JP2005322351A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Yoshinobu Soeda
宜展 副枝
Munenori Aoyanagi
宗伯 青柳
Masanori Kimura
雅教 木村
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Abstract

【課題】極めて薄型の光ディスク装置においても十分な冷却を行うことができ、記録再生特性の劣化を低減させることができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光ピックアップモジュール4の上側は開口3cとなっており、光ピックアップモジュール4単体では、キャリッジ7等の光ピックアップモジュール4を構成する部品は露出している。トレイ3の基板6には開口3cが設けられ、この開口3cは、その大きさが光ピックアップモジュール4より小さくなるように形成されている。そのため、光ピックアップモジュール4がトレイ3に取り付けられる際に、基板6が光ピックアップモジュール4の上側を覆うカバーとして機能する。トレイ3の裏面から光ピックアップモジュール4が取り付けられると、トレイ3の基板6に設けられた開口3cから光ピックアップモジュール4の一部が表出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ,ノートブック型コンピュータなどの電子機器に搭載される光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置は、CD−ROM、CD−R/RW、DVDなどがすでに実用化されており、各方面への応用と高性能化への開発が活発に行われている。特に最近では、パーソナルコンピュータの急速な市場拡大に伴い光ディスク装置のパーソナルコンピュータへの内蔵普及率も高くなっている。
従来の光ディスク装置の斜視図を図4に示す。
図4において、1は光ディスク装置で、光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に出没自在に保持されたトレイ3とを有している。筐体2は、金属製の筐体部2a、2bを組み合わせて袋状であり、筐体2の開口からトレイ3が出没する構成となっている。
トレイ3には裏面から光ピックアップモジュール4が取り付けられている。トレイ3の両側部には移動自在にレール3aが設けられ、このレール3aはトレイ3に一体に設けられたレール保持部3bに保持されている。なお、図4では一方の側部にのみレール3aが設けられているが、他方の側部に同様のレールが設けられている。
光ピックアップモジュール4は光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ5と、スピンドルモータ5から外周にかけて開口10aを設けた金属製のカバー10と、開口10aから一部が露出したキャリッジ7とを少なくとも有している。キャリッジ7は光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、しかも図示していないフィードモータによって、スピンドルモータ5に近づいたり、離れたりするように移動できる。8はトレイ3の前面に設けられたベゼルで、ベゼル8は筐体2の開口を塞ぐ程度の大きさで構成されている。
キャリッジ7には、高出力のレーザーダイオード等の光源,各種光学部材及び光ディスク上に光スポットを構成する対物レンズなどが搭載されている。光ディスクに記録などを行う際には、高出力の光源や、その光源を駆動するIC等が必要となってくる。その結果、光源やICの発熱がおびただしくなって、記録再生特性に影響を及ぼすことが生じてきている。特に図4に示すような光ディスク装置1においては、薄型化や小型化を求められているので、熱容量が低下し問題となっている。特に、筐体2の中央部分の厚みが14mm以下、更には10mm以下というような薄型の光ディスク装置1においては、この問題は顕著となる。
光ディスク装置内を冷却する方法については、例えば(特許文献1)、(特許文献2)に記載されている。
特開平11−25667号公報 特開2000−231782号公報
これらは、光ディスクを回転させる際に生じる空気流をキャリッジ7に導いて、冷却する方法について記載したものであるが、これらの方法は、そもそも、筐体2の中央部の厚
みが14mm以下或いは10mm以下の光ディスク装置を想定しておらず、このような超薄型の光ディスク装置においては、冷却効果が充分であるとはいえない。
本発明者は、トレイの光ディスク装着側と反対側の領域に空気流を導入する手段を設けて冷却効果を高めた薄型光ディスク装置をすでに出願しているが、この光ディスク装置についても、空気流の導入によって冷却効果を得るために改善の余地があることがわかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、極めて薄型の光ディスク装置においても十分な冷却を行うことができ、記録再生特性の劣化を低減させることができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、光ディスクを回転させる回転駆動手段、少なくとも光源や各種光学部材を搭載し移動自在に設けられたキャリッジを備え、上側が開口している光ピックアップモジュールと、第1の開口を設けた基板を有し前記第1の開口から前記光ピックアップモジュールの一部を表出させるように前記光ピックアップモジュールを取り付けたトレイと、前記トレイを出没自在に保持する筐体とを備え、前記トレイの主面は光ディスク装着領域部と前記光ディスク装着領域部の外側に設けられた光ディスク装着領域外部を含み、前記光ディスク装着領域外部と前記光ピックアップモジュールとが対向するように前記トレイと前記光ピックアップモジュールを互いに結合させ、前記トレイの光ディスク装着領域外部であって前記第1の開口と対向する部分に第2の開口を設け、前記トレイの基板は前記光ピックアップモジュールが取り付けられたときに前記光ピックアップモジュールの上側を覆うカバーの機能を有することを特徴とする光ディスク装置である。
光ピックアップモジュールの上面を開口とし、トレイに設けられた基板が光ピックアップモジュールの上側を覆って光ピックアップモジュールのカバーの機能をも併せ持つ構成となっているため、トレイと光ピックアップモジュールとの間に隙間を生じることがなく、光ディスク装着側と反対側の領域に空気流を有効に導入することができる。そのため、光ディスクの回転によって筐体と光ディスクとの間の比較的温度の低い部分の空気を効果的に筐体とトレイとの間に導いて、効率よく空気流を循環させることができ、冷却効果が高い。特に薄型化及び小型化されディスク装置の熱対策を効果的に行うことができ、熱の発生による記録再生特性の劣化などの不具合を抑制することができる。
本発明によると、光ピックアップモジュールの上側を開口とし、トレイに設けられた基板が光ピックアップモジュールの上面を覆って光ピックアップモジュールのカバーの機能をも併せ持つ構成となっているため、トレイと光ピックアップモジュールとの間に隙間を生じることがなく、光ディスク装着側と反対側の領域に空気流を有効に導入することができ、効率よく空気流を循環させることができるので、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を行うことができ、熱による記録再生特性の劣化などの不具合を抑えることができる。
第1の発明は、光ディスクを回転させる回転駆動手段、少なくとも光源や各種光学部材を搭載し移動自在に設けられたキャリッジを備え、上側が開口している光ピックアップモジュールと、第1の開口を設けた基板を有し第1の開口から光ピックアップモジュールの一部を表出させるように光ピックアップモジュールを取り付けたトレイと、トレイを出没自在に保持する筐体とを備え、トレイの主面は光ディスク装着領域部と光ディスク装着領
域部の外側に設けられた光ディスク装着領域外部を含み、光ディスク装着領域外部と光ピックアップモジュールとが対向するようにトレイと光ピックアップモジュールを互いに結合させ、トレイの光ディスク装着領域外部であって第1の開口と対向する部分に第2の開口を設け、トレイの基板は光ピックアップモジュールが取り付けられたときに光ピックアップモジュールの上側を覆うカバーの機能を有することを特徴とする光ディスク装置である。
光ピックアップモジュールの上側を開口とし、トレイに設けられた基板が光ピックアップモジュールの上側を覆って光ピックアップモジュールのカバーの機能をも併せ持つ構成となっているため、トレイと光ピックアップモジュールとの間に隙間を生じることがなく、光ディスク装着側と反対側の領域に空気流を有効に導入することができる。そのため、光ディスクの回転によって筐体と光ディスクとの間の比較的温度の低い部分の空気を効果的に筐体とトレイとの間に導いて、効率よく空気流を循環させることができ、冷却効果が高い。特に薄型化及び小型化されディスク装置の熱対策を効果的に行うことができ、熱の発生による記録再生特性の劣化などの不具合を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明の光ディスク装置において、第1の主面側に光ディスクを装着し、光ディスクを回転駆動手段により回転させて光ディスクの外周部に生じる気体流を第2の開口を通して、トレイにおける第1の主面と反対側の第2の主面と筐体との間に導く手段を有することを特徴とする。
この構成により、光ディスク装置において熱の発生により高温となりやすい領域に空気流を導くことができ、冷却効果を高めることができる。
第3の発明は、第1の発明の光ディスク装置において、第1の開口は光ディスク装着領域部と連通して設けられていることを特徴とする。
この構成により、筐体と光ディスクとの間の比較的温度の低い部分の空気を、光ディスクの回転に伴って筐体とトレイとの間に導く際に、散乱させることなく直接導くことができ、空気流導入の効率がよい。
第4の発明は、第1の発明の光ディスク装置において、第1の開口は回転駆動手段と光ピックアップモジュールの外端の間に設けられ、第1の開口の回転駆動手段と反対側の端部は、トレイの前端面側に設けられたことを特徴とする。
この構成により、光ディスク装置が電子機器などに装着された際に、外気に近い側に第2の開口を配置できるため、冷却効果が高い。
第5の発明は、第1の発明の光ディスク装置において、第2の開口が回転駆動手段に対してトレイの前端面部分に設けられたことを特徴とする。
この構成により、光ディスク装置が電子機器などに装着された際に、外気に近い側に第2の開口を配置できるため、冷却効果が高い。
第6の発明は、第1の発明の光ディスク装置において、筐体の中央部分の厚みが14mm以下であることを特徴とし、このような薄型の光ディスク装置において特に冷却効果が顕著である。
(実施の形態1)
以下、本発明における光ディスク装置の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における光ディスク装置においてトレイを引き出した状態を示す斜視図である。
図1は本発明の実施の形態1における光ディスク装置の斜視図である。
図1において、1は光ディスク装置で、光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に出没自在に保持されたトレイ3とを有している。筐体2は、金属製の筐体部2a、2bを組み合わせて袋状であり、筐体2の開口からトレイ3が出没する構成となっている。
筐体部2aと筐体部2bとは図示していない係止手段と螺旋などを用いて、互いに強固に固定されている。筐体2の構成材料としては鉄,鉄合金,アルミ,アルミ合金,マグネシウム合金などの金属材料の様な導電材料が好適に用いられる。また、樹脂材料で各筐体部を構成し、その上に電着などの手法を用いて導電性の高い金属膜を形成したものも用いられる。更に、筐体部2a及び筐体部2bそれぞれ同種の材料で構成しても良いし、異種の材料で構成しても良い。また、筐体部2a及び筐体部2bそれぞれの主平面部の平均肉厚は0.3mm〜1.6mmの間であり、この平均肉厚の比較的薄い場合には筐体部2a及び筐体部2bは金属材料で構成され、例えば、金属板をプレス加工などによって形成される。また、平均肉厚の比較的厚い場合には筐体部2a及び筐体部2bはダイカスト(アルミ,マグネシウム合金など)で構成される。
トレイ3は、樹脂製のフレームで構成され、基板6には開口3cが設けられている。トレイ3の両側部には移動自在にレール3aが設けられ、このレール3aはトレイ3に一体に設けられたレール保持部3bに保持されている。なお、図1では一方の側部にのみレール3aが設けられているが、他方の側部に同様のレールが設けられている。
トレイ3の光ディスク装着時に光ディスクに対向する部分には、光ディスク装着領域部3dが設けられており、外周は光ディスクの形状に合わせて円形状となっている。光ディスク装着領域部3dの外側には、光ディスク装着領域外部3eが設けられており、光ディスク装着領域部3dは光ディスク装着領域外部3eに対して1.5mmから4mm程度(装着される光ディスクの厚みと同じかやや大きい程度)陥没した凹部を形成している。
本実施の形態では、トレイ3は概略方形状であり、しかも装着される最大径の光ディスクは円盤状を想定しているので、光ディスク装着領域部3dは前述の通り、略円形状であり、しかも光ディスク装着領域部3dの直径は装着される可能性のある最大径の光ディスクの直径と同じか1mm〜7mmほど大きくなっている。光ディスク装着領域外部3eは概略三角形状となっている。また、光ディスク装着領域部3dは光ディスクを装着した際には、光ディスクと対向する部分を含み外周部にわずかな隙間を有する領域を示しており、光ディスク装着領域外部3eは、光ディスクの主面とは全く対向しない領域である。
光ディスク装着領域部3dには開口3cが設けられており、開口3cからその一部が表出するように裏面から光ピックアップモジュール4が取り付けられている。光ディスク装着領域部3dのほぼ中心にはスピンドルモータ5が設けられている。開口3cからは、スピンドルモータ5の少なくとも一部が突出しており、キャリッジ7の一部も表出している。8はトレイ3の前端面に設けられたベゼルで、ベゼル8は筐体2の開口を塞ぐ程度の大きさで構成されている。
本発明の実施の形態1においては、ベゼル8側の光ディスク装着領域外部3eのうち、光ピックアップモジュール4が取り付けられるときに、開口3cと対向する部分には開口3fが設けられている。この開口3fは、トレイ3で構成される外壁3gによって構成さ
れている。このように開口3fを設けることによって、光ディスク装着領域外部3eにおいても開口3cが表出している。
図2に、筐体部2bとトレイ3との間に光ピックアップモジュール4が取り付けられるときの分解図を示す。
光ピックアップモジュール4は光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ5と、キャリッジ7とを少なくとも有している。キャリッジ7には高出力のレーザーダイオード等の光源,各種光学部材及び光ディスク上に光スポットを構成する対物レンズ、光源を駆動するICなどが搭載されている。キャリッジ7は光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、しかもフィードモータによって、スピンドルモータ5に近づいたり、離れたりするように移動する。
光ピックアップモジュール4の上側は開口となっているため、光ピックアップモジュール4単体では、光ピックアップモジュール4を構成するキャリッジ7等の部品は露出している。なお、光ピックアップモジュール4の上側とは、光ピックアップモジュール4がトレイ3の裏面から取り付けられる際に、トレイ3に接する側をいう。
トレイ3の基板6には開口3cが設けられ、この開口3cは、その大きさが光ピックアップモジュール4より小さくなるように形成されている。そのため、光ピックアップモジュール4がトレイ3に取り付けられる際に、基板6が光ピックアップモジュール4の上側を覆うカバーとして機能する。トレイ3の裏面から光ピックアップモジュール4が取り付けられると、トレイ3の基板6に設けられた開口3cから光ピックアップモジュール4の一部が表出する。
以上のように、光ピックアップモジュール4の上側を開口とし、トレイ3に設けられた基板6が光ピックアップモジュール4の上側を覆って光ピックアップモジュール4のカバーの機能をも併せ持つ構成とした理由を以下に説明する。
従来の光ディスク装置においては、光ピックアップモジュール4の上側にはカバーが設けられており、この光ピックアップモジュール4をトレイ3の裏面に取り付けている。
光ピックアップモジュール4をトレイ3に取り付ける際には、トレイ3の主面の下側に対して、光ピックアップモジュール4のカバーが間隙を生じるようになっている。これは、光ディスクの外部で発生した振動が直接に光ピックアップモジュール4に伝わらないようにして、光ピックアップを構成する光学系が振動によって影響を受けないようにするためであり、また、光ピックアップモジュール4のカバーの高さにばらつきが生じやすく、ねじれを生じやすいことを考慮したためである。
ところが、トレイ3に開口3fを設けて、光ディスクの回転によって光ディスクの外周部で発生する空気流をトレイ3の光ディスク装着側と反対側の領域に導入して、キャリッジ7を冷却しようとすると、トレイ3の主面の下側と光ピックアップモジュール4のカバーとの間に隙間があると、この隙間によって空気流が漏れてしまい、光ディスク装着側と反対側の領域に空気流を有効に導入することができなくなり、冷却効果が薄れてしまう。
本発明では、光ピックアップモジュール4の上側にカバーを設けずに開口とし、光ピックアップモジュール4がトレイ3に取り付けられる際に、トレイ3の基板6が光ピックアップモジュール4のカバーの機能をも併せ持つようにしたことによって、トレイ3と光ピックアップモジュール4との間に隙間が発生することがない。これにより、光ディスク装着側と反対側の領域に空気流を有効に導入して冷却効果を高めている。
この構成によって実現される空気の流路を図3(a)に示す。スピンドルモータ5によって回転駆動された光ディスク9によって発生した空気流は、光ディスク9の外周部で比較的強い空気流となっており、しかもその空気流は、トレイ3に設けられた開口3fからトレイ3の光ディスク装着側と反対側の領域(トレイ3と筐体部2bで挟まれた空間)に効率的に流れ込む。すると、反対側の領域には、高出力の光源や光源の駆動IC等が搭載されたキャリッジ7が存在するので、上記空気流の流入により、空気が拡散されることで、効果的に光源などの冷却を行うことができる。特に、光ピックアップモジュール4の上側にカバーを設けずに開口とし、トレイ3の基板6が光ピックアップモジュール4のカバーの機能をも併せ持つようにして、トレイ3と光ピックアップモジュール4との間に隙間が発生しないようにしたことによって、空気流が確実に光ディスク装着側と反対側の領域に導入される。
図3(b)に、トレイ3の上方から見たときの空気の流れを示す。矢印A方向に光ディスクが回転すると、矢印B方向の空気流が発生し、この空気流は直接開口3fからトレイ3と筐体部2bとの間に流れ込むととともに、外壁3hに沿った空気流が外壁3gによって流れを阻害されることによって、効果的に開口3fに流れ込む。
この構成では、光ディスクを装着して筐体2にトレイ3を収納した場合、光ディスクの回転によって筐体部2aと光ディスクとの間の比較的温度の低い部分の空気をも効果的に筐体部2bとトレイ3との間に導くことができ、冷却効果が高い。
従来の技術の様に、単に空気の流路を構成するのでは、筐体2の中央部分の厚みが14mm以下或いは10mm以下の光ディスク装置においては効果的な冷却は困難であったが、本実施の形態の構成により、非常に効果的に光ディスクで発生した空気流をキャリッジ7のほとんどが収納される筐体部2bとトレイ3との間の空間に導くことができるので、極めて高い冷却性能を得ることができる。
本実施の形態では、光ディスク装着領域部3dと連なるように光ディスク装着領域外部3eに開口3fを設けており、装着された光ディスクの外周部と開口3fとが極めて近い位置となるように(10mm以内となるように)構成することができる。そのため、効果的に空気流を導くことができる。
また、本発明の実施の形態では、光ディスク装着領域部3dとトレイ3の前端面側、すなわちベゼル8を設けた側の端部との間に開口3fを設けている。さらに、開口3cもスピンドルモータ5とトレイ3のベゼル8を設けた端部との間に亘って形成されており、しかも開口3cの長手方向はベゼル8とは非垂直となるように傾斜して設けられている。このように開口3fをトレイ3のベゼル側に配置したことで、通常筐体2の部分はパーソナルコンピュータなどの電子機器の中に収容され、ベゼル8側は電子機器の外側に配置される構成となるので、比較的冷却された空気などを流入させやすくなる。
本実施の形態では、気体流として空気を用いたが、他の気体を用いても良い。
本発明の光ディスク装置は、効率よく空気流を循環させることができるので、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を行うことができ、熱による記録再生特性の劣化などの不具合を抑えることができる。そのため、パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータなどの電子機器に適用して利用することができる。
本発明の実施の形態1における光ディスク装置においてトレイを引き出した状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における光ディスク装置における光ピックアップモジュールとトレイの組み立て状況を示す斜視図 本発明の実施の形態1における光ディスク装置において空気流の流路を示す図 従来の光ディスク装置を示す斜視図
符号の説明
1 光ディスク装置
2 筐体
2a、2b 筐体部
3 トレイ
3a レール
3b レール保持部
3c 開口
3d 光ディスク装着領域部
3e 光ディスク装着領域外部
3f 開口
4 光ピックアップモジュール
5 スピンドルモータ
6 基板
7 キャリッジ
8 ベゼル
9 光ディスク

Claims (6)

  1. 光ディスクを回転させる回転駆動手段、少なくとも光源や各種光学部材を搭載し移動自在に設けられたキャリッジを備え、上側が開口している光ピックアップモジュールと、第1の開口を設けた基板を有し前記第1の開口から前記光ピックアップモジュールの一部を表出させるように前記光ピックアップモジュールを取り付けたトレイと、前記トレイを出没自在に保持する筐体とを備え、前記トレイの主面は光ディスク装着領域部と前記光ディスク装着領域部の外側に設けられた光ディスク装着領域外部を含み、前記光ディスク装着領域外部と前記光ピックアップモジュールとが対向するように前記トレイと前記光ピックアップモジュールを互いに結合させ、前記トレイの光ディスク装着領域外部であって前記第1の開口と対向する部分に第2の開口を設け、前記トレイの基板は前記光ピックアップモジュールが取り付けられたときに前記光ピックアップモジュールの上側を覆うカバーの機能を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記第1の主面側に光ディスクを装着し、光ディスクを回転駆動手段により回転させて光ディスクの外周部に生じる気体流を前記第2の開口を通して、前記トレイにおける前記第1の主面と反対側の第2の主面と前記筐体との間に導く手段を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記第1の開口は前記光ディスク装着領域部と連通して設けられていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記第1の開口は回転駆動手段と光ピックアップモジュールの外端の間に設けられ、前記第1の開口の回転駆動手段と反対側の端部は、トレイの前端面側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 前記第2の開口が回転駆動手段に対してトレイの前端面部分に設けられたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 前記筐体の中央部分の厚みが14mm以下であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555759B2 (en) 2005-03-10 2009-06-30 Panasonic Corporation Optical pickup device and optical disk device

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