JP2006286173A - 光ピックアップ装置および光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱のための新たな部材を追加することなく、放熱効果を充分に持たせることが可能な光ピックアップ装置および光ディスク装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源1と、レーザ光源1に電力を供給する電源15と、光ディスクの回転により生ずる風を電源15に向けて導入させる第1開口部13aを有すると共に電源15を覆う上面カバーと、第1開口部13aから導入された風を電源15を経由して排出する第2開口部19を設けた側面部とを備えた光ピックアップ装置21とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ、モバイル端末機器などの電子機器に搭載される光ディスク装置およびその光ディスク装置に好適に用いられる光ピックアップ装置に関するものである。
図を参照しながら従来の光ピックアップ装置について説明する。図9は従来の光ピックアップ装置の光学系の概略構成図である。簡単のために光源は1つとし、RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生成するための光学系の構成は省略した。
レーザ光源101はDVD用あるいはCD用の情報の記録または再生を行うためのレーザ光を出射する半導体レーザダイオードである。DVD用とCD用の光源を近接して設置した2波長半導体レーザ光源としても良い。
レーザ光源101から出射された光(以下、往路光という。)はビームスプリッタ102に入射する。ビームスプリッタ102は偏光分離膜を斜面にはさんだプリズムである。ビームスプリッタ102は往路光を光ディスク107へ向かう光とレーザ光源101の光量制御に使われる光量モニタ109へ向かう光とに分離する。さらに光ディスク107で反射された光(以下、復路光という。)をレーザ光源101には戻さずに受光器108へ向かうように往路光と復路光を分離する。
光ディスク107に向かった往路光はコリメートレンズ103に入射する。コリメートレンズ103は発散光である往路光を平行光にあるいは平行光である復路光を集束光にする働きをするレンズで、光学ガラスまたは光学プラスチックで作製される。
コリメートレンズ103で平行光に変換された往路光はさらに立ち上げミラー104で反射されて1/4波長板105に入射する。立ち上げミラー104はそれまで光ディスク107の面と略平行だった光路を略垂直に立ち上げるミラーである。1/4波長板105は直線偏光である往路光を円偏光に変換し、円偏光である復路光を往路光とは垂直の直線偏光に変換するように水晶等の複屈折性光学材料で作製される。
1/4波長板105を通過した往路光は光ディスク107で焦点を結ぶように対物レンズ106で集束光に変換される。対物レンズ106は光学ガラスまたは光学プラスチックで作製される。光ディスク107はDVD用およびCD用の各種ディスクである。
光ディスク107で反射された光は対物レンズ106、1/4波長板105、立ち上げミラー104、コリメートレンズ103を通過し、ビームスプリッタ102に入射する。復路光はビームスプリッタ102で往路光と分離されて受光器108に入射する。受光器108は復路光を受光し、RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号などを生成する電気信号を出力する。
一方、ビームスプリッタ102で分離された往路光の一部は光量モニタ109に入射する。光量モニタ109は受光量に応じた電気信号を出力する。光量制御回路110は光ディスク装置本体(図示せず)にあり、光量モニタ109で出力された電気信号に基づいて光量モニタ109の出力すなわち光ディスク107に入射する光の光量が一定になるようにレーザ光源駆動用の電源111を制御する。電源111はレーザ光源101を所定の出力で発光させる。
図10は従来の光ピックアップ装置の外観斜視図である。光ピックアップ装置の上記構成部材はキャリッジ112に直接または他の部材を介して設けられる。特にレーザ光源101やレーザ光源駆動用の電源111等のように通電して使用する部品はフレキシブルプリント基板(以下FPCと言う。)116に載設されてキャリッジ112に載設される。光ディスク107に対向する面にはFPC116およびFPC116に載設された部品が光ディスク107に接触しないよう、上面カバー113およびアクチュエータカバー114が設置される。したがって、光ピックアップ装置の光ディスク107に対向する側で露出するのは対物レンズ106や対物レンズ106を駆動するアクチュエータ115、レーザ光源101の一部等の部品のみである。
ところで、光ディスク107に記録を行う際には、高出力のレーザ光源101やレーザ光源駆動用の電源111が必要である。レーザ光源101やレーザ光源駆動用の電源111は発熱体である。これら発熱体は高出力であるほどその発熱量が大きく、補償温度を越えて発熱体自身の温度を上げてしまい、記録再生特性に影響を及ぼす場合がある。特に高倍速での記録をするためには必要とされるレーザ光源101の出力も高くすることが求められるため、この発熱の問題はより顕著になる。特に電源111は上面カバー113の下面側の光ピックアップ本体の内部に配置されており、熱がこもりやすい。さらに光ディスク装置の薄型化や小型化が進んでおり、光ピックアップ装置にも薄型化や小型化が要求される。そのため熱容量が低下しており、発熱体の温度は上がりやすい。
そのため光ピックアップ装置の発熱体の温度をいかに低く抑えるかが重要な課題である。そのため光ピックアップ装置で発生した熱を空気の流れを使って逃がすことを目的とした技術が、例えば(特許文献1)、(特許文献2)、(特許文献3)に記載されている。(特許文献1)と(特許文献2)では、光ディスク107の回転により発生する風を冷却すべき部分まで導く導風部材を新たに設けている。また、(特許文献3)では、光ディスク装置内部または外部の空気を吸い込んで光ディスク装置内の冷却すべき部分に吹き付ける送風部を新たに設けている。
特開平10−124917号公報 特開2001−76362号公報 特開2002−184167号公報
しかし、これらのものは薄型、小型の光ディスク装置や光ピックアップ装置における発熱体の温度を低く押さえることを特に認識したものではなく、新たな部材を追加することで光ピックアップ装置から放熱させている。そのため薄型、小型の光ディスク装置に搭載することは、困難を伴うか、仮に搭載することができても充分な放熱性を有するものではなくなってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、放熱のための新たな部材を追加することなく、放熱効果を充分に持たせることが可能な光ピックアップ装置、すなわち薄型、小型にすることができ、しかも高倍速記録にも対応できる光ピックアップ装置と、この光ピックアップ装置を用いた光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源に電力を供給する電源と、前記光ディスクの回転により生ずる風を前記電源に向けて導入させる第1開口部を有すると共に前記電源を覆う上面カバーと、前記第1開口部から導入された風を前記電源を経由して排出する第2開口部を設けた側面部とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置とした。
光ディスクの回転により発生した風を光ピックアップ装置自体に取り込み、その流れの中に発熱体である電源を置くことで、電源の熱をこの風を介して光ピックアップ装置の外部に逃がすため、電源の温度の上昇を抑えることができる。また、放熱のための新たな部材を設けておらず光ピックアップ装置は厚く、大きくはならない。
また、対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源と前記レーザ光源に電力を供給する電源と前記光ディスクの回転により生ずる風を前記電源に向けて導入させる第1開口部を有すると共に前記電源を覆う上面カバーと前記第1開口部から導入された風を前記電源を経由して排出する第2開口部を設けた側面部とを有する光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を覆い且つ前記光ピックアップ装置の対物レンズを露出させる第3開口部を有する保護カバーと、を具備し、前記上面カバーが前記第3開口部の端部に近接する領域において前記上面カバーに段差を設け、前記段差を、前記光ディスクの回転により生ずる風を前記第3開口部から前記第1開口部に案内するガイドとしたことを特徴とする光ディスク装置とした。
光ディスクの回転により発生した風を光ピックアップ装置自体に取り込み、その流れの中に発熱体である電源を置くことで、電源の熱をこの風を介して光ピックアップ装置の外部に逃がすため、電源の温度の上昇を抑えることができる。また、放熱のための新たな部材を設けておらず光ピックアップ装置は厚く、大きくはならない。さらに段差を設けることで、光ディスクの回転により生じた風をより効率良く第1開口部に導くことができるため、電源の温度の上昇をより抑えることができる。
本発明の光ピックアップ装置は放熱のための新たな部材を設けずに、発熱体の温度の上昇を抑えることができる。そのため、薄型、小型にすることができ、しかも高倍速記録用の高出力のレーザ光源を用いることができ、高倍速記録にも対応できる。また、本発明の光ディスク装置は放熱のための新たな部材を設けずに、発熱体の温度の上昇を抑えることができる光ピックアップ装置を備え、光ピックアップ装置の効果をさらに強めて発熱体の温度の上昇を抑える。そのため、薄型、小型にすることができ、高倍速記録にも対応できる。
本発明の請求項1の発明は、光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光源に電力を供給する電源と、光ディスクの回転により生ずる風を電源に向けて導入させる第1開口部を有すると共に電源を覆う上面カバーと、第1開口部から導入された風を電源を経由して排出する第2開口部を設けた側面部とを備えた光ピックアップ装置である。
光ディスクの回転により発生した風を光ピックアップ装置自体に取り込み、その流れの中に発熱体である電源を置くことで、電源の熱をこの風を介して光ピックアップ装置の外部に逃がすため、電源の温度の上昇を抑えることができる。また、放熱のための新たな部材を設けておらず光ピックアップ装置は厚く、大きくはならない。そのため、薄型、小型にすることができ、しかも高倍速記録用の高出力のレーザ光源を用いることができ、高倍速記録にも対応できる。
請求項2の発明は、対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源とレーザ光源に電力を供給する電源と光ディスクの回転により生ずる風を電源に向けて導入させる第1開口部を有すると共に電源を覆う上面カバーと第1開口部から導入された風を電源を経由して排出する第2開口部を設けた側面部とを有する光ピックアップ装置と、光ピックアップ装置を覆い且つ光ピックアップ装置の対物レンズを露出させる第3開口部を有する保護カバーと、を具備し、上面カバーが第3開口部の端部に近接する領域において上面カバーに段差を設け、段差を、光ディスクの回転により生ずる風を第3開口部から第1開口部に案内するガイドとした光ディスク装置である。
光ディスクの回転により発生した風を光ピックアップ装置自体に取り込み、その流れの中に発熱体である電源を置くことで、電源の熱をこの風を介して光ピックアップ装置の外部に逃がすため、電源の温度の上昇を抑えることができる。また、放熱のための新たな部材を設けておらず光ピックアップ装置は厚く、大きくはならない。さらに段差を設けることで、光ディスクの回転により生じた風をより効率良く第1開口部に導くことができるため、電源の温度の上昇をより抑えることができる。そのため、薄型、小型にすることができ、しかも高倍速記録用の高出力のレーザ光源を用いることができ、高倍速記録にも対応できる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、光ディスクの回転により生じ第1開口部に向かう風と光ディスクの回転により生じ段差に案内された風とが合流して第1開口部に入り込む光ディスク装置である。
2つの方向から流れる風が合流するので第1開口部に入り込む風量が増大するので、第1開口部から保護カバーの下面側に入り込む風速を上げる。そのため、発熱体である電源が発する熱を簡易な構成で効率的に外部に発散させることができる。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、ガイドは、光ディスクの回転により生ずる風を第3開口部から広く受け入れて狭く第1開口部に案内するように、段差のエッジを第3開口部の端部に対して斜めに設けて形成された光ディスク装置である。
光ディスクの回転により生じガイドに沿って流れる風は、第1開口部に近づくにつれて流速を増して第1開口部に導かれる。そのため、より効率良く電源に風を送り込むことができる。
請求項5の発明は、請求項2の発明において、第2開口部は、光ピックアップ装置の側面部に電源とほぼ同一高さの位置に設けられた光ディスク装置である。
光ディスクの回転により生じた風は、第1開口部から第2開口部までほぼ1直線に流れることができ、発熱体である電源付近で風量、風速を大きくすることができ、電源の熱をより多く逃がすことができる。
請求項6の発明は、請求項2の発明において、電源は光ピックアップ装置内でフレキシブルプリント基板に載置され、上面カバーとフレキシブルプリント基板とで第1開口部から第2開口部へ向かう風の経路を形成した光ディスク装置である。
フレキシブルプリント基板は電源に給電するとともに平坦であり、同じく平坦な上面カバーとで風の経路を形成することでスムーズに風を流すことができる。
請求項7の発明は、請求項2の発明において、光ピックアップ装置は内部に壁面を有し、壁面の上部は第1開口部から電源に向けて傾斜している光ディスク装置である。
風の流れを乱す凹凸が滑らかになり、より多くの空気がスムーズに発熱体である電源に導かれるため効率良く電源から熱を逃がすことができる。
請求項8の発明は、請求項7の発明において、壁面は、レーザ光源から対物レンズにレーザ光を導く光学部品を保持している光ディスク装置である。
光学部品は壁面に保持されることで光ピックアップ装置内の必要な箇所に精度良く配置される。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、光学部品は、ビームスプリッタである光ディスク装置である。
ビームスプリッタはレーザ光源から出射されたレーザ光を対物レンズに向かうように光路を折り曲げる働きもする。光路を折り曲げることで電源を第1開口部と第2開口部の間に配置することができる。
請求項10の発明は、請求項2の発明において、レーザ光源は、複数の異なる波長のレーザ光を出射する光ディスク装置である。
異なる複数種類の波長に対応する光ディスクにレーザ光を照射できる。また、異なる複数種類の波長に対応する光ディスクにレーザ光を照射しようとする場合、レーザ光源が1つで済み、1種類の波長のレーザ光を出射する複数個のレーザ光源を備える場合に比べ、対物レンズにレーザ光を導く光学部品を減らすことができる。そのため、その減らした光学部品のスペースに発熱源である電源を配置することができる。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態1の光ピックアップ装置の光ディスク側からの外観斜視図、図2は図1の向きを変えた拡大外観斜視図、図3は本実施の形態1の光ピックアップ装置の光学系の構成図である。
まず、光ピックアップ装置の光学系の構成について説明する。図3において、レーザ光源1はDVD用に用いる波長λ1(650nm)のレーザ光とCD用に用いる波長λ2(780nm)のレーザ光を出射するいわゆる2波長レーザ光源とした。レーザ光源1は、1台のみを用いるのが望ましい。2台のレーザ光源1を用いると、その分の光学部品を配置する必要があり、熱を排出しやすい箇所に後述するレーザ光源駆動用の電源15を自由に配置することが困難になる恐れがあるためである。逆に2波長レーザ光源をレーザ光源1として用いることで光学部品の数を減らし、その空いたスペースに電源15を配置すると考えても良い。したがって、DVDとCDの両方の光ディスク9に対し情報を記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップ装置21の場合、2波長レーザ光源をレーザ光源1とすることが望ましい。しかし、うまく電源15が配置できれば、2波長レーザ光源を用いる必要はなく、1種類の波長のレーザ光を出射するレーザ光源1を2台配置しても構わない。レーザ光源1は結合部材に固定され、結合部材がキャリッジ12に固定される。また、レーザ光源1はFPC18にも接続され、光ディスク9に情報を記録または再生する際、レーザ光源1はレーザ光源駆動用の電源15から所定の電力を供給され、光ディスク9に向け、波長λ1のレーザ光または波長λ2のレーザ光を出射する。
回折素子2は光学ガラスの表面に回折格子が形成されたものでレーザ光源1のレーザ光の出射口に配置される。波長λ2の光線は回折されて、そのうち0次光と±1次光が3ビームトラッキング法に用いられる。回折素子2はレーザ光源1が固定される結合部材と同じ結合部材に固定される。
集積プリズム3は光学ガラスで作製され、内部に偏光分離膜やホログラムを備えた複数の斜面を備え、回折素子2の出射側に配置される。レーザ光源1から出射された往路光をそのまま透過させ、光ディスク9で反射されて戻ってきた復路光を波長毎に分離して第1の受光器10へ出射する。集積プリズム3はレーザ光源1が固定される結合部材と同じ結合部材に固定される。
コリメートレンズ4は光学ガラスまたは光学プラスチックで作製され、直接または取り付け部材を介してキャリッジ12に固定される。コリメートレンズ4はレーザ光源1からの往路光である発散光を略平行光に変換し、光ディスク9で反射された復路光である平行光を集束光に変換する。
ビームスプリッタ5は表面に偏光分離膜を形成された光学ガラスまたは光学プラスチックであり、キャリッジ12に直接固定される。レーザ光源1から出射された往路光の大半は反射されて光ディスク9へ向かう。往路光の一部はビームスプリッタ5を透過し、第2の受光器11へ向かう。第2の受光器11に入射した光線は電気信号に変換され、電気信号は光ディスク装置本体にある光量制御回路17に出力される。光量制御回路17は電気信号を処理し、レーザ光源駆動用の電源15に対しレーザ光源1を駆動する電流の指令を出す。一方、光ディスク9で反射された復路光はビームスプリッタ5でほぼ全反射されてコリメートレンズ4へ向かう。
立ち上げプリズム6はそれまで光ディスク9の面に略平行な面内にあった光軸を光ディスク9に対し、略垂直に立ち上げるものである。本実施の形態1では立ち上げプリズム6としているが、立ち上げミラーとしても構わない。立ち上げプリズム6はキャリッジ12に直接固定される。
ホログラム素子7は偏光ホログラム7aと1/4波長板7bで構成されており、本実施の形態1では立ち上げプリズム6と対物レンズ8との間のアクチュエータ16に固定される。偏光ホログラム7aは波長λ1の復路の光線にのみ作用するよう波長選択性のある材料で作製され、また偏光方向が設定されている。波長λ1の復路光はRF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等に対応する信号光成分に分離される。1/4波長板7bは波長λ1と波長λ2の両方の光線に作用するよう屈折率、厚みが設定されている。1/4波長板7bにて往路光は直線偏光から円偏光に変換され、復路光は円偏光から往路光とは直角な直線偏光に変換される。
対物レンズ8は2焦点対物レンズで、DVD用に用いる波長λ1のレーザ光、CD用に用いる波長λ2のレーザ光に対してそれぞれ焦点を結ぶように構成されている。2焦点対物レンズとしては、集光レンズおよびフレネルレンズまたはホログラムレンズの組み合わせ、DVD用集光レンズにCD再生時に開口制限手段を設ける組み合わせ等を用いることができる。対物レンズ8はアクチュエータ16に固定される。ホログラム素子7と対物レンズ8を固定したアクチュエータ16はキャリッジ12に固定される。
光ディスク9はCD用がCD、CD−ROM、CD−R/RW、DVD用がDVD−ROM、DVD±R/RW、DVD−RAM等であり、CD用もDVD用も再生専用の媒体を除いて全て記録も再生も可能なものである。
光ディスク9からの反射光を受光して電気信号を発生させる第1の受光器10は光ディスク9からの反射光を受光し、RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生成する電気信号を出力する受光素子である。第1の受光器10はレーザ光源1が固定される結合部材と同じ結合部材に固定されるとともにFPC18にも接続されている。
第2の受光器11はレーザ光源1からのレーザ光の一部の光量を電気信号に変換し、光量制御回路17に出力する受光素子である。キャリッジ12に固定されるとともにFPC18にも接続されている。
レーザ光源駆動用の電源15は光量制御回路17から出された指令によりレーザ光源1を駆動する電力をレーザ光源1に供給する。電源15はFPC18に接続されており、特にレーザ光源1に記録のために大電流を供給する際、温度が上昇しやすく、発熱体である。
キャリッジ12は光ピックアップ装置21の上記部材を直接または他の部材を介して搭載しているベースである。光ピックアップ装置21は骨組みであるキャリッジ12に各種部品が配置されて構成される。キャリッジ12には各種部品が配置できるように開口、凸部、凹部等が設けられている。キャリッジ12はZn合金、Mg合金等の合金材料あるいは硬質樹脂材料等で形成される。
アクチュエータ16は、レーザ光源1から出射され対物レンズ8から照射されるレーザ光が光ディスク9の記録トラック上に焦点を結び続けられるように対物レンズ8の位置を微調整する働きを持つ。アクチュエータ16は対物レンズ8を備え、キャリッジ12に固定される。
次に光ピックアップ装置21の構成について説明する。図1において、レーザ光源1はキャリッジ12の側面にキャリッジ12の内側に向かってレーザ光が出射されるように固定される。ビームスプリッタ5は上面カバー13の下面側にレーザ光が対物レンズ8に向かって反射されるように配置される。その結果、光路は折れ曲がり、ビームスプリッタ5に対し、対物レンズ8と反対側のキャリッジ12にスペースが生まれる。電源15はそのスペースの上面カバー13の下面側にFPC18に載置されて配置される。上面カバー13は電源15を覆う。対物レンズ8を搭載したアクチュエータ16はキャリッジ12に固定される。キャリッジ12にはさらに上面カバー13およびアクチュエータカバー14が配置される。
上面カバー13は板金であり、側面側に折り曲げた爪やネジでキャリッジ12に固定される。上面カバー13は第1開口部13aおよび段差13bが設けられている。第1開口部13aはアクチュエータカバー14側の端部から上面カバー13の内側に向かって設けられており、光ディスク9の回転によって発生した風が効率良く光ピックアップ装置21内部に導かれるように設けられている。段差13bのエッジはアクチュエータカバー14の第1開口部13a側の端部に対し斜めに設けられている。段差13bの第1開口部13aを持たない側の高さはアクチュエータカバー14とほぼ同じ高さであり、第1開口部13a側の高さはそれよりも低い。
アクチュエータカバー14は板金であり、側面側に折り曲げた爪や接着剤でキャリッジ12に固定される。アクチュエータカバー14には開口が設けられており、対物レンズ8を含むアクチュエータ16の少なくとも一部を露出させる。上面カバー13、アクチュエータカバー14は各種電気部品およびそれらを載設したFPC18が光ディスク9と接触しないよう保護する。
FPC18は光ディスク装置本体から光ピックアップ装置21が備える各種電気部品をつなぐ導電線である。FPC18が載設する電気部品には電源15、レーザ光源1、第1の受光器10、第2の受光器11や各種抵抗、コンデンサ等がある。また、アクチュエータ16が備えるコイルにもFPC18を通して電力を供給する。FPC18は折り曲げられてキャリッジ12に配置される。
また、図2に示すようにキャリッジ12の側面部、すなわち光ピックアップ装置21の側面部に開口を設け、キャリッジ12の開口と上面カバー13とで構成される第2開口部19を設けた。第2開口部19は電源15とほぼ同じ高さである。そのために光ディスク9の回転により生じた矢印A、矢印Bが合流した矢印Cの風は、第1開口部13aから第2開口部19までほぼ1直線に流れることができ、発熱体である電源15付近で風量、風速を大きくすることができ、電源15の熱をより多く逃がすことができる。
また、ビームスプリッタ5を保持する壁面の上部は第1開口部13aから電源15に向けて傾斜する斜面20とした。ビームスプリッタ5を始めとする光学部品は壁面に保持されることで光ピックアップ装置21内の必要な箇所に精度良く配置される。この壁面は第1開口部13aから第2開口部19へ向かう矢印Cの風の経路上にあり、上部を削って斜面20とすることで滑らかな矢印Cの風の流れが得られた。第1開口部13aから第2開口部19までの経路上で矢印Cの風の流れを妨げる形状がある場合、光学部品を保持する壁面に限らず同様にして矢印A、矢印B、矢印Cの風の流れが滑らかになるように斜面20を設けることが望ましい。
次に本実施の形態1の光ディスク装置について説明する。図4は本実施の形態1の光ピックアップモジュールの光ディスク側からの外観上面図、図5は本実施の形態1の光ピックアップモジュールの光ディスク側からの外観斜視図、図6は本実施の形態1の光ディスク装置の外観斜視図である。光ピックアップモジュール35は光ディスク9を回転駆動する回転駆動部および光ピックアップ装置21を回転駆動部に対して近づけたり離したりする移動部を備える光ディスク装置45の駆動機構である。
まず光ピックアップモジュール35の構成について説明する。図5において、ベース30は光ピックアップモジュール35の骨組みであり、光ピックアップモジュール35はベース30に各種部品が固定されて構成される。
回転駆動部は光ディスク9を載置するターンテーブルを有するスピンドルモータ32を備える。スピンドルモータ32はベース30に固定される。スピンドルモータ32は光ディスク9を回転させる回転駆動力を生成する。
移動部はフィードモータ31、図示しない複数の案内シャフトを備えている。フィードモータ31はベース30に固定される。光ピックアップ装置21は案内シャフトに移動自在に支持されており、フィードモータ31によって駆動され、スピンドルモータ32に近づいたり離れたりするように移動する。
保護カバー33は金属製または樹脂製で第3開口部34を有している。保護カバー33はベース30に取り付けられる。保護カバー33は第3開口部34からスピンドルモータ32と対物レンズ8を含む光ピックアップ装置21の一部を露出させる。また、本実施の形態1の場合、フィードモータ31も露出させる。第3開口部34は対物レンズ8からレーザ光を光ディスク9に照射して、光ピックアップ装置21が光ディスク9の最外周から最内周まで情報を記録したり、再生したりできるだけの開口量を有している。
図4に示すように光ピックアップ装置21のうち、アクチュエータカバー14と段差13bを含む上面カバー13の一部が保護カバー33の第3開口部34から露出する。アクチュエータカバー14の第1開口部13a側の端部と保護カバー33の第3開口部34に面した端部とは近接して略平行に且つほぼ同じ高さに配置される。したがって段差13bと保護カバー33の第3開口部34に面した端部の間隔はスプンドルモータ32に近いほど狭くなる。また、段差13bの上段側は保護カバー33の高さと略等しく、下段側は保護カバー33の下面の下側に続き、保護カバー33に覆われる。レーザ光源駆動用の電源15は保護カバー33の下側にある上面カバー13のさらに下側に配置される。また、第2開口部19は保護カバー33の下側に配置される。
次に光ディスク装置45について説明する。図6において筐体40は上部筐体40aと下部筐体40bを組み合わせて構成されている。筐体40は鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金などの金属材料のような導電材料が用いられる。また、樹脂材料で各筐体部を構成し、その上に電着などの手法を用いて導電性の高い金属膜を形成したものも用いられる。
トレイ41は筐体40に出没自在に設けられている。トレイ41は樹脂製のフレームで構成される。トレイ41の光ディスク9の装着時に光ディスク9に対向する部分には光ディスク装着領域部41aが設けられており、外周は光ディスク9の形状に合わせて円形状となっている。光ディスク装着領域部41aの外側には光ディスク装着領域外部41bが設けられており、光ディスク装着領域部41aは光ディスク装着領域外部41bに対して1.5mmから4mm程度(装着される光ディスク9の厚みと同じかやや大きい程度)陥没した凹部を形成している。本実施の形態1ではトレイ41は概略方形状であり、しかも装着される最大径の光ディスク9は円盤状を想定しているので、光ディスク装着領域部41aは略円形状であり、しかも光ディスク装着領域部41aの直径は装着される可能性のある最大径の光ディスク9の直径と同じか1mmから7mm程度大きくなっている。光ディスク装着外部41bは概略三角形状となっている。光ディスク装着領域部41aは光ディスク9を装着した際、外周部を含む光ディスク9と対向する面は光ディスク9とわずかな隙間を有している。一方、光ディスク装着領域外部41bは光ディスク9とは全く対向しない。
トレイ41には光ディスク9を回転させるスピンドルモータ32、光ピックアップ装置21、フィードモータ31を備えた光ピックアップモジュール35が下面側から設けられている。スピンドルモータ32の中心は光ディスク装着領域部41aのほぼ中心になるように設けられる。トレイ41は光ディスク装着領域部41aに開口部44を有し、この開口部44から光ピックアップモジュール35の一部を表出させている。開口部44は光ピックアップ装置21が光ディスク9の最外周から最内周まで情報を記録したり、再生したりできるだけの開口量を有している。光ピックアップ装置21は光ディスク9に情報を書き込むかあるいは情報を読み出す動作の少なくとも一方を行う。
また、ベゼル42はトレイ41の前端面に設けられて、トレイ41が筐体40内に収納された時にトレイ41の出没口を塞ぐように構成されている。筐体40内部やトレイ41内部には図示していない回路基板があり、信号処理系のICや電源回路などが搭載されている。外部コネクタ43はコンピュータ等の電子機器に設けられた電源/信号ラインと接続される。そして、外部コネクタ43を介して光ディスク装置内に電力を供給したり、あるいは外部からの電気信号を光ディスク装置内に導いたり、あるいは光ディスク装置で生成された電気信号を電子機器などに送出する。
次に風の流れについて説明する。図7は本実施の形態1の第1開口部までの風の流れを表す斜視図、図8は本実施の形態1の光ピックアップ装置の風の流れを表す断面図である。
図7において光ディスク9の回転により生ずる風は矢印A、B、Cのように流れる。光ディスク9が回転するとその矢印A、矢印Bの風は光ピックアップ装置21に向けて流れる。上面カバー13上を流れ段差13aに差し掛かった矢印Aの風は保護カバー33と段差13bとの間に落ち込み、段差13bのエッジに沿って第1開口部13aに向かって流れる。その際、段差13bと保護カバー33との間隔が徐々に狭くなるため、流速が増す効果がある。すなわち段差13bのエッジを第3開口部34の端部に斜めに設けて形成したことにより、段差13bは矢印Aの風を第3開口部34から広く受け入れて第1開口部13aに狭く案内する。このように段差13bを設けることで本来第1開口部13aには入らないはずの矢印Aの風を第1開口部13aに導くことができる。以上のように段差13bは光ディスク9の回転により生ずる矢印Aの風を第3開口部34から第1開口部13aに案内するガイドとして働き、第1開口部13aに向かう矢印Aの風の風速と風量の両方を大きくする働きがある。
一方、第3開口部34でアクチュエータカバー14、上面カバー13上を流れ段差13bを経ずに直接第1開口部13aに差し掛かった矢印Bの風は、上面カバー13が途切れると若干下方に向きを変える。そして段差13bを経た矢印Aの風と合流して矢印Cの風として保護カバー33の下面側に入り込む。さらに、直接第1開口部13aに入る矢印Bの風は、段差13bに沿って第1開口部13aに向かう矢印Aの風の向きを変えると共に、前記矢印Aの風と合流することで、第1開口部13aに入り込む風量を増大させる。2つの方向から流れる矢印Aの風及び矢印Bの風が合流して第1開口部13aに入り込む風量が増大するので、第1開口部13aから保護カバー33の下面側に入り込む風速を上げることになる。この結果、発熱体である電源15が発する熱を簡易な構成で効率的に外部に発散させることができる。
図8において第1開口部13aに到達し矢印Aの風と矢印Cの風が合流した矢印Cの風は第1開口部13aによって露出した光ピックアップ装置21の本体と保護カバー33との間の空間を流れる。第1開口部13aによって保護カバー33との間隔が広がるため抵抗が減少し効率良く矢印Cの風を流すことができる。光ピックアップ装置21の本体の保護カバー33と対向する側の面にはキャリッジ12、FPC18、光学部品や電気部品が現れる。さらに斜面20も形成されている。斜面20の向きは光ディスク9の回転により発生する矢印Cの向きの風が流れに沿って広がる向きでもある。この斜面20により矢印Cの風の流れを乱す凹凸が滑らかになり抵抗が減少して、スムーズに光ピックアップ装置21内部の電源15に矢印Cの風が導かれるため、効率良く電源15から熱を逃がすことができる。さらに保護カバー33との間隔が広がるということは気圧が下がることでもあり、周りからの空気も取り入れることになり、より大量に矢印Cの風を流すことができる。
第1開口部13aが終わると、矢印Cの風は上面カバー13の下面に流れる。上面カバー13の下面側には、天井部分にそのまま第2開口部19を形成する上面カバー13、底面部分に第2開口部19近傍まで続くFPC18を備える空間が広がる。FPC18の上面側の空間に熱源であるレーザ光源駆動用の電源15が配置される。すなわち、上面カバー13とFPC18とで第1開口部13aから第2開口部19へ向かう矢印Cの風の経路を形成したことになる。電源15の両側はFPC18に設置される各種電気部品が数多くあり、実質的に矢印Cの風が電源15の側方に流れていってしまう量はほとんどない。しかし矢印Cの風が上面カバー13の下面側に流れ込む際、多少なりとも横方向に広がるため断面積が広くなって抵抗が減少し、効率良く矢印Cの風が流れ込む。さらに気圧が減少するのでより多くの空気を取り込むことができる。その大量の空気が熱源であるレーザ光源駆動用の電源15に当たり、電源15の側面、上面、下面に分かれて流れる間に電源15の熱を奪う。
電源15の熱を奪った矢印Cの風は電源15を通り過ぎた後、第2開口部19から光ピックアップ装置21の外に排出される。スムーズに排出できるように、第2開口部19の断面積はなるべく広くなるように確保する。特に第1開口部13aから上面カバー13の下面側に流れ込む際の断面積以上に広くすることでよりスムーズに矢印Cの風を流すことができる。このようにしてレーザ光源駆動用の電源15の温度上昇を抑制することができる。
なお、本実施の形態1において、上面カバー13が天井部分、FPC18が底面部分でその間に電源15を配置する構成としたが、その構成である必要はない。天井部分に電源15を配置したFPC18をさかさまに配置し、底面部分をFPC18やキャリッジ12としても良い。しかし、天井部分が上面カバー13、底面部分がFPC18の構成であると、上面カバー13もFPC18も平坦で、スムーズに矢印Cの風を流しやすく好ましい。
また、電源15の上面はSi系の放熱グリス等の放熱部材で上面カバー13とつないでも良い。放熱部材を通して上面カバー13にも熱を逃がすことができる。電源15の上面を放熱部材で上面カバー13とつないだ場合においても、放熱部材の側部から矢印Cの風へ熱を逃がすことができる。
また、本実施の形態1において、FPC18は第2開口部19の近傍で終端させた。しかし、それに限るものではなく、FPC18はキャリッジ12の開口の上面と重なっても構わない。また、天井部分にFPC18を備える場合、FPC18を第2開口部19の天井部分にまで備えさせても良いし、第2開口部19の近傍で終端させても良い。また、底面部分のFPC18が第2開口部19の近傍で終端する場合、FPC18と第2開口部19の下面とは面一に近いことが望ましく、スムーズに矢印Cの風をFPC18から第2開口部19まで流すことができる。
また、本実施の形態1では第2開口部19はキャリッジ12の側面部に設けたが、それに限るものではない。例えば、第1開口部13aと同様に上面カバー13に開口を持たせて形成しても良い。
また、本実施の形態1において発熱体はレーザ光源駆動用の電源15としたが、それに限るものではなくレーザ光源1等でもかまわない。その際、例えばレーザ光源1は本実施の形態1の電源15に近い位置に配置することができれば本実施の形態1と近い構成で実現できる。
また、効率良く光ディスク9の回転により発生した矢印A、矢印Bの風を光ピックアップ装置21内部に流れ込ませるため、第1開口部13aの一部は光ディスク9の最外周から最内周までに相当する全ての領域において保護カバー33の第3開口部34から露出するようにする。特に最外周位置の場合、対物レンズ8の位置が光ディスク9の記録領域の最外周であり、そのさらに外側の領域まで第3開口部34を広げることでより多くの矢印A、矢印Bの風を光ピックアップ装置21の内部に流れ込ませることができる。
また、光ピックアップ装置21は、第1開口部13aから導入された矢印Cの風を電源15を経由して第2開口部19へ排出することで、段差13bを設けなくても電源15の温度上昇を抑制する働きを持つ。そして段差13bを設けて保護カバー33と組み合わせることで、より多くの矢印Aの風を集め、流速を早めることでさらに温度上昇を抑制する働きを強めることができる。
また、本実施の形態1では段差13bは上面カバー13で構成したが、それに限るものではない。例えば、アクチュエータカバー14を延長して上面カバー13の段差13bの上段部の替わりにしても良いし、さらに延長して段差13bの下段側までを含めてアクチュエータカバー14で形成しても良い。
以上のように本実施の形態1の光ピックアップ装置21は発熱体であるレーザ光源駆動用の電源15の温度上昇を抑制することができる。このように本実施の形態1の光ピックアップ装置21は放熱のための新たな部材を追加することなく、放熱効果を充分に持たせることが可能である。そのため薄型、小型を保ったまま高倍速記録にも対応できる光ピックアップ装置とすることができる。
また、本実施の形態1の光ピックアップ装置21を搭載した光ディスク装置45は光ピックアップ装置21の段差13bと保護カバー33とを組み合わせることで電源15の温度上昇を抑制する効果がより大きい。そのため、光ピックアップ装置21に対する放熱のための新たな部材を追加することなく、薄型、小型を保ったまま高倍速記録にも対応できる光ピックアップ装置とすることができる。
以上のように本発明の光ピックアップ装置および光ディスク装置は放熱のための新たな部材を追加することなく、放熱効果を充分に持たせることが可能である。そのため薄型、小型を保ったまま高倍速記録にも対応できる光ピックアップ装置とすることができ、この光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置もまた薄型、小型で高倍速記録に対応できる。よって、パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ、モバイル端末機器などの電子機器に好適に用いられる。
本実施の形態1の光ピックアップ装置の光ディスク側からの外観斜視図 図1の向きを変えた拡大外観斜視図 本実施の形態1の光ピックアップ装置の光学系の構成図 本実施の形態1の光ピックアップモジュールの光ディスク側からの外観上面図 本実施の形態1の光ピックアップモジュールの光ディスク側からの外観斜視図 本実施の形態1の光ディスク装置の外観斜視図 本実施の形態1の第1開口部までの風の流れを表す斜視図 本実施の形態1の光ピックアップ装置の風の流れを表す断面図 従来の光ピックアップ装置の光学系の概略構成図 従来の光ピックアップ装置の外観斜視図
符号の説明
1 レーザ光源
2 回折素子
3 集積プリズム
4 コリメートレンズ
5 ビームスプリッタ
6 立ち上げプリズム
7 ホログラム素子
7a 偏光ホログラム
7b 1/4波長板
8 対物レンズ
9 光ディスク
10 第1の受光器
11 第2の受光器
12 キャリッジ
13 上面カバー
13a 第1開口部
13b 段差
14 アクチュエータカバー
15 電源
16 アクチュエータ
17 光量制御回路
18 FPC
19 第2開口部
20 斜面
21 光ピックアップ装置
30 ベース
31 フィードモータ
32 スピンドルモータ
33 保護カバー
34 第3開口部
35 光ピックアップモジュール
40 筐体
41 トレイ
41a 光ディスク装着領域部
41b 光ディスク装着領域外部
42 ベゼル
43 外部コネクタ
44 開口部
45 光ディスク装置

Claims (10)

  1. 光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源に電力を供給する電源と、前記光ディスクの回転により生ずる風を前記電源に向けて導入させる第1開口部を有すると共に前記電源を覆う上面カバーと、前記第1開口部から導入された風を前記電源を経由して排出する第2開口部を設けた側面部とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 対物レンズを介して光ディスクにレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源に電力を供給する電源と、前記光ディスクの回転により生ずる風を前記電源に向けて導入させる第1開口部を有すると共に前記電源を覆う上面カバーと、前記第1開口部から導入された風を前記電源を経由して排出する第2開口部を設けた側面部とを有する光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置を覆い且つ前記光ピックアップ装置の対物レンズを露出させる第3開口部を有する保護カバーと、を具備し、
    前記上面カバーが前記第3開口部の端部に近接する領域において前記上面カバーに段差を設け、前記段差を、前記光ディスクの回転により生ずる風を前記第3開口部から前記第1開口部に案内するガイドとしたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記光ディスクの回転により生じ前記第1開口部に向かう風と前記光ディスクの回転により生じ前記段差に案内された風とが合流して前記第1開口部に入り込むことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記ガイドは、前記光ディスクの回転により生ずる風を前記第3開口部から広く受け入れて狭く前記第1開口部に案内するように、前記段差のエッジを前記第3開口部の端部に対して斜めに設けて形成されたことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  5. 前記第2開口部は、前記光ピックアップ装置の側面部に前記電源とほぼ同一高さの位置に設けられたことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  6. 前記電源は前記光ピックアップ装置内でフレキシブルプリント基板に載置され、前記上面カバーと前記フレキシブルプリント基板とで前記第1開口部から第2開口部へ向かう風の経路を形成したことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  7. 前記光ピックアップ装置は内部に壁面を有し、前記壁面の上部は前記第1開口部から前記電源に向けて傾斜していることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  8. 前記壁面は、前記レーザ光源から前記対物レンズに前記レーザ光を導く光学部品を保持していることを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  9. 前記光学部品は、ビームスプリッタであることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  10. 前記レーザ光源は、複数の異なる波長のレーザ光を出射することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
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