JP2002319167A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2002319167A
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訓明 広田
Yoshiyuki Nakajima
佳之 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザー素子から放射するレーザービ
ームの光路に関する装置を提供する。 【解決手段】 コリメートレンズ２はハウジング４の上
面に配置され、ハウジング４の上面にはハウジング４内
部の光学素子が配置される空間内の空気を放熱する放熱
用孔５を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザー素
子から放射するレーザービームの光路周辺構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】ＤＶＤ―ＲＡＭなどに使用される半導体
レーザー素子はは高出力のため、発熱量が多いレーザー
素子を使用し、また、ＤＶＤ―ＲＡＭは高品位なレーザ
ービームスポットを必要とするため、ＣＤ−ＲＯＭにお
いては通常使用されていないコリメートレンズを使用し
ている。半導体レーザー素子から放射されたレーザービ
ームはハーフミラーを介しコリメートレンズにより拡大
方向にあるレーザービームを平行方向に光路を変えて放
射する機構のベース部と該ベースの上部にフォーカスコ
イルとトラッキングコイルと収束して記録媒体に照射す
る対物レンズが搭載されたアクチュエーター部でピック
アップ装置が構成され、ベース部の半導体レーザー素子
とハーフミラーお及びコリメートレンズの光路間は密閉
された空間である構成を成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＤＶＤ−ＲＡＭなどの
記録に使用する半導体レーザーは、高出力が要求され、
また、記録密度が高いため、情報の読み取りまたは書込
みにはコリメートレンズを採用するなど高精度化の光ピ
ックアップで対応しなければならない。このように高精
度化に対応するには、半導体レーザーとハーフミラーと
コリメートレンズを使用している。斯かるコリメートレ
ンズを使用した光ピックアップ装置は半導体レーザー素
子から放射されたレーザービームはハーフミラーを介し
コリメートレンズに照射されるが、半導体レーザー素子
とハーフミラーとコリメートレンズ間は密閉された光路
を成している。斯かる光ピックアップ装置は、レーザー
ビームを放射する半導体レーザー素子による発熱はコリ
メートレンズまでの光路内の空気温度を上昇させ、半導
体レーザー素子から放射されたレーザービームは高温の
空気を通過するときレーザービームの光軸が揺れる現象
が発生する、その結果、対物レンズによる収束されたレ
ーザービームのスポットが滲み記録媒体の読み取りまた
は書込みに影響を及ぼすという問題があった。
【０００４】本発明は、斯かる問題を解決した光ピック
アップ装置を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】コリメートレンズはハウ
ジングの上面に配置され、ハウジングの上面にはハウジ
ング内部の光学素子が配置される空間内の空気を放熱す
る放熱用孔を設けたものである。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の一実施例を説明する要部の斜
視図、図２はハウジングとアクチュエーターとを組み合
わせた斜視図、図３は本発明に係る光ピックアップ装置
の配置を説明するための概略断面図である。図におい
て、１はレーザービームを放射する半導体レーザー素
子、２はハーフミラー３を介して照射された光源の光束
を平行に光束化するコリメートレンズ、４は前記半導体
レーザー素子１とコリメートレンズ２及びハーフミラー
３が搭載されるハウジング、５は前記ハウジング４の上
面に配置されたコリメートレンズ２の周囲に複数設けら
れ半導体レーザー素子１による発熱を放出するための放
熱孔である。
【０００７】６は記録媒体にレーザービームスポットを
照射する対物レンズ、７は前記対物レンズ６及びフォー
カスコイル（図示せず）とトラッキングコイル８が巻回
されるレンズホルダー、９は前記レンズホルダー７の両
側に上下各２本、計４本のワイヤーにてレンズホルダー
７を支持し、他端は図示しない支持部にて支持されてい
るサスペンションワイヤーであり、フォーカシング方向
及びトラッキング方向に平行移動され得るようになって
いる。
【０００８】１０は前記サスペンションワイヤー９等の
駆動部を保護する為のカバー、１１はサスペンションワ
イヤー９を支持するとともに図示しないマグネットが固
定配置される駆動ベース、１２は前記駆動ベース１１の
底面に左右に設けられた位置合わせ片、１３は前記ハウ
ジング４の上面に設けられた凹部であり、コリメートレ
ンズ２の左右対称に設けられ前記位置合わせ片１２が嵌
合される。
【０００９】１４は前記駆動ベース１１の端部に設けら
れ、位置合わせ片１２を凹部１３に嵌合するとき、取付
け孔１５ａに固定されるネジ切りされたタップ部、１５
ｂは前記取付孔１５ａと同一作用を成す取付孔である。
【００１０】１６はフォーカスコイル、トラッキングコ
イル８及び対物レンズ６などが搭載され、記録媒体にビ
ームスポットとして対物レンズ６をフォーカシング方向
及びトラッキング方向に移動せしめられるアクチュエー
ターである。
【００１１】このように構成されたアクチュエーター１
６とハウジング４とを嵌合させネジにより取付孔１５ａ
を介してタップ部１４に固定される。また、アクチュエ
ーター１６とハウジング４とを嵌合させたとき、放熱孔
５の上面にはトラッキングコイル８等が配置されるが放
熱孔５を塞ぐことはない。そして、取付孔１５ｂも取付
孔１５ａと同様に固定されることにより図２に示す通り
光ピックアップ装置として完成するものである。
【００１２】このように構成された光ピックアップ装置
は、図３に示す通り、半導体レーザー素子１からレーザ
ービームを放射するとハーフミラー３にて反射されコリ
メートレンズ２に照射されるが、ハウジング４内に配置
されるレーザー素子１とハーフミラー３とコリメートレ
ンズ２への光路は一つの空間Ａを形成している。このよ
うに形成された空間Ａ内の空気は、半導体レーザー素子
１の発熱により熱せられ温度が上昇するが、放熱孔５に
より空間Ａ内の空気を矢印Ｂの通り放出することができ
る。その為、ハウジングの空気Ａ内の温度上昇が抑えら
れる。
【００１３】尚、実施例においては、放熱孔５として丸
孔を使用したが、丸孔に限定されることはなく角孔や長
孔などにしてもよい。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、半導体レーザー素子とハーフ
ミラー及びコリメートレンズの光路内部が従来密閉され
て配置されているコリメートレンズの近傍に放熱用孔を
設け内部の温度を放出するようにしたので半導体レーザ
ーから放射されるレーザービームが通過する光路となる
ハウジングの内部空気の温度上昇が抑えられ、それによ
りコリメートレンズに照射する光軸が揺れることなく、
正確にディスクの読み取りあるいは、書込みができる光
ピックアップ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図２】本発明のハウジングとアクチュエーターとを組
み合わせた斜視図である。
【図３】本発明に係る光ピックアップ装置の光学素子の
配置を説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
１ 半導体レーザー素子 ２ コリメートレンズ ４ ハウジング ５ 放熱孔 ６ 対物レンズ １６ アクチュエーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 半導体レーザー素子より放射するレーザ
    ービームをコリメートレンズを介して対物レンズにより
    収束させて記録媒体に照射し、前記記録媒体からの反射
    光を受光素子にて受光すると共に、前記半導体レーザー
    素子を含む光学素子が搭載されるハウジングに対物レン
    ズをフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動するア
    クチュエーターを取付けて構成される光ピックアップ装
    置において、前記コリメートレンズはハウジングの上面
    に配置され、ハウジングの上面にはハウジング内部の光
    学素子が配置される空間内の空気を放熱する放熱用孔を
    設けたことを特徴とする光ピックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100416675C (zh) * 2004-12-28 2008-09-03 东芝三星储存科技股份有限公司 光学摄像装置和光盘装置
US7711020B2 (en) 2004-12-28 2010-05-04 Toshiba Samsung Storage Technology Corporation Optical pick-up apparatus and optical disk apparatus

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