JP3813461B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レー素子から放射されるレービームの光路周辺構造を改良した光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DVDRAMなどに使用される半導体レー素子は高出力のため、発熱量が多いレー素子使用されている。また、DVDRAMは高品位なレービームスポット必要とされるため、CDROMにおいて通常使用されていないコリメートレンズ使用されている。半導体レー素子からレーザビームが放射される。ハーフミラーを介しコリメートレンズにより拡大方向にあるレービームを平行方向に光路を変えて放射する機構のベース部と、ベースの上部フォーカスコイルおよびトラッキングコイルと、レーザビームを収束させて記録媒体に照射させる対物レンズが搭載されたアクチュエー部でピックアップ装置が構成される。ベース部の半導体レー素子とハーフミラーと、コリメートレンズの光路間は密閉された空間とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
DVDRAMなどの記録に使用される半導体レーは、高出力が要求され、また、記録密度が高いため、情報の読取りまたは書込みにはコリメートレンズを採用するなど高精度化の光ピックアップで対応しなければならない。このように高精度化に対応するために、半導体レーハーフミラーとコリメートレンズとが使用されている。リメートレンズ使用された光ピックアップ装置において半導体レー素子から放射されたレービームハーフミラーを介しコリメートレンズに照射されるが、半導体レー素子とハーフミラーとコリメートレンズとの間は密閉された光路とされている。
0004
かる光ピックアップ装置においては、レービームを放射する半導体レー素子発熱により、コリメートレンズまでの光路内の空気温度上昇さ、半導体レー素子から放射されたレービーム高温の空気を通過するときに、レービームの光軸が揺らされる現象が発生するその結果、対物レンズによ収束されたレービームのスポットが滲み記録媒体の読取りまたは書込みに影響を及ぼすという問題があった。
【000
本発明は、斯かる問題を解決した光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
【000
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る光ピックアップ装置は、半導体レーザ素子より放射されるレーザビームを、コリメートレンズを介して対物レンズにより収束させて記録媒体に照射させ、該記録媒体からの反射光を受光素子にて受光させると共に、該半導体レーザ素子を含む光学素子が搭載されるハウジングに、フォーカスコイル、トラッキングコイル及び該対物レンズが搭載され該対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動させるアクチュエータが取付けられて構成される光ピックアップ装置において、前記ハウジングの上面に、前記コリメートレンズが配置され、ハウジングの上面にハウジング内部の前記光学素子が配置される空間内の空気を放熱させる放熱用孔が、該コリメートレンズの周りを囲うように複数設けられ、前記アクチュエータと、該ハウジングとが嵌合されたときに、該放熱用孔の上面に、前記トラッキングコイルが配置されことを特徴とする。
【000
発明の実施の形態
図1は本発明に係る光ピックアップ装置の一実施の形態を示す分解斜視図、図2はハウジングとアクチュエー組み合わせられて構成された光ピックアップ装置を示す斜視図、図3は、光ピックアップ装置の光学素子の配置を示す概略断面図である。
0008
において、1はレービームを放射する半導体レー素子、2はハーフミラー3を介して照射された光源の光束を平行に光束化するコリメートレンズ、4は前記半導体レー素子1とコリメートレンズ2及びハーフミラー3が搭載されるハウジング、5は前記ハウジング4の上面に配置されたコリメートレンズ2の周囲に複数設けられ半導体レー素子1による発熱を放出するための放熱孔である。
【000
6は記録媒体にレービームスポットを照射させる対物レンズ、7は前記対物レンズ6が取付けられ、フォーカスコイル(図示せず)及びトラッキングコイル8が巻回されるレンズホル、9は前記レンズホル7の両側に上下各2本、計4本のワイにてレンズホル7を支持し、他端は図示しない支持部にて支持されているサスペンションワイであり、フォーカシング方向およびトラッキング方向に平行移動される
【0010
10は前記サスペンションワイ9等の駆動部を保護するためのカバー、11はサスペンションワイ9を支持するとに図示しないマグネットが固定配置される駆動ベース、12は前記駆動ベース11の底面に左右に設けられた位置合わせ片、13は前記ハウジング4の上面に設けられた凹部であり、コリメートレンズ2の左右対称に設けられ前記位置合わせ片12が嵌合される。
【0011
14は前記駆動ベース11の端部に設けられ、位置合わせ片12凹部13に嵌合されるとき、取付孔15aに固定されるネジ切りされたタップ部、15bは前記取付孔15aと同一作用を成す取付孔である。
【001
16はフォーカスコイル、トラッキングコイル8及び対物レンズ6などが搭載され、記録媒体にビームスポットを照射させる対物レンズ6をフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動させるアクチュエーである。
【001
このように構成されたアクチュエー16とハウジング4とを嵌合させネジにより取付孔15aを介してタップ部14に固定さる。また、アクチュエー16とハウジング4とを嵌合させたとき、放熱孔5の上面にトラッキングコイル8等が配置されるが放熱孔5がれることはない。そして、取付孔15bも取付孔15aと同様に固定されることにより図2に示す通り光ピックアップ装置完成される。
【001
このように構成された光ピックアップ装置は、図3に示す通り、半導体レー素子1からレービーム放射されるとハーフミラー3にて反射されコリメートレンズ2に照射されるが、ハウジング4内に配置されるレー素子1とハーフミラー3とコリメートレンズ2への光路は一つの空間A形成されている。このように形成された空間A内の空気は、半導体レー素子1の発熱により熱せられ温度が上昇するが、放熱孔5により空間A内の空気矢印Bの通り放出される。そのため、ハウジングの空A内の温度上昇が抑えられる。
【001
なお、実施例においては、放熱孔5は、丸孔とされているが、丸孔に限定されることな角孔や長孔などとされてもよい。
【001
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、半導体レー素子とハーフミラー及びコリメートレンズの光路内部が従来密閉されて配置されていたが、コリメートレンズの近傍に、コリメートレンズの周りを囲うように複数の放熱用孔設けられ、内部の温度を放出させるようにしたので半導体レーから放射されるレービームが通過光路となるハウジングの内部における空気の温度上昇が抑えられる。これによりコリメートレンズに照射される光軸が揺らされることなく、正確にディスクの情報の読取又は書込みが行われる光ピックアップ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ピックアップ装置の一実形態を示す分解斜視図である。
【図2】 ウジングとアクチュエー組み合わせられて構成された光ピックアップ装置を示す斜視図である。
【図3】 ピックアップ装置の光学素子の配置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体レー素子
2 コリメートレンズ
ハーフミラー
4 ハウジング
5 放熱孔(放熱用孔)
6 対物レンズ
レンズホルダ
トラッキングコイル
サスペンションワイヤ
10 カバー
11 駆動ベース
12 位置合わせ片
13 凹部
14 タップ部
15a,15b 取付孔
16 アクチュエー
17 受光部
18 ディスク
空間

Claims (2)

  1. 半導体レー素子より放射されるレービームをコリメートレンズを介して対物レンズにより収束させて記録媒体に照射させ記録媒体からの反射光を受光素子にて受光させると共に
    半導体レー素子を含む光学素子が搭載されるハウジングに、フォーカスコイル、トラッキングコイル及び該対物レンズが搭載され該対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動させるアクチュエータが取付けられて構成される光ピックアップ装置において
    前記ハウジングの上面に、前記コリメートレンズが配置され
    ハウジングの上面にハウジング内部の前記光学素子が配置される空間内の空気を放熱させる放熱用孔が、該コリメートレンズの周りを囲うように複数設けられ
    前記アクチュエータと、該ハウジングとが嵌合されたときに、該放熱用孔の上面に、前記トラッキングコイルが配置されたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記ハウジングの前記上面に凹部が設けられ、該凹部は、前記コリメートレンズに対し左右対称に設けられ、該凹部に嵌合される位置合わせ片が、前記アクチュエータの駆動ベースの底面に左右に設けられたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
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