形態として、原稿読み取りを停止しする検知レベルと、警告のみを行う検知レベルをユーザがそれぞれ個別に設定できるようにしたものである。画像読取装置を扱うユーザによって、必要とする読み取り画像はそれぞれ異なる。多少の画像の汚れがあっても、清掃などの手間を低減したいユーザと、多少手間がかかっても画像の質を重視するユーザが存在する。そこで、それぞれのユーザが汚れ検知で読み取りを停止する汚れのレベルと警告を発生する汚れのレベルを自由に変更できようにすることで、個々のユーザのニーズに合わせた画像読み取りおよび汚れ検知を行うことができる。
また、他の実施形態として、上記の各制御のどれを用いて読み取りを行うかをユーザが設定できるようにしたものである。上記で示した読み取り方式はそれぞれ長所と短所を持ち合わせている。そこで、それぞれの読み取り方式を選択できるようにすることで、それぞれのユーザが、それぞれのニーズに合わせた画像レベルと画像読み取りの生産性を得ることができる。
Claims (6)
- 露光走査ユニットが副走査方向に移動することによりコンタクトガラス上に載置された原稿の画情報を読み取るブックリードタイプと、前記露光走査ユニットは移動せず原稿を副走査方向に移動することにより該原稿の画情報を読み取るシートスルータイプとを備えた画像読取装置であって、
前記コンタクトガラスに付着した付着物をゴミとして検知する閾値レベルを設定するゴミ検知基準部と、シェーディング補正のための原稿の白基準を設定する白基準部とを備え、
前記露光走査ユニットにより前記白基準部を読み取って前記シェーディング補正動作を行った後、前記露光走査ユニットにより前記ゴミ検知基準部の閾値レベルと前記コンタクトガラスに付着した付着物のレベルを比較し、前記付着物のレベルが前記閾値レベル以下の場合、前記原稿の給紙を開始して画情報を読み取り、前記付着物のレベルが前記閾値レベル以上の場合、前記原稿の給紙および読み取りを中止し、ユーザに前記付着物を除去すべき旨を警告することを特徴とする画像読取装置。 - 露光走査ユニットが副走査方向に移動することによりコンタクトガラス上に載置された原稿の画情報を読み取るブックリードタイプと、前記露光走査ユニットは移動せず原稿を副走査方向に移動することにより該原稿の画情報を読み取るシートスルータイプとを備えた画像読取装置であって、
前記コンタクトガラスに付着した付着物をゴミとして検知する閾値レベルを設定するゴミ検知基準部と、シェーディング補正のための原稿の白基準を設定する白基準部とを備え、
前記露光走査ユニットにより前記白基準部を読み取って前記シェーディング補正動作を行った後、前記露光走査ユニットにより前記ゴミ検知基準部の閾値レベルと前記コンタクトガラスに付着した付着物のレベルを比較し、前記付着物のレベルが前記閾値レベル以下の場合、前記原稿の給紙を開始して画情報を読み取り、前記付着物のレベルが前記閾値レベル以上であるが所定のレベルを超えない場合、前記原稿の給紙および読み取りを継続してユーザに前記付着物を除去すべき旨を警告することを特徴とする画像読取装置。 - 前記シェーディング補正動作の所要時間をTs、前記ゴミ検知基準部の閾値レベルと前記コンタクトガラスに付着した付着物のレベルを比較する所要時間をTl、前記原稿の給紙を開始して原稿読取位置に到達するまでの時間をTdとした場合、画像読取要求を受けてから画情報を読み取るまでの時間Tは、T=Ts+Tl−Tdであることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
- 複数の原稿束の1枚目を読み取る前に前記露光走査ユニットにより前記ゴミ検知基準部の閾値レベルと前記コンタクトガラスに付着した付着物のレベルを比較し、前記付着物のレベルが前記閾値レベル以上の場合は、前記原稿の給紙および読み取りを中止し、前記原稿束の2枚目以降を読み取る前に前記付着物のレベルが前記閾値レベル以上の場合は、前記原稿の給紙および読み取りを継続してユーザに前記付着物を除去すべき旨を警告することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記原稿の給紙および読み取りを中止する閾値レベルと前記原稿の給紙および読み取りを継続してユーザに警告を行う閾値レベルとを、それぞれ個別に設定可能としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像読取装置。
- 前記請求項1乃至請求項4における画像読取装置の動作のうち、何れか1つを選択可能としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像読取装置。
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