JP2005166218A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ディスク装置1において、光ピックアップ3のディスク半径方向への移動を案内する主案内軸4aと副案内軸4bのディスク対向面側を覆うカバー5aを、上記副案内軸4bまでの距離が対物レンズ3aから該副案内軸4bまでの距離よりも短くなる位置またはレーザ駆動回路と平面的に重なる位置に貫通孔6aを設けた構成とし、光ディスクの回転により発生する空気流を該貫通孔6aを通して上記光ピックアップ3側に導き、該光ピックアップ3内の発熱源としてのレーザ駆動回路を冷却する。
【選択図】 図1
Description
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、光ピックアップの平面寸法や部品数を増大させずに光ピックアップの放熱性を向上させ、動作時の温度上昇を抑えられるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、装置の温度上昇を抑えて記録または再生性能を確保できる技術の提供にある。
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態の説明図である。図1は、本発明の第1の実施形態としての光ディスク装置の全体平面図、図2は、図1の構成における光ピックアップとその周辺部の構成図、図3は、光ピックアップとその周辺部の内部構成図、図4は、光ピックアップとその周辺部の断面図である。
図1において、1は光ディスク装置、2はスピンドルモータ、3は、光ディスクにレーザ光を照射するとともに反射レーザ光を受光する光ピックアップ、3aは、光ピックアップ3内の対物レンズ、4aは、金属材で構成され、光ピックアップ3の移動機構部(図示なし)側に配され、該光ピックアップ3のディスク半径方向への移動を案内する主案内軸、4bは、金属材で構成され、上記主案内軸4aと平行に配され、該主案内軸4aとともに上記光ピックアップ3の上記ディスク半径方向への移動を案内する副案内軸、5aはカバー、6aは、光ピックアップ3の冷却のための空気流を通すためにカバー5aの平面内に設けられた貫通孔、7は、同じくカバー5aの平面内に設けられた主貫通孔、10は、金属材で構成され、光ピックアップ3のディスク内周側への移動位置を検出するための光反射面をディスク内周側の先端部10aに有する板状部材、13は、光ピックアップ3上の回路や電子部品と装置本体側の主回路基板との間を電気的に接続するフレキシブル配線基板、30は、上記主案内軸4a、副案内軸4bが設けられた基材、50は、光ディスクを装置内に搬入したり、装置外に搬出するためのトレイである。
図2は、光ピックアップ3が光ディスクの外周側に移動したときの状態を示す。
図3において、14はレーザ駆動回路、15は、主案内軸4aに平行に設けられ、回転により光ピックアップ3をディスク半径方向に移動させるリードスクリュー、20は、リードスクリュー15を回転駆動するスライダモータ、40は、光ピックアップ3のリードスクリュー15に係合し直線移動する移動機構部である。レーザ駆動回路14は、副案内軸4bまでの距離が対物レンズ3aから該副案内軸4bまでの距離よりも短い位置であってかつ板状部材10の先端部10aに近接した位置に設けられる。レーザ駆動回路14は、副案内軸4bに対しては、例えば約10×10−3m以下の位置に設ける。該位置で、該レーザ駆動回路のICケース面が該板状部材10に直接または伝熱用部材を介して当接される。情報の記録または再生動作時、レーザ駆動回路14で発生した熱は、上記副案内軸4b側や上記板状部材10側に伝わって消失されるとともに、該レーザ駆動回路14は、光ディスクの回転により発生した空気流がカバー5aの貫通孔6a(図1、図2)を通り、光ピックアップ3表面に設けた板状部材10の平面のうち、少なくともレーザ駆動回路14が配された部分及び先端部10aに当ることにより、該板状部材10が冷却され、間接的に該レーザ駆動回路14が冷却される。
図4において、60は、レーザ駆動回路14のICケース上に設ける伝熱用部材、100は、光ディスクの回転により発生した空気流のうち、カバー5aの貫通孔6aを通る空気流、200は、レーザ駆動回路14で発生した熱の流れである。本構成では、レーザ駆動回路14のICケースは、伝熱用部材60を介して板上部材10の平面に接している。レーザ駆動回路14で発生した熱は、伝熱用部材60から板状部材10側に伝わり、さらに、その先端部10aや副案内軸4bなどに伝わり、やがて消失される。板状部材10は、先端部10aを含むその表面部に空気流100が当ることで、該表面部を冷却され、放熱性が高まる。
本第2の実施形態では、カバーに、光ディスクの半径方向の複数位置に、該位置における光ディスクの曲率に対応した形状と大きさを有する貫通孔を設ける。他の部分の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であり、以下、説明で用いる構成要素にも該第1の実施形態の場合と同様の符号を用いるとする。
本第3の実施形態では、カバーに、光ディスクの半径方向の複数位置に、長円状の貫通孔を設ける。他の部分の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であり、以下、説明で用いる構成要素にも該第1の実施形態の場合と同様の符号を用いるとする。
本第4の実施形態では、カバーに、光ディスクの半径方向の複数位置に、円形状の貫通孔を設ける。他の部分の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であり、以下の説明中で用いる構成要素にも該第1の実施形態の場合と同様の符号を用いるとする。
2…スピンドルモータ、
3…光ピックアップ、
3a…対物レンズ、
4a…主案内軸、
4b…副案内軸、
5a、5b、5c、5d…カバー、
6a、6b1〜6b5、6c1〜6c10、6d1〜6d14…貫通孔、
7…主貫通孔、
10…板状部材、
13…フレキシブル配線基板、
14…レーザ駆動回路、
15…リードスクリュー、
20…スライダモータ、
30…基材、
40…移動機構部、
50…トレイ、
60…伝熱用部材。
Claims (6)
- 光ピックアップから光ディスクにレーザ光を照射し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
上記光ピックアップの移動機構部側に配され該光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する主案内軸と、
上記移動機構部とは反対側の光ピックアップ端部側において上記主案内軸と平行に配され、該主案内軸とともに上記光ピックアップの上記ディスク半径方向への移動を案内する副案内軸と、
上記主副両案内軸を固定する基材と、
上記光ピックアップ上にあってレーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、
上記基材のディスク対向面側に設けられ、上記主副両案内軸のディスク対向面側を覆い、上記レーザ駆動回路と平面的に重なる位置に貫通孔を有するカバーと、
を備え、上記光ディスクの回転により発生する空気流を上記貫通孔を通して上記光ピックアップ側に導き、該光ピックアップを冷却する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ピックアップから光ディスクにレーザ光を照射し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
上記光ピックアップの移動機構部側に配され該光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する主案内軸と、
上記移動機構部とは反対側の光ピックアップ端部側において上記主案内軸と平行に配され、該主案内軸とともに上記光ピックアップの上記ディスク半径方向への移動を案内する副案内軸と、
上記主副両案内軸を固定する基材と、
上記基材のディスク対向面側に設けられ、上記主副両案内軸のディスク対向面側を覆い、上記光ピックアップと平面的に重なる位置であって上記副案内軸までの距離が該光ピックアップ内の対物レンズから該副案内軸までの距離よりも短い位置に、貫通孔を有するカバーと、
を備え、上記光ディスクの回転により発生する空気流を、上記貫通孔を通して上記光ピックアップ側に導く構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ピックアップから光ディスクにレーザ光を照射し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
上記光ピックアップの移動機構部側に配され該光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する主案内軸と、
上記移動機構部とは反対側の光ピックアップ端部側において上記主案内軸と平行に配され、該主案内軸とともに上記光ピックアップの上記ディスク半径方向への移動を案内する副案内軸と、
上記光ピックアップ上にあって上記副案内軸までの距離が、対物レンズから該副案内軸までの距離よりも短くなる位置に配され、レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、
を備え、上記レーザ駆動回路で発生した熱を上記副案内軸側に伝える構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ピックアップから光ディスクにレーザ光を照射し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
上記光ピックアップのディスク対向面側またはその反対面側に設けられ、該光ピックアップのディスク内周側への移動位置を検出するための光反射面を有する板状部材と、
IC構成を有し、上記光ピックアップ上に、ICケース面が上記板状部材の平面に直接または伝熱用部材を介して接するように配され、レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、
を備え、上記レーザ駆動回路で発生した熱を上記板状部材側に伝え放熱する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ピックアップから光ディスクにレーザ光を照射し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
上記光ピックアップの移動機構部側に配され該光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する主案内軸と、
上記移動機構部とは反対側の光ピックアップ端部側において上記主案内軸と平行に配され、該主案内軸とともに上記光ピックアップの上記ディスク半径方向への移動を案内する副案内軸と、
上記光ピックアップのディスク対向面側またはその反対面側に設けられ、該光ピックアップのディスク内周側への移動位置を検出するための光反射面を有する板状部材と、
IC構成を有し、上記光ピックアップ上で、ICケースが上記板状部材の平面に直接または伝熱用部材を介して接し、かつ、上記副案内軸までの距離が、対物レンズから該副案内軸までの距離よりも短くなる位置に配され、レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、
を備え、上記レーザ駆動回路で発生した熱を上記副案内軸側と上記板状部材側とに伝えて放熱する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ピックアップから光ディスクにレーザ光を照射し情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
上記光ピックアップの移動機構部側に配され該光ピックアップのディスク半径方向への移動を案内する主案内軸と、
上記移動機構部とは反対側の光ピックアップ端部側において上記主案内軸と平行に配され、該主案内軸とともに上記光ピックアップの上記ディスク半径方向への移動を案内する副案内軸と、
上記光ピックアップのディスク対向面側またはその反対面側に設けられ、該光ピックアップのディスク内周側への移動位置を検出するための光反射面を有する板状部材と、
IC構成を有し、上記光ピックアップ上で、ICケースが上記板状部材の平面に直接または伝熱用部材を介して接し、かつ、上記副案内軸までの距離が、対物レンズから該副案内軸までの距離よりも短くなる位置に配され、上記レーザ光を発生するレーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、
上記主副両案内軸を固定する基材と、
上記基材のディスク対向面側に設けられ、上記主副両案内軸のディスク対向面側を覆い、上記光ピックアップと平面的に重なる位置であって上記副案内軸までの距離が対物レンズから該副案内軸までの距離よりも短くなる位置に貫通孔を有するカバーと、
を備え、上記レーザ駆動回路で発生した熱を、上記副案内軸側と上記板状部材側とに伝えるとともに、上記光ディスクの回転により発生する空気流を、上記貫通孔を通して上記板状部材側に導き、該光ピックアップを冷却する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
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JP2003407536A Pending JP2005166218A (ja) | 2003-12-05 | 2003-12-05 | 光ディスク装置 |
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2003
- 2003-12-05 JP JP2003407536A patent/JP2005166218A/ja active Pending
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