JP4544101B2 - 光ディスク装置及び光ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に対して記録及び/又は再生を行う光ディスク装置及び光ピックアップに関する。
従来から、光ディスク等の情報記録媒体に対して記録及び/又は再生を行う光ディスク装置において、光源から発生する熱を放熱する光ディスク装置が知られている。
かかる光ディスク装置は、光ディスクに対して照射する光ビームを出射する光源と、この光源が設けられるベースと、光源から発生する熱を放熱する放熱手段とを備える。
この放熱手段として、例えば、ベースを伝熱性の高い金属材料で形成された光ディスク装置が知られている。このように、ベースを金属材料で形成した光ディスク装置は、光源で生じた熱が、ベースに伝熱され、ベース表面から外気に向かって放熱されることで、光源で発生する熱による光源の特性劣化や寿命が短くなることを防止できる。
しかし、この光ディスク装置では、ベースを金属材料に形成することから、コストが増大するという問題があった。
また、他の放熱手段として、光源に近接して伝熱性の高い放熱板が設けられた光ディスク装置が知られている。この放熱板の一面はベース表面に密着される。かかる構成とされた光ディスク装置は、光源で生じた熱が、放熱板に伝熱されるとともに、放熱板の表面から外気に向かって放熱される。
しかし、これらの光ディスク装置では、光源の発熱量が増大された場合に、熱を十分に放熱させることができないという問題があった。
特開2004−133962号公報 特開2004−152408号公報
本発明の目的は、放熱効率を高めることができる光ディスク装置及び光ピックアップを提供することにある。
本発明に係る光ディスク装置は、筐体を備え、上記筐体には、光ディスクを回転操作するディスク回転駆動手段と、少なくとも光ディスクに光ビームを照射する光源を有し、該光ディスクの半径方向へ移動可能に支持された光ピックアップとが設けられ、上記光ピックアップは、上記光ディスクの回転面と略平行に相対向して所定間隔離間されて配置されることにより、上記光ディスクの回転により発生する空気流が流入される空気流通路を形成する少なくとも一対の空気流通路形成板を有し、上記一対の空気流通路形成板は、上記光ピックアップの移動方向の上記光ディスクの外周側の一側面に、上記光ディスクの回転により発生する空気流を流入する第1の開口部が設けられるとともに、該第1の開口部と対向する上記光ピックアップの移動方向の他側面に、該第1の開口部から流入した空気流を排出する第2の開口部が設けられ、上記一対の空気流通路形成板の少なくとも一方は、両面を放熱面とした放熱板であり、上記光源は、上記一対の空気流通路形成板の上記第1の開口部が設けられた側であって、上記光ディスクの回転により発生して上記第1の開口部に流入する上記空気流の流れに対して上記第1の開口部より上流側に配置される
また、本発明に係る光ピックアップは、筐体内に光ディスクを回転操作するディスク回転駆動手段を有する光ディスク装置の筐体内に、該光ディスクの半径方向へ移動可能に支持されて収容され、光ディスクに対して記録及び/又は再生を行う光ピックアップにおいて、少なくとも上記光ディスクに光ビームを照射する光源と、上記光ディスクの回転面と略平行に相対向して所定間隔離間されて配置されることにより、上記光ディスクの回転により発生する空気流が流入される空気流通路を形成する少なくとも一対の空気流通路形成板とを有し、上記一対の空気流通路形成板は、当該光ピックアップの移動方向の上記光ディスクの外周側の一側面に、上記光ディスクの回転により発生する空気流を流入する第1の開口部が設けられるとともに、該第1の開口部と対向する上記光ピックアップの移動方向の他側面に、該第1の開口部から流入した空気流を排出する第2の開口部が設けられ、上記一対の空気流通路形成板の少なくとも一方は、両面を放熱面とした放熱板であり、上記光源は、上記一対の空気流通路形成板の上記第1の開口部が設けられた側であって、上記光ディスクの回転により発生して上記第1の開口部に流入する上記空気流の流れに対して上記第1の開口部より上流側に配置される
本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクの回転により発生する空気流を取り込む空気流通路を形成する一対の空気流通路形成板の少なくとも一方が両面を放熱面とした放熱板であることにより、放熱効率を増大することができる。
以下、本発明を適用した光ディスク装置及び光ピックアップについて図面を参照して説明する。
本発明を適用した光ディスク装置1は、図1に示すように、光ディスク2に対して情報を記録及び/又は再生するものである。この光ディスク装置1で記録及び/又は再生を行う光ディスク2として、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、情報の追記が可能とされるCD−R(Recordable)及びDVD−R(Recordable)、情報の書換えが可能とされるCD−RW(ReWritable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD+RW(ReWritable)等の光ディスクや、さらに発光波長が短い405nm程度(青紫色)の半導体レーザを用いた高密度記録が可能な光ディスクや、光磁気ディスク等が用いられる。
具体的に、光ディスク装置1は、図1に示すように、筐体3を備え、筐体3には、図示しないディスク挿入口と、シャーシと、シャーシに取り付けられ光ディスクを回転操作するディスク回転駆動手段4と、シャーシに取り付けられた平行なガイド軸5により光ディスク2の半径方向へ移動可能に支持された光ピックアップ7とを備える。筐体3の側面下部には、複数の通気口3aが形成されている。
光ピックアップ7は、図2に示すように、所定の波長の光ビームを出射する光源20と、光源20から出射された光ビームを光ディスク2に照射するとともに光ディスク2で反射された戻り光を検出するため光学系を構成する所要の光学部品と、これらの光学部品を配置する移動ベース8と、この移動ベース8上に配置された対物レンズ駆動装置9とを備える。光源20は、半導体レーザであり、レーザホルダー20aに保持されている。対物レンズ駆動装置9には、カバー9aが設けられている。
移動ベース8は、その両端部に軸受部8a、8bを有し、この軸受部8a、8bがそれぞれガイド軸5に摺動自在に支持されている。移動ベース8に設けられた図示しないラック部材がリードスクリューに螺合され、送りモータによってリードスクリューが回転されると、ラック部材がリードスクリューの回転方向へ応じた方向へ送られ、光ピックアップ7が光ディスク2の半径方向へ移動される。
対物レンズ駆動装置9は、対物レンズ14を保持する可動部12と、可動部12を少なくとも対物レンズ14のフォーカシング方向及びトラッキング方向に傾斜可能に支持する複数の弾性支持部材16と、弾性支持部材16の基端部を固定する固定部11とを備える。
この対物レンズ駆動装置9は、図示しないトラッキングコイル及びフォーカシングコイルの駆動電流が供給されると、これらの駆動電流の向きと、図示しないマグネット及びヨークにより発生する磁束との関係によって、可動部12がフォーカシング方向、トラッキング方向に移動される。
光学部品は、光源20から出射された光ビームの光路を光ディスク2に略垂直な方向に反射させる立ち上げミラー19と、立ち上げミラー19により反射された光ビームを光ディスク2に集光する対物レンズ14と、光ディスク2で反射された復路の光ビームを受光して各種信号を検出する光検出器とからなる。対物レンズ14は、対物レンズ駆動装置9によって駆動制御されるように構成され、トラッキング方向及びフォーカシング方向の位置が調整される。
また、光ピックアップ7は、図2乃至図4に示すように、光ディスク2の回転面2aと略平行に相対向して所定間隔離間されて配置されることにより、光ディスク2の回転により発生する空気流が流入される第1の空気流通路21を形成する一対の空気流通路形成板22,23と、この一対の空気流通路形成板22,23の一方の空気流通路形成板23と、相対向して所定間隔c離間して配置される電子回路形成基板24とを備える。
電子回路形成基板24は、対向して配置された一方の空気流通路形成板23とともに、光ディスク2の回転により発生する空気流が流入される第2の空気流通路25を形成する。
一対の空気流通路形成板22,23は、両面を放熱面とした放熱板である。すなわち、一対の空気流通路形成板22,23は、放熱性に優れた鉄、ステンレス、アルミニウム、銅又はその他の金属材料で形成され、その両面が放熱面として機能するように、ベースや他の部品等が大きな面積で面接触することなく、良好に放熱できるように構成されている。
尚、ここでは、一対の空気流通路形成板22,23の両方を放熱板として構成したが、これに限られるものではなく、一対の空気流通路形成板22,23の少なくとも一方が両面を放熱面とした放熱板であればよい。また、例えば、一対の空気流通路形成板22,23の他方が電子回路形成基板であってもよい。
また、ここでは、一方の空気流通路形成板23と対向して電子回路形成基板24を設けることにより第2の空気流通路25を形成するように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、筐体3側に、他方の空気流通路形成板22と対向する位置に、電子回路形成基板等を設けるように構成しても良い。
一対の空気流通路形成板22,23の光ピックアップ7の移動方向の側面には、筐体3側に、光ディスク2の回転により発生する空気流が第1の空気流通路21内に流入するため、すなわちこの空気流を取り込むための導風路として第1の開口部28と、ディスク回転駆動手段4側に、空気流が第1の空気流通路21から流出するための排出路として第2の開口部29とが設けられている。
第1の開口部28は、空気流の流れが多い箇所に設けられており、第1の空気流通路21に流入する空気流入量を増大させることができ、放熱効果を高めることを可能とする。
第2の開口部29は、第1の開口部28の対向する位置に設けられており、第1の開口部28を介して流入した空気流が流出しやすくすることで、さらに、第1の開口部28に流入する空気流入量を増大させることができ、放熱効果を高めることを可能とする。
ところで、上述した光源20は、図2に示すように、一対の空気流通路形成板22,23の一端側に配置されており、且つ、一対の空気流通路形成板22,23により構成される第1の空気流通路21に流入される空気流の上流側、すなわち、第1の開口部28に流入する空気流の上流側に配置されている。
以上のように構成された光ディスク装置1において、光ディスク2が装着されたとき、ディスク回転駆動手段4が光ディスク2を回転操作し、光ピックアップ7を光ディスク2の半径方向へ所望の記録トラックに対応する位置に移動されて光ディスク2に対する記録動作又は再生動作が行われる。
ここで、ディスク回転駆動手段4により回転される光ディスク2の回転により発生する空気流について、図5及び図6を用いて説明する。尚、図5及び図6は、第1の空気流通路21が形成された位置の断面での空気流を示すものである。
図5及び図6に示すように、光ディスク2の回転によりA11〜A16の空気流が発生する。空気流A11は、光ディスク2の回転面2aから光ディスク2の回転方向Rと同じ方向に発生する空気流である。また、空気流A12は、空気流A11がその遠心力により光ディスク2の半径方向外側に向かうとともに、空気流A11と同じ方向に向かうことで発生する空気流である。空気流A13は、筐体3に囲まれている構成から空気流A12が筐体3で反射して光源20付近に集中する空気流である。空気流A14は、筐体3に囲まれている構成から空気流A12がさらに外側を回る空気流である。空気流A15は、空気流A14が筐体3で反射して一対の空気流通路形成板22,23の第1の開口部28から第1の空気流通路21内に流入する空気流である。空気流A16は、第1の空気流通路21に流入した空気流A15が一対の空気流通路形成板22,23の放熱面で放熱されて、第2の開口部29から排出される空気流である。
上述したように、一対の空気流通路形成板22,23により形成された光ディスク2の回転面2aと略平行な第1の空気流通路21に光ディスクの回転により発生する空気流A11〜A16を流入する構成と、この一対の空気流通路形成板22,23が両面を放熱面とした放熱板である構成とから、放熱板の放熱面を有効に活用することができ、放熱効果を高めることができる。
すなわち、一対の空気流通路形成板22,23により構成される第1の空気流通路21内に、通気口3aを除いて密閉された筐体3内で回転された光ディスク2による空気流、すなわち、囲まれた領域内で回転された光ディスク2による空気流が流入することで、放熱効果を高めることができる。
また、光源20は、一対の空気流通路形成板22,23の一端側で、且つ第1の空気流通路21に流入される空気流A15の上流側に配置されていることから、主な発熱源である光源20で発生する熱を放熱板である一対の空気流通路形成板22,23に伝達して、効果的に放熱することができ、放熱効果を高めることができる。
さらに、光ディスク2の回転により発生する空気流A13が集中する位置に光源20が配置されている、すなわち、光ディスクの回転方向Rであって、接線方向の領域に光源20が配置されていることから、この空気流と、この光源20付近に集中する空気流A13の下流側の放熱板としての一対の空気流通路形成板22,23とにより光源20で発生する熱を効果的に放熱することができる。
次に、ディスク回転駆動手段4により回転される光ディスク2の回転により発生する第2の空気流通路25が形成された位置の断面での空気流について、図7(a)を用いて説明する。また、図7(a)に示す第2の空気流通路25が形成された位置の断面での空気流と比較するために、第2の空気流通路を形成しない場合、すなわち、電子回路形成基板24を設けない場合の空気流を図8(a)に示す。ここで、図7(a)は、電子回路形成基板24を一方の空気流通路形成板23から離間する所定間隔cを2mm程度とした場合の空気流である。さらに、図7(a)及び図8(a)の空気流の風速の分布について、それぞれ図7(b)及び図8(b)に示す。
電子回路基板24を設けた場合は、図7(a)に示すように、光ディスク2の回転によりA21〜A24の空気流が発生する。空気流A21は、光ディスク2の回転面2aから光ディスク2の回転方向Rと同じ方向に発生する空気流である。また、空気流A22は、空気流A21がその遠心力により光ディスク2の半径方向外側に向かうことで発生する空気流である。また、空気流A23は、筐体3に囲まれている構成から筐体3側を回る空気流である。また、空気流A24は、第2の空気流通路25に流入した空気流である。尚、この空気流A24は、後述する電子回路基板24を設けない場合の空気流A34に比べて活発な流れであることを示す。
これに対し、電子回路基板24を設けない場合は、図8(a)に示すように、光ディスク2の回転によりA31〜A34の空気流が発生する。空気流A31は、光ディスク2の回転面から光ディスク2の回転方向と同じ方向に発生する空気流である。また、空気流A32は、空気流A31がその遠心力により光ディスク2の半径方向外側に向かうことで発生する空気流である。また、空気流A33は、筐体3に囲まれている構成から筐体3側を回る空気流である。また、空気流A34は、一方の空気流通路形成板23の上面側を流れる空気流である。尚、この空気流A34は、電子回路基板24を設けないことから筐体3の上面側に流れてしまい、上述した空気流A24に比べて、風量が少ない状態となってしまう。
また、図8(b)に示すように、電子回路基板24を設けない場合は、風速分布が高い領域FH3が空気流A31〜A34の上流側に偏ってしまうのに対し、図7(b)に示すように、電子回路基板24を設けて第2の空気流通路25を形成した場合は、風速分布が高い領域FH2が電子回路基板24全体にわたって、すなわち、光ピックアップ7を包囲して放熱板である一方の空気流通路形成板23に多くの面積で接触させることができる。よって、放熱効果をさらに高めることが可能となる。尚、図7(b)及び図8(b)中において、FH2及びFH3は、風速分布が高い領域を示し、FL2及びFL3は、風速分布が低い領域を示し、FM2及びFM3は、風速分布が中間の状態の領域を示すものである。
さらに、図7及び図8の状態をさらに詳細に示すために、図9に示す各測定点B〜Bにおける、電子回路基板24を設けた場合と設けない場合との風速及び熱伝達係数の変化をそれぞれ、図10及び図11に示す。
図10中において、横軸は、各測定点を示すものであり、縦軸は、風速(m/s)を示すものであり、実線L21は、電子回路基板24を設けた場合の各測定点B〜Bの風速の変化を示すものであり、破線L31は、電子回路基板を設けない場合の各測定点B〜Bの風速の変化を示すものである。
また、図11中において、横軸は、各測定点を示すものであり、縦軸は、熱伝達係数(W/(m・K))を示すものであり、実線L22は、電子回路基板24を設けた場合の各測定点B〜Bの熱伝達係数の変化を示すものであり、破線L32は、電子回路基板を設けない場合の各測定点B〜Bの熱伝達係数の変化を示すものである。
図10及び図11に示すように、風速及び熱伝達係数は、電子回路基板24を設けた場合の方が、電子回路基板24を設けない場合に比べて、全体的にバランスよく、均一な値となっており、放熱板としての空気流通路形成板23からの放熱を効果的にすることで、放熱効果を高めることができる。
上述したように、一対の空気流通路形成板22,23のいずれか一方と、相対向して所定間隔離間して電子回路形成基板24を設け、この電子回路形成基板24と対向する一方の空気流通路形成板23とにより、光ディスク2の回転による空気流A21〜A24が流入される第2の空気流通路25を形成する構成により、放熱板である一方の空気流通路形成板23の上面側に流れる空気流を大きくでき、発熱源から発生した熱をこの放熱板に伝達して放熱することで、放熱効果をさらに高めることができる。
以上のように、本発明を適用した光ディスク装置1及び光ピックアップ7は、一対の空気流通路形成板22,23により形成された光ディスク2の回転面と略平行な第1の空気流通路21に空気流A11〜A16を流入する構成と、この一対の空気流通路形成板22,23が両面を放熱面とした放熱板である構成とから、放熱板の放熱面を有効に活用することができ、放熱効果を高めることができる。
尚、ここで、一対の空気流通路形成板22,23の一方を両面を放熱面とした放熱板とした場合にも、同様に、放熱板の放熱面を有効に活用することができ、放熱効果を高めることができる。
また、本発明を適用した光ディスク装置1及び光ピックアップ7は、一対の空気流通路形成板のいずれか一方と、相対向して所定間隔離間して配置される電子回路形成基板24を設け、この電子回路基板24が対向する一方の空気流通路形成板22,23とともに光ディスク2の回転により発生する空気流が流入される第2の空気流通路25を形成することで、放熱板である一方の空気流通路形成板23の上面側に流れる空気流を大きくでき、発熱源から発生した熱をこの放熱板に伝達して放熱することで、放熱効果をさらに高めることができる。
また、本発明を適用した光ディスク装置1及び光ピックアップ7は、光源20を一対の空気流通路形成板22,23の一端側で且つこの一対の空気流通路形成板22,23により形成される第1の空気流通路21に流入される空気流の上流側に配置される構成から、光源20で発生する熱を放熱板に伝達して、効果的に放熱することができ、放熱効果を高めることができる。
また、光ディスク装置1及び光ピックアップ7は、回転される光ディスク2の回転により発生する空気流を取り込むための導風路として第1の開口部28を設けるように構成したことから、流入する空気流を一層増加させることができ、放熱効果を高めることができる。
また、本発明を適用した光ディスク装置1及び光ピックアップ7は、効果的な放熱を可能とし、放熱効果を高めることができることから、従来の放熱板に比較して、小さい面積で十分な放熱を行うことができ、すなわち、放熱板の面積を小さくできることから、結果として装置全体の小型化を実現できる。
尚、上述した光ディスク装置1において、一対の空気流通路形成板22,23に、さらにヒートシンクを設けるように構成してもよい。
ここで、さらにヒートシンクを設けるように構成した光ディスク装置を構成する光ピックアップ50について説明する。尚、光ピックアップ50は、上述した光ピックアップ7の構成と、ヒートシンクを加えた構成以外は同じ構成であり、以下の説明において、上述した光ピックアップ7と共通する部分については、共通の符号を付して詳細な説明は省略する。
光ピックアップ50は、図12に示すように、光ディスク2の回転面2aと略平行に相対向して所定間隔離間されて配置されることにより、光ディスク2の回転により発生する空気流が流入される第1の空気流通路21を形成する一対の空気流通路形成板22,23と、この一対の空気流通路形成板22,23の一方の空気流通路形成板23と、相対向して所定間隔c離間して配置される電子回路形成基板24とを備える。電子回路形成基板24は、対向して配置された一方の空気流通路形成板23とともに、光ディスク2の回転により発生する空気流が流入される第2の空気流通路25を形成する。
光ピックアップ50の一対の空気流通路形成板22,23には、さらに、光源20の近傍に位置して、ヒートシンク51が設けられている。
このヒートシンク51は、発熱源である光源20の近傍に配置されることから、さらに放熱効果を高めるとともに、一対の空気流通路形成板22,23により形成される第1の空気流通路21に流入される空気流の上流側であって、空気流が集中する箇所に配置されていることから、放熱板である一対の空気流通路形成板22,23と共に、さらに効果的に放熱することができ、放熱効果を高めることができる。
以上のように、さらにヒートシンク51を有する光ディスク装置及び光ピックアップ50は、上述の効果に加え、ヒートシンク51の放熱効果により、全体の放熱効果をさらに高めることができる。
尚、ここでは、ヒートシンク51を光源20の近傍に配置するように構成したが、これに限られるものではなく、空気流の上流側から下流側のいずれかの位置に配置すれば、全体の放熱効果を高めることができる。
尚、ここでは、一対の空気流通路形成板の両方を、放熱板により構成するとともに、さらに、一対の空気流通路形成板のいずれか一方と離間して第2の空気流通路を形成する基板を設けるように構成したが、これに限られるものではなく、少なくともいずれか一方を両面を放熱面とした放熱板により構成すればよい。この場合、例えば、一対の空気流通路形成板の他方を電子回路形成基板として、この放熱板と電子回路形成基板とにより第1の空気流通路を形成するように構成すればよい。
本発明を適用した光ディスク装置を示す斜視図である。 本発明を適用した光ディスク装置の光ピックアップを示す斜視図である。 本発明を適用した光ディスク装置の光ピックアップを示す平面図である。 本発明を適用した光ディスク装置の光ピックアップを示す底面図である。 本発明を適用した光ディスク装置の第1の空気流通路が形成された位置の、光ディスクの回転により発生する空気流を示す平断面図。 本発明を適用した光ディスク装置の第1の空気流通路が形成された位置の、光ディスクの回転により発生する光ピックアップ周辺の空気流を示す平断面図。 本発明を適用した光ディスク装置の第2の空気流通路が形成された位置の断面での空気流を示す図であり、(a)は、光ディスクの回転により発生する空気流を示す平断面図であり、(b)は、この空気流の風速の分布を示す図である。 図7と比較するための電子回路形成基板を設けない場合の図7と同じ断面での空気流を示す図であり、(a)は、光ディスクの回転により発生する空気流を示す平断面図であり、(b)は、この空気流の風速の分布を示す図である。 電子回路基板を設けた場合と、設けない場合とを比較するために、風速及び熱伝達係数を測定するための測定点を示す平断面図である。 図9に示す各測定点での、風速の変化を示す図である。 図9に示す各測定点での、熱伝達係数の変化を示す図である。 本発明を適用した光ディスク装置の光ピックアップの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 光ディスク装置、 2 光ディスク、 3 筐体、 4 ディスク回転駆動手段、 5 ガイド軸、 7 光ピックアップ、 8 移動ベース、 9 対物レンズ駆動装置、 14 対物レンズ、 16 弾性支持部材、 20 光源、 21 第1の空気流通路、 22,23 一対の空気流通路形成板、 24 電子回路形成基板、 25 第2の空気流通路、 28 第1の開口部、 29 第2の開口部、 51 ヒートシンク

Claims (6)

  1. 筐体を備え、
    上記筐体には、光ディスクを回転操作するディスク回転駆動手段と、少なくとも光ディスクに光ビームを照射する光源を有し、該光ディスクの半径方向へ移動可能に支持された光ピックアップとが設けられ、
    上記光ピックアップは、上記光ディスクの回転面と略平行に相対向して所定間隔離間されて配置されることにより、上記光ディスクの回転により発生する空気流が流入される空気流通路を形成する少なくとも一対の空気流通路形成板を有し、
    上記一対の空気流通路形成板は、上記光ピックアップの移動方向の上記光ディスクの外周側の一側面に、上記光ディスクの回転により発生する空気流を流入する第1の開口部が設けられるとともに、該第1の開口部と対向する上記光ピックアップの移動方向の他側面に、該第1の開口部から流入した空気流を排出する第2の開口部が設けられ、上記一対の空気流通路形成板の少なくとも一方は、両面を放熱面とした放熱板であり、
    上記光源は、上記一対の空気流通路形成板の上記第1の開口部が設けられた側であって、上記光ディスクの回転により発生して上記第1の開口部に流入する上記空気流の流れに対して上記第1の開口部より上流側に配置される光ディスク装置。
  2. 上記一対の空気流通路形成板の他方は、電子回路形成基板である請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 上記一対の空気流通路形成板のいずれか一方と、相対向して所定間隔離間して配置されるさらなる電子回路形成基板を備え、
    上記さらなる電子回路形成基板は、対向する一方の空気流通路形成板とともに、上記光ディスクの回転により発生する空気流が流入される第2の空気流通路を形成する請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 上記一対の空気流通路形成板には、さらに、放熱性に優れた金属材料で形成され、凹凸形状を有し、上記光源で発生した熱を放熱するヒートシンクが設けられている請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 上記一対の空気流通路形成板には、さらに上記光源の近傍に位置し、放熱性に優れた金属材料で形成され、凹凸形状を有し、上記光源で発生した熱を放熱するヒートシンクが設けられている請求項記載の光ディスク装置。
  6. 筐体内に光ディスクを回転操作するディスク回転駆動手段を有する光ディスク装置の筐体内に、該光ディスクの半径方向へ移動可能に支持されて収容され、光ディスクに対して記録及び/又は再生を行う光ピックアップにおいて、
    少なくとも上記光ディスクに光ビームを照射する光源と、
    上記光ディスクの回転面と略平行に相対向して所定間隔離間されて配置されることにより、上記光ディスクの回転により発生する空気流が流入される空気流通路を形成する少なくとも一対の空気流通路形成板とを有し、
    上記一対の空気流通路形成板は、当該光ピックアップの移動方向の上記光ディスクの外周側の一側面に、上記光ディスクの回転により発生する空気流を流入する第1の開口部が設けられるとともに、該第1の開口部と対向する上記光ピックアップの移動方向の他側面に、該第1の開口部から流入した空気流を排出する第2の開口部が設けられ、上記一対の空気流通路形成板の少なくとも一方は、両面を放熱面とした放熱板であり、
    上記光源は、上記一対の空気流通路形成板の上記第1の開口部が設けられた側であって、上記光ディスクの回転により発生して上記第1の開口部に流入する上記空気流の流れに対して上記第1の開口部より上流側に配置される光ピックアップ。
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