JP2003078716A - 画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法 - Google Patents

画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法

Info

Publication number
JP2003078716A
JP2003078716A JP2001267503A JP2001267503A JP2003078716A JP 2003078716 A JP2003078716 A JP 2003078716A JP 2001267503 A JP2001267503 A JP 2001267503A JP 2001267503 A JP2001267503 A JP 2001267503A JP 2003078716 A JP2003078716 A JP 2003078716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitter
image forming
focus
emitter array
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001267503A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Sakagami
英和 坂上
Michio Tomita
教夫 冨田
Ayumi Oda
歩 小田
Kyosuke Ko
京介 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001267503A priority Critical patent/JP2003078716A/ja
Publication of JP2003078716A publication Critical patent/JP2003078716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】能率よくかつ容易に発光体アレイのピント調整
を行うことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】発光体アレイ(LEDアレイ)227で感
光体に露光を行うことにより画像を形成する画像形成装
置において、記録媒体上に形成された所定の印字パター
ンを読み取る読み取り手段120と、読み取り手段12
0からの読み取りデータを主走査方向にFFT処理を行
い発光体アレイ227のセルフォックレンズピッチの周
波数のパワー値を算出するFFT処理部140と、を設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読み取り部と
発光体アレイでの露光による画像形成部を有する画像形
成装置における発光体アレイ調整技術に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体を露光する発光体アレイとして、
例えば、LEDアレイを採用した画像形成装置の場合、
LEDアレイのLEDチップからの光をセルフォックレ
ンズによって感光体に結像させて露光を行い画像を形成
する。従って、良好な画像を形成するためには、感光体
上にピント(焦点)が合わされていなければならない。
【0003】従来、このピント調整は、LEDアレイの
感光体に対する距離を変化(移動)させることによりお
こなっていた。このようなピント調整法では、感光体上
にピントが合っているか否かは、次のようにして判断さ
れていた。
【0004】まず、例えば、用紙搬送方向に引いた線
(副走査線)を1ライン印字・4ラインブランクで繰り
返し作成したパターン(副走査lby4)を印字出力さ
せ、その線画像の濃度とシャープさから、人間が目視判
断していた。
【0005】また、このような目視によるピント調整を
より効率よくおこなうために、例えば、特開平7−27
0673号公報には、出力パターンに工夫をこらして目
視判断を容易にしようとした画像露光装置及びその焦点
調整方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごと
く、出力画像を目視にてピントが合っているか否かを判
断しながらピント調整を行う作業そのものが大変煩雑で
能率の上がらないものであった。また、上記のように線
画像の濃度やシャープさからピントが合っているか否か
を判断することは容易でなく、熟練が必要とされてい
た。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、能率よくかつ容易にピント調整を行うことができる
画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0009】(1)発光体アレイで感光体に露光を行う
ことにより画像を形成する画像形成装置において、記録
媒体上に形成された所定の印字パターンを読み取る読み
取り手段と、前記読み取り手段からの読み取りデータを
主走査方向にFFT処理を行い前記発光体アレイのセル
フォックレンズピッチの周波数のパワー値を算出するF
FT処理部と、を設けたことを特徴とする。
【0010】この構成においては、印字パターンを読み
取り部にて読み取り、読み取りデータを主走査方向にF
FT処理し前記発光体アレイのセルフォックレンズピッ
チの周波数のパワー値を算出することで、熟練を要する
ことなく、発光体アレイのピント調整レベルを数値的に
容易に確認することができ、ピント調整の作業能率が向
上する。
【0011】(2)前記印字パターンは、45度のスク
リーン角を持つハーフトーンに形成されていることを特
徴とする。
【0012】この構成においては、読み取り用の印字パ
ターンを45度のスクリーン角を持つハーフトーンにす
ることにより、発光体アレイのピント調整レベルの算出
精度が向上する。
【0013】(3)前記印字パターンは、低濃度と高濃
度の少なくとも2つ以上の濃度を持つことを特徴とす
る。
【0014】この構成においては、読み取り用の印字パ
ターンの濃度を低濃度・高濃度にすることにより、発光
体アレイのピント調整レベルの判定精度が向上する。
【0015】(4)前記FFT処理部によるFFT処理
の算出結果を表示する表示部と、ピント調整レベルを判
定する判定部とを有することを特徴とする。
【0016】この構成においては、印字パターンのFF
T処理の算出結果の表示部と発光体アレイのピント調整
レベルの判定部を有することで、発光体アレイのピント
調整レベル状態を表示可能にする。
【0017】(5)前記印字パターンは、前記発光体ア
レイのピントを段階的に変化させて印字させるパターン
であることを特徴とする。
【0018】この構成においては、読み取り用の印字パ
ターンを発光体アレイのピントを段階的に変化させて印
字させることにより、発光体アレイのピント調整位置確
認の精度が向上する。
【0019】(6)前記FFT処理部によるFFT算出
結果から、前記発光体アレイのピント位置を算出して自
動的にピント調整する機能を有することを特徴とする。
【0020】この構成においては、読み取り用の印字パ
ターンを発光体アレイのピントを段階的に変化させて印
字させることにより、発光体アレイのピント調整位置を
算出し,ピント位置を自動的に調整可能にする。
【0021】(7)発光体アレイで感光体に露光を行う
ことにより画像を形成する画像形成装置において、所定
の印字パターンを記録媒体上に形成して出力し、該出力
された印字パターンを読み取り、該読み取りデータを主
走査方向にFFT処理を行い前記発光体アレイのセルフ
ォックレンズピッチの周波数のパワー値を算出すること
により、前記発光体アレイのピント調整レベルを数値と
して把握することを特徴とする。
【0022】この方法においては、印字パターンを読み
取って得たデータを主走査方向にFFT処理することに
より発光体アレイのセルフォックレンズピッチの周波数
のパワー値を算出することで、熟練を要することなく、
発光体アレイのピント調整レベルを数値的に容易に確認
することができ、ピント調整の作業能率が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法を、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0024】図1はデジタル複写機(画像形成装置)1
の構成図で、複写機本体1の上面には、原稿台111及
び操作パネルが設けられ、複写機本体1の内部には、画
像読み取り部110および画像形成部210が設けられ
ている。原稿台111の上面には該原稿台111に対し
て開閉可能な状態で支持され、原稿台111面に対して
所定の位置関係をもって両面自動原稿送り装置(RAD
F;Recirculatlng Automatic
Document Feeder)112が装着され
ている。
【0025】その両面自動原稿送り装置112は、ま
ず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置において
画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、こ
の一方の面についての画像読み取りが終了した後に、他
方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り
部ll0に対向するよう原稿を反転して原稿台111に
向かって搬送する。そして、1枚の原稿について両面の
画像読み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原
稿についての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬
送および表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関連し
て制御されるようになっている。
【0026】画像読み取り部110は、両面自動原稿送
り装置112により原稿台111上に搬送されてきた原
稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置
されている。画像読み取り部110は該原稿台111の
下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体113,1
14と、光学レンズ115と、光電変換素子であるCC
Dラインセンサ116とを有している。
【0027】この原稿走査体113,114は、第1の
走査ユニット113と第2の走査ユニット114とから
構成されている。第1の走査ユニット114は、原稿画
像表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を
所定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原
稿台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定
の走査速度で平行に往復移動する。また、第2の走査ユ
ニット114は、第1の走査ユニット113の第1ミラ
ーにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の
方向に向かって偏向する第2および第3ミラーとを有
し、第1の走査ユニット113と一定の速度関係を保っ
て平行に往復移動する。
【0028】光学レンズ115は、第2の走査ユニット
の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮
小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の
所定位置に結像させる。また、CCDラインセンサ11
6は、結像された光像を順次光電変換して電気信号とし
て出力する。CCDラインセンサ116により電気信号
に変換された原稿画像情報は、さらに、図示しない画像
処理部に転送されて所定の画像データ処理が施される。
【0029】次に、画像形成部210の構成および画像
形成部210に係わる各部の構成について説明する。画
像形成部210の下方には、用紙トレイ内に積載収容さ
れている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像形
成部210に向かって供給する給紙機構211が設けら
れている。そして1枚ずつ分離供給された用紙Pは、画
像形成部210の手前に配置された一対のレジストロー
ラ212により給紙のタイミングが制御されて画像形成
部210に搬送される。
【0030】さらに、用紙搬送路の下流側には、用紙P
上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定着させるた
めの定着装置217が配置されている。この定着装置2
17の一対の定着ローラ間におけるニップ部を通過した
用紙Pは、搬送方向切り換えゲート218を経て、排出
ローラ219により複写機本体1の外壁に取り付けられ
ている排紙トレイ260上に排出される。
【0031】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体1へ用紙Pを排出する経路
と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する経
路との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲ
ート218により再び画像形成部210に向かって搬送
方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経
路221を介して表裏反転された後、画像形成部210
へと再度供給される。
【0032】また、画像形成部210の中央部には、感
光体ドラム222が配置され、その周辺には感光体ドラ
ム222を一様に帯電させる帯電器223と、感光体ド
ラム222上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する
現像装置224と、現像された感光体ドラム222上の
トナー像を用紙Pへ転写する転写用放電器225と、分
離用放電器229と、感光体ドラム上に残留するトナー
を除去するクリーニング装置226とが感光体ドラム2
22の回転方向に沿って順次配置されている。
【0033】また、感光体ドラム222の上方には、L
EDアレイヘッド227が設けられている。LEDアレ
イヘッド227は、発光光量を補正するデータを保持す
るEEPROMを搭載したドライバー基盤と、画像デー
タに応じて発光時間制御されたドット光を発するLED
チップ(図示せず)、LEDチップからの光を集光させ
るためのセルフォックレンズなどから構成されている
(図2参照)。なお、発光体アレイとして、LEDアレ
イに代えてEL(エレクトロルミネッセンス)アレイを
用いてもよい。
【0034】上記構成のデジタル複写機においては、用
紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。この用紙
Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構211の
給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用紙Pの
先端部分がセンサー(図示せず)にて検知され、このセ
ンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジスト
ローラ212により一旦停止される。そして、用紙Pは
画像形成部210とタイミングをとって感光体ドラム2
22の下へ送られる。
【0035】感光体ドラム222上にトナー像が形成さ
れ、転写用放電器225より用紙P上にトナー像が転写
される。用紙Pは、その先端部分から順次、分離用放電
器229により感光体ドラム222から剥離され、定着
装置217へと導かれる。最後に、トナー画像が定着さ
れた用紙Pは、用紙排出口(図示せず)から排紙トレイ
261上へと排出される。
【0036】このように構成されるデジタル複写機1に
あって、LEDアレイのピント調整をおこなうための制
御系統ブロック図は図3に示される。以下、各部につい
て説明する。制御部100は、複写機の一連の状態をコ
ントロールし、FFT処理の実行命令、各種出力パター
ンの生成命令やピント位置のコントロールを行う。
【0037】画像形成部210は、感光体ドラム22
2、帯電器223、現像装置224、転写用放電器22
9、クリーニング装置226、定着装置217等から構
成され、用紙上にトナー像を形成する。
【0038】パターン生成部270は、複写機内で生成
可能な各種出力パターンを制御部100からの信号に基
づいてパターンを生成する。そのLEDアレイのピント
調整で生成されるパターンは、例えば、図4(a),
(b)に示される。
【0039】パターン生成部270にて生成されたパタ
ーンの信号がLEDアレイヘッド227へ送られ、LE
Dヘッドアレイ227が露光することにより、画像形成
部210に像が生成される。
【0040】ピント調整部280は、LEDアレイヘッ
ド227を画像形成部210の感光体ドラム方向に移動
させることによって、LEDアレイヘッド227と感光
体ドラム222の距離を調整する機構部である。
【0041】読み取り部(読み取り手段)120はCC
Dラインセンサ等で構成され、原稿や出力したパターン
を電気信号として読み込む。
【0042】画像記録部130は、読み取り部で読み込
まれた電気信号を一時的に記録する領域である。
【0043】FFT処理部140は、画像記録部130
のデータに対して制御部100からの指定エリアをFF
T処理し、特定周波数のパワーを算出する。
【0044】ピント調整レベル・位置判定部(ピント判
定部)150は、FFT処理部140にて算出された特
定周波数のパワー値を規定値と比較判定する。または、
ピント位置情報と特定周波数のパワー値との関係より最
良のピント位置を決定する。
【0045】最後に表示部160は、ピント調整レベル
・位置判定部150の結果をディスプレイ上に表示す
る。
【0046】図2に示すようなLEDアレイヘッド22
7を使用した場合、LEDアレイヘッド227のピント
が合っていないとセルフォックレンズのピッチP1、P
2でスジとして画像にあらわれる。ピント調整範囲は±
0.1mm程度である。
【0047】次いで、LEDアレイヘッド227のピン
ト確認・調整方法について説明する。まず、印字パター
ンとして、例えば、図4(a)のような45度のスクリ
ーン角を持った低・高濃度のハーフトーンパターンを印
字出力する。その印字されたパターンを画像読み取り部
にて読み込み、画像記録部130にデータとして一時ス
トックする。
【0048】次に、図4(a)で示された4ヶ所のエリ
アに相当するデータについて、それぞれについて、FF
T処理部140にて主走査方向(用紙搬送方向と垂直)
にFFT処理を実行し、セルフォックレンズのピッチP
1、P2の周波数に相当するパワー値を算出する。
【0049】そして、図5に示すように、算出精度をア
ップさせるため、各エリア内で副走査方向(用紙搬送方
向)に数ライン同一の処理を行ってパワー値を平均す
る。算出されたパワー値をピント調整レベル・位置判定
部150にて規定値と比較判定し、表示部160である
ディスプレイ上に判定結果もしくはメッセージを表示す
る。例えば、比較結果が規定値より大きくピントがずれ
ていると判断した場合、調整必要のメッセージを表示す
る。
【0050】図4(a)のように、スクリーン角を45
度にすると図6(a)の実験結果から他の角度に比べ
て、セルフォックレンズのP1、P2ピッチのスジを検
出し易くなる。また、低・高濃度の2種類の濃度を確認
すると、図6(b)の実験結果のように、濃度によりス
ジレベルの現れ方が違うから、スジレベルの判断を正確
に行える。
【0051】上述の例では、LEDアレイのピント調整
レベルがどの程度か判定することができるが、ピントの
調整まではできない。そこで、図7のようなLEDアレ
イヘッド227のピント調整機構をピント調整部280
に設けることで、自動的にピントを調整することが可能
となる。
【0052】LEDアレイヘッド227には感光体22
2との位置決めをするために前側と後側に位置決めピン
231(F)、231(R)が固定状態に取り付けられ
ている。この位置決めピン231(F)、231(R)
の先端は、それぞれ傾斜を持ったスライダ232
(F)、232(R)の傾斜面に当接しており、そのス
ライダ232(F)、232(R)の移動によって位置
状態が変化する。また、図示していないバネによって、
LEDアレイヘッド227が感光体方向に付勢されてい
る。
【0053】このような構成により、スライダ232
(F)、232(R)を、それぞれ矢印al、bl方向
に移動させることにより、LEDアレイヘッド227の
前側と後側が独立して矢印a2、b2の方向に移動する
ことでピントを調整することができる。
【0054】スライダ232(F)、232(R)を動
作させる方法としては、例えば、ラック・ピニオン方式
を採用し、図7(b)に示すように、スライダ232に
設けたラック233とかみ合うピニオンギャ234をス
テッピングモータ235の出力軸に取り付ければよい。
【0055】このようなピント調整機構により、段階的
にピントを変化させながらパターンを出力することで、
例えば、図4(b)のような16のピント状態を持った
パターンを出力することができる。そのパターンを読み
取り部120にて読み込んだ画像記録部130のデータ
に対して、各ピント状態1〜16の前側と後側のエリア
についてFFT処理を行いパワー値を算出する。
【0056】その結果、図8のように、ピント状態(ピ
ント位置)に対するFFTパワー値が算出され、最適な
ピント位置が求められる。スジとして表れるピッチが2
種類あり、ピント位置が少しずれた結果になった場合
は、中間的な位置をとったり、どちらか一方の位置を最
適なピント位置としてもよい。最適なピント位置は前側
と後側でそれぞれ求まる。その求まったピント位置にL
EDアレイヘッド227をピント調整機構で調整するこ
とにより、ピント位置の自動調整がなされる。
【0057】図9にLEDアレイヘッド227のピント
位置の確認のみを行うとき(a)とピント調整をも自動
的に行うとき(b)のフローチャートを示す。すなわ
ち、ピント位置の確認のみの場合は、印字パターンの出
力を行い(S1)、その印字パターンを読み取り(S
2)、所定エリアをFFT処理しパワー値を算出し(S
3)、そのパワー値からピント調整レベルを判定し(S
4)、その判定結果を表示部160に表示する(S
5)。
【0058】ピント調整をも自動的に行うときは、LE
Dのピント位置を段階的に移動させて印字パターンの出
力をおこない(S11)、その印字パターンを読み取り
(S12)、所定エリアをFFT処理しパワー値を算出
し(S13)、各ピント位置でのパワー値よりピント調
整位置を決定し(S14)、LEDピント位置を自動調
整し(S15)、かつ、その調整結果を表示部160に
表示する(S16)。なお、本発明は、上述の実施の形
態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、使用条件等に応じて適宜に改良変更等
自由であることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、以下の効果を奏する。
【0060】請求項1によれば、記録媒体上に形成され
た所定の印字パターンを読み取る読み取り手段と、前記
読み取り手段からの読み取りデータを主走査方向にFF
T処理を行い発光体アレイのセルフォックレンズピッチ
の周波数のパワー値を算出するFFT処理部と、を設け
たので、印字パターンを読み取り部にて読み取り、FF
T処理することにより、発光体アレイのピント調整レベ
ルを数値的に容易に確認することができ、熟練を要する
ことなく、ピント調整の作業能率が向上する。
【0061】請求項2によれば、印字パターンを、45
度のスクリーン角を持つハーフトーンに形成したので、
発光体アレイのピント調整レベルの算出精度が向上す
る。
【0062】請求項3によれば、印字パターンに、低濃
度と高濃度の少なくとも2つ以上の濃度を持たせたの
で、読み取り用の印字パターンの濃度を低濃度または高
濃度に変化させることにより、発光体アレイのピント調
整レベルの判定精度が向上する。
【0063】請求項4によれば、FFT処理部によるF
FT処理の算出結果を表示する表示部と、ピント調整レ
ベルを判定する判定部とを設けたので、発光体アレイの
ピント調整レベル状態を表示可能にする。
【0064】請求項5によれば、読み取り用の印字パタ
ーンを発光体アレイのピントを段階的に変化させて印字
させることで、発光体アレイのピント調整位置確認の精
度が向上する。
【0065】請求項6によれば、読み取り用の印字パタ
ーンを発光体アレイのピントを段階的に変化させて印字
させることにより、発光体アレイのピント調整位置を算
出し,ピント位置を自動的に調整可能にするので、ピン
ト調整の手間が省ける。
【0066】請求項7によれば、印字パターンを読み取
って、FFT処理することにより、発光体アレイのピン
ト調整レベルを数値的に容易に確認することができ、熟
練を要することなく、ピント調整の作業能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図
である。
【図2】同要部構成の説明図である。
【図3】同制御系統ブロック図である。
【図4】同印字パターンの説明図である。
【図5】同周波数とパワー値の関係を示すグラフであ
る。
【図6】同スクリーン角とFFTパワー値の関係および
濃度とFFTパワー値の関係を示すグラフである。
【図7】同ピント調整機構の説明図である。
【図8】同ピント位置とパワー値との関係を示すグラフ
である。
【図9】同ピント位置の確認およびピント位置の自動調
整のフローを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1−画像形成装置 120−読み取り手段 140−FFT処理部 150−ピント判定部 160−表示部 222−感光体 227−発光体アレイ(ヘッド)
フロントページの続き (72)発明者 小田 歩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 高 京介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C072 AA05 BA02 BA05 CA05 DA02 RA11 RA18 UA13 UA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体アレイで感光体に露光を行うこと
    により画像を形成する画像形成装置において、 記録媒体上に形成された所定の印字パターンを読み取る
    読み取り手段と、 前記読み取り手段からの読み取りデータを主走査方向に
    FFT処理を行い前記発光体アレイのセルフォックレン
    ズピッチの周波数のパワー値を算出するFFT処理部
    と、を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記印字パターンは、45度のスクリー
    ン角を持つハーフトーンに形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印字パターンは、低濃度と高濃度の
    少なくとも2つ以上の濃度を持つことを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記FFT処理部によるFFT処理の算
    出結果を表示する表示部と、ピント調整レベルを判定す
    るピント判定部とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記印字パターンは、前記発光体アレイ
    のピントを段階的に変化させて印字させるパターンであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記FFT処理部によるFFT算出結果
    から、前記発光体アレイのピント位置を算出して自動的
    にピント調整する機能を有することを特徴とする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 発光体アレイで感光体に露光を行うこと
    により画像を形成する画像形成装置において、 所定の印字パターンを記録媒体上に形成して出力し、該
    出力された印字パターンを読み取り、該読み取りデータ
    を主走査方向にFFT処理を行い前記発光体アレイのセ
    ルフォックレンズピッチの周波数のパワー値を算出する
    ことにより、前記発光体アレイのピント調整レベルを数
    値として把握することを特徴とする画像形成装置の発光
    体アレイのピント調整方法。
JP2001267503A 2001-09-04 2001-09-04 画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法 Pending JP2003078716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001267503A JP2003078716A (ja) 2001-09-04 2001-09-04 画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001267503A JP2003078716A (ja) 2001-09-04 2001-09-04 画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003078716A true JP2003078716A (ja) 2003-03-14

Family

ID=19093627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001267503A Pending JP2003078716A (ja) 2001-09-04 2001-09-04 画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003078716A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214514A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置
JP2010234685A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 判定装置、画像形成装置及びプログラム
JP2013166374A (ja) * 2013-02-28 2013-08-29 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置、ピント判定方法、及び、ピント判定プログラム
JP2016108688A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 大阪ガスケミカル株式会社 断熱材用炭素繊維及びそれを用いた断熱材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214514A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置
JP2010234685A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 判定装置、画像形成装置及びプログラム
JP2013166374A (ja) * 2013-02-28 2013-08-29 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置、ピント判定方法、及び、ピント判定プログラム
JP2016108688A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 大阪ガスケミカル株式会社 断熱材用炭素繊維及びそれを用いた断熱材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7123851B2 (en) Adjustment method of image forming device, image forming device, adjustment method of image forming system, image forming system, and adjustment method of image scanning device
US6788322B2 (en) Image forming apparatus that accurately detects sheet in the feeding direction, and method thereof
JP2003330334A (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JP4343558B2 (ja) 画像形成装置
JPH11237576A (ja) 画像形成装置と露光走査装置
US5648843A (en) Automatic duplex image forming apparatus having an adjusting driving mechanism
JPH06284270A (ja) 画像形成装置
JP2003078716A (ja) 画像形成装置とその発光体アレイのピント調整方法
JP2008016887A (ja) 測定装置、原稿読取装置、画像形成装置および測定方法
JP2001287404A (ja) 画像形成装置
JP2004271926A (ja) 画像形成装置
JP2915925B2 (ja) 画像形成装置の制御方法
JP2005010239A (ja) 画像形成装置
JP3775590B2 (ja) 複写機,複写機における複写誤差の修正方法,複写誤差の修正プログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体
JP3926537B2 (ja) 原稿読取装置
JP4310129B2 (ja) 原稿給送装置、画像形成装置、原稿給送装置の制御方法及び画像形成装置の制御方法
JP4198633B2 (ja) 画像形成装置、画像読取装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびその記録媒体
US11422496B2 (en) Image forming apparatus
US20070280711A1 (en) Image forming apparatus for forming image on pre-processed sheet
JP2742274B2 (ja) 画像形成装置における画像形成位置の異常検知装置および補正装置
JP5227830B2 (ja) 画像形成装置
JP3078421B2 (ja) デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法
JP2010004110A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2005084375A (ja) 画像形成装置
JPH09311606A (ja) 画像形成装置