JP2007048339A - フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置 - Google Patents

フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007048339A
JP2007048339A JP2005228873A JP2005228873A JP2007048339A JP 2007048339 A JP2007048339 A JP 2007048339A JP 2005228873 A JP2005228873 A JP 2005228873A JP 2005228873 A JP2005228873 A JP 2005228873A JP 2007048339 A JP2007048339 A JP 2007048339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
laser
frame laser
chip
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005228873A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ishii
剛 石井
Muneaki Takahashi
宗明 高橋
Tsukasa Yamada
司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2005228873A priority Critical patent/JP2007048339A/ja
Publication of JP2007048339A publication Critical patent/JP2007048339A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】フレームレーザのレーザダイオードチップを保護し、フレームレーザレーザダイオードチップから発生した熱を効果的に放熱できるフレームレーザホルダを提供すること。
【解決手段】本発明のフレームレーザホルダ30は、レーザダイオードチップ22が搭載されているチップ搭載部と光ピックアップ装置の光学ベースに支持されるフレーム支持部211bとを含むチップ搭載フレーム部211と、チップ搭載フレーム部211と電気的に接続されているリードフレーム部と、チップ搭載フレーム部211とリードフレーム部とを固定する樹脂モールド部23とを有するフレームレーザ20に装着され、レーザダイオードチップ22の上方を覆うチップ被覆部31と、チップ被覆部31を支持しフレーム支持部211bに固定され、チップ搭載フレーム部211と熱的に接続されるクランプ部32とを備えている。
【選択図】図19

Description

本発明は、フレームレーザを光ピックアップ装置に搭載する際に当該フレームレーザに装着されるフレームレーザホルダに関し、さらに詳しくは、フレームレーザホルダ、前記フレームレーザホルダを備えたフレームレーザホルダ付フレームレーザおよび前記フレームレーザホルダ付フレームレーザを備えた光ピックアップ装置に関する。
従来から、円盤状の光ディスクを回転させて情報の再生や記録を行う光ピックアップ装置には、光源となるレーザなどの電子部品が搭載されている。近年では、光ディスク装置の薄型化に伴って光ピックアップ装置の薄型化が進んでおり、レーザなどの電子部品が、コンパクトな空間内に配置されるようになってきている。
このような薄型化の流れや、コスト低減などのために、近年では、光ピックアップ装置に搭載される半導体レーザとして、フレームレーザと呼ばれるものが多く使用されるようになってきている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1には、レーザダイオードチップを搭載するフレーム部を有するフレームタイプの半導体レーザの構造が記載されている。
特開2001−332799号公報
ところが、特許文献1に記載されているように、フレームレーザはレーザダイオードチップが露出した構造となっているので、光ピックアップ装置への取付作業の際にレーザダイオードチップが破損してしまうおそれがある。このため、フレームレーザの光ピックアップ装置への取付作業を慎重に行う必要があり、作業効率が低下してしまうという問題があった。
また、一般に、光源となるレーザダイオードチップは発熱性を有するが、このレーザダイオードチップの温度が安定動作が保証される動作保証温度を超えてしまうと、レーザダイオードチップの誤動作および劣化を引き起こしたりするおそれがある。一方で、上記のように光ピックアップ装置の薄型化が進んでいるため、コンパクトな空間においてより効率的にレーザダイオードチップから発生した熱の放熱を行うことが求められるようになってきている。また、高倍速DVD記録用のレーザ(レーザダイオードチップ)については、発生する熱量が大きいため、効率的な放熱を実現することが特に重要となる。
本発明は、上述した問題を解消し、フレームレーザのレーザダイオードチップを保護することができ、フレームレーザが薄型構造の光ピックアップ装置に採用された場合であっても、レーザダイオードチップから発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のフレームレーザホルダは、レーザダイオードチップが搭載されているチップ搭載部と光ピックアップ装置の光学ベースに支持されるフレーム支持部とを含むチップ搭載フレーム部と、前記チップ搭載フレーム部と電気的に接続されているリードフレーム部と、前記チップ搭載フレーム部と前記リードフレーム部とを固定するとともに前記レーザダイオードチップの周囲の一部に壁面を形成する樹脂モールド部とを有するフレームレーザを前記光ピックアップ装置に搭載する際に当該フレームレーザに装着されるフレームレーザホルダであって、前記レーザダイオードチップの上方を覆うチップ被覆部と、該チップ被覆部を支持するとともに、前記フレーム支持部に固定されることで前記チップ搭載フレーム部と熱的に接続されるクランプ部とを備えていることを特徴とする。
以上のような構成を有するフレームレーザホルダは、レーザダイオードチップの上方を覆うチップ被覆部と、チップ被覆部を支持するとともに、フレーム支持部に固定されることで前記チップ搭載フレーム部と熱的に接続されるクランプ部とを備えている。このフレームレーザホルダをフレームレーザに装着することによって、フレームレーザのレーザダイオードチップを保護することができる。したがって、フレームレーザホルダに搭載する際に、組み立ての作業効率が向上する。さらに、フレームレーザが薄型構造の光ピックアップ装置に採用された場合であっても、フレームレーザから発生した熱が効果的にフレームホルダに伝熱する。したがって、フレームレーザで発生する熱をより効果的に放熱することが期待できる。
また、本発明のフレームレーザホルダでは、前記クランプ部は、フレームレーザの位置決用冶具が備えるクランプによって挟持されるクランプ用凹部が形成されていることが好ましい
以上のような構成を有するフレームレーザホルダは、クランプ用凹部を位置決用治具のクランプによって容易に挟持される。したがって、フレームレーザの取り付け位置を安全かつ容易に調整することができる。
また、本発明のフレームレーザホルダは、熱伝導性を有する金属によって形成されていることが好ましい。
以上のような構成を有するフレームレーザホルダでは、フレームレーザから発生した熱が効果的にフレームホルダに伝熱する。したがって、フレームレーザホルダは、フレームレーザから発生した熱をより効果的に放熱することが期待できる。
本発明のフレームレーザホルダ付ダイオードは、前述のフレームレーザホルダを備えていることを特徴とする。
前述のフレームレーザホルダを備えていることにより、放熱性に優れ、取り付け位置を安全かつ容易に調整することができるフレームレーザホルダ付フレームレーザを実現することができる。
本発明の光ピックアップ装置は、前述のフレームレーザホルダ付フレームレーザを備えていることを特徴とする。
前述のフレームレーザホルダ付フレームレーザを備えていることにより、放熱性に優れた光ピックアップ装置を実現することができる。
本発明によれば、薄型構造の光ピックアップ装置に採用された場合であっても、レーザダイオードチップから発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置1の外観構成を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置1を裏面側から見た外観構成を示す斜視図である。
光ピックアップ装置1は、図示しない光ディスクドライブに使用される。光ディスクドライブは、光ディスク(CD、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM、DVD±R/RW、Blu−lay、HD DVD等)に記録された情報を読み出したり、あるいは光ディスクに情報を書き込んだりするための装置である。
光ピックアップ装置1は、光ディスクからの情報の読み出し、あるいは光ディスクへの情報の書き込みを実現するために、光ディスクに対してレーザ光を照射し、光ディスクで反射したレーザ光を検出する装置である。
本実施形態の光ピックアップ装置1は、例えば、高さサイズの小さい薄型(スリム型又はウルトラスリム型)の光ディスクドライブ用の光ピックアップ装置であり、光ディスクドライブと同様に薄型に形成される。一般に、スリム型光ディスクドライブの高さは12.7mm、ウルトラスリム型光ディスクドライブの高さは9.5mmとされている。
光ピックアップ装置1は、各種の部品が搭載される光学ベース2と、対物レンズ駆動装置(光ピックアップアクチュエータ)3と、レーザ光を出射するレーザ光源(半導体レーザ)として用いられるフレームレーザ20(図7参照)と、光検出器5と、フレームレーザ20から出射されたレーザ光を光ディスクへ導くとともに、光ディスクで反射したレーザ光を光検出器5へ導く光学系とを備えている。そして、この光学系には、光ディスクに対向するように配置される対物レンズ6が含まれている。なお、光ピックアップ装置1には、上述した部品の他、光ディスクからの情報の読み出し、あるいは光ディスクへの情報の書き込みを実現するための各種の部品(例えば、フレキシブル基板10)が備えられているが、ここではその説明は省略する。
光学ベース2は、光ディスクドライブに導入された光ディスクの半径方向(トラッキング方向)に沿って移動可能にガイドバー(図には表れていない)に取り付けられる。光学ベース2には、光ピックアップアクチュエータ3、光検出器5などの各種の部品が搭載されている。
また、光学ベース2には、図2に示すように、フレームレーザ20を搭載させるためのレーザ収容部4が設けられている。レーザ収容部4は、光学ベース2のフレームレーザ20の搭載位置に設けられた穴と、その穴の周辺におけるフレームレーザ20の支持などのためにフレームレーザ20と接触する領域とを含む部分である。
光ピックアップアクチュエータ3は、フォーカシング制御、トラッキング制御およびチルティング制御を可能にするための装置であり、対物レンズ駆動装置とも呼ばれる。
光ピックアップアクチュエータ3は、対物レンズ6を保持するレンズホルダ7と、このレンズホルダ7を弾性支持する複数のサスペンションワイヤ(図には表れていない)とを有する。光ピックアップアクチュエータ3は、例えば対称構造をしており、対物レンズ6を中心としてコイルやマグネットを含む磁気回路が対称に配置されている。
本実施形態の光ピックアップ装置1は、光ピックアップアクチュエータ3を埃などから保護するためのアクチュエータカバー9を備えている。アクチュエータカバー9は、光ピックアップアクチュエータ3などを覆う位置に装着可能な形状に形成されている(図1、図2および図4のハッチングした部分)。なお、図1および図2には、アクチュエータカバー9が装着された光ピックアップ装置1が示されている。
図3は、アクチュエータカバー9が取り外された光ピックアップ装置1を裏面側から見た外観構成の示す斜視図である。図3に示すように、本実施形態の光学ベース2の裏面側におけるアクチュエータカバー9によって覆われる領域内に、レーザドライバIC8が設置されている。すなわち、アクチュエータカバー9は、光学ベース2の表面側に設置されている光ピックアップアクチュエータ3だけでなく、光学ベース2の裏面側に設置されているレーザドライバIC8をも覆うことができる形状(図1、図2参照)に形成されている。
図4は、光学ベース2の裏面側におけるレーザドライバIC8がアクチュエータカバー9に覆われている部分を拡大した拡大図である。図5は、図4に示す状態からアクチュエータカバー9が取り外された状態を示す拡大図である。
アクチュエータカバー9が光学ベース2に装着されている状態では、図4に示すように、レーザドライバIC8がアクチュエータカバー9に覆われて外部から見えないようになっている。レーザドライバIC8がアクチュエータカバー9に覆われた状態では、レーザドライバIC8とアクチュエータカバー9とが熱的に接続された状態となっている。
図4に示す状態からアクチュエータカバー9が取り外されると、図5に示すように、レーザドライバIC8の設置位置が露出することになる。なお、レーザドライバIC8がシールドケース11や熱伝導樹脂12などに覆われている場合には(図6参照)、アクチュエータカバー9が取り外されてもレーザドライバIC8自体は露出しない。
図6は、光ピックアップ装置1の図1に示すX−X’断面におけるレーザドライバIC8やアクチュエータカバー9に係る部分を示す断面図である。図6では、フレキシブル基板10に接続されたレーザドライバIC8がシールドケース11に覆われ、さらにシールドケース11とアクチュエータカバー9との間に熱伝導樹脂12が配置されている。したがって、図6では、レーザドライバIC8は、シールドケース11および熱伝導樹脂12を介してアクチュエータカバー9と熱的に接続されていることになる。
なお、熱伝導樹脂12には、例えば、λGEL(商標登録)のDP−100〜300(株式会社ジェルテック製)およびスリーボンド2955(株式会社スリーボンド製)等の樹脂が用いられる。
図6に示すように、アクチュエータカバー9が光学ベース2に装着されている時に、アクチュエータカバー9は、光ピックアップアクチュエータ3を覆うことになるレンズアクチュエータカバー部9aと、レーザドライバIC8を覆うとともにそのレーザドライバIC8と熱的に接続されることになるレーザドライバICカバー部9cと、レンズアクチュエータカバー部9aとレーザドライバICカバー部9cとの間に介在しレーザドライバICカバー部9cからレンズアクチュエータカバー部9aに向けての熱伝導経路となる熱伝導部9bとを有する。本実施形態では、レンズアクチュエータカバー部9a、熱伝導部9bおよびレーザドライバICカバー部9cは、アクチュエータカバー9として一体に形成されている。なお、レーザドライバIC8は、アクチュエータカバー9の内側で、フレキシブル基板10と接続されている。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置1は、レーザドライバIC8が、シールドケース11に覆われていない構成としてもよい。すなわち、シールドケース11が用いられることなく、レーザドライバIC8は、熱伝導樹脂12を介してアクチュエータカバー9と熱的に接続されていてもよい。
また、本実施形態の光ピックアップ装置1は、熱伝導樹脂12を設けない構成としてもよい。すなわち、レーザドライバIC8は、シールドケース11を介してアクチュエータカバー9と熱的に接続されていてもよい。
さらに、本実施形態の光ピックアップ装置1は、シールドケース11および熱伝導樹脂12を共に設けない構成としてもよい。すなわち、レーザドライバIC8は、直接アクチュエータカバー9と熱的に接続されていてもよい。
図7は、光ピックアップ装置1に搭載されるフレームレーザ20を上面側から見た外観構成示す斜視図である。図8は、光ピックアップ装置1に搭載されるフレームレーザ20を下面側から見た外観構成を示す斜視図である。図9は、フレームレーザ20を構成するフレーム21の外観構成を示す斜視図である。
なお、光ディスクがDVD−ROM、DVD±R/RW等のDVDの場合、DVD用のレーザ光源として、DVD用の短波長レーザ光(波長約650nm)を出射することができるフレームレーザ20が用いられる。また、光ディスクがCD、CD−ROM、CD−R/RW等のCDの場合、CD用のレーザ光源として、CD用の長波長レーザ光(波長約780nm)を出射することができるフレームレーザ20が用いられる。
図7、図8に示すように、フレームレーザ20は、フレーム21と、フレーム21に搭載されるレーザダイオードチップ22と、合成樹脂によって一体形成されている樹脂モールド部23とを備えている。
図9に示すように、フレーム21は、レーザダイオードチップ22を搭載するチップ搭載フレーム部211と、このチップ搭載フレーム部211から離間して配置され、外部へ端子を引き出すための一対のリードフレーム部212とから成る。図7に示すように、樹脂モールド部23の内側であってチップ搭載フレーム部211とリードフレーム部212との間にはそれぞれ樹脂が充填されており、チップ搭載フレーム部211はリードフレーム部212と電気的に絶縁されている。チップ搭載フレーム部211は、レーザダイオードチップ22が搭載されるチップ搭載部211aと、フレームレーザ20が光ピックアップ装置1の光学ベース2に収容される際にその光学ベース2のレーザ収容部4に固定支持されるフレーム支持部211bとを含む。また、リードフレーム部212は、レーザダイオードチップ22と電気的に接続されている。なお、フレームレーザ20が光ピックアップ装置1の光学ベース2に収容される際には、チップ搭載フレーム部211におけるレーザダイオードチップ22が搭載される面の裏面側のフレーム支持部211bが、レーザ収容部4に固定される。
図7に示すように、樹脂モールド部23は、チップ搭載フレーム部211と一対のリードフレーム部212とを固定するとともに、レーザダイオードチップ22の周囲であって、レーザ光の出射方向を除く各方向に壁面を形成している。また、樹脂モールド部23は、合成樹脂によって一体形成されている。
図10は、光学ベース2におけるレーザ収容部4付近を拡大した拡大図である。レーザ収容部4は、光学ベース2に設けられた穴に突出した放熱用突起4aと、フレームレーザ20が取り付けられたときにフレームレーザ20のフレーム支持部211bを固定支持するフレームレーザ固定部4bとを含む。放熱用突起4aは、光学ベース2に形成されており、フレームレーザ20と熱的に接続される。
図11は、光学ベース2におけるレーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられたときのレーザ収容部4付近を拡大した拡大図である。図12は、図11に示すレーザ収容部4付近の裏側を示す拡大図である。図13および図14は、光学ベース2におけるレーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられたときのレーザ収容部4付近の断面を示す断面図である。なお、図13は断面をやや上方から見た図であり、図14は断面をやや下方から見た図である。
図11に示すように、レーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられた状態では、レーザ収容部4におけるフレームレーザ固定部4bにフレームレーザ20のフレーム支持部211bが固定支持された状態となる。なお、フレームレーザ固定部4bで固定支持することによって、フレームレーザ20と光学ベース2とが熱的に接続された状態となる。
また、図12〜図14に示すように、レーザ収容部4にフレームレーザ20が取り付けられた状態では、フレームレーザ20のフレーム21におけるレーザダイオードチップ22が搭載されたチップ搭載部211aの裏面側は、光学ベース2に形成されているレーザ収容部4における放熱用突起4aに熱的に接続されている。なお、フレーム21におけるチップ搭載部211aの裏面側と放熱用突起4aとの間に、熱伝導樹脂を配置するようにしてもよい。
ここで、本実施形態の光ピックアップ装置1が備えるレーザドライバIC8およびフレームレーザ20のから発生した熱を放熱するための放熱経路について詳しく説明する。
先ず、光ピックアップ装置1が備えるレーザドライバIC8から発生した熱の放熱経路について説明する。レーザドライバIC8から発生した熱は、アクチュエータカバー9におけるレーザドライバICカバー部9cに伝熱され、熱伝導部9bを経由してレンズアクチュエータカバー部9aに伝熱されていく。そして、この伝熱された熱は、レーザドライバICカバー部9c、熱伝導部9bおよびレンズアクチュエータカバー部9aのそれぞれにおいて放熱される。アクチュエータカバー9は、光ピックアップアクチュエータ3およびレーザドライバIC8を一体で覆うように広い面積を有しているため、レーザドライバIC8から発生した効果的に放熱されることになる。また、レンズアクチュエータカバー部9aでは、ディスクの回転にもとづく空気に流れによる冷却効果を得ることもでき、さらに効果的に放熱されることになる。
次に、光ピックアップ装置1が備えるフレームレーザ20から発生した熱の放熱経路について説明する。フレームレーザ20におけるレーザダイオードチップ22から発生した熱は、チップ搭載部211aの裏面側と熱的に接続されている放熱用突起4aに伝熱されるとともに、フレーム支持部211bと熱的に接続されているフレームレーザ固定部4bに伝熱され、光学ベース2全体に伝熱されていく。そして、この伝熱された熱は、光学ベース2において放熱される。発熱源であるレーザダイオードチップ22が搭載されたチップ搭載部211aの裏面側に熱的に接続されている放熱用突起4aに伝熱させることによって、効率的に熱が光学ベース2に伝熱され、効果的に放熱されることになる。
上記のように、本実施形態では、レーザドライバIC8から発生した熱をアクチュエータカバー9に伝熱させるとともに、フレームレーザ20から発生した熱を光学ベース2に伝熱させることによって、レーザドライバIC8から発生した熱の放熱経路は、フレームレーザ20から発生した熱の放熱経路と異なる。
以上説明したように、本実施形態の光ピックアップ装置1は、レーザドライバIC8から発生した熱をアクチュエータカバー9に伝熱させるとともに、フレームレーザ20から発生した熱を光学ベース2に伝熱させる放熱構造を有する。すなわち、レーザドライバIC8から発生した熱、およびフレームレーザ20から発生した熱を光ピックアップ装置1に通常備えられているアクチュエータカバー9および光学ベース2にそれぞれ伝熱させて異なる放熱経路によって放熱することができる。このため、発熱性を有するレーザドライバIC8やフレームレーザ20の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができるようになり、薄型構造の光ピックアップ装置1に採用された場合であっても効果的に放熱することが期待できる。
また、本実施形態では、レンズアクチュエータカバー部9a、熱伝導部9bおよびレーザドライバICカバー部9cは、アクチュエータカバー9として一体に形成されている。これにより、レーザドライバIC8が光学ベース2の裏面側に搭載されていても、アクチュエータカバー9を介して、レーザドライバIC8で発生する熱を放熱することができる。
また、上述したように、本実施形態の光ピックアップ装置1は、光学ベース2においてフレームレーザ20が収容されるレーザ収容部4に、フレームレーザ20から発生する熱を放熱させるためにレーザダイオードチップ22を搭載するチップ搭載フレーム部211と熱的に接続される熱的接続部(例えば放熱用突起4a)を設けている構成を有する。したがって、本実施形態の光ピックアップ装置1が、薄型構造の光ピックアップ装置として構成された場合であっても、発熱性を有するフレームレーザ20から発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
特に、放熱用突起4aを、発熱源であるレーザダイオードチップ22が搭載されたチップ搭載部211aの裏面側に熱的に接続させるようにしたので、レーザダイオードチップ22から発生した熱を効率的に光学ベース2に伝熱させることができ、効果的に放熱させることができるようになる。
なお、上述した実施の形態では、放熱用突起4aが平板状に形成されていたが、チップ搭載部211aの裏面側に熱的に接続可能な形状であれば、どのような形状であってもよい。
また、上述した実施の形態では、アクチュエータカバー9は、レーザドライバICカバー部9c、熱伝導部9b、レンズアクチュエータカバー部9aを一体形成した構造とされていたが、伝熱性が確保されていれば、一体形成されていなくてもよい。
また、上述した実施の形態では、フレームレーザ20が光学ベース2の裏面側に搭載されるようにしていたが、フレームレーザ20が光学ベース2の表面側に搭載されるものであってもよい。
また、上述した実施の形態では、フレームレーザ20がそのままレーザ収容部4に取り付けられるようにしていたが、以下に示すようなフレームレーザホルダ30をフレームレーザ20に装着してから、レーザ収容部4に取り付けるようにしてもよい。
図15は、フレームレーザ20に装着されるフレームレーザホルダ30の外観構成を示す斜視図である。図16は、図15に示すフレームレーザホルダ30を裏側から見た外観構成を示す斜視図である。
図15および図16に示すように、本実施形態のフレームレーザホルダ30は、フレームレーザ20に装着されたときにレーザダイオードチップ22の上方を覆うチップ被覆部31と、クランプ用凹部32aが形成されたクランプ部32とが一体形成された構造となっている。チップ被覆部31は、クランプ部32によって支持される。このフレームレーザホルダ30は、レーザダイオードチップ22を保護する役割を担う。
また、図16に示すように、クランプ部32には、フレームレーザ20のフレーム21に固定されるフレーム固定部32bが形成されている。クランプ部32のフレーム固定部32bが、フレーム21におけるフレーム支持部211bに固定(例えば接着)されることで、フレームレーザホルダ30がフレームレーザ20に装着される。
フレームレーザホルダ30は、例えば、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、銅などの比較的安価で熱伝導性の高い金属によって形成される。
図17は、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30が装着された状態の外観構成を示す斜視図である。図18は、図15に示す状態を裏側から見た外観構成を示す斜視図である。図19は、図15に示す状態をレーザ光出射側から見た外観構成の示す斜視図である。
図17〜図19に示すように、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30が装着された状態では、クランプ部32のフレーム固定部32bがフレーム21におけるフレーム支持部211bに固定された状態となっている。また、フレームレーザホルダ30のチップ被覆部31によって、レーザダイオードチップ22の上方が覆われていて、レーザダイオードチップ22が保護された状態となっている。
また、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30が装着された状態では、クランプ部32のフレーム固定部32bがフレーム21におけるフレーム支持部211bに固定されていて、フレーム固定部32bとフレーム支持部211bが熱的に接続された状態となっている。よって、レーザダイオードチップ22から発生された熱は、フレームレーザホルダ30に伝熱されて放熱される。
本実施形態では、フレームレーザ20にフレームレーザホルダ30を装着させたあと、冶具が備えるクランプにおける2本の段付ピンを2箇所のクランプ用凹部32aに位置合わせして挟持(挟んで保持すること)する。次いで、冶具が備えるクランプにおける段付ピンによって挟持されたフレームレーザホルダ30の位置を、冶具を用いて光学ベース2のレーザ収容部4の取り付け位置にて微調整することで、そのフレームレーザホルダ30が装着されているフレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に位置合わせする。フレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に位置合わせする際には、レーザダイオードチップ22からレーザ光を出射させた状態で、フレームレーザ20の位置を調整することもできる。そして、位置合わせを終えると、フレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に固定(例えばUV硬化樹脂接着剤を用いた接着による固定)させる。
上記のように、フレームレーザ20に装着可能なフレームレーザホルダ30を用いることによって、フレームレーザ20を光学ベース2のレーザ収容部4に取り付けるときに、レーザダイオードチップ22を保護することができる。したがって、レーザダイオードチップ22を破損させてしまうことを防止することができる。
また、上記のように、フレームレーザ20に装着可能なフレームレーザホルダ30を熱伝導性の高い金属によって形成するようにしているので、レーザダイオードチップ22から発生された熱をより効率的に放熱させることができるようになり、フレームレーザ20が薄型構造の光ピックアップ装置1に搭載される場合であっても、発熱性を有するフレームレーザ20から発生した熱を効率的かつ効果的に放熱することが期待できる。
さらに、上記のように、フレームレーザホルダ30にクランプ用凹部32aを設ける構成としたので、冶具を用いてフレームレーザ20の位置合わせを行うことができる。この結果、フレームレーザ20をレーザ収容部4の取り付け位置に位置合わせする際に、フレームレーザ20の位置を容易に微調整することができるようになる。
なお、上述した各実施の形態においては、スリム型あるいはウルトラスリム型と呼ばれる薄型構造の光ディスク装置に搭載される薄型構造の光ピックアップ装置1を用いて説明していたが、12.7mmを超える高さの光ディスク装置に搭載される光ピックアップ装置に適用することができることは勿論である。
本発明によれば、特に、スリム型あるいはウルトラスリム型と呼ばれる薄型構造の光ディスク装置に搭載される薄型構造の光ピックアップ装置に適用するのに有用である。
本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の外観構成の例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置を裏面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 アクチュエータカバーが取り外された光ピックアップ装置を裏面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 光ピックアップ装置の裏面側におけるレーザドライバICがアクチュエータカバーに覆われている部分を拡大した拡大図である。 図4に示す状態からアクチュエータカバーが取り外された状態の例を示す拡大図である。 光ピックアップ装置の図1に示すX−X’断面におけるレーザドライバICやアクチュエータカバーに係る部分の例を示す断面図である。 光ピックアップ装置に搭載されるフレームレーザを上面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 光ピックアップ装置に搭載されるフレームレーザを下面側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 フレームレーザを構成するフレームの外観構成の例を示す斜視図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部付近を拡大した拡大図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部にフレームレーザが取り付けられたときのレーザ収容部付近を拡大した拡大図である。 図11に示すレーザ収容部付近の裏側を示す拡大図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部にフレームレーザが取り付けられたときのレーザ収容部付近の断面を示す断面図である。 光学ベースにおけるレーザ収容部にフレームレーザが取り付けられたときのレーザ収容部付近の断面を示す断面図である。 フレームレーザに装着されるフレームレーザホルダの外観構成の例を示す斜視図である。 図15に示すフレームレーザホルダを裏側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 フレームレーザにフレームレーザホルダが装着された状態の外観構成の例を示す斜視図である。 図15に示す状態を裏側から見た外観構成の例を示す斜視図である。 図15に示す状態をレーザ光出射側から見た外観構成の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 光学ベース
3 光ピックアップアクチュエータ
4 レーザ収容部
4a 放熱用突起
4b フレームレーザ固定部
5 光検出器
6 対物レンズ
7 レンズホルダ
8 レーザドライバIC
9 アクチュエータカバー
9a レンズアクチュエータカバー部
9b 熱伝導部
9c レーザドライバICカバー部
10 フレキシブル基板
11 シールドケース
12 熱伝導樹脂
20 フレームレーザ
21 フレーム
211 チップ搭載フレーム部
211a チップ搭載部
211b フレーム支持部
212 リードフレーム部
22 レーザダイオードチップ
23 樹脂モールド部
30 フレームレーザホルダ
31 チップ被覆部
32 クランプ部
32a クランプ用凹部
32b フレーム固定部

Claims (5)

  1. レーザダイオードチップが搭載されているチップ搭載部と光ピックアップ装置の光学ベースに支持されるフレーム支持部とを含むチップ搭載フレーム部と、前記チップ搭載フレーム部と電気的に接続されているリードフレーム部と、前記チップ搭載フレーム部と前記リードフレーム部とを固定するとともに前記レーザダイオードチップの周囲の一部に壁面を形成する樹脂モールド部とを有するフレームレーザを前記光ピックアップ装置に搭載する際に当該フレームレーザに装着されるフレームレーザホルダであって、
    前記レーザダイオードチップの上方を覆うチップ被覆部と、該チップ被覆部を支持するとともに、前記フレーム支持部に固定されることで前記チップ搭載フレーム部と熱的に接続されるクランプ部とを備えていることを特徴とするフレームレーザホルダ。
  2. 前記クランプ部は、フレームレーザの位置決用冶具が備えるクランプによって挟持されるクランプ用凹部が形成されている請求項1記載のフレームレーザホルダ。
  3. 熱伝導性を有する金属によって形成されている請求項1または請求項2記載のフレームレーザホルダ。
  4. 前記請求項1から3のいずれかに記載のフレームレーザホルダを備えていることを特徴とするフレームレーザホルダ付フレームレーザ。
  5. 前記請求項4に記載のフレームレーザホルダ付フレームレーザを備えていることを特徴とする光ピックアップ装置。
JP2005228873A 2005-08-05 2005-08-05 フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置 Pending JP2007048339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228873A JP2007048339A (ja) 2005-08-05 2005-08-05 フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228873A JP2007048339A (ja) 2005-08-05 2005-08-05 フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007048339A true JP2007048339A (ja) 2007-02-22

Family

ID=37851056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005228873A Pending JP2007048339A (ja) 2005-08-05 2005-08-05 フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007048339A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014034014A1 (ja) * 2012-08-30 2014-03-06 三洋電機株式会社 情報取得装置および物体検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014034014A1 (ja) * 2012-08-30 2014-03-06 三洋電機株式会社 情報取得装置および物体検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253559B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP4448736B2 (ja) 光ピックアップ装置およびそれを用いた光ディスク装置
US7646697B2 (en) Optical head device and disk drive device
JP2007311680A (ja) 半導体レーザ装置
JP2005322287A (ja) 光ピックアップ装置およびそれを用いた光ディスク装置
US8045425B2 (en) Optical disk apparatus and optical pickup
JP2007048339A (ja) フレームレーザホルダ、フレームレーザホルダ付フレームレーザおよび光ピックアップ装置
JP5338788B2 (ja) レーザホルダ、及び、それを備えた光ピックアップ
JPWO2005091277A1 (ja) 光ピックアップ装置
JP2007048338A (ja) 光ピックアップ装置
JP2007048337A (ja) 光ピックアップ装置
JP4030526B2 (ja) 光学式ピックアップ
JP2007012138A (ja) 光ヘッド装置
JP4084206B2 (ja) 光ピックアップ、及びそれを用いたディスク駆動装置
JP2005322299A (ja) 光ヘッド装置
JP2004005824A (ja) 光ヘッド装置
JP2004192751A (ja) 光ピックアップ装置
JP5079482B2 (ja) 光学式ピックアップ
JP2006209936A (ja) 光ピックアップ装置および光ディスク装置
JP4232696B2 (ja) 光ディスク装置
JP2002319167A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005203019A (ja) 光ピックアップ装置
JP2009283025A (ja) 放熱構造、光ピックアップ装置および光記録再生装置
JP2007095221A (ja) 光ピックアップ
JP2005332465A (ja) 光ヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100119