JP2002251605A - 画像読取方法及びその装置 - Google Patents

画像読取方法及びその装置

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JP2002251605A JP2001047162A JP2001047162A JP2002251605A JP 2002251605 A JP2002251605 A JP 2002251605A JP 2001047162 A JP2001047162 A JP 2001047162A JP 2001047162 A JP2001047162 A JP 2001047162A JP 2002251605 A JP2002251605 A JP 2002251605A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿搬送部の表面の汚れを読み取って、その
汚れのレベルに合わせてごみ検知レベルを調整するこ
と。 【解決手段】 ごみ検知に先立ち、原稿自動送り装置の
搬送ベルトの汚れレベル検知を行う(S102)。搬送
ベルトの汚れレベル検知は、原稿の無い状態でCCDか
ら画像を読み取ることにより、搬送ベルト表面の画像を
画像メモリに加算する。原稿自動送り装置の搬送ベルト
表面の汚れレベルを基準とし、ごみ検知レベルを設定す
る。搬送ベルト表面画像を読み取った際の読み取りレベ
ルから、ある一定値を減算した値をごみ検知レベルとし
て、ごみ判定部176に設定する(S103)。このよ
うな制御により、搬送ベルト表面が汚れている場合は、
ごみ検知レベルを低くしてごみを検知しにくくする。そ
れにより、ベルト表面の汚れを誤ってプラテンガラス表
面のごみと検知することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取方法及び
その装置に関し、より詳細には、画像情報の読み取りを
原稿搬送中に行う原稿流し読み機能を備えた画像読取方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラテンガラス上に載置された原
稿画像をスキャナの移動によって読み取る原稿固定読み
方式に加えて、自動原稿送り装置によりプラテンガラス
上を搬送中に原稿画像を読み取る原稿流し読み取り方式
を備えた画像読取装置が知られている。この原稿流し読
み取り方式は、原稿交換と同時に読み取りを行えること
と、原稿間のスキャナ移動時間がないことで、原稿固定
読み方式に比べて原稿束全体の読み取り時間を短縮する
ことが可能となる。
【0003】また、上述した原稿流し読み取り方式にお
いては、プラテンガラス上の固定位置で原稿画像を読み
取るため、プラテンガラスと原稿の間や、プラテンガラ
スの下部に付着した粉塵や汚れ等によって原稿画像を正
しく読み取れない場合がある。そのため、プラテンガラ
ス上に付着したごみを検知するためのごみ検知処理が行
われ、プラテンガラス上の汚れによって異常な画像を読
み取ってしまうことを防止するようになされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
原稿台ガラス面上にごみが付着しているような場合に読
み取り画像に黒筋が出てしまい、また、画像の品位を確
保しようとした場合、固定読み動作のみを行うものとす
れば、読み取り速度は非常に遅くなってしまうといった
問題点を解決するために、原稿台ガラスに付着したごみ
を検知するためのごみ検知処理が行われているが、原稿
搬送部の搬送ベルト表面の汚れによって、正常に原稿台
ガラス表面の汚れを検知できないという問題があった。
【0005】このように、画像読取素子からの画像デー
タを利用したごみ検知方法は、原稿搬送部の搬送ベルト
や搬送ローラ表面の汚れに依存してしまう。プラテンガ
ラスが汚れていなくても、搬送ベルトやローラが汚れて
いれば、画像読取素子からは、プラテンガラス表面が汚
れているかのような画像が読み出されることになるとい
う問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、画像情報の読み取
りを原稿搬送中に行う原稿流し読み機能を備え、原稿搬
送部の表面の汚れを読み取って、その汚れのレベルに合
わせてごみ検知レベルを調整するようにした画像読取方
法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、原稿を
載置するための原稿台と、前記原稿を照射するためにミ
ラー台上に設けられた光源と、原稿面を副走査方向に移
動するミラー台と、該ミラー台を移動させるための駆動
手段と、原稿画像を読み取る画像読取素子とを備えた画
像読取装置における画像読取方法において、まず、搬送
する前記原稿の移動を利用して画像の読み取りを行うた
めの搬送タイミングを通知して、複数原稿を順次原稿台
上に搬送するための原稿搬送手段の表面の画像を読み取
って汚れレベルとして加算し、次に、加算された結果に
基づいてごみ検知レベルを設定し、さらに、前記画像読
取素子から得られた画像信号と設定されたごみ検知レベ
ルを比較して、読み取り画像にごみの画像が含まれるか
どうかを判断することを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記ごみ
汚れレベルの加算値が、特定の値以上となった場合に、
前記ごみ検知レベル設定を、汚れレベルに関わらず、あ
らかじめ決まっている特定の値に設定することを特徴と
するものである。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の発明において、前記ごみ検出動作におい
て、ごみが検出された場合には、原稿流し読み取り動作
を停止して、ごみ有りメッサージを表示して清掃を促す
ことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、原稿を載
置するための原稿台と、前記原稿を照射するためにミラ
ー台上に設けられた光源と、原稿面を副走査方向に移動
するミラー台と、該ミラー台を移動させるための駆動手
段と、原稿画像を読み取る画像読取素子とを備えた画像
読取装置において、搬送する前記原稿の移動を利用して
画像の読み取りを行うための搬送タイミング通知手段を
有し、複数原稿を順次原稿台上に搬送するための原稿搬
送手段と、該原稿搬送手段の表面の画像を読み取る汚れ
レベル加算手段と、該汚れレベル加算手段の加算結果に
基づいて、ごみ検知レベルを設定するごみ検知レベル設
定手段と、前記画像読取素子から得られた画像信号と設
定されたごみ検知レベルを比較して、読み取り画像にご
みの画像が含まれるかどうかを判断するごみ検知手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記ごみ汚れレベル加算手段の
加算値が、特定の値以上となった場合に、前記ごみ検知
レベル設定手段に対しては、汚れレベルに関わらず、あ
らかじめ決まっている特定の値を設定することを特徴と
するものである。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
又は5に記載の発明において、前記ごみ検知手段により
ごみ有りと判断された場合には、清掃を促すためのごみ
有りメッサージを表示する表示手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。以下の説明においては、本発明
の画像読取装置として、デジタル複写機を一例に挙げて
説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例のデジタル複写
機の構成を示すブロック図で、リーダ部1は、原稿の画
像を読み取って原稿画像に応じた画像データを画像メモ
リ部3へ出力する。プリンタ部2は、画像メモリ部3か
らの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画
像メモリ部3は、リーダ部1から転送された画像データ
を圧縮して、圧縮された圧縮画像データを記憶し、また
記憶している圧縮画像データを伸長して、伸長された画
像データをプリンタ部2へ転送する。また記憶している
画像データを外部I/F処理部4に転送し、外部I/F
処理部4から転送された画像データを記憶する。
【0015】外部I/F処理部4は、画像メモリ部3か
ら転送された画像データに所定の処理を施した後、外部
装置に出力して、外部装置から送られた画像データに所
定の処理を施して画像メモリ部3に転送する。また自動
原稿送り装置6はリーダ部1に接続されており、載置さ
れた原稿を所定位置に給送する。
【0016】図2は、本発明におけるデジタル複写機を
示す断面構成図で、図中符号200は、デジタル複写機
199の本体を示している。6は自動原稿送り装置(D
F)を示している。201は原稿載置台としてのプラテ
ンガラスで、202はスキャナであり、原稿照明ランプ
203や走査ミラー204等で構成されている。不図示
のモータによりスキャナが所定方向に往復走査されて原
稿の反射光を走査ミラー204〜206を介してレンズ
207を透過してイメージセンサ部208内のCCDセ
ンサに結像する。
【0017】符号209は、レーザやポリゴンスキャナ
等で構成された露光制御部で、イメージセンサ部208
で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行わ
れた画像信号に基づいて変調されたレーザ光219を感
光体ドラム211に照射する。感光体ドラム211の回
りには、1次帯電器212、現像器213、転写帯電器
216、分離帯電器217、前露光ランプ214、クリ
ーニング装置215が装備されている。
【0018】画像形成部210において、感光体ドラム
211は、不図示のモータにより図に示す矢印の方向に
回転しており、1次帯電器212により所望の電位に帯
電された後、露光制御部209からのレーザ光219が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム211
上に形成された静電潜像は、現像器213により現像さ
れて、トナー像として可視化される。
【0019】一方、右カセットデッキ221、左カセッ
トデッキ222、上段カセット223あるいは下段カセ
ット224からピックアップローラ225、226、2
27、228により給紙された転写紙は、給紙ローラ2
29、230、231、232により本体に送られ、レ
ジストローラ233により転写ベルトに給送され、可視
化されたトナー像が転写帯電器216により転写紙に転
写される。
【0020】転写後の感光体ドラムは、クリーナー装置
215により残留トナーが清掃され、前露光ランプ21
4により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、分
離帯電器217によって感光体ドラムから分離され、転
写ベルト234によって定着器235に送られる。定着
器では加圧、加熱により定着され、排出ローラ236に
より本体200の外に排出される。
【0021】本体200の右側には、例えば約4000
枚の転写紙を収納し得るデッキ250が装備されてい
る。デッキ250のリフタ251は、ピックアップロー
ラ252に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応
じて上昇し、転写紙は給紙ローラ253によって本体に
送られる。また、100枚の転写紙を収容し得る、マル
チ手差し254が装備されている。さらに、図2におい
て、237は排紙フラッパであり、搬送パス238側と
排出パス243側の経路を切り替える。
【0022】符号240は下搬送パスであり、排紙ロー
ラ236から送り出された転写紙を反転パス239を介
し、転写紙を裏返して再給紙パス241に導く。左カセ
ットデッキ222から給紙ローラ230により給紙され
た転写紙も、再給紙パス241に導かれる。242は転
写紙を画像形成部210に再給紙する再給紙ローラであ
る。
【0023】符号244は、排紙フラッパ237の近傍
に配置されて、この排紙フラッパ237により排出パス
243側に切り替えられた転写紙を機外に排出する排出
ローラである。両面記録(両面複写)時には排紙フラッ
パ237を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送パス
238、反転パス239、下搬送パス240を介して再
給紙パス241に導く。このとき、反転ローラ245に
よって転写紙の後端が搬送パス238から全て抜け出
し、かつ、反転ローラ245に転写紙が噛んだ状態の位
置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を
逆転させることによって搬送パス240に送り出す。
【0024】本体から転写紙を反転して排出する時に
は、排紙フラッパ237を上方へ上げ、反転ローラ24
5によって転写紙の後端が搬送パス238に残った状態
の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ24
5を逆転させることによって、転写紙を裏返して排出ロ
ーラ244側に送り出す。
【0025】排紙処理装置290は、デジタル複写機の
本体200から1枚毎に排出される転写紙を処理トレイ
294で積載してそろえる。1部の排出が終了したら、
転写紙束をステイプルして排紙トレイ292、または2
93に束で排出する。排紙トレイ293は不図示のモー
ターで上下に移動制御され、画像形成動作開始前に処理
トレイの位置になるように移動する。291は排出され
た転写紙の間に挿入する区切り紙を積載する用紙トレイ
で、295は排出された転写紙をZ折りにするZ折り機
である。また、296は排出された転写紙一部をまとめ
てセンター折りしステイプルを行なうことによって製本
を行なう製本機であり、製本された紙束は排出トレイ2
97に排出される。
【0026】図3は、デジタル複写機内の制御ブロック
図で、図中符号171は、デジタル複写機199の基本
制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれ
たROM174と、処理を行うためのワークRAM17
5と、入出力ポート173とがアドレスバスとデータバ
スにより接続されている。入出力ポート173には、デ
ジタル複写機199を制御する、モータやクラッチ等の
各種負荷(不図示)や、紙の位置を検知するセンサー等
の入力(不図示)が接続されている。
【0027】CPU171は、ROM174の内容にし
たがって入出力ポート173を介して順次入出力の制御
を行い画像形成動作を実行する。また、CPU171に
は操作部172が接続されており、操作部172の表示
部、キー入力手段を制御する。操作者はキー入力部を介
して、画像形成動作モードや、スキャナ読み取りモー
ド、プリント出力モードの表示の切り替えをCPU17
1に指示し、CPU171はデジタル複写機199の状
態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。
【0028】CPU171には、イメージセンサ部20
8で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部1
70と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3、お
よび、画像処理部170でデジタル化された信号からプ
ラテンガラス201上のごみを検知するごみ判定部17
6が接続されている。
【0029】ごみ判定部の構成は、図16に示すよう
に、汚れレベル加算部701とごみ検知レベル設定部7
02とごみ検知部703とから構成されている。汚れレ
ベル加算部701は、複数原稿を順次原稿台上に搬送す
るための原稿搬送部の表面の画像を読み取るもので、ご
み検知レベル設定部702は、汚れレベル加算部701
の加算結果に基づいて、ごみ検知レベルを設定するもの
である。またごみ検知部703は、画像読取素子から得
られた画像信号と設定されたごみ検知レベルを比較し
て、読み取り画像にごみの画像が含まれるかどうかを判
断するものである。
【0030】次に、図4に基づいて画像処理部について
説明する。図4は、画像処理部のブロック図で、レンズ
207を介しCCDセンサに結像された原稿画像は、B
lackの輝度のデータとして入力され、CCDセンサ
によりアナログ電気信号に変換される。変換された画像
情報は、アナログ信号処理部(不図示)に入力され、サ
ンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後
に、A/D変換部501でアナログ・デジタル変換(A
/D変換)し、デジタル化された信号を、シェーディン
グ補正(原稿を読み取るセンサのばらつき、および原稿
照明用ランプの配光特性の補正)する。
【0031】その後、log変換部502に送られる。
log変換部502では、入力された輝度データを濃度
データに変換するためのLUTが格納されており、入力
されたデータに対応するテーブル値を出力することによ
って、輝度データを濃度データに変換する。その後、変
倍処理部503により所望の倍率に画像を変倍して、γ
補正部504に入力される。γ補正部504では濃度デ
ータを出力する際に、プリンタの特性を考慮したLUT
による変換を行い、操作部で設定された濃度値に応じた
出力の調整を行う。
【0032】その後、2値化部505へ送られる。2値
化部505では多値の濃度データが2値化され、濃度値
が「0」あるいは「255」となる。8bitの画像デ
ータは、2値化され「0」または「1」の1bitの画
像データに変換され、メモリに格納する画像データ量は
小さくなる。しかし、画像を2値化すると、画像の階調
数は256階調から2階調になるため、写真画像のよう
な中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の
劣化が著しい。そこで、2値データによる擬似的な中間
調表現をする必要がある。
【0033】ここでは、2値のデータで擬似的に中間調
表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。この方法
は、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合は「25
5」の濃度データであるとし、ある閾値以下である場合
は「0」の濃度データであるとして2値化した後、実際
の濃度データと2値化されたデータの差分を誤差信号と
して、回りの画素に配分する方法である。誤差の配分
は、あらかじめ用意されているマトリクス上の重み係数
を2値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、回り
の画素に加算することによって行う。これによって、画
像全体での濃度平均値が保存され、中間調を擬似的に2
値で表現することができる。
【0034】2値化された画像データは、画像メモリ部
3へ送られて画像蓄積される。また、外部I/F処理部
4から入力される、コンピュータからの画像データは、
外部I/F処理部で2値画像データとして処理されてい
るため、そのまま画像メモリ部3に送られる。画像メモ
リ部3は、高速のページメモリと複数のページ画像デー
タを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク)を有
している。
【0035】ハードディスクに格納された複数の画像デ
ータは、デジタル複写機199の操作部で指定された編
集モードに応じた順序で出力される。例えば、ソートの
場合、自動原稿送り装置6から読み取った原稿束の画像
を順に出力する。ハードディスクから一旦格納された原
稿の画像データを読み出し、これを複数回繰り返して出
力する。これによりビンが複数あるソータと同じ役割を
果たすことができる。
【0036】画像メモリ部3から出力した画像データ
は、プリンタ部2にあるスムージング部506に送られ
る。スムージング部506では、2値化した画像の線端
部が滑らかになるようにデータの補間を行い、露光制御
部209へ画像データを出力する。露光制御部209で
は、前述の処理により画像データを転写紙に形成する。
【0037】また、後述するごみ判定時には、レンズ2
07を介しCCDセンサに結像された読取画像は、原稿
画像の場合と同様にデジタル化され、シェーディング補
正後、ごみ判定部176に送られる。ごみ判定部176
では、入力された信号を画素単位で原稿送り方向に加算
し、加算結果が一定レベルを超えていたらその画素部分
にはごみが付着しているものと判断する。
【0038】図5は、画像メモリ部の構成図で、画像メ
モリ部3では、DRAM等のメモリで構成されるページ
メモリ部301に、メモリコントローラ部302を介し
て外部I/F処理部4、画像処理部170からの2値画
像の書き込み、外部I/F処理部4、プリンタ部2への
画像読み出し、大容量の記憶装置であるハードディスク
(HD)304への画像の入出力のアクセスを行う。な
お、303はLZ圧縮部である。
【0039】メモリコントローラ部302は、ページメ
モリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、
また、画像I/F処理部4、画像処理部170、ハード
ディスク304からのページメモリ301へのアクセス
の調停を行う。更に、CPU171の指示に従い、ペー
ジメモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ
部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの
制御をする。それにより、CPU171はページメモリ
部301に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行
い、プリンタ部に出力する機能や、画像の一部分のみ切
り出して出力する機能や、画像回転機能を制御する。
【0040】図6は、外部I/F処理部の構成図で、外
部I/F処理部4は前述した様に、画像メモリ部3を介
して、リーダ部の2値画像データを外部I/F処理部に
取り込み、また、画像メモリ部3を介して、外部I/F
からの2値画像データをプリンタ部2へ出力して画像形
成を行う。外部I/F処理部4にはコア部406とファ
クシミリ部401、ファクシミリ部の通信画像データを
保存するハードディスク402、外部コンピュータ11
と接続するコンピュータインターフェース部403と、
フォーマッタ部404、イメージメモリ部405を有し
ている。
【0041】ファクシミリ部401は、モデム(不図
示)を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からの
ファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファク
シミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401
では、ファクシミリ機能である、指定された時間にファ
ックス送信を行ったり、相手から指定パスワードの問い
合わせで画像データを送信するなどハードディスク40
2にファクス用の画像を保存して処理を行う。これによ
り、一度リーダ部1から画像メモリ部3を介して、ファ
クシミリ部401、ファクシミリ用のハードディスク4
02へ画像を転送した後は、リーダ部1、画像メモリ部
3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファックス送
信を行うことができる。
【0042】コンピュータインターフェイス部403
は、外部のコンピュータとのデータ通信を行うインター
フェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(以
下、LAN)、シリアルI/F、SCSII/F、プリ
ンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを有する。こ
のI/Fを介して、プリンタ部、リーダ部の状態を外部
コンピュータに通知したり、コンピュータの指示でリー
ダ部1で読み取った画像を外部コンピュータへ転送した
りする。また、外部コンピュータからプリント画像デー
タを受け取ったりする。
【0043】外部コンピュータからコンピュータインタ
ーフェイス部403を介して通知されるプリントデータ
は、専用のプリンタコードで記述されているため、フォ
ーマッタ部404は、そのコードを画像メモリ部3を介
してプリンタ部2で画像形成を行うラスターイメージデ
ータに変換する。フォーマッタ部404は、ラスターイ
メージデータの展開をイメージメモリ部405に行う。
【0044】イメージメモリ部は、このようにフォーマ
ッタ部404がラスターイメージデータの展開するメモ
リとして使用したり、また、リーダ部の画像をコンピュ
ータインターフェイス部403を介して外部コンピュー
タに送る(画像スキャナー機能)場合に、画像メモリ部
3から送られる画像データをイメージメモリ部に一度展
開し、外部コンピュータに送るデータの形式に変換して
コンピュータインターフェイス部403からデータを送
出するような場合においても使用される。
【0045】コア部406は、ファクシミリ部401、
コンピュータインターフェース部403、フォーマッタ
部404、イメージメモリ部405、画像メモリ部3間
それぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外
部I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画像
メモリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部40
6の管理のもと、排他制御、優先度制御され画像出力が
行われる。
【0046】次に、本発明における自動原稿送り装置
(DF)の動作を自動原稿送り装置の略断面図である図
7(a)から図10(m)を用いて説明する。まず、図
7(a)を用いて自動原稿送り装置の各部を説明する。
給紙ローラ601は、少なくとも1枚以上のシートで構
成される原稿束621を載置する原稿トレイ620に載
置された原稿束621の原稿面に落下し回転すること
で、原稿束の最上面の原稿Dを給紙するようになってい
る。ストッパ611は、原稿の給送開始前には図7
(a)の様に突出しており、原稿束621はこのストッ
パ611により規制されて下流に進出できないようにな
っている。
【0047】給紙ローラ601によって給送された原稿
は、分離ローラ602と分離ベルト603の作用によっ
て1枚に分離される。分離は周知のリタード分離技術に
よって実現されている。搬送ローラ604は、分離ロー
ラ602と分離ベルト603によって分離された原稿を
レジストローラ605へ搬送し、レジストローラ605
に原稿を突き当て、ループを形成することによって、原
稿の搬送における斜行を解消する。レジストローラ60
5の下方には、レジストローラ605を通過した原稿を
プラテン201方向への搬送路である給紙パス652ま
たは反転入り口パス653へ誘導する反転給紙フラッパ
613が配置されている。
【0048】第一反転ローラ614と、第二反転ローラ
615は、共に原稿を反転させる場合に回転する。反転
フラッパ612は、第二反転ローラ615の方向から到
来する原稿を反転パス650または再給紙パス651へ
誘導する。ベルト駆動ローラ606は、原稿をプラテン
上に配置するための給送ベルト607を駆動する。給送
ベルト607はプラテン201に当接している。給排紙
ローラ617は、手差し給紙口622から供給された原
稿の給排紙及び給送ベルト607によって給送された原
稿Dを原稿排紙口623へ排出する。
【0049】排紙フラッパ616は、手差し給排紙パス
654または原稿排紙パス655へ原稿を誘導する。排
紙フラッパ616は、原稿排紙時には手差し排紙口62
2の方へ原稿が排出されないように作用する。手差し給
排紙ローラ619は、手差し原稿の給排紙を行う。排紙
ローラ618は、原稿の排出を行う。また、原稿トレイ
620の下部には3個のセンサ608、609、610
が配置されている。
【0050】原稿セット検知センサ610は、原稿束6
21がセットされたことを検知する透過型の光センサで
ある。原稿後端検知センサ608は、原稿がハーフサイ
ズ原稿か否かを判定するための反射型の光センサであ
る。原稿セット検知センサ610と原稿後端検知センサ
608の間にある最終原稿検知センサ609は、搬送中
の原稿が最終原稿か否かを判定するための反射型の光セ
ンサである。
【0051】また、原稿サイズ検知センサ624、62
5、626は、搬送中の原稿のサイズを検知するセンサ
であり、原稿の幅方向に3個並んで配置されており、3
個のセンサ値により原稿幅を3段階に検出し、A系とB
系、または、A4とA5の原稿幅等を判別することがで
きる。また、原稿の通過時間により原稿長を検出するこ
ともできる。これにより、サイズの異なる原稿が混在す
る原稿束であっても、個々の原稿サイズの検出を行うこ
とができる。ただし、この際、原稿束は原稿幅方向の奥
側を揃えて載置するものとする。
【0052】次に、両面に印刷がなされた原稿(両面原
稿)の両面を読み取る際の、自動原稿送り装置の動作に
ついて説明する。まず、自動原稿送り装置6に両面原稿
の給送開始が指示されると、ストッパ611が下降し、
さらに給紙ローラ601が原稿上面に落下する(図7
(b))。給紙ローラ601、分離ローラ602、分離
ベルト603、搬送ローラ604の作用により、原稿は
原稿束621の最上面から1枚だけ分離され、レジスト
ローラ605まで給送される(図7(c))。このと
き、反転給紙フラッパ613は原稿を反転パス650へ
搬送する方向にセットされている。
【0053】レジストローラ605が回転すると、原稿
は図7(d)に示すパスを経由して、図8(e)に示す
位置まで搬送される。ここから第一反転ローラ614と
第二反転ローラ615の駆動方向が反転し、原稿はプラ
テン201上に給送され、図8(f)の位置で停止す
る。原稿の読み取りが終了すると、図8(g)に示すよ
うに、再給紙パス651を経由して原稿がひっくり返さ
れ、図8(h)に示すように、再びプラテン201上に
給送される。
【0054】原稿の読み取りが終了すると、原稿Dは右
方向へ給送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装
置6の機外へ排出される。自動原稿送り装置6は、以上
の動作を繰り返すことで、両面原稿を最上面から1枚ず
つ分離し、両面の読み取りを行い、上面を下向きにして
(フェイスダウンで)排出することができる。
【0055】次に、スキャナ202を所定の位置に固定
し、原稿を移動させて画像を読み取る原稿読み取り方式
(流し読み)の動作を、原稿がスモールサイズのみの場
合とラージサイズが含まれる場合に分けて説明する。本
実施例の形態においては、スモールサイズとは原稿トレ
イ620に原稿束621を載置したときに原稿後端検知
センサ608が原稿を検知しないサイズであり、A4サ
イズ、LTRサイズ等である。ラージサイズとは原稿ト
レイ620に原稿束621を載置したときに原稿後端検
知センサ608が原稿を検知するサイズであり、A3サ
イズ、11×17サイズ等である。
【0056】まず、スモールサイズのみの原稿の流し読
みについて以下に説明する。原稿がレジストローラ60
5に到達するまでの動作は図7(a)から図7(c)で
説明した通りである。流し読みの場合はさらに図9
(i)に示すように、反転給紙フラッパ613が原稿を
プラテン201上へ導く。原稿は図中のA点上を所定の
速度で搬送され、原稿の画像はA点の下部に待機してい
るスキャナ202によって読み取られる(図9
(j))。この際、原稿の先端がA点を通過するタイミ
ングで読み取り開始の信号をリーダ部1に通知する。
【0057】読み取られた原稿Dはそのまま図の右方向
へ搬送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装置6
の機外へ排出される(図9(k))。A点はA0、A
1、A2、A3、A4、A5の6点から構成され、LT
Rサイズの原稿後端がレジストローラ605を通過した
位置をA0、そこから図の右方向に0.5mmごとにA
1、A2…と規定されている。後述するごみ判定によっ
て判定された読み取り可能な位置を記憶し、読み取りの
際には、記憶した位置で読み取りが行われるようにスキ
ャナ202、自動原稿送り装置6に指示が出される。
【0058】次に、ラージサイズが含まれる原稿の流し
読みについて以下に説明する。原稿がレジストローラ6
05に到達するまでの動作は、図7(a)から図7
(c)で説明した通りである。ラージサイズが含まれる
原稿の流し読みの場合は、さらに図10(l)に示すよ
うに、反転給紙フラッパ613が原稿をプラテン201
上へ導く。原稿は図中のB点上を所定の速度で搬送さ
れ、B点の下部に待機しているスキャナ202によって
原稿の画像が読み取られる。この際、原稿の先端がB点
を通過するタイミングで読み取り開始の信号をリーダ部
1に通知する。
【0059】読み取られた原稿Dはそのまま図の右方向
へ搬送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装置6
の機外へ排出される(図10(m))。B点はB0、B
1、B2、B3、B4、B5の6点から構成され、11
×17サイズの原稿後端がレジストローラ605を通過
した位置をB0、そこから図の右方向に0.5mmごと
にB1、B2…と規定されている。後述するごみ判定に
よって判定された読み取り可能な位置を記憶し、読み取
りの際には、記憶した位置で読み取りが行われるように
スキャナ202、自動原稿送り装置6に指示が出され
る。
【0060】最後に、スキャナ202を移動させて画像
を読み取る原稿固定読みの場合は、原稿の後端がプラテ
ン201の端部に合わさる位置に載置(図8(h)に示
す位置)する。
【0061】図11は、原稿排紙口から排出された原稿
束の向きを表す図で、自動原稿送り装置6(図7参照)
の原稿トレイ620にセットされた原稿束621の向き
と、搬送されて原稿排紙口622に排出された原稿束6
21の向きがどのように対応するかを示している。図1
1の左側に示した原稿が、原稿トレイ620にセットさ
れた原稿束621である。この原稿の最上面にある番号
1の原稿から順に搬送され、表裏が反転されて出力され
るため、図11の右側に示したように、最上面の原稿が
表裏反転されて、最下面となって排出される。
【0062】以上のような構成を備えた画像読取装置に
おいて、原稿サイズと出力用紙サイズに基づいて最適な
変倍率を計算する自動変倍機能が設定された場合の制御
例について説明する。自動変倍機能が設定された場合、
自動原稿送り装置に載置された原稿束が同一サイズの原
稿からなるものであれば、原稿束の一枚目をプラテン上
に給送し、給送途中で原稿サイズを検出するとともに原
稿固定読みによって原稿画像を読み取り、原稿束の二枚
目以降は、自動原稿送り装置による原稿の搬送中に原稿
流し読みによって原稿画像を読み取るように制御する。
ただし、変倍率が流し読み不可能な倍率であったなら、
原稿固定読みによって原稿画像を読み取るように制御す
る。
【0063】自動原稿送り装置に載置された原稿束が異
なるサイズの原稿からなるものであれば(原稿混載モー
ド)、原稿1枚毎に変倍率を計算する必要があるため、
最終原稿まで原稿固定読みによって原稿画像を読み取る
ように制御する。
【0064】図12は、ごみ検知動作に関する基本的な
フローチャートである。まず、現在の流し読み位置を設
定する(S101)。流し読み時のごみ検知において
は、原稿の無い状態で原稿自動送り装置の搬送ベルトを
空回転させながら画像の読み取りを行い、それによっ
て、プラテンガラス上の汚れの検知を行う。そのため、
原稿自動送り装置の搬送ベルト表面に汚れが付着してい
る状態では、プラテンガラス上の汚れを正常に検知でき
ない。そのため、ごみ検知に先立ち、原稿自動送り装置
の搬送ベルトの汚れレベル検知を行う(S102)。搬
送ベルトの汚れレベル検知は、原稿の無い状態でCCD
から画像を読み取ることにより、搬送ベルト表面の画像
を画像メモリに加算してゆく。そして、画像メモリの内
容を検索し、搬送ベルトの移動方向に平行に、画像の読
み取りレベルの低く、ベルトの汚れと考えられる領域を
探す。その領域の読み取りレベルを保存する。
【0065】原稿自動送り装置の搬送ベルト表面の汚れ
レベルを基準とし、ごみ検知レベルを設定する。本実施
例においては、上記の搬送ベルト表面画像を読み取った
際の読み取りレベルから、ある一定値を減算した値をご
み検知レベルとして、ごみ判定部176に設定する(S
103)。
【0066】このような制御により、搬送ベルト表面が
汚れている場合は、ごみ検知レベルを低く設定してごみ
を検知しにくくする。それにより、ベルト表面の汚れを
誤ってプラテンガラス表面のごみと検知することを防ぐ
ことができる。また、搬送ベルト表面がきれいであって
汚れがない場合には、ごみ検知レベルを高く設定し、ご
みを検知しやすくする。これにより、プラテンガラス表
面の汚れを高精度で検知することが可能となる(S10
4)。
【0067】また、汚れレベルが一定値を超えている場
合、これは、汚れレベルを検知しようとする際に、すで
にプラテンガラス上に、汚れが付着している場合である
が、この場合、搬送ベルト表面の汚れレベルを正常に検
知できない。このため、搬送ベルト表面の画像を読み取
った際の汚れレベルが一定値を超える場合は、汚れレベ
ルを元にごみ検知レベルを設定するのではなく、一般的
な設計値をごみ検知レベルとして設定する。
【0068】原稿搬送部280による原稿搬送を利用し
て画像読み取りを行う流し読み動作を行う場合には、画
像読み取り動作が行われていない時間を利用し、現在の
流し読み位置のまま、原稿の無い状態で給送ベルト20
7を空回転させ、画像読み取りを行う。読み取り画像信
号には、通常、原稿搬送部280が持つ給送ベルト60
7表面の画像が入力されることになる。しかし、プラテ
ンガラス201上にごみが付着している場合には、読み
取り画像信号に副走査方向に連続した画像が検出され
る。
【0069】一定時間の給送ベルト607駆動、画像読
み取りを行った後、このようなごみによると思われる画
像が検出された場合は、前回読み取りを行った位置では
引き続き流し読み動作を行うことができないものと判断
する。また、上述したような異常画像が検出されなかっ
た場合は引き続きその位置での流し読みを行うものとす
る。このとき、ごみの有無の判断は(S105)、ごみ
検知部に設定されたごみ検知レベルとの比較によって行
い、ごみ検知レベルよりも黒い画像が検知されている場
合には、プラテンガラス上にごみが付着していると判断
し、ごみ検知レベルよりも明るい画像が検知されている
場合には、ベルトの汚れを読み取ったものとして、ごみ
が付着していたとは判断しない。
【0070】流し読み位置でのプラテンガラスの汚れが
検知された場合は、流し読み動作が可能な位置を検出す
るために、スキャナ202をA0位置まで左方向に移動
させ、A0から右方向へA1,A2と流し読み可能位置
を順番に探す処理を行う(S106)。まず、所定位置
に移動し、流し読み可能な次候補位置とする。その位置
で流し読みが可能かどうか(ごみがないかどうか)を検
出するために(S107)、上述したごみ検知のための
画像読み取り動作(給送ベルト空回転、画像読み取り、
画像判断)を行う(S108)。ごみがないと判断され
た場合は(S109)、その位置を流し読み可能と判断
し(S112)、次回の流し読み動作以降はその位置で
の流し読み動作を行う。再検知動作でもごみが検知され
た場合は(S109)、右方向へ一定量移動(S11
0)、ごみ検知を繰り返し流し読み可能と判断できる場
所が決まるまで処理を繰り返す。
【0071】所定数の読み取り位置でのごみ検知の結
果、全ての位置でごみが検知され画像読み取りが流し読
みによる画像読み取りができないと判断し、複写機の状
態をごみあり状態とする(S111)。所定の処理によ
り流し読みが可能と判断されるまで、流し読みによる読
み取り動作を行わない。
【0072】このような構成を備えた画像読取装置にお
いて、流し読み動作禁止フラグを有し、ごみ検知動作の
結果によって流し読みを行うか否かを判断すると共に使
用者にごみ有りを通知する場合の制御例を説明する。
【0073】図13は、この時の制御方法を示すフロー
チャートで、ごみ有りメッセージを表示していない場合
で、かつ、原稿がセットされ、流し読みで読み取りを行
うモードが設定された場合にスタートする。
【0074】まず、ステップS201で流し読み禁止フ
ラグがセットされているか否か判断する。流し読み禁止
フラグがセットされていない場合には流し読みを行える
のでステップS202に進み、読み取り位置として記憶
されている点にスキャナを移動する。続いてステップS
203に進み、原稿束の上面から1枚目の原稿を給紙
し、流し読みによる読み取り処理を行う。次にステップ
S204に進み、給紙した原稿が最終原稿であり、読み
取り処理が終了したか否か判断する。終了していない場
合はステップS203に戻り、読み取り処理を継続す
る。
【0075】ステップS204で読み取り処理が終了し
ている場合は、ステップS205に進み、ごみ検知動作
を行う。続いてステップS206に進み、S205のご
み検知の結果、全ての点にごみが有るか否か判断する。
全ての点にごみがなかった場合はステップS207に進
み、ごみのなかった点を以降の流し読み位置として記憶
する。次にステップS208に進み、スキャナをスタン
バイ時の定位置に移動し、処理を終了する。ステップS
206において、全ての点にごみが有った場合はステッ
プS209に進み、流し読み禁止フラグをセットする。
続いてステップS210に進み、使用者に清掃を促す図
15のようなメッセージを表示した後ステップS208
に進む。
【0076】一方、ステップS201で流し読み禁止フ
ラグがセットされている場合には、ごみの清掃がなされ
ていないままメッセージがクリアされている場合なの
で、流し読みでは正常に読み取り動作が行えない。した
がって、ごみの影響を受けずに正常に読み取り動作が行
える固定読み動作に読み取り方法を切り換える。そし
て、ステップS211に進み、固定読みによって読み取
り処理を行う。次に、ステップS212に進み、給紙し
た原稿が最終原稿であり、読み取り処理が終了したか否
か判断する。
【0077】終了していない場合はステップS211に
戻り、読み取り処理を継続する。ステップS212で読
み取り処理が終了している場合はステップS213に進
み、使用者に清掃を促す図15のようなメッセージを表
示した後処理を終了する。以上が、読み取り動作終了後
に流し読み動作禁止フラグがセットされている時にメッ
セージを表示する場合の制御例である。
【0078】図14は、図13の処理がごみ有りメッセ
ージを表示したまま終了した場合の制御例を示すフロー
チャートで、メッセージのクリアを使用者のキー入力に
よって行う場合の制御方法を示している。読み取り動作
が終了後、ごみ有りメッセージを表示している場合にス
タートする。
【0079】まず、ステップS301で、清掃キーが入
力されたか否か判断する。入力されていない場合には、
ステップS302に進み、OKキーが入力されたか否か
判断する。OKキーが入力されていない場合にはS30
3に進み、読み取りスタートの指示が合ったか否か判断
する。読み取りスタートの指示がなかった場合にはステ
ップS301に戻り、同様の処理を繰り返す。S303
において、読み取りスタートの指示があった場合は、S
304に進み、固定読みで読み取り動作を行う。この
際、操作部からは読み取りモードの設定が行えない状態
であるので、メッセージ表示を行う前に設定してあった
読み取りモードを固定読みによって行う。
【0080】続いてS305に進み、給紙した原稿が最
終原稿であり、読み取り処理が終了したか否か判断す
る。終了していない場合はステップS304に戻り、読
み取り処理を継続する。ステップS305で読み取り処
理が終了している場合はステップS301に戻り、メッ
セージ表示中の処理を継続する。
【0081】一方、ステップS301において清掃キー
が入力された場合には清掃が行われたと判断し、ステッ
プS306に進み、流し読み禁止フラグをクリアする。
その後ステップS307に進み、メッセージをクリアし
て処理を終了する。
【0082】また、ステップS302においてOKキー
が入力された場合には清掃が行われていないと判断し、
流し読み禁止フラグをクリアしないままS307に進
み、メッセージをクリアして処理を終了する。この後の
読み取りでは、読み取りモードを再設定可能となり、動
作が行われた場合には、図13で説明したように、読み
取り終了後に再度メッセージが表示される。以上が、メ
ッセージのクリアを使用者のキー入力によって行う場合
の制御例である。
【0083】上述したように制御することで、流し読み
による読み取り動作終了後にごみ検知を行うことが可能
となる。また、ごみ検知結果によりすべての位置で流し
読み動作ができないと判断された場合は、図15のよう
なアラーム画面を表示し、アラーム状態とすることによ
り、それ以後のユーザーの操作が継続できなくすること
が可能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、搬
送する前記原稿の移動を利用して画像の読み取りを行う
ための搬送タイミング通知手段を有し、複数原稿を順次
原稿台上に搬送するための原稿搬送手段と、該原稿搬送
手段の表面の画像を読み取る汚れレベル加算手段と、該
汚れレベル加算手段の加算結果に基づいて、ごみ検知レ
ベルを設定するごみ検知レベル設定手段と、前記画像読
取素子から得られた画像信号と設定されたごみ検知レベ
ルを比較して、読み取り画像にごみの画像が含まれるか
どうかを判断するごみ検知手段とを備えたので、原稿搬
送手段の表面の汚れを読み取り、その汚れのレベルに合
わせて、ごみ検知レベルを調整することが可能になる。
そして、原稿搬送手段の搬送ベルト、搬送ローラ表面の
汚れに依存することなく、流し読み動作で高速な原稿読
み取り速度を確保しつつ、ごみの画像読み込んでしまい
原稿読み取り作業をやり直すといった無駄な作業を防ぐ
ことが可能となり、読み取り動作の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデジタル複写機の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるデジタル複写機を示す断面構成
図である。
【図3】デジタル複写機内の制御ブロック図である。
【図4】画像処理部のブロック図である。
【図5】画像メモリ部の詳細図である。
【図6】外部I/F処理部の構成図である。
【図7】自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送動
作の説明図(その1)である。
【図8】自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送動
作の説明図(その2)である。
【図9】自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送動
作の説明図(その3)である。
【図10】自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送
動作の説明図(その4)である。
【図11】原稿排紙口から排出された原稿束の向きを表
す図である。
【図12】ごみ検知動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図13】ごみ検知動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】ごみ検知動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図15】操作部への警告表示を示す図である。
【図16】ごみ判定部の構成図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像メモリ部 4 外部I/F処理部 6 自動原稿送り装置 170 画像処理部 171 CPU 172 操作部 173 入出力ポート 174 ROM 175 RAM 176 ごみ判定部 199 デジタル複写機 200 画像読み取り装置本体 201 プラテンガラス 202 スキャナ 203 原稿照明ランプ 204〜206 走査ミラー 207 レンズ 208 イメージセンサ部 209 露光制御部 210 画像形成部 211 感光体ドラム 212 1次帯電器 213 現像器 214 前露光ランプ 215 クリーニング装置 216 転写帯電器 217 分離帯電器 219 レーザ光 221 右カセットデッキ 222 左カセットデッキ 223 上段カセット 224 下段カセット 225、226、227、228 ピックアップローラ 229、230、231、232 給紙ローラ 233 レジストローラ 234 転写ベルト 235 定着器 236 排出ローラ 237 排紙フラッパ 238 搬送パス 239 反転パス 240 下搬送パス 241 再給紙パス 242 再給紙ローラ 243 排出パス 244 排出ローラ 245 反転ローラ 250 デッキ 251 リフタ 252 ピックアップローラ 253 給紙ローラ 254 マルチ手差し 280 自動原稿送り装置(DF) 290 排紙処理装置 291 用紙トレイ 292、293 排紙トレイ 294 処理トレイ 295 Z折り機 296 製本機 297 排出トレイ 301 ページメモリ 302 メモリコントローラ 303 LZ圧縮部 304 ハードディスク 401 ファクシミリ部 402 ハードディスク 403 コンピュータインターフェース部 404 フォーマッタ部 405 イメージメモリ部 501 A/D変換部 502 log変換部 503 変倍処理部 504 γ補正部 505 2値化部 506 スムージング部 601 給紙ローラ 602 分離ローラ 603 分離ベルト 604 搬送ローラ 605 レジストローラ 606 ベルト駆動ローラ 607 給送ベルト 608 原稿後端検知センサ 609 最終原稿検知センサ 610 原稿セット検知センサ 611 ストッパ 612 反転フラッパ 613 反転給紙フラッパ 614 第一反転ローラ 615 第二反転ローラ 616 排紙フラッパ 617 給排紙ローラ 618 排紙ローラ 619 手差し給排紙ローラ 620 原稿トレイ 621 原稿束 622 手差し排紙口 623 原稿排紙口 624 原稿サイズ検知センサ1 625 原稿サイズ検知センサ2 625 原稿サイズ検知センサ3 650 反転パス 651 再給紙パス 652 給紙パス 653 反転入り口パス 654 手差し給排紙パス 655 原稿排紙パス 701 汚れレベル加算部 702 ごみ検知レベル設定部 703 ごみ検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西方 彰信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 砂田 秀則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関口 信夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 BC18 BC23 CB22 DB01 DB06 5B057 AA11 BA02 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB07 CB12 CB16 CC01 CE02 CH11 DB02 DB09 DC22 5C072 AA01 BA17 CA02 DA02 DA04 EA05 FB25 LA18 NA02 UA06 UA07 UA11 XA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置するための原稿台と、前記原
    稿を照射するためにミラー台上に設けられた光源と、原
    稿面を副走査方向に移動するミラー台と、該ミラー台を
    移動させるための駆動手段と、原稿画像を読み取る画像
    読取素子とを備えた画像読取装置における画像読取方法
    において、 まず、搬送する前記原稿の移動を利用して画像の読み取
    りを行うための搬送タイミングを通知して、複数原稿を
    順次原稿台上に搬送するための原稿搬送手段の表面の画
    像を読み取って汚れレベルとして加算し、 次に、加算された結果に基づいてごみ検知レベルを設定
    し、 さらに、前記画像読取素子から得られた画像信号と設定
    されたごみ検知レベルを比較して、読み取り画像にごみ
    の画像が含まれるかどうかを判断することを特徴とする
    画像読取方法。
  2. 【請求項2】 前記ごみ汚れレベルの加算値が、特定の
    値以上となった場合に、前記ごみ検知レベル設定を、汚
    れレベルに関わらず、あらかじめ決まっている特定の値
    に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ごみ検出動作において、ごみが検出
    された場合には、原稿流し読み取り動作を停止して、ご
    み有りメッサージを表示して清掃を促すことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の画像読取方法。
  4. 【請求項4】 原稿を載置するための原稿台と、前記原
    稿を照射するためにミラー台上に設けられた光源と、原
    稿面を副走査方向に移動するミラー台と、該ミラー台を
    移動させるための駆動手段と、原稿画像を読み取る画像
    読取素子とを備えた画像読取装置において、 搬送する前記原稿の移動を利用して画像の読み取りを行
    うための搬送タイミング通知手段を有し、複数原稿を順
    次原稿台上に搬送するための原稿搬送手段と、 該原稿搬送手段の表面の画像を読み取る汚れレベル加算
    手段と、 該汚れレベル加算手段の加算結果に基づいて、ごみ検知
    レベルを設定するごみ検知レベル設定手段と、 前記画像読取素子から得られた画像信号と設定されたご
    み検知レベルを比較して、読み取り画像にごみの画像が
    含まれるかどうかを判断するごみ検知手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記ごみ汚れレベル加算手段の加算値
    が、特定の値以上となった場合に、前記ごみ検知レベル
    設定手段に対しては、汚れレベルに関わらず、あらかじ
    め決まっている特定の値を設定することを特徴とする請
    求項4に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記ごみ検知手段によりごみ有りと判断
    された場合には、清掃を促すためのごみ有りメッサージ
    を表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項4
    又は5に記載の画像読取装置。
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