JP3078421B2 - デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法 - Google Patents

デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法

Info

Publication number
JP3078421B2
JP3078421B2 JP05074048A JP7404893A JP3078421B2 JP 3078421 B2 JP3078421 B2 JP 3078421B2 JP 05074048 A JP05074048 A JP 05074048A JP 7404893 A JP7404893 A JP 7404893A JP 3078421 B2 JP3078421 B2 JP 3078421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
mark
image
test pattern
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05074048A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06291946A (ja
Inventor
保 周藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP05074048A priority Critical patent/JP3078421B2/ja
Publication of JPH06291946A publication Critical patent/JPH06291946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3078421B2 publication Critical patent/JP3078421B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデジタル画像データを
レーザ光として出力し、このレーザ光により画像形成を
行う画像形成装置に関し、例えばデジタル複写機、ファ
クシミリ等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10はデジタル複写機の構成例を示す
図であり、このデジタル複写機には、スキャナ部1、レ
ーザプリンタ部2、多段給紙ユニット3、およびソータ
4が備えられている。スキャナ部1は、透明ガラスから
なる原稿載置台5、両面対応自動原稿送り装置(RD
F)6、およびスキャナユニット7を備えている。スキ
ャナユニット7は、一般にCCDラインセンサ(以下単
にCCDという)を備え、原稿を走査してその画像デー
タを読み取る。レーザプリンタ部2は、手差しトレイ3
4、レーザ書き込みユニット21、およびトナー画像を
形成するため、感光体ドラム23を含む静電写真プロセ
ス部22を備えている。多段給紙ユニット3は、第1カ
セット31、第2カセット32、第3カセット33、お
よび大容量カセット35、の4つの給紙部を備えてい
る。ソータ4は多段の排紙トレイ41を備えている。
【0003】図11は用紙上に形成される画像位置の状
態を説明するための図である。レーザ書き込みユニット
21は、制御部のメモリから送られる画像データに応じ
たレーザ光を出射する半導体レーザ11、矢印A方向に
回転しレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー1
2、等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム23上
で等速偏向されるように補正するf−θレンズ13、反
射ミラー14等を有している。画像データは、レーザ書
き込みユニット21によってレーザ光として出射され、
感光体ドラム23表面を露光走査する。一方、感光体ド
ラム23の表面は予め帯電されており、レーザ光走査に
よって静電潜像が形成される。静電潜像はトナーによっ
て可視像化されてトナー像となり、このトナー像が前記
第1カセット31、第2カセット32、第3カセット3
3、大容量カセット35、または手差しトレイ34のい
ずれかから給紙された用紙15に転写される。なお手差
しトレイ34は、他のカセット31,32,33,35
が特定幅の用紙を給紙するものであるのに対し、任意幅
の用紙を給紙するものであり、ここでは給紙部としてと
取り扱わない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで感光体がレー
ザ光走査されるとき、その主走査方向において、レーザ
書き込みユニット21と感光体ドラム23との相対位置
のばらつき、レーザ書き込みユニット21内部のポリゴ
ンミラー12,f−θレンズ13等の位置ばらつき等に
よって、本来画像が形成されるべき位置から位置ずれを
起こすことがある。このずれ幅をl1とする。また、給
紙される用紙は、用紙カセットの取り付けのばらつき、
用紙カセットの規制板等の部品位置のばらつき、給紙ロ
ーラの磨耗状態等によって感光体ドラム23との相対位
置に位置ずれを起こすことがあり、このずれ幅をl2と
する。用紙カセットの取り付け状態等は用紙カセットご
とに異なるから用紙のずれ幅l2は用紙カセットごとに
変わってくる。このようなレーザ出力時の位置ずれ,用
紙給紙時の位置ずれの相乗作用により用紙15上に形成
される画像が用紙の中心からずれてしまい、見栄えの悪
い、品質の悪い画像になってしまう問題があった。
【0005】この発明の目的は上記問題点に鑑み、レー
ザ光の主走査方向、すなわち、用紙の幅方向において画
像の位置ずれを防止することのできるデジタル画像形成
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像データ
をレーザ走査光として出力するレーザ装置と、レーザ装
置の主走査方向を用紙幅方向として用紙を給紙するとと
もに、用紙を給紙するための給紙部を少なくとも2つ以
上有する給紙装置と、どの給紙部からの給紙であるかを
記す給紙部マークと、用紙サイズの幅方向の所定の位置
に記される位置検出用マークと、を有するテストパター
ンを画像データとして記憶する手段と、テストパターン
を、対応する給紙部から給紙された用紙にプリントする
手段と、用紙にプリントされたテストパターンの画像内
の給紙部マークと、位置検出用マークとを読み取り、給
紙部マークにより表される給紙部における、テストパタ
ーンの位置検出用マークと、プリントされた画像内の位
置検出用マークとの用紙幅方向のずれ量を演算する手段
と、演算されたずれ量に基づいてレーザ走査光の主走査
方向の出力タイミングを補正する手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】この発明においては、テストパターンが画像デ
ータとして記憶されており、このテストパターンがレー
ザ装置によりレーザ走査光として出力され、用紙上にテ
ストパターンの画像が形成される。上記テストパターン
は、給紙された用紙がどの給紙部から給紙されたもので
あるかを記す給紙部マークを含んでおり、これによって
給紙部を認識することができる。またテストパターンに
は位置検出用マークも記されている。位置検出用マーク
は用紙サイズの幅方向の所定の位置に記されているもの
であり、感光体ドラムをレーザ光走査するときに書き込
み位置がずれたり、給紙部(用紙カセット)から給紙さ
れた用紙が幅方向にずれていると、画像データとして記
憶されているテストパターンの位置検出用マークの位置
と、用紙上に形成されたテストパターンの位置検出用マ
ークの位置とが用紙幅方向においてずれてしまう。この
ずれ量が演算され、演算されたずれ量に基づいてレーザ
走査光の主走査方向(用紙幅方向)の出力タイミングが
補正される。これにより用紙幅方向の画像の位置が調整
される。この調整は給紙部ごとに行われるから、どの給
紙部から給紙した場合でも同様に、位置ずれのない画像
を形成することができる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例に係るデジタル複写
機の制御部の要部ブロック図である。
【0009】スキャナユニット(7)は、コピーランプ
55、CCD54を備え、コピーランプ55の光を原稿
15に照射して、原稿15の反射光をCCD54で検出
する。この実施例のデジタル複写機は最大A3サイズま
で複写可能で、A4サイズが縦送りできる(原稿載置台
5上に縦置きできる=A3E)ようになっている。また
使用しているCCD54は、幅297mm(A4サイズ縦
方向の長さ)の、5000画素、400DPIのCCD
ラインセンサである。原稿反射光がCCD54に入射す
ると、その受光量に応じた出力電圧VCCD が発生する。
CCD はA/D変換器56でデジタルデータD1に変換
され、次段の白/黒補正回路57に入力される。白/黒
補正回路57は、周知のごとく、配光ムラ、画像バラツ
キなどCCDの出力バラツキを補正し定量値とする。白
/黒補正回路57の出力D2は、切り出し回路58に入
力される。切り出し回路58へは、CPU51から現在
読み込み中の原稿15のサイズ(原稿サイズを検出する
センサの出力値)が与えられ、切り出し回路58はデー
タD2の中から、原稿サイズ分のデータを切り出し、メ
モリ53に画像データD3として格納する。
【0010】ところで画像データD3はCPUにおいて
画像認識が可能である。この画像認識の手順を簡単に説
明する。
【0011】CCD54は、ランプリフレクタアセンブ
リに搭載され、原稿サイズの長さだけ原稿に沿って移動
することで副走査方向のデータを得ている。また主走査
方向のデータは、切り出し回路58によって5000画
素のデータから、現在読み込み中の原稿サイズ分のデー
タを切り出している。ここで図2に示すように、主走査
方向の1ラインデータ内に画像部15aが存在したと
き、画像データD3は図示するように段階的なものにな
る。このデータ値D3がしきい値を越えたポイントd1
から、しきい値を下回るまでのポイントd2までの幅が
画像部(線画)15aの幅であり、その中心点d3が画
像部15aの中心になる。この中心点d3は5000画
素中の何画素めであるかを認識することができる。すな
わち画像中の画像部15dの位置を画素数で表すことが
できる。なおここでは画像部15aを認識するためのし
きい値を、白パターンの出力(WH)と黒パターンの出
力(BK)との半値に設定している。通常認識された画
像部15aは必要に応じ、図示しない画像処理部で濃度
変更処理,変倍処理等がなされ、その画像データD3′
がレーザ出力のためのデータとしてメモリ53に記憶さ
れる。
【0012】プリントアウト時には、画像データD3
(またはD3′)がメモリ53からレーザコントロール
59へ送られ、その画像データD3(またはD3′)を
レーザ出力用データD4に変換して半導体レーザ11を
コントロールし、感光体ドラム23へレーザ光を打ち出
す。図中、RAM52はCPU51が動作時のワーキン
グエリア、および、レーザ打ち出し開始タイミング等の
制御パラメータを記憶する記憶部として用いられる。操
作パネル60はデジタル複写機の上面に設けられ、表示
部や操作キーを有する部分であり、テストモード(後述
する)等のモード設定時等にキー入力選択を行うもので
ある。レーザビーム位置検知センサ(BD)16は、図
11に示すようにポリゴンミラー12により反射光が出
力される端部に設けられたセンサであり、レーザ光の基
準位置を検知するためのものである。CPU51はBD
16の出力をモニタし、感光体ドラム23に打ち出すレ
ーザ光の打ち出しタイミングをコントロールする。
【0013】次に画像位置の補正方法を、A4サイズの
用紙送りをする場合を例に説明する。なおこの実施例で
はA4サイズのテストパターンを用紙にプリントし、そ
のプリント画像のデータに基づいて画像の位置ずれを補
正するが、テストパターンのサイズは他のものに設定し
てもよい。
【0014】図3はA4サイズのテストパターンを示す
図であり、A4サイズよりも一回り(各辺からl3だ
け)小さい枠線61と、縦方向の中心に位置検出用マー
クとしての中心線62とが設けられている。また中心線
62から所定距離mの位置に給紙部マーク63がマーキ
ングされる。給紙部マーク63は、前記した給紙部3
1,32,33,35のいずれからの給紙であるかによ
って、中心線62からの距離が設定される。例えば第1
カセットの場合にはm1、第2カセットの場合にはm2
・・・というように異なる長さが設定される。この実施
例では給紙部マークとして図示するように中心線62と
平行な線を、中心線62からの距離を変えてマーキング
することによってカセットの種類を判別できるようにし
ているが、他のマークング方法でカセットの種類を判別
するようにしてもよい。例えば、数字等を用いてもよ
い。このテストパターンは予めメモリ53に記憶されて
おり、このデータを出力してレーザプリンタ部2で画像
形成を行えば、用紙上にその画像(テスト画像)がプリ
ントされる。このようにしてテスト画像がプリントされ
た用紙を原稿載置台5上に載置してその画像データを読
み取り、元々のテストパターン(メモリ53に予め記憶
されているテストパターン)と、読み取られたテスト画
像データとを比較することで、プリントアウト時の画像
ズレ状態を判別する。テスト画像の位置ずれの例を図4
を参照して説明する。なお図4では給紙部マークを省い
て示している。
【0015】図4に示すように原稿載置台5は、透明な
硬質ガラスからなり原稿を載置するための載置部5a
と、原稿の載置位置を示す指標が記された指標部5bと
を有している。この実施例のデジタル複写機はセンター
基準で原稿を載置するもので、指標部5bには、センタ
ー指標5cと、サイズ指標5dとが記されている。原稿
をサイズ指標5dに合わせて載置部5a上に載置する
と、原稿の中心はセンター指標5cに位置するようにな
る。ここで原稿を上記のテスト画像がプリントされたA
4サイズの用紙にすると、テストパターンが正確な位置
にプリントアウトされた場合にはその用紙71をサイズ
指標(A4)に合わせて載置部5a上に載置した時、図
4(A)に示すように、テストパターンの中心線62′
はセンター指標5c、すなわち用紙の中心と一致する状
態になる。この場合、用紙71の画像(枠線61′およ
び中心線62′)のデータをCCD54で読み込んで、
メモリ53に記憶されているテストパターンと比較する
と、読み込んだデータとテストパターンとが一致する。
ところが部品ばらつき等によりプリントアウトされる画
像が位置ずれを起こした場合には図4(B)に示すよう
に、用紙72上でテスト画像(枠線61″および中心線
62″)が中心からずれ、中心線62″はセンター指標
5cすなわち用紙の中心からずれてしまう。この場合に
は用紙72の画像61″,62″のデータをCCD54
で読み込んで、メモリ53に記憶されているテストパタ
ーンと比較しても両者の一致はみられない。これを画素
単位でみると図5に示すようになる。正確なプリントア
ウトがされた場合には図5(A)に示すように、認識さ
れる中心線62′の中心点d3′が第2500画素目に
なるが、プリントアウトに位置ずれがあるときには図5
(B)に示すように、認識される中心線62″の中心点
d3″がl4画素分だけずれてしまう。なおこのときの
ずれ量l4は、図11に示すレーザ光走査時のずれ幅l
1と、用紙送りのずれ幅l2とを加算した量である。
【0016】テスト画像のずれ量l4は使用した用紙カ
セットによって変わる。これは用紙送りのずれ幅l2が
使用するカセットごとに異なるからで、第1カセット3
1,第2カセット32・・・とカセットごとに中心線の
位置が変わる。例えば図6(A)に示すように、第1カ
セットから給紙した場合には用紙72上に形成される画
像は61″,62″のようになり、中心線62″は、テ
ストパターンの中心線62に対してl4だけずれる。一
方例えば第2カセットから給紙した場合には図6(B)
に示すように、用紙73上に形成される画像パターンは
61"'のようになり、中心線62"'はテストパターンの
中心線62に対してl4′だけずれる。
【0017】このように使用するカセットによってずれ
量がl4,l4′・・・のように変化する。ところで、
前記したように用紙上にプリントアウトされるテストパ
ターンは、どの用紙カセットが用いられるかによってパ
ターン像が変えられる。したがって、図6(A),
(B)に示すように、第1カセットから給紙された用紙
にプリントした場合には中心線62″からm1の距離の
位置に給紙部マーク63aがプリントされ、第2カセッ
トから給紙された用紙にプリントした場合には中心線6
2"'からm2の距離の位置に給紙部マーク63bがプリ
ントされる。用紙上のテスト画像を読み込んでデータ処
理をするとm1,m2の長さが演算でき、この長さによ
ってどの用紙カセットから給紙された用紙にプリントし
たかを認識できる。すなわち、読み込んだテスト画像の
データから中心線(画像)のずれ量(l4,l4′・・
・)と、その用紙が給紙されたカセット(第1カセッ
ト,第2カセット・・・)とを認識することができる。
【0018】上記したテスト画像のずれ量に基づき画像
の形成位置を補正することによって、いずれの用紙カセ
ットから用紙を給紙した場合でも用紙の中心に画像形成
を行うことができるようになる。この補正値は、求めら
れたずれ量を反対方向にシフトした値であり、例えば図
6(A)に示した画像がリア側(R側)にずれている状
態のときには、プリントアウト時にレーザ光をl4分だ
けフロント側(F側)にシフトさせて走査することで画
像を用紙の中心に収めることができる。逆に画像がF側
にずれているときには、レーザ光をR側にシフトさせて
走査することで画像を用紙の中心に収めることができ
る。具体的な調整の仕方を図7,図11を参照して説明
する。通常レーザ出力データD4の読み出しは、BD1
6からの信号BDを受信後、CLK(クロック信号)の
立ち上がりを所定回数カウントしたときに開始される。
なお図11に示すように半導体レーザ11の走査光はF
側からR側への一方向である。今、BD信号の立ち下が
りからカウント数Caをカウントしたときにプリントデ
ータD4の読み出しが開始される(第1画素が読みださ
れる)ように調整されているとし(図中補正前状態)、
このときのプリント画像が図6(A)の画像であったと
する。この場合、画像位置を補正するには、l4画素分
をF側にシフトすればよく、プリントデータD4の読み
出しをその分早く開始する。すなわち図7中補正後の状
態に示すように、CLKのカウント数を、“Ca−l4
画素分のカウント数=Cb”に設定してデータ読み出し
開始を早くする。
【0019】図8,図9はこの実施例のデジタル複写機
の要部処理手順を示すフローチャートであり、図8はテ
ストパターンのプリントアウト手順を示すフローチャー
ト、図9は用紙上にプリントされた画像のデータを読み
取る手順を示すフローチャートである。
【0020】テストパターンをプリントアウトするモー
ド(Aモード)が選択され、プリントスイッチが操作さ
れるとプリント処理が開始される(n1→n2)。ま
ず、カセット位置を示す“X”の値に1をセットしその
カセット(第1カセット,第2カセット・・・のいずれ
か)を自動選択するとともに、そのカセット位置に対応
するCLKのカウント数CXをセットする(n3→n4
→n5)。そしてそのカセットから給紙される用紙にプ
リントすべきテストパターン(枠線,中心線,給紙マー
ク)を読みだし、プリント処理を実行する(n6→n
7)。ここで『X』の値はそれぞれ、『1』は第1カセ
ット31、『2』は第2カセット32、『3』は第3カ
セット33、『4』は大容量カセット35を示してお
り、上記のプリント処理はX=4となるまで、すなわち
すべてのカセットの用紙にテスト画像をプリントするま
で行われる(n8→n9)。このとき、第1カセット3
1の用紙のテスト画像は例えば図6(A)のようであ
り、第2カセット32の用紙のテスト画像は例えば図6
(B)のようになる。
【0021】上記のようにしてテスト画像のプリント処
理が終了するとプリントされた用紙の画像を読み取る処
理を行う。読み取りモード(Bモード)が設定されてプ
リントスイッチが操作されると(n11→n12)、原
稿載置台5上の用紙をスキャンしてテスト画像のデータ
を読み取りメモリ53に格納するとともに、そのテスト
画像データをCPU51に送ってテスト画像の中心線の
画素数Nとテストパターンの中心線の画素数(250
0)とのずれ量l4を演算する(n13→n14→n1
5→n16)。なおテスト画像の中心線の画素数Nを求
めるとき、主走査方向の1ラインデータを代表データと
して求めてもよいが、複数ラインのデータの平均、全ラ
インのデータのうち最大値と最小値との中間点、等によ
って求めてもよい。次に給紙部マークを識別し、その給
紙部のカウント値CXを読み出して補正を行い、その補
正後の値CXをRAM52に格納する(n17〜n2
2)。
【0022】これをプリントされた全ての用紙について
行う(n23)。
【0023】このようにしてRAM52に用紙カセット
ごとのカウント値C1,C2・・・が記憶され、その用
紙カセットから用紙を給紙する際にはそのカウント値C
1,C2・・・によりレーザ出力走査の開始タイミング
が設定される。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、給紙部
ごとにレーザ走査光の主走査方向の出力タイミングが補
正されるから、どの給紙部から給紙した場合でも画質
(画像の収まり具合)が変わってしまうことがなく、画
像を用紙の中心に位置させることができる。すなわち品
質の良い画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るデジタル複写機の要部
のブロック図である。
【図2】同デジタル複写機における線画る読み取り状態
を説明する図である。
【図3】画像中心を設定するためのテストパターンを示
す図である。
【図4】テストパターンをプリントした画像を原稿載置
台上に載置した状態を示す図である。
【図5】テストパターンをプリントした画像の中心線の
ずれ状態の例を示す図である。
【図6】用紙カセットごとの画像ずれの例を示す図であ
る。
【図7】画像ずれを補正するためのレーザ出力の補正方
法を説明するための図である。
【図8】テストパターンをプリントアウトするための処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】画像ずれの補正値を求めるための処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】一般的なデジタル複写機の概略構成を示す図
である。
【図11】用紙上の画像ずれの発生状態を説明するため
の図である。
【符号の説明】
11 半導体レーザ 23 感光体ドラム 15 用紙 31 第1カセット 32 第2カセット 33 第3カセット 35 大容量カセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データをレーザ走査光として出力する
    レーザ装置と、 レーザ装置の主走査方向を用紙幅方向として用紙を給紙
    するとともに、用紙を給紙するための給紙部を少なくと
    も2つ以上有する給紙装置と、 どの給紙部からの給紙であるかを記す給紙部マークと、
    用紙サイズの幅方向の所定の位置に記される位置検出用
    マークと、を有するテストパターンを画像データとして
    記憶する手段と、 テストパターンを、対応する給紙部から給紙された用紙
    にプリントする手段と、 用紙にプリントされたテストパターンの画像内の給紙部
    マークと、位置検出用マークとを該用紙が原稿載置台に
    載置されている状態で読み取り、給紙部マークにより表
    される給紙部における、テストパターンの位置検出用マ
    ークと、プリントされた画像内の位置検出用マークとの
    用紙幅方向のずれ量を演算する手段と、 演算されたずれ量に基づいてレーザ走査光の主走査方向
    の出力タイミングを補正する手段と、 を備えたことを特徴とするデジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】レーザ装置の主走査方向を用紙幅方向とす
    る用紙を複数の給紙装置のいずれかから給紙するステッ
    プと、 どの給紙部からの給紙であるかを記す給紙部マークと、
    用紙サイズの幅方向の所定の位置に記される位置検出用
    マークと、を有するテストパターンをメモリから読み出
    して、対応する給紙部から給紙された用紙にプリントす
    るステップと、 用紙にプリントされたテストパターンの画像内の給紙部
    マークと、位置検出用マークとを該用紙を原稿載置台に
    載置された状態で読み取り、給紙部マークにより表され
    る給紙部における、テストパターンの位置検出用マーク
    と、プリントされた画像内の位置検出用マークとの用紙
    幅方向のずれ量を演算するステップと、 演算されたずれ量に基づいてレーザ走査光の主走査方向
    の出力タイミングを補正するステップと、 を備えたことを特徴とするデジタル画像形成装置のレー
    ザ走査光補正方法。
JP05074048A 1993-03-31 1993-03-31 デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法 Expired - Fee Related JP3078421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05074048A JP3078421B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05074048A JP3078421B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06291946A JPH06291946A (ja) 1994-10-18
JP3078421B2 true JP3078421B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=13535911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05074048A Expired - Fee Related JP3078421B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3078421B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3112869B2 (ja) 1997-09-26 2000-11-27 米沢日本電気株式会社 中心位置検出機能を有するイメージスキャナ及びイメージスキャナの中心位置検出方法
JP2003302887A (ja) 2002-02-06 2003-10-24 Canon Inc 画像形成装置および画像形成制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06291946A (ja) 1994-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6788322B2 (en) Image forming apparatus that accurately detects sheet in the feeding direction, and method thereof
US6975435B1 (en) Image reader and method for correcting the quantity of light source
JP3695163B2 (ja) 画像形成装置
JPH08279876A (ja) ファクシミリ走査位置の校正装置とその方法
US6104420A (en) Image forming apparatus and exposure scanning apparatus
JP3671682B2 (ja) 画像認識装置
JP3078421B2 (ja) デジタル画像形成装置及びデジタル画像形成装置のレーザ走査光補正方法
US7391430B2 (en) Image forming apparatus with led heads staggered in sub-scanning direction
JP3673587B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および倍率補正方法
JP7383923B2 (ja) 読取装置、画像形成装置および補正方法
JP2007079291A (ja) 光書き込み制御装置、光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み制御方法
JP3629962B2 (ja) 画像認識装置
US6734999B1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP3629959B2 (ja) 画像認識装置
JP3987850B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP3151729B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
JP5328379B2 (ja) 画像形成装置
JPH1081032A (ja) デジタル書込装置
US5519498A (en) Image forming apparatus
JPH07273952A (ja) 画像読み取り装置
JP4132473B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP3675181B2 (ja) 画像認識装置
US5095332A (en) Data processing apparatus provided in copying machine
JP2024049726A (ja) 画像形成装置
JP2009222848A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees