JP2003008849A - 画像読取装置および複写機 - Google Patents

画像読取装置および複写機

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JP2003008849A
JP2003008849A JP2001193985A JP2001193985A JP2003008849A JP 2003008849 A JP2003008849 A JP 2003008849A JP 2001193985 A JP2001193985 A JP 2001193985A JP 2001193985 A JP2001193985 A JP 2001193985A JP 2003008849 A JP2003008849 A JP 2003008849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブックリードモードおよびシートスルーモー
ドの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装
置で、読取モードの違いによるシェーディング補正の精
度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモード
での読取効率の向上を図ることができるようにする。 【解決手段】 シートスルーモードの設定下で読取開始
要求が発行された場合に(a1)、DFシェーディング動
作の開始から、DFシェーディング動作に要する時間T
sとDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像
の先端がシートスルー読取位置に到達するまでに要する
時間Tdとの差である時間T(=Ts−Td)が経過した
時点(a2)で、DFシートスルー動作を開始するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置およ
び複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主走査方向を長手方向として配設
された露光ランプを搭載するキャリッジを副走査方向に
沿って移動させながら、露光ランプによってコンタクト
ガラスを下方から露光走査することで、コンタクトガラ
ス上に載置された原稿画像をCCD等のラインセンサに
よって読み取るようにした画像読取装置がある。
【0003】画像読取装置には、コンタクトガラス上に
置かれた原稿をキャリッジの移動によって露光走査して
原稿画像を読み取るブックリードモードと、キャリッジ
の位置を固定して原稿を移動させることで露光走査して
原稿画像を読み取るシートスルーモードとの2種類の読
取モードでの原稿画像の読み取りを可能としたものがあ
る。
【0004】画像読取装置では、主走査方向の位置によ
る露光ランプの照度のばらつきや点灯時間の経過による
光量の低下等による画像データの濃度ムラを補うため
に、いずれの読取モードに設定されている場合でも、読
み取った原稿の画像データのシェーディング補正を行う
ようにしている。シェーディング補正は、予め原稿画像
の読取範囲外に設けられた白基準板を読み取ることによ
り取得したシェーディングデータに基づいて、読み取っ
た原稿の画像データを補正する。
【0005】ブックリードモードとシートスルーモード
との2種類の方法での読み取りを可能とした画像読取装
置では、例えば、どちらの読取モードの設定下でも単一
の白基準板を読み取ったデータに基づいてシェーディン
グ補正を行うようにした画像読取装置がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平6−
284284号公報や特開平8−9116号公報には、
主走査方向全域に亘って設けられた白基準板と主走査方
向の一部分に設けられた副基準板とを備え、ブックリー
ドモードでの原稿画像の読み取りに際しては白基準板を
読み取ったデータに基づいてシェーディング補正を行
い、シートスルーモードでの原稿画像の読み取りに際し
ては白基準板を読み取ったデータと副基準板を読み取っ
たデータとに基づいてシェーディング補正を行うように
した画像読取装置が開示されている。しかし、同公報に
開示されている技術では、シェーディング補正の基準と
なるデータが各読取モードで異なることから、読取モー
ドの違いによってシェーディング補正の精度がばらつい
てしまうという不都合がある。また、読み取りを重ねる
毎に、本来の補正値からずれてしまうという不都合があ
る。加えて、副基準板が主走査方向の一部分にのみに設
けられているため、シートスルーモードでの原稿画像の
読み取りに際しては、主走査方向全体に亘ってのばらつ
きを正確に補正する事ができないという不都合がある。
【0007】特開2001-53938号公報には、読
み取りが完了した時点でシェーディング動作を行うよう
にして、複数枚の原稿画像を読み取る場合には、読み取
りが完了した時点で行われたシェーディング動作でのシ
ェーディングデータに基づいてシェーディング補正を行
うようにした画像読取装置が開示されている。しかし、
同公報に開示されている技術によれば、複数枚の原稿画
像を読み取る場合には、読み取りが完了した時点で行わ
れたシェーディング動作でのシェーディングデータに基
づいて次の原稿画像のシェーディング補正を行うように
することで、複数の原稿画像の読み取りに際しての生産
性の向上を図ることができるが、例えば、原稿画像の解
像度による原稿画像の移動速度の低下等した場合には、
原稿画像の移動速度の低下に依存してその効果が小さく
なってしまうという不都合がある。
【0008】この点、上述したように、どちらの読取モ
ードの設定下でも単一の白基準板を読み取ったデータに
基づいてシェーディング補正を行うようにした画像読取
装置では、どちらの読取モードであっても同じ白基準板
を読み取るため、読取モードの違いによるシェーディン
グ補正の精度がばらつくことを防止することができる。
【0009】ところが、シェーディング動作を行う毎に
キャリッジを白色基準板と原稿の読取位置との間で往復
動させるため、露光光学系の往復動に要する時間が大き
いほど画像読取の生産性(時間当たりの原稿読取枚数)が
落ちてしまう。
【0010】この対策として露光光学系の移動速度を速
くすることが考えられるが、極端に速くすると露光光学
系を正しい読取位置に停止させることができず、読み取
りの位置ずれなどが起きやすくなってしまうため、高速
化に限界がある。
【0011】本発明は、ブックリードモードおよびシー
トスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うこ
とが可能な装置で、読取モードの違いによるシェーディ
ング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シート
スルーモードでの読取効率の向上を図ることができる画
像読取装置および複写機を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿画像の読取動作の開始を要求する読
取開始要求が発行される毎にこの原稿画像と露光光学系
とを相対的に移動させて露光走査することで原稿画像を
読み取るようにした画像読取装置において、読取領域に
静止された前記原稿画像に対して前記露光光学系を移動
させることにより前記原稿画像を露光走査するブックリ
ードモードと前記露光光学系を定められたシートスルー
読取位置に位置付けて前記原稿画像を移動させることに
より前記原稿画像を露光走査するシートスルーモードと
のいずれか一方を切替え自在に設定可能とする読取モー
ド設定手段と、前記読取モード設定手段による前記シー
トスルーモードの設定下で前記読取開始要求が発行され
た場合に各前記原稿画像の露光走査に先立って白基準板
読取位置に位置付けた前記露光光学系によりこの白基準
板読取位置に設けられた単一の白基準板を露光走査して
シェーディングデータを取得してから前記露光光学系を
前記シートスルー読取位置に位置付けるDFシェーディ
ング動作を行うDFシェーディング手段と、前記読取モ
ード設定手段による前記シートスルーモードの設定下で
前記読取開始要求が発行された場合に前記静止読取位置
を通過するように前記原稿画像を移動させるDFシート
スルー動作を行うDFシートスルー手段と、を具備し
て、前記DFシェーディング手段が前記DFシェーディ
ング動作に要する時間をTs、前記DFシートスルー手
段が前記DFシートスルー動作を開始してから当該前記
原稿画像の先端が前記シートスルー読取位置に到達する
までに要する時間をTdとするとき、前記DFシートス
ルー手段は、前記読取開始要求の発行から時間T=Ts
−Tdが経過した時点で前記DFシートスルー動作を開
始するようにした。
【0013】したがって、読取モード設定手段によって
シートスルーモードが設定されている下で読取開始要求
が発行された場合には、DFシェーディング手段によっ
て行われるDFシェーディング動作の開始から、DFシ
ェーディング動作に要する時間TsとDFシートスルー
動作を開始してから当該原稿画像の先端がシートスルー
読取位置に到達するまでに要する時間Tdとの差である
時間T(=Ts−Td)が経過した時点で、DFシートス
ルー手段によってDFシートスルー動作が開始される。
これによって、DFシェーディング動作が終了して露光
光学系がシートスルー読取位置に位置付けられるタイミ
ングとDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画
像がシートスルー読取位置に到達するタイミングとが同
一タイミングとなるので、DFシェーディング動作終了
後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像読取装置において、前記シートスルーモードの設定下
で前記読取開始要求が発行された場合に前記時間Tsと
前記時間Tdとの長さを比較する第1の比較手段を具備
して、前記DFシートスルー手段は、前記第1の比較手
段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断
した場合に前記読取開始要求の発行と同時に前記DFシ
ートスルー動作を開始するようにした。
【0015】したがって、第1の比較手段によって時間
Tsよりも時間Tdの方が長いと判断された場合には、
読取開始要求が発行されると同時に、DFシートスルー
手段によってDFシートスルー動作が開始される。これ
によって、DFシェーディング動作とDFシートスルー
動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読
み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシー
トスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシー
トスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合
にも、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達し
たタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始するこ
とができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像読取装置において、前記シートスルーモード
の設定下で先行する前記原稿画像に関する読み取りが完
了するまでに後行する前記原稿画像の読取準備を要求す
る読取準備要求があったか否かを判断する次原稿判断手
段と、前記次原稿判断手段が先行する前記原稿画像に関
する読み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像の
前記読取準備要求があったと判断した場合、先行する前
記原稿画像の読み取りの完了と同時に前記DFシェーデ
ィング動作を開始するとともに該DFシェーディング動
作を開始してからの経過時間(ts)’を取得する経過時
間取得手段と、前記経過時間取得手段が取得した前記経
過時間(ts)’に基づいて前記DFシェーディング動作
の終了までに要する残り時間tsを取得する残り時間取
得手段と、を具備して、前記DFシートスルー手段は、
後行する前記原稿画像の前記読取開始要求の発行から前
記残り時間取得手段が取得した前記残り時間tsが経過
した時点で後行する前記原稿画像の前記DFシートスル
ー動作を開始するようにした。
【0017】したがって、次原稿判断手段によって先行
する原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行す
る原稿画像の読取準備要求があったと判断された場合に
は、経過時間取得手段によって先行する原稿画像の読み
取りの完了と同時にDFシェーディング動作が開始され
るとともに該DFシェーディング動作が開始してからの
経過時間(ts)’が取得され、この経過時間(ts)’に
基づいて残り時間取得手段によって取得されるDFシェ
ーディング動作の終了までに要する残り時間tsが経過
した時点で後行する原稿画像のDFシートスルー動作が
DFシートスルー手段によって開始される。これによっ
て、後行する原稿画像の露光走査に先立って行われるD
Fシェーディング動作が終了して露光光学系がシートス
ルー読取位置に位置付けられるタイミングとDFシート
スルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー
読取位置に到達するタイミングとが同一タイミングとな
るので、複数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以
降の原稿画像に関しても、DFシェーディング動作終了
後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像読取装置において、前記残り時間取得手段が取得した
前記残り時間tsと前記時間Tdとの長さを比較する第
2の比較手段を具備して、前記DFシートスルー手段
は、前記第2の比較手段が前記時間tsよりも前記時間
Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発
行と同時に後行する前記原稿画像の前記DFシートスル
ー動作を開始するようにした。
【0019】したがって、第2の比較手段によって時間
tsよりも時間Tdの方が長いと判断された場合には、
読取開始要求の発行と同時に後行する原稿画像のDFシ
ートスルー動作がDFシートスルー手段によって開始さ
れる。これによって、DFシェーディング動作とDFシ
ートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、
例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合
等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像
の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間T
dが長い場合における複数の原稿画像の連続読取に際し
ての2枚目以降の原稿画像に関しても、原稿画像の先端
がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに
原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の画像読取装置において、前記シートスル
ーモードの設定下で先行する前記原稿画像に関する読み
取りが完了するまでに後行する前記原稿画像に関する前
記シェーディング条件の設定の変更があったか否かを判
断する変更判断手段と、前記変更判断手段が先行する前
記原稿画像に関する読み取りが完了するまでにシェーデ
ィング条件の変更があったと判断した場合、先行する前
記原稿画像に関する前記シェーディング動作が完了した
か否かを判断する完了判断手段と、を具備して、前記D
Fシェーディング手段は、前記完了判断手段による先行
する前記原稿画像の前記シェーディング動作の完了を判
断した後の前記読取開始要求の発行に応じて後行する前
記原稿画像の前記DFシェーディング動作を開始し、前
記DFシートスルー手段は、後行する前記原稿画像の前
記DFシェーディング動作に要する時間をTssとする
とき、前記完了判断手段による先行する前記原稿画像の
前記シェーディング動作の完了を判断した後の前記読取
開始要求の発行から時間Tds=Tss−Tdが経過し
た時点で後行する前記原稿画像に関する前記シートスル
ー動作を開始するようにした。
【0021】したがって、変更判断手段によって先行す
る原稿画像に関する読み取りが完了するまでにシェーデ
ィング条件の変更があったと判断された場合には、完了
判断手段によって先行する原稿画像のシェーディング動
作の完了が判断された後の読取開始要求の発行に応じ
て、DFシェーディング手段によって後行する原稿画像
のDFシェーディング動作が開始され、完了判断手段に
よって先行する原稿画像のシェーディング動作の完了が
判断された後の読取開始要求の発行から時間Tds(=
Tss−Td)が経過した時点で後行する原稿画像に関
するシートスルー動作がDFシートスルー手段によって
開始される。これによって、DFシェーディング動作が
終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置付け
られるタイミングとDFシートスルー動作を開始してか
ら当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達するタイ
ミングとが同一タイミングとなるので、例えば、複数の
原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更
があった場合にも、変更に対応したDFシェーディング
動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することが
できる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像読取装置において、前記完了判断手段によって先行す
る前記原稿画像の前記シェーディング動作の完了を判断
した後に前記読取開始要求が発行された場合に、前記時
間Tsと前記時間Tdとの長さを比較する第3の比較手
段を具備して、前記DFシートスルー手段は、前記第3
の比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長
いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に後
行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始
するようにした。
【0023】したがって、第3の比較手段によって時間
Tssよりも時間Tdの方が長いと判断された場合に
は、読取開始要求の発行と同時に後行する原稿画像のD
Fシートスルー動作が開始される。これによって、DF
シェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タ
イミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度
が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を
開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位
置に到達するまでの時間Tdが長い場合における複数の
原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更
があった場合にも、原稿画像の先端がシートスルー読取
位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査
を開始することができる。
【0024】請求項7記載の発明の複写機は、請求項1
ないし6いずれか一に記載の画像読取装置と、前記画像
読取装置で読み取った原稿画像を用紙に形成する画像形
成装置と、を備える。
【0025】したがって、請求項1ないし6いずれか一
に記載の画像読取装置の作用を有する複写機を得ること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1ないし図6を参照して説明する。本実施の形態
は、画像処理システムの一部を構成する画像読取装置と
してのカラーイメージスキャナへの適用例を示す。
【0027】図1は、本発明の第1の実施の形態の画像
処理システムを概略的に示すブロック図である。画像処
理システム1は、動作要求を発行するアプリケーション
層2と、アプリケーション層2から発行された動作要求
を受けて各種動作の要求・コマンドを発行することで各
デバイスのマネージメントを行うコントローラ層3と、
コントローラ層3から発行された要求を受けて実際の動
作を行うデバイス層4とから構成されている。
【0028】アプリケーション層2は、動作要求を発行
する各種アプリケーションにより構成されている。アプ
リケーション層2は、例えば、後述する操作部で図示し
ない読取開始ボタンが操作された場合に、コントローラ
層3に対する原稿画像読取要求を発行する。
【0029】コントローラ層3は、(本実施の形態では
カラーイメージスキャナ(図2参照))で読み取った画像
データを貯えておくメモリやハードディスク等の記憶装
置5を有している。コントローラ層3は、アプリケーシ
ョン層2から発行された各種動作の要求・コマンドを受
けると、受け取った要求・コマンドに応じて、デバイス
層4に対する各種動作の要求・コマンドを発行する。
【0030】デバイス層4は、例えば、後述するカラー
イメージスキャナ等の画像読取装置6や、プリンタ等の
画像出力装置7等を有している。
【0031】画像処理システム1では、例えば、操作部
での読取開始ボタンが操作されると、アプリケーション
層2からコントローラ層3に対する原稿画像読取要求を
発行する。
【0032】コントローラ層3は、アプリケーション層
2から発行された原稿画像読取要求を受けると、受け取
った原稿画像読取要求に応じて、要求された読取動作を
行うための演算やレジスタセットなどの読取準備を行う
ように指示する読取開始要求を画像読取装置6に対して
発行するとともに、画像読取装置6で読み取られた画像
データを格納するためのメモリやハードディスク等の準
備をするように指示する動作要求を記憶装置5に対して
発行する。
【0033】画像読取装置6および記憶装置5は、それ
ぞれ読み取りが開始できる状態になった時点で、コント
ローラ層3に対して準備が完了したことを通知する。
【0034】コントローラ層3は、両者の準備完了を受
けて、画像読取装置6に対し読取開始要求を発行する。
【0035】画像読取装置6は、コントローラ層3から
発行された読取開始要求を受けて、後述する原稿画像の
読み取りを行い、記憶装置5に読み取ったデータを転送
する。
【0036】コントローラ層3は、画像読取装置6から
転送された画像データを記憶装置5に記憶するととも
に、必要に応じて画像データの出力要求を画像出力装置
7に対して発行する。
【0037】画像出力装置7は、コントローラ層3から
発行された出力要求を受けると、記憶装置5に記憶され
た画像データをそれぞれの媒体に出力する。
【0038】次に、デバイス層4における画像読取装置
6について図2を参照して説明する。本実施の形態で
は、画像読取装置6としてカラーイメージスキャナへの
適用例を示す。以降、カラーイメージスキャナを画像読
取装置と同じ符号6を付けて説明する。図2は、カラー
イメージスキャナ6を示す縦断側面図である。カラーイ
メージスキャナ6は、スキャナ本体10と、スキャナ本
体10の上部に設けられたADF(Auto Document Feede
r:自動原稿搬送装置)12とからなる。
【0039】スキャナ本体10のケーシング13の上面
には、ブックリードモードでの原稿画像の読み取り時に
図示しない原稿が載置されるブックリード用コンタクト
ガラス14と、シートスルーモードでの原稿画像の読み
取り時に使用されるシートスルー用コンタクトガラス1
5とが設けられている。ブックリード用コンタクトガラ
ス14とシートスルー用コンタクトガラス15との間に
は、白基準板11が設けられている。白基準板11は、
主走査方向の全域に亘って設けられている。
【0040】本実施の形態では、ブックリード用コンタ
クトガラス14の読み取り可能な範囲内を読取領域とす
る。
【0041】また、ケーシング13の外側には、各種の
操作キーを備えるキーボードやディスプレイ等を備える
図示しない操作部が設けられている。キーボードには、
操作されることにより、原稿画像の読取動作における読
取モードの設定指示を受け付ける読取モード設定手段と
しての機能の一部を果たすモードキーが設けられてい
る。モードキーには、ブックリードモードを設定するブ
ックリードモードキーと、シートスルーモードを設定す
るシートスルーモードキーとがある。
【0042】ケーシング13の内部には、露光ランプ1
6およびミラー17を備えて副走査方向に沿って走行可
能な第1走行体18と、ミラー19,20を備えて副走
査方向に沿って走行可能な第2走行体21と、レンズ2
2と、カラーCCD(ChargeCoupled Device)23が搭載
されたSBU(Sensor Board Unit)24とが設けられて
いる。露光ランプ16、ミラー17,19,20、第1
および第2走行体18,21によって露光光学系25が
形成されている。第1および第2走行体18,21は、
ステッピングモータ26により駆動され、図2中左側か
ら右側へ2:1の速度比で走行する。
【0043】また、ケーシング13の内部には、スキャ
ナ本体10およびADF12を含めたカラーイメージス
キャナ6の動作を制御する電装系を搭載したSCU(Sca
nnerControl Unit)27が設けられている。
【0044】さらに、ケーシング13の内部には、ブッ
クリードモードでの原稿画像の読み取りに際してブック
リード用コンタクトガラス14の上に載置された原稿の
サイズを検出する図示しない各種サイズセンサが設けら
れている。
【0045】ADF12は、シートスルーモードで原稿
画像を読み取る際に原稿が載置される原稿台30、読み
取りが終了した原稿が排出される排紙部31、原稿台3
0から排紙部31へ連通する案内経路32等を備えてい
る。
【0046】原稿台30には、載置された原稿を案内経
路32へ搬送する際に、原稿の両側端を案内する原稿ガ
イド33が設けられている。また、原稿台30には、シ
ートスルーモードで原稿を読み取る際に、原稿台30の
上に原稿が載置されているか否かを検出するセットセン
サ34、原稿台30上に載置された原稿のサイズを検知
する各種サイズセンサ35等が設けられている。シート
スルーモードでは、これらのセンサ類34,35からの
出力に基づいて、キーボードでのキー操作による原稿サ
イズの指定がない場合にも、原稿台30の上に載置され
た原稿のサイズを自動的に設定することができる。
【0047】案内経路32の原稿台30側には、原稿台
30に載置された原稿を、一枚ずつ分離して案内経路3
2に給送するための呼び出しコロ36および分離コロ3
7が設けられている。案内経路32中には、原稿を排紙
部31へ向けて搬送する搬送コロ38に巻回された給紙
ベルト39や各種搬送ローラ40等が設けられている。
【0048】ここで、ブックリードモードとは、ブック
リード用コンタクトガラス14上に載置された状態の原
稿に対して露光光学系25を移動させることでブックリ
ード用コンタクトガラス14を介して原稿画像を読み取
る動作モードである。シートスルーモードとは、ADF
12により原稿を自動給紙し、自動給紙された原稿がシ
ートスルー用コンタクトガラス15上を通過する際にシ
ートスルー用コンタクトガラス15を介してその原稿画
像を読み取る動作モードである。
【0049】図3は、露光光学系25の一部を示す縦断
側面図である。シートスルーモードでの原稿画像の読み
取りに際して、第1走行体18は、シートスルー用コン
タクトガラス15の下方に設けられたシートスルー読取
位置P1と、白基準板11の下方に設けられた白基準板
読取位置P2とを往復動する。
【0050】特に図示しないが、カラーイメージスキャ
ナ6は、カラーイメージスキャナ6内の各部を駆動制御
する制御部を備えている。制御部は、カラーイメージス
キャナ6が備える各部を駆動制御するCPU、各種制御
プログラム等を格納するROM、CPUの作業エリアと
して機能し各種データを書き換え自在に記憶するRAM
等をバス接続したマイコンを備えている。
【0051】また、制御部は、後述するDF(Document
Feeder)シェーディング動作に要する時間Ts、ADF
による後述するシートスルー動作を開始してから原稿画
像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの
時間Td等の、原稿画像の読み取りに際して参照される
各種時間に関する時間情報を記憶する図示しないスキャ
ナメモリを有している。
【0052】なお、ADF12によるシートスルー動作
を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取
位置P1に到達するまでの時間Tdは、設定された読取
画像の解像度に応じて異なる。このため、スキャナメモ
リには、予め設定された複数段階の各解像度に応じて、
複数段階に設定された時間Tdに関する時間情報が記憶
されている。
【0053】また、制御部には、後述する時間Tds等
の各種時間をカウントするカウンタバッファが確保され
ている。
【0054】加えて、制御部は、コントローラ層3との
間でデータ通信を行う通信機能を備えている。
【0055】シートスルーモードの設定下でコントロー
ラ層3から読取開始要求が発行された場合、スキャナ本
体10は、原稿画像の露光走査に先立って、露光光学系
25を白基準板読取位置P2に位置付けて白基準板11
を露光走査することによりシェーディングデータを取得
し、シェーディングデータの取得後に露光光学系25を
シートスルー読取位置P1に位置付ける。本実施の形態
では、シートスルーモードの設定下での読取開始要求の
発行から露光光学系25をシートスルー読取位置P1に
位置付けるまでの一連の動作を、以降、DFシェーディ
ング動作という。ここに、DFシェーディング手段とし
ての機能が実現される。
【0056】また、シートスルーモードの設定下でコン
トローラ層3から読取開始要求が発行された場合、AD
F12は、シートスルー読取位置P1を通過するように
原稿画像を移動させる。以降、シートスルーモードの設
定下での原稿画像を移動させる動作をDFシートスルー
動作という。ここに、DFシートスルー手段としての機
能が実現される。
【0057】次に、シートスルーモードの設定下で、コ
ントローラ層3から読取開始要求が発行されてから原稿
画像の読取動作を開始するまでの各部の動作について図
4ないし図6を参照して説明する。図4は、シートスル
ーモードの設定下で、コントローラ層3から読取開始要
求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまで
の流れを概略的に示すフローチャートである。図5およ
び図6は、そのタイミングチャートである。
【0058】カラーイメージスキャナ6は、コントロー
ラ層3から読取開始要求を受け取ったと判断するまで待
機しており(A1のN)、図5中a1に示すように、コン
トローラ層3から読取開始要求を受け取ったと判断した
場合には(A1のY)、上述のDFシェーディング動作を
開始するとともに、スキャナメモリを参照して、現在設
定されている解像度に応じた時間Tdを取得する(A
2)。ここに、ステップA2によって、DFシェーディ
ング手段としての機能の一部が実行される。
【0059】スキャナメモリを参照して取得した時間T
dと、DFシェーディング動作に要する時間Tsとを比
較し(A3)、時間Tsの長さが時間Td以上であると判
断した場合には(A3のY)、時間(Tds)’のカウンタ
バッファでのカウントを開始する(A4)。ここに、ステ
ップA3によって、第1の比較手段としての機能が実行
される。
【0060】時間(Tds)’が、時間Ts−時間Tdで
表わされる時間Tdsに達したと判断するまで時間(T
ds)’のカウンタバッファでのカウントを継続し(A5
のN)、図5中a2に示すように、時間(Tds)’が、
時間Tdsに達したと判断した場合には(A5のY)、A
DF12によるDFシートスルー動作を開始する(A
6)。ここに、ステップA6によって、DFシートスル
ー手段としての機能の一部が実行される。
【0061】これにより、DFシェーディング動作が終
了して露光光学系25がシートスルー読取位置P1に位
置付けられるタイミングと、DFシートスルー動作を開
始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置P1に
到達するタイミングとが、同一タイミングとなって図5
中a3で重なる。これによって、図5中a3のタイミン
グで、DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の
露光走査を開始することができる。
【0062】ここで、例えば、DFシェーディング動作
終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置
付けてからDFシートスルー動作を開始するようにして
いた従来の画像読取装置と比較すると、本実施の形態で
は、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査
を開始するまでの時間を時間Td分短縮することができ
る。
【0063】これによって、ブックリードモードおよび
シートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行
うことが可能なカラーイメージスキャナ6であっても、
単一の白基準板11に基づいてシェーディング補正を行
うため、読取モードの違いによるシェーディング補正の
精度のばらつきを防止するとともに、モータの駆動速度
を高速化してキャリッジの移動速度を高速化することに
よる機械的な高速化を伴うことなく、シートスルーモー
ドでの原稿画像の読取効率の向上を図ることができる。
【0064】ところで、原稿画像の読み取りの解像度が
通常の解像度よりも高く設定されている場合等では、A
DF12によるDFシートスルー動作を開始してからこ
の原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達す
るまでの時間Tdが通常よりも長くなる。このような場
合には、DFシェーディング動作に要する時間Tsより
も時間Tdの方が大きくなる状況が発生する(図6参
照)。
【0065】例えば、上述した理由により、DFシェー
ディング動作に要する時間Tsの長さの方が時間Tdよ
りも短いと判断した場合には(A3のN)、ステップA6
に進み、図6中a1で示すタイミングから直ちにDFシ
ートスルー動作を開始する。ここに、ステップA6によ
って、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行
される。
【0066】これにより、DFシェーディング動作とD
Fシートスルー動作とが、図6中a1で示す同一タイミ
ングで開始される。
【0067】これによって、例えば、読み取りの解像度
が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を
開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位
置P1に到達するまでの時間Tdが長い場合にも、図6
中a6で示す原稿画像の先端がシートスルー読取位置P
1に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を
開始することができる。
【0068】ここで、例えば、DFシェーディング動作
終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置
付けてからDFシートスルー動作を開始するようにして
いた従来の画像読取装置と比較して、本実施の形態で
は、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査
を開始するまでの時間を時間Ts分短縮することができ
る。
【0069】これによって、ブックリードモードおよび
シートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行
うことが可能なカラーイメージスキャナ6で、DFシー
トスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシー
トスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdに左右
されることなく、読取モードの違いによるシェーディン
グ補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートス
ルーモードでの原稿画像の読取効率の向上を図ることが
できる。
【0070】次に、本発明の第2の実施の形態について
図7ないし図9を参照して説明する。本実施の形態は、
シートスルーモードの設定下で、複数枚の原稿画像の読
み取りを行う場合の各部の動作について説明する。な
お、第1の実施の形態と同一部分は同一符号性示し説明
も省略する。以下、同様とする。
【0071】図7は、本発明の第2の実施の形態のカラ
ーイメージスキャナ6がシートスルーモードの設定下
で、コントローラ層3から読取開始要求が発行されてか
ら原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に
示すフローチャートである。図8および図9は、そのタ
イミングチャートである。
【0072】先行する原稿画像の読取動作が終了するま
で待機し(B1のN)、図8中b1に示すように、先行す
る原稿画像の読取動作が終了してコントローラ層3に向
けて読取完了を発行した場合には(B1のY)、DFシェ
ーディング動作を開始するとともにカウンタバッファで
の時間(Ts)’のカウントを開始する(B2)。ここに、
ステップB2によって、DFシェーディング手段として
の機能の一部が実行されとともに、経過時間取得手段と
しての機能が実行される。
【0073】また、読取完了を発行するまでにコントロ
ーラ層3から発行された読取準備要求を受けたか否かを
判断する(B3)。ここに、ステップB3によって、次原
稿判断手段としての機能が実行される。
【0074】読取完了を発行するまでにコントローラ層
3から発行された読取準備要求を受けたと判断した場合
には(B3のY)、時間(Ts)’のカウントを継続しなが
らコントローラ層3から読取開始要求を受け取ったと判
断するまで待機し(B4のN)、図8中b2に示すよう
に、コントローラ層3から読取開始要求を受け取ったと
判断した場合には(B4のY)、Ts−(Ts)’で表わさ
れるDFシェーディング動作終了までの残り時間tsを
取得するとともに、スキャナメモリを参照して時間Td
を取得する(B5)。ここに、ステップB5によって、残
り時間取得手段としての機能が実行される。
【0075】この残り時間tsとスキャナメモリを参照
して取得される時間Tdとを比較して(B6)、残り時間
tsの長さが時間Td以上であると判断した場合には
(B6のY)、Ts−Tdで表わされる時間Tdsを取得
するとともに(B7)、時間(Tds)’のカウントを開始
する(B8)。ここに、ステップB6によって、第2の比
較手段としての機能が実行される。
【0076】時間(Tds)’が時間Tdsに達したと判
断するまでカウントを継続し(B9のN)、図8中b3に
示すように、時間(Tds)’が、時間Tdsに達したと
判断した場合には(B9のY)、ADF12によるDFシ
ートスルー動作を開始する(B10)。ここに、ステップ
B10によって、DFシートスルー手段としての機能の
一部が実行される。
【0077】これにより、後行する原稿画像の露光走査
に先立って行われるDFシェーディング動作が終了して
露光光学系25がシートスルー読取位置P1に位置付け
られるタイミングと、DFシートスルー動作を開始して
から当該原稿画像がシートスルー読取位置P1に到達す
るタイミングとが、同一タイミングとなって図8中b4
で重なる。これによって、図8中b4のタイミングで、
DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走
査を開始することができる。
【0078】ここで、例えば、DFシェーディング動作
終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置
付けてからDFシートスルー動作を開始するようにして
いた従来の画像読取装置での複数の原稿画像の連続読取
動作と比較すると、本実施の形態では、読取開始要求が
発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時
間を各原稿画像について時間Td分ずつ短縮することが
できる。
【0079】これによって、ブックリードモードおよび
シートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行
うことが可能なカラーイメージスキャナ6であっても、
単一の白基準板11に基づいてシェーディング補正を行
うため、読取モードの違いによるシェーディング補正の
精度のばらつきを防止するとともに、モータの駆動速度
を高速化してキャリッジの移動速度を高速化することに
よる機械的な高速化を伴うことなく、シートスルーモー
ドでの複数の原稿画像の連続読取効率の向上を図ること
ができる。
【0080】ところで、上述したように、DFシェーデ
ィング動作に要する時間Tsよりも時間Tdの方が大き
くなる状況が発生して(図9参照)、時間Tsの長さの方
が時間Tdより短いと判断した場合には(B6のN)、ス
テップB10に進み、図9中b2で示すタイミングから
直ちにシートスルーを開始する。ここに、ステップB1
0によって、DFシートスルー手段としての機能の一部
が実行される。
【0081】これにより、DFシェーディング動作とD
Fシートスルー動作とが図9中b2で示す同一タイミン
グで開始される。
【0082】これによって、例えば、読み取りの解像度
が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を
開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位
置P1に到達するまでの時間Tdが長い場合における複
数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画
像に関しても、原稿画像の先端がシートスルー読取位置
P1に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査
を開始することができる。
【0083】ここで、例えば、DFシェーディング動作
終了後に露光光学系25をシートスルー読取位置P1に
位置付けてからDFシートスルー動作を開始するように
していた従来の画像読取装置における複数の原稿画像の
連続読取と比較して、各原稿画像について読取開始要求
が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの
時間を時間Ts分ずつ短縮することができる。
【0084】これによって、ブックリードモードおよび
シートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行
うことが可能な装置で、DFシートスルー動作を開始し
てからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1
に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取
モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつ
きを防止するとともに、シートスルーモードでの読取効
率の向上を図ることができる。
【0085】なお、読取完了を発行するまでにコントロ
ーラ層3から発行された読取準備要求を受けたと判断し
た場合には(B3のY)、後行する原稿がないと判断して
処理を終了する。
【0086】次に、本発明の第3の実施の形態について
図10ないし図12を参照して説明する。本実施の形態
は、シートスルーモードの設定下で、複数枚の原稿画像
の読み取りの途中で画像形成条件が変更された場合の各
部の動作について説明する。
【0087】図10は、本発明の第3の実施の形態のカ
ラーイメージスキャナ6がシートスルーモードの設定下
で、コントローラ層3から読取開始要求が発行されてか
ら原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に
示すフローチャートである。図11および図12は、そ
のタイミングチャートである。
【0088】先行する原稿画像の読取動作が終了するま
で待機し(C1のN)、図11中c1に示すように、先行
する原稿画像の読取動作が終了してコントローラ層3に
向けて読取完了を発行した場合には(C1のY)、読取完
了を発行するまでにシェーディング条件の変更要求があ
ったか否かを判断する(C2)。ここに、ステップC2に
よって、変更判断手段としての機能が実行される。
【0089】ここで、シェーディング条件の変更とは、
例えば、読み取りに際しての解像度の設定変更等によっ
て生じるものであり、具体的な設定変更技術等について
は公知の技術であるため説明を省略する。
【0090】図11中c0に示すように、読取完了を発
行するまでにシェーディング条件の変更要求があったと
判断した場合には(C2のY)、今現在設定されているシ
ェーディング条件で、読取完了を発行した原稿読取に関
するDFシェーディング動作を開始する(C3)。ここ
に、ステップC3によって、DFシェーディング手段と
しての機能の一部が実行される。
【0091】読取完了を発行した原稿読取に関するDF
シェーディング動作が終了して読取準備が整った場合に
は、読取準備が整ったことを示す読取準備完了をコント
ローラ層3に向けて発行する。
【0092】この読取準備完了を発行したと判断するま
で待機し(C4のN)、図11中c2に示すように、読取
準備完了を発行したと判断した場合には(C4のY)、読
取開始要求を受けたと判断するまで待機する(C5の
N)。ここに、ステップC4によって、完了判断手段と
しての機能が実行される。
【0093】図11中c3に示すように、読取開始要求
を受けたと判断した場合には(C5のY)、後行する原稿
画像のDFシェーディング動作を開始するとともに、ス
キャナメモリを参照して時間Tdを取得する(C6)。な
お、後行する原稿画像のDFシェーディング動作に要す
る時間をTssとすると、変更後のシェーディング条件
によっては、後行する原稿画像のDFシェーディング動
作に要する時間をTssが先行するDFシェーディング
動作に要する時間Tsと異なる場合があるが、本実施の
形態では、先行する原稿画像と後行する原稿画像のDF
シェーディング動作に要する時間は同一時間Tsである
とする。
【0094】スキャナメモリを参照して取得した時間T
dと、DFシェーディング動作に要する時間Tsとを比
較し(C7)、時間Tsの長さが時間Td以上であると判
断した場合には(C7のY)、時間(Tds)’のカウント
を開始する(C8)。ここに、ステップC7によって、第
3の比較手段としての機能が実行される。
【0095】時間(Tds)’が、時間Tdsに達したと
判断するまで時間(Tds)’のカウントを継続し(C9
のN)、図11中c4に示すように、時間(Tds)’
が、時間Tdsに達したと判断した場合には(C9の
Y)、ADF12によるDFシートスルー動作を開始す
る(C10)。ここに、ステップC10によって、DFシ
ートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0096】これにより、後行する原稿画像のDFシェ
ーディング動作が終了して露光光学系25がシートスル
ー読取位置P1に位置付けられるタイミングと、DFシ
ートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートス
ルー読取位置P1に到達するタイミングとが、同一タイ
ミングとなって図11中c5で重なる。これによって、
例えば、複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディ
ング条件の変更があった場合にも、変更に対応したDF
シェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を
開始することができる。
【0097】ここで、例えば、DFシェーディング動作
終了後に露光光学系25をシートスルー読取位置P1に
位置付けてからDFシートスルー動作を開始するように
していた従来の画像読取装置で複数の原稿画像の連続読
取の途中でシェーディング条件の変更があった場合と比
較して、本実施の形態では、読取開始要求が発行されて
から原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を各変更
毎に時間Td分ずつ短縮することができる。
【0098】これによって、ブックリードモードおよび
シートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行
うことが可能なカラーイメージスキャナ6であっても、
単一の白基準板11に基づいてシェーディング補正を行
うため、読取モードの違いによるシェーディング補正の
精度のばらつきを防止するとともに、モータの駆動速度
を高速化してキャリッジの移動速度を高速化することに
よる機械的な高速化を伴うことなく、シートスルーモー
ドでの複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディン
グ条件の変更があった場合にも、シートスルーモードで
の原稿画像の読取効率の向上を図ることができる。
【0099】一方、ステップC2で、読取完了を発行す
るまでにシェーディング条件の変更要求がないたと判断
した場合には(C2のN)、ステップC11に進む。ステ
ップC11からステップC17およびステップC10で
は、今現在設定されているシェーディング条件のまま
で、図7中ステップB2からステップB9までの処理と
同様の処理を行う。
【0100】ところで、上述した理由により、ADF1
2によるDFシートスルー動作を開始してからこの原稿
画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまで
の時間Tdが、DFシェーディング動作に要する時間T
sの長さの方が時間Tdよりも短いと判断した場合には
(C7のN)、ステップC10に進み、図12中c3で示
すタイミングから直ちにDFシートスルー動作を開始す
る。ここに、ステップC10によって、DFシートスル
ー手段としての機能の一部が実行される。
【0101】これにより、DFシェーディング動作とD
Fシートスルー動作とが、図12中c3で示す同一タイ
ミングで開始される。
【0102】これによって、例えば、読み取りの解像度
が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を
開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位
置P1に到達するまでの時間Tdが長い場合にも、図1
2中c6で示す原稿画像の先端がシートスルー読取位置
P1に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査
を開始することができる。
【0103】ここで、例えば、DFシェーディング動作
終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置
付けてからDFシートスルー動作を開始するようにして
いた従来の画像読取装置で複数の原稿画像の連続読取の
途中でシェーディング条件の変更があった場合と比較し
て、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査
を開始するまでの時間を各変更毎に時間Td分ずつ短縮
することができる。
【0104】これによって、ブックリードモードおよび
シートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行
うことが可能なカラーイメージスキャナ6で、DFシー
トスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシー
トスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdに左右
されることなく、読取モードの違いによるシェーディン
グ補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートス
ルーモードでの複数の原稿画像の連続読取の途中でシェ
ーディング条件の変更があった場合にも、シートスルー
モードでの原稿画像の読取効率の向上を図ることができ
る。
【0105】次に、本発明の第4の実施の形態について
図13を参照して説明する。本実施の形態は、電子写真
方式の複写機への適用例を示す。
【0106】図13は、本発明の第4の実施の形態の複
写機を示す縦断側面図である。複写機50は、第1の実
施の形態で説明したカラーイメージスキャナ6と、カラ
ーイメージスキャナ6の下方に設けられた図1に示すデ
バイス層の画像出力装置7である画像形成装置としての
プリンタユニットとにより構成されている。以降、プリ
ンタユニットを画像出力装置と同じ符号7を付けて説明
する。
【0107】プリンタユニット7には、用紙を積層する
給紙トレイ51から電子写真方式のプリンタ部52、定
着器53を経由して排紙スタッカ部54へ至る用紙搬送
路55が形成されている。プリンタ部52のほぼ中央に
設けられた感光体56の周囲には、感光体56の表面を
一様に帯電させる帯電器57、カラーイメージスキャナ
6で読み取った原稿画像を感光体56上に露光する露光
器58、露光されることにより感光体56の表面に形成
された潜像にトナーを付着させることで顕像化する現像
器59、用紙搬送路55中を搬送されてきた用紙に顕像
を転写する転写器60等により形成されている。
【0108】このような構成において、カラーイメージ
スキャナ6で読み取った原稿画像は、プリンタ部52に
より、用紙搬送路55中をタイミング調整されて搬送さ
れてきた用紙上に形成され、定着器53により定着され
る。
【0109】本実施の形態の複写機50によれば、カラ
ーイメージスキャナ6により読み取った原稿画像をプリ
ンタ部52により用紙上に形成する画像形成動作に際し
て、シートスルーモードの設定下でのカラーイメージス
キャナ6による原稿画像の読み取理速度の向上を図るこ
とができる。
【0110】これによって、使用者に対して利便性の高
い複写機50を提供することができる。
【0111】なお、本実施の形態では、電子写真方式の
プリンタ部52としたが、これに限るものではなく、例
えば、インクジェットを有するインクジェットプリンタ
等へ適用してもよい。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、原稿画像の読取動作の開始を要求する読取開始要
求が発行される毎にこの原稿画像と露光光学系とを相対
的に移動させて露光走査することで原稿画像を読み取る
ようにした画像読取装置において、読取領域に静止され
た前記原稿画像に対して前記露光光学系を移動させるこ
とにより前記原稿画像を露光走査するブックリードモー
ドと前記露光光学系を定められたシートスルー読取位置
に位置付けて前記原稿画像を移動させることにより前記
原稿画像を露光走査するシートスルーモードとのいずれ
か一方を切替え自在に設定可能とする読取モード設定手
段と、前記読取モード設定手段による前記シートスルー
モードの設定下で前記読取開始要求が発行された場合に
各前記原稿画像の露光走査に先立って白基準板読取位置
に位置付けた前記露光光学系によりこの白基準板読取位
置に設けられた単一の白基準板を露光走査してシェーデ
ィングデータを取得してから前記露光光学系を前記シー
トスルー読取位置に位置付けるDFシェーディング動作
を行うDFシェーディング手段と、前記読取モード設定
手段による前記シートスルーモードの設定下で前記読取
開始要求が発行された場合に前記静止読取位置を通過す
るように前記原稿画像を移動させるDFシートスルー動
作を行うDFシートスルー手段と、を具備して、前記D
Fシェーディング手段が前記DFシェーディング動作に
要する時間をTs、前記DFシートスルー手段が前記D
Fシートスルー動作を開始してから当該前記原稿画像の
先端が前記シートスルー読取位置に到達するまでに要す
る時間をTdとするとき、前記DFシートスルー手段
は、前記読取開始要求の発行から時間T=Ts−Tdが
経過した時点で前記DFシートスルー動作を開始するこ
とにより、DFシェーディング動作が終了して露光光学
系がシートスルー読取位置に位置付けられるタイミング
とDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像が
シートスルー読取位置に到達するタイミングとが同一タ
イミングとなるので、DFシェーディング動作終了後直
ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。これ
によって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系
をシートスルー読取位置に位置付けてからDFシートス
ルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置
と比較して、読取開始要求が発行されてから原稿画像の
露光走査を開始するまでの時間を時間Td分短縮するこ
とができるので、ブックリードモードおよびシートスル
ーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可
能な装置で、読取モードの違いによるシェーディング補
正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルー
モードでの読取効率の向上を図ることができる。
【0113】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読取装置において、前記シートスルーモードの
設定下で前記読取開始要求が発行された場合に前記時間
Tsと前記時間Tdとの長さを比較する第1の比較手段
を具備して、前記DFシートスルー手段は、前記第1の
比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長い
と判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に前記
DFシートスルー動作を開始することにより、DFシェ
ーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミ
ングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高
く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始
してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に
到達するまでの時間Tdが長い場合にも、原稿画像の先
端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ち
に原稿画像の露光走査を開始することができる。これに
よって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系を
シートスルー読取位置に位置付けてからDFシートスル
ー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置と
比較して、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露
光走査を開始するまでの時間を時間Ts分短縮すること
ができ、ブックリードモードおよびシートスルーモード
の2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置
で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像
の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間T
dに左右されることなく、読取モードの違いによるシェ
ーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、
シートスルーモードでの読取効率の向上を図ることがで
きる。
【0114】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の画像読取装置において、前記シートスルー
モードの設定下で先行する前記原稿画像に関する読み取
りが完了するまでに後行する前記原稿画像の読取準備を
要求する読取準備要求があったか否かを判断する次原稿
判断手段と、前記次原稿判断手段が先行する前記原稿画
像に関する読み取りが完了するまでに後行する前記原稿
画像の前記読取準備要求があったと判断した場合、先行
する前記原稿画像の読み取りの完了と同時に前記DFシ
ェーディング動作を開始するとともに該DFシェーディ
ング動作を開始してからの経過時間(ts)’を取得する
経過時間取得手段と、前記経過時間取得手段が取得した
前記経過時間(ts)’に基づいて前記DFシェーディン
グ動作の終了までに要する残り時間tsを取得する残り
時間取得手段と、を具備して、前記DFシートスルー手
段は、後行する前記原稿画像の前記読取開始要求の発行
から前記残り時間取得手段が取得した前記残り時間ts
が経過した時点で後行する前記原稿画像の前記DFシー
トスルー動作を開始することにより、後行する原稿画像
の露光走査に先立って行われるDFシェーディング動作
が終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置付
けられるタイミングとDFシートスルー動作を開始して
から当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達するタ
イミングとが同一タイミングとなるので、複数の原稿画
像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関して
も、DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露
光走査を開始することができる。これによって、DFシ
ェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読
取位置に位置付けてからDFシートスルー動作を開始す
るようにしていた従来の画像読取装置における複数の原
稿画像の連続読取に際して、各原稿画像について読取開
始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始する
までの時間を時間Td分ずつ短縮することができるの
で、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2
種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、
読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のば
らつきを防止するとともに、シートスルーモードでの複
数の原稿画像の連続読取効率の向上を図ることができ
る。
【0115】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の画像読取装置において、前記残り時間取得手段が取
得した前記残り時間tsと前記時間Tdとの長さを比較
する第2の比較手段を具備して、前記DFシートスルー
手段は、前記第2の比較手段が前記時間tsよりも前記
時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求
の発行と同時に後行する前記原稿画像の前記DFシート
スルー動作を開始することにより、DFシェーディング
動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始
されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定され
ている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこ
の原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するま
での時間Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続
読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関しても、原稿
画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミン
グで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができ
る。これによって、DFシェーディング動作終了後に露
光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDF
シートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像
読取装置における複数の原稿画像の連続読取に際して、
各原稿画像について読取開始要求が発行されてから原稿
画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Ts分ずつ
短縮することができ、ブックリードモードおよびシート
スルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うこと
が可能な装置で、DFシートスルー動作を開始してから
この原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達する
までの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違
いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止す
るとともに、シートスルーモードでの読取効率の向上を
図ることができる。
【0116】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3または4記載の画像読取装置において、前記シー
トスルーモードの設定下で先行する前記原稿画像に関す
る読み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像に関
する前記シェーディング条件の設定の変更があったか否
かを判断する変更判断手段と、前記変更判断手段が先行
する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでにシ
ェーディング条件の変更があったと判断した場合、先行
する前記原稿画像に関する前記シェーディング動作が完
了したか否かを判断する完了判断手段と、を具備して、
前記DFシェーディング手段は、前記完了判断手段によ
る先行する前記原稿画像の前記シェーディング動作の完
了を判断した後の前記読取開始要求の発行に応じて後行
する前記原稿画像の前記DFシェーディング動作を開始
し、前記DFシートスルー手段は、後行する前記原稿画
像の前記DFシェーディング動作に要する時間をTss
とするとき、前記完了判断手段による先行する前記原稿
画像の前記シェーディング動作の完了の判断後の前記読
取開始要求の発行から時間Tds=Tss−Tdが経過
した時点で後行する前記原稿画像に関する前記シートス
ルー動作を開始することにより、DFシェーディング動
作が終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置
付けられるタイミングとDFシートスルー動作を開始し
てから当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達する
タイミングとが同一タイミングとなるので、例えば、複
数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の
変更があった場合にも、変更に対応したDFシェーディ
ング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始するこ
とができる。これによって、DFシェーディング動作終
了後に露光光学系をシートスルー読取位置に位置付けて
からDFシートスルー動作を開始するようにしていた従
来の画像読取装置で複数の原稿画像の連続読取の途中で
シェーディング条件の変更があった場合と比較して、読
取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始
するまでの時間を各変更毎に時間Td分ずつ短縮するこ
とができ、ブックリードモードおよびシートスルーモー
ドの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装
置で、読取モードの違いによるシェーディング補正の精
度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモード
での複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング
条件の変更があった場合にも、読取効率の向上を図るこ
とができる。
【0117】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の画像読取装置において、前記完了判断手段によって
先行する前記原稿画像の前記シェーディング動作の完了
を判断した後に前記読取開始要求が発行された場合に、
前記時間Tssと前記時間Tdとの長さを比較する第3
の比較手段を具備して、前記DFシートスルー手段は、
前記第3の比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Td
の方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と
同時に後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動
作を開始することにより、DFシェーディング動作とD
Fシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるた
め、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場
合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画
像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間
Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続読取の途
中でシェーディング条件の変更があった場合にも、原稿
画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミン
グで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができ
る。これによって、DFシェーディング動作終了後に露
光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDF
シートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像
読取装置における複数の原稿画像の連続読取の途中でシ
ェーディング条件の変更があった場合にも、各原稿画像
について読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光
走査を開始するまでの時間を時間Tss分ずつ短縮する
ことができ、ブックリードモードおよびシートスルーモ
ードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な
装置で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿
画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時
間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによる
シェーディング補正の精度のばらつきを防止するととも
に、シートスルーモードでの読取効率の向上を図ること
ができる。
【0118】請求項7記載の発明の複写機によれば、請
求項1ないし6いずれか一に記載の画像読取装置と、前
記画像読取装置で読み取った原稿画像を用紙に形成する
画像形成装置と、を備えるので、請求項1ないし6いず
れか一に記載の画像読取装置の効果を有する複写機を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像処理システム
を概略的に示すブロック図である。
【図2】カラーイメージスキャナを示す縦断側面図であ
る。
【図3】露光光学系の一部を示す縦断側面図である。
【図4】シートスルーモードの設定下で、コントローラ
層から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動
作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャート
である。
【図5】そのタイミングチャートである。
【図6】そのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態のカラーイメージス
キャナがシートスルーモードの設定下で、コントローラ
層から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動
作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャート
である。
【図8】そのタイミングチャートである。
【図9】そのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態のカラーイメージ
スキャナがシートスルーモードの設定下で、コントロー
ラ層から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取
動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャー
トである。
【図11】そのタイミングチャートである。
【図12】そのタイミングチャートである。
【図13】本発明の第4の実施の形態の複写機を示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
6 画像読取装置 7 画像形成装置 25 露光光学系 50 複写機 P1 シートスルー読取位置 P2 白基準板読取位置
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 BB02 CA07 CA12 DA04 5C062 AA05 AB03 AB17 AC11 5C072 AA01 BA08 FB12 RA16 UA02 UA03 XA01 5C077 LL04 MM27 PP06 PQ12 PQ23 SS01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像の読取動作の開始を要求する読
    取開始要求が発行される毎にこの原稿画像と露光光学系
    とを相対的に移動させて露光走査することで原稿画像を
    読み取るようにした画像読取装置において、 読取領域に静止された前記原稿画像に対して前記露光光
    学系を移動させることにより前記原稿画像を露光走査す
    るブックリードモードと前記露光光学系を定められたシ
    ートスルー読取位置に位置付けて前記原稿画像を移動さ
    せることにより前記原稿画像を露光走査するシートスル
    ーモードとのいずれか一方を切替え自在に設定可能とす
    る読取モード設定手段と、 前記読取モード設定手段による前記シートスルーモード
    の設定下で前記読取開始要求が発行された場合に各前記
    原稿画像の露光走査に先立って白基準板読取位置に位置
    付けた前記露光光学系によりこの白基準板読取位置に設
    けられた単一の白基準板を露光走査してシェーディング
    データを取得してから前記露光光学系を前記シートスル
    ー読取位置に位置付けるDFシェーディング動作を行う
    DFシェーディング手段と、 前記読取モード設定手段による前記シートスルーモード
    の設定下で前記読取開始要求が発行された場合に前記静
    止読取位置を通過するように前記原稿画像を移動させる
    DFシートスルー動作を行うDFシートスルー手段と、
    を具備して、 前記DFシェーディング手段が前記DFシェーディング
    動作に要する時間をTs、前記DFシートスルー手段が
    前記DFシートスルー動作を開始してから当該前記原稿
    画像の先端が前記シートスルー読取位置に到達するまで
    に要する時間をTdとするとき、前記DFシートスルー
    手段は、前記読取開始要求の発行から時間T=Ts−T
    dが経過した時点で前記DFシートスルー動作を開始す
    るようにしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記シートスルーモードの設定下で前記
    読取開始要求が発行された場合に前記時間Tsと前記時
    間Tdとの長さを比較する第1の比較手段を具備して、 前記DFシートスルー手段は、前記第1の比較手段が前
    記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場
    合に前記読取開始要求の発行と同時に前記DFシートス
    ルー動作を開始するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記シートスルーモードの設定下で先行
    する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後
    行する前記原稿画像の読取準備を要求する読取準備要求
    があったか否かを判断する次原稿判断手段と、 前記次原稿判断手段が先行する前記原稿画像に関する読
    み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像の前記読
    取準備要求があったと判断した場合、先行する前記原稿
    画像の読み取りの完了と同時に前記DFシェーディング
    動作を開始するとともに該DFシェーディング動作を開
    始してからの経過時間(ts)’を取得する経過時間取得
    手段と、 前記経過時間取得手段が取得した前記経過時間(ts)’
    に基づいて前記DFシェーディング動作の終了までに要
    する残り時間tsを取得する残り時間取得手段と、を具
    備して、 前記DFシートスルー手段は、後行する前記原稿画像の
    前記読取開始要求の発行から前記残り時間取得手段が取
    得した前記残り時間tsが経過した時点で後行する前記
    原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するように
    したことを特徴とする請求項1または2記載の画像読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記残り時間取得手段が取得した前記残
    り時間tsと前記時間Tdとの長さを比較する第2の比
    較手段を具備して、 前記DFシートスルー手段は、前記第2の比較手段が前
    記時間tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場
    合に前記読取開始要求の発行と同時に後行する前記原稿
    画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにした
    ことを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記シートスルーモードの設定下で先行
    する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後
    行する前記原稿画像に関する前記シェーディング条件の
    設定の変更があったか否かを判断する変更判断手段と、 前記変更判断手段が先行する前記原稿画像に関する読み
    取りが完了するまでにシェーディング条件の変更があっ
    たと判断した場合、先行する前記原稿画像に関する前記
    シェーディング動作が完了したか否かを判断する完了判
    断手段と、を具備して、 前記DFシェーディング手段は、前記完了判断手段によ
    る先行する前記原稿画像の前記シェーディング動作の完
    了を判断した後の前記読取開始要求の発行に応じて後行
    する前記原稿画像の前記DFシェーディング動作を開始
    し、 前記DFシートスルー手段は、後行する前記原稿画像の
    前記DFシェーディング動作に要する時間をTssとす
    るとき、前記完了判断手段による先行する前記原稿画像
    の前記シェーディング動作の完了を判断した後の前記読
    取開始要求の発行から時間Tds=Tss−Tdが経過
    した時点で後行する前記原稿画像に関する前記シートス
    ルー動作を開始するようにしたことを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記完了判断手段によって先行する前記
    原稿画像の前記シェーディング動作の完了を判断した後
    に前記読取開始要求が発行された場合に、前記時間Ts
    と前記時間Tdとの長さを比較する第3の比較手段を具
    備して、 前記DFシートスルー手段は、前記第3の比較手段が前
    記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場
    合に前記読取開始要求の発行と同時に後行する前記原稿
    画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにした
    ことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか一に記載の画
    像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った原稿画像
    を用紙に形成する画像形成装置と、を備える複写機。
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