JP2005332465A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レーザドライバに生じる発熱による光学素子の位置ずれを防止し、レーザドライバの発熱による光学特性への影響を抑制することができる光ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】 光源としてのレーザ発光素子2、3を有する光学系31と、レーザ発光素子2、3を駆動するレーザドライバ22と、光学系31が搭載されるフレーム15と、光学系31の一部を保護するためフレーム15に固定されるカバー32とを備える光ヘッド装置1は、更に、レーザドライバ22に生じる発熱を放散する放熱板33を備え、この放熱体33は、カバー32と別体で構成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、CDやDVDなどの光ディスクの記録、再生に用いられる光ヘッド装置に関する。更に詳しくは、光ヘッド装置が備えるレーザ発光素子を駆動するレーザドライバの放熱構造に関する。
CDやDVD等の光ディスクの記録、再生に用いられる光ヘッド装置は、光源としてのレーザ発光素子を有する光学系と、レーザ発光素子を駆動するレーザドライバと、光学系が搭載されるフレームと、光学系を保護するためフレームに固定されるカバーなどを備えている。
この種の光ヘッド装置では、光学系を保護するためのカバーは、一般にステンレス製の金属板から形成されている。そして、このカバーを用いて、レーザドライバに生じる発熱を放散している。すなわち、従来の光ヘッド装置では、レーザドライバの放熱板を兼用したカバーが使用されている。図7から9を用いて、具体的に、従来の光ヘッド装置の構成を説明する。
図7に示すように、従来の光ヘッド装置101は、光源としてのレーザ発光素子102と、レーザ発光素子102を駆動するため、回路基板103上に設けられたレーザドライバ104と、レーザ発光素子102を有する光学系(詳細は図示省略)が搭載されて固定されるフレーム105とを備えている。そして、図8に示すように、フレーム105には、光学系を保護するため、ステンレス鋼板からなるカバー106が取付ねじ108によって固定されている。
カバー106は、図8から明らかなようにフレーム105の底面側の大半部分を覆うように固定されており、このカバー106によって、光学系を構成する光学素子が覆われている。また、図9に示すように、カバー106は、伝熱性と弾性とを有する伝熱シート107を介してレーザドライバ104に接触している。従って、レーザドライバ104で生じた発熱は、伝熱シート107を介してフレーム105に放散されるようになっており、カバー106は、レーザドライバ104の放熱板としての機能を備えている。
従来の光ヘッド装置101の構成を採用した場合には、カバー106がレーザドライバ104の放熱板としての機能を有していることから、レーザドライバ104の温度上昇に伴い、カバー106の温度が上昇する。このカバー106は、光学系が搭載されたフレーム105の底面側の大半部分を覆っているため、カバー106の温度上昇に伴って、フレーム105全体の温度も上昇する。また、カバー106の温度上昇に伴って、カバー106に覆われるように配置された光学素子の温度も上昇する。
ここで、近年の光ディスクの高記録密度化や記録速度の高速化に伴い、レーザ発光素子を駆動するレーザドライバに生じる発熱量が増加している。発熱量が増加しているため、フレーム105全体の上昇温度や、カバー106に覆われるように配置された光学素子の上昇温度も高くなってきており、その結果、光ヘッド装置101の光学特性に影響を与えてしまうという問題が顕在化してきている。すなわち、フレーム105の温度上昇等によって、光学系を構成する光学素子の固定位置にずれが発生し、光ヘッド装置101の光学特性に影響を与えてしまうという問題が顕在化してきている。
そこで、本発明の課題は、レーザドライバに生じる発熱による光学素子の位置ずれを防止し、レーザドライバの発熱による光学特性への影響を抑制することができる光ヘッド装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明では、光源としてのレーザ発光素子を有する光学系と、前記レーザ発光素子を駆動するレーザドライバと、前記光学系が搭載されるフレームと、前記光学系の少なくとも一部を保護するため前記フレームに固定されるカバーとを備え、光ディスクの記録及び再生の少なくともいずれか一方を行う光ヘッド装置において、前記レーザドライバに生じる発熱を放散する放熱体を備え、該放熱体は、前記カバーと別体で構成されていることを特徴とする。
本発明では、レーザドライバに生じる発熱を放散する放熱体が、光学系の少なくとも一部を保護するためにフレームに固定されるカバーとは別体で構成されている。そのため、カバーと別体で構成された放熱体によってレーザドライバに生じる発熱が放散されることになる。従って、光学系を適切に保護すべく、従来のように、フレームの底面側の大半部分を覆うようにカバーを形成しても、フレーム全体の温度上昇や、カバーに覆われるように配置された光学素子の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記カバーは、ステンレス製の金属板であり、前記放熱体は、銅またはアルミ製の金属板であることが好ましい。この場合には、剛性のあるステンレス板によって、光学系が適切に保護されるとともに、放熱性の高い銅板またはアルミ板によってレーザドライバに生じる発熱を効果的に放散することができる。
本発明において、前記放熱体は、前記レーザドライバに生じる発熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収された吸熱を放散する放熱部とを備え、該放熱部の少なくとも一部が前記光ディスク側に配置されていることが好ましい。この場合には、光ディスクの回転によって対流が発生し、吸熱部で吸収された吸熱を放熱部で効果的に放散することができる。
本発明において、前記放熱体は、前記レーザドライバに生じる発熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収された吸熱を放散する放熱部と、前記フレームに固定される固定部とを備え、該固定部においてのみ、前記フレームに接触することが好ましい。こうすることで、固定部以外に、放熱体とフレームとの接触部分がないことから、フレーム全体の温度上昇を抑制することができる。
本発明において、前記放熱体は、前記レーザドライバに生じる発熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収された吸熱を放散する放熱部と、前記フレームに固定される固定部とを備え、前記放熱部を挟んで前記吸熱部と前記固定部とが配設されていることが好ましい。フレームに固定される固定部では、放熱体とフレームとが接触し、放熱体の熱がフレームへ伝達される。しかし、放熱部を挟んで吸熱部と固定部とを配設することで、吸熱部で吸収された吸熱は放熱部で放熱されて、固定部への熱の伝達量は少なくなる。その結果、フレームへ伝達される熱量を減少させることができる。
本発明において、前記放熱体は金属板を曲げ加工で形成した放熱板であり、該放熱板は、展開状態で、一端側に前記吸熱部が配設されるとともに、他端側に前記固定部が配設されていることが好ましい。放熱板は、展開状態で、一端側に吸熱部が配設されるとともに、他端側に固定部が配設されていることから、吸熱部と固定部とが放熱板上で離れた位置に配設されることになる。そのため、吸熱部で吸収された吸熱の固定部への伝達量は少なくなる。その結果、放熱板とフレームとが接触する固定部においても、放熱板からフレームへ伝達される熱量を抑制することができる。
以上説明したように、本発明における光ヘッド装置では、レーザドライバに生じる発熱を放散する放熱体が、光学系の少なくとも一部を保護するためにフレームに固定されるカバーとは別体で構成されている。そのため、カバーと別体で構成された放熱体によってレーザドライバに生じる発熱が放散され、従来のように、フレームの底面側の大半部分を覆うようにカバーを形成しても、フレーム全体の温度上昇や、カバーに覆われるように配置された光学素子の温度上昇を抑制することができる。その結果、レーザドライバに生じる発熱による光学素子の位置ずれを防止し、レーザドライバの発熱による光学特性への影響を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる光ヘッド装置をトラッキング方向から見た斜示図である。図2は、図1に示す光ヘッド装置をジッタ方向から見た斜示図である。図3は、図1に示す光ヘッド装置の光学系の構成を説明する説明図である。図4は、図1に示す光ヘッド装置のカバーを取り外した状態での底面を示す底面図である。図5は、図1に示す光ヘッド装置のトラッキング方向の側面を示す側面図である。図6は、図1に示す光ヘッド装置の底面を示す底面図である。
(光ヘッド装置の構成)
本形態にかかる光ヘッド装置1は、CDやDVD等の光ディスク30に対する情報記録や情報再生を行うものであり、以下に説明する光学系31等が搭載されるフレーム15を備えている。このフレーム15は、光ディスク記録再生装置本体(図示省略)に対して相互に平行となるように取り付けられた2本のガイドシャフト24、25に沿って摺動可能に取り付けられている。尚、本明細書においては、光ディスク30の半径方向(トラッキング方向)をX方向、光ディスク30の接線方向(ジッタ方向)をY方向、光ディスク30の直交方向(フォーカシング方向)をZ方向と定義する。
光ヘッド装置1における光学系31は、光源として、CD用の780nm〜800nmの長波長レーザ光(第1のレーザ光)を出射する第1のレーザ発光素子2と、DVD用の630nmまたは650nmの短波長レーザ光(第2のレーザ光)を出射する第2のレーザ発光素子3とを備えている。
本形態における光学系31では、第1のレーザ光及び第2のレーザ光は、光路合成用光学素子であるプリズム6によって、光ディスク30へ向かう共通光路14へ導かれるようになっている。共通光路14には、第1のレーザ光及び第2のレーザ光の一部を光ディスク30に向けて反射するハーフミラー7と、ハーフミラー7からの反射光を平行光にするコリメータレンズ8と、コリメータレンズ8からの出射光を光ディスク30に向けて立ち上げる立上げミラー9と、コリメータレンズ8で平行光にされたレーザ光を光ディスク30に収束させる対物レンズ10とが、この順番で配置されている。
第1のレーザ発光素子2から出射された第1のレーザ光を共通光路14に導くにあたって、第1のレーザ発光素子2からプリズム6に向かう光路上には、第1のレーザ光を3ビームに分割するグレーティング4と、3ビームに分割されたレーザ光の発散角を変換するリレーレンズ5とがこの順番で配置されている。そして、グレーティング4及びリレーレンズ5を介してプリズム6に入射した第1のレーザ光は、その一部がプリズム6で反射されて、共通光路14へ導かれる。
また、第2のレーザ発光素子3から出射された第2のレーザ光を共通光路14に導くにあたって、第2のレーザ発光素子3からプリズム6に向かう光路上には、第2のレーザ光を3ビームに分割するグレーティング11が配置されている。そして、グレーティング11を介してプリズム6に入射した第2のレーザ光は、その一部がプリズム6を透過して、共通光路14へ導かれる。
ハーフミラー7の側方には、センサレンズ12と受光素子13とが配置されており、光ディスク30で反射された戻り光は、対物レンズ10、立上げミラー9、コリメータレンズ8を介してハーフミラー7に入射し、その入射光の一部がハーフミラー7を透過してセンサレンズ12と受光素子13に向けて導かれるように構成されている。すなわち、本形態では、ハーフミラー7は光路分離用素子である。
リレーレンズ5は、グレーティング4を介して入射される第1のレーザ光の発散角よりも小さい発散角のレーザ光をプリズム6に対して出射する正のパワーを有している。このリレーレンズ5とグレーティング4と第1のレーザ発光素子2とは後述のように一体化されている。
センサレンズ12は、光ディスク30からの戻り光に対して非点収差を発生させるとともに、戻り光の倍率(光ディスク30上のスポットに対する受光素子13上のスポットの倍率)を約8倍から17倍まで上げ、かつ、ハーフミラー7で発生するコマ収差を補正している。このセンサレンズ12によって、受光素子13上に円形で大きなスポットが形成され、品質の良いフォーカシングサーボ信号及びトラッキングサーボ信号を得ることができるようになっている。
本形態において、第1のレーザ発光素子2から出射された第1のレーザ光に対する光学系では、リレーレンズ5の影響を考慮しない場合の出射光の倍率(光ディスク30上のスポットに対する第1のレーザ発光素子2の発光点の倍率)は約4倍であり、対物レンズ10の開口数(NA)が約0.5となっている。一方、第2のレーザ発光素子3から出射された第2のレーザ光に対する光学系では、出射光の倍率(光ディスク30上のスポットに対する第2のレーザ発光素子3の発光点の倍率)が約5.5〜7倍であり、対物レンズ10のNAが0.6〜0.68となっている。また、リレーレンズ5の影響を考慮した場合の第1のレーザ発光素子2からの出射光の倍率は第2のレーザ発光素子3の出射光の倍率とほぼ同程度となっており、リレーレンズ5を用いることで、第1のレーザ発光素子2及び第2のレーザ発光素子3の光学系に共通光路14を利用できるようになっている。
また、光ヘッド装置1は、対物レンズ10をフォーカシング方向(Z方向)及びトラッキング方向(X方向)へ駆動する対物レンズ駆動装置16を備えており、フレーム15の上面側に取り付けられている。対物レンズ駆動装置16は、トラッキング駆動コイル、トラッキング駆動磁石やフォーカシング駆動コイル、フォーカシング駆動磁石等を備えるが、その構成は周知の構成であるため、詳細な説明は省略する。
本形態におけるフレーム15は、例えば、ダイキャストで成形されたアルミ製のフレームであり、底面側に光学系31の一部が搭載される凹部15cを備えている(図4参照)。この凹部15cには、プリズム6、ハーフミラー7、コリメータレンズ8、立上げミラー9等の光学系31を構成する光学素子の一部が固定されている。また、フレーム15には、第1のレーザ発光素子2を固定するための固定部15aと、第2のレーザ発光素子3を固定するための固定部15bとが側面に形成されている。この固定部15aと固定部15bとは互いに直交するように形成されている。
フレーム15の固定部15aには、ホルダ18によって第1のレーザ発光素子2とグレーティング4とリレーレンズ5とが一体化されたレーザ発光ユニットが接着で固定されている。具体的には、ホルダ18が、間隙を介して固定部15aに固定されている。ホルダ18と固定部15aとの間に間隙が形成されることから、第1のレーザ光の光軸方向で、ホルダ18の固定位置の調整が可能となっている。また、第1のレーザ光の光軸方向に直交する方向でも、ホルダ18の固定位置の調整は可能となっている。
また、フレーム15の固定部15bには、第2のレーザ発光素子3が、ホルダ26に保持された状態で、フレーム15に面接触させた伝熱性を有する平板状のプレート27を介して接着固定されている。
第1のレーザ発光素子2の出射面と反対側となる端子側には、第1のレーザ発光素子2に生じる発熱を放散する放熱板19が配設されている。具体的には、第1のレーザ発光素子2と放熱板19とは間隙を介して配設されている。この第1のレーザ発光素子2と放熱板19との間隙には、伝熱性を有するゲル状の伝熱部材または、伝熱性を弾性を有する伝熱部材が充填されている。具体的には熱伝導性グリースであるシリコングリースが充填されている。
放熱板19は、銅またはアルミ等の伝熱性の高い金属の平板を曲げ加工ですることで形成されており、基部19aと、フレーム15への取付部19b、19cとを備えている(図1参照)。取付部19b及び取付部19cは、フレーム15に面接触した状態で接着固定されており、放熱板19の熱をフレーム15へ放散できるようになっている。また、放熱板19の基部19aには、第1のレーザ発光素子2の端子との短絡を防止するための開口部19dが形成されている(図1参照)。さらに、基部19aの上端からは、放熱部19eがフレーム15の上面側すなわち光ディスク30側に延設されている。放熱部19eを光ディスク30側に備えることで、光ディスク30の回転によって生じる対流を利用して、放熱板19の熱を効果的に放散することができるようになっている。
フレーム15の底面には、第1のレーザ発光素子2及び第2のレーザ発光素子3を駆動するレーザドライバ22が載置された回路基板23が取り付けられている(図4参照)。
また、フレーム15の底面側には、凹部15cに固定されたプリズム6等の光学素子を保護するためのカバー32が固定されている(図6参照)。カバー32は、ステンレス鋼板から平板状に形成されており、フレーム15に固定するための固定部32aがZ方向へ延設されている。このカバー32は、凹部15cの全部と回路基板23の一部を覆うように、取付ねじ34と固定部32aとによってフレーム15に固定されている。
(レーザドライバの放熱構造)
本形態における光ヘッド装置1では、レーザドライバ22に生じる発熱は、放熱体としての放熱板33によって放散されている。放熱板33は、カバー32とは別体で構成されており、カバー32とは接触しない状態で、レーザドライバ22の表面に接触するように固定されている(図5、6参照)。
本形態における放熱板33は、銅製またはアルミ製の金属板を曲げ加工することで形成されており、レーザドライバ22に生じる発熱を吸収する吸熱部33aと、吸熱部33aで吸収された吸熱を放散する放熱部33bと、フレーム15に固定される固定部33cとを備えている。吸熱部33aと放熱部33bと固定部33cとは、この順番で連設されている。すなわち、放熱部33bを挟んで吸熱部33aと固定部33cとが配設されている。
より具体的には、放熱板33がフレーム15に固定された状態では、吸熱部33aは、レーザドライバ22の表面に接触するようにXY平面に平行に形成されている。放熱部33bは、吸熱部33aのY方向端からZ方向に延設されXZ平面に平行に形成された第1放熱部33b1と、この第1放熱部33b1のZ方向端(図示上端)からX方向に延設されXY平面に平行に形成された第2放熱部33b2とから形成されている。固定部33cは、第2放熱部33b2の、第1放熱部33b1からの延設方向におけるX方向端から、吸熱部33aに向かってZ方向に延設されYZ平面に平行に形成されている。従って、放熱板33を展開した平面状態では、一端側に吸熱部33aが配設され、他端側に固定部33cが配設されている。また、固定部33cは、吸熱部33a及び放熱部33bと比較して幅狭に形成されている。
放熱板33は、固定部33cの先端部(図示下端部)がフレーム15に対して接着されるとともに、吸熱部33aがレーザドライバ22に接着されて、固定されている。放熱板33がフレーム15に固定された状態では、放熱部33bの一部である第2放熱部33b2は、フレーム15の上面側すなわち光ディスク30側に配置されている。また、放熱板33がフレーム15に固定された状態では、固定部33cの先端部のみがフレーム15に接触するように構成されており、固定部33cの先端部以外の部分及び放熱部33bと、フレーム15との間には、所定の間隙が設けられている。
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態における光ヘッド装置1では、レーザドライバ22に生じる発熱を放散する放熱板33が、カバー32とは別体で構成され、カバー32とは接触しない状態で固定されている。そのため、光学系31の一部を適切に保護すべく、フレーム15の凹部15cの全部を覆うようにカバー32を形成しても、フレーム15全体の温度上昇や、カバー32に覆われるように配置された光学素子の温度上昇を抑制することができる。その結果、レーザドライバ22に生じる発熱による光学素子の位置ずれを防止し、レーザドライバ22の発熱による光学特性への影響を抑制することができる。
また、レーザドライバ22によるフレーム15の温度上昇を抑制することができるため、第1のレーザ発光素子2あるいは第2のレーザ発光素子3に生じる発熱を、放熱板19あるいはプレート27を介して、フレーム15へ逃がすことが可能となる。その結果、第1のレーザ発光素子2及び第2のレーザ発光素子3の温度を下げることが可能となる。尚、レーザドライバ22の発熱量と比較して、第1のレーザ発光素子2及び第2のレーザ発光素子3の発熱量は少ないため、第1のレーザ発光素子2及び第2のレーザ発光素子3の発熱をフレーム15へ逃がしても、光学素子への影響はほとんど無視できる。
本形態では、カバー32は、ステンレス鋼板であり、放熱板33は、銅またはアルミ製の金属板である。そのため、剛性のあるステンレス鋼板によって、光学系31の一部が適切に保護されるとともに、ステンレス鋼板よりも放熱性の高い銅板またはアルミ板によってレーザドライバ22に生じる発熱を効果的に放散することができる。
本形態では、放熱板33は、レーザドライバ22に生じる発熱を吸収する吸熱部33aと、吸熱部33aで吸収された吸熱を放散する放熱部33bと、フレーム15に固定される固定部33cとを備えている。そして、放熱部33bの一部を構成する第2放熱部33b2が光ディスク30側に配置されている。そのため、光ディスク30の回転によって対流が発生し、吸熱部33aで吸収された吸熱を放熱部33b、特に第2放熱部33b2において効果的に放散することができる。
また、本形態では、吸熱部33a及び放熱部33bと比較して幅狭に形成された固定部33cにおいてのみ、フレーム15に接触している。より具体的には、固定部33cの先端部のみがフレーム15に接触している。そのため、放熱板33とフレーム15との接触面積を小さくすることができる。従って、放熱板33を安定させるため、放熱板33の一部をフレーム15に固定する構成を採用しても、フレーム15の温度上昇を抑制することができる。
さらに、本形態では、放熱部33bを挟んで吸熱部33aと固定部33cとが配設されている。フレーム15に固定される固定部33cでは、放熱板33とフレーム15とが接触し、放熱板33の熱がフレーム15へ伝達されることになるが、放熱部33bを挟んで吸熱部33aと固定部33cとを配設することで、吸熱部33aで吸収された吸熱は放熱部33bで放熱されて、固定部33cへの熱の伝達量は少なくなる。その結果、フレーム15へ伝達される熱量を減少させることができる。
特に、本形態では、放熱板33は、展開状態で、一端側に吸熱部33aが配設されるとともに、他端側に固定部33cが配設されている。すなわち、吸熱部33aと固定部33cとが放熱板33上で最も離れた位置に配設されることになる。そのため、吸熱部33aで吸収された吸熱の固定部33cへの伝達量は少なくなる。その結果、放熱板33とフレーム15とが接触する固定部33cにおいても、放熱板33からフレーム15へ伝達される熱量を抑制することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形可能である。例えば、放熱板33の放熱部33bの一部がガイドシャフト24に接触するように構成しても良い。こうすることで、放熱部33bの放熱効果を上げることができる。また、放熱板33は、必ずしも放熱部33bを備える必要はなく、吸熱部33aのみから形成されていても良い。一方で、放熱板33を吸熱部33aと第1放熱部33b1とのみから構成しても良い。
さらに、上述した形態では、放熱板33は直接、レーザドライバ22に接着固定されていたが、伝熱性を有する伝熱シートを介してレーザドライバ22に固定するようにしても良い。
さらにまた、上述した形態では、放熱体として薄板状の放熱板33を用いたが、放熱体は必ずしも薄板状の放熱板である必要はなく、例えば、ブロック状に形成された放熱体であっても良い。
本発明の実施の形態にかかる光ヘッド装置をトラッキング方向から見た斜示図である。 図1に示す光ヘッド装置をジッタ方向から見た斜示図である。 図1に示す光ヘッド装置の光学系の構成を説明する説明図である。 図1に示す光ヘッド装置のカバーを取り外した状態での底面を示す底面図である。 図1に示す光ヘッド装置のトラッキング方向の側面を示す側面図である。 図1に示す光ヘッド装置の底面を示す底面図である。 従来技術にかかる光ヘッド装置のカバーを取り外した状態での底面を示す底面図である。 従来技術にかかる光ヘッド装置の底面を示す底面図である。 従来技術にかかる光ヘッド装置におけるレーザドライバの放熱構造を示す部分側面図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
2 第1のレーザ発光素子(レーザ発光素子)
3 第2のレーザ発光素子(レーザ発光素子)
15 フレーム
22 レーザドライバ
30 光ディスク
31 光学系
32 カバー
33 放熱板(放熱体)
33a 吸熱部
33b 放熱部
33c 固定部

Claims (6)

  1. 光源としてのレーザ発光素子を有する光学系と、前記レーザ発光素子を駆動するレーザドライバと、前記光学系が搭載されるフレームと、前記光学系の少なくとも一部を保護するため前記フレームに固定されるカバーとを備え、光ディスクの記録及び再生の少なくともいずれか一方を行う光ヘッド装置において、
    前記レーザドライバに生じる発熱を放散する放熱体を備え、該放熱体は、前記カバーと別体で構成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記カバーは、ステンレス製の金属板であり、前記放熱体は、銅またはアルミ製の金属板であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 前記放熱体は、前記レーザドライバに生じる発熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収された吸熱を放散する放熱部とを備え、該放熱部の少なくとも一部が前記光ディスク側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  4. 前記放熱体は、前記レーザドライバに生じる発熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収された吸熱を放散する放熱部と、前記フレームに固定される固定部とを備え、該固定部においてのみ、前記フレームに接触することを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  5. 前記放熱体は、前記レーザドライバに生じる発熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収された吸熱を放散する放熱部と、前記フレームに固定される固定部とを備え、前記放熱部を挟んで前記吸熱部と前記固定部とが配設されていることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  6. 前記放熱体は金属板を曲げ加工で形成した放熱板であり、該放熱板は、展開状態で、一端側に前記吸熱部が配設されるとともに、他端側に前記固定部が配設されていることを特徴とする請求項4または5記載の光ヘッド装置。
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