JPH09311606A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09311606A
JPH09311606A JP8148175A JP14817596A JPH09311606A JP H09311606 A JPH09311606 A JP H09311606A JP 8148175 A JP8148175 A JP 8148175A JP 14817596 A JP14817596 A JP 14817596A JP H09311606 A JPH09311606 A JP H09311606A
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JP8148175A
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Shigeru Muramatsu
繁 村松
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障の要因である機械的変動が無く、レジス
ト合わせ精度の高い画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 この転写紙を一定速度で給紙する給紙部
の供給路中の転写部34近傍に、給紙部により供給中の
転写紙の到達時刻を検知する転写紙先端センサ101を
配置する。このセンサ101が検知した到達時刻を、通
常時の転写紙の到達時刻と比較し、その偏差を求める。
原稿画像記憶装置に記憶する原稿画像を、画像書込部2
0が原稿台上の原稿セット基準部を先頭にして感光体3
1上に書き込む際の開始時刻を、その求めた偏差を加味
して求める。これにより、給紙部により転写紙の搬送速
度を変更させることなく、高精度のレジスト合わせがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写
機、プリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機では、カセットやトレイか
ら転写部に供給される転写紙の先端を、画像の先端と整
合させることが行われている。このような従来技術とし
ては、特公平6−93145号公報に記載の発明よう
に、転写部に到来する転写紙のタイミングを検出した結
果と、原稿の走査開始基準の検知結果とに基づき、以降
の転写紙の搬送速度を補正変速し、レジストを合致させ
るものが知られている。また、特公平2−21581号
公報に記載の発明ように、原稿の読み取り開始位置を検
知してクロックを発生させるとともに、複写倍率等の変
化、イメージシフトの係数を付加して、ゲート前で待機
中の転写紙を給送再開を制御することにより、所望の位
置合わせをするものが知られている。さらに、特開平4
−134358号公報に記載の発明ように、画像担持体
に形成されるトナー像を主基準に、レジストローラの搬
送速度を多段階に変速させて位置合わせをするものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の特公
平6−93145号公報に記載の装置は、すでに感光体
上に書き込まれ、接近中のトナー像に合わせて給送中の
転写紙の速度変換を算出するために緊急を要する補正が
必要となり、高価で複雑な制御が必要となる。また、転
写紙給送手段を構成するモータは、きめ細かな変速が可
能なものに限定される。さらに、原稿画像の読み取り開
始位置を主基準にするために、故障の要因になる機械動
作の変動(搬送速度の切替え)が、原稿が代わらない場
合も含めて全複写枚数毎に必要となる。
【0004】また、特公平2−21581号公報に記載
の装置は、レジスト合わせのゲートで転写紙を停止し、
再スタートさせるため、再スタート時のタイミング遅れ
やゲート開放時のはね返り(転写紙をゲートに押しつけ
た反作用)があり、レジスト精度が悪い。これは、原稿
画像の読み取り開始位置を主基準にしてゲートを行うた
めである。さらに、特開平4−134358号公報に記
載の装置は、レジストローラ後の給送速度を多段階に変
動させるため、上記の特公平6−93145号公報に記
載の装置と同じ欠点を持っている。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、故障の要
因である機械的変動が無く、レジスト合わせ精度の高い
画像形成装置を提供することである。本発明の第2の目
的は、第1の目的に加えて、原稿のセットの誤差不良を
自動補正し、更にレジスト精度を向上させることができ
る画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿台に設けた原稿セット基準部を、原稿画像の読み取
り開始位置として原稿を読み取る原稿画像読み取り手段
と、この原稿画像読み取り手段で読み取った原稿画像を
記憶する原稿画像記憶手段と、この原稿画像記憶手段に
記憶する原稿画像に応じた潜像を感光体上に書き込む画
像書き込み手段と、この画像書込み手段により前記感光
体に書き込んだ潜像を現像し、トナー像を形成する画像
形成手段と、この画像形成手段の転写部に向けて転写紙
を供給する転写紙供給手段と、この転写紙供給手段の供
給路中の転写部近傍に設け、供給中の転写紙の到達時刻
を検知する転写紙検知手段と、この転写紙検知手段によ
り検知した到達時刻を、通常時の転写紙の到達時刻と比
較し、その偏差を求める偏差算出手段と、前記原稿画像
記憶手段に記憶する原稿画像を、前記画像書込み手段が
前記原稿台上の原稿セット基準部を先頭にして前記感光
体上に書き込む際の開始時刻を、前記偏差算出手段で求
めた偏差を加味して求める書込み時刻算出手段と、この
書込み時刻算出手段が求めた書込み時刻に書込みを開始
するように、前記画像書込み手段を動作させる制御手段
とを備えることにより、第1の目的を達成する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記転写紙検知手段は、転写部近
傍に一旦停止して待機した転写紙の先端位置を検知し、
この検知位置から転写位置までの距離または時間のいず
れか一方を算出し、前記書込み時刻算出手段は、その算
出した距離または時間に基づいて、前記画像書込み手段
が前記感光体上に書き込む時刻を求める。請求項3記載
の発明は、請求項1または請求項2記載の画像形成装置
において、前記書込み時刻算出手段が求める書込み時刻
を補正するための補正係数を入力する入力手段を備えて
いる。
【0008】請求項4記載の発明は、原稿台にセットし
た原稿の読み取り基準位置を検知する検知手段と、この
検知手段により検知した基準位置を、通常時の基準位置
と比較し、その偏差を求める第1偏差算出手段と、前記
検知手段が検知した原稿の読み取り基準位置を、読み取
り開始位置として原稿を読み取る原稿画像読み取り手段
と、この原稿画像読み取り手段によって読み取った原稿
画像を記憶する原稿画像記憶手段と、この原稿画像記憶
手段に記憶する原稿画像に応じた潜像を感光体上に書き
込む画像書き込み手段と、この画像書込み手段により前
記感光体に書き込んだ潜像を現像し、トナー像を形成す
る画像形成手段と、この画像形成手段の転写部に向けて
転写紙を供給する転写紙供給手段と、この転写紙供給手
段の供給路中の転写部近傍に設け、供給中の転写紙の到
達時刻を検知する転写紙検知手段と、この転写紙検知手
段により検知した到達時刻を、通常時の転写紙の到達時
刻と比較し、その偏差を求める第2偏差算出手段と、前
記原稿画像記憶手段に記憶する原稿画像を、前記画像書
込み手段が前記原稿台上の通常の読み取り基準部を先頭
にして前記感光体上に書き込む際の開始時刻を、前記第
1偏差算出手段と前記第2偏差算出手段で求めた両偏差
を加味して求める書込み時刻算出手段と、この書込み時
刻算出手段が求めた書込み時刻に書込みを開始するよう
に、前記画像書込み手段を動作させる制御手段とを備え
ることにより、第2の目的を達成する。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、前記転写紙検知手段は、転写部近
傍に一旦停止して待機した転写紙の先端位置を検知し、
この検知位置から転写位置までの距離または時間のいず
れか一方を算出し、前記書込み時刻算出手段は、その算
出した距離または時間に基づいて、前記画像書込み手段
が前記感光体上に書き込む時刻を求める。請求項6記載
の発明は、請求項4または請求項5記載の画像形成装置
において、前記書込み時刻算出手段が求める書込み時刻
を補正するための補正係数を入力する入力手段を備えて
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置にお
ける好適な実施の形態について、図1ないし図10を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の画像形成装置
に適用されるディジタル複写機の概略構成図である。図
2は、同ディジタル複写機の画像読み取り部の構成を示
す拡大説明図である。
【0011】この実施の形態のディジタル複写機1は、
図1に示すように、原稿載置台であるコンタクトガラス
2上の原稿(図示せず)を読み取る画像読み取り部10
と、この画像読み取り部10からの画像信号に応じてレ
ーザ光を変調して後述する感光体31に書き込む画像書
込部20と、感光体31上に形成した静電潜像を可視像
化して転写紙に転写する画像形成部30と、この画像形
成部30に向けて転写紙を一定速度で給送する給紙部4
0とを有している。この実施の形態では、コンタクトガ
ラス2上に、自動原稿送り装置(ADF)3を装着する
構成を採用するが、ADF3の代わりに原稿圧板を用い
るようにしてもよい。
【0012】上述の画像読み取り部10は、図2に示す
ように、コンタクトガラス2上に載置された原稿(図示
せず)に光源11の光を照射し、原稿からの反射光が第
1〜第3ミラー12、13、14に反射され、集光レン
ズ15を通って原稿を読み取るセンサとしてのCCD1
6に入射される。原稿からの反射光をその濃淡に応じた
電気信号に変換するCCD16からの出力信号は、増幅
回路(図示せず)で増幅され、A/D変換回路(図示せ
ず)によりデジタル信号に変換される。
【0013】上述の光源11及び第1ミラー12は第1
スキャナ17に搭載されており、この第1スキャナ17
には、原稿の先端を検知する原稿先端センサ4も搭載さ
れている。この原稿先端サンセ4は、発光部4aと、こ
の発光部4aの反射光を受光する受光部4bとから構成
され、原稿面等からの反射光量を電気的に変換する濃度
測定センサである。なお、第2ミラー13と第3ミラー
14は、第2スキャナ18に搭載され、以後の説明で
は、この第2スキャナ18と上記の第1スキャナ17と
を合わせて原稿スキャナという。
【0014】画像書込部20、画像形成部30及び給紙
部40は、いずれも公知であり、画像書込部20は、図
示していない半導体レーザユニットで変調されたレーザ
光がポリゴンモータ21により一定方向に等速回転され
るポリゴンミラー22に照射され、ポリゴンミラー22
に反射されたレーザ光がfθレンズ(図示せず)により
感光体31上で主走査方向に等間隔になるように補正さ
れ、またポリゴンミラー22の反射面の傾きも同時に補
正されて感光体11の表面を露光する。また、画像形成
部30は、感光体31が時計回りに回転するとき、帯電
チャージャ32により帯電された感光体31に画像書き
込み部20からレーザ光が照射され、静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、現像装置33により現像されて
トナー像となり、このトナー像は転写チャージャからな
る転写部34で給紙部40から給紙された転写紙に転写
される。転写部34でトナー像を転写後の転写紙は、分
離チャージャ36により分離されて後工程に送られる。
一方、転写紙に転写されずに感光体31上に残ったトナ
ーは、クリーニング装置35により取り除かれ、次の複
写動作に備えられる。
【0015】次に、給紙部40におけるトレイ41内に
積載される転写紙を、転写部34に供給するための構成
について、図1および図3を参照して説明する。給紙部
40は、トレイ41内に積載される転写紙を搬送装置4
5により転写部34に向けて一定速度で搬送するように
構成される。搬送装置45の終端側には、転写紙を転写
部34に供給するための給紙ローラ43、43が設けら
れている。また、搬送装置45の搬送路46であって、
給紙ローラ43よりも転写部34側の近傍に、転写紙の
先端を検知する転写紙検知手段としての転写紙先端セン
サ101が配置されている。この転写紙先端センサ10
1としては、例えば光学的センサが使用される。
【0016】次に、このように構成される実施の形態の
制御系の構成について、図4を参照して説明する。図4
は、この実施の形態の制御系の構成を示すブロック図で
ある。このディジタル複写機は、図4に示すように、各
部を後述のように所定の手順で制御するためのシステム
制御装置51を備えている。このシステム制御装置51
の入力側には、入力インタフェース52が接続されてい
る。この入力インタフェース52には、原稿先端サンセ
4、転写紙先端センサ101、CCD16、複写条件を
操作者が設定する入力設定器55などの出力信号に基づ
いて得られる各種の信号が入力されるように構成され
る。
【0017】また、このシステム制御装置51の出力側
には、出力インタフェース53が接続されている。この
出力インタフェース53には、制御対象である画像読み
取り部10、画像書き込み部20、画像形成部30、給
紙部40などが接続されている。さらに、システム制御
装置51には、CCD16が読み取った原稿画像(画像
データ)を記憶する原稿画像記憶装置56が接続されて
いる。また、各種のデータを一旦格納する読み書き可能
なRAM(ランダム・アクセス・メモリ)と、読み出し
専用のROM(リード・オンリ・メモリ)からなるメモ
リ57が接続されている。
【0018】次に、コンタクトガラス2上に載置された
原稿の先端(原稿の読み取り基準位置)を検知する方法
について、図5を参照して説明する。第1の検知方法と
して、原稿先端センサ4でコンタクトガラス2上をスキ
ャンしてその反射濃度を測定し、その原稿面の反射濃度
と、メモリ57に格納されるADF原稿搬送ベルト部、
原稿突き当てスケール6の裏面、および機械内部におけ
る各既知反射濃度データとの絶対値を比較することによ
り、原稿の先端である原稿の読み取り基準(開始)位置
112を特定することができる。この時、高反射濃度部
が原稿先端の余白領域であることが多い。
【0019】また、別の方法として、原稿先端センサ4
でコンタクトガラス2上をスキャンしてその反射濃度を
測定し、測定結果が急変する部分を検出し、境界線の濃
度変化から原稿の読み取り基準位置112を特定する。
すなわち、図5に示すように機械内部(助走スキャン部
分)、原稿突き当てスケール6の裏面、ADF原稿搬送
ベルト部、原稿先端余白領域の境界線の濃度変化から原
稿の読み取り基準位置112を特定する。この特定はメ
モリのデータを使用しなくても、原稿7と原稿突き当て
スケール6の裏面の濃度差、原稿7とADF2の原稿搬
送ベルト部の濃度差が他の境界よりも大きければ、適当
なしきい値を設定して、そのしきい値を越えた境界が原
稿の読み取り基準位置112であるとして特定すること
ができる。なお、境界濃度差を明確にするため、例えば
ADF原稿搬送ベルト部を白ではなく、黄色等に着色し
たり、原稿突き当てスケール6の裏面を金属光沢にして
おくことが有利である。
【0020】次に、このように構成されるディジタル複
写機では、図3に示すように、給紙部40から転写部3
4に向けて供給される転写紙の先端を転写紙先端センサ
101で検知し、この検知結果から転写紙先端の到着時
刻を求め、この到着時刻を標準的な到着時刻と比較して
偏差を算出し、この算出した偏差などに基づいて後述の
ように、画像書込み部20の書き込みのタイミングを変
更できる機能を備えている。そこで、かかる機能の詳細
について、図6から図8に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0021】いま、図示していないコピースタートスイ
ッチが押されると(ステップ1)、複写ジョブの実行が
開始される(ステップ2)。すなわち、原稿スキャナが
スキャン(走査)を開始し、この時、図示していない原
稿有無検知センサが、メモリ内の圧板またはADF原稿
搬送ベルトの標準反射濃度データと比較し、原稿のセッ
トの有無を判定する(ステップ3)。なお、原稿有無検
知センサとして、上記の原稿先端センサ4を利用しても
よい。その判定の結果、原稿が無しのときには(ステッ
プ3;N)、操作パネルディスプレイに「原稿無し」の
警告メッセージを表示し(ステップ4)、ステップ1に
戻る。一方、原稿が有りのときには(ステップ3;
Y)、画像形成装置(複写機)が、図5に示すように、
原稿の読み取り基準位置112の検知機能を持っている
か否かを判定する(ステップ5)。
【0022】ステップ5の判定の結果、その機能を持っ
ているときには(ステップ5;Y)、上記の方法によ
り、コンタクトガラス2上にセットされた原稿の読み取
り基準位置112の検知が行われる(ステップ6)。次
に、その検知された原稿の読み取り基準位置112と、
標準の原稿の読み取り開始位置(図5の原稿突き当てス
ケール6の側面である原稿のセット基準位置111)と
を比較してその偏差(誤差)113を求め、この求めた
偏差113に基づいて補正係数(b)を算出し、その算
出した補正係数をメモリ57を記憶したのち(ステップ
7)、ステップ8に進む。これによって、セットされた
原稿の先端が原稿突き当てスケール6に突き当てた位置
であれば、その偏差113はなくてずれ幅はゼロとなる
が、原稿の先端が原稿突き当てスケール6から離れてセ
ットされた場合には、そのずれ幅に応じた補正係数
(b)が求められる。一方、ステップ5の判定の結果、
その機能を持っていないときには(ステップ5;N)、
ステップ8に進む。
【0023】ステップ8では、原稿と同サイズまたは指
定されたサイズの転写紙が、給紙部40により一定速度
で給紙が開始される。次に、このように給紙が開始され
た転写紙の一旦停止待機モードがあるか否かが判定され
る(ステップ9)。この判定の結果、そのモードがある
ときには(ステップ9;Y)、給紙ローラ43の転写部
34側へ転写紙を頭出したのち、その転写紙の給紙を停
止する(ステップ10)。 次いで、転写紙先端センサ
101の検知信号に基づいて、転写紙の停止位置を求
め、この求めた停止位置から転写位置までの距離Lxを
求める(ステップ11)。この求めた距離Lxは、転写
紙の目標とする停止位置から転写位置までの転写紙の搬
送路に沿った標準的な距離L(図3参照)と一致しない
ので、その両者を比較して偏差を求め、この求めた偏差
により補正係数(a)を算出し、この算出した補正係数
をメモリ57に記憶する(ステップ13)。これは、例
えば距離Lxが、距離Lよりも短いときには、画像書込
部20の書込み時刻を標準的な時刻よりも偏差に応じた
分だけ早めなければならないからである。
【0024】一方、ステップ9の判定の結果、そのモー
ドがないときには(ステップ9;N)、給紙部40によ
り給送移動中の転写紙の先端が転写紙先端センサ101
に到着する時刻を、転写紙先端センサ101により検知
したのち(ステップ12)、ステップ13に進む。ステ
ップ13では、ステップ12で求めた転写紙の到着時刻
を、標準的(通常時におけるもの)な時刻と比較してそ
の偏差を求め、この求めた偏差に応じて補正係数(a)
を算出し、この算出した補正係数をメモリ57に記憶す
る。
【0025】次に、変倍、綴じ代調整、画像位置シフト
等の複写条件が別途に入力されているか否かが判断され
る(ステップ14)。この判断の結果、入力されている
ときには(ステップ14;Y)、その入力に応じた補正
係数(c)が算出されて、その算出補正係数をメモリ5
7に記憶したのち(ステップ15)、次のステップ16
に進む。一方、それが入力されていないときには(ステ
ップ14;N)、次のステップ16に進む。ステップ1
6では、上述のようにメモリ57に記憶する各補正係数
(a、b、c)の集計と再計算処理を行い、その処理結
果により画像書込部20の原稿画像の書込み開始時刻を
決定する(ステップ17)。
【0026】ところで、上述したステップ5からステッ
プ17までの各処理に並行して、スキャナによる原稿の
読み取りの工程が実行され(ステップ18)、この読み
取られた画像は原稿画像記憶装置56に記憶される。そ
こで、引き続き、スキャナによる原稿像の読み取りが終
了したか否かが判定され(ステップ19)、この読み取
りが終了すると(ステップ19;Y)、画像書込部20
への書込み動作指令が行われ(ステップ20)、書込み
工程が実行される(ステップ21)。
【0027】引き続き、各転写紙毎の後工程の実行が行
われる(ステップ22)。すなわち、現像装置33によ
る現像、転写部34による転写、定着装置による定着、
複写済み転写紙の機外排出が実行される。次に、リピー
ト複写の指示があるか否かが判断され(ステップ2
3)、リピート複写があるときには(ステップ23;
Y)、ステップ8に戻って転写紙の給紙が行われる。一
方、リピート複写がないときには(ステップ23;
N)、最終ジョブは終了したか否かが判断される(ステ
ップ24)。この判断の結果、最終ジョブが終了しない
ときには(ステップ24;N)、ステップ2に戻って複
写ジョブの実行を開始し、最終ジョブが終了するときに
は(ステップ24;Y)、一連の処理を終了する。
【0028】次に、転写紙先端センサの他の構成例につ
いて、図9を参照して説明する。この転写紙先端センサ
は、転写紙の先端を給紙ローラ43、43よりも転写部
側34に突出して一旦停止させるモードを有する複写機
の場合に好適なものである。従って、この転写紙先端セ
ンサ102は、停止状態の転写紙の先端位置を確実に検
出するために、図9に示すように、転写紙の搬送路に沿
う方向であって、停止の予定位置(狙いの停止位置)の
前後に、複数の発光素子103と複数の受光素子104
とを等間隔に対向させて配置させたものである。
【0029】このような構成の転写紙先端センサ102
によれば、転写紙の有無によりその受光電圧が図示のよ
うに異なり、転写紙の先端部に対応する位置で受光電圧
が急激に変化するので、この変化の検出により転写紙の
先端位置を確実かつ容易に求めることができる。従っ
て、図9に示す位置に転写紙が停止したときには、その
求めた停止位置から転写位置までの距離をLx、転写紙
の狙いとする位置から転写位置までの転写紙の搬送路に
沿った標準的な距離をLとすれば、その差はΔLとな
る。そのため、転写紙の搬送速度をVとすれば、画像書
込部20の書込み時刻の必要な遅延補正時間は、ΔL/
Vとなる。
【0030】次に、原稿先端センサ4の他の構成例につ
いて図10を参照して説明する。この原稿先端検知セン
サは、図10に示すように、コンタクトガラス2の下面
側の原稿スキャナの副走査方向に、発光部4aと、この
発光部4aからの反射光を受光する受光部4bとからな
る検出器を複数個配列させたものである。
【0031】以上説明したように、この実施の形態で
は、デジタル複写機のために原稿画像情報を原稿画像記
憶装置56に記憶可能であり、必要なタイミングで画像
書込部20による必要回数(原稿1枚に対してn枚の複
写)の書き込みが可能である。そのため、上述のよう
に、転写紙が転写紙先端センサ101への到達時刻を主
基準に、画像書込部20の書き込みのタイミングを変更
し、原稿画像記憶装置56に記憶済みの原稿画像を感光
体31に書き込む指示をするだけで良い。従って、従来
例のような、機械的変動なしで、原稿1枚に対して1枚
の複写、および原稿1枚に対してn枚の複写に対応でき
る。また、給送ローラの難解な制御や給紙部40には、
高価な変速駆動モータも不要となり、正確な複写物を得
られる。さらに、原稿基準(先端または後端)の読み取
り機構の無い場合は、原稿突き当てスケール6を読み取
り開始位置とみなすことで、安価な装置を実現できる。
【0032】また、この実施の形態において、転写紙の
先端検知方法が、転写紙の先端を給送ローラ43の頭出
し後の先端検知の場合には、その先端位置を確実に検知
できるために検知精度が高くなり、よって画像位置合わ
せ(レジストレーション)精度が向上する。さらに、こ
の実施の形態では、操作者の希望により、操作者がとじ
代、画像シフト等の複写条件を指示すると、それに応じ
た書込み補正も加味されて、画像書込部20の書き込み
のタイミングが変更される。さらにまた、こ実施の形態
では、画像と転写紙の先端の整合の効果を増大させるた
め、セット済原稿の読み取り基準(原稿先端または後
端)を検知し、原稿突き当てスケールとのセットずれを
補正するので、操作者の原稿手セット、または原稿給送
装置(ADF)での給送ばらつきを自動修正し、原稿画
像と一致した高精度の複写が可能となる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、この転写紙の
到達時刻を検出し、この検出した到達時刻を通常時の到
達時刻と比較して偏差を求め、この偏差に応じて原稿像
書込み手段が感光体に画像を書き込む時刻を変更するよ
うにしたので、故障の要因である機械的変動(転写紙の
搬送速度の変動など)が無く、レジスト合わせ精度が高
くなる。請求項2記載の発明では、転写部近傍に一旦停
止して待機した転写紙の先端位置を検知し、その検知位
置から転写位置までの距離または時間のいずれか一方を
算出し、その算出した距離または時間に基づいて、画像
書込み手段が感光体上に書き込を開始する時刻を求める
ようにしたので、その先端位置を確実に検知できるため
に検知精度が高くなり、もってレジスト合わせ精度が格
段に向上する。請求項3記載の発明では、画像書込み手
段が感光体上に書き込を開始する時刻を補正するための
入力手段を備えているので、操作者はとじ代、画像シフ
ト等の複写条件を指示することが可能である。
【0034】請求項4記載の発明では、原稿台にセット
した原稿の読み取り基準位置を検知し、この検知した基
準位置を通常時の基準位置と比較してその偏差を求め、
その偏差をも加味して原稿像書込み手段が感光体に画像
を書き込む時刻を変更するようにしたので、原稿台にセ
ットされた原稿の位置がずれていても、高精度のレジス
ト合わせができる。請求項5記載の発明では、請求項4
記載の発明の効果に加えテ請求項2記載の効果も実現で
きる。請求項6記載の発明では、請求項4記載の発明の
効果に加えテ請求項3記載の効果も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置に適用される実施の形態
のディジタル複写機の概略構成図である。
【図2】同ディジタル複写機の画像読み取り部の構成を
示す拡大説明図である。
【図3】転写紙の先端を検知するためのセンサの配置例
を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の制御系の構成を示すブロ
ックである。
【図5】原稿先端を検知する方法を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図7】同フローチャートである。
【図8】同フローチャートである。
【図9】転写紙の先端を検知するための他のセンサの配
置例を示す図である。
【図10】原稿先端センサの他の構成例を示す図であ
る。
【符合の説明】
1 ディジタル複写機 2 コンタクトガラス 4 原稿先端センサ 6 原稿突き当てスケール 7 原稿 10 画像読み取り部 16 CCD 20 画像書込部 30 画像形成部 31 感光体 40 給紙部 51 システム制御装置 55 入力設定器 56 原稿画像記憶装置 57 メモリ 101、102 転写紙先端センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に設けた原稿セット基準部を、原
    稿画像の読み取り開始位置として原稿を読み取る原稿画
    像読み取り手段と、 この原稿画像読み取り手段で読み取った原稿画像を記憶
    する原稿画像記憶手段と、 この原稿画像記憶手段に記憶する原稿画像に応じた潜像
    を感光体上に書き込む画像書き込み手段と、 この画像書込み手段により前記感光体に書き込んだ潜像
    を現像し、トナー像を形成する画像形成手段と、 この画像形成手段の転写部に向けて転写紙を供給する転
    写紙供給手段と、 この転写紙供給手段の供給路中の転写部近傍に設け、供
    給中の転写紙の到達時刻を検知する転写紙検知手段と、 この転写紙検知手段により検知した到達時刻を、通常時
    の転写紙の到達時刻と比較し、その偏差を求める偏差算
    出手段と、 前記原稿画像記憶手段に記憶する原稿画像を、前記画像
    書込み手段が前記原稿台上の原稿セット基準部を先頭に
    して前記感光体上に書き込む際の開始時刻を、前記偏差
    算出手段で求めた偏差を加味して求める書込み時刻算出
    手段と、 この書込み時刻算出手段が求めた書込み時刻に書込みを
    開始するように、前記画像書込み手段を動作させる制御
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写紙検知手段は、転写部近傍に一
    旦停止して待機した転写紙の先端位置を検知し、この検
    知位置から転写位置までの距離または時間のいずれか一
    方を算出し、 前記書込み時刻算出手段は、その算出した距離または時
    間に基づいて、前記画像書込み手段が前記感光体上に書
    き込む時刻を求めることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記書込み時刻算出手段が求める書込み
    時刻を補正するための補正係数を入力する入力手段を備
    えたことを特徴とする請求項1または請求頁2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿台にセットした原稿の読み取り基準
    位置を検知する検知手段と、 この検知手段により検知した基準位置を、通常時の基準
    位置と比較し、その偏差を求める第1偏差算出手段と、 前記検知手段が検知した原稿の読み取り基準位置を、読
    み取り開始位置として原稿を読み取る原稿画像読み取り
    手段と、 この原稿画像読み取り手段によって読み取った原稿画像
    を記憶する原稿画像記憶手段と、 この原稿画像記憶手段に記憶する原稿画像に応じた潜像
    を感光体上に書き込む画像書き込み手段と、 この画像書込み手段により前記感光体に書き込んだ潜像
    を現像し、トナー像を形成する画像形成手段と、 この画像形成手段の転写部に向けて転写紙を供給する転
    写紙供給手段と、 この転写紙供給手段の供給路中の転写部近傍に設け、供
    給中の転写紙の到達時刻を検知する転写紙検知手段と、 この転写紙検知手段により検知した到達時刻を、通常時
    の転写紙の到達時刻と比較し、その偏差を求める第2偏
    差算出手段と、 前記原稿画像記憶手段に記憶する原稿画像を、前記画像
    書込み手段が前記原稿台上の通常の読み取り基準部を先
    頭にして前記感光体上に書き込む際の開始時刻を、前記
    第1偏差算出手段と前記第2偏差算出手段で求めた両偏
    差を加味して求める書込み時刻算出手段と、 この書込み時刻算出手段が求めた書込み時刻に書込みを
    開始するように、前記画像書込み手段を動作させる制御
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写紙検知手段は、転写部近傍に一
    旦停止して待機した転写紙の先端位置を検知し、この検
    知位置から転写位置までの距離または時間のいずれか一
    方を算出し、 前記書込み時刻算出手段は、その算出した距離または時
    間に基づいて、前記画像書込み手段が前記感光体上に書
    き込む時刻を求めることを特徴とする請求項4記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記書込み時刻算出手段が求める書込み
    時刻を補正するための補正係数を入力する入力手段を備
    えたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059465A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Oki Data Corp 画像処理装置
JP2013130640A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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