JP2008059623A - ピックアップ装置 - Google Patents

ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008059623A
JP2008059623A JP2006231593A JP2006231593A JP2008059623A JP 2008059623 A JP2008059623 A JP 2008059623A JP 2006231593 A JP2006231593 A JP 2006231593A JP 2006231593 A JP2006231593 A JP 2006231593A JP 2008059623 A JP2008059623 A JP 2008059623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickup device
light source
laser light
heat
heat radiating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006231593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Okada
和明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2006231593A priority Critical patent/JP2008059623A/ja
Publication of JP2008059623A publication Critical patent/JP2008059623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】ピックアップ装置が備えるレーザ光源体のような発熱部位の温度上昇を、一層効果的に抑制する。
【解決手段】ピックアップ装置(5)は、一又は複数種類の光ディスク(41)の記録又は再生に供するものであり、当該ピックアップ装置の筐体としてのピックアップベース(51)と、このピックアップベースに配設され且つ種類に応じたレーザ光を照射する一又は複数のレーザ光源体(61)と、少なくとも一のレーザ光源体と熱的に接続されており且つ複数の面を有する放熱板(71)とを備える。そして、これら複数の面のうち一の面と他の面との境界としての曲げ部の少なくとも一部を含む領域において、放熱板の表裏を貫通するように形成される一又は複数の放熱孔(75)とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばCD(Compact Disc:CD)、DVD及びBD(Blu-ray Disc)のような一又は複数種類の光ディスクの記録又は再生に供するピックアップ装置の技術分野に関する。
この種のピックアップ装置の動作安定性を確保する上で、例えばレーザ光源体のような発熱部位の温度上昇を防止する必要がある。
このような要請に応えるため、例えばピックアップベースに連通孔を設け、加えて連通孔の内部とピックアップベースの外部とを連通する放熱路を設ける技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術によると、レーザ光源体から発せられる熱が放熱路から放熱されるので、レーザ光源体の温度上昇を幾分かは防止できる。
特開2004−133963公報
しかしながら、例えば前述の特許文献1に開示されているピックアップ装置では、十分な放熱が困難な虞がある。例えば、CD、DVD及びBDといった複数種類の光ディスクで共用できるレーザ光源体や、光ディスクに情報を書き込むレーザ光源体が利用されるようになっており、このようなレーザ光源体の発熱量が増加する傾向にあるからである。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、レーザ光源体のような発熱部位の温度上昇を一層効果的に抑制することが可能なピックアップ装置を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載のピックアップ装置は、一又は複数種類の光ディスクの記録又は再生に供するピックアップ装置であって、上述の課題を解決するために、当該ピックアップ装置の筐体としてのピックアップベースと、前記ピックアップベースに配設され且つ前記種類に応じたレーザ光を照射する一又は複数のレーザ光源体と、少なくとも一の前記レーザ光源体と熱的に接続されており且つ複数の面を有する放熱板と、前記複数の面のうち一の面と他の面との境界としての曲げ部の少なくとも一部を含む領域において、前記放熱板の表裏を貫通するように形成される一又は複数の放熱孔とを備える。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされよう。
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係るピックアップ装置について説明する。
本実施形態に係るピックアップ装置は、一又は複数種類の光ディスクの記録又は再生に供するピックアップ装置であって、上述の課題を解決するために、当該ピックアップ装置の筐体としてのピックアップベースと、前記ピックアップベースに配設され且つ前記種類に応じたレーザ光を照射する一又は複数のレーザ光源体と、少なくとも一の前記レーザ光源体と熱的に接続されており且つ複数の面を有する放熱板と、前記複数の面のうち一の面と他の面との境界としての曲げ部の少なくとも一部を含む領域において、前記放熱板の表裏を貫通するように形成される一又は複数の放熱孔とを備える。
本実施形態によれば、例えばレーザ光源体のような発熱部位の温度上昇が、以下のように抑制される。先ず、このピックアップ装置は、一又は複数種類の光ディスクの記録又は再生に供するピックアップ装置である。故にに、当該ピックアップ装置の筐体としてのピックアップベースに配設された一又は複数のレーザ光源体によって、光ディスクの種類に応じたレーザ光が照射される。例えばCD、DVD及びBDの記録又は再生に供するピックアップ装置であれば、波長が785nm、660nm、405nmのレーザ光が、レーザ光源体によって照射される。この照射の際、レーザ光源体は発熱する。例えばレーザ光に変換されずに取り出されない成分は、自己吸収により熱へと変化する。係る熱を放置しておくと、レーザ光源体の動作安定性を確保する上で好ましくない。そこで、放熱板が、少なくとも一のレーザ光源体と熱的に接続されている。ここで「熱的に接続されている」とは、直接的に或いは熱伝導ゲル等の媒体を介して間接的に、熱の移動が可能な状態をいう。そして、このレーザ光源体が動作する際には、レーザ光源体よりも放熱板の方が温度が低い。故に、熱がレーザ光源体から放熱板へと移動して、レーザ光源体の温度上昇が抑制される。ところがこの際、放熱板の温度も、大なり小なり上昇する。然るに本実施形態によれば、放熱板が有する複数の面のうち一の面と他の面との境界としての曲げ部の少なくとも一部を含む領域において、例えば曲げ部で折れ曲がった長方形の領域において、放熱板の表裏を貫通するように、一又は複数の放熱孔が形成されている。故に、光ディスクの回転或いはピックアップ装置の移動により流れる空気が、この放熱孔を介して、放熱板の表側のみならず裏側すなわちレーザ光源体側にも、流入し或いは流出する。従って、レーザ光源体による発熱が効率良く放熱される。加えて、放熱孔は曲げ部の少なくとも一部を含むので、放熱板を曲げ部で曲げ易くなる。すなわち放熱板の加工性も向上するので、実践上非常に有利である。
本実施形態に係るピックアップ装置の一態様では、前記放熱板は、少なくとも前記レーザ光源体を覆う。
この態様によれば、放熱板は、少なくとも前記レーザ光源体を覆っており、典型的には当該ピックアップ装置の底面全体を覆っている。このように放熱に供する面積が極力確保されると、放熱効果の向上が期待される。その一方で、レーザ光源体から熱を受け取った周囲の空気は、放熱板に阻害されて、放熱板の外部へ逃げることが困難である。然るに本実施形態によれば、上述のごとき放熱孔が形成されている。従って、上記空気が放熱孔を介して放熱板の外部へ逃げれるので、放熱に供する面積が極力確保しつつも発熱部位を一層効率良く冷却できる。
本実施形態に係るピックアップ装置の他の態様では、当該ピックアップ装置は、前記光ディスクの記録又は再生に際して、前記光ディスクを回転させる回転手段を更に備え、前記放熱孔は、前記回転させられる光ディスクの回転面に沿うように形成される。
この態様によれば、光ディスクの記録又は再生に際して、光ディスクが、例えばスピンドルモータを有する回転手段によって回転させられる。そして、このときの光ディスクの回転面に沿うようにして、放熱孔が形成されている。故に、回転に伴って流れる空気を利用して、放熱板の表側のみならず裏側すなわちレーザ光源体側にも、空気を流入させ或いは流出させることができる。従って、放熱板の表裏両面の熱が効率良く伝達され、発熱量の大きなレーザ光源体の冷却にも有効である。
本実施形態に係るピックアップ装置の他の態様では、当該ピックアップ装置は、前記光ディスクの記録又は再生に際して、当該ピックアップ装置を所定の進退方向に進退させる進退手段を更に備え、前記放熱孔は、前記進退方向に交わるように形成される。
この態様によれば、光ディスクの記録又は再生に際して、当該ピックアップ装置が、例えば移動用モータを有する進退手段によって、所定の進退方向(例えば、ガイドシャフトに沿った方向)に進退させられる。そして、この進退方向に交わるように放熱孔が形成されるので、進退時に流れる空気を利用して、放熱板の表側のみならず裏側すなわちレーザ光源体側にも、空気を流入させ或いは流出させることができる。従って、放熱板の表裏両面の熱が効率良く伝達され、発熱量の大きなレーザ光源体の冷却にも有効である。
本実施形態に係るピックアップ装置の他の態様では、前記領域は、前記一の面と前記他の面とにわたる。
この態様によれば、放熱板が有する複数の面のうち、一の面のみならず他の面にもわたって放熱孔が形成される。従って、一方向のみならず多様な方向に流れる空気をレーザ光源体或いは放熱板の冷却に利用できるので、冷却効果が一段と向上し得る。
以上、説明したように、本実施形態のピックアップ装置によれば、ピックアップベース、レーザ光源体、放熱板及び放熱孔を備えるので、レーザ光源体のような発熱部位の温度上昇を一層効果的に抑制することが可能となる。
本実施形態の作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされよう。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(1)ディスク装置の構成
先ず、本実施例に係るピックアップ装置を備えたディスク装置の構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、実施例に係る、ピックアップ装置を備えたディスク装置の分解斜視図である。
図1において、ディスク装置1は、DVDやCD等の光ディスク41に記録された情報を再生したり或いは光ディスク41に情報を記録したりするディスク装置であり、外ケース21と、外ケース21の内部に設置された内ケース25と、内ケース25に対して進退可能に設けられ光学記録媒体としての光ディスク41が載置されるディスクトレイ29と、内ケース25に設けられ光ディスク41に対して情報の再生又は記録を行う本体部32と、本体部32の動作を制御する電子部品を有する回路基板40とを備えて構成されている。
外ケース21は、図1中において下面及び前面が開口した上ケース22と、上ケース22の下面を閉塞する下ケース23と、上ケース22の前面を閉塞する化粧板24とを備えて構成され、全体としては扁平直方体形状である。
内ケース25は、上面及び前面が開口し、略中央に孔部261を有する底面26と、この底面26から立設された側面27を有する。
ディスクトレイ29は、略板状で上面には上方に向けて拡径する円形凹状で光ディスク41が載置される載置凹部30を有する。このディスクトレイ29は、略中央部に略長方形状の開口部31を有する。このディスクトレイ29は、内ケース25に設けられたトレイ駆動手段28により進退される。
本体部32は、中央に孔部331を有し内ケース25に設置された台座部33と、台座部33に設けられ光ディスク41を回転させる回転駆動手段34と、台座部33の孔部331の一縁から他縁に移動し光ディスク41の下面側に設けられた記録部に対してレーザ光の照射及び反射光の検出を行うピックアップ装置5と、ピックアップ装置5を進退移動させる移動手段37とを備えて構成されている。ここで台座部33は、平板枠状に形成されており、内ケース25の孔部261に対して台座部33の孔部331が重なるように設置されている。回転駆動手段34は、本発明に係る「回転手段」の一例であり、光ディスク41を載せて回転するターンテーブル35と、このターンテーブル35を回転駆動させる動力源としてのスピンドルモータ(不図示)とを備えて構成されている。ターンテーブル35は、光ディスク41の中心孔411に嵌挿される回転軸351と、回転軸351の外周面にフランジ状に突設され光ディスク41の軸孔周縁が載置される鍔部352を有している。光ディスク41がディスクトレイ29に載置され内ケース25の内側に移動されてきた際には、光ディスク41はターンテーブル35上に載置され、また、光ディスク41の上面は内ケース25の側面27に架橋された支持部材36に回転自在に設けられた回転子361により押さえられる。光ディスク41がターンテーブル35と回転子361とにて挟持された状態でスピンドルモータの駆動力により回転される。ピックアップ装置5については、図2を参照して後述する。移動手段37は、本発明に係る「進退手段」の一例であり、一対のガイドシャフト38と、移動用モータ39とを備えて構成されている。ガイドシャフト38は、それぞれ台座部33の孔部331の一縁から他縁に軸方向を有して配設されている。ピックアップ装置5に対してガイドシャフト38が挿通又は係合されている。移動用モータ39の駆動力によりピックアップ装置5は台座部33の一縁から他縁に移動される。
回路基板40は、ピックアップ装置5の下方にピックアップ装置5から所定間隔を有して設けられている。回路基板40は、移動用モータ39やスピンドルモータの回転制御や、ピックアップ装置5の制御等を行う電子部品を有している。
(2)情報の読み取りについて
以上のような構成からなるディスク装置1による光ディスク41の情報の読み取りについて説明する。先ず、ユーザがディスクトレイ29を外ケース21及び内ケース25から外に引き出してディスクトレイ29に光ディスク41を載置する。光ディスク41が載置されたディスクトレイ29が、内ケース25の内部に収納される。すると、ターンテーブル35と回転子361に光ディスク41が挟持されて、ターンテーブル35の回転により光ディスク41が回転される。このとき、ピックアップ装置5からレーザ光束が光ディスク41に向かって発射され、光ディスク41からの反射光はピックアップ装置5で検出される。この反射光の検出により光ディスク41から情報が読み出される。また、ピックアップ装置5は、移動手段37による移動によって光ディスク41の所定部分にレーザ光束を照射する。すると、光ディスク41から所定の情報が順次読み出される。
(3)ピックアップ装置の構成について
次に、ピックアップ装置5の構成について図2を参照しながら説明を加える。ここで、図2は、第1実施例に係る、ピックアップ装置の断面IIにおける断面図である。尚、既出の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。
図2において、ピックアップ装置5は、本発明に係る「ピックアップベース」の一例であり、筐体としてのピックアップベース51と、本発明に係る「レーザ光源体」の一例であり、ピックアップベース51に配設され光ディスク41に光束を照射する光源体としてのレーザ光源体61と、レーザ光源体61から発射されたレーザ光束を光ディスク41に向かって導くための光学部品82と、本発明に係る「放熱板」の一例であり、レーザ光源体61に生じた熱を放熱する放熱部材としての放熱板71とを備えて構成されている。
ピックアップベース51は、概略厚板形状で、一縁側がスピンドルモータ341の円形状にあわせて円弧状52(図3の底面図を参照)に形成されている。ピックアップベース51は、合成樹脂などにより形成されている。ピックアップベース51には、一方のガイドシャフト38が挿通される挿通孔53が一端に設けられ、また、断面略U字状で他方のガイドシャフト38をU字の内側に挟む係合部54が他端に設けられている。ピックアップベース51は、レーザ光源体61や、レーザ光束を光ディスク41に向かって反射する光学部品82を一面側に有している。
レーザ光源体61は、一端面がレーザ光源体収納部56から外部に臨んでおり、この一端面に電力ケーブル(不図示)等が接続されるコネクタピン62を有する。コネクタピン62が設けられた一端面は、ピックアップベース51の他縁と左辺が交わる頂点方向を向いており、ターンテーブル35側とは反対を向いている。このレーザ光源体61は、DVD記録・再生用のレーザ光束を出力するDVD用光源体611と、CD記録・再生用のレーザ光束を出力するCD用光源体612とを備える。
光学部品82は、レーザ光源体61から発射されたレーザ光束を光ディスク41に向かって導く。光学部品82として、レーザ光源体61からのレーザ光束を直角にかつピックアップベース51の一面に平行に反射するハーフミラー821と、ハーフミラー821からの反射光を直角にかつピックアップベース51の他面方向に反射する反射ミラー822などが設けられている。反射ミラー822によりピックアップベース51の他面側に反射されたレーザ光束は、レーザ発射部57から光ディスク41に向かって反射される。また、光ディスク41からの反射光を検出する検出器170(図3を参照)等も設けられている。
放熱板71は、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅或いはその他の金属材料で形成されており、ピックアップベース51の一面側に設けられている。そして、レーザ光源体61から発生する熱を、熱伝導ゲル81を介して、外部に放熱する。
(4)放熱板の構成について
ここで、図3を用いて放熱板71の構成について説明を加える。ここに、図3は、実施例に係る、ピックアップ装置の側面図及び底面図である。
尚、既出の構成と同一の構成については同一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。
図3において、図3(a)はピックアップ装置5の側面図を、図3(b)はピックアップ装置5の底面図を夫々示す。放熱板71は、ピックアップ装置5の底面全体を覆う平板状の基面部72、基面部72と一体的に形成されており基面部72に対して略直角に曲げられた側面部74、基面部72と側面部74との境界であり放熱板71が曲げられている部位としての曲げ部73、曲げ部73を部分的に含むように放熱板71に開けられた放熱孔75を備える。この放熱孔75は、本発明に係る「放熱孔」の一例であり、放熱板71が有する基面部72と側面部74との境界としての曲げ部73の少なくとも一部を含む領域において、放熱板71の表裏を貫通するように、一又は複数の放熱孔75が形成されている。
この放熱板71を利用して行われる、レーザ光源体61から発せられる熱の放熱について説明する。レーザ光源体61からレーザ光束が発射される際には、レーザ光源体61が熱を発する。レーザ光源体61から発生した熱は、レーザ光源体61の一端面から熱伝導ゲル81に伝わり、更に、放熱板71に伝熱する。この熱は、やがて放熱板71全体に伝熱され、放熱板71の外気に触れる部分から外部の空気に対して放熱される。具体的に先ず、放熱板71の側面部74についてみると、表裏いずれの面も外気に触れている。更に、放熱板71の基面部72についてみると、ピックアップベース51とは反対側の面が外気に触れていることは勿論、ピックアップベース51に対向する面とピックアップベース51との間に所定間隔があるので、ピックアップベース51と対向する面も外気に触れている。すなわち、放熱板71の略全面にわたって外気との接触がある。よって、レーザ光源体61から発生した熱は、側面部74及び基面部72の略全面から放熱される。ここで仮に放熱孔75が形成されていないと、放熱された熱の一部が、放熱板71とピックアップベース51との間の空間内で淀んでしまい、放熱効果が損なわれる虞がある。然るに、本実施例に係る放熱板71には、放熱孔75が形成されているので、放熱孔75を介して比較的冷たい空気が放熱板71とピックアップベース51との間の空間に流れ込み、他方で、この空間内で淀みがちな熱が外部へと流出される。特に、光ディスク41の回転による空気の流れや、ピックアップ装置5の移動手段37による進退移動に伴う空気の流れなどにより、空気の流れが一層強められる。従って、レーザ光源体61で発生された熱が好適に放熱され、もってレーザ光源体61の温度上昇が好適に抑制されることとなり、実践上非常に有利である。
以上のようなピックアップ装置5によれば、次の効果を奏する。
本実施例に係るピックアップ装置5は、ピックアップベース51、レーザ光源体61、放熱板71及び放熱孔75を備えるので、レーザ光源体61のような発熱部位の温度上昇を一層効果的に抑制することが可能となる。より詳しくは、光ディスク41の回転或いはピックアップ装置5の移動により流れる空気が、この放熱孔75を介して、放熱板71の表側のみならず裏側すなわちレーザ光源体61側にも、流入し或いは流出する。従って、レーザ光源体61からの熱が効率良く放熱される。加えて、放熱孔75は曲げ部73の少なくとも一部を含むので、放熱板71を曲げ部73で曲げ易くなる。すなわち放熱板71の加工性も向上するので、実践上非常に有利である。
加えて、放熱板71は、少なくともレーザ光源体61を覆っており、典型的には当該ピックアップ装置5の底面全体を覆っている。従って、上記空気が放熱孔75を介して放熱板71の外部へ逃げれるので、放熱に供する面積が極力確保しつつも発熱部位を一層効率良く冷却できる。
加えて、光ディスク41の記録又は再生に際して、光ディスク41が、回転駆動手段34によって、ターンテーブル35と回転子361とにて挟持された状態で回転される。そして、このときの光ディスク41の回転面に沿うようにして、放熱孔75が形成されている。故に、回転に伴って流れる空気を利用して、放熱板71の表側のみならず裏側すなわちレーザ光源体61側にも、空気を流入させ或いは流出させることができる。従って、放熱板71の表裏両面の熱が効率良く伝達され、発熱量の大きなレーザ光源体61の冷却にも有効である。
加えて、光ディスク41の記録又は再生に際して、当該ピックアップ装置5が、移動用モータ39によって、ガイドシャフト38に沿った方向に進退させられる。そして、この進退方向に交わるように放熱孔75が形成されるので、進退時に流れる空気を利用して、放熱板71の表側のみならず裏側すなわちレーザ光源体61側にも、空気を流入させ或いは流出させることができる。従って、放熱板71の表裏両面の熱が効率良く伝達され、発熱量の大きなレーザ光源体61の冷却にも有効である。
加えて、放熱板71が有する複数の面のうち、基面部72のみならず側面部74にもわたって放熱孔75が形成される。従って、一方向のみならず多様な方向に流れる空気をレーザ光源体61或いは放熱板71の冷却に利用できるので、冷却効果が一段と向上し得る。
以上、本実施例に係るピックアップ装置5によると、ピックアップベース51、レーザ光源体61、放熱板71及び放熱孔75を備えるので、レーザ光源体61のような発熱部位の温度上昇を一層効果的に抑制することが可能となる。
尚、本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うピックアップ装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。具体的に例えば、ピックアップベース51の形状や、放熱板71の形状は上記実施形態に限られえるものではなく、種種の形状を取り得ることは勿論である。また、レーザ光源体61も特にDVD用、CD用で分離された光源体に限られるものでものない。2つの異なる波長のレーザ光束を出力することができる2波長のレーザ光源体や、BDを含む3波長、或いはその他の波長のレーザ光も照射可能なのレーザ光源体を用いてもよい。放熱孔75の形状や数、大きさなどは任意であり、特に限定されるものではない。放熱孔75を、曲げ部73以外の箇所に追加することも勿論よい。ただし、放熱孔75を設けすぎると、放熱板71の面積が減少して放熱効果が犠牲になり得る。このような放熱板71と放熱孔75との間のトレードオフ問題を勘案した上で放熱孔75を適度に設けることで、実情に即した好ましい放熱効果が得られることとなる。
実施例に係る、ピックアップ装置を備えたディスク装置の分解斜視図である。 実施例に係る、ピックアップ装置の断面IIにおける断面図である。 実施例に係る、ピックアップ装置の側面図及び底面図である。
符号の説明
1 ディスク装置
5 ピックアップ装置
41 光ディスク
21 外ケース
25 内ケース
29 ディスクトレイ
32 本体部
40 回路基板
51 ピックアップベース
61 レーザ光源体
82 光学部品
71 放熱板
72 基面部
74 側面部
73 曲げ部
75 放熱孔

Claims (5)

  1. 一又は複数種類の光ディスクの記録又は再生に供するピックアップ装置であって、
    当該ピックアップ装置の筐体としてのピックアップベースと、
    前記ピックアップベースに配設され且つ前記種類に応じたレーザ光を照射する一又は複数のレーザ光源体と、
    少なくとも一の前記レーザ光源体と熱的に接続されており且つ複数の面を有する放熱板と、
    前記複数の面のうち一の面と他の面との境界としての曲げ部の少なくとも一部を含む領域において、前記放熱板の表裏を貫通するように形成される一又は複数の放熱孔と
    を備えることを特徴とするピックアップ装置。
  2. 前記放熱板は、少なくとも前記レーザ光源体を覆う
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  3. 当該ピックアップ装置は、前記光ディスクの記録又は再生に際して、前記光ディスクを回転させる回転手段を更に備え、
    前記放熱孔は、前記回転させられる光ディスクの回転面に沿うように形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  4. 当該ピックアップ装置は、前記光ディスクの記録又は再生に際して、当該ピックアップ装置を所定の進退方向に進退させる進退手段を更に備え、
    前記放熱孔は、前記進退方向に交わるように形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  5. 前記領域は、前記一の面と前記他の面とにわたる
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
JP2006231593A 2006-08-29 2006-08-29 ピックアップ装置 Pending JP2008059623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231593A JP2008059623A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231593A JP2008059623A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008059623A true JP2008059623A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39242192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006231593A Pending JP2008059623A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008059623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120033282A (ko) 2010-09-29 2012-04-06 마쓰다니가가꾸고오교가부시끼가이샤 고감미도 감미료에 대한 정미 개량 조성물 및 그 응용

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0391618U (ja) * 1989-12-28 1991-09-18
JP2006107684A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Sharp Corp ピックアップ装置および記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0391618U (ja) * 1989-12-28 1991-09-18
JP2006107684A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Sharp Corp ピックアップ装置および記録再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120033282A (ko) 2010-09-29 2012-04-06 마쓰다니가가꾸고오교가부시끼가이샤 고감미도 감미료에 대한 정미 개량 조성물 및 그 응용

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007102884A (ja) 光ディスク装置
JP2004133962A (ja) ピックアップ装置
JP2005129097A (ja) 光ピックアップ装置
US7937721B2 (en) Optical disc apparatus including airflow cooling mechanism
JP2004133963A (ja) ピックアップ装置
JP2008059623A (ja) ピックアップ装置
TWI286742B (en) Recording disk apparatus
JP2006155757A (ja) 光ピックアップ
JP2005158219A (ja) ディスク装置
US7640558B2 (en) Optical disc drive
JP2008059712A (ja) ピックアップ装置
JP2002015451A (ja) 光ヘッド及び、光ディスク再生装置
JP4479662B2 (ja) 光ディスク装置
JP4544101B2 (ja) 光ディスク装置及び光ピックアップ
JP2001338460A (ja) ディスク装置
JP2007213121A (ja) 携帯型電子機器及びクレードル装置
JP2007257724A (ja) ディスク駆動装置
JP4112504B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP4403933B2 (ja) 光ディスク装置
JP2003132570A (ja) 光ピックアップ装置
JP4232696B2 (ja) 光ディスク装置
JP4744840B2 (ja) 光ピックアップ
JP2007026484A (ja) 光ピックアップ装置
JP2010225214A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005252013A (ja) 放熱装置および電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329