JP4435448B2 - 画像読取装置および複写機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置および複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主走査方向を長手方向として配設された露光ランプを搭載するキャリッジを副走査方向に沿って移動させながら、露光ランプによってコンタクトガラスを下方から露光走査することで、コンタクトガラス上に載置された原稿画像をCCD等のラインセンサによって読み取るようにした画像読取装置がある。
【0003】
画像読取装置には、コンタクトガラス上に置かれた原稿をキャリッジの移動によって露光走査して原稿画像を読み取るブックリードモードと、キャリッジの位置を固定して原稿を移動させることで露光走査して原稿画像を読み取るシートスルーモードとの2種類の読取モードでの原稿画像の読み取りを可能としたものがある。
【0004】
画像読取装置では、主走査方向の位置による露光ランプの照度のばらつきや点灯時間の経過による光量の低下等による画像データの濃度ムラを補うために、いずれの読取モードに設定されている場合でも、読み取った原稿の画像データのシェーディング補正を行うようにしている。シェーディング補正は、予め原稿画像の読取範囲外に設けられた白基準板を読み取ることにより取得したシェーディングデータに基づいて、読み取った原稿の画像データを補正する。
【0005】
ブックリードモードとシートスルーモードとの2種類の方法での読み取りを可能とした画像読取装置では、例えば、どちらの読取モードの設定下でも単一の白基準板を読み取ったデータに基づいてシェーディング補正を行うようにした画像読取装置がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平6−284284号公報や特開平8−9116号公報には、主走査方向全域に亘って設けられた白基準板と主走査方向の一部分に設けられた副基準板とを備え、ブックリードモードでの原稿画像の読み取りに際しては白基準板を読み取ったデータに基づいてシェーディング補正を行い、シートスルーモードでの原稿画像の読み取りに際しては白基準板を読み取ったデータと副基準板を読み取ったデータとに基づいてシェーディング補正を行うようにした画像読取装置が開示されている。しかし、同公報に開示されている技術では、シェーディング補正の基準となるデータが各読取モードで異なることから、読取モードの違いによってシェーディング補正の精度がばらついてしまうという不都合がある。また、読み取りを重ねる毎に、本来の補正値からずれてしまうという不都合がある。加えて、副基準板が主走査方向の一部分にのみに設けられているため、シートスルーモードでの原稿画像の読み取りに際しては、主走査方向全体に亘ってのばらつきを正確に補正する事ができないという不都合がある。
【0007】
特開2001-53938号公報には、読み取りが完了した時点でシェーディング動作を行うようにして、複数枚の原稿画像を読み取る場合には、読み取りが完了した時点で行われたシェーディング動作でのシェーディングデータに基づいてシェーディング補正を行うようにした画像読取装置が開示されている。しかし、同公報に開示されている技術によれば、複数枚の原稿画像を読み取る場合には、読み取りが完了した時点で行われたシェーディング動作でのシェーディングデータに基づいて次の原稿画像のシェーディング補正を行うようにすることで、複数の原稿画像の読み取りに際しての生産性の向上を図ることができるが、例えば、原稿画像の解像度による原稿画像の移動速度の低下等した場合には、原稿画像の移動速度の低下に依存してその効果が小さくなってしまうという不都合がある。
【0008】
この点、上述したように、どちらの読取モードの設定下でも単一の白基準板を読み取ったデータに基づいてシェーディング補正を行うようにした画像読取装置では、どちらの読取モードであっても同じ白基準板を読み取るため、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度がばらつくことを防止することができる。
【0009】
ところが、シェーディング動作を行う毎にキャリッジを白色基準板と原稿の読取位置との間で往復動させるため、露光光学系の往復動に要する時間が大きいほど画像読取の生産性(時間当たりの原稿読取枚数)が落ちてしまう。
【0010】
この対策として露光光学系の移動速度を速くすることが考えられるが、極端に速くすると露光光学系を正しい読取位置に停止させることができず、読み取りの位置ずれなどが起きやすくなってしまうため、高速化に限界がある。
【0011】
本発明は、原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの読取効率の向上を図ることができる画像読取装置および複写機を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像読取装置は、原稿画像の読取動作の開始を要求する読取開始要求が発行される毎にこの原稿画像と露光光学系とを相対的に移動させて露光走査することで原稿画像を読み取るようにし、前記露光光学系を定められたシートスルー読取位置に位置付けて前記原稿画像を移動させることにより前記原稿画像を露光走査するシートスルーモードにおいて複数枚の原稿画像の読み取り途中で解像度の設定変更が可能な画像読取装置において、前記シートスルーモードで前記読取開始要求が発行された場合に各前記原稿画像の露光走査に先立って白基準板読取位置に位置付けた前記露光光学系によりこの白基準板読取位置に設けられた単一の白基準板を露光走査してシェーディングデータを取得してから前記露光光学系を前記シートスルー読取位置に位置付けるDFシェーディング動作を行うDFシェーディング手段と、前記シートスルーモードで前記読取開始要求が発行された場合に前記静止読取位置を通過するように前記原稿画像を移動させるDFシートスルー動作を行うDFシートスルー手段と、前記シートスルーモードで先行する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像の読取準備を要求する読取準備要求があったか否かを判断する次原稿判断手段と、前記次原稿判断手段が先行する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像の前記読取準備要求があったと判断した場合、前記シートスルーモードで先行する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに、前記解像度の設定変更に伴う、後行する前記原稿画像に関するシェーディング条件の設定の変更があったか否かを判断する変更判断手段と、を具備して、前記変更判断手段が前記シェーディング条件の設定の変更がなかったと判断した場合、先行する前記原稿画像の読み取りの完了と同時に前記DFシェーディング動作を開始するとともに該DFシェーディング動作を開始してからの経過時間(ts)’を取得する経過時間取得手段と、前記経過時間取得手段が取得した前記経過時間(ts)’に基づいて前記DFシェーディング動作の終了までに要する残り時間tsを取得する残り時間取得手段と、を具備して、前記DFシートスルー手段は、後行する前記原稿画像の前記読取開始要求の発行から前記残り時間取得手段が取得した前記残り時間tsが経過した時点で後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにし、一方、前記変更判断手段が前記シェーディング条件の設定の変更があったと判断した場合、先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作が完了したか否かを判断する完了判断手段と、を具備して、前記DFシェーディング手段は、前記完了判断手段によって先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作の完了を判断した後の前記読取開始要求の発行に応じて後行する前記原稿画像の読み取り前の前記DFシェーディング動作を開始し、前記DFシートスルー手段は、後行する前記原稿画像の前記DFシェーディング動作に要する時間をTss、前記DFシートスルー動作を開始してから前記原稿画像の先端が前記シートスルー読取位置に到達するまでに要する時間をTdとするとき、前記完了判断手段による先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作の完了を判断した後の前記読取開始要求の発行から時間Tds=Tss−Tdが経過した時点で後行する前記原稿画像に関する前記DFシートスルー動作を開始するようにした。
【0013】
したがって、次原稿判断手段によって先行する原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行する原稿画像の読取準備要求があったと判断され、前記変更判断手段が前記シェーディング条件の設定の変更がなかったと判断された場合には、経過時間取得手段によって先行する原稿画像の読み取りの完了と同時にDFシェーディング動作が開始されるとともに該DFシェーディング動作が開始してからの経過時間(ts)’が取得され、この経過時間(ts)’に基づいて残り時間取得手段によって取得されるDFシェーディング動作の終了までに要する残り時間tsが経過した時点で後行する原稿画像のDFシートスルー動作がDFシートスルー手段によって開始される。これによって、後行する原稿画像の露光走査に先立って行われるDFシェーディング動作が終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置付けられるタイミングとDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達するタイミングとが同一タイミングとなるので、複数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関しても、DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
一方、次原稿判断手段によって先行する原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行する原稿画像の読取準備要求があったと判断され、前記変更判断手段が前記シェーディング条件の設定の変更があったと判断された場合には、完了判断手段によって先行する原稿画像の読み取り直後のDFシェーディング動作の完了が判断された後の読取開始要求の発行に応じて、DFシェーディング手段によって後行する原稿画像の読み取り前のDFシェーディング動作が開始され、完了判断手段によって先行する原稿画像の読み取り直後のDFシェーディング動作の完了が判断された後の読取開始要求の発行から時間Tds(=Tss−Td)が経過した時点で後行する原稿画像に関するDFシートスルー動作がDFシートスルー手段によって開始される。これによって、DFシェーディング動作が終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置付けられるタイミングとDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達するタイミングとが同一タイミングとなるので、例えば、複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、変更に対応したDFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記DFシェーディング手段が前記DFシェーディング動作に要する時間をTsとするとき、前記シートスルーモードで前記読取開始要求が発行された場合に前記時間Tsと前記時間Tdとの長さを比較する第1の比較手段を具備して、前記DFシートスルー手段は、前記第1の比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に前記DFシートスルー動作を開始するようにした。
【0015】
したがって、第1の比較手段によって時間Tsよりも時間Tdの方が長いと判断された場合には、読取開始要求が発行されると同時に、DFシートスルー手段によってDFシートスルー動作が開始される。これによって、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合にも、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の画像読取装置において、前記残り時間取得手段が取得した前記残り時間tsと前記時間Tdとの長さを比較する第2の比較手段を具備して、前記DFシートスルー手段は、前記第2の比較手段が前記時間tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにした。
【0019】
したがって、第2の比較手段によって時間tsよりも時間Tdの方が長いと判断された場合には、読取開始要求の発行と同時に後行する原稿画像のDFシートスルー動作がDFシートスルー手段によって開始される。これによって、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関しても、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0022】
請求項4記載の発明は、請求項2または3に記載の画像読取装置において、前記完了判断手段によって先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作の完了を判断した後に前記読取開始要求が発行された場合に、前記時間Tsと前記時間Tdとの長さを比較する第3の比較手段を具備して、前記DFシートスルー手段は、前記第3の比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにした。
【0023】
したがって、第3の比較手段によって時間Tssよりも時間Tdの方が長いと判断された場合には、読取開始要求の発行と同時に後行する原稿画像のDFシートスルー動作が開始される。これによって、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0024】
請求項記載の発明の複写機は、請求項1ないし4のいずれか一に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った原稿画像を用紙に形成する画像形成装置と、を備える。
【0025】
したがって、請求項1ないし4のいずれか一に記載の画像読取装置の作用を有する複写機を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。本実施の形態は、画像処理システムの一部を構成する画像読取装置としてのカラーイメージスキャナへの適用例を示す。
【0027】
図1は、本発明の第1の実施の形態の画像処理システムを概略的に示すブロック図である。画像処理システム1は、動作要求を発行するアプリケーション層2と、アプリケーション層2から発行された動作要求を受けて各種動作の要求・コマンドを発行することで各デバイスのマネージメントを行うコントローラ層3と、コントローラ層3から発行された要求を受けて実際の動作を行うデバイス層4とから構成されている。
【0028】
アプリケーション層2は、動作要求を発行する各種アプリケーションにより構成されている。アプリケーション層2は、例えば、後述する操作部で図示しない読取開始ボタンが操作された場合に、コントローラ層3に対する原稿画像読取要求を発行する。
【0029】
コントローラ層3は、(本実施の形態ではカラーイメージスキャナ(図2参照))で読み取った画像データを貯えておくメモリやハードディスク等の記憶装置5を有している。コントローラ層3は、アプリケーション層2から発行された各種動作の要求・コマンドを受けると、受け取った要求・コマンドに応じて、デバイス層4に対する各種動作の要求・コマンドを発行する。
【0030】
デバイス層4は、例えば、後述するカラーイメージスキャナ等の画像読取装置6や、プリンタ等の画像出力装置7等を有している。
【0031】
画像処理システム1では、例えば、操作部での読取開始ボタンが操作されると、アプリケーション層2からコントローラ層3に対する原稿画像読取要求を発行する。
【0032】
コントローラ層3は、アプリケーション層2から発行された原稿画像読取要求を受けると、受け取った原稿画像読取要求に応じて、要求された読取動作を行うための演算やレジスタセットなどの読取準備を行うように指示する読取開始要求を画像読取装置6に対して発行するとともに、画像読取装置6で読み取られた画像データを格納するためのメモリやハードディスク等の準備をするように指示する動作要求を記憶装置5に対して発行する。
【0033】
画像読取装置6および記憶装置5は、それぞれ読み取りが開始できる状態になった時点で、コントローラ層3に対して準備が完了したことを通知する。
【0034】
コントローラ層3は、両者の準備完了を受けて、画像読取装置6に対し読取開始要求を発行する。
【0035】
画像読取装置6は、コントローラ層3から発行された読取開始要求を受けて、後述する原稿画像の読み取りを行い、記憶装置5に読み取ったデータを転送する。
【0036】
コントローラ層3は、画像読取装置6から転送された画像データを記憶装置5に記憶するとともに、必要に応じて画像データの出力要求を画像出力装置7に対して発行する。
【0037】
画像出力装置7は、コントローラ層3から発行された出力要求を受けると、記憶装置5に記憶された画像データをそれぞれの媒体に出力する。
【0038】
次に、デバイス層4における画像読取装置6について図2を参照して説明する。本実施の形態では、画像読取装置6としてカラーイメージスキャナへの適用例を示す。以降、カラーイメージスキャナを画像読取装置と同じ符号6を付けて説明する。図2は、カラーイメージスキャナ6を示す縦断側面図である。カラーイメージスキャナ6は、スキャナ本体10と、スキャナ本体10の上部に設けられたADF(Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)12とからなる。
【0039】
スキャナ本体10のケーシング13の上面には、ブックリードモードでの原稿画像の読み取り時に図示しない原稿が載置されるブックリード用コンタクトガラス14と、シートスルーモードでの原稿画像の読み取り時に使用されるシートスルー用コンタクトガラス15とが設けられている。ブックリード用コンタクトガラス14とシートスルー用コンタクトガラス15との間には、白基準板11が設けられている。白基準板11は、主走査方向の全域に亘って設けられている。
【0040】
本実施の形態では、ブックリード用コンタクトガラス14の読み取り可能な範囲内を読取領域とする。
【0041】
また、ケーシング13の外側には、各種の操作キーを備えるキーボードやディスプレイ等を備える図示しない操作部が設けられている。キーボードには、操作されることにより、原稿画像の読取動作における読取モードの設定指示を受け付ける読取モード設定手段としての機能の一部を果たすモードキーが設けられている。モードキーには、ブックリードモードを設定するブックリードモードキーと、シートスルーモードを設定するシートスルーモードキーとがある。
【0042】
ケーシング13の内部には、露光ランプ16およびミラー17を備えて副走査方向に沿って走行可能な第1走行体18と、ミラー19,20を備えて副走査方向に沿って走行可能な第2走行体21と、レンズ22と、カラーCCD(Charge Coupled Device)23が搭載されたSBU(Sensor Board Unit)24とが設けられている。露光ランプ16、ミラー17,19,20、第1および第2走行体18,21によって露光光学系25が形成されている。第1および第2走行体18,21は、ステッピングモータ26により駆動され、図2中左側から右側へ2:1の速度比で走行する。
【0043】
また、ケーシング13の内部には、スキャナ本体10およびADF12を含めたカラーイメージスキャナ6の動作を制御する電装系を搭載したSCU(Scanner
Control Unit)27が設けられている。
【0044】
さらに、ケーシング13の内部には、ブックリードモードでの原稿画像の読み取りに際してブックリード用コンタクトガラス14の上に載置された原稿のサイズを検出する図示しない各種サイズセンサが設けられている。
【0045】
ADF12は、シートスルーモードで原稿画像を読み取る際に原稿が載置される原稿台30、読み取りが終了した原稿が排出される排紙部31、原稿台30から排紙部31へ連通する案内経路32等を備えている。
【0046】
原稿台30には、載置された原稿を案内経路32へ搬送する際に、原稿の両側端を案内する原稿ガイド33が設けられている。また、原稿台30には、シートスルーモードで原稿を読み取る際に、原稿台30の上に原稿が載置されているか否かを検出するセットセンサ34、原稿台30上に載置された原稿のサイズを検知する各種サイズセンサ35等が設けられている。シートスルーモードでは、これらのセンサ類34,35からの出力に基づいて、キーボードでのキー操作による原稿サイズの指定がない場合にも、原稿台30の上に載置された原稿のサイズを自動的に設定することができる。
【0047】
案内経路32の原稿台30側には、原稿台30に載置された原稿を、一枚ずつ分離して案内経路32に給送するための呼び出しコロ36および分離コロ37が設けられている。案内経路32中には、原稿を排紙部31へ向けて搬送する搬送コロ38に巻回された給紙ベルト39や各種搬送ローラ40等が設けられている。
【0048】
ここで、ブックリードモードとは、ブックリード用コンタクトガラス14上に載置された状態の原稿に対して露光光学系25を移動させることでブックリード用コンタクトガラス14を介して原稿画像を読み取る動作モードである。シートスルーモードとは、ADF12により原稿を自動給紙し、自動給紙された原稿がシートスルー用コンタクトガラス15上を通過する際にシートスルー用コンタクトガラス15を介してその原稿画像を読み取る動作モードである。
【0049】
図3は、露光光学系25の一部を示す縦断側面図である。シートスルーモードでの原稿画像の読み取りに際して、第1走行体18は、シートスルー用コンタクトガラス15の下方に設けられたシートスルー読取位置P1と、白基準板11の下方に設けられた白基準板読取位置P2とを往復動する。
【0050】
特に図示しないが、カラーイメージスキャナ6は、カラーイメージスキャナ6内の各部を駆動制御する制御部を備えている。制御部は、カラーイメージスキャナ6が備える各部を駆動制御するCPU、各種制御プログラム等を格納するROM、CPUの作業エリアとして機能し各種データを書き換え自在に記憶するRAM等をバス接続したマイコンを備えている。
【0051】
また、制御部は、後述するDF(Document Feeder)シェーディング動作に要する時間Ts、ADFによる後述するシートスルー動作を開始してから原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Td等の、原稿画像の読み取りに際して参照される各種時間に関する時間情報を記憶する図示しないスキャナメモリを有している。
【0052】
なお、ADF12によるシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdは、設定された読取画像の解像度に応じて異なる。このため、スキャナメモリには、予め設定された複数段階の各解像度に応じて、複数段階に設定された時間Tdに関する時間情報が記憶されている。
【0053】
また、制御部には、後述する時間Tds等の各種時間をカウントするカウンタバッファが確保されている。
【0054】
加えて、制御部は、コントローラ層3との間でデータ通信を行う通信機能を備えている。
【0055】
シートスルーモードの設定下でコントローラ層3から読取開始要求が発行された場合、スキャナ本体10は、原稿画像の露光走査に先立って、露光光学系25を白基準板読取位置P2に位置付けて白基準板11を露光走査することによりシェーディングデータを取得し、シェーディングデータの取得後に露光光学系25をシートスルー読取位置P1に位置付ける。本実施の形態では、シートスルーモードの設定下での読取開始要求の発行から露光光学系25をシートスルー読取位置P1に位置付けるまでの一連の動作を、以降、DFシェーディング動作という。ここに、DFシェーディング手段としての機能が実現される。
【0056】
また、シートスルーモードの設定下でコントローラ層3から読取開始要求が発行された場合、ADF12は、シートスルー読取位置P1を通過するように原稿画像を移動させる。以降、シートスルーモードの設定下での原稿画像を移動させる動作をDFシートスルー動作という。ここに、DFシートスルー手段としての機能が実現される。
【0057】
次に、シートスルーモードの設定下で、コントローラ層3から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの各部の動作について図4ないし図6を参照して説明する。図4は、シートスルーモードの設定下で、コントローラ層3から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャートである。図5および図6は、そのタイミングチャートである。
【0058】
カラーイメージスキャナ6は、コントローラ層3から読取開始要求を受け取ったと判断するまで待機しており(A1のN)、図5中a1に示すように、コントローラ層3から読取開始要求を受け取ったと判断した場合には(A1のY)、上述のDFシェーディング動作を開始するとともに、スキャナメモリを参照して、現在設定されている解像度に応じた時間Tdを取得する(A2)。ここに、ステップA2によって、DFシェーディング手段としての機能の一部が実行される。
【0059】
スキャナメモリを参照して取得した時間Tdと、DFシェーディング動作に要する時間Tsとを比較し(A3)、時間Tsの長さが時間Td以上であると判断した場合には(A3のY)、時間(Tds)’のカウンタバッファでのカウントを開始する(A4)。ここに、ステップA3によって、第1の比較手段としての機能が実行される。
【0060】
時間(Tds)’が、時間Ts−時間Tdで表わされる時間Tdsに達したと判断するまで時間(Tds)’のカウンタバッファでのカウントを継続し(A5のN)、図5中a2に示すように、時間(Tds)’が、時間Tdsに達したと判断した場合には(A5のY)、ADF12によるDFシートスルー動作を開始する(A6)。ここに、ステップA6によって、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0061】
これにより、DFシェーディング動作が終了して露光光学系25がシートスルー読取位置P1に位置付けられるタイミングと、DFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置P1に到達するタイミングとが、同一タイミングとなって図5中a3で重なる。これによって、図5中a3のタイミングで、DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0062】
ここで、例えば、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置と比較すると、本実施の形態では、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Td分短縮することができる。
【0063】
これによって、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能なカラーイメージスキャナ6であっても、単一の白基準板11に基づいてシェーディング補正を行うため、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、モータの駆動速度を高速化してキャリッジの移動速度を高速化することによる機械的な高速化を伴うことなく、シートスルーモードでの原稿画像の読取効率の向上を図ることができる。
【0064】
ところで、原稿画像の読み取りの解像度が通常の解像度よりも高く設定されている場合等では、ADF12によるDFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdが通常よりも長くなる。このような場合には、DFシェーディング動作に要する時間Tsよりも時間Tdの方が大きくなる状況が発生する(図6参照)。
【0065】
例えば、上述した理由により、DFシェーディング動作に要する時間Tsの長さの方が時間Tdよりも短いと判断した場合には(A3のN)、ステップA6に進み、図6中a1で示すタイミングから直ちにDFシートスルー動作を開始する。ここに、ステップA6によって、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0066】
これにより、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが、図6中a1で示す同一タイミングで開始される。
【0067】
これによって、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdが長い場合にも、図6中a6で示す原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0068】
ここで、例えば、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置と比較して、本実施の形態では、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Ts分短縮することができる。
【0069】
これによって、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能なカラーイメージスキャナ6で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの原稿画像の読取効率の向上を図ることができる。
【0070】
次に、本発明の第2の実施の形態について図7ないし図9を参照して説明する。本実施の形態は、シートスルーモードの設定下で、複数枚の原稿画像の読み取りを行う場合の各部の動作について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号性示し説明も省略する。以下、同様とする。
【0071】
図7は、本発明の第2の実施の形態のカラーイメージスキャナ6がシートスルーモードの設定下で、コントローラ層3から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャートである。図8および図9は、そのタイミングチャートである。
【0072】
先行する原稿画像の読取動作が終了するまで待機し(B1のN)、図8中b1に示すように、先行する原稿画像の読取動作が終了してコントローラ層3に向けて読取完了を発行した場合には(B1のY)、DFシェーディング動作を開始するとともにカウンタバッファでの時間(Ts)’のカウントを開始する(B2)。ここに、ステップB2によって、DFシェーディング手段としての機能の一部が実行されとともに、経過時間取得手段としての機能が実行される。
【0073】
また、読取完了を発行するまでにコントローラ層3から発行された読取準備要求を受けたか否かを判断する(B3)。ここに、ステップB3によって、次原稿判断手段としての機能が実行される。
【0074】
読取完了を発行するまでにコントローラ層3から発行された読取準備要求を受けたと判断した場合には(B3のY)、時間(Ts)’のカウントを継続しながらコントローラ層3から読取開始要求を受け取ったと判断するまで待機し(B4のN)、図8中b2に示すように、コントローラ層3から読取開始要求を受け取ったと判断した場合には(B4のY)、Ts−(Ts)’で表わされるDFシェーディング動作終了までの残り時間tsを取得するとともに、スキャナメモリを参照して時間Tdを取得する(B5)。ここに、ステップB5によって、残り時間取得手段としての機能が実行される。
【0075】
この残り時間tsとスキャナメモリを参照して取得される時間Tdとを比較して(B6)、残り時間tsの長さが時間Td以上であると判断した場合には(B6のY)、Ts−Tdで表わされる時間Tdsを取得するとともに(B7)、時間(Tds)’のカウントを開始する(B8)。ここに、ステップB6によって、第2の比較手段としての機能が実行される。
【0076】
時間(Tds)’が時間Tdsに達したと判断するまでカウントを継続し(B9のN)、図8中b3に示すように、時間(Tds)’が、時間Tdsに達したと判断した場合には(B9のY)、ADF12によるDFシートスルー動作を開始する(B10)。ここに、ステップB10によって、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0077】
これにより、後行する原稿画像の露光走査に先立って行われるDFシェーディング動作が終了して露光光学系25がシートスルー読取位置P1に位置付けられるタイミングと、DFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置P1に到達するタイミングとが、同一タイミングとなって図8中b4で重なる。これによって、図8中b4のタイミングで、DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0078】
ここで、例えば、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置での複数の原稿画像の連続読取動作と比較すると、本実施の形態では、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を各原稿画像について時間Td分ずつ短縮することができる。
【0079】
これによって、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能なカラーイメージスキャナ6であっても、単一の白基準板11に基づいてシェーディング補正を行うため、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、モータの駆動速度を高速化してキャリッジの移動速度を高速化することによる機械的な高速化を伴うことなく、シートスルーモードでの複数の原稿画像の連続読取効率の向上を図ることができる。
【0080】
ところで、上述したように、DFシェーディング動作に要する時間Tsよりも時間Tdの方が大きくなる状況が発生して(図9参照)、時間Tsの長さの方が時間Tdより短いと判断した場合には(B6のN)、ステップB10に進み、図9中b2で示すタイミングから直ちにシートスルーを開始する。ここに、ステップB10によって、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0081】
これにより、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが図9中b2で示す同一タイミングで開始される。
【0082】
これによって、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関しても、原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0083】
ここで、例えば、DFシェーディング動作終了後に露光光学系25をシートスルー読取位置P1に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置における複数の原稿画像の連続読取と比較して、各原稿画像について読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Ts分ずつ短縮することができる。
【0084】
これによって、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの読取効率の向上を図ることができる。
【0085】
なお、読取完了を発行するまでにコントローラ層3から発行された読取準備要求を受けたと判断した場合には(B3のY)、後行する原稿がないと判断して処理を終了する。
【0086】
次に、本発明の第3の実施の形態について図10ないし図12を参照して説明する。本実施の形態は、シートスルーモードの設定下で、複数枚の原稿画像の読み取りの途中で画像形成条件が変更された場合の各部の動作について説明する。
【0087】
図10は、本発明の第3の実施の形態のカラーイメージスキャナ6がシートスルーモードの設定下で、コントローラ層3から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャートである。図11および図12は、そのタイミングチャートである。
【0088】
先行する原稿画像の読取動作が終了するまで待機し(C1のN)、図11中c1に示すように、先行する原稿画像の読取動作が終了してコントローラ層3に向けて読取完了を発行した場合には(C1のY)、読取完了を発行するまでにシェーディング条件の変更要求があったか否かを判断する(C2)。ここに、ステップC2によって、変更判断手段としての機能が実行される。
【0089】
ここで、シェーディング条件の変更とは、例えば、読み取りに際しての解像度の設定変更等によって生じるものであり、具体的な設定変更技術等については公知の技術であるため説明を省略する。
【0090】
図11中c0に示すように、読取完了を発行するまでにシェーディング条件の変更要求があったと判断した場合には(C2のY)、今現在設定されているシェーディング条件で、読取完了を発行した原稿読取に関するDFシェーディング動作を開始する(C3)。ここに、ステップC3によって、DFシェーディング手段としての機能の一部が実行される。
【0091】
読取完了を発行した原稿読取に関するDFシェーディング動作が終了して読取準備が整った場合には、読取準備が整ったことを示す読取準備完了をコントローラ層3に向けて発行する。
【0092】
この読取準備完了を発行したと判断するまで待機し(C4のN)、図11中c2に示すように、読取準備完了を発行したと判断した場合には(C4のY)、読取開始要求を受けたと判断するまで待機する(C5のN)。ここに、ステップC4によって、完了判断手段としての機能が実行される。
【0093】
図11中c3に示すように、読取開始要求を受けたと判断した場合には(C5のY)、後行する原稿画像のDFシェーディング動作を開始するとともに、スキャナメモリを参照して時間Tdを取得する(C6)。なお、後行する原稿画像のDFシェーディング動作に要する時間をTssとすると、変更後のシェーディング条件によっては、後行する原稿画像のDFシェーディング動作に要する時間をTssが先行するDFシェーディング動作に要する時間Tsと異なる場合があるが、本実施の形態では、先行する原稿画像と後行する原稿画像のDFシェーディング動作に要する時間は同一時間Tsであるとする。
【0094】
スキャナメモリを参照して取得した時間Tdと、DFシェーディング動作に要する時間Tsとを比較し(C7)、時間Tsの長さが時間Td以上であると判断した場合には(C7のY)、時間(Tds)’のカウントを開始する(C8)。ここに、ステップC7によって、第3の比較手段としての機能が実行される。
【0095】
時間(Tds)’が、時間Tdsに達したと判断するまで時間(Tds)’のカウントを継続し(C9のN)、図11中c4に示すように、時間(Tds)’が、時間Tdsに達したと判断した場合には(C9のY)、ADF12によるDFシートスルー動作を開始する(C10)。ここに、ステップC10によって、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0096】
これにより、後行する原稿画像のDFシェーディング動作が終了して露光光学系25がシートスルー読取位置P1に位置付けられるタイミングと、DFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置P1に到達するタイミングとが、同一タイミングとなって図11中c5で重なる。これによって、例えば、複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、変更に対応したDFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0097】
ここで、例えば、DFシェーディング動作終了後に露光光学系25をシートスルー読取位置P1に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置で複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合と比較して、本実施の形態では、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を各変更毎に時間Td分ずつ短縮することができる。
【0098】
これによって、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能なカラーイメージスキャナ6であっても、単一の白基準板11に基づいてシェーディング補正を行うため、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、モータの駆動速度を高速化してキャリッジの移動速度を高速化することによる機械的な高速化を伴うことなく、シートスルーモードでの複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、シートスルーモードでの原稿画像の読取効率の向上を図ることができる。
【0099】
一方、ステップC2で、読取完了を発行するまでにシェーディング条件の変更要求がないと判断した場合には(C2のN)、ステップC11に進む。ステップC11からステップC17およびステップC10では、今現在設定されているシェーディング条件のままで、図7中ステップB2からステップB9までの処理と同様の処理を行う。
【0100】
ところで、上述した理由により、ADF12によるDFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdが、DFシェーディング動作に要する時間Tsの長さの方が時間Tdよりも短いと判断した場合には(C7のN)、ステップC10に進み、図12中c3で示すタイミングから直ちにDFシートスルー動作を開始する。ここに、ステップC10によって、DFシートスルー手段としての機能の一部が実行される。
【0101】
これにより、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが、図12中c3で示す同一タイミングで開始される。
【0102】
これによって、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdが長い場合にも、図12中c6で示す原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。
【0103】
ここで、例えば、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置P1に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置で複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合と比較して、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を各変更毎に時間Td分ずつ短縮することができる。
【0104】
これによって、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能なカラーイメージスキャナ6で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置P1に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、シートスルーモードでの原稿画像の読取効率の向上を図ることができる。
【0105】
次に、本発明の第4の実施の形態について図13を参照して説明する。本実施の形態は、電子写真方式の複写機への適用例を示す。
【0106】
図13は、本発明の第4の実施の形態の複写機を示す縦断側面図である。複写機50は、第1の実施の形態で説明したカラーイメージスキャナ6と、カラーイメージスキャナ6の下方に設けられた図1に示すデバイス層の画像出力装置7である画像形成装置としてのプリンタユニットとにより構成されている。以降、プリンタユニットを画像出力装置と同じ符号7を付けて説明する。
【0107】
プリンタユニット7には、用紙を積層する給紙トレイ51から電子写真方式のプリンタ部52、定着器53を経由して排紙スタッカ部54へ至る用紙搬送路55が形成されている。プリンタ部52のほぼ中央に設けられた感光体56の周囲には、感光体56の表面を一様に帯電させる帯電器57、カラーイメージスキャナ6で読み取った原稿画像を感光体56上に露光する露光器58、露光されることにより感光体56の表面に形成された潜像にトナーを付着させることで顕像化する現像器59、用紙搬送路55中を搬送されてきた用紙に顕像を転写する転写器60等により形成されている。
【0108】
このような構成において、カラーイメージスキャナ6で読み取った原稿画像は、プリンタ部52により、用紙搬送路55中をタイミング調整されて搬送されてきた用紙上に形成され、定着器53により定着される。
【0109】
本実施の形態の複写機50によれば、カラーイメージスキャナ6により読み取った原稿画像をプリンタ部52により用紙上に形成する画像形成動作に際して、シートスルーモードの設定下でのカラーイメージスキャナ6による原稿画像の読み取理速度の向上を図ることができる。
【0110】
これによって、使用者に対して利便性の高い複写機50を提供することができる。
【0111】
なお、本実施の形態では、電子写真方式のプリンタ部52としたが、これに限るものではなく、例えば、インクジェットを有するインクジェットプリンタ等へ適用してもよい。
【0112】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像読取装置によれば、後行する原稿画像の露光走査に先立って行われるDFシェーディング動作が終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置付けられるタイミングとDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達するタイミングとが同一タイミングとなるので、複数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関しても、DFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。これによって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置における複数の原稿画像の連続読取に際して、各原稿画像について読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Td分ずつ短縮することができるので、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの複数の原稿画像の連続読取効率の向上を図ることができる。
また、DFシェーディング動作が終了して露光光学系がシートスルー読取位置に位置付けられるタイミングとDFシートスルー動作を開始してから当該原稿画像がシートスルー読取位置に到達するタイミングとが同一タイミングとなるので、例えば、複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、変更に対応したDFシェーディング動作終了後直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。これによって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置で複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合と比較して、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を各変更毎に時間Td分ずつ短縮することができ、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、読取効率の向上を図ることができる。
【0113】
請求項2記載の発明によれば、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合にも、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。これによって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置と比較して、読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Ts分短縮することができ、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの読取効率の向上を図ることができる。
【0115】
請求項記載の発明によれば、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続読取に際しての2枚目以降の原稿画像に関しても、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。これによって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置における複数の原稿画像の連続読取に際して、各原稿画像について読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Ts分ずつ短縮することができ、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの読取効率の向上を図ることができる。
【0117】
請求項記載の発明によれば、DFシェーディング動作とDFシートスルー動作とが同一タイミングで開始されるため、例えば、読み取りの解像度が高く設定されている場合等、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdが長い場合における複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達したタイミングで直ちに原稿画像の露光走査を開始することができる。これによって、DFシェーディング動作終了後に露光光学系をシートスルー読取位置に位置付けてからDFシートスルー動作を開始するようにしていた従来の画像読取装置における複数の原稿画像の連続読取の途中でシェーディング条件の変更があった場合にも、各原稿画像について読取開始要求が発行されてから原稿画像の露光走査を開始するまでの時間を時間Tss分ずつ短縮することができ、ブックリードモードおよびシートスルーモードの2種類の原稿画像の読取動作を行うことが可能な装置で、DFシートスルー動作を開始してからこの原稿画像の先端がシートスルー読取位置に到達するまでの時間Tdに左右されることなく、読取モードの違いによるシェーディング補正の精度のばらつきを防止するとともに、シートスルーモードでの読取効率の向上を図ることができる。
【0118】
請求項記載の発明の複写機によれば、請求項1ないし4のいずれか一に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った原稿画像を用紙に形成する画像形成装置と、を備えるので、請求項1ないし4のいずれか一に記載の画像読取装置の効果を有する複写機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像処理システムを概略的に示すブロック図である。
【図2】カラーイメージスキャナを示す縦断側面図である。
【図3】露光光学系の一部を示す縦断側面図である。
【図4】シートスルーモードの設定下で、コントローラ層から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャートである。
【図5】そのタイミングチャートである。
【図6】そのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態のカラーイメージスキャナがシートスルーモードの設定下で、コントローラ層から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャートである。
【図8】そのタイミングチャートである。
【図9】そのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態のカラーイメージスキャナがシートスルーモードの設定下で、コントローラ層から読取開始要求が発行されてから原稿画像の読取動作を開始するまでの流れを概略的に示すフローチャートである。
【図11】そのタイミングチャートである。
【図12】そのタイミングチャートである。
【図13】本発明の第4の実施の形態の複写機を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
6 画像読取装置
7 画像形成装置
25 露光光学系
50 複写機
P1 シートスルー読取位置
P2 白基準板読取位置

Claims (5)

  1. 原稿画像の読取動作の開始を要求する読取開始要求が発行される毎にこの原稿画像と露光光学系とを相対的に移動させて露光走査することで原稿画像を読み取るようにし、前記露光光学系を定められたシートスルー読取位置に位置付けて前記原稿画像を移動させることにより前記原稿画像を露光走査するシートスルーモードにおいて複数枚の原稿画像の読み取り途中で解像度の設定変更が可能な画像読取装置において、
    前記シートスルーモードで前記読取開始要求が発行された場合に各前記原稿画像の露光走査に先立って白基準板読取位置に位置付けた前記露光光学系によりこの白基準板読取位置に設けられた単一の白基準板を露光走査してシェーディングデータを取得してから前記露光光学系を前記シートスルー読取位置に位置付けるDFシェーディング動作を行うDFシェーディング手段と、
    前記シートスルーモードで前記読取開始要求が発行された場合に前記静止読取位置を通過するように前記原稿画像を移動させるDFシートスルー動作を行うDFシートスルー手段と、
    前記シートスルーモードで先行する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像の読取準備を要求する読取準備要求があったか否かを判断する次原稿判断手段と、
    前記次原稿判断手段が先行する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに後行する前記原稿画像の前記読取準備要求があったと判断した場合、前記シートスルーモードで先行する前記原稿画像に関する読み取りが完了するまでに、前記解像度の設定変更に伴う、後行する前記原稿画像に関するシェーディング条件の設定の変更があったか否かを判断する変更判断手段と、を具備して、
    前記変更判断手段が前記シェーディング条件の設定の変更がなかったと判断した場合、先行する前記原稿画像の読み取りの完了と同時に前記DFシェーディング動作を開始するとともに該DFシェーディング動作を開始してからの経過時間(ts)’を取得する経過時間取得手段と、
    前記経過時間取得手段が取得した前記経過時間(ts)’に基づいて前記DFシェーディング動作の終了までに要する残り時間tsを取得する残り時間取得手段と、を具備して、
    前記DFシートスルー手段は、
    後行する前記原稿画像の前記読取開始要求の発行から前記残り時間取得手段が取得した前記残り時間tsが経過した時点で後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにし、
    一方、
    前記変更判断手段が前記シェーディング条件の設定の変更があったと判断した場合、先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作が完了したか否かを判断する完了判断手段と、を具備して、
    前記DFシェーディング手段は、
    前記完了判断手段によって先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作の完了を判断した後の前記読取開始要求の発行に応じて後行する前記原稿画像の読み取り前の前記DFシェーディング動作を開始し、
    前記DFシートスルー手段は、
    後行する前記原稿画像の前記DFシェーディング動作に要する時間をTss、前記DFシートスルー動作を開始してから前記原稿画像の先端が前記シートスルー読取位置に到達するまでに要する時間をTdとするとき、前記完了判断手段によって先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作の完了を判断した後の前記読取開始要求の発行から時間Tds=Tss−Tdが経過した時点で後行する前記原稿画像に関する前記DFシートスルー動作を開始するようにしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記DFシェーディング手段が前記DFシェーディング動作に要する時間をTsとするとき、
    前記シートスルーモードで前記読取開始要求が発行された場合に前記時間Tsと前記時間Tdとの長さを比較する第1の比較手段を具備して、
    前記DFシートスルー手段は、
    前記第1の比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に前記DFシートスルー動作を開始するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記残り時間取得手段が取得した前記残り時間tsと前記時間Tdとの長さを比較する第2の比較手段を具備して、
    前記DFシートスルー手段は、
    前記第2の比較手段が前記時間tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記完了判断手段によって先行する前記原稿画像の読み取り直後の前記DFシェーディング動作の完了を判断した後に前記読取開始要求が発行された場合に、前記時間Tsと前記時間Tdとの長さを比較する第3の比較手段を具備して、
    前記DFシートスルー手段は、前記第3の比較手段が前記時間Tsよりも前記時間Tdの方が長いと判断した場合に前記読取開始要求の発行と同時に後行する前記原稿画像の前記DFシートスルー動作を開始するようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った原稿画像を用紙に形成する画像形成装置と、を備える複写機。
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